「シキザクラ (テレビアニメ)」の版間の差分
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| 開始日 = 2020年12月25日{{R|natalie20201225}}
| 終了日 = 2022年11月25日
| 巻数 =
| 話数 = 全24話
}}
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== 企画・制作 ==
2017年に若者向けの[[ポップカルチャー]]事業に取り組もうとした中京テレビが中心となって企画した『ナゴヤアニメプロジェクト!』の一環として制作を開始<ref name="shiki">「春に咲け!名古屋発アニメ」 - 2020年5月23日付 [[中日新聞]]朝刊13面(カルチャー欄)より</ref>。テレビアニメがほとんど東京で制作している現状があるために地元で就職できない学生が多いことを踏まえ、地元発のアニメ制作が定着すれば、他の放送局や制作会社が参入
特徴として、[[東海3県]]([[愛知県]]・[[岐阜県]]・[[三重県]])を舞台にし、作中のキャラクターも共通語・東京弁だけでなく地元の方言を使う、キャスト(出演声優)も地元出身など地方が舞台ということにこだわったものになっている。加えて[[名古屋牛乳|ローヤルトップ]]や[[しるこサンド]]など地域にゆかりのある商品も実名で登場する。当初はロボットアニメとして展開しようとしていた<ref>[https://locipo.jp/creative/19d057c1-5e60-4d18-a49e-330bb4d7913e?list=9348ea17-a3e2-43ac-a27f-48629412e2d8 アニメ制作の裏側全部見せます!#13 監督とプロット案会議] - 2017年7月31日配信『ナゴヤアニメプロジェクト!』([[Locipo]]・[[中京テレビ放送|中京テレビ]])より</ref>ものの、パワードスーツを着用する案に変更された<ref>[https://locipo.jp/creative/5518fd61-f3a2-4287-8ba5-fd575ace037c?list=9348ea17-a3e2-43ac-a27f-48629412e2d8 アニメ制作の裏側全部見せます!#14 プロット&キャラデザ修正] - 2017年8月7日配信『ナゴヤアニメプロジェクト!』([[Locipo]]・[[中京テレビ放送|中京テレビ]])より</ref>。また、全編フルCGによる制作でもある
2018年7月にタイトル発表<ref>[https://twitter.com/ShikizakuraA/status/1152926482940874752 2019年7月21日の公式ツイート]より</ref>。当初は2019年度の完成を目指していた<ref>[https://locipo.jp/creative/e7675b46-6732-4778-b3d0-6d08f63064c6?list=9348ea17-a3e2-43ac-a27f-48629412e2d8 アニメ制作の裏側全部見せます!#1 ナゴヤでアニメを作る!?] - 2017年5月11日配信『ナゴヤアニメプロジェクト!』([[Locipo]]・[[中京テレビ放送|中京テレビ]])より</ref>が、2020年<ref>[https://www.ctv.co.jp/company/press/2018/20181001.pdf 中京テレビが、アニメ「シキザクラ製作委員会」に参加、初めてアニメ製作を行う事を決定!2020年中の放映を目指し、東海エリアで初めてのテレビシリーズ(30分12話)アニメ制作となります。] - 2020年10月1日付 中京テレビ放送プレスリリースより</ref>→2021年と延期に延期を重ねる結果となった。なお、企画制作の過程は『[[Locipo]]』
