「スティール・ボール・ラン」の版間の差分

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{{Infobox animanga/Header
| タイトル= スティール・ボール・ラン
| ジャンル= ホラー・アドベンチャー、[[冒険活劇]]<br />[[西部劇]]<br />[[ハードボイルド]]
}}
{{Infobox animanga/Manga
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当初は[[ストーンオーシャン|Part6]]までと同じく、『WJ』にて連載されていた。ストーリーとの兼ね合いから「10週前後で休載し、描きためる」手法を使ったため、週刊連載にもかかわらず1週31ページというペースでの掲載が行われた(他の連載作品は通常19ページ前後)。その間に『WJ』の増刊号『[[週刊少年ジャンプの増刊号|青マルジャンプ]]』に番外編を掲載している。2度目の中断後、2週掲載されたのみで『WJ』での連載が再開未定となった。そして『UJ』2005年4月号にプロローグ編が掲載され、続く5月号から本格的に連載再開された。この『UJ』への移籍時に、タイトルが現行のものへ改められた。話数カウントが、『UJ』連載ではリセットされたが、単行本では通算されているためズレがある。
 
『UJ』への移籍について、荒木飛呂彦は複数の理由を述べている。「ダイナミックな画面表現と、繊細な心理描写をかねそなえた作品を描こう、と思ったから」「海外ドラマ『[[24 -TWENTY FOUR-|24]]』や、三部作の映画『[[ロード・オブ・ザ・リング (2001年の映画)|ロード・オブ・ザ・リング]]』といった、壮大なボリュームの物語が増えてきた影響」「週刊連載のコンパクトな起承転結の繰りかえしじゃなくて、もっと大きな物語を語りたくなった」<ref name="Manga Meister">{{citeCite web |和書|url=http://plaza.bunka.go.jp/museum/meister/manga/vol3/ |publisher=文化庁メディア芸術プラザ([[文化庁]]) |work=Manga Meister |title=Vol.3 荒木 飛呂彦 |archivedate=2007年12月17日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071217021014/http://plaza.bunka.go.jp/museum/meister/manga/vol3/ |accessdate=2015-9-10 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref><!--「40代半ばから体のあちこちが痛むようになり、月産80ページから60ページに減らすために月刊誌に移った」-->などと説明している。また、少年誌から青年誌に移籍したことで同性愛やDV、レイプなどの倫理上繊細な記述が増えたが、これについては「40歳をこえて、倫理性にまつわる表現も描かなくちゃダメだろう、と思ったんですね。(中略)ぼくもターゲットを若い読者だけに限定していたら、作品が窮屈になるんじゃないかな、と思ったんですね<ref name="Manga Meister"/>」と答えている。
 
2010年3月4日に発売された単行本第20巻で『ジョジョ』シリーズは通算100巻に達した{{Efn2|name="anniversary"}}。
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: 主催者スティールによる記者会見が行われ、レースの詳細が説明される。ジョニィ・ジョースターがジャイロ・ツェペリと出会い、レースへの参加を決める。
; 1st.STAGE(単行本第1〜3巻)
: ジャイロはディエゴ・ブランドーらと接戦を演じ、鉄球の力で1着となる。しかし、鉄球を投げた行為がサンドマンへの走行妨害と見なされ21位に降格される。
; 2nd.STAGE(単行本第3〜6巻)
: ジャイロはジョニィを認め、協力して砂漠越えに挑む。ジャイロとジョニィはブンブーン一家の襲撃を受けるが、マウンテン・ティムに助けられ、スタンド能力について知る。さらにジョニィは「聖なる遺体」の左腕を手に入れ、レースの裏の目的が、アメリカ政府が遺体の全身を集めることだということが判明。大統領は既に遺体の心臓を所有する。
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: ジャイロとジョニィとホット・パンツは、遺体の胴体を発見。敵のスタンド能力に捕らわれるが、ジョニィは「無限の回転」Act3を身につけて撃退。大統領がみずからジャイロとジョニィの前に姿を現し、遺体を横取り。
; 8th.STAGE(単行本第16〜23巻)
: 大統領の持つ能力が判明。ディオの遺体は大統領に強奪される。続いてルーシーが最後の遺体「頭部」を懐胎し、そのまま全身が遺体に変質する。大統領はルーシーを連れて列車でニューヨークへ向かい、ディオとホット・パンツが大統領に敗れる。ジャイロは「騎兵黄金の回転」で大統領に挑むが僅差で敗れる。ジョニィは大統領に「騎兵黄金の回転」Act4をたたき込んで倒す。ジャイロはジョニィに別れを告げ、昇天する。ジョニィは、自分の足で立って歩けるようになっていた。
; 9th.STAGE(単行本第23〜24巻)
: 大統領によって異世界から連れてこられたもう一人のディオが遺体を盗みレース続行。ジョニィとディオの最終決戦がくり広げられる。
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=== 出資者・出資条件 ===
* イースト アンド ウエスト・トリビューン紙 ※独占取材権
* ウィンチェスター連発銃製造会社([[変人偏屈列伝]]に登場する企業)
* スピードワゴン石油株式会社(Part1-6の[[ロバート・E・O・スピードワゴン|スピードワゴン財団]]と同名がつけられた企業)
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=== 主要人物 ===
 
;==== ジョニィ・ジョースター ====
: 声 - [[水島大宙]] / [[梶裕貴]]
: 愛馬 - スローダンサー(11歳 /[[アパルーサ (馬)|アパルーサ]])
: 本作品Part7の主人公の一人で、Part7のジョジョ。ゼッケン番号?-939。一流騎手だったが、トラブルを起こして撃たれ、下半身不随の身となった。19歳。
: スタンドは自身の爪を高速に回転させて、弾丸のように発射する「タスク」。精神と技術の成長に伴いヴィジョンが進化して、足が確立していく。
: レース優勝自体に興味はない。ジャイロの鉄球の回転や聖なる遺体に希望を見出し、歩けるようになりたいとレースに臨む。
{{main|ジョナサン・ジョースター#ジョニィ・ジョースター}}
 
; ジャイロ・ツェペリ
==== ジャイロ・ツェペリ(ユリウス・カエサル・ツェペリ) ====
: 声 - [[浜田賢二]] / [[三木眞一郎]]
: 愛馬 - ヴァルキリー(4歳 / [[:en:Stock horse|ストック・ホース]])
: 本作Part7の主人公の一人。ゼッケン番号B-636。24歳。法治国家[[ナポリ|ネアポリス]]王国の医師・法務官である。前歯に"GO! GO! ZEPPELI"と彫られた金歯を挿しており、「ニョホ」と笑う癖がある。両脇のガンベルトに、掌に収まる程度の大きさの「[[鉄球]]」を1つずつ収納し持ち歩いている。法治国家父に名付けられた秘密の本名は「[[ナポガイウス・ユウス・カエサル|ネアポ・カエサル]]王国の医師法務官。伝統ある死刑執行人の家系でもあるツェペリ家の長男(5人兄弟」(英語読み:ジュリアス・シーザー・ツェペリに生まれる高い才能を持ち[[ファントムブラッド|Part1]]安定[[戦闘潮流|Part2]]に同姓のキャラクターが存在た人格で順風満帆な人生を送っいた。しかしおり父グレゴ特にPart2に登場したシーザー・ツェペオの後継ぎはファーストネームも一致している。作劇上最初名前任務由来回転ゴマの[[ジャイロ効果]]からであり回転や限のエネルギーから連想した命名が法で死罪判決が下という<ref>『JOJOVELLRE3HISTORY』153ページ。</ref>。モデルとなった「靴磨きの少年マ人物は、実際に死刑執行人として[[コ」イ16世 (フランス王)|ルイ16世]]などの著名人の処刑であった。そのことどう使役ても納得がいかず日々不満を募らせていたところ、SBRレースと優勝による[[シャルル=アンリ・サンソン]]」<ref>[[MEN'S NON-NO]] 2007年 12月号 P246 『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世恩赦」刎ねた男』の荒木飛呂彦による書評よ。</ref>。綴りは "Gyro Zeppeli" だが『[[ジョジョの奇妙な冒険 オーコを救うためにレスタバトル|オール参加を決意すターバトル]]』以降の北米版では、"Jayro Zeppeli" とされている。
:; '''人物像'''
: ネアポリス国籍を隠してレースに参加し、第1ステージでは鉄球の技術と大胆な馬術で1位で通過する。すぐさま注目を浴び、また「聖なる遺体」を狙うヴァレンタイン大統領も目をつけられ、第2ステージからは(遺体を目的とするジョニィに巻き込まれる形で)執拗に命を狙われることになる。遺体の効果と価値を認めながらも、遺体の取得を「自身の生き方を納得させる手段」と捉えており、ジョニィとは異なる。レースに優勝して祖国で恩赦を得ることを最優先で行動するものの、ジョニィに付き合う形で遺体取得に乗り出す。遺体の正体にも勘付いているが、畏れ多すぎるために確定ができていない。
