「鄭成功記念館」の版間の差分

# 記念館外観、母子像、ナギの木鄭成功児誕石(高解像度)

# 新築の鄭成功廟、石碑、鄭成功石像

# 文化財記念館の媽祖山門

鄭成功記念館は、鄭成功の居宅跡とされる場所に建設された記念館である。生家をイメージして作られた建物と、休憩所の二2棟からなる。

[[平戸藩]]は当時の日本の対外貿易の中心であり、各国の商船が集まっていた。鄭成功の父：、[[鄭芝龍]]は海外事情を熟知しており、1623年頃、に平戸藩の藩主、[[松浦氏]]は、芝龍に平戸の近くの千里ヶ浜に宅地と新居を与えたという。また、平戸藩士の[[田川七左衛門]]の娘、[[田川マツ]]と知り合い、結婚している。1624年8月27日、平戸の千里ヶ浜にて、鄭成功が生まれる。それからほどなくして鄭芝龍は本拠地を中国東南部沿岸に移すが、５5年後にマツとの間に２2人目の男子が生まれていることから、芝龍は時折平戸にも帰ってきていたと推測される<ref>{{Cite web |url=http://www.shnagasaki.com.cn/images/ja-JP/pdf/lasting_friendship_jp.pdf |title=中国との絆 |accessdate=2022-01-07}}</ref>。その後、1630年に鄭成功は7歳で[[明]]に渡る。1645年には田川マツも[[泉州 (古代)|泉州]]に移り住む。

鄭成功の住居が正確に当地であったかは、確定的ではないが、。当地には成功が植えたと伝えられるナギの木が残り、また中国の船の守り神とされる媽祖像が祭られていること、さらに文献史料等から、当地に住居があったのではないかと考えられている。過去に発掘調査が実施されたが、当時の建物遺構は後年の開発等でな無くなっていた。しかし、出土した遺物には[[江戸時代]]初期の貿易[[磁器]]片が見つかり、居宅跡の可能性を残している<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.hirado-net.com/hiradogaku/heritage/detail.php?mid=98 |title=ホーム > 文化遺産検索 > 鄭成功居宅跡 |accessdate=2022-01-07}}</ref>。

=== 施設 ===

:当地に伝わる[[媽祖]]像。平戸市[[有形文化財]]。[[クスノキ]]材一木彫り。形状から元々船中に安置されていたものと推察され、随神（{{仮リンク|[[千里眼|zh|千里眼}} (曖昧さ回避)]]・{{仮リンク|順風耳|zh|順風耳}}）2体と共に一対とされている。芝龍が裏山に祠をつくり、祀ったともの伝えられている。

平戸観光協会では、市街地以外の平戸観光は交通の便が悪いとして、自家用車、レンタカー、観光タクシーの利用を推奨している<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.hirado-net.com/access_shinai.html |publisher= 一般社団法人 平戸観光協会|title=ホーム > アクセス |accessdate=2022-01-07}}</ref>。公共交通のみを利用する場合には、[[たびら平戸口駅]]から平戸桟橋バス停（15分）へ行き、志々伎・宮の浦行に乗り換えて鄭成功記念館前バス停まで（17分）。