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{{出典の明記| date = 2021年8月}}
'''ザ・ロック''' ('''the rock''', [[1972年]][[5月2日]] - )は、海外の[[プロレス]]団体の[[WWE]]所属[[プロレスラー]]兼[[俳優]]。[[アメリカ合衆国]][[フロリダ州]]出身。本名は'''ドゥエイン・ダグラス・ジョンソン''' ('''Dwayne Douglas Johnson''')。身長193cm、体重118kg(124.5kgとも)
{{Expand English|Dwayne Johnson|date=2021年8月}}
タトゥでロックの象徴「猛牛・ブラマー・ブル」のモデルはインド牛で子供の頃から好きだったという。ねばり強いが、同時にやさしく、感受性も豊かであるかららしい。なお、日本においては「'''ロック様'''」と呼称されることが多いが、これはWWEの字幕放送を行っている[[J Sports]]がそのように訳したためである。
{{ActorActress
| 芸名 = Dwayne Johnson
| ふりがな = ドウェイン・ジョンソン
| 画像ファイル = Dwayne_"The_Rock"_Johnson_Visits_the_Pentagon_(41)_(cropped).jpg
| 画像サイズ =
| 画像コメント = [[2023年]]
| 本名 = Dwayne Douglas Johnson
| 別名義 = ザ・ロック
| 出生地 = {{USA}}<br >[[カリフォルニア州]][[ヘイワード (カリフォルニア州)|ヘイワード]]
| 死没地 =
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| 身長 = 196 [[センチメートル|cm]]
| 生年 = 1972
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{{Infobox プロレスラー
| 名前 = '''ザ・ロック'''
| 画像 =
| 画像サイズ =
| リングネーム = '''ザ・ロック'''<br />ロッキー・メイビア<br />フレックス・カバーナ<br />ドウェイン・ジョンソン
| 本名 = ドウェイン・ダグラス・ジョンソン
| ニックネーム = '''ファイナル・ボス'''<br />ピープルズ・チャンピオン<br />グレート・ワン<br />ブラフマ・ブル<br />アクション・キング
| 身長 = 189 [[センチメートル|cm]]
| 体重 = 117 [[キログラム|kg]](全盛時)
| 所属 = [[WWE]]
| スポーツ歴 = [[アメリカンフットボール]]
| トレーナー = [[ロッキー・ジョンソン]]<br />[[パット・パターソン]]
| デビュー = [[1995年]]
}}
'''ドウェイン・ジョンソン'''(Dwayne Douglas Johnson、[[1972年]][[5月2日]] - )<ref>{{cite web|url=https://www.biography.com/actor/dwayne-johnson|title=Dwayne Johnson Biography: Film Actor, Athlete (1972–)|publisher=[[:en:Biography.com]] ([[:en:FYI (TV network)|FYI]] / [[A&E Networks]]| accessdate= December 12, 2017}}</ref>は、[[アメリカ合衆国]]の[[俳優]]、[[映画プロデューサー]]、[[実業家]]、[[プロレスラー]]<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=ロック様伝説8!ドウェイン・ジョンソンの意外なサイテー過去とは?! - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン) |url=https://screenonline.jp/_ct/17163756 |website=screenonline.jp |access-date=2023-06-18 |language=ja}}</ref><ref name=":1" /><ref name=":2" /><ref name=":3" />。[[リングネーム]]の'''ザ・ロック'''(The Rock、愛称:'''ロック様''')としても知られる<ref name=":0" /><ref name=":1" />。プロレスラー時代は絶大な人気を誇り<ref name=":1">{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH031280T00C21A5000000/|title=実力主義のプロゴルフに変化 露出・人気度で金銭分配|publisher=日本経済新聞|date=2021-05-05|accessdate=2022-04-10}}</ref>、[[2022年]]の年収は約300億円(約2.3億ドル<ref name=":3">{{Cite web|和書|title=俳優ドウェイン・ジョンソン、ビジネスで年間2.3億ドルを稼ぐ |url=https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E4%BF%B3%E5%84%AA%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%A7%E5%B9%B4%E9%96%9323%E5%84%84%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%92%E5%8F%A9%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99/ss-AATFSV5 |website=MSN |access-date=2023-02-18 |language=ja-JP}}</ref>)となり「[[世界で最も稼いだ俳優]]」1位にランクインした<ref name=":2">{{Cite web|和書|title=Forbesフォーブスが発表した世界で最も稼いだエンターテイナーたち |url=https://www.msn.com/ja-jp/money/other/forbes%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%96%E3%82%B9%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E6%9C%80%E3%82%82%E7%A8%BC%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%9F%E3%81%A1/ss-AA17pPi5 |website=MSN |access-date=2023-02-18 |language=ja-JP}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=〝ザ・ロック〟がサッカー界に進出か?英クラブ買収に乗り出す 昨年の収入は約300億円 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/264500 |website=東スポWEB |date=2023-05-27 |access-date=2023-06-18 |language=ja}}</ref>。近年は自主ブランドの[[エナジードリンク]]や[[テキーラ]]なども販売し莫大な利益を上げている<ref>{{Cite web |title=Dwayne Johnson Vows To Focus More on ZOA Energy Drink Brand To Protect $800M Fortune after Black Adam Disaster: "So far we've done Incredibly well" - FandomWire |url=https://fandomwire.com/dwayne-johnson-vows-to-focus-more-on-zoa-energy-drink-brand-to-protect-800m-fortune-after-black-adam-disaster-so-far-weve-done-incredibly-well/ |website=fandomwire.com |date=2023-01-18 |access-date=2023-07-09 |language=en-US}}</ref><ref>{{Cite web |title=The Rock Created a 'Tequila of the People' - Now He Wants Everyone to Try It |url=https://www.rollingstone.com/product-recommendations/lifestyle/the-rock-teremana-anejo-tequila-review-interview-1265436/ |website=Rolling Stone |date=2021-12-06 |access-date=2023-07-09 |language=en-US |first=Tim |last=Chan}}</ref>。
 
== 経歴人物 ==
[[カリフォルニア州]][[ヘイワード (カリフォルニア州)|ヘイワード]]出身、ホームタウンは[[フロリダ州]][[マイアミ]]。祖父、父共に名プロレスラーであり、三世プロレスラーとして知られる<ref>{{Cite web|和書|title=ドウェイン・ジョンソンの年齢身長出演作プロフィール&プロレスラーから俳優へ!結婚や娘について&かっこいい筋肉インスタ画像 {{!}} Memory Lane |url=https://memorylane-media.com/dwayne-johnson,%20https://memorylane-media.com/dwayne-johnson |website=memorylane-media.com |date=2019-11-21 |access-date=2023-07-04 |language=ja}}</ref>。[[2001年]]の[[ハムナプトラ2/黄金のピラミッド|ハムナプトラ2]]で映画俳優としてデビューし、[[2003年]]から本格的に俳優としての活動を開始した。プロレスや[[アメリカンフットボール|アメフト]]のバックグラウンドを生かし、俳優への本格転向後も役作りに必要ならばビルドアップした肉体やアクションを見せている。なお2011年の復帰以降も[[WWE]]公式サイトでは体重260ポンド(約118kg)とされている。
自らを「ピープルズ・チャンピオン」と名乗る尊大な態度のプロレスラーとして人気がある。
 
ザ・ロックとして「偉大な男(''The Great One'')」、「全ての娯楽界一シビれる男(''The Most Electrifying man in All of Entertainment'')」、「皆の王者(''The People's Champion'')」、「猛牛(''The Brahma bull''、ブラフマ・ブル)」、「ロッキー(''Rocky'')」など数多くのニックネームを持つ。[[猛牛]]のモチーフはオリジナルデザインの王座ベルトやグッズにも用いられている他、右肩には彼の象徴でもある片眉を吊り上げた表情(ピープルズ・アイブローとも言われる)をした赤目の猛牛の[[刺青|タトゥー]]が施されてある。モデルは子供の頃から好きだったというインド牛で、粘り強いが、同時にやさしく、感受性も豊かという意味が込められている。また2003年頃から、左半身を中心に[[サモア]]の伝統的な刺青を加え続けている。なお、日本においては「ロック様」と呼称されることが多いが、これは自らを三人称(''The Rock'')で語る口調をWWEの字幕放送を行っている[[J SPORTS]]および翻訳会社の[http://www.lumiere-inc.jp/ ルミエール]がそのように訳したことから始まるとされる。
祖父は伝説のサモア人レスラー、ピーター・メイビア。父も絶大な人気を誇ったレスラー、ロッキー・ジョンソンというレスラーの家庭に生まれ育つ。元々はプロレス志望ではなく、[[マイアミ大学]]で犯罪学を学ぶ傍ら、[[アメリカンフットボール|アメフト]]選手を目指すが負傷により断念。それを機にWWF(現在の[[WWE]])に入団する。
 