2020年6月、[[ZIP-FM]]で放送されている『[[GENZ]]』とのコラボを発表した。この中で、『GENZ』に出演している[[野田つばさ]]および[[石井七瀬]]、さらにZIP-FMナビゲーターの[[中川大輔 (ラジオDJ)|中川大輔]]が声優として本アニメに出演することが発表された<ref>[https://twitter.com/ShikizakuraA/status/1270926346034671616 2020年6月11日の公式ツイート]より</ref>。なお、石井七瀬は『シキザクラ』公式Twitterの中の人を担当している<ref>[https://twitter.com/ShikizakuraA/status/1270514895067287555 2020年6月10日の公式ツイート]より</ref>。
2021年9月、[[中京テレビ放送|中京テレビ]]で放送の『[[キャッチ!|キャッチ!]]』にて、メインキャスターの[[恩田千佐子]]が本人役で出演することが番組内で発表された。<ref>{{Cite web
同年10月にはご当地男性アイドルグループの[[BOYS AND MEN]]が本人役で出演することを発表<ref>{{Cite web
2021年12月、愛知県が舞台のアニメ「[[八十亀ちゃんかんさつにっき]]」とコラボ。本アニメ最終話にヒロインの八十亀を始めとするキャラクターがモブとしてカメオ出演している。<ref>{{Cite web
== 作品の舞台 ==
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=== 愛知県豊田市 ===
'''小原ふれあい公園'''<ref name=":0">{{Cite web
: 豊田市小原地区(以下、小原町)に存在する公園。アニメのモチーフにもなっている[[シキザクラ]]が約300本植えられている。8年前に小原町の災害が発生し、たった一名の生存者を残して大勢の死者を出している。その災害が明神家が行ったシキザクラの儀式の失敗と関係があることは一般には知られていない。8年が経過した第1話時点ではほとんど復興したような描写がされている。
'''賀茂原神社'''
: 隠世と現世の境界である小原町に存在する神社。シキザクラの儀式が行われる場所で、明神家は代々この地で儀式を行っており、8年前の災害とも因縁深い。物語終盤においてオニの黒幕シュテンとの決戦の地となる。
'''豊田市駅前'''
: 豊田市若宮町一丁目の周辺がモデル。『物語の中に登場するのは「近未来の豊田市駅前」<ref name=":1">{{Cite web
'''豊田大橋'''
: 豊田市駅のあたりから豊田スタジアムを繋いでいる大きな橋。矢作川の上に架かっている。第3話にて隠世に取り込まれ、オニとの戦いの舞台になった。
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下記の他にも、名古屋テレビ塔、エスカ地下街など多数登場する。
'''名古屋市博物館'''<ref>{{Cite web
: 名古屋市瑞穂区にある歴史博物館。翔と吉平が通う高校の校外研修先。第1話で「小原 復興の歩み」と題した展示を行っていた。先代館長は右近の父・右京。彼の手によって、イバラが宿るヨロイが秘密裏に保管されている。
'''旧東海道 有松の町並み'''
: 名古屋市緑区で見られる古い町並み。翔が居候する吉平の実家の外観のモデル
'''揚輝荘'''
: 名古屋市千種区にある[[庭園]]。5話に揚輝荘(南園)の聴松閣が登場する。建物の地下にシロ組の本拠地がある<ref>{{Cite web
'''名古屋市役所'''<ref>{{Cite web
: 名古屋市中区の北部に位置する施設。防災危機管理局異種災害対策室が設置され、オニとの戦いにおける重要拠点となっている。また、地下に特殊訓練施設<ref> アニメ6話より</ref>と呼ばれる広大な部屋が存在し、第6話にて楓が「地下には食堂しかないと思ってた
=== 愛知県犬山市 ===
'''犬山城・犬山城下町'''
: 天守のみが現存する史跡とその城下町。第4話回想で翔と涼が会話するシーンの背景として登場する。
=== 愛知県田原市 ===
'''恋路ヶ浜'''
: 渥美半島の伊良湖岬から日出の石門までの白砂の砂浜。第4話回想でシロ組が訪れ、オニと戦う。
=== 愛知県岡崎市 ===
'''岡崎公園'''
