「アイシテル〜海容〜」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2023年2月}}
{{Infobox animanga/Header
|タイトル=アイシテル〜海容〜
|ジャンル=[[ヒューマン|ヒューマン漫画]]
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{{Infobox animanga/Manga
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|ウィキポータル=[[Portal:漫画|漫画]]
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『'''アイシテル〜海容〜'''』(アイシテル かいよう)は、[[伊藤実 (漫画家)|伊藤実]]による[[日本]]の[[漫画]]作品、およびこれを原作とした[[テレビドラマ]]作品。漫画版は『[[BE・LOVE]]』([[講談社]])にて[[2006年]]
また、連続ドラマ版終了後の[[2010年]]5月より同誌において続編『'''アイシテル〜絆〜'''』(アイシテル きずな)が連載開始され、同年に完結し、単行本化された。[[2011年]]には連続ドラマ版の好評と漫画版続編の完結を受け、同名の作品が[[スペシャルドラマ]]として放送した。
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== 登場人物 ==
===
; 小沢 聖子
: ごく平凡な37歳の[[専業主婦]]。社交的な性格。
:
; 小沢 清(原作) / 小沢 秀昭(ドラマ版)
: 45歳。TVドラマ版では「秀昭」。市役所の勤務の公務員。家族思いで、妻や2人の子供たちに献身的な愛を注いできた。清貴が殺され、野口家に激しい怒りを向けつつも落胆する妻・聖子や愛されていないと反発する娘・美帆子を励まし、家族に笑顔を取り戻すために地道に努力する。しかし、さつきからの謝罪の手紙に再び野口家に対する怒りが再燃し、息子が暴行されていたことに気づかない親失格だから子供が殺人犯になると蔑む。しかし、鑑別所から戻って来た裕一と元通りに暮らすなんて許せないと叫ぶも野口家の人々が元通りに暮らせるはずがないと聖子に言われ、徐々に負の感情が鎮静化していく。▼
: [[市役所]]に勤める45歳の[[公務員]]。家族思いな性格。
▲:
: TVドラマ版ではその怒りがさらに深く描かれており、「個人情報」を理由に加害者のことを何一つ教えないどころか自分たち被害者を足蹴にする裁判所職員の侮蔑的な態度も重なって「あの家族を許さない」と憤慨するまでになる。
; 小沢 美帆子
: 清貴の姉。[[反抗期]]の真っ盛りである中学2年生。ヒステリックできつい性格。
:
: TVドラマ版ではその誕生日の前日、友達らと訪れた喫茶店で偶然、富田との面談に来ていたさつきを目撃してしまうというシーンが追加され、笑顔で振る舞うさつきの姿に激しい敵意と殺意を燃やしていくようになる。
; 小沢 清貴
: 本作の[[キーパーソン]]。小学1年生(テレビドラマ版では小学2年生)。家族からは「キヨタン」という愛称で呼ばれていた。
:
===
; 野口さつき
: 37歳。夫と私立附属小に通う愛息・裕一との3人暮らしの専業主婦。結婚を機に仕事を辞め、子育てに専念してきた。「子育ては常に自分が試されている」と感じており、子育てに楽しさを感じたことはなく、子育てを「してあげている」という意識を裕一に押しつけ、ことあるごとに冷酷に当たっていた。夫の協力を得られない家庭生活に疲れ、主婦同士で愚痴を言い合えるインターネット上のチャットに依存していたことも災いして裕一が心に負った深い傷に気づくことが出来ず、裕一が殺人事件を起こした時は酷く動揺し取り乱す。裕一の少年鑑別所の入所当初、自分達親に決して心を開かない裕一に不安を覚えていたが、その裕一が連れ去り犯に暴行されていたことを知ってショックを受け、楽しいチャットの時間の終わりになる裕一の帰宅を煩わしく思って暴行被害を受けて帰った日も冷たく切り捨てたことを深く後悔する。本当は優しい息子の姿と家裁調査官・富田の支えで裕一と真正面から向き合い、一緒に罪を償うことも改めて決意する。
: TVドラマ版では息子の塾費用を稼ぐためにパートで働く兼業主婦。多少過保護ではあるものの息子を純粋に愛する教育ママとして描かれてはいるもののどこか
; 野口義隆(原作) / 野口和彦(ドラマ版)
: 36歳
: TVドラマ版では原作に比べ人間らしい感情が強調されており、さつきの入院や会社のプロジェクト
; 野口裕一(原作) / 野口智也(ドラマ版)
: 11歳。小学6年生だが、TVドラマ版では
:
; 野口裕二(原作) / 野口直人(ドラマ版)
:
▲: スペシャルドラマ版では「直人」。終盤、誕生した次男。続編『アイシテル〜絆〜』の主人公。兄・裕一に命の尊さと自身の犯した罪を自覚させる切っ掛けになったことを知らず、突如姿を消した兄を思い悲しんでいた。しかし、ネットで裕一の殺人を知った周囲にイジメ被害に遭い、高校時代の友人も色眼鏡で見て離れてしまい、家族は自身を騙していたと蔑み慕っていた兄を憎むようになる。さらには、自身の境遇を理解してくれた友人と信じた相手に殺人犯の弟であることを告げ口されて賞を取り消され、その友人とも破綻した。母さつきが真摯に接して兄の殺人とその背景を説明しても、綺麗に飾った作り話だと決めつけて母を見下すばかりだった。
=== 富田家 ===
; 富田葉子
: 裕一の事件を担当する[[家庭裁判所調査官]]。自身にも小学4年の息子がいるため、親身になって罪を犯した少年少女の心を開く。裕一と対話していくうちに、裕一の深い心の傷と事件の背景に気づき、力になろうとする。息子・貫から小学校低学年の男子ばかりが連れ去り未遂犯に車に連れ込まれかけたことを聞き、もしや裕一もと彼の心の闇に潜む事件を察する。
; 富田貫(原作) / 富田健太(ドラマ版)
: 小学4年生
=== 警察・司法関係者 ===
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: 写真家。両親、特に母親の愛を実感できずに苦しむ美帆子の心を癒し、弟・清貴の事件を聞いて我が事のように嘆き涙を流した。美帆子と結婚した。
===
; 森田彩乃
:
: 姉に金をせびりながらバイトや遊び暮らしの日々を送っていたが、根は姉想いであり、小沢清貴殺害事件後は落胆する姉さつきをサポートする。彼氏がいることが後に判明、プロポーズを受けている。 ; 森田敏江
: さつきの母。実家で[[書道教室]]を開いていたが、事件がきっかけに悪評を囁かれて生徒が減り、閉鎖を余儀なくされる。
; 正子
: ホームレスの初老の女性。数年前に息子を亡くし、息子に似ていた智也に面影を重ねていた。
; 麻衣子
:
; 宏美
:
; 柏木エリ
: フラワーショップの店員で、さつきとは信頼できる友人同士。バツイチ、子持ち。
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: 裕一が通っていた小学校の教師。さつきに裕一のことを話す。
==
* 伊藤実『アイシテル〜海容〜』 講談社〈KCデラックス〉、全2巻
*# 2007年3月6日発売、
*# 2007年3月6日発売、
* 伊藤実『アイシテル〜絆〜』 講談社〈KCデラックス〉、全2巻
*# 2010年12月13日発売、
*# 2010年12月13日発売、
== テレビドラマ ==
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| 放送時間1 = 水曜22:00 - 22:54
| 放送分1 = 54
| 放送枠1 = [[水曜ドラマ (日本テレビ)|水曜ドラマ]]
| 放送期間1 = [[2009年]][[4月15日]] - [[6月17日]]
| 放送回数1 = 10
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}}
[[2009年]][[4月15日]]から[[6月17日]]まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系の「[[水曜ドラマ (日本テレビ)|水曜ドラマ]]」枠で放送された(初回と最終回は15分拡大)。[[ハイビジョン制作]]。[[キャッチコピー]]は、「'''このドラマを全ての母に捧げる'''」。
[[国際ドラマフェスティバル in TOKYO]] 2009の作品賞グランプリと第47回[[ギャラクシー賞]]奨励賞を受賞<ref>[
その続編として、スペシャルドラマ『'''アイシテル〜絆〜'''』が、[[2011年]][[9月21日]]の21:00 - 22:48に日本テレビ系で放送された。この冒頭で、小沢秀昭役を演じた佐野史郎がナビゲーター役として、連ドラを撮影していた当時の自身や主役の稲森の思いを語った。
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=== キャスト ===
==== 連続ドラマ版 ====
* 野口さつき - [[稲森いずみ]]<ref group="注">[[水曜ドラマ (日本テレビ)|水曜ドラマ]]での主演は初めてであり、同局での連続ドラマの出演は「[[探偵家族]]」以来約7年ぶりとなる。</ref>
* 小沢聖子 - [[板谷由夏]]<ref group="注">昨年の6月に長男を出産、本作では仕事復帰作であり、同時刻でのドラマ出演は、「[[ホタルノヒカリ (漫画)|ホタルノヒカリ]]」以来2年ぶりとなる。</ref>
* 野口和彦 - [[山本太郎]]
* 小沢美帆子 - [[川島海荷]]
* 野口智也 - 嘉数一星
* 小沢清貴 - [[佐藤詩音]]
* 宏美 - [[折山みゆ]]
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|2011年9月21日||あの衝撃作の続編、加害者家族のその後を描く。<br />生きていくことの意味、家族の愛と絆とは…命の重さをテーマに涙と感動を再び||高橋麻紀||星田良子||13.3%
|}
{{前後番組
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* タイトルの「海容」は、「他人の過ちや罪を広い海のような心を持って許す」という意味の熟語である。
* 智也役・嘉数一星、清貴役・佐藤詩音はオーディションの中から、それぞれ選ばれた。
* 同ドラマでは、以前この枠に出演した人物が多い([[板谷由夏]]「[[ハケンの品格]]」「[[ホタルノヒカリ (漫画)|ホタルノヒカリ]]」・[[山本太郎]]「[[神はサイコロを振らない (小説)|神はサイコロを振らない]]」・[[佐野史郎]]「[[正義の味方 (漫画)|正義の味方]]」・[[田中美佐子]]「[[14才の母]]」など)。
* 劇中の音楽を担当したS.E.N.S.の所属レコード会社の関係で、サウンドトラックはBMG JAPANからの発売となった。日本テレビのドラマのサウンドトラックが[[バップ]]以外のレコード会社から発売されたのは、水曜ドラマ枠では『[[おとなの夏休み]]』以来となる。
* 琉球放送では放送から1年経って、ドラマアゲイン枠で放送された。
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== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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302行目:
** [https://www.ntv.co.jp/aishiteru/ アイシテル〜海容〜]
** [https://www.ntv.co.jp/aishiteru-kizuna/ アイシテル〜絆〜]
* Hulu
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