:: 言動から破天荒で奇妙な性格だと誤解されるが、その行動は理性と理論に裏打ちされ、常に臨機応変かつ緻密で大胆。当初は同行を拒んでいたジョニィと結局レース終盤まで行動を共にしているなど、人懐っこく面倒見のいい性格をしている。一方で、人間くさいコミカルな側面も時折垣間見せる。かつて女性関係で痛い目を見たことがあり、また馬には女性を載せないというマイルールがある。
:: 戦闘への姿勢は、自衛。正々堂々と打ち倒す。理不尽な暴力と殺人には否定的。優秀で強いが、甘さという欠点があることは、ジョニィやリンゴォにも指摘されている。極限では、ジョニィの黒さやディエゴの飢えに及ばず、ならばどう克服するか、己の課題とする。また遺体の効果と価値を認めながらも、遺体の取得を「自身の生き方を納得させる手段」と捉えており、ジョニィとは異なる。
:: レースに優勝して祖国で恩赦を得ることを最優先で行動するものの、ジョニィに付き合う形で遺体取得に乗り出す。遺体の正体にも勘付いているが、畏れ多すぎるために確定ができずにいる。能力は高いがまだ若く、父ほど達観に徹することができていない。医療現場で「母子2人のうち1人しか助けられない」場面で2人とも助けようとする優しさがあるが、これが父ならば自分で二者択一を決定し、ジャイロは葛藤し患者の身内に決めてもらおうという未熟さとなって差が現れる。
:; '''略歴'''
: 第8ステージで大統領のD4C(遺体の加護=ラブトレイン)と戦う。「騎兵の回転」を会得して後一歩まで追い詰めるものの、僅差で敗れ、死亡する。
:: ネアポリス王国の医者であったグレゴリオ・ツェペリの長男(5人兄弟)に生まれる。
: 最初からスタンドを視認できている。さらに第3ステージで「遺体の右眼」を手に入れたことによってスタンド能力「スキャン」が開花する。遺体に起因する能力のため、第4ステージで遺体をルーシーに譲り、手放す。
:: 13歳になった時、父親と共に国王の城へ赴き、父が死刑囚の死刑を執行するのをその目で見てツェペリ一族が380年もの伝統がある死刑執行人の家系であることを知る。彼に対して父が今まで鉄球の回転のことを教えてきたのは、死刑執行の際に囚人が苦しまないように用いるためであり、また人間の身体を知り尽くして斬首を一度で成功させるために、父をはじめ一族は医学と戦闘術を学んでいた。そして彼の助手としての最初の仕事は、父が死刑執行に用いた剣を洗い清めることであった。ツェペリ家の「死刑執行官」としての姿を知っているのは父親とその妻、そして長男のみであり、普段は医師として一般社会で生活していた。ジャイロももの心つく頃からそういった教育を受けて育った。
: レースでは、第1ステージでは1位降格21位、第6ステージでは1位。総じて高順位であった。
:: ある時ジャイロは医師としてウェカピポの妹の治療にあたっており、視力を治すのに失敗したことを悔いていたが、父から彼女の事情を聞かされた(後にウェカピポと戦った時にこのことを彼に説明して自害を思いとどまらせている)。世襲制によりジャイロは25歳で父の地位を受け継ぐことになっていた。
: 父に名付けられた秘密の本名は「[[ユリウス・カエサル]]・ツェペリ」(英語読み:ジュリアス・シーザー・ツェペリ)。[[ファントムブラッド|Part1]]、[[戦闘潮流|Part2]]に同姓のキャラクターが存在しており、特にPart2に登場したシーザー・ツェペリとはファーストネームも一致している。作劇上の名前の由来は回転ゴマの[[ジャイロ効果]]からであり、回転や無限のエネルギーから連想した命名だという<ref>『JOJOVELLRE3HISTORY』153ページ。</ref>。モデルとなった人物は、実際に死刑執行人として[[ルイ16世 (フランス王)|ルイ16世]]などの著名人の処刑に使役していた「''[[シャルル=アンリ・サンソン]]''」<ref>[[MEN'S NON-NO]] 2007年 12月号 P246 『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男』の荒木飛呂彦による書評より。</ref>。
:: 高い才能を持ち、安定した人格で順風満帆な人生を送っていたジャイロであったが、父の後継ぎとしての最初の任務は、国家反逆罪により死罪判決が下った「靴磨きの少年マルコ」の処刑であった。彼はただ男爵の屋敷で靴を磨いていただけだったが、男爵が企てていた国王の暗殺計画を知っていたはずだと決め付けられ、死刑を言い渡された。そのことにどうしても納得がいかず日々不満を募らせていたところ、SBRレースと優勝による「国王の恩赦」を知り、マルコを救うためにレース参加を決意する。
: 綴りは "Gyro Zeppeli" だが、『[[ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル|オールスターバトル]]』以降の北米版では、"Jayro Zeppeli" とされている。
:'''; 作中の行動'''
:: ネアポリス国籍を隠してレースに参加し、第1ステージでは鉄球の技術と大胆な馬術で1位で通過する。すぐさま注目を浴び、ヴァレンタイン大統領に目的が「聖なる遺体」の取得と既に取得した可能性を疑われ、第2ステージからはテロリストとスタンド使いに執拗に命を狙われることになる。ジョニィとはレース前に出会い、当初はぞんざいに扱っていたが次第に彼を認め、協力関係を築いていき、最終的には互いに冗談や秘密を言い合ったりする程の「友」になっていった。
:: 第3ステージでは「遺体の右眼」を手に入れたことによってスタンド能力「スキャン」が開花する。遺体に起因する能力のため、第4ステージで遺体をルーシーに譲り、手放す。同じく第4ステージで遭遇した大統領の刺客・リンゴォには自身の戦闘への姿勢を「対応者」であると断定され、当初は相手にもされなかったが、その後覚悟を決めて1対1の真剣勝負を行い勝利する。このリンゴォとの戦いは後にジャイロの考え方に大きな影響を与えることになる。
:: 第8ステージで大統領のD4C(遺体の加護=ラブトレイン)と直接対決し、「騎兵の回転」を会得して後一歩まで追い詰めるものの、僅差で敗れ、死亡する。彼の意思はジョニィが受け継ぎ、ヴァレンタイン大統領を攻略する糸口を与えた。彼の遺体はジョニィが祖国にいる家族の元へ送り届けた。ツェペリ一族はその後他国へと移り住んだといが、詳しいことは分かっていない。
:: レースでは、第1ステージでは1位降格21位、第6ステージでは1位。総じて高順位であった。
:; 鉄球
:: 肉体を動かさずに掌にある物体に「回転」を加える特殊技術によって鉄球を回転させ、回転する鉄球の振動が生み出す「波紋」によって様々な効果を引き起こす。特に生物の肉体に及ぼす効果は多様であり、これを戦闘に応用する。また鉄球に自然界に存在する「[[黄金長方形]]」を見て「黄金の回転」を加えることによって真の力を発揮する。なお、鉄球の回転は代々処刑人と医者を務める彼の一族が「処刑と医術」のために発展させた「技術」であり、スタンド能力ではない。ただし、これはPart1・[[戦闘潮流|Part2]]の「波紋」と共に、"スタンド能力に近づく"「技術」であると説明されている<ref>コミックス第10巻</ref>。
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:: 遺体の右眼の力によるスタンド能力。今まで使っていた鉄球に右目が搭載され、より精密な操作が可能となった。また相手に鉄球をぶつける、もしくは鉄球が生み出す「波紋」により、相手の肉体を調べ弱点を見抜いたりするのにも使われる。
:; ボール・ブレイカー
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - B】
:: ツェペリ一族が盾や甲冑を身につけた中世の騎士の防御を突き抜けるために開発し、長らく廃れていた技術をジャイロが復刻させたもの。ジャイロ自身の投球と馬の走行形から得た二つの黄金長方形の回転によって放たれた鉄球の無限回転エネルギーは固有の像(ヴィジョン)を持つスタンド能力として発現し、たとえ鉄球が止められたとしてもその回転エネルギーは次元の壁の防御すら超える。D4C-ラブトレインとの戦闘において発現した。助けたルーシーを馬に乗せていたことで、ルーシーと大統領の直線上で戦うこととなり、投擲攻撃がラブトレインの光のヒビ上を通ることになり、鉄球が歪んで非真球の攻撃となり、止めを刺すには至らなかった。不完全な回転ながら、大統領へのダメージは、皮膚が老化し、髪の毛が抜け落ちる現象が起こった。
:: 劇中ではスタンド能力であるとの説明はなかったが、『JOJOVELLER』ではスタンド能力として扱われている。荒木は技術が最終的にスタンド能力化したと解説している<ref name=":0">「Commented by Hirohiko Araki」『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』258-297頁。</ref>
 
;==== ディエゴ・ブランドー ====
: 声 - [[加藤将之]] / [[子安武人]]
: 愛馬 - シルバーバレット(4歳 / [[アラブ種|アラブ]]・[[サラブレッド]]混血)
: イギリスの天才騎手。通称・ディオ(Dio)。Part1・[[スターダストクルセイダース|Part3]]の[[ディオ・ブランドー]]と同姓で、言動・性格の一部などもディオに似通っている。