: 東岡崎駅近辺に位置する岡崎城を中心とした歴史公園。第7話では岡崎グルメフェスが開催され、シロ組はそこでヒーローショーの手伝いをすることになる。周辺には逢花の思い出の店である「暴れん坊チキン」という名前の飲食店がある<ref>{{Cite web
=== 愛知県知多郡美浜町 ===
'''若松ポートサイドビーチ'''
: 伊勢湾に隣接する海水浴場。第9話・10話に登場。翔が逢花に海を見せるために連れ出した。また、翔と紅緒の決闘の場となる。
=== 三重県伊勢市 ===
'''伊勢忍者キングダム'''<ref>{{Cite web
: 正式名称は「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」。第5話にてシロ組とクロ組が真蛇を討伐する任務で訪れる。また、作中にはマスコットキャラクターのニャンまげも登場する。
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== 登場人物 ==
; 三輪翔(みわ かける)
: 声 - [[野田雄大]]<ref name="staff">{{Cite web|url=https://shikizakura-anime.com/staffcast/|title=STAFF/CAST|work=『シキザクラ』公式サイト|accessdate=2021-12-25}}</ref>、[[神木美香]](幼少期)<ref name=":15">{{Cite web
: 本作の主人公。高校生。愛知県出身
: 明るい茶髪と学ランの下に着込んだ赤いパーカーが特徴。
: 本気でヒーローを目指す少年。古のオニ「イバラ」を相棒とし、彼が宿るパワードスーツを纏うことのできる唯一の人物。肉弾戦で戦い、覚醒を経てスーツの右腕に威力強化のガジェットが取り付けられる。イバラとテレパシーのようにして会話が可能
: 何事もポジティブに捉える真っ直ぐな性格。幼少期は後述の過去により塞ぎ込んでいたが、親友の吉平の助力で立ち直っている<ref name=":2">第4話回想より</ref>。人一倍の正義感と、イバラに喰われぬほどの熱意を持つが、直情的な未熟さゆえに周囲からは「軽い」「覚悟がない」と理解されないことが多い<ref name=":3">第6話より</ref>。逢花の父から与えられた試練を通してヒーローになることの覚悟を決め、周囲からも認められるようになる。
: 困った人間を放っておけない性格で、人助けのせいで学校に遅刻することがしばしばある。また逢花曰く「変わった人に好かれる<ref name=":4">第9話より</ref>」とのことで、作中ではイバラやヒーローショーの人、果ては旅館の主に初対面で気に入られたりしている。好物はカレーライス。炭酸飲料が苦手(曰く、炭酸一気飲み罰ゲームが原因)。
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; 明神逢花(みょうじん おうか)
: 声 - [[茉白実歩]]{{R|staff}}
: 本作のヒロイン。明神一族の令嬢。愛知県出身。テーマカラーは青
: 現世を救うための儀式を執り行える巫女。黒髪の姫カットで左目の下に泣きぼくろがある。青を基調としたロリータファッションが特徴的
: 作中を通して専ら非戦闘員であるが、シロ組の一員として同行し、巫女の鈴を用いてオニを異界へ送りかえす重要な役割を担う
: 物柔らかでおっとりした性格。相当な箱入り娘のため、スマホの操作に困惑する世間知らずな一面もある<ref name=":5">第1話より</ref>。一方で巫女としての責任感から二面性を抱え
: 周囲から愛されており、姉の紅緒から溺愛されている。押しの強さにたじろぐ場面もあるが、姉妹仲は至って良好<ref name="ボイスドラマ#10">{{Cite web
: 儀式執行後は翔とイバラの活躍によって隠世へと渡る必要がなくなり、死の宿命から解放される。エピローグでは腰のあたりまであった髪を短くしている。
; 永津吉平(ながつ きっぺい)
: 声 - [[中元大介]]{{R|staff}}
: 翔の親友。高校生。愛知県出身。
