「彼らが本気で編むときは、」の版間の差分

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| ナレーター =
| 出演者 = [[生田斗真]]<br />[[桐谷健太]]<br />[[柿原りんか]]<br />[[ミムラ (女優)|ミムラ]]<br />[[小池栄子]]<br />[[門脇麦]]<br />[[柏原収史]]<br />[[込江海翔]]<br />[[りりィ]]<br />[[田中美佐子]]
| 音楽 = [[江藤直子]]
| 主題歌 =
| 撮影 = [[柴崎幸三]]
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== 概要 ==
前作『[[:en:Rent-a-Cat|レンタネコ]]』から5年ぶりとなる[[荻上直子]]監督オリジナル脚本作品<ref>{{cite news|url=httphttps://eiga.com/news/20160321/3/|title=生田斗真&桐谷健太が恋人役に!荻上直子監督がトランスジェンダー描く|newspaper=映画.com|date=2016-03-21|accessdate=2016-12-04}}</ref>。テーマは[[LGBT]]と家族の在り方([[差別]]や[[ネグレクト|育児放棄]]を含む[[社会問題]])<ref>{{cite news|url=http://dentsu-ho.com/articles/4688|title=エンターテインメントから LGBTへの理解を深めてもらいたい|newspaper=電通報|date=2016-11-24|accessdate=2016-12-04}}</ref>。モチーフは[[編み物]]。主演の生田が[[トランスジェンダー]]の元男性を演じている<ref name=shibukei170218>{{cite news|url=https://www.shibukei.com/headline/12091/|title=渋谷区、映画でLGBT理解促進へ 生田斗真さん主演作とコラボ|newspaper=シブヤ経済新聞|date=2017-01-25|accessdate=2017-02-18}}</ref>。また、[[2016年]]11月に死去した[[りりィ]]の遺作となった<ref>{{cite news|url=httphttps://news.mynavi.jp/newsarticle/2017/01/18/45320170118-a453/|title=生田斗真、故・りりィさん追悼 - 遺作はベルリン国際映画祭に|newspaper=マイナビニュース|date=2017-01-18|accessdate=2017-02-15}}</ref><ref>{{cite news|url=https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1062017/|title=【遺作公開】“りりィ”さんが遺した一筋縄ではいかない母親像 20歳の歌姫が唯一無二の女優となるまで|newspaper=dメニュー映画|date=2017-02-20|accessdate=2017-02-21}}</ref>。
 
トランスジェンダーの[[真境名ナツキ]]の母親が、子供思春期の頃に「ニセ乳」を作ってあげというエピソードが載った新聞記事に着想を得た荻上が興味を示し、母親に会って取材をしたのが映画制作のきっかけである<ref>{{cite news|url=http://okstars.okwave.jp/vol631/|title=Vol.631 映画監督 荻上直子(映画『彼らが本気で編むときは、』インタビュー)|newspaper=OKWAVE|date=2017-02-08|accessdate=2017-02-19}}</ref>。2016年[[3月11日]]クランクイン<ref>{{cite news|url=https://www.facebook.com/kareamu/posts/223063768100402|title=Facebook限定 〈プロデューサーズノート公開スタート!〉|newspaper=映画「彼らが本気で編むときは、」Facebook|date=2017-02-11|accessdate=2017-02-19}}</ref>。
 
[[文部科学省]]選定作品(少年向き・青年向き・成人向き)<ref>{{citeCite web|和書|url=httphttps://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/movie/020301/1379407.htm|title=映像作品等選定一覧(平成28年11月)|publisher=[[文部科学省]]|date=|accessdate=2017-01-20}}</ref>。LGBT先進自治体であり、日本国内で初めて「パートナーシップ証明書」を導入した[[東京都]][[渋谷区]]、および渋谷区教育委員会が初の推奨作品に選定した<ref>{{cite newsR|url=http://www.shibukei.com/headline/12091/|title=渋谷区、映画でLGBT理解促進へ 生田斗真さん主演作とコラボ|newspaper=シブヤ経済新聞|date=2017-01-25|accessdate=2017-02-18shibukei170218}}</ref>
 
第67回[[ベルリン国際映画祭]]・パノラマ部門正式出品、ジェネレーション部門特別上映作品<ref>{{cite news|url=httphttps://eiga.com/news/20170118/25/|title=生田斗真主演「彼らが本気で編むときは、」がベルリン映画祭2部門で上映決定!|newspaper=映画.com|date=2017-01-18|accessdate=2017-01-20}}</ref>。ベルリン国際映画祭で日本映画初の[[テディ賞|テディ]]審査員特別賞<ref>{{cite news|url=http://www.astage-ent.com/cinema/kareamu-6.html|title=映画『彼らが本気で編むときは、』 第67回ベルリン国際映画祭 テディ審査員特別賞受賞!日本映画“初受賞”の快挙!|newspaper=Astage-アステージ-|date=2017-02-18|accessdate=2017-02-18}}</ref>と観客賞(2nd place)<ref>{{cite news|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021800502&g=soc|title=荻上監督作品に2賞=ベルリン映画祭|newspaper=時事ドットコム|date=2017-02-18|accessdate=2017-02-26}}</ref>をダブル受賞した。
 
全国154スクリーンで公開され<ref>{{cite news|url=httphttps://eiga.com/news/20170225/12/|title=生田斗真、ベルリン国際映画祭から凱旋「頑張っていれば思いは伝わる」|newspaper=映画.com|date=2017-02-25|accessdate=2017-02-28}}</ref>、2017年[[2月24日]]、25日の[[ぴあ]]映画初日満足度ランキングで1位を獲得<ref>{{cite news|url=http://cinema.pia.co.jp/news/170045/69854/|title=「真っ直ぐ向き合った作品」生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』が満足度第1位!|newspaper=ぴあ映画生活|date=2017-02-27|accessdate=2017-02-28}}</ref>。2017年[[2月25日]] - [[3月3日]]の週間映画ランキング([[興行通信社]]調べ)で初登場8位にランクインした<ref>{{Cite web |和書|url=http://www.kogyotsushin.com/archives/weekly/201703/03000000.php |title=2月25日〜3月3日 週間映画ランキング |publisher= - CINEMAランキング通信 |accessdate=2017-03-07}}</ref>。
 
== あらすじ ==
母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモが、おじのマキオの家を訪ねると、彼は恋人リンコと生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。
トモには同性愛に悩む男子の友達・カイがいて、クラスでいじめに合っている。トモは最初リンコに対して抵抗を示したが、その優しさ、本当の母性に触れて打ち解け、家族の一員になっていく。と共に同性愛のカイも受け入れていく。
マキオの母親は認知症で施設に入っていて、その介護担当がリンコだったことから結ばれたもので、その優しさと美しさは性を超越して一目惚れしたという。
リンコは戸籍を女性に変えて結婚をし、トモを養子に迎えることを望んでいて、男根を模した謎の編み物を作り、108個の煩悩の数作ったら燃やして供養するという。
ところがある日突然、トモの母・ヒロミが現れてトモを引き取りたいと言い、それぞれの本音がぶつかり合う。結局、トモは実の母親を選び、別れを惜しみながらリンコたちの元を去るが、二人からのプレゼントを開けてみると、リンコが編んだ毛糸のオッパイだった。
 
== キャスト ==
; リンコ - [[生田斗真]](中学生時代:[[橋楓翔]])
: トランスジェンダーの介護士。
; 小川マキオ - [[桐谷健太]]
: リンコの恋人。
; 小川トモ - [[柿原りんか]]
: マキオの姪。
; 小川ヒロミ - [[ミムラ (女優)|ミムラ]]
: トモの母。マキオの姉。
; ナオミ - [[小池栄子]]
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; カイ - [[込江海翔]]
: トモの同級生。
; 小川サユリ - [[りりィ]]
: マキオとヒロミの母。
; フミコ - [[田中美佐子]]
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; 斉藤 - [[品川徹]]
: 老人ホーム入居者。
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== スタッフ ==
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* スタイリスト - 堀越絹衣
* フードスタイリスト - [[飯島奈美]]
* 音楽 - [[江藤直子]]
* イメージソング - [[ゴスペラーズ]]「[[Fly me to the disco ball|True Colors]]」([[キューンミュージック]])
* 助成 - [[文化庁]]文化芸術振興費補助金
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** [[テディ賞]] - 審査員特別賞
** 観客賞(2nd place)
* 第16回{{仮リンク|ニューヨーク・アジア映画祭|en|New York Asian Film Festival}}(2017年)
** 観客賞
* 第12回[[KINOTAYO現代日本映画祭]](2017年)
** ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)
* [[ウーディネ極東映画祭]]
** 観客賞(ゴールデン・マルベリー)(『彼らが本気で編むときは、』、2017年)
 
== 関連商品 ==
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;Blu-ray / DVD
:
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
;ノベライズ
:* 彼らが本気で編むときは、([[2017年]][[1月18日]]発売、[[PARCO出版]]、ISBN 978-4865062038)原作:荻上直子、[[ノベライズ]]:[[百瀬しのぶ]]、絵:[[今日マチ子]] <ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/213324|title=生田斗真「彼らが本気で編むときは、」ノベライズ本発売、今日マチ子がイラスト担当|newspaper=映画ナタリー|date=2016-12-15|accessdate=2016-12-16}}</ref>
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
:: 原作:荻上直子 / [[ノベライズ]]:[[百瀬しのぶ]] / 絵:[[今日マチ子]] <ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/eiga/news/213324|title=生田斗真「彼らが本気で編むときは、」ノベライズ本発売、今日マチ子がイラスト担当|newspaper=映画ナタリー|date=2016-12-15|accessdate=2016-12-16}}</ref>
;サウンドトラック
:*映画「彼らが本気で編むときは、」サウンドトラック(2017年[[2月15日]]発売、[[ソニー・ミュージックマーケティング|Sony Music Marketing Inc.]])※音楽配信
 
== 関連項目 ==
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* {{Twitter|kareamu|映画『彼らが本気で編むときは、』}}
* {{Facebook|kareamu|映画『彼らが本気で編むときは、』}}
* {{IMDb title|5633706}}
 
{{Movie-stub}}
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[[Category:日本のドラマ映画]]
[[Category:日本のLGBT関連映画]]
[[Category:電通製作の映画]]
[[Category:ジェイ・ストーム製作の映画]]
[[Category:SMEJの映画作品]]
[[Category:パルコの映画作品]]
[[Category:機能不全家族を題材とした映画作品]]
[[Category:社会問題差別を題材とした映画作品]]
[[Category:人間関係を題材とした映画作品]]
[[Category:荻上直子の監督映画]]
[[Category:編物]]
[[Category:文部科学省選定]]