プロレスラーとしては、WWE(当時WWF)デビュー当初こそ凡庸なキャラクターで観客の不評を買ったが、徐々に精悍な顔立ちに高い身体能力と優れたマイクパフォーマンスの能力を発揮していき、わずか数年で高い人気を獲得した。試合中、リング外を問わず観衆を沸かせることに非常に長け、グラウンド的なレスリングスキルの意味に限定されない高いレベルの総合的なプロレスのセンスを持っていた。特に[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン|スティーブ・オースチン]]の[[スタナー]]などの技を受けた際に、身体能力を活かし派手に跳ね上がるような受け身を行うのも特徴的であった。
デビュー当初は父と祖父の名前にあやかった「'''ロッキー・メイビア'''」という[[リングネーム]]で戦っていたが、全く注目を浴びず一時離脱。(この時のキャラクターが「どこにでもいる好青年キャラ」で、あまりにも平凡すぎた為に注目されなかった)その後、リングネームを現在のものに変え、コスチュームも無駄に派手なものから黒を基調としたトランクスとブーツに変更。後はカリスマ性と創造性でみせている。スラングを多用したトークから人気に火が着き一気にスターダムへのし上がった。
 
俳優としても、コミカルな演技やアクションシーンなどで、プロレスラーとしての経験が発揮されている。活動当初はB級映画への出演や[[脇役]]が多かったものの、[[2009年]]の『[[ウィッチマウンテン/地図から消された山|ウィッチマウンテン]]』のヒットを契機に、[[2010年代]]からは着々と大作への出演が増えていき、[[2013年]]には[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]調査の[[ハリウッドスター]]の収入ランキングで5位に入った<ref>{{Cite web|title=Robert Downey Jr. Tops Forbes' List Of Hollywood's Highest-Paid Actors|url=https://www.forbes.com/sites/dorothypomerantz/2013/07/16/robert-downey-jr-tops-forbes-list-of-hollywoods-highest-paid-actors/|website=Forbes|accessdate=2019-03-17|language=en|first=Dorothy|last=Pomerantz}}</ref>。以降、現在まで上位に座り続け、ハリウッドスターとしての地位を確かなものにしている。また2013年の『[[オーバードライヴ (2013年の映画)|オーバードライブ]]』を皮切りに、徐々に製作側として参加することも増えている。日本でも[[ワイルド・スピードシリーズ]]などの出演により、肉体派[[アクション俳優]]としてプロモーションされる機会が増えている。
26歳でWWEの統一チャンピオンになり、その後は俳優として[[映画]]([[ハムナプトラ2]]、[[スコーピオンキング]]など)に出演。最近ではレスラーとしての露出は減ったが、依然絶大な人気を有している。[[2003年]][[4月27日]]の[[ペイ・パー・ビュー|PPV]][[WWE・バックラッシュ|バックラッシュ]]のメインイベントでは[[ヒール (プロレス)|ヒール]]として[[ビル・ゴールドバーグ]]と世紀の対決をした。
 
1990年代末から2000年代初頭の活躍によりすでにプロレスラーとしては成功し切っていることもあり、インタビューで引退をほのめかすような言葉を口にすることもあった。2019年まで正式にプロレスラーとしての引退を宣言してはいなかったが、その時点においても基本的には俳優としての活動が主であり、俳優としても評価され契約から万が一にも怪我出来ないため、2011年のWWE復帰後も[[レッスルマニア]]などの大舞台での散発的な試合復帰に留まっていた。事故が起きる可能性も考慮され、自分で車も運転出来ないという。
== [[フィニッシュ・ホールド]] ==
; [[ピープルズ・エルボー]] : 通称「スポーツエンターテイメント業界一しびれる技」。ダウンしている相手に対してロープ間を1往復してから肘を落とすのだが、肘打ちそのものよりもそこにいたるまでのプロセスが大切な技である。
;[[スパインバスター]] : 走ってくる相手を抱き止め、持ち上げて背中から落とす技。ピープルズエルボーへの繋ぎとして用いられることが多い。
; ロック・ボトム : タックルに行く形で相手の腋下に体を挿し込み、同時に右手で肩と腕をロック、そのまま片手で持ち上げて宙に浮き、全体重を乗せて叩きつける技。
; [[サソリ固め|シャープシューター]] : いわゆるサソリ固めだが、ロックのこの技には足のかけ方が逆になっていると言う特徴がある。
 
娘に[[女子プロレス|女子プロレスラー]]の[[シモーネ・ジョンソン]](エイヴァ・レイン)がいる。
== 語録 ==
 
== 来歴 ==
=== 青春期 ===
母方の祖父は[[ハワイ州|ハワイ]]マットの重鎮で伝説の[[サモア人]]レスラー、[[ピーター・メイビア|"ハイ・チーフ" ピーター・メイビア]]。父も絶大な人気を誇った[[ネグロイド|黒人]]レスラー、[[ロッキー・ジョンソン|"ソウルマン" ロッキー・ジョンソン]]というレスラーの家庭に生まれ育つ。どんな人種にも見える彼の独特の肌は、この[[サモア系アメリカ人|サモア系]]と黒人のハーフという珍しい血統による。
 
元々はプロレス志望ではなく、ハイスクール時代から[[アメリカンフットボール]]選手として活躍し、多くの大学からのスカウト受けその中の[[マイアミ大学 (フロリダ州)|マイアミ大学]]に進学。怪我に悩まされながらも同校のチーム「ハリケーンズ」でディフェンシブラインの花形選手として活躍し、[[1991年]]シーズンの[[オレンジボウル]]に勝利した。学業では犯罪学を学ぶ。卒業後は[[NFL]]を目指すが、指名が掛からずカナダのフットボールリーグ[[カナディアン・フットボール・リーグ|CFL]]でNFL入りを目指すも酷い生活の中、1年ほどで解雇されてしまいプロフットボーラーを断念する。なお、この当時から[[武藤敬司#グレート・ムタ|グレート・ムタ]]のファンでもあったことを公言している。
 
=== プロレスラーへ ===
[[File:WWF RAW 2001-10-15 The Rock at ringside.jpg|thumb]]
その後プロレスラー転向を目指し父とロン・スリンカーのコーチを受ける。その後[[パット・パターソン]]の紹介を得て[[WWE|WWF]](当時)でトライアウトとしてテレビ収録の[[ダーク・マッチ]]で2回ほど試合を行う(この時はリングネームは無く本名だった)。その後、[[1995年]]に[[テネシー州]][[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]の[[USWA]]([[ジェリー・ジャレット]]&[[ジェリー・ローラー]]主宰)でデビュー。当時の[[リングネーム]]は'''フレックス・カバーナ'''('''Flex Cavanah''')だった。この当時の一晩のファイトマネーは40ドルほど。
 
2度目のトライアウト(相手は[[オーエン・ハート]])でついにWWFに昇格し、[[1996年]]11月にPPV大会[[サバイバー・シリーズ#第10回大会(1996年)WWF Survivor Series 1996|サバイバー・シリーズ]]でデビュー。当初は父と祖父の名前にあやかった'''ロッキー・メイビア'''という[[リングネーム]]で戦い、[[トリプルH]]を下して[[WWE・インターコンチネンタル王座|IC王座]]を獲得するなどしたが、注目を浴びなかったため方向転換を余儀なくされた(この時のギミックが「どこにでもいる好青年キャラ」で、あまりにも平凡すぎたために注目されることはなく、挙句の果てには典型的な[[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]]にもかかわらず徐々に「サイテー」などのヤジを浴びせられ始め、彼を正統派フェイスとして売り出そうとしていた[[ビンス・マクマホン]]は「どこで間違ったんだ」と唖然としたようである)。
 
=== ザ・ロック出現、そして団体の顔へ ===
[[1997年]]5月に[[ヒール (プロレス)#ヒールターン|ヒールターン]]し、黒人至上主義のユニット、'''[[ネーション・オブ・ドミネーション]]'''(NOD)に加入。その後、NODのリーダーであった[[ロン・シモンズ|ファルーク]]と険悪になり、ユニットから追放し自らリーダーとなる。その後、本人の意向もあり[[ジム・ロス]]が「リングネームをザ・ロックに変更してはどうか」とビンスに提言し、これが了承される。同時にギミックに手が加えられ、コスチュームは無駄に派手なものから黒を基調としたショートタイツとブーツに変更し、髪を切った。これがザ・ロック誕生の経緯である。
 