: レースのライバル。勝つためなら、運営の監視をかいくぐって卑怯な手段を取る。優勝賞金も名誉も遺体も全て奪い取り、成り上がって権力を手にして社会を支配してやるという野心を抱く。スタンド「スケアリーモンスターズ」は、他人の能力を受け継いだ(≒奪った)もの。
:{{main|ディオ・ブランドー#ディエゴ・ブランドー}}
; ファニー・ヴァレンタイン
: 声 - [[加瀬康之]]<ref name="famitsu20130829">{{cite web|url=https://www.famitsu.com/news/201308/29039005.html|title=『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』発売! 川尻浩作&ヴァレンタイン&矢安宮重清を解説!|accessdate=2020-09-22|date=2013.08.29}}</ref>
: '''概要'''
:第23代[[アメリカ合衆国大統領]]。1847年9月20日生まれ。レース開催時である1890年9月25日時点で43歳だが、一部シーンでは48歳と表記されている<ref>単行本17巻8ページ</ref>。スカーレットとの間に子供はいない。
: 立場を利用してレースの外側からいくらでも駒を送り込めるという、作中最大の敵。
: 初登場からラストバトルまでの過程で徐々に大きく美形になっていった人物である。具体的には、序盤では肥満体として描かれていたが、第7ステージのアクセル戦を境に筋肉質な体格に変化していった。これは読者からも指摘されており、作者の荒木は「まぁ、あれは鍛えているからいいってことで(笑)」とコメントしている<ref>『JOJOmenon』23ページ</ref>。背中には軍人時代に戦争へ行った時に拷問されてできた星条旗型の古傷がある。
:靴音を立てずに歩ける。規則正しく昼休みに眠る習慣がある。
:また、6巻にファニーの過去を描いた短編『ザストーリーオブ ファニー・ヴァレンタイン』がある。
:荒木によると、大統領がボスなのは『[[インデペンデンス・デイ]]』で大統領自ら戦いに赴くのを見た影響から<ref name=":0">「Commented by Hirohiko Araki」『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』262-297頁。</ref>。なお、あくまで架空の大統領であり、実在した第23代・1890年時の大統領は[[ベンジャミン・ハリソン]]である。
: '''人物像'''
:元軍人であり、「愛国心」を絶対的価値観としている。同じく軍人で、戦死した父の遺品であるハンカチがファニーの原点であり、そこから「愛国心」と「父の愛」を学んだ。父親のことは立派な人物であったと称し、自身のスタンド能力を用いて父親が死んでいない並行世界を何度も探したという。この話を聞いたジョニィは自身と比較し、「僕よりは……人として「正しい道」を歩いている」と感じている。
:政治的手腕にも優れ、国民の支持は高い{{Efn2|最終話で判明した支持率は91%}}。さらに「世の中はプラスとマイナスが均衡し、全ての人間が幸せになることはありえない」という思想から、プラス面をアメリカが取りマイナス面を他国に冷徹に押し付ける。また、最初に「ナプキンを取れる者」が全てを決められるという信条も持ち合わせており、自身がナプキン([[不朽体|'''聖なる遺体''']])を手に入れることでアメリカ国民の安全を保障し、ひいてはアメリカを「'''世界の全ての中心'''」にすることを願う。この信条のもと、並行世界の彼らは全員「基本世界のナプキンを取ること(遺体獲得)」を最優先とし、基本のヴァレンタインに協力する。
: 決断が早い。戦いで犠牲が出るからこそ「大切なもの」が手に入るという考えも持っており、必要と判断すれば部下であろうと自国民であろうと容赦なく切り捨てる冷酷な一面もある。一方で、「力」や「支配」を目的とした私利私欲の行動は一切ない。全てはアメリカのために「絶対」と判断しての行動であると考えており、アメリカがトップに立つためなら手段は択ばない。荒木も大統領について、「個人から見るとすごい悪」だが「国という単位で見ると、ヴァレンタイン大統領のやっていることは正しいと思える」とコメントしている<ref>{{Cite web|title=「『ジョジョ』が25年続いている理由」―荒木飛呂彦氏が語る|url=https://xtrend.nikkei.com/atcl/trn/pickup/20121009/1044420/|website=日経クロストレンド|accessdate=2020-09-16|language=ja|last=日経クロストレンド}}</ref>。また同インタビューで、これは前作『[[ストーンオーシャン]]』に登場した[[エンリコ・プッチ]]を描くときと同じく「悪党の正論」を意識したものであるとも語っている。
: また荒木は、主人公の正義と敵役の悪の説明において、最大の敵役であるヴァレンタインの正義を肯定しつつ、ただしその正義のために弱者を犠牲にしているところが、主人公からも読者からも肯定できない悪であり、それゆえヴァレンタインは主人公になれないと解説している<ref>集英社文庫『荒木飛呂彦の漫画術』68ページ。</ref>
: '''略歴'''
: 幼少期、陸軍の兵士だった父親が戦争で敵国の捕虜になり拷問死する。しかし、ファニーへの思いに支えられた愛国心から、死ぬまで敵に屈することは無く、そのことを父親の親友であったヴァレンタイン大尉から教わり成長した。この時渡された父親の遺品であるハンカチは、以来ずっと彼の心の支えである。後に母親とヴァレンタインが再婚し、彼も改姓する。
: 成長した後は軍隊に入隊し、サンディエゴの砂漠での訓練中に部隊ごと遭難した際、偶然その流砂の中に「聖なる遺体」の心臓部を発見したことにより奇跡的に生還した。彼はこの出来事に何らかの宿命を感じ、遺体の全てを集めることを決心した。
: その後、アメリカ合衆国議会の下院議員になり、[[アリマタヤのヨセフ]]の地図と出会う。当初その地図の意味を理解していなかったが、地図が示す場所の一つであるサンディエゴの東への捜索隊に同行した際、全員が流砂に飲み込まれまたもや彼一人だけが生き残った。ただ一人帰還した彼は、その後急速にのし上がり、ついに大統領に登りつめる。
:なお、ファニーが遺体の心臓を得た経緯の説明には2種類あり、変わっている。初出の6巻時点では、議員時代に地図を頼りに清教徒捜索隊に加わり砂漠で死に瀕した際に遺体の心臓を発見し、生還したと思われる描写がある。しかし後の17巻では、軍人時代に砂漠で遭難した際に心臓を得たと説明されている。
:'''作中の行動'''
:第2ステージから登場。連載が『ウルトラジャンプ』に移籍した翌話で登場した。
: 前述の地図が大陸全土に散らばった「聖なる遺体」のありかを示していることに気づいたファニーは、スティーブン・スティールと出会い、彼が企画する北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を裏で後押しする。また、その過程で同じく「遺体」を集めようとしているジョニィ・ジャイロと敵対し、立場を利用して様々な刺客を送り込む。同時に、サンドマンやディエゴらレース参加者とも裏で接触・取引し、ジョニィらを妨害しつつ遺体を集めようと試みる。
:その後は大統領としてレースを見物しながら状況を見ていたが、第7ステージよりついに自らが動き出す。[[ゲティスバーグ]]に突然現れ、ジョニィと戦闘していたアクセル・ROを背後から撃ち殺し頭部以外の遺体を奪取した。
: そして第8ステージではフィラデルフィアに戻り、スカーレットの正体がルーシーであることを見破り、同時に彼女が遺体の頭部を懐胎したことを知った。その後はウェカピポ、ディエゴ、ホットパンツらを始末しつつルーシーを確保し、ついに全遺体を手中にした。これにより遺体の加護による新能力「ラブトレイン」を得て無敵と化し、ジャイロを倒す。ジョニィを追い詰める際に爪弾をあえて撃たせる余裕を見せたことが仇となり、タスクACT4の「無限の回転」にD4Cとラブトレインを攻略される。窮地に陥ったことで、ジョニィに別の世界のジャイロを連れてくる代わりに回転を止めるよう取引を持ち掛けるが、わずかに疑ったジョニィの機転で本性を暴かれてしまう。最後は爪弾と銃弾の決闘となり、頭部を撃ち抜かれて絶命、D4Cと肉体も回転エネルギーで崩れ去り異次元に消える。
:遺体獲得後は誰にも奪われぬよう、ニューヨークの地下に特製のシェルターを建設していた。さらに自分の敗北を見越した保険として、並行世界のディエゴにタスクACT4の欠点を伝え、ジョニィ抹殺と遺体封印を託す。レース終了時には国民から惜しみない賞賛を受けたが、公的にはフィラデルフィア独立宣言庁舎を出たのを最後に行方がわからなくなっている。
:'''本編以外での登場'''
: ゲームの『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』にも登場。特に後者ではストーリーモードに深く関わっており、Part7の第8ステージ時から分岐して、天国に到達したDIOの部下となり主人公たちに敵対する。しかし本心ではDIOを危険視し、裏切って倒すことを画策していたが、DIOに背信がばれて殺される。主人公の承太郎に可能性を見出してヒントを伝えるような行動にも出たものの、あくまで純粋に敵キャラクターであるため、ストーリーモードでは仲間にならず操作できない。