: 翔曰く「ヒーローの師匠」。青髪のツーブロックでメガネをかけている。また、翔と同じ学ランを着用し、文字入りTシャツがトレードマーク。熱狂的なオタクで、特撮、アニメ、オカルトなど趣味は幅広い。「今まで黙っていたが俺には特別な力がある」が口癖。作中では特にヒーローに対する造詣が深く、翔と共に「ヒーロー三つの誓い(ウソはつかない・隠れてペットを飼わない・困ったときは相談する)」を立てている。さらに不可解な現象に遭遇した際の適応力が高く、翔の証言
: 翔の居候先のルームメイトで、幼少期から兄弟同然に育つ。常に翔のことを気にかけるなど面倒見が良い。塞ぎ込んでいた彼の心を開き、現在の彼の人格形成に影響を与えている
: シロ組の存在を知らない一般人の一人。第4話で翔のバイト(ヒーロー活動)について問い詰めるが、タブー
: 一般人という立場でありながら作中(ボイスドラマ含む)ではシロ組やクロ組とたびたび縁がある。第7話では翔から紹介されるかたちでシロ組の面々と知り合っている。特に涼のことをメガネパイセンと呼び親しむ描写が見られ、絡みが比較的多い。クロ組の一左とも面識がある。
; 服部涼(はっとり りょう)
: 声 - [[水上翔斗]]{{R|staff}}
: 逢花のボディーガード。高校生。三重県出身。テーマカラーは緑
: メガネが特徴でよく仇名の由来になる。緑色のブレザーを着用し、ネクタイを締めている。
: 明神家に仕え、オニを斬ることを主命とする『シノビ』一族の末裔。シロ組のリーダー。標準的な白のパワードスーツ
: 逢花に忠義を尽くしており、逢花の無垢さ(「イルカに乗りたい」等)に振り回されている。箱入り娘な逢花が自由行動を許されたのも涼の保護あってこそだと言われている<ref>{{Cite web
: 5年前に真蛇の手で父親を殺害されて以来、実母・美鈴の守護を使命とし、同時に仇討ちに燃えている。しかし次第に「主命に従うことだけが忠義ではない<ref name=":8">第8話より</ref>」との考えが芽生えた結果、第6話でイバラ封印の命に歯向かい、第8話では使命とそれに矛盾する自分自身の意思との狭間で葛藤し始める。そんななか、美鈴の正体が父親の仇であった
: 剣術の鍛錬に楽しさを見出しているが、平和な世における進路について悩むエピソードが存在する<ref>{{Cite web
; 成瀬楓(なるせ かえで)
: 声 - [[坂崎絵理]]{{R|staff}}
: 体育会系女子。高校生。岐阜県出身。テーマカラーは黄色
: 赤髪のショートカットで、セーラー服のうえに黄色のジャージを身につけている。
: 元・陸上部(種目は[[走高跳|走り高跳び]])であり、身体能力は高い。鳥のような翼と脚をモチーフにした白のパワードスーツを着用する
: ローヤルトップを愛飲し、作中でもたびたび言及している。性格は傍若無人でボーイッシュ。間接キスを気にしない
: 過去、優勝を懸けた試合でオニの力に魅入られたことがある。そのまま乗っ取られることはなかったものの罪悪感から退部している<ref name=":9">第3話より</ref>。以来、春子をはじめ周囲の期待を裏切ったとして苦悩していたが、春子と思いの丈をぶつけ合って和解した。
: 第9話からはシロ組解散を受け、自ら志願して紅緒の指揮下で儀式の防衛戦に参加する。逢花の宿命を知ると、彼女を救わんとする翔の背中を押す。そして仲間たちと共に復活したシュテンとの決戦に挑んだ。大学生となったエピローグでは陸上競技大会に出場している姿が見られ、伸ばした髪をポニーテールに結わえている。
; 山田春子(やまだ はるこ)
: 声 - [[落合菜月]]{{R|staff}}
: 楓の幼馴染み。高校生。岐阜県出身。テーマカラーはピンク
: 楓と同じセーラー服の上にピンクのカーディガン(コアラのワッペン付き)を着ている。
: シロ組のメンバー。後衛担当。犬をイメージした白のパワードスーツ
: 大人しい性格で自己主張が苦手。存在感が薄いことを気にしている<ref>{{Cite web
: いつも自分を守ってくれる楓のような人間になるのが夢。その憧憬は並大抵のものではなく、叶えられない願いを持つ者としてオニに憑かれ、心にオニを飼うほど。「いずれあなたの願いは楓ちゃんを滅ぼします。」というオニの言葉に触発され、「春子自身から」楓を守るためにシロ組に加入している