当時の[[WWE王座|WWF王座]]戦線は[[ブレット・ハート]]や[[ショーン・マイケルズ]]の独擅場だったため、IC王座を巡りオースチン、[[ケン・シャムロック]]、オーエン・ハートらと熾烈な抗争を展開。[[トリプルH]]とはそれぞれ率いる[[D-ジェネレーションX|D-X]]とNODとの軍団抗争でも対決した。
 
[[1998年]]11月18日、[[サバイバー・シリーズ#第12回大会(1998年)WWF Survivor Series 1998|サバイバー・シリーズ]]で行われた[[WWE王座|WWF世界王者]]決定トーナメントを制し、当時最年少記録の26歳で王者となる。以降[[ミック・フォーリー|マンカインド]]やトリプルH、[[ジ・アンダーテイカー]]などのライバル達とWWF王座を巡って名勝負、名インタビューを連発。圧倒的なカリスマ性とスラングを多用した毒舌トークなどの創造性を前面に押し出したキャラクターは、アティチュード期の多くのファンの心を掴むこととなり、瞬く間にスターダムへのし上がった。その人気ぶりは[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]]と並び、ひとたび彼が入場すれば、オースチン同様爆発するかの如き歓声が会場中に響き渡るほどである。また、オースチンとのWWF王座戦は2度に渡ってレッスルマニアのメインイベントに組まれており、これを含め4年連続で同大会のメインイベントを務め、[[2001年]]に[[WCW]]が吸収合併された際には、同団体のトップレスラーだった[[ブッカー・T (プロレスラー)|ブッカー・T]]からサマースラムにて[[WCW・世界ヘビー級王座|WCW王座]]を奪取するなど止まらぬ活躍を見せ、プロレス界における一時代を見事自分のものとした。結果、現在に至るまでこのギミックは貫かれており、ロックは団体の顔というべきスーパースターの一人となった。
 
[[2002年]]3月1日、[[日本]]の[[横浜アリーナ]]で行われた[[WWE]]の[[ハウス・ショー]](日本公演)'''『SMACKDOWN TOUR LIVE IN JAPAN』'''で、[[プロレスラー]]として初来日を果たす。この際行われた[[クリス・ジェリコ]]と[[WWE王座|WWE統一ヘビー級王座]]を賭けた王座戦は、日本のファンをも熱狂させた。後にも先にも、日本で試合を行ったのはこの一度きりである。また、この際ゲストとしてかねてよりのファンであったグレート・ムタこと[[武藤敬司]]が解説席に招かれており、両者の対面がついに果たされることとなった。
 
[[File:Rockwrestling.jpg|right|thumb|200px|レッスルマニア18]]
その後は、かつての団体の顔的存在だった[[ハルク・ホーガン]]ら[[ニュー・ワールド・オーダー|nWo]]と抗争。後にオースチンも加勢し、[[3月17日]]の[[レッスルマニアX8|WrestleMania X8]]で事実上のメインとして行われたホーガンとのシングルマッチは、「ICON vs ICON」(新旧象徴対決)と銘打たれ、その歴史的な試合意義も含め名勝負として名高い。
 
=== 俳優へ ===
これに前後して『[[スタートレック:ヴォイジャー]]』、『[[ハムナプトラ2/黄金のピラミッド]]』へのゲスト出演をきっかけに[[映画]][[俳優]]転向を志し、『[[スコーピオン・キング (映画)|スコーピオン・キング]]』で初めて主演を務めた。この作品の撮影からの復帰後にもWWE統一ヘビー級王座を獲得したが、[[サマースラム#第15回大会(2002年)WWE Summer Slam 2002|サマースラム]]で[[ブロック・レスナー]]に敗れて転落。またこの時期、一連の行動が熱狂的なWWEファンの反感を買い、その凄まじい人気ぶりとは裏腹に、再びブーイングが浴びせられる様子も多々見られた。
 
この影響もあってか、[[2003年]]1月にWWEに復帰すると、往年のキャラクター性は維持しつつも、映画スターとしてのキャリアを誇示するヒールに変貌を遂げる。この時のリングネームは特に変わっていないものの、ファンからは'''"ハリウッド" ザ・ロック'''(''"Hollywood" The Rock'')と呼ばれることがある。[[ノー・ウェイ・アウト#第5回大会(2003年)WWE No Way Out 2003|ノー・ウェイ・アウト]]ではホーガンとの再戦、[[レッスルマニアXIX|WrestleMania XIX]]ではストーンコールドとの3度目となったレッスルマニアでの対戦(なおこれがストーンコールドの実質の引退試合となっている)、[[WWE・バックラッシュ#第5回大会(2003年)WWE Backlash 2003|バックラッシュ]]では「WCW最後の大物」[[ビル・ゴールドバーグ]]のWWE初試合と、世紀の対決を連発した。
 
[[2004年]]にはベビーフェイスに戻り、当時[[エボリューション (プロレス)|エボリューション]]と抗争していたかつての相棒[[ミック・フォーリー]]を助けるために3月1日の[[WWE・ロウ|RAW]]に登場した。そして3月14日の[[レッスルマニアXX|WrestleMania XX]]ではミック・フォーリーとのタッグ「ロックン・ソック・コネクション」を復活させ、エボリューションとのハンディキャップ・マッチを行ったが、試合には敗れた。5月17日には[[ジョナサン・コーチマン]]に口撃されていた[[ニコラス・ディンスモア|ユージン]]を助けるために突如登場。途中ユージンに「好きなレスラーはトリプルH」と言われてしまう一幕もあったが、二人でコーチマンを一蹴し大歓声を受けた。6月21日に自身の地元マイアミで行われたRAWにも登場している。そこでは自身と同じ三世スターである[[ランディ・オートン]]と口論となったため、GMの[[エリック・ビショフ]]に追い出されるような形で会場を後にしたが、これを最後にロックはWWEのリングから7年弱もの間遠ざかることになった。
 
だが[[2007年]]3月12日には、RAWにビデオながら突如登場し、[[レッスルマニア23|WrestleMania 23]]で行われるビンス・マクマホンの代理選手[[エディ・ファトゥ|ウマガ]]と[[ドナルド・トランプ]]の代理選手[[ボビー・ラシュリー]]勝負について語り、久々に決めゼリフも披露するなど、以降映像では度々番組に出演している。
 
[[2008年]]3月29日、祖父ピーター・メイビアと父ロッキー・ジョンソンの[[WWE殿堂]]入りを紹介するプレゼンターとして式典に姿を見せた。同年公開の映画『[[ゲット スマート]]』ではメインキャストの1人としてスパイを演じている。この年、米国の雑誌『[[エンターテインメント・ウィークリー]]』のインタビュー<ref>[https://ew.com/ew/article/0,,20192175_20192181_20204672,00.html ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンインタビュー] 2008年6月8日 Entertainment Weekly閲覧(英語版)</ref>に答え、「私はそのニックネームと共に全てを築いてきたことを承知しているが、そのネームバリューなしに何かもっと多くのことが出来ないものかずっと模索してきた。(私の名前が)“ザ・ロック”からドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンへ、そしてドウェイン・ジョンソンへと変わるのは自然の成り行きなんだ」と語り、ザ・ロックというキャラクターと訣別する意思を持っていることを明らかにしていた。
 
[[File:Dwayne Johnson at the 2009 Tribeca Film Festival 2.jpg|thumb|2009年]]
[[2009年]]には主演映画『[[ウィッチマウンテン/地図から消された山]]』は北米での公開週の[[興行成績]]が1位<ref>[https://www.afpbb.com/articles/-/2582562?pid=3921617 ディズニーの新作SF映画、北米興行成績で初登場1位] 2009年3月16日 (c)AFP</ref>となるなど、俳優としての注目度及び評価も徐々に上昇していった。同年、スマックダウン10周年記念放送にビデオメッセージで久々に出演。当初は自らをドウェイン・ジョンソンと名乗り映画スターとして落ち着いた口調で話していたが、次第にザ・ロックのキャラクターを思い出していき、最後は往年のロック節を聴かせ、復帰こそ明言しなかったものの、今なおスマックダウンの主役は自分であること、RAWのホストとしての出演を示唆するなどした。
 
=== 2011年、復活 ===
[[2011年]]2月14日、[[アナハイム]]で開催された[[WWE・ロウ|RAW]]にて、レッスルマニアのホストを務めるという形でおよそ7年ぶりにロックはWWEのリングに姿を現した。全盛期と変わらない大歓声で迎えられる中、往年の決め台詞を披露すると、現在もはや自分と同格の存在にある[[ジョン・シナ]]と、当時のWWE王者[[ザ・ミズ]]に対して痛烈なマイクアピールを行い、対決姿勢にあることを示唆した。そして迎えた4月の[[レッスルマニアXXVII|WrestleMania XXVII]]ではオープニングでマイクパフォーマンスを行うと、バックステージで往年のライバル・ストーンコールドと久々に対面した。
 
更に、メイン戦のザ・ミズとシナのWWE王座戦がダブルカウントアウトに終わるとすぐさま登場、その場で反則裁定なしでの再試合を命じる。すると再開直後にシナにロックボトムを見舞いシナの王座戴冠を阻む。運良く王座防衛したミズにもピープルズ・エルボーを浴びせた。翌日のRAWでシナの呼びかけに姿を表し、翌2012年の[[レッスルマニアXXVIII]]での[[一騎討ち]]を誓った。またこの試合へのカウントダウンもWWE公式サイト内で開始された。<ref>[http://us.wwe.com/shows/wrestlemania/200-days-till-wrestlemania-28 「レッスルマニア28まであと200日] 2008年9月18日 WWE公式サイト閲覧(英語版)</ref>
 
5月2日のRAWは、ロックの誕生日スペシャルと銘打たれた。番組内ではアメリカテレビ界における著名番組のホスト、[[サミュエル・L・ジャクソン]]ら映画俳優や、[[NBA]]選手らが祝福のコメントを寄せた。また[[ピットブル]]がパフォーマンスを行った他、[[マイア (歌手)|マイア]]が『Happy Birthday』を熱唱した。更に終盤には[[ビンス・マクマホン]]が登場、[[ショーン・コムズ|ディディ]]の『Coming Home』をBGMに使用したトリビュートビデオを披露し、華を添えた。その後、久々に復活した[[タフイナフ]]にゲスト出演、未来のWWEスーパースター達の目の前で、衰えを感じさせないリングワークを見せ付けた。他にも2011年の復活以降は様々な形でたびたびWWEの番組に登場している。
 
一方、正式な試合自体はレッスルマニアでの対シナ戦まで行わないのではとの憶測も飛んでいた。しかし[[2011年]]11月、[[ロン・キリングス|R・トゥルース]]とザ・ミズのコンビに苦しめられていた[[ジョン・シナ]]による指名を受け、[[マディソン・スクエア・ガーデン]]で開催された[[サバイバー・シリーズ]]でシナとタッグを組み、7年半ぶりにリング復帰を果たす。試合では「まだやれる」コールが巻き起こるなど健在振りを見せ、最後はミズを得意のスパインバスターからのピープルズ・エルボーで沈め見事勝利した。試合終了後にはシナに[[ロック・ボトム]]を食らわせレッスルマニアでの対戦へ向け強いインパクトを残した。
 
=== 2012年 ===
そして迎えた[[2012年]][[4月1日]]、[[レッスルマニア28]]にてジョン・シナとシングルで対戦。お互いに団体を代表する顔的存在となっているものの、観客はロックを支持する者が多く、シナが入場する際にはブーイングが多々あったが、ロックは大歓声の中入場し、奇しくもかつてのホーガン戦を思わせる光景となった。試合はシナに攻め込まれる場面がみられるも、[[スパイン・バスター]]や[[ピープルズ・エルボー]]、[[ロック・ボトム]]など全盛期を彷彿とさせる動きを見せ観客を大いに沸かせる。試合はお互いの必殺技を出し合いながら30分以上の激闘となり、試合後半は疲れが見えたものの、最後はシナがピープルズ・エルボーを模したところへカウンターのロック・ボトムを放ちそのまま3カウント。1年にわたる長い抗争は、ロックの勝利となった。
 
7月23日のRAW1000回特番に再び登場し、2013年1月に行われる[[ロイヤルランブル]]にて[[WWE王座]]に挑戦することを発表した。その後、同日行われていた[[CMパンク]]対[[ジョン・シナ]]のWWE王座戦に乱入した[[ビッグ・ショー (プロレスラー)|ビッグ・ショー]]を制するため自身も乱入したものの、ピープルズ・エルボーの最中にCMパンクからの攻撃を受け、ダウンさせられた。
 
=== 2013年 - 2014年 ===
[[File:Dwayne_"The_Rock"_Johnson_visits_Pendleton_140724-M-DN141-013.jpg|thumb|280px|2013年]]
前述の[[ロイヤルランブル]]にてWWE王者[[CMパンク]]と対戦。一度は[[ザ・シールド (プロレス)|第三者]]の介入もあり、CMパンクに敗れるが、直後にマクマホン会長の指示で再試合が行われ、ピープルズ・エルボーでフォール勝ちを収め、11年ぶりにWWE王座を獲得した。
 
4月7日に行われた[[レッスルマニア29]]のメインイベントでも、シナとのシングルマッチが行われ、激闘の末に破れWWE王座を失った。
 
2014年4月6日に行われた[[レッスルマニア|レッスルマニア30]]で、レジェンドのホーガン、オースチンらと再会し、トークをしあった。(本番前では、バックステージで仲睦まじい様子が映された。)
 
=== 2015年 - 2017年 ===
[[File:Dwayne Johnson 2018.png|thumb|250px|2018年]]
1月25日に行われたロイヤルランブルのバトルロイヤル戦に登場して、親戚の[[ロマン・レインズ]]の優勝を祝福する。
 
2015年、3分間で自撮り写真を105枚撮影したとして[[ギネス世界記録]]に認定されたが、翌2016年に[[ドニー・ウォルバーグ]]が122枚の記録を出しその記録は破られた<ref>{{cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1729501.html|title=47歳俳優3分間で最も自撮り写真を撮った世界記録|newspaper=日刊スポーツ|date=2016-10-26|accessdate=2016-10-26}}</ref>。その年、米[[フォーブス (雑誌)|フォーブス誌]]の「最も稼いだ男優2016」で第1位を獲得。推定収入は6,450万ドル<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0085609|title=「最も稼いだ男優2016」1位はドウェイン・ジョンソン|newspaper=シネマトゥデイ|date=2016-08-30|accessdate=2016-08-30}}</ref>。また、米娯楽誌[[ピープル (雑誌)|ピープル]]の『最もセクシーな男性』に選ばれ<ref>{{Cite web|和書|title=ドウェイン・ジョンソン、最もセクシーな男の栄冠を手に入れる!|url=https://www.cinemacafe.net/article/2016/11/16/44938.html|website=cinemacafe.net|accessdate=2019-06-29|language=ja}}</ref>、
同時期、 [[ディズニー映画]] 『[[モアナと伝説の海]]』で主要人物のマウイを演じ声優デビューも果たしたことでも話題となった。
 
さらに2017年、米[[Apple]]社のアプリケーション「[[Siri]]」のCM『The Rock×Siri』に出演し、日本でも放送された。<ref>[https://www.apple.com/jp/ios/siri/#film-siri Apple.com:The Rock × Siri]</ref>
 
=== 2019年 - 2022年 ===
2016年に行われたレッスルマニア32でのエリック・ローワン戦以降、ザ・ロックとしては全く試合を行っておらず、颯爽と現れてはマイクパフォーマンスやフィニッシャーを放つのみに留めていた。このことからファンの間で、レスラーとしてはセミリタイア状態になっているのではと噂されていたが、2019年8月1日、米テレビ番組に出演し、レスリングからは引退したと公言した<ref>{{Cite web|和書|title=ザ・ロック様曰く、プロレスラーとしては「密かに引退した」|url=https://d-generationx.com/article/38310/|website=D-Generation X|date=2019-08-05|accessdate=2019-08-05|language=ja|last=D-GENERATIONX.COM(管理者)}}</ref><ref>{{Citation|title=Dwayne "The Rock" Johnson Misses Wrestling|url=https://www.youtube.com/watch?v=ivBrMj4qLI4|accessdate=2019-08-05|language=ja}}</ref>。
 
2019年8月18日、ハワイにて12年来の恋人と挙式した<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908200000021.html ドウェイン・ジョンソンが12年来の恋人と結婚 - ハリウッド : 日刊スポーツ]</ref>。ドウェイン自身2度目の結婚になる<ref>{{Cite web|和書|title=@therock - Instagram:「We do. August 18th, 2019. Hawaii. Pōmaikaʻi (blessed) @laurenhashianofficial❤️ @hhgarcia41📸」|url=https://www.instagram.com/p/B1V5m7WFfUy/|website=Instagram|accessdate=2019-08-20|language=ja}}</ref>。
 