: コラボノベライズ『[[JORGE JOESTAR]]』には、パラレル設定で、ヴァレンタイン一族が登場する。祖父ファニー80歳、父ファニアー50歳、アメリカ大統領ザ・ファニエストの3人と、並行世界からやって来た若いファニーがおり、彼らはイラストで髪型が異なる。ザ・ファニエストと並行世界のファニーは、D4Cをスタンドとしており、祖父ファニーと父ファニアーはスタンドが異なる。一族で思惑が異なり、父は究極生命体カーズを入手しようとしているが、祖父と孫と並行世界ファニーはカーズを危険視しDIOと手を結んで倒そうとする。
 
;==== ファニー・ヴァレンタイン ====
: 声 - [[加瀬康之]]<ref name="famitsu20130829">{{citeCite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201308/29039005.html|title=『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』発売! 川尻浩作&ヴァレンタイン&矢安宮重清を解説!|accessdate=2020-09-22|date=2013.08.29}}</ref>
: 第23代[[アメリカ合衆国大統領]]。1847年9月20日生まれ。レース開催時である1890年9月25日時点で43歳だが、一部シーンでは48歳と表記されている<ref>単行本17巻8ページ</ref>。スカーレットとの間に子供はいない。
: 立場を利用してレースの外側からいくらでも駒を送り込めるという、作中最大の敵。
: 初登場からラストバトルまでの過程で徐々に大きく美形になっていった人物である。具体的には、序盤では肥満体として描かれていたが、第7ステージのアクセル戦を境に筋肉質な体格に変化していった。これは読者からも指摘されており、作者の荒木は「まぁ、あれは鍛えているからいいってことで(笑)」とコメントしている<ref>『JOJOmenon』23ページ</ref>。背中には軍人時代に戦争へ行った時に拷問されてできた星条旗型の古傷がある。
: 靴音を立てずに歩ける。規則正しく昼休みに眠る習慣がある。
: また、6巻にファニーの過去を描いた短編『ザ ストーリー オブ ファニー・ヴァレンタイン』がある。
: 荒木によると、大統領がボスなのは『[[インデペンデンス・デイ]]』で大統領自ら戦いに赴くのを見た影響から<ref name=":0">「Commented by Hirohiko Araki」『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』262-297頁。</ref>。なお、あくまで架空の大統領であり、実在した第23代・1890年時の大統領は[[ベンジャミン・ハリソン]]である。
:; 人物像
:: 元軍人であり、「愛国心」を絶対的価値観としている。同じく軍人で、戦死した父の遺品であるハンカチがファニーの原点であり、そこから「愛国心」と「父の愛」を学んだ。父親のことは立派な人物であったと称し、自身のスタンド能力を用いて父親が死んでいない並行世界を何度も探したという。この話を聞いたジョニィは自身と比較し、「僕よりは……人として正しい道を歩いている」と感じている。
:: 政治的手腕にも優れ、国民の支持は高い{{Efn2|最終話で判明した支持率は91%}}。さらに「世の中はプラスとマイナスが均衡し、全ての人間が幸せになることはありえない」という思想から、プラス面をアメリカが取りマイナス面を他国に冷徹に押し付ける。また、最初に「ナプキンを取れる者」が全てを決められるという信条も持ち合わせており、自身がナプキン([[不朽体|'''聖なる遺体''']])を手に入れることでアメリカ国民の安全を保障し、ひいてはアメリカを「'''世界の全ての中心'''」にすることを願う。この信条のもと、並行世界の彼らは全員「基本世界のナプキンを取ること(遺体獲得)」を最優先とし、基本のヴァレンタインに協力する。
:: 決断が早い。戦いで犠牲が出るからこそ「大切なもの」が手に入るという考えも持っており、必要と判断すれば部下であろうと自国民であろうと容赦なく切り捨てる冷酷な一面もある。一方で、「力」や「支配」を目的とした私利私欲の行動は一切ない。全てはアメリカのために「絶対」と判断しての行動であると考えており、アメリカがトップに立つためなら手段は択ばない。荒木も大統領について、「個人から見るとすごい悪」だが「国という単位で見ると、ヴァレンタイン大統領のやっていることは正しいと思える」とコメントしている<ref>{{Cite web|和書|title=「『ジョジョ』が25年続いている理由」―荒木飛呂彦氏が語る|url=https://xtrend.nikkei.com/atcl/trn/pickup/20121009/1044420/|website=日経クロストレンド|accessdate=2020-09-16|language=ja|last=日経クロストレンド}}</ref>。また同インタビューで、これは前作『[[ストーンオーシャン]]』に登場した[[エンリコ・プッチ]]を描くときと同じく「悪党の正論」を意識したものであるとも語っている。
:: また荒木は、主人公の正義と敵役の悪の説明において、最大の敵役であるヴァレンタインの正義を肯定しつつ、ただしその正義のために弱者を犠牲にしているところが、主人公からも読者からも肯定できない悪であり、それゆえヴァレンタインは主人公になれないと解説している<ref>集英社文庫『荒木飛呂彦の漫画術』68ページ。</ref>
:; 略歴
:: 幼少期、陸軍の兵士だった父親が戦争で敵国の捕虜になり拷問死する。しかし、ファニーへの思いに支えられた愛国心から、死ぬまで敵に屈することは無く、そのことを父親の親友であったヴァレンタイン大尉から教わり成長した。この時渡された父親の遺品であるハンカチは、以来ずっと彼の心の支えである。後に母親とヴァレンタインが再婚し、彼も改姓する。
:: 成長した後は軍隊に入隊し、サンディエゴの砂漠での訓練中に部隊ごと遭難した際、偶然その流砂の中に「聖なる遺体」の心臓部を発見したことにより奇跡的に生還した。彼はこの出来事に何らかの宿命を感じ、遺体の全てを集めることを決心した。
:: その後、アメリカ合衆国議会の下院議員になり、[[アリマタヤのヨセフ]]の地図と出会う。当初その地図の意味を理解していなかったが、地図が示す場所の一つであるサンディエゴの東への捜索隊に同行した際、全員が流砂に飲み込まれまたもや彼一人だけが生き残った。ただ一人帰還した彼は、その後政治的手腕と人望で急速に頭角を現上がりつい1889年第23代アメリカ合衆国大統領に登りつめ就任する。
:: そして前述の地図が大陸全土に散らばった「聖なる遺体」のありかを示していることに気づいたファニーは、スティーブン・スティールと出会い、彼が企画する北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を裏で後押しする。
:: なお、ファニーが遺体の心臓を得た経緯の説明には2種類あり、変わっている。初出の6巻時点では、議員時代に地図を頼りに清教徒捜索隊に加わり砂漠で死に瀕した際に遺体の心臓を発見し、生還したと思われる描写がある。しかし後の17巻では、軍人時代に砂漠で遭難した際に心臓を得たと説明されている。
:; 作中の行動
:: 前述の地図が大陸全土に散らばった「聖なる遺体」のありかを示していることに気づいたファニーは、第2ステブン・スティールと出会い、彼が企画する北アメリカジから登場。大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を裏で後押利用、アメリカ全土に散らばる「聖なる遺体」を全て集めることを画策する。また、その過程で同じく「遺体」を集めようとしているジョニィ・ジャイロと敵対し、立場を利用して様々な刺客を送り込む。同時に、サンドマンやディエゴらレース参加者とも裏で接触・取引し、ジョニィらを妨害しつつ遺体を集めようと試みる。
:: その後は大統領としてレースを見物しながら状況を見ていたが、第7ステージよりついに自らが動き出す。[[ゲティスバーグ]]に突然現れ、ジョニィと戦闘していたアクセル・ROを背後から撃ち殺し頭部以外の遺体を奪取した。
:: そして第8ステージではフィラデルフィアに戻り、スカーレットの正体がルーシーであることを見破り、同時に彼女が遺体の頭部を懐胎したことを知った。その後はウェカピポ、ディエゴ、ホットパンツらを始末しつつルーシーを確保し、ついに全遺体を手中にした。これにより遺体の加護による新能力「ラブトレイン」を得て無敵と化し、ジャイロを倒す。ジョニィを追い詰める際に爪弾をあえて撃たせる余裕を見せたことが仇となり、タスクACT4の「無限の回転」にD4Cとラブトレインを攻略される。窮地に陥ったことで、ジョニィに別の世界のジャイロを連れてくる代わりに回転を止めるよう取引を持ち掛けるが、わずかに疑ったジョニィの機転で本性を暴かれてしまう。最後は爪弾と銃弾の決闘となり、頭部を撃ち抜かれて絶命死亡、D4Cと肉体も回転エネルギーで崩れ去り異次元に消える。
:: 遺体獲得後は誰にも奪われぬよう、ニューヨークの地下に特製のシェルターを建設していた。さらに自分の敗北を見越した保険として、並行世界のディエゴにタスクACT4の欠点を伝え、ジョニィ抹殺と遺体封印を託す。レース終了時には国民から惜しみない賞賛を受けたが、公的にはフィラデルフィア独立宣言庁舎を出たのを最後に行方がわからなくなっている。
:'''; 本編以外での登場'''