: 楓のことならなんでも理解していると自負するほどの間柄
: 第9話でシロ組解散に伴う戦力外通告
; イバラ
: 声 - [[米山伸伍]]{{R|staff}}
: 翔の相棒。古代の秘術と最新技術が融合したパワードスーツ『ヨロイ』に宿るオニ。テーマカラーは赤
: 博物館の地下に安置されていたところを翔と出会い、彼の体を乗っ取ることで現世での自由を得る。以降は翔の心と共生状態となる
: 翔は例外だが、本来は「使い手の魂を喰らい死に至らしめるオニ」である。正臣曰く明神家の怨敵。作中の記録によれば諸国を荒らし回ったために当時の巫女の力で封じられ、のちにヨロイが寺院に隠されたことになっている
: 年月の経過でほとんど記憶を失っており、そこから生じる空虚感を破壊衝動で埋めているために好戦的。断片的な記憶に基づき、巫女の子孫である逢花に怨恨を向ける
: 人を仇名で呼ぶ
: 第9話にて宝玉が割れ、会話も変身も不可能になる。このときイバラはシュテンに取り込まれていたのだが
: その出自は少なくとも作中の戦国時代にまで遡り、かつてはオニの身体で狼藉をはたらいていた。当時の巫女・千里に封印されると、その父・縁樹の身体でのちの翔と類似したかたちで生活する。親子との交流を深めるなかで、千里の自己犠牲的な宿命に異議を唱え、強引に身代わりとなって隠世に渡る。なお、ヨロイになるまでの詳細は語られておらず不明のままである。
: 第12話でシュテンの内部で翔と再会を果たすと翔・逢花とともに脱出する(翔のブレスレットに再び宿る)。翔と共にシュテンを滅ぼした後は、数百年前と同じように扉を閉じて隠世に残る。翔との別れ際、「シキザクラを見たら思い出してくれや。」と言い残し、イバラを待つ者のもとへと去った。
; 明神紅緒(みょうじん べにお)
: 声 - [[矢方美紀]]{{R|staff}}
: 逢花の姉。愛知県出身。テーマカラーはワインレッド
: 明神家の長女。クロ組のリーダー。プラチナブロンドの美女で、右目の下に泣きぼくろがある。成人済みで喫煙設定がある(現在は禁煙中)
: 西洋の騎士を思わせる黒のパワードスーツを着用し、鞭に変形する特殊なサーベルを扱う女傑<ref name=":14">{{Citation|title=アニメ制作の裏側全部見せます!#223 〜シキザクラ パワードスーツデザインについて Part3〜|url=https://www.youtube.com/watch?v=LXo9OXc9e8E|language=ja-JP|access-date=2023-01-02}}</ref>。明神の巫女の力
: 真蛇討伐を主な任務とし、シロ組を上回る数の修羅場を経験している。そのため自身の強さに自負を抱き、同時にオニへの憎悪が登場人物のなかでも比較的顕著。イバラと関わりの深い翔をオニと見做すなど冷血な人物として描かれている。一方で、逢花を溺愛しており、メールの返信が遅いと憂鬱な気分になる<ref>第7話より</ref>。逢花が犠牲にならねばならない現実に本心では納得していない
: 8年前の生存者である翔こそが儀式失敗の元凶だと疑っている
: クロ組の役目を終えてからのキャリアは不明。エピローグでは、愛車(バイク)の傍らで、にこやかな表情で逢花にメールを送る様子が描写されている。また、髪型をポニーテールからハーフアップに変えている。
; 雉嶋右近(きじま うこん)
: 声 -[[新井ユウト]]{{R|staff}}
: 紅緒の側近。三重県出身。テーマカラーは深緑
: 雉嶋家の息子。クロ組の参謀。ステルス機のような翼を持つ黒のパワードスーツを着用している
: 代々、明神の巫女に仕える雉嶋家
: シキザクラの儀式の失敗以来、シュテン討伐の機会を8年間窺い、策の一環として、正臣に成りすましたシュテンの腹心を演じている。また、右近も春子同様、自らの中にオニを飼っている。第10話からは春子を「ヒーロー失格」の同類と見なして討伐の切り札として利用する。しかし、シュテンを仕留めきれずに負傷し、春子の助力で戦線離脱する。人類の敗北を悟っていた右近だが、シュテン戦に参戦して数百年分の因縁を断ち切るための悲願を果たす。