2020年8月、[[XFL]]を[[レッドバード・キャピタル]]と共同で買収し共同オーナーに就任することが発表され、2023年2月にシーズンが開幕された<ref>[https://www.sportico.com/2020/personalities/athletes/dwayne-the-rock-johnson-buys-xfl-for-15-million-with-redbird-capital-1234610422/ DWAYNE “THE ROCK” JOHNSON BUYS XFL FOR $15 MILLION WITH REDBIRD CAPITAL AS PARTNER]</ref>。2024年にXFLは[[USFL]]と統合されて[[ユナイテッド・フットボール・リーグ (2024-)|UFL]]となり、ジョンソンはその出資者となった。
 
2020年9月27日、[[アメリカ合衆国大統領選挙]]で[[民主党 (アメリカ)|民主党]]候補である[[ジョー・バイデン]]の支持を表明した<ref>{{Cite web|和書|title=ドウェイン・ジョンソンさん、バイデン氏とハリス氏への支持を表明|url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35160093.html|website=CNN.co.jp|accessdate=2020-10-11|language=ja}}</ref>。
 
2021年7月、映画「[[ワイルド・スピードシリーズ]]」にてアメリカ外交保安部(DSS)の凄腕捜査官であるルーク・ホブス役を務めていたが、主演の[[ヴィン・ディーゼル]]との[[確執]]問題で[[対立]]状態となり、今後製作される続編には出演しないとThe Hollywood Reporterのインタビューで明かした<ref>{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0124966|title=ロック様『ワイルド・スピード』続編2本に出演せず…シリーズ離脱へ|work=シネマトゥデイ|date=2021年7月26日|accessdate=2022年2月8日}}</ref>。しかし後に両者が和解したことが報じられ、この問題は解決に向かうこととなった。
 
2021年2月16日、米NBCにて若き日のドウェイン・ジョンソンを描く伝記ドラマ「ヤング・ロック」が放送された。
 
=== 2023年 - WWE再復帰、TKO取締役就任へ ===
 
2023年9月15日、WWEの[[スマックダウン|Smack Down!]]に数年ぶりに登場。[[オースティン・セオリー]]に[[スパイン・バスター]]、[[ピープルズ・エルボー]]を放った。
 
その後2024年1月1日のWWE·[[WWE・ロウ|RAW]]にも登場。[[ユブラジ・デッシィ|ジンダー・マハル]]を毒舌と必殺技で圧倒すると、「"議長の席"に座るべきか?」と親戚の[[ジョー・アノアイ|ローマン・レインズ]]との対戦を示唆した。これは[[アノアイ・ファミリー]]対決としてドリームマッチとされつつ中々実現しなかったカードであった<ref>{{Cite web |title=【WWE】ロック様サプライズ登場「ヘッド・オブ・ザ・テーブルに座るべきか?」レインズ戦示唆 - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202401030000021.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-02-25 |language=ja |last=藤中栄二}}</ref>。
 
1月24日、前年にWWEの親会社となったTKOホールディングスは、ドウェイン・ジョンソンを取締役に迎え、更にWWEから"ザ・ロック"の商標などの権利がジョンソンに渡ると発表<ref>{{Cite web |title=ロック様がWWE&UFC親会社の取締役に就任! 「ザ・ロック」の完全な商標権も獲得 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/289962 |website=東スポWEB |date=2024-01-24 |access-date=2024-02-25 |language=ja}}</ref>。
 
一方、1月28日の男子[[ロイヤルランブル]]戦で連覇した[[コーディ・ローデス]]が前年[[レッスルマニア39]]で敗れた[[WWE王座 (世界ヘビー級)|統一王者]]レインズにリベンジを期待される中、2月2日のSmackDownにて対戦を譲るとしロックが登場、レインズと睨み合い大歓声が起こった<ref>{{Cite web |title=全米熱狂!ドウェイン・ジョンソン、WWEにサプライズ復帰 「ロック様キター」自身11年ぶり王座奪還ビッグマッチに照準 {{!}} ニュース {{!}} ABEMA TIMES {{!}} アベマタイムズ |url=https://times.abema.tv/articles/-/10112962 |website=ABEMA TIMES |date=2024-02-04 |access-date=2024-02-25 |language=ja |first=ABEMA |last=TIMES編集部}}</ref>。
 
ところが日を経るごとにやや強引なマッチメイクや、ロックのTKO取締役就任の契約にレッスルマニアでのレインズ戦の条項が含まれていたとの噂に対してSNSやWWE興業でローデスへの支持とロックへのブーイングが起こり混沌とした雰囲気が見られ始め、ロックの元に殺害を仄めかす投稿が送られるまでの事態となった。
 
2月8日、レッスルマニアキックオフと題する大規模な会見イベントが開催。ここでレインズは一方的にロックとの対戦を宣言、ロックも家系図や血統を誇示し尊大に同調。しかしローデスが待ったをかけ、自分こそがレインズと対戦すると宣言。レインズとロックは猛反発し、ロックがローデスに平手打ち、[[世界ヘビー級王座 (2023)|世界ヘビー級王者]][[コルビー・ロペス|セス・ロリンズ]]も巻き込んだ乱闘寸前に<ref>{{Cite web |title=全米騒然!ドウェイン・ジョンソンに「ロッキー最悪!」異例ブーイング “何でもあり”のWWE象徴「この展開は恐れ入ったわw」 {{!}} ニュース {{!}} ABEMA TIMES {{!}} アベマタイムズ |url=https://times.abema.tv/articles/-/10113805 |website=ABEMA TIMES |date=2024-02-11 |access-date=2024-02-25 |language=ja |first=ABEMA |last=TIMES編集部}}</ref>。
 
イベント後、レインズvsローデスが正式発表され、ロックはSNSでSmackDownなどで権力の行使も辞さないと介入を示唆、自らを[[ボスキャラクター|ラストボス]](''The Final Boss'')と名乗り、事実上2003年以来の[[ヒール (プロレス)|ヒールターン]]となったことで、一連のマッチメイク騒動は取締役就任と商標権利の譲渡を除いて全てアングル上のものであったことが明らかとなった。
その後[[ブラッドライン]]に加入、レインズをリーダーとして「承認」した。
 
== 得意技 ==
[[File:Jilted Groom Hits Rock Bottom.jpg|thumb|ロック・ボトム]]
=== フィニッシュ・ホールド ===
; [[ロック・ボトム]]
: フィニッシュホールド。
: タックルに行く形で相手の腋下に体を挿し込み、同時に右手で肩と腕をロック、そのまま片手で持ち上げて宙に浮き、全体重を乗せて叩きつける技。
; [[ピープルズ・エルボー]]
: フィニッシュホールド。
: 通称「'''スポーツエンターテイメント界一シビれる技'''」。ダウンしている相手に対してロープ間を1往復してから肘を落とす。
: アクションが重要な技で観客も一体になって盛り上がる。そのパフォーマンス性の高さからロックは「娯楽スポーツ界最高の美技(''The most electrifying move in sports entertainment'')」と自称していた。
 
=== その他得意技 ===
; [[スパイン・バスター]]
: ピープルズ・エルボーへの繋ぎとして用いられることが多い。
; [[DDT (プロレス技)|DDT]]
: パンチを連発した後や、相手の腕を捻った後に首を捕らえて非常に素早く行う。この後にキップアップで跳ね起きることも多かった。
; [[サソリ固め|シャープシューター]]
: ロックの場合は深く腰を落とすことは無い。
; [[パンチング#ナックル・パンチ|ナックル・パンチ]]連打からの[[平手打ち|張り手]]
: 非常に派手なモーションながらも素早くパンチを連打して平手を掲げてから[[平手打ち|張り手]]で締めくくる。
; [[ラリアット|クローズライン]]
; [[ラリアット#フライング・ラリアット(ジャンピング・ラリアット)|フライング・クローズライン]]
; [[ブレーンバスター|スープレックス]]
; [[ブレーンバスター#雪崩式ブレーンバスター|スーパープレックス]]
; [[フィッシャーマン・スープレックス]]
; [[フロント・スープレックス|ベリー・トゥ・ベリー・スープレックス]]
; [[サモアン・ドロップ]]
: これらのいくつかの技は試合の流れを変える時に繰り出す。
; [[バックブリーカー|ショルダー・バスター]]
; [[体当たり#ダイビング・ボディ・アタック|ダイビング・クロス・ボディ]]
: 若手時代に使用していた。
 
== 主な語録 ==
* Just bring it!!
: (かかってこい!)
* If you smell what's The Rock  is cookin'!
:(ロック様の妙技を、たっぷりと、味わうがいい!)後にピープルズ・アイブロー(眉毛)を上げるのが決まり
: 後にピープルズ・アイブロー(皆の眉毛)を上げるのが「お約束」である。<br />なお、この決めゼリフは[[ビンス・マクマホン]]の提案によってできたものである(自伝「ザ・ロック」の記載より)。
* Finally The Rock has come back to ○○!
: (ついに、ロック様が、○○に帰ってきたぞ!)
: 空白部分には興行をする地名が入る。今まで訪れたことのない土地であったとしても「お約束」としてインタビュー中にこの言葉を叫ぶ。出身地であるフロリダ州[[マイアミ]]で興行が行われた際には「Finally The Rock has come back home」とアレンジしたこともある。
* Know your role, and Shut your Mouth!
: (身の程を知れ、そして黙れ!)
* Lay the SmackDown Hotel!
: (お仕置きホテルにぶち込んでやる!)
: WWEがウィークリー番組として放送している「[[スマックダウン|SmackDown(現・SmackDown LIVE)]]」の番組名はこの発言から取られている。
 
* It doesn't matter what you○○!
* Finally The Rock has came back to " "!
: ついに、ロックが、○○に帰ってきたぞなど関係なし!)
: まず相手に質問し、相手が喋り出すと同時に叫ぶ。空白部分にはロックが質問したこと(think「考え」やwant「希望」など)が入る。
::空白部分には興行をする地名が入る。今まで訪れたことのない土地であったとしてもお約束としてインタビュー中にこの言葉を叫ぶ。出身地であるフロリダ州[[マイアミ]]で興行が行われた際には「Finally The Rock has came back to home」とアレンジしたこともある。
* Boot to Asses!
: (ケツにお仕置き)
* [[パイ]](Pie) - [[女性器]]のこと。特に[[リリアン・ガルシア]]に対して使う事が多かった。
* シュトルーデル(Strudel) - [[男性器]]のこと。
* ジャブローニ(Jabroni) - 負け犬。[[ジョブ (プロレス)|ジョバー]]をイタリア語風にアレンジした造語。
このほかにロック自身の言葉ではないが、インタビュー中に会場のファン達が「ロッキー!」とコールし、ロックはインタビューを中断してそのコールに耳を傾けるという「お約束」もある。これは控室の選手、そして視聴者を惹きつけるためである。このため、ロックのインタビューは事前収録されず、必ずその場で収録されるという。
 
== 獲得タイトル ==
[[File: WWE Champion The Rock 2013.jpg |200px|right|thumb]]
; USWA
* USWAタッグ王座 : 2回(w / Bart Sawyer)
; WWE
* [[WWE・インターコンチネンタル王座]] : 2回
* [[WWE世界ヘビー級王座|WWF王座 / WWE統一王座 / WWE王座]] : 8回
* 2000年[[ロイヤルランブル]]優勝
* [[WWE・世界タッグチーム王座|WWF・世界タッグチーム王座]] : 5回(w / [[ミック・フォーリー]]×3、[[ジ・アンダーテイカー]]、[[クリス・ジェリコ]])
* [[WCW・世界ヘビー級王座|WCW王座 / 世界王座]] : 2回
 
== 入場曲 ==
このほかにロック自身の言葉ではないが、インタビュー中に会場のファン達が「ロッキー」とコールし、ロックはインタビューを中断してそのコールに耳を傾けるというお約束もある。これは控え室の選手、そして視聴者を惹きつけるためである。このため、ロックのインタビューは事前収録されず、必ずその場で収録されるという。
* Electrifying
: 2011年 -
* Is Cooking
: 2003年 - 2004年初期に使用。2つのバージョンがある。
* If You Smell...
: 2001年 - 2003年初期に使用。
* Know Your Role
: 1999年 - 2001年、2004年、2007年、2008年、2009年に使用。
* Do You Smell
: 1998年 - 1999年に使用。複数のバージョンが存在する。
* People's Champion
* Power
: NOD時代に使用。
* Destiny
: ロッキー・メイビア時代に使用。
* Blue Chipper
* Crank It Up
 
== タイトル履歴出演作品 ==
[[File: Dwayne_Johnson_2014_(cropped).jpg|thumb|200px|2014年]]
;WWE
=== 映画 ===
* [[WWE王座|WWF王座]] : 7回
{| class="wikitable sortable" style="font-size:85%;"
* [[WWE・インターコンチネンタル王座|IC王座]] : 2回
|-
* [[WWE・世界タッグチーム王座|WWF世界タッグ王座]] : 5回(&[[ミック・フォーリー]]x3、[[ジ・アンダーテイカー]]、[[クリス・ジェリコ]])
! 公開年 !! 邦題<br />原題 !! 役名 !! 備考 !! 吹き替え
* [[2000年]][[ロイヤル・ランブル]]優勝
|-
;WCW
| 2001 || [[ハムナプトラ2/黄金のピラミッド]]<br />''The Mummy Returns'' || スコーピオン・キング || || 原語音声(ソフト版)<br />[[髙田延彦|高田延彦]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]版)<br />[[郷里大輔]]([[テレビ朝日]]版)
* WCWヘビー級王座 : 2回(WWFがWCWを買収した後のため、獲得した際のリングはWWF)
|-
;USWA
| 2002 || [[スコーピオン・キング (映画)|スコーピオン・キング]]<br />''The Scorpion King'' || スコーピオン・キング(マサイアス) || || [[小山力也]](ソフト版)<br />[[東地宏樹]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]版)
* USWAタッグ王座 : 2回(&Bart Sawyer)
|-
| 2003 || [[ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン]]<br />''The Rundown'' || ベック || || 小山力也(ソフト版)<br />東地宏樹([[テレビ東京]]版)
|-
| 2004 || [[ワイルド・タウン/英雄伝説]]<br />''Walking Tall'' || クリス・ヴォーン || || [[楠大典]]
|-
| rowspan="2" | 2005 || [[Be Cool/ビー・クール]]<br />''Be Cool'' || エリオット・ウィルヘルム || || [[高瀬右光]]
|-
| [[DOOM (映画)|DOOM]]<br />''Doom'' || サージ || || [[石塚運昇]]
|-
| rowspan="2" | 2006 || [[サウスランド・テイルズ]]<br />''Southland Tales'' || ボクサー・サンタロス / ジェリコ・ケイン || || rowspan="2" | 小山力也
|-
| [[ギャングスターズ 明日へのタッチダウン]]<br />''Gridiron Gang'' || ショーン・ポーター ||
|-
| rowspan="2" | 2007 || [[ポリス・バカデミー/マイアミ危機連発!]]<br />''[[:en:Reno 911!: Miami|Reno 911!: Miami]]'' || リック・スミス || クレジットなし || (吹き替え版なし)
|-
| [[ゲーム・プラン]]<br />''The Game Plan'' || ジョー・キングマン || || 楠大典
|-
| 2008 || [[ゲット スマート]]<br />''Get Smart'' || エージェント23 || || 楠大典(ソフト版)<br />[[小杉十郎太]](テレビ朝日版)
|-
| 2009 || [[ウィッチマウンテン/地図から消された山]]<br />''Race To Witch Mountain'' || ジャック・ブルーノ || || rowspan="2" | 楠大典
|-
| rowspan="3" | 2010 || [[妖精ファイター]]<br />''Tooth Fairy'' || デレク ||
|-
| [[アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!]]<br />''The Other Guys'' || クリストファー・ダンソン || || [[株田裕介]]
|-
| [[ファースター 怒りの銃弾]]<br />''Faster'' || ドライバー || || 楠大典
|-
| 2011 || [[ワイルド・スピード MEGA MAX]]<br />''Fast Five'' || ルーク・ホブス || || 小山力也(劇場公開版)<br />不明(機内上映版)
|-
| 2012 || [[センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島]]<br />''Journey 2: The Mysterious Island'' || ハンク || || [[大塚明夫]]
|-
| rowspan="5" | 2013 || [[ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金]]<br />''Pain & Gain'' || ポール・ドイル || || rowspan="3" | 楠大典
|-
| [[G.I.ジョー バック2リベンジ]]<br />''G.I. Joe: Retaliation'' || ロードブロック ||
|-
| [[オーバードライヴ (2013年の映画)|オーバードライヴ]]<br />''Snitch'' || ジョン・マシューズ || 兼製作
|-
| [[ワイルド・スピード EURO MISSION]]<br />''Fast & Furious 6'' || ルーク・ホブス || || 小山力也
|-
| [[11ミリオン・ジョブ]]<br />''Empire State'' || ジェームズ・ランソン || ビデオ映画 || rowspan="2" | 楠大典
|-
| 2014 || [[ヘラクレス (2014年の映画)|ヘラクレス]]<br />''Hercules'' || [[ヘーラクレース|ヘラクレス]] ||
|-
| rowspan="2" | 2015 || [[ワイルド・スピード SKY MISSION]]<br />''Fast & Furious 7'' || ルーク・ホブス || || 小山力也
|-
| [[カリフォルニア・ダウン]]<br />''San Andreas'' || レイ・ゲインズ || || 楠大典
|-
| rowspan="2" | 2016 || [[セントラル・インテリジェンス]]<br />''Central Intelligence'' || ボブ・ストーン || || [[景浦大輔]]
|-
| [[モアナと伝説の海]]<br />''Moana'' || マウイ || 声の出演 || [[尾上松也 (2代目)|尾上松也]]
|-
| rowspan="3" | 2017 || [[ワイルド・スピード ICE BREAK]]<br />''The Fate of the Furious'' || ルーク・ホブス || || rowspan="2" | 小山力也
|-
| [[ベイウォッチ (映画)|ベイウォッチ]]<br />''Baywatch'' || ミッチ・ブキャナン || 兼製作総指揮<br />日本劇場未公開
|-
| [[ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル]]<br />''Jumanji: Welcome to the Jungle'' || スモルダー・ブレイブストーン || rowspan="2" | 兼製作総指揮 || rowspan="4" | 楠大典
|-
| rowspan="2" | 2018 || [[ランペイジ 巨獣大乱闘]]<br />''Rampage'' || デイビス・オコイエ
|-
| [[スカイスクレイパー (映画)|スカイスクレイパー]]<br />''Skyscraper'' || ウィル・ソーヤー || 兼製作
|-
| rowspan="4" | 2019 || [[ファイティング・ファミリー]]<br />''Fighting with My Family'' || 本人役 || 兼製作総指揮
|-
| [[シャザム! (映画)|シャザム!]]<br />''Shazam!'' || {{n/a}} || 製作総指揮 || {{n/a}}
|-
| [[ワイルド・スピード/スーパーコンボ]]<br />''Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw'' || ルーク・ホブス || rowspan="3" | 兼製作 || 小山力也
|-
| [[ジュマンジ/ネクスト・レベル]]<br />''Jumanji: Next Level'' || スモルダー・ブレイブストーン || 楠大典
|-
| rowspan="3" | 2021 || [[ジャングル・クルーズ]]<br />''Jungle Cruise'' || フランク・ウルフ || 小山力也
|-
| [[フリー・ガイ]]<br />''Free Guy'' || 銀行強盗 #2 || 声の出演(カメオ出演) || 不明
|-
| [[レッド・ノーティス]]<br />''Red Notice'' || ジョン・ハートリー || 兼製作<br />[[Netflix]]オリジナル映画 || rowspan="3" | 楠大典
|-
| rowspan="2" | 2022 || [[DC がんばれ!スーパーペット]]<br />''DC League of Super-Pets'' || {{仮リンク|クリプト・ザ・スーパードッグ|label=クリプト / バーク・ケント / スーパードッグ|en|Krypto}}<br />{{仮リンク|ブラックアダム|label=テス・アダム / ブラックアダム|en|Black Adam}}<br />アヌビス || 声の出演<br />兼製作
|-
| [[ブラックアダム (映画)|ブラックアダム]]<br />''Black Adam'' || テス・アダム / ブラックアダム || 兼製作
|-
| rowspan="2" | 2023 || [[ワイルド・スピード/ファイヤーブースト]]<br />''Fast X'' || ルーク・ホブス|| カメオ出演 || 小山力也
|-
| [[ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-]]<br />''Once Upon a Studio'' || マウイ || 声の出演<br />短編映画 || 尾上松也
|-
| rowspan="2" | 2024 || [[レッド・ワン]](原題)<br />''Red One'' || カラム・ドリフト || 兼製作 ||
|-
| [[モアナと伝説の海2]]<br />''[[:en:Moana 2|Moana 2]]'' || rowspan="2" | マウイ || 声の出演 ||
|-
| 2026 || <br />''Live-action's Moana''|| rowspan="2" | ||
|-
| TBA || <br />''The Smashing Machine'' || [[マーク・ケアー]] ||
|}
 
=== 出演映画テレビ ===
{| class="wikitable sortable" style="font-size:85%;"
*ハムナプトラ2
|-
*スコーピオンキング 
!放映年!!邦題<br />原題!!役名!!備考!!吹き替え
*ランダウン 
|-
*ビークール
| rowspan="2" | 1999 || [[ザット'70sショー]]<br />''That '70s Show'' || [[ロッキー・ジョンソン]] || 第1シーズン第15話「レスリング観戦」 ||
*ワイルドタウン 英雄伝説
|- ||
| [[ザ・インターネット#テレビドラマ版|ザ・インターネット]]<br />''The Net'' || ブロディ || 第20話「''Last Man Standing''」 ||
|-
| 2000 || [[スタートレック:ヴォイジャー]]<br />''Star Trek: Voyager'' || チャンピオン || 第6シーズン第15話「囚われのファイター」 || [[楠見尚己]]
|-
| 2000, 2002, 2009, 2015, 2017 || [[サタデー・ナイト・ライブ]]<br />''Saturday Night Live'' || 本人(ホスト) || 計5話出演 || {{n/a}}
|-
| 2007 || [[シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ]]<br />''Hannah Montana''|| rowspan="3" | 本人役 || 第2シーズン第17話「私がパパラッチ!」 ||
|-
| 2009 || [[ウェイバリー通りのウィザードたち]]<br />''Wizards of Waverly Place'' || 第2シーズン第15話「美術の先生」 || [[滝知史]]
|-
| rowspan="2" | 2010 || [[ファミリー・ガイ]]<br />''Family Guy'' || 第8シーズン第10話「''Big Man on Hippocampus''」 ||
|-
| [[超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム]]<br />''Transformers: Prime'' || クリフジャンパー || 声の出演<br />第1話「完全変形!トランスフォーマー登場」 || [[杉山紀彰]]
|-
| 2015-2019 || [[ballers/ボーラーズ]]<br />''[[:en:Ballers|Ballers]]'' || スペンサー・ストラスモア || 計47話出演<br />兼製作総指揮 || (吹き替え版なし)
|-
| 2019-2020 || <br />''The Titan Games'' || 本人(ホスト) || 兼企画・製作総指揮 || {{n/a}}
|-
| 2021-2023 || <br />''Young Rock'' || 大人のドウェイン・ジョンソン || 声の出演、ナレーター<br />兼企画・製作総指揮 || {{n/a}}
|}
 
== その他 ==
* WWEのスーパースターであると同時にハリウッドスターでもあり、それ故にレスラーとしての来日は難しい状況にある。もし、レスラーとしてブッキングする場合、「プライベートジェット機の使用」「ボディーガードを最低でも5人は用意する」「ギャラも1~2億では無理」と[[武藤敬司]]がインタビューで発言しており<ref>[[週刊プロレス]]2013年6月19日号の武藤敬司インタビューより</ref>、2023年に武藤の引退試合の相手として候補に挙げられ、実際に交渉も行ったが、数十億という高額のファイトマネーを提示し、武藤側が交渉を断念している<ref>{{Cite web|和書|title=武藤敬司、ザ・ロックへ引退試合の対戦相手オファーも「数十億と提示されて折り合いつかず」告白(2023年3月24日) |url=https://www.oricon.co.jp/news/2272758/full/ |website=オリコンニュース |access-date=2023-04-3 |language=ja}}</ref>。
* その武藤敬司とはレスラーとしての現役時代にWWEのジャパンツアー、並びに俳優転向後に映画「ヘラクレス」のジャパンプレミアで来日した際に対面している。後者の時には「この場でグレート・ムタ(武藤)にお会いできる事は正に光栄なことです。ピープルズ・エルボーは彼に影響されて作った技なんです」と公の場で明かした事で、武藤から冗談交じりに「ロイヤリティ欲しいですよね、How many times to use my elbow?(何回その技使ったの?)」と直接問いかけられるも「Only one.(一回だけ)」と笑顔で冗談を返し、会場を沸かせた<ref>{{Cite web|和書|title=WWEスーパースターのロック様が来日! 女性ファンに坊主頭のおさわり許可「覚悟を持って触ってくれ!」 - 映画「ヘラクレス」ジャパンプレミア{{!}} 海外ドラマ&セレブニュース TVグルーヴ|url=https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/2/nid/19452.html|website=www.tvgroove.com|accessdate=2021-12-07}}</ref><ref>{{Citation|title=ロック様、頭を触らせるファンサービス!映画『ヘラクレス』ジャパンプレミア:Hercules Japan Premiere "The Rock vs muta?"|url=https://www.youtube.com/watch?v=GNTzP6TKj54|accessdate=2021-12-07|language=ja-JP}}</ref>。
* [[ショーン・マイケルズ]]とは一度も対戦したことがない。その理由に関してはロックが活躍した時期がマイケルズが引退した後で、マイケルズが復帰した時期がロックがハリウッドに仕事を移した後というタイミングのズレが原因だと思われている。但し、「ザ・ロック」としてブレイクする以前の「ロッキー・メイビア」時代はマイケルズもWWFに所属している。(他にも不仲説などがあるが、これは決定的な証拠がないため断言できない。)<br>尚、(マイケルズと浅からぬ因縁のある)[[ブレット・ハート]]は「ショーンとハンター([[ポール・レヴェック|トリプルH]])はロッキー・メイビアをとにかく激しく嫌っていた」という不仲というよりマイケルズが一方的にロックを嫌っていた旨を後年、ポッドキャストで明かしている。
* 5歳の頃に、[[スティーヴ・リーヴス]]主演の『[[ヘラクレス (1958年の映画)|ヘラクレス]]』を見て、高校や大学でギリシャ神話やヘラクレスの12の難業を学び、ヘラクレスは肉体にしみ込んでいった。[[ブレット・ラトナー]]に会ったとき、「僕はこの役を演じるために生まれてきた」とまで言い、夢がかなったと感じている<ref>[[ヘラクレス (2014年の映画)]]日本語パンフレットのドウェイン・ジョンソンのインタヴュー</ref>。
* 2015年10月、[[アンダーアーマー]]と「世の中の男性、女性、子ども達を貪欲で謙虚で最も勤勉な人間に変えることができる、そんな革新的でカッコイイ商品を作る」ことを目標にパートナーシップを締結し、ブランド「PROJECT ROCK」シリーズを展開。日本では2018年3月に初めて展開された。
* 2021年12月オンラインゲーム「[[フォートナイト (ゲーム)|フォートナイト]]」のゲーム内イベント「[[フォートナイト バトルロイヤル|ジ・エンド]]」においてファウンデーションの中の人物として、ゲーム内でのビジュアルで登場。
* 2021年、Netflix映画『レッド・ノーティス』のプロモーションの一環としてインタビューに応じ、「次の[[ジェームス・ボンド]]俳優になりたい」と語った<ref>{{Cite web|和書|title=ドウェイン・ジョンソン、次のジェームズ・ボンドにまさかの立候補! (2021年11月17日) |url=https://www.excite.co.jp/news/article/Crankin_96543/ |website=エキサイトニュース |access-date=2022-07-30 |language=ja}}</ref>。
 
== 日本語吹き替え ==
主に担当しているのは、以下の二人である。
; [[楠大典]]
: 2004年の『[[ワイルド・タウン/英雄伝説]]』で初担当。『[[ジュマンジシリーズ]]』、『[[ブラックアダム (映画)|ブラックアダム]]』をはじめとして、現在は専属([[フィックス]])に近い形でアニメ作品も含めた大半の作品を吹き替えており、「'''ドウェインの吹き替えでお馴染み'''」と評されるほどに定着している<ref>{{Cite web|和書|title=ロック様がスーパーマンの相棒犬役!『DC がんばれ!スーパーペット』8月公開、日本版声優に楠大典ら|シネマトゥデイ |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129586 |website=シネマトゥデイ |access-date=2023-01-23 |language=ja}}</ref>。
:楠自身もドウェインのファンであることを公言しており<ref>{{Cite web|和書|title=Netflixオリジナル映画「レッド・ノーティス」 吹き替え版声優は楠大典×甲斐田裕子×加瀬康之 : 映画ニュース |url=https://eiga.com/news/20211029/12/ |website=映画.com |access-date=2023-03-30 |language=ja}}</ref>、彼の演技について「ドウェインは最初の作品から見ていますが、コメディからシリアスまで色んな役をこなせる凄い役者さんで、振り幅が広い演技プランは役者としてもとても勉強になります」と敬意を払っていることを明かしている<ref>{{Cite web|和書|title=ブラックアダム役は楠大典「大きな目標でした」 杉村憲司、榎木淳弥、内田真礼ら日本版声優発表 |url=https://anime.eiga.com/news/117301/ |website=アニメハック |access-date=2022-12-25 |language=ja}}</ref>。
; [[小山力也]]
: 『[[スコーピオン・キング]]』などデビュー初期の作品から担当。2000年代後半以降は、上述の楠が担当することが多くなっていたが、『[[ワイルド・スピード]]』シリーズのドウェイン演ずるルーク・ホブス役に関しては、既に楠が[[ヴィン・ディーゼル]]演ずる[[ドミニク・トレット]]の吹き替えを務めていたことから、小山が担当している。それ以降も、2017年の『[[ベイウォッチ (映画)|ベイウォッチ]]』や、2021年の『[[ジャングル・クルーズ]]』でも吹き替えを担当しており、楠と分け合う形での持ち役となっている。小山はドウェインの演技について「鋼のアクションに加えコメディーのセンスも抜群」と絶賛している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0123885|title=小山力也、ディズニー『ジャングル・クルーズ』日本版声優に!ロック様演じる船長役|website=シネマトゥデイ|date=2021-06-04|accessdate=2021-07-30}}</ref>。
 
このほかにも、[[東地宏樹]]、[[大塚明夫]]、[[小杉十郎太]]、[[石塚運昇]]、[[楠見尚己]]なども声を当てたことがある。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[アノアイ・ファミリー]]
* [[プロレス]]
* [[ピーター・メイビア]]
* [[プロレスラー一覧]]
* [[ロッキー・ジョンソン]]
* [[シモーネ・ジョンソン]]
* [[ラーズ・アンダーソン]]
* [[サブリナ・ファネーネ|ナイア・ジャックス]]
* [[ヴィン・ディーゼル]]
* [[ジェイソン・ステイサム]]
* [[深浦加奈子]] - 生前、熱狂的なファンを公言しておりグッズや写真の収集家であったと語っていた。
 
== 外部リンク ==
{{commonscat|Dwayne Johnson}}
* [https://www.wwe.com/superstars/the-rock WWE Alumni profile]
* [https://www.onlineworldofwrestling.com/profile/rock-hunter/ Online World of Wrestling profile]
* {{IMDb name|id=0425005|name=Dwayne Johnson}}
* {{allcinema name|id=466144|name=ドウェイン・ジョンソン}}
* {{Kinejun name|id=158028|name=ドゥエイン・ジョンソン}}
* {{Facebook|DwayneJohnson|Dwayne The Rock Johnson}}
* {{Instagram|therock|therock}}
* {{Twitter|therock|Dwayne Johnson}}
 
{{MTVムービー・アワード司会者}}
[[Category:アメリカ合衆国のプロレスラー|さろつく]]
{{WWE世界ヘビー級王座}}
[[Category:WWE|さろつく]]
{{WWEインターコンチネンタル王座}}
[[Category:1972年生|さろつく]]
 
{{Normdaten}}
[[de:Dwayne Douglas Johnson]]
{{DEFAULTSORT:しよんそん とうえいん}}
[[en:The Rock (entertainer)]]
[[Category:アメリカ合衆国のプロレスラー]]
[[es:The Rock (Lucha Libre)]]
[[Category:アメリカンフットボール出身のプロレスラー]]
[[it:Dwayne Johnson]]
[[Category:WWEに参戦したプロレスラー]]
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[[Category:アメリカ合衆国のアメリカンフットボール選手]]
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[[Category:在カナダ・アメリカ人のスポーツ選手]]
[[Category:アイルランド系アメリカ人のアメリカンフットボール選手]]
[[Category:アフリカ系アメリカ人のアメリカンフットボール選手]]
[[Category:サモア系アメリカ人のアメリカンフットボール選手]]
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[[Category:カナダ系アメリカ人]]
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[[Category:1972年生]]
[[Category:存命人物]]