::* ゲームの『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』にも登場。特に後者ではストーリーモードに深く関わっており、Part7の第8ステージ時から分岐して、天国に到達したDIOの部下となり主人公たちに敵対する。しかし本心ではDIOを危険視し、裏切って倒すことを画策していたが、DIOに背信がばれて殺される。主人公の承太郎に可能性を見出してヒントを伝えるような行動にも出たものの、あくまで純粋に敵キャラクターであるため、ストーリーモードでは仲間にならず操作できない。
::* コラボノベライズ『[[JORGE JOESTAR]]』には、パラレル設定で、ヴァレンタイン一族が登場する。祖父ファニー80歳、父ファニアー50歳、アメリカ大統領ザ・ファニエストの3人と、並行世界からやって来た若いファニーがおり、彼らはイラストで髪型が異なる。ザ・ファニエストと並行世界のファニーは、D4Cをスタンドとしており、祖父ファニーと父ファニアーはスタンドが異なる。一族で思惑が異なり、父は究極生命体カーズを入手しようとしているが、祖父と孫と並行世界ファニーはカーズを危険視しDIOと手を結んで倒そうとする。
:; Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】
:: 略称は'''D・D・D・D・C'''または'''D4C'''(ディー・フォー・シー)。人型のスタンドで、巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と、全身にある縫い目状の模様が特徴。[[パラレルワールド]]間を自在に行き来することができ、他者を並行世界へ引きずり込む(または送り出す)こともできる。2物体の隙間に挟まれることで発動する。秘密を見抜いて条件を満たせば、大統領以外の者でも戻れる。また2世界の(大統領以外の)人物・物体は、近づいたり触れると崩壊死する。また後述のように、D4Cの力を以ってしても「聖なる遺体」のみは異世界へ持ち運べない。
:: そして行き来した並行世界同士を「同じ場所に同時に存在」させることができる。別の2世界のDioとウェカピポの行動を操り、3つの世界から大統領・Dio・ウェカピポの3人が同時にジョニィを銃撃したことで、目撃証言に差異が出て犯人が特定できなくなった。
:: 致命傷を負ったとしても、即死さえ回避すれば、並行世界に逃げてその世界の大統領にD4Cと記憶を継承させて、無傷で復活す。代わりに別次元こと、元の世界の大統領んでしまう構わ、並行世界の大統領を基盤世界(聖る遺体が存在する世界)へ向かわせることができる。D4Cの移動に際して、ある種の「重力」によって同一性を保持している。
:: ジャイロの「ボール・ブレイカー」でダメージを受け、以後は外殻が剥がれてむき出しの姿となる。Part7では珍しい、像が人型の「近距離パワー型」スタンドだが、格闘能力は恐竜化したディオに一歩劣る上、射程も短いので爪弾や鉄球には一方的に攻撃されるだけであった。
:: 荒木によると今までにないボスのシルエットということで耳をとがらせており、[[野球]]のボールのように革を縫い合わせたようなイメージでデザインされている<ref name=":0" />。
:: 『オールスターバトル』以降の北米版では、略称の "D4C" はそのままだが、正式名称は "Filthy Acts at a Reasonable Price" とされている。
:; D4C-ラブトレイン-
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
:: 完全なる遺体=ルーシーが、所有者ヴァレンタインに付与した新能力。ルーシーを基点に生まれた光の空間の隙間をヴァレンタインだけが移動できる。遺体にはこの世のあらゆる善が空間の隙間に濾過されて集まっており、害悪は隙間に入れず遠くのどこかに飛ばされる。そのため、大統領が隙間の中にいる間はここに放たれた攻撃は大統領に通用することは無く、その攻撃を何らかの災厄の形に変換してどこかの誰かへに肩代わりさせる。また、敵対者は小さな傷を負うだけで、害悪たる傷がだんだん心臓に向かって上っていき、傷が心臓に達すれば死ぬ。
:: これを突破できるのは、騎兵の回転エネルギーのみ。鉄球や爪弾自体は光が阻むが、しみ出た回転エネルギーがスタンドと化して、大統領とD4Cの重力を破壊する。
198 ⟶ 205行目:
: レース途中で遺体を巡る陰謀を知り、優勝賞金を得るよりも大統領との取引に応じた方がより現実的と判断、第5ステージにてDioと協力してジョニィの遺体を狙う。スタンド能力と地形を利用した戦術でジャイロを行動不能にし、ジョニィを窮地に陥れる。だが黄金長方形を会得したジョニィのタスクACT2爪弾と即席の小鉄球をくらい敗北、死亡した。
:; イン・ア・サイレント・ウェイ
:: 【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - B】
:: 切る音、燃える音など、音を擬音文字の物体として具現化し操るスタンド。具現化した音に触れたものにその音と同様の効果をもたらす。切る音ならズタズタに破壊され、燃える音なら高熱に焼かれる。人間や、Dioの恐竜に音を乗せるなど応用も可能であり、触れた物はダメージを受ける。音を水中に流し込むと波となって遠隔攻撃として伝わる。見える音に織り交ぜた見えない音で不意を突いたり、波の干渉を利用して威力を上げたりといった応用も可能。
:: デザインのイメージはネイティブ・アメリカンの壁画や民芸品であり、ミスマッチ要素で胸に[[バラ]]があしらわれている<ref name=":0" />。
208 ⟶ 215行目:
: 荒木は本作の中でも気に入っているキャラクターだと語っている<ref name=":0" />。
:; オー! ロンサム・ミー
:: 【破壊力 - E / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - D】
:: ロープに触れた者の肉体をロープと一体化させ、バラバラに分解して自在に操るスタンド。自身は分解した自身をロープ上を長さの限り自在に移動することができるが、怪我などで切れた部分は直せないようだった。スタンド自体に攻撃力は無いが、銃を持った腕だけをロープで伸ばすなど死角からの奇襲攻撃ができる。
:: デザインのイメージはカウボーイの[[投げ縄]]<ref name=":0" />。
225 ⟶ 232行目:
: なお、彼は寝過ごしてスタートに遅れたため、ルール上は不正のフライングとみなされるはずだが、しれっとスルーされている。幸運度の表現が、雑誌掲載時には「10億人にひとり」から単行本では「50億人にひとり」に変わっている。予言の「2ヵ月」を超えるレース期間4ヵ月で、後半で運が尽きた描写もない。
:; ヘイ・ヤー
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 自我を持っており、本体のポコロコに助言を与えて自信を持たせるだけのスタンド。スタンドのヴィジョンは小さな人形のような姿。遺体とも悪魔の手のひらとも無関係に第1ステージで発現した。ポコロコの類稀なる幸運は彼自身のもので、スタンド能力によるものではない。このスタンドはその幸運を迷いなく信じられるように後押ししてくれるだけである。
; ロッカチュゴ男爵
240 ⟶ 247行目:
: 顔に網を被ったような風貌だが、荒木によると日焼け止めや虫よけであり、レースに参加するための知恵だという<ref name=":0" />。
:; ボクのリズムを聴いてくれ(Oye Como Va)
:: 【破壊力 - B / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
:: 触れた物をピン付のアナログ時計型の爆弾・地雷に変える能力を持つ、マントを着た[[鳥類]]のような姿のスタンド。爆弾化されたものは何かに触れ、触れたものが離れるとピンが抜けて爆発するが、爆発する前にピンを戻せば爆発を阻止できる。複数のものを同時に爆弾化することができ、水や煙など不定形な物も爆弾化できる。
:: デザインのイメージは[[アフリカ]]の民芸品<ref name=":0" />。
246 ⟶ 253行目:
: 一家揃ってスタンド使いの殺人鬼。第1ステージで起こった殺人事件の犯人であり、第2ステージの敵。
: 砂漠でスタンドを身につける。スタンド自体は知らず、インディアン伝説の呪い(から生き残り祝福を得た)とみなしている。連携攻撃が得意で、3人で対象を取り囲み、磁力の相乗効果によって効果を激増させ標的たちの肉体を破壊する戦法を得意とする。3対2と数で勝り、能力の相性も対ジャイロに優位。
: レースの順位を上げるために、第1ステージで3名の選手を殺害している。また何者か(オエコモバまたは大統領)に雇われてジャイロの命を狙ってきた。22巻大統領のセリフによると、全員死んだようである。
:; トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン・ツー・スリー
:: 【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - C】
:: 長い舌を持つ怪物型のスタンド。磁力で鉄分を操る。血縁者でほぼ同じ能力だが、個性がある。血を介して相手に触れることで、スタンドの術中にはめる。父がワン、長男がツー、次男がスリー。
:: 親子3人のスタンド像はそれぞれ少し違っているが、デザイン的には[[オオアリクイ]]をイメージしている<ref name=":0" />。
275 ⟶ 282行目:
: 第4ステージでジャイロ、ジョニィとトラブルが発生するも、プラム果樹園で道に迷い、リンゴォ・ロードアゲインとの交戦に際して共闘する。リンゴォに撃たれ、気を失っている間に負傷を肉スプレーで治してもらう(このときジョニィに女性であることを知られた)。第5ステージではサンドマンとの戦いで負傷したジョニィ、ジャイロ、ノリスケを治療するも、その際にジョニィの持つ遺体を奪う。その後、遺体を盗むべく大統領に近づいたルーシーを影でサポートし、遺体の一部(心臓と両耳)の入手に成功したが、大統領に追われる身となりレースから脱退する。第7ステージではアクセル・ROの罠にはまり全遺体を全て手放し失う。第8ステージではDioと共闘して、遺体を総取りした大統領に挑む。しかし大統領と遺体のD4C-ラブトレイン-の能力によって、心臓を刺されて致命傷を負い列車外に転落し、その後は登場しない。
:; クリーム・スターター
:: 【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - B】
:: 全長10センチメートルのスプレーヘッドがついた2本のスプレー型のスタンド。本体が道具として使用するタイプのスタンド。肉を搾り取ってこれでスプレー状に放射する能力を持ち、相手に噴きつけて口を塞いで窒息させる、体を分解して狭い場所を通り抜ける他、怪我の治療や変装など高い汎用性を持つ。俗称の別名「肉スプレー」で呼ばれることの方が多い。
:: デザインのイメージはシェービングクリーム<ref name=":0" />。
284 ⟶ 291行目:
: 愛馬:ホノオ(4歳 / [[:en:Bavarian Warmblood|バーバリアンウォーム・ブラッド]])
: レース序盤は上位にランクインし第4ステージをトップ通過した騎手。[[明治時代]]の[[仙台藩]]出身。68歳。[[マタギ]]であるらしく長銃を背負っている。一目でホット・パンツを女性と見抜いていた。へそが2つある男としてイタリアの新聞に載ったことがあり、彼女にそのことを自慢している。
: 第5ステージにて、Dioとのタッグでジョニィを襲う刺客かと思われたが、ただ居合わせただけであり、真の刺客であるサウンドマンに刺される。ホット・パンツにジャイロ、ジョニィのついでに負傷を治してもらいレースに復帰する。着実に果を出していき、最終的にはレースの準優勝者となった。エピローグで遺体の棺を背負ったジョニィと同船する。
: [[ダイヤモンドは砕けない|Part4]]の主人公・[[東方仗助]]と同姓。作中ではジャイロに「東方ノリ助」と呼ばれたこともある。スタンド使いかどうかは不明。
: 本作に続く[[ジョジョリオン|Part8]]では「(初代)東方憲助」という表記で登場しており、SBRレース準優勝の賞金を元手にフルーツの輸入事業を始めて成功、定助(仮名)が引き取られた東方家の祖を築いている。彼の娘である理那がジョニィと結婚し、ジョニィの義理の父親になった。また「スティール・ボール・ランレース全記録」を著している。ここには出生年は1846年生まれと表記されており<ref>『ジョジョリオン』3巻#011「家系図」。</ref>、先述の1890年68歳という設定と異なる。
294 ⟶ 301行目:
: 不意打ちでジャイロを捕らえるが、彼を救出しようと追ってきたジョニィと交戦。一度は追い詰められるがジャイロを疑似餌とする罠で形勢逆転する。ジャイロを人質に、ジョニィに遺体の左腕を差し出させて、ジョニィの爪弾を無力化しつつ遺体を奪い取るも、遺体の爪はジャイロに回転させられており、引き寄せた勢いのまま爪弾を浴びて敗れる。
:; ワイアード
:: 【破壊力 - D / スピード - B / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - D / 成長性 - D】
:: 本体の口の中にある[[ウインチ]]のようなスタンドから2本のワイヤーのついた鈎針を水の乗った皿に垂らし、異空間を通して目標を釣り上げる能力を持つスタンド。その鈎針は虫や人間を[[疑似餌]](ルアー)として潜ませ、擬似餌に触れたものを釣り上げることができる。舌には鈎針を収納するための窪みがある。本体とスタンドが一体化しているのが特徴。
; フェルディナンド博士
300 ⟶ 307行目:
: 2年前にアリゾナで「悪魔の手のひら」を探索中、自分以外の者を恐竜に変えるスタンド能力を身につけ、ディオや村人を恐竜化させ、ジャイロとジョニィに迫る。因果応報を信念とし、「大地」を尊敬している。「スキャン」を発現させたジャイロたちに敗れた後、恐竜化させていた野生のクーガーの群れに喰い殺される。彼のスタンドは遺体を通して、ディエゴに受け継がれる。
:; スケアリーモンスターズ
:: 【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - B】
:: 自分以外の生物を恐竜化させて支配下に置くスタンド。恐竜化したものに傷をつけられた生物は、徐々に恐竜化していく。恐竜化した生物は動くものしか認識できないため、その場でじっとしていればやり過ごせる。また本体は恐竜の体内に潜んで身を隠すこともできるが、ジャイロのスキャンによって破られた。
:: 荒木によると能力は『[[ジュラシック・パーク]]』からのインスピレーションであり、ずる賢い能力がDioのイメージにも合っていたという<ref name=":0" />。
307 ⟶ 314行目:
: 大統領の送り込んだ刺客の[[ガンマン]]。上顎に髑髏のマークをつけた男。第4ステージの敵。
: 「漆黒の意思による公正な果たし合い」に勝利することでの、精神の成長を旨とする独自の美学「男の世界」を説く。対等な決闘による修行を目的としているため、殺し合いにおいても礼節を重んじる。
: 幼少の頃は皮膚の病により病弱で、さらに家族は脱走兵の妻子として蔑まれていた。10歳のとき、強盗に家族を殺され、リンゴォも犯されそうになるが、賊の拳銃を抜き取り、射殺して生き延び、皮膚病も完治する。この経験から、「男の世界」という生き方を信じるようになる。3年ほどに砂漠でスタンド能力を身につける。
: 果樹園でスタンド能力を行使することで、レース中のジャイロたちを迷わせ、「俺を殺せ」と決闘に持ち込む。ジョニィやホット・パンツを倒し、最後にジャイロと決闘する。6秒戻したことでジャイロとの読み合いとなり、敗れ、あえてジャイロに自分を殺させる。彼の信念は、後のジャイロの考え方に大きく影響を与えた。また、あらかじめ伝書鳩を飛ばして、ブラックモアと大統領の元に遺体の情報を伝えていた。
:; マンダム
:: 【破壊力 - なし / スピード - A / 射程距離 - なし / 持続力 - E / 精密動作性 - なし / 成長性 - C】
:: 肩に覆い被さる[[タコ]]のような姿をした身に纏うタイプのスタンド<ref name=":0" />。腕時計の秒針をつまんで戻すことで能力のスイッチが入り、時間が6秒戻る。時間が戻っても、消えた6秒間の記憶は自分と相手に残る。それを利用して、リンゴォは果樹園に来た者を迷わせたり、戦闘で致命傷を負っても6秒前の無傷な状態に戻ったりした。
:: デザインのイメージは[[大リーグボール#大リーグボール養成ギプス|大リーグボール養成ギプス]]のようなチューブの器具<ref name=":0" />。
318 ⟶ 325行目:
: 「スイませェん」が口癖。警察捜査権限を持ち、マウンテン・ティムとは顔見知り。洞察力に優れ、わずかな手がかりから「リンゴォの伝書」を盗み取った侵入者(ルーシー・スティール)を追跡する。しかし彼女を庇ったティムと交戦することとなり、能力によって勝利する。共犯者を教えれば治療すると取引を持ち掛けるが、ティムは口を割らなかったため銃殺した。そして侵入者をルーシーと突き止め追い詰めたまさにそのとき、“遺体”の本人と思われる人物を目撃する。その興奮のあまり冷静さを失い、その隙にルーシーに撃たれ致命傷を負う。雨粒で止血して時間稼ぎをしながら、遺体への信仰と大統領への忠誠心からルーシーの追跡を続ける。最終的に、ルーシーと合流したジャイロたちと交戦する中で能力を破られ、雨も止み失血で死亡した。
:; キャッチ・ザ・レインボー
:: 【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - D / 成長性 - D】
:: 雨を空中に固定するスタンド。雨粒の上を歩いたり、固定した雨で敵を切り裂くことが可能。また雨と同化して雨の中を自由に移動できるので、雨粒となった自分の身体をバラバラにして個別に移動させることもできる。本人のセリフなどから、あくまでも雨を固定できる能力であって、通常の水を固定することはできない様子。また固定した雨粒も雨が止むと固定が解かれる。虹が描かれた仮面のようなスタンド像を持ち、ブラックモアはこの仮面が見えているかどうかで相手がスタンド使いか否かを見分けていた。
:: スタンド名の由来は[[レインボー (バンド)|レインボー]]の楽曲「''Catch The Rainbow''」からであり、デザインのイメージは[[ホッケー]]マスク<ref name=":0" />。
325 ⟶ 332行目:
: 足音まで揃えるほどに統率の取れた行動でジャイロたちを追跡する。ギャンブル場でジャイロらを襲い、11人がどんどん死んで減っていくもなお銃撃してくる。だが、シュガー・マウンテンの泉で交換して得た大金や不動産の権利などと引き換えに、ジャイロに用心棒として雇われたギャンブル場の客からの一斉射撃で1人を除いて死亡した。ジャイロが木の実と化し、ジョニィvs最後の1人という極限状況となる。ジョニィはジャイロを助けるために遺体を手放し、聖なる遺体と、殺し屋のワインボトルが交換され、お互いに生きて戦闘終了となった。最後の1人は任務を果たし、「両耳」「右腕」を持ち帰り大統領に献上する。
:; TATOO YOU!<!--英語のタトゥーはtattooが正式な綴りだが、作中で実際TATOO YOU!と表記されている-->(タトゥーユー!)
:: 【破壊力 - なし / スピード - E / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 11人の背中に刺青のように取り憑いている。背中に描かれた、お互いの絵の中を自由に空間移動できるスタンド。
:: スタンドの見た目は[[入れ墨|刺青]]のデザインをイメージしている<ref name=":0" />。
332 ⟶ 339行目:
: 語尾、語中に「-の世界」を付ける口癖がある。大統領と夫人に対する忠誠は強い。ディオと接触して得た情報から、政府内の裏切り者探しを行う。遠隔スタンドがルーシーを追い詰めるも、利用されて大統領夫人を誤爆して死なせる事態を招き、さらに乱入してきたホット・パンツと対決となる。裏切者=ルーシーの目撃者となるも、ホット・パンツに敗北し、そのまま口封じされる。
:; チューブラー・ベルズ
:: 【破壊力 - D / スピード - D / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - B】
:: 金属に息を吹き込み、[[バルーンアート]]の犬や鳥を作り出すスタンド。スタンド像は存在しない<ref name=":0" />。効果中の金属はゴム風船と動物の特性を併せ持ち、ごく単純ながらある程度の自律行動も可能。また、急激に元の金属に戻ることにより、その運動エネルギーで対象を殺傷することができる。犬の嗅覚で敵を追い詰め、体内にもぐり込んだら釘に戻って殺傷するという、えぐい攻撃をする。
:: 『オールスターバトル』以降の北米版では、後半部が省略されて "Tubular"(チューブラー)と改名されている。
; ウェカピポ
350 ⟶ 357行目:
: 名前の由来はウェカピポ同様、[[SOUL'd OUT]] の楽曲「''[[Magenta Magenta]]''」{{Efn2|name="SOUL'd OUT"}}。
:; 20th Century BOY(トウェンティース・センチュリー・ボーイ)
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - なし / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - C】
:: 兜のように“着るタイプ”のスタンド。[[バッタ]]のような頭と両肩だけのデザインで、身に纏って構えている間はあらゆる攻撃を周りに散らすことができるという、絶対防御能力を持つ。ただし身体を動かすことが全くできない。鉄球やダイナマイト、溺死すら防ぐ。
:: スタンドのコンセプトは「無敵の防御」であり、[[接地|アース]]線のようなベルトが伸びていて、敵からの攻撃エネルギーを全て地面に受け流すイメージとなっている<ref name=":0" />。
359 ⟶ 366行目:
: [[ゲティスバーグ (ペンシルベニア州)|ゲティスバーグ]]にて、新たな遺体の胴体部を餌に、ジャイロたちと戦う。「公平さ」のために自ら弱点を教え、ホット・パンツとジャイロを捕らえ、最後の仕上げとしてジョニィに自分を殺させる(=捨てさせる)ことで、ジョニィにアクセルの罪を被せた上、スタンドの特性により復活し、聖なる遺体を奪取する。だがジョニィの策にはまり、ジョニィを殺したことで罪が戻ってきてしまう。殺されて生き返ったジョニィに、もう一度自分を殺させようと襲い掛かるが、突如現れた大統領に撃たれ、遺体を取られたあげく、瀕死の余命をジョニィへのスタンドによる足止めに利用されたまま力尽きた。
:; シビル・ウォー
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - なし】
:: その人物の「捨てた」過去を引きずりだす空間を構築し、「過去」を以って攻撃するスタンド。これに体内に入り込まれると体は布で包まれたようになってしまい身動きが取れなくなる。この能力の影響下で殺人を犯すと、殺した人物が「被害者を『捨てた』」とみなされ、殺された方は蘇り、殺した方は被害者の罪を被ることになる。水で清めることで罪から逃れることができる。スタンドのヴィジョンは細身のロボットのような姿で、体をバラバラに分解し攻撃をかわすことが可能。
:: デザインとしては変形した鉄仮面のような頭部のインパクトを重視しており、足元は植物のイメージになっている<ref name=":0" />。
367 ⟶ 374行目:
: 本誌掲載時は名前が「ディスコ」、スタンド名も「チョコレイト・ディスコ」であったが単行本に掲載されるに当たって修正されている。
:; チョコレート・ディスコ
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - A / 成長性 - D】
:: X、Y座標を指定することで物質や同じものをその座標位置へ落下させることができるスタンド。腕に座標ブロックのような装置が付いており、何かを放り投げた瞬間に腕の装置で座標を指定すればその座標位置に物が瞬間移動し落下することになる。相手の攻撃でも射程距離内であればスタンドの特性で跳ね返すことが可能だが、本体からの攻撃方法自体は武器や道具を用いるしかない。自身の足元から伸ばすことのできる座標内が射程距離であるが、自身の肉体表面上にも座標を移動させることができるため、ピンポイントでの攻撃が可能。ジャイロが評す通り「かなり無敵」な能力。
:: スタンド名になった日本のテクノポップアイドル[[Perfume]]の楽曲「''[[ファン・サーヴィス[sweet]|チョコレイト・ディスコ]]''」を作詞作曲した音楽プロデューサー、[[中田ヤスタカ]]は『Capsule Archive』での対談においてなされた「最近感動したこと」という質問の答えに「''ジョジョのスタンドにチョコレイト・ディスコ。''」と回答している。「チョコレイト・ディスコ」を繰り返す歌詞のため、本体も余計なことはしゃべらない設定になっている<ref name=":0" />.
:: 座標のイメージは「潜水艦ゲーム」から来ている<ref name=":0" />。
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: スティーブンの妻。14歳。幼少時に落ちぶれていたスティーブンと出会い、後に結婚、互いに掛け替えのない相手になる。マウンテン・ティムに好意を寄せられていた。
: 第2ステージで、大統領の所持する「遺体」を偶然目撃する。続く第4ステージで夫が大統領に利用されているという事実を知り、夫を助けるため、リンゴォから大統領への伝書(遺体の在り処を記す)を盗んだ。窮地に陥りながらも遺体の「脊椎部」を手に入れ、ジャイロたちに託す。代わりにジャイロから遺体の「右眼部」を譲り受け、大統領から遺体の「心臓部」を奪い取るべく行動することになる。
: 第6ステージでは、大統領夫人・スカーレットを利用し、大統領が持つ3つの遺体の奪取に成功する。しかし、スカーレットに目撃され、やむなく彼女を殺す。ホット・パンツの能力でスカーレットに変装し、入れ替わって潜伏する。第8ステージに至り、大統領に正体がばれ、さらに遺体の奇跡によって遺体頭部を[[処女懐胎]]する。そして遺体の全身部位と合体して、遺体そのものに変質しかけ、大統領に影響を与えて新たな能力ラブトレインを引き出す。人間としての命を失いかけるが、ジョニィが大統領を倒したことで遺体と分離して無事にスティールと再会する。
: 第8・9ステージで異世界より現れたディエゴによるジョニィの敗北を懸念し、「この世界で死亡したディエゴ」の生首を切り落として、納棺シェルターへ先回りし、遺体を持って訪れたディエゴを殺害する。
: 旧姓はPart1ヒロインのエリナと同じペンドルトン。
:; 涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
:: 遺体を宿したことにより発動したスタンド。流した涙を板状のカッターに変え、これで切り付けられると負傷箇所が不運の連続に見舞われ、それによってルーシーの望む方向へと物事が運ばれる。追手が負傷個所を何度も負傷し死に至る、馬車の運転手が何度馬車から降りようと馬車に戻らざるを得なくなる、など。ルーシーは「涙のカッター」と呼んでいる。
:: 能力の由来は、荒木によると「女の武器は涙」ということから<ref name=":0" />。
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: 『オールスターバトル』以降の北米版では、本体・スタンド共に "Snow Mountain"(スノー・マウンテン)と改名されている。
:; シュガー・マウンテンの泉
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 「大木」を本体として、泉と共に発動するスタンド。「大木」の泉に物が落ちると、その落ちた物と対比して最高級のもの(鉄球なら金塊やダイヤモンド、紙切れなら札束など)が現れる。泉の番人は落とし主に対し、本当に落とした物はどちらなのかを尋ね、ここで落とし主が嘘をつくと、落とし主の舌が「大木」のツタに引き抜かれる。正直に答えれば最高級の物と落とした物を同時に手に入れることになるが、落とし主は手に入れた最高級のものをその日の日没までに使い切らなくてはならない。使い切れなかった場合、落とし主は「大木」の木の実に閉じ込められる。
:: 1人が木の実として閉じ込められると、今まで番人であった者は解放され自由となり、次の1人が番人となる(枠数名・先着順の定員制で、彼女の両親も木の実のストックになっている)。ジョニィが条件をクリアしたことで、全員が木の実から解放された。
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: ファニー・ヴァレンタイン大統領の夫人(妻)。夫とは同じ町の出身で、15年前に知り合い、結婚した。性的指向は[[バイセクシュアル]]・[[マゾヒズム|マゾヒスト]]。ルーシーに好意を寄せ始めていたが、彼女が大統領に近づくために自分を利用したことに気付き、逆上。ルーシーを射殺しようとするが、ルーシーの機転により、誤作動したチューブラー・ベルズに刺し殺された。彼女の遺体はホット・パンツの能力によりルーシーの姿に作り変えられ、ルーシーの死を偽装するために用いられた。
; 大統領の側近
: 名称不明。2人おり、大統領同様に髪をカールさせている。第2ステージでの大統領の初登場時から常に付き添っていた。だが、大統領は遺体に関する真に重要な事柄は自分自身で動き、彼らにも任せない。1人は「(薬で眠らせて)冬のナマズみたいにおとなしくさせろ」というセリフを連呼し、もう1人は特にキャラ付けもない。スタンド描写も無
: 第8ステージにて、負傷したスティールと、遺体頭部を懐胎したルーシーを確保する。抵抗するルーシーに薬物を注射して眠らせようとするも、ルーシーのスタンドによってスリップダメージを受けて2人とも倒される。ルーシーを操っていたのは大統領であり、身内からも行方をくらませる目的があったため、彼ら2人とも大統領に捨てられた。Part8にてジョースター地蔵のファンタジー伝承に描かれる政府関係者の容姿は彼らに酷似する。
; レーススタッフ
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|3rd.||'''「[[ロッキー山脈|ロッキー・マウンテン]]・ブレイク・ダウン」'''||- キャノン・シティ||710km<br />(山岳ルート)||7日||2469||551||0||両眼球
|-
|4th.||'''「広い広い大草原の小さな墓標」'''||- [[カンザスシティ都市圏|カンザス・シティ]]||約1,250km||21日||1918||1476||1※ガウチョ||脊椎
|-
|5th.||'''「[[イリノイ州|イリノイ]]・スカイライン」'''||- [[シカゴ]] [[ミシガン湖]]畔||約780km||約14日||441||65||2※ハーン、サンドマン||右腕、両耳
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!順位!!騎手名!!国籍!!馬名!!1st.!!2nd.!!3rd.!!4th.!!5th.!!6th.!!7th.!!8th.!!9th.!!総合ポイント!!タイムボーナス
|-
|1||[[ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1|ポコロコ]]||[[アメリカ合衆国|米]]||[[アウトキャスト|ヘイ!ヤア!]]||3位||9位||5位||2位||'''1位'''||3位||3位||4位||2位||398p||1時間
|-
|2||ノリスケ・ヒガシカタ||[[日本|日]]||[[炎〜あなたがここにいてほしい|ホノオ]]||19位||6位||12位||'''1位'''||2位||4位||2位||3位||3位|||353p||1時間
|-
|3||[[スループ・ジョン・B]]||米||キャッチ・ア・ウェイヴ||20位||10位||着外||8位||6位||6位||4位||'''1位'''||'''1位'''||314p||1時間
|-
|4||[[宇宙の騎士|ジョージー・ポージー]]||[[フランス|仏]]||不明||着外||20位||11位||12位||17位||7位||8位||6位||4位||123p||-
|-
|5||[[ネリー (ラッパー)|ネリビル]]||米||カントリーグラマー||15位||12位||13位||13位||11位||9位||9位||7位||5位||122p||-
|-
|6||[[ゼニヤッタ・モンダッタ]]||[[インド|印]]||[[ロクサーヌ]]||12位||7位||?位||10位||?位||8位||?位||?位||?位||57p||-
|-
|7||[[キャラバンサライ (アルバム) |キャラバン・サライ]]||[[メキシコ|墨]]||[[ムーン・フラワー]]||13位||18位||14位||11位||7位||?位||?位||?位||?位||52p||-
|-
|8||[[キシー・チキン]]||米||[[ランブリン・マン]]||8位||19位||?位||?位||9位||?位||?位||?位||?位||31p||-
|-
|9||[[ナイトフライ]]||不明||不明||着外||着外||?位||?位||8位||?位||?位||?位||?位||25p||-
|-
|10||[[フリオ・イグレシアス|イグレシアス]]||[[ポルトガル|葡]]||[[黒い瞳のナタリー|ナタリー]]||23位||11位||?位||?位||12位||?位||?位||?位||?位||21p||-
|-
|11||[[カニエ・ウェスト|カニエ]]||不明||不明||着外||13位||?位||?位||13位||?位||?位||?位||?位||18p||-
|-
|12||[[マック・ザ・ナイフ]]||不明||不明||着外||21位||9位||?位||19位||?位||?位||?位||?位||17p||-
|-
|13|| [[ダイヤモンドは砕けない|シゲチー]]||不明||不明||着外||14位||?位||?位||15位||?位||?位||?位||?位||15p||-
|-
|14||[[バリー・ホワイト|ビリー・ホワイト]]||米||[[愛のテーマ (バリー・ホワイトの曲) |ラヴ・アンリミテッド]]||22位||16位||?位||?位||14位||?位||?位||?位||?位||14p||-
|-
|15||[[ハットフィールド・アンド・ザ・ノース|ロッターズ・クラブ]]||不明||不明||着外||着外||?位||9位||?位||?位||?位||?位||?位||13p||-
|-
|16||[[タルカス]]||不明||不明||着外||17位||?位||?位||16位||?位||?位||?位||?位||11p||-
|-
|17||[[Mr.ミスター|ミスター・]]||不明||不明||着外||着外||?位||?位||18位||?位||?位||?位||?位||4p||-
|-
|rowspan="17"|脱落||ディエゴ・ブランドー||[[イギリス|英]]||[[ボブ・シーガー|シルバー・バレット]]||2位||'''1位'''||3位||着外||着外||20位||'''1位'''||2位||失格||style="background-color:#f0f0f0"|342p||style="background-color:#f0f0f0"|2時間
|-
|[[ジョニー・B.グッド |ジョニィ・ジョースター]]||米||[[ボズ・スキャッグス|スロー・ダンサー]]||5位||2位||2位||4位||5位||2位||7位||5位||脱落||style="background-color:#f0f0f0"|295p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[展覧会の絵 (ELPのアルバム) |バーバ・ヤーガ]]||[[ロシア|露]]||[[展覧会の絵 (ELPのアルバム) |ナットロッカー]]||14位||15位||8位||着外||10位||5位||5位||脱落||style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|102p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[シャルル=アンリ・サンソン|ジャイロ・]][[レッド・ツェペリン|ツェペリ]]||不明<br/>(ネアポリス)||[[ワルキューレ (楽劇) |ヴァルキリー]]||21位||4位||4位||3位||4位||'''1位'''||6位||脱落||style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|271p||style="background-color:#f0f0f0"|1時間
|-
|[[ジェームス・ブラウン|ホット・パンツ]]||米※自称||[[セックス・マシーン (曲)|ゲッツ・アップ]]||6位||5位||'''1位'''||7位||3位||脱落||colspan="3" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|215p||style="background-color:#f0f0f0"|1時間
|-
|[[エンター・サンドマン|サンドマン]]||米||(本人自身)||'''1位'''||3位||6位||6位||脱落||colspan="4" style="background-color:#f0f0f0"|-|| style="background-color:#f0f0f0" nowrap="nowrap" |190p|| style="background-color:#f0f0f0" nowrap="nowrap" |1時間
|-
|[[チンギス・カン|ドット・ハーン]]||[[モンゴル|蒙]]||#1||16位||8位||7位||5位||脱落||colspan="4" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|71p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[ガウチョ (アルバム)|ガウチョ]]||[[スペイン|西]]||ペグ||17位||着外||10位||脱落||colspan="5" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|17p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[マウンテン・ジャム|マウンテン・ティム]]||米||[[スタン・ジョーンズ (ミュージシャン)|ゴースト・ライダー<br />・イン・ザ・スカイ]]||4位||着外||脱落||colspan="6" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|35p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[エリッヒ・フォン・シュトロハイム|F.V.シュトロハイム]]||[[ドイツ|独]]||[[ヨーロッパ特急 (アルバム)|ヨーロッパ・エクスプレス]]||7位||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|20p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[アンドレ・3000|ベンジャミン・ブンブーン]]||米||[[ジミ・ヘンドリックス|クロスタウン・トラフィック]]||9位||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|13p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|アンドレ・ブンブーン||米||フォクシーレディ||10位||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|12p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|L.A.ブンブーン||米||[[リトル・ウィング|リトル・ウイング]]||11位||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|11p|| style="background-color:#f0f0f0" nowrap="nowrap" |-
|-
|[[ミセス・ロビンソン|ミセ・ロビスン]]||[[メキシコ|墨]]||[[コンドルは飛んでいく|エル・コンドル・パサ]]||18位||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|4p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[僕のリズムを聞いとくれ|オエコモバ]]||不明<br/>(ネアポリス)||不明||着外||脱落||colspan="7" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|0p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|ロッカチュゴ||独||(自動車)||脱落||colspan="8" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|0p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|-
|[[ポーラ・アブドゥル|ウルムド・アブドゥル]]||[[エジプト|埃]]||(ラクダ)||脱落||colspan="8" style="background-color:#f0f0f0"|-||style="background-color:#f0f0f0"|0p||style="background-color:#f0f0f0"|-
|}
 
<ref>{{Cite web|和書|url=https://taokasu.com/61952/6/|title=ジョジョの奇妙な冒険の元ネタは洋楽バンドだけじゃない!映画や音楽など名前の元ネタまとめ!|accessdate=2023-04-09}}</ref>
 
== 用語 ==
; 悪魔の手のひら
: アリゾナ砂漠に存在する謎の土地。インディアンの伝承によると大昔に墜落した隕石の影響で生まれたらしい。一日に何kmと移動するため何所にあるのか全く分からない。悪魔の手のひらでは方位磁石が全くきかず、あるはずの山が消える、無いはずの谷が現れるなど、地形が常に変化するため足を踏み入れたものは悉く遭難し命を落としてしまう。
: また、マウンテン・ティムによれば、悪魔の手のひらは人間の眠っている未知の才能、すなわち「スタンド」を引き出す場所であり、そこから生還できたものはスタンド使いとなる。死地から生還して超能力(スタンド)を得ることから「呪われる」とも表現される。一説では悪魔の手のひらが人を選び、引き寄せるらしい。[[黄金の風|Parte5]]にも「弓と矢」に関して類似したエピソードが存在し、因果関係を感じさせるものとなっている。
; [[不朽体|聖人の遺体]]
: 北アメリカ大陸に散らばっている[[聖人]]の遺体。推定1900年前のミイラ。[[アリマタヤのヨセフ]]が書き記したとされる地図によると心臓(1以前)、左腕(2)、両目(3)、脊椎(4)、両耳(5)、右腕(5)、両脚(6)、胴体(7)、頭部(8)の9つの部位に分かれて存在しているという。
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{{DEFAULTSORT:すていいるほおるらん}}
[[Category:ジョジョの奇妙な冒険の漫画作品]]
[[Category:2004年の漫画]]
[[Category:週刊少年ジャンプの漫画作品]]
[[Category:アメリカ合衆国を舞台とした作品ウルトラジャンプ]]
[[Category:アメリカ合衆国を舞台とした漫画作品]]
[[Category:パラレルワールドを題材とした漫画作品]]
[[Category:競馬漫画]]
[[Category:ウルトラジャンプ]]
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[[Category:ウィアード・ウェスト]]
[[Category:二人組を主人公とした漫画作品]]
[[Category:ホラ漫画ドボイルド]]