: エピローグでは、博物館にて展示品となったパワードスーツを眺めている。
; 犬塚一左(いぬづか いっさ)
: 声 - [[イヲリ]]{{R|staff}}
: 紅緒の側近。三重県出身。テーマカラーは茶色
: 類稀なるパワーでチームをサポートする武人。人間離れした巨体の黒のパワードスーツを装備し、抱えるほど大きなビームバズーカを扱う
: 「オニのいない未来」を夢見て、オニ殲滅のためならいかなる犠牲も厭わぬ覚悟を決めている。第6話では翔とイバラに課せられた試練の相手役を買って出る。試練の中では二人の覚悟の有無を問い、結果的にヨロイの覚醒を促した。第11話では儀式の防衛戦に加勢している。その最中、逢花のもとへ向かう翔を見て「見違えた」と評し、彼を信じる姿勢を見せている。シュテン復活を受け、夢の実現に向けてクロ組・旧シロ組の面々とともに決戦に挑む。
: エピローグではクロ組としての役目を終え、幼稚園教諭として転職している様子が見られる。
; 明神葉月(みょうじん はづき)
: 声 - 茉白実歩<ref>{{Cite web
: 逢花と紅緒の母。先代のシキザクラの巫女。8年前の儀式で故人となっている。
: 逢花に瓜二つの容姿をした女性。「目に見えぬものを見通すのが明神の巫女」「物言いに惑わされず」「己が目のみを頼りにせよ」と逢花に教え、逢花もその言葉に従ってイバラという存在を見極めている
: 8年前の儀式の最中、神社に迷い込んだ翔と遭遇し、彼の命を救っている。また、シュテン復活に対してなんらかの妨害を行ったことが示唆されているがどちらも詳細は語られていない。
; 明神正臣(みょうじん まさおみ)/シュテン
: 声 - [[鈴村一也]]<ref>{{Cite web
: 逢花と紅緒の父。明神家の当主。防災危機管理局異種災害対策室長<ref>漫画版11話(原作アニメ第6話に相当)</ref>。愛知県出身。
: シキザクラの儀式を主宰する立場にある。過去には自らパワードスーツ
: イバラを明神家の怨敵と呼ぶ
: その正体は「人もオニも全てを喰らい従える
: 本性と呼べる姿はふたつあり、ひとつは正臣ベースの真蛇としての肉体、もうひとつは他に類を見ないほどの巨大な本体である。最終的には、真蛇の肉体(正臣の遺体)は本体に取り込まれる。
: イバラの排除を訴えたのは単に策謀の障害となるためであり、第9話では自ら出向いてイバラを無力化している。
: 作中の時間軸における戦国時代には既に暗躍を開始しており、右近の先祖を利用して当時の儀式を妨害しようとしている
: 戦闘では、魔法を彷彿とさせる高威力の遠距離攻撃を用いる。原理は不明ながら強い再生能力を持っており、クロ組・旧シロ組に苦戦を強いる。
: 最終的に現実世界に帰還した逢花によって異界の門へと送り返され、門の内側へと追ってきた翔(イバラ)にとどめを刺されて消滅した。往生際に「無様に現世を這いずり回るがいい」と捨て台詞を吐く。
; 服部美鈴(はっとり みすず)
: 声 - [[津田朱夏]]<ref>{{Cite web
: 涼の母。服部一族の人間。明神家当主・正臣の側近。
: 5年前に夫・半蔵(涼の父親)を亡くしている未亡人。服部一族として主命と矛盾した涼の行動を警告する厳しさと、母親として涼を気遣い温かく見守る聡明さを併せ持つ女性。第6話で翔と指切りげんまんをするなどお茶目な一面もある。
: その正体は美鈴になりすます真蛇であり、美鈴本人は5年前に死亡していたことが判明する
: 女性ばかりを狙う理由として「崇高な計画のため」「母を演じるために女ってものを知りたかった」と説明している<ref>漫画版14話(原作アニメ第8話に相当)</ref>。
; 服部半蔵(はっとり はんぞう)
214行目:
: 8年前の儀式防衛戦にも参加しており、シュテンに乗っ取られた正臣と剣を交えている<ref>第12話回想より</ref>。しかしその後の決着がどうなったのか、殉死するまでの3年間、シュテン復活を把握していたのかなどの詳細は不明。
; 明神千里(みょうじん ちさと)
: 声 - [[日下真尋]]<ref>{{Cite web
: 戦国時代の巫女。当時の明神家当主・縁樹の娘。イバラと右近の回想にて登場する。
