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| 製造所 = [[東急車輛製造]]
| 製造年 = 1986年 - 1991年
| 製造数 = 117両(8両編成14本・5両編成1本)
| 運用開始 = 1986年3月9日
| 運用終了 = 東横線用:2013年3月15日
| 編成 = 5両(大井町線)<br />8両(東横線・運用終了)
| 軌間廃車 = 1,067 mm
| 投入先 = [[東急東横線|東横線]]・[[東急大井町線|大井町線]]
| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500 V([[架空電車線方式]])
| 編成 = 5両編成(大井町線)<br />8両編成(東横線・運用終了
| 軌間 = 1,067 mm([[狭軌]])
| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500 V(V<br />([[架空電車線方式]])
| 最高運転速度 = 110 km/h
| 設計最高速度 = 120 km/h
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| 常用減速度 = 3.5 km/h
| 非常減速度 = 4.5 km/h
| 編成定員 = 5両編成: 692(701(座席263)人<br/>8両編成: 1,124(142(座席428)人(車椅子スペース設置後)
| 車両定員 = 先頭車130人(130(座席49)<br/>中間車144(座席56または56)人<br/>車椅子スペース付中間車153(座席53)人<ref>鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2004年7月臨時増刊号特集「東京急行電鉄」pp.262 - 263。</ref>
| 自重 = 24.3 - 33.8 t
| 編成重量 = 235.7 t(8両)
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| 全幅 = 2,800 mm
| 全高 = 4,050 mm
| 床面高さ = 1,170 mm
| 車体材質 = [[ステンレス鋼]]
| 台車 = ボルスタレス台車 TS-1004形・TS-1005形
| 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機]] TKM-86形
| 主電動機出力 = 170 kW × 4
| 駆動方式 = [[中空軸平行カルダン駆動方式]]
| 歯車比 = 85:14=6.07
| 制御方式 = [[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[半導体素子|素子]][[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]](1C4M)
| 編成出力 =
| 制御装置 = [[日立製作所]]製 VF-HR107形・VF-HR112形
| 制御方式 = [[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[半導体素子|素子]][[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]](1C4M)
| 制動装置 = ATC連動[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]](HRA形)
| 制御装置 =
| 制動装置 = ATC連動[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]
| 保安装置 = [[自動列車制御装置#新しいATC|ATC-P]]・[[自動列車停止装置#東急型ATS|東急型ATS]]
| 備考 =
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ロングシート部は、乗客1人分の幅を440 [[ミリメートル|mm]]に拡大して7人掛けの座席を3人掛けをオレンジ色・4人掛けを茶色に色分けするとともに、座席端に袖仕切りを設け、また座席の中間に新たに仕切り板を設置して着席定員を守りやすくしている。[[優先席]](旧・シルバーシート)は時期によって異なったがその後は青色とものとした。当初の[[つり革]]は丸形であり、新たに枕木方向にも増設した。また、優先席部は後年オレンジ色で三角形のものと交換された。
 
9001Fでは先頭車両のクハ9001・9101の車端部(貫通扉上部)のみに、日本の通勤車両としては初となる[[発光ダイオード|LED]]式[[車内案内表示装置|車内案内表示器]]が搭載された<ref group="注">この装置が本格採用となったのは1988年の[[営団03系電車]]である。</ref>。赤とオレンジの2色表示で「次は○○(駅名)」と表示され、ドットはクハ9001が四角、クハ9101が丸形であったが、ともに2000年8月6日のダイヤ改正で多摩川園駅が[[多摩川駅]]に改称され、さらに同駅に急行が停車することになったため対応できなくなり、装置の使用を中止した。その後、この車端部LED表示器は冷房装置などの機器を更新する際に撤去し、他の車両と同様に[[広告]]掲示スペースとされた。
 
また、落成当初から東急の車両で初の音声合成式[[車内放送|自動放送装置]]を搭載し、以後東急の車両における標準装備品となった。
 
側窓はサッシュレス構造を採用し、遮光[[カーテン]]付としている。連結面は固定式の妻窓があり、貫通路幅は800 mmとし、各車両の渋谷方には吹き抜け防止の[[貫通扉]]を設けている。
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=== 冷房装置の換装 ===
2001年夏ごろに9002F・9012Fの2・4号車において試験的に大容量(14.5 kW・12,500 kcal/hを1両4台)のものに換装した<ref name="RailfanTokyu9000">[https://web.archive.org/web/20041120081151/http://www.railfan.ne.jp/tokyu/topics1/cool9000.shtml 9000系の一部編成で冷房装置変更!(レールファン東急)](インターネットアーカイブ・2004年時点の版)</ref>。装置外観キセはステンレス製である。比較の意味もあり、前者は[[三菱電機]]製(CU-503形)、後者は東芝製(RPU-4018形)のものをそれぞれ搭載した<ref name="RailfanTokyu9000" />。その後、この結果を踏まえて2004年(平成16年)より東芝製の大容量タイプへの換装が実施されたが、電源である[[静止形インバータ]](SIV)の給電能力の関係から1編成32台ある冷房装置のうち14台のみとなっている<ref name="RailfanTokyu9000-2">[https://web.archive.org/web/20050924204304/http://www.railfan.ne.jp/tokyu/topics2/2005/03/23122252.shtmllshtml 9000系(一部)に新型冷房装置を搭載いたしました(レールファン東急)](インターネットアーカイブ・2005年時点の版)</ref>。
 
2008年(平成20年)現在では9007F・9008F・9010F・9013F以外の編成に施工されている。9002Fの1 - 4号車は同年現在も試験時の装置が搭載されており、うち9302号車は一時的に3種類すべての冷房装置が設置されていた。その後、順次交換されるが、弱冷房車である9200は未交換で、他の車両は全交換車と一部交換車が混在している
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==== 室内更新工事 ====
20052003年から老朽化に伴い車内の更新工事を開始しており、内容は以下の通りである<ref name="RailfanTokyu9000-RN">[https://web.archive.org/web/20050307053753/http://www.railfan.ne.jp/tokyu/topics1/030826-9000.shtml 9000系室内のリニューアルを開始いたしました。(レールファン東急)](インターネットアーカイブ・2005年時点の版)</ref>。
* 座席をピンク系の表地に統一して仕切りを廃止し、その代わりとして9001F - 9003F・9005F - 9013Fについては更新時に、9014・9015Fは更新完了後にそれぞれ手すりを新設した。
* 東横線用の9003F・9005F・9006F・9011F - 9013Fと大井町線用の9007Fではさらに化粧板を木目調に、[[つり革]]を三角形のもの<ref group="注">[[優先席]]付近のオレンジ色のつり革への変更とは無関係である。</ref>に、号車・車両[[銘板]]をシールのもの<ref group="注">レイアウトと[[書体]]は5000系タイプ。最初に更新した9003Fは銘板が存置されている。</ref>にそれぞれ変更された。つり革は大井町線用の9007Fが五角形タイプで、3000系や[[東急バス]]の1300番台 - 1800番台車と同じ形状なのに対し、他の編成は三角形に近いが底辺の中心がへこんでいるタイプで<ref group="注">台形をベースとしたエルゴノミクスデザインである。</ref>、他に類のない形状となっている。
* 東横線用の9012F・9013Fについては、この室内更新に加えて先頭車の前面に補助[[排障器]](スカート)を設置する予定だったが、計画の変更で当時同路線に所属していた全編成<ref group="注">未更新の9004Fも含む。</ref>に取り付けられた。
* 9003F及び9006Fについては、2017年に、新型車両と同じ床材への交換、ドアへの黄色いテープの貼り付け、更に、ドア枠の下部に、東急5000系列と同じ警告板が取り付けられた。
<gallery>
ファイル:Tokyu-9000-renewal-interior.jpg|更新車の車内(デハ9201)
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=== シングルアームパンタへの交換 ===
2004年12月に、大井町線用9007Fの集電装置がシングルアーム式パンタグラフに換装された。大井町線は線内に検車区が無く、パンタグラフに付着した雪を落とすことが難しいためである。その後ほかの大井町線用車両についても同様に換装されたほか、これ以外の本形式も大井町線転属時と前後して交換を実施している。
 
=== スカートの取り付け ===
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== 編成・運用 ==
=== 東横線・大井町線へ導入 ===
1986年から1991年にかけて、東横線用の8両編成が14編成(9001F - 9006F、および9008F - 9015F)、大井町線用の5両編成が1編成 (9007F)導入された。東横線の車両は[[元住吉検車区]]、大井町線の車両は[[長津田検車区]]が管理している。
 
新製投入直後は初期故障を中心としたトラブルも多かった。空転の多発や台車の[[空気ばね]]の圧力調整不具合から、1986年[[3月13日]]朝に9001Fが横浜駅付近のカーブ区間の勾配([[カント (路線)|カント]])に馴染まず[[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#東急東横線横浜駅脱線事故|脱線事故]]を起こすなどしているが、これらも徐々に克服していった。なおクハ9001の海側運転台寄りの台枠部には、この事故で生じた摩擦痕が今も残っている。
 
導入当時の東横線では急行と各駅停車の列車運用が分離されていたが、9000系は急行各駅停車の双方に運用された。また、大井町線では各駅停車のみの運であるほか、早朝深夜には鷺沼車庫への出入庫を兼ねた[[東急田園都市線|田園都市線]]直通電車への充当もある。
 
大井町線への導入に先立っては、乗務員の[[習熟運転|習熟訓練]]を目的として1986年11月の1か月弱ほど中間3両を抜き取られた9001Fが大井町線で一時運用された。
 
その後、1989年8月から1991年3月にかけては、田園都市線の新CS-ATC化に伴い大井町線車両は二子玉川 - 長津田での回送などが必要なためとすることから、ATC搭載工事期間中の編成数の確保を目的として9001Fが前回同様に再び大井町線で一時運用された。この2度目の9001Fの大井町線での運用期間は約1年7か月と長期にわたったことから1990年10月から1991年2月まで9001Fから抜き取って留置されていた中間車3両を9008Fの中間車3両と交換し走行距離を調整した。
 
1996年には車輪のきしり音対策の試験のため、大井町線用の9007Fが数日間3両化されて[[東急こどもの国線|こどもの国線]]で運用された。
 
=== 東横線特急列車への充当・みなとみらい線への直通 ===
[[ファイル:Tokyu9000.jpg|thumb|240px|right|みなとみらい線へ直通する9003F<br />(2005年12月21日 / [[多摩川駅]])]]
2001年3月28日には東横線で特急列車の運転が開始された。この際、列車同時に種別による列車運用の分離は廃止となり、9000系についても特急から各駅停車まですべての運用に使用充当された。
 
2004年2月1日から、には[[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]]が開業し、東横線との相互[[直通運転]]が開始された。東横線の列車がほぼ全ての列車がみなとみらい線まで直通する形態り、9000系もみなとみらい線の[[元町・中華街駅]]まで運用範囲を広げた。これに伴い、大井町線用の9007Fを除いて非常用梯子が大型のものへ交換された(大井町線用の9007Fを除く)ほか、前面・側面の種別と行先表示を新しいものに<ref group="注">各停表示に対応、種別・行先表示に大文字による英字併記タイプ。例:「渋谷」は「SHIBUYA」と表記。</ref>に交換している<ref name="RailfanTokyu9000-MM21">[https://web.archive.org/web/20041119223002/http://www.railfan.ne.jp/tokyu/topics1/0312ikisaki.shtml 行先・種別表示の変更について。(レールファン東急)](インターネットアーカイブ・2005年時点の版)</ref>。
 
みなとみらい線開業にあたり際し、事前に地下化される東横線の区間を含めてみなとみらい線内での試運転が実施され、9008Fが[[2003年]]10月に一度運用を離脱し、[[横浜高速鉄道Y500系電車]]Y516Fとともに使用された。搬入は同年11月に[[東白楽駅]]反町寄りの仮設地下搬入線路から行われ、搬入線路へは長津田車両工場から[[牽引自動車|トレーラー]]で陸送された。
 
=== 大井町線車両の塗装変更 ===
[[ファイル:Tokyu-9000-for-Oimachi-line.jpg|right|サムネイル|240x240ピクセル|赤帯時代の9007F]]
2006年3月18日から、土休日に数往復、大井町線から田園都市線中央林間駅までの直通電車(大井町線内各駅停車・田園都市線内急行運転)が設定された。その後、[[2008年]][[3月28日]]からは大井町線で急行運転が開始されたため田園都市線との誤乗防止目的で施された車体前面のグラデーションカラー化と「大井町線」と書かれたステッカーが貼りつけられた。
 
大井町線急行運転開始前に大井町線の保安装置がATCに変更されることから、大井町線所属車両のATC改修工事に従う車両不足を補う必要が生じた。このため、9001Fが[[2007年]][[8月25日]]に5両編成に組成し化された上で大井町線に転用し、同年[[8月27日]]から2008年[[3月27日]]までの7か月間大井町線で営業運転に就いた。この際、抜き取られた3両(サハ9801 - デハ9301 - サハ9701)は休車とされた。その再び8両編成に戻され、2008年[[5月20日]]に東横線に復帰している
 
なお、行先表示器の字幕は9007Fと同様の「各停表示なし・前面の英字が[[大文字]]と[[小文字]]の組合わせ・側面は日本語表記のみ」のタイプで、東横線所属編成がみなとみらい線対応幕に交換する前に使用していたものを流用していた。また、9001Fなどパンタグラフのシングルアーム式換装が行われていない編成も存在したが、2014年までにシングルアーム式に統一された。
 
=== 大井町線への転属 ===
東横線の[[東急5000系電車 (2代)|5050系]]増備に伴い、2009年度から本格的に東横線から大井町線への転属が開始された。いずれの場合も東横線から[[長津田車両工場]]へ回送され、同工場において8両から5両(余剰となった3両は休車または廃車)に減車した上で、前面デザインのグラデーション化および車体側面に「大井町線」と書かれたステッカーを貼り付け、[[試運転]]の後に営業運転に入った。
 
転属後しばらくの間はドアチャイムのみの稼働(ただし9003F9004Fは非稼働)で、LED式車内案内表示器は終始無表示であったが、2012年2月から全編成で案内表示の使用復活し開始された。非稼働だった9003F・9004Fのドアチャイムも復活稼働を再開している。一部のなお、[[ドアが開かないカット]]を実施する九品仏と戸越公園では、全車両とも開くドアの方向は表示されず、ローマ字の駅表示は2000系同様の大・小文字併記<ref group="注">東横線用は全字大文字で表示される。</ref>、次駅の英字スクロール表示は1回のみと、東横線時代とは表示パターンがいくつか異なっている。大井町線生え抜きの9007Fについても2014年1月にLED式車内案内表示器を設置のうえ上、先頭車へのスカート装備、種別行先表示器のフルカラーLED化も実施されている。
 
* 2009年度
** 4月3日:9002Fが長津田車両工場に回送され、7月8日に試運転を実施し翌9日から営業運転に入った<ref name="RAIL FAN708">鉄道友の会「RAIL FAN」No.708記事「2009年度 東急総決算」</ref> 。
** 5月22日:9009Fが長津田車両工場に回送され、9月1日に出場し、同月4日に営業運転を開始した<ref name="RAIL FAN708"/>。転属に合わせて種別・行先表示器はフルカラーLED・白色式に変更され、パンタグラフもシングルアーム式にそれぞれ換装された<ref name="RAIL FAN708"/>。なお、運行番号表示器は幕式のままであったが、2010年3月にLED式に変更されている<ref name="RAIL FAN708"/>。
なお、この転配に際し余剰となった2編成分の中間車6両は2009年6月15日に[[廃車 (鉄道)|廃車]]となった<ref>交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2009年10月号</ref>。
* 2010年度
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== 車体装飾 ==
{{複数の問題
{{出典の明記|date=2011年10月|section=1}}
|section = 1
{{|出典の明記|date = 2011年10月|section=1}}
|雑多な内容の箇条書き = 2023年9月
}}
* 9006F・9013Fはかつて[[TOQ-BOX]]と呼ばれ、中吊り広告を1社(商品・サービス)のものに統一していた。前者は[[虹]]と[[楽器]]・[[音符]]、後者は[[シャボン玉]]をそれぞれモチーフにした装飾を両端先頭車の前面および側面にそれぞれ施し、1990年代後半にデザインが変更となった。その後、ステッカーの老朽化を理由に9006Fは2008年12月、9013Fは2009年1月に側面の装飾が撤去された。
** 前面についてはしばらく存続していたが、9006Fは大井町線転属直前となる2010年8月に撤去され、9013Fについても2010年11月11日に前面装飾を撤去された。
* 9013Fは、[[2005年]](平成17年)度の夏期と冬期に開催した[[スタンプラリー]]の[[キャンペーン]]編成となり、夏期は「[[きかんしゃトーマス]]」を、冬期は「[[ふたりはプリキュア|ふたりはプリキュア Max Heart]]」をそれぞれ[[ラッピング車両|ラッピング]]した。また、[[2006年]](平成18年)[[7月15日]]から[[8月31日]]までは9015Fがスタンプラリーのキャンペーン編成となり、「[[ウルトラマン]]トレイン」として運用されていた。
* 2004年1月30日の[[東急東横線|東横線]][[高島町駅]]・[[桜木町駅]]廃止の日には、上りの[[終電|最終列車]](桜木町発各停元住吉行)に9013Fが、下りの最終列車(渋谷発各停桜木町行、後に回送)に9001Fをそれぞれ充当した。このうち前者には惜別の[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]][[シール|ステッカー]]「永年のご利用ありがとうございました 桜木町駅・高島町駅」を前後の貫通扉に貼付し、さながら[[路面電車]]の「[[花電車]]」的演出がなされた<ref>[https://web.archive.org/web/20041207092342/http://www.railfan.ne.jp/tokyu/topics1/040201head.shtml 東横線車両のヘッドマークステッカー貼付について](レールファン東急・インターネットアーカイブ)。</ref>。また、桜木町駅のホーム撤去後、[[2007年]]10月に駅舎跡地に9001Fを冠したイベントスペース「創造空間9001」が開設されたが、[[2010年]]3月に閉鎖された。
* 2005年11月前後から、東横線に配属した編成の8号車(クハ9100形)に[[TBSテレビ|TBS]]の[[テレビドラマ]]の広告を掲載するようになった。この8号車は2006年[[7月14日]]まで特急・通勤特急・急行に限り[[女性専用車両]]に指定されていた。ただし、前述の9006Fと9013Fでは当該広告を掲載していない。
* 9005Fは、2006年5月7日に[[臨時列車]]「ハッピーアイスクリーム号」に運用した。なお、同年4月26日から5月6日にかけても東横線内の定期運用に使用した。2007年の同時期にも9011Fが「ハッピーアイスクリーム号」の定期運用(臨時列車としての運用は同年5月13日)に使用している。
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* 2007年8月7日ごろからは大井町線[[大岡山駅]] - [[大井町駅]]間開業80周年を記念して、9007Fの前面に特製のステッカーが貼付された。2008年3月28日の大井町線急行運転開始を前に、この記念ステッカーを貼付したまま同線所属の各停用車両と同様のグラデーションカラーに変更されるとともに側面のみ大井町線を表す誤乗防止のためのステッカーが貼付された。その後、記念ステッカーは同年8月中旬に撤去され、その跡に大井町線を表す誤乗防止用のステッカーが貼付された。
* 東横線では2013年3月15日をもって[[東京メトロ副都心線|副都心線]]乗り入れ対応改造工事を施工していない9000系の運用を終了したため、同年2月9日より3月14日まで、9001Fの両先頭車にヘッドマークを装着して運転された<ref>[http://railf.jp/news/2013/02/10/074500.html 東急9000系9001編成に、さよならマーク] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2013年2月10日</ref>。なお、クハ9101側とクハ9001側ではデザインが違っていた。装着当日は渋谷駅 - 武蔵小杉駅 - 元住吉検車区間で1往復の『[[タモリ倶楽部]]』による団体臨時列車に使用され、翌2月10日から3月14日まで通常の定期列車に充てられた。さらに、特急・通勤特急・急行で運転される際には、急行標識灯が点灯された。
* 2019年12月から2020年2月まで、大井町線全線開業90周年を記念して、9007Fの両先頭車にヘッドマークが掲出された。また、9090周年記念列車として大井町駅では同編成の出発式が開催された<ref>{{Cite web |和書|title=みなさまに愛されて大井町線が9090周年を迎えました。感謝を込めて大井町線9090周年記念企画を開催します。|お知らせ|東急電鉄株式会社 |url=https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_256.html |website=www.tokyu.co.jp |access-date=2022-05-06}}</ref>
* 2022年4月よりから2023年4月まで、東急グループ創立100周年を記念して、9007Fが大井町線の「東急グループ100100周年トレイン」として運行を開始しされた。同編成の両先頭車にヘッドマークが掲出されたほか、各車両の側面には車体ラッピングが施された。2023年3月まで運行される予定。<ref>{{Cite web |和書|title=特別企画列車「東急グループ100100周年トレイン」を運行します。~ 2022202241010日(日)から東急線7路線で順次運行開始 ~|ニュースリリース|東急株式会社 |url=https://www.tokyu.co.jp/company/news/list/Pid=post_400.html |website=www.tokyu.co.jp |access-date=2022-05-06}}</ref>
 
<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
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==今後の予定==
2022年1月7日付の東急電鉄のプレスリリース本系列は老朽化大井町線の車両更新として今後新型車両投入を発表し置き換えが計画されいる。2023年度より、本系列は新型および[[東急2000系電両に#9020系|9020系]]の置き換えを目的とした車両新造が開始される予定<ref name="press20220107">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20220107-1-all.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220107064741/https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20220107-1-all.pdf|format=PDF|language=日本語|title=2023年3月の実施に向けて鉄軌道旅客運賃の改定を申請 〜安全・安心にご利用いただける鉄道事業を継続し、公共交通としての社会的責任を果たしていきます〜|publisher=東急電鉄|page=13・28|date=2022-01-07|accessdate=2022-01-09|archivedate=2022-01-07}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tetsudo.com/news/2886/ |title=大井町線9000系・9020系の置き換え車両新造へ、東急の2023年度設備投資計画 |website=[[鉄道コム]] |publisher=[[朝日インタラクティブ]] |date=2023-05-11 |accessdate=2023-05-12}}</ref>。
 
また、一部の車両は[[西武鉄道]]に「[[サステナ車両]]」(西武鉄道が他社から譲受するVVVFインバータ制御車両の呼称)として譲渡され、2025年度以降に[[西武多摩川線|多摩川線]]・[[西武多摩湖線|多摩湖線]]・[[西武秩父線]]・[[西武狭山線|狭山線]]に導入し、同線の老朽化した車両を置き換える予定<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20230926_sasutenatrain.pdf |title=西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります |access-date=2023-9-26 |publisher=西武鉄道}}</ref>。
 
== 脚注 ==
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* [[東急1000系電車]]
* [[東急2000系電車]]
* [[桜木町駅#その他|創造空間9001]] - 桜木町駅の最終日の最終電車に充当された9001Fの先頭車の番号である「9001」に由来する。
 
 
{{東急電鉄の車両}}