: 逢花と同じくシキザクラの巫女。左目の下に泣きぼくろがある。父譲りの純朴な性格。凶悪なオニであるイバラに啖呵を切るなど胆力がある。また、巫女としての覚悟を持ち、「オニの力に狂った者を救うため
: シキザクラの儀式当日、武将(シュテン)から命を狙われるが、縁樹とイバラの援護により難を逃れる。儀式の身代わりになろうとするイバラを「門を閉じるのは私の役目
; 明神縁樹(みょうじん えんじゅ)
: 声 - 野田雄大<ref>第9話エンディングより</ref>
: 千里の父であり、戦国時代の明神家当主。イバラの回想にて登場する。
: イバラが封印されている宝玉を呑み込み、のちの翔と同じようにイバラの精神と共生状態となる
: 第10話にて千里を狙う武将との戦闘により、右目に致命傷を負って死亡する。死の間際、最期の願いとしてイバラに千里を託すと縁樹の遺体はそのままイバラの容れ物として引き継がれた。
; 武将
227行目:
: 右近の先祖。イバラと右近の回想にて登場する。
: 老人面の総面を被った戦国武将。シュテンの依代。初登場時は意識をシュテンに乗っ取られており、老人的で尊大な態度を隠さない。素顔は右近に酷似した青年であり、千里に対して礼儀正しく接する<ref>第11話回想より</ref>。
: 戦に勝利し、国の滅亡を逃れるためにオニ(真蛇)を臣下として従えている
; キミノミヤ
: 声 - [[キミノミヤ]]<ref>{{Twitter status|ShikizakuraA|1420692402139013121}}</ref>
: 招き猫をモチーフとしたご当地Vtuber。第1話に本人役で登場。
: ホログラムとして登場し、名古屋市博物館にて外国人観光客向けのガイドを担当している。第4話に登場する紙袋のパッケージイラストとしても大蔦エルと共に姿が確認できる<ref>{{Cite web
; 戸部陽子(とべ ようこ)
: 声 - 神木美香
: 楓のライバル。高校生。第3話に登場。
: 楓とは別の高校に通う陸上部員。自身の記録を上回った陸上部時代の楓をライバル視し、部活に打ち込んでいる。作中ではオニの声に耳を貸してしまい、乗っ取られることになる。「人のため」を行動原理とする楓とは対照的に描かれており、自分自身のために跳ぶことを信条にしている。退部の理由を打ち明けた楓に対して「あんたと跳びたかった」と吐露し、結果的に楓が過去と決別するきっかけを与える。オニから無事に解放されたあとは試合に出場し、実力で優勝を果たす姿が描かれている。
; 遠藤(えんどう)
: 声 - [[虫眼鏡 (YouTuber)|虫眼鏡]]([[東海オンエア]]){{R|staff}}<ref name=":16">{{Cite web|和書|url=https://shikizakura-anime.com/news/256/|title=東海オンエアの虫眼鏡、としみつが演じるキャラクターのビジュアル公開!|work=『シキザクラ』公式サイト|accessdate=2021-12-25}}</ref>
: ベテランの舞台役者。愛知県出身。第7話に登場。
: リアリズムを徹底的に追求するストイックな性格。ヒーローショーの怪人デスコアラを演じることに心血を注いでおり、役作りの一環として[[ユーカリ]]の葉
; コアラ幻覚(コアラげんかく)
: 声 - [[としみつ]]([[東海オンエア]]){{R|staff
: 遠藤に取り憑いているオニ。第7話に登場。
: 遠藤が演じるデスコアラのイメージが幻覚として現れたもの
; ガチ勢のおっさん
: 声 - [[佐藤二朗]]{{R|staff}}<ref>{{Cite web|和書|url=https://shikizakura-anime.com/news/285/|title=佐藤二朗が演じるキャラクターのビジュアル公開!|work=『シキザクラ』公式サイト|accessdate=2021-12-25}}</ref>
: ヒーローショーの常連。愛知県出身。第7話に登場。
: 子どもたちに混じり存在感を放つ中年男性。特撮マニア。地域のショーに足繁く通っており、スタッフからも認知されている
; 一条寺豪
: 声 - [[後藤亘生]]<ref>{{Cite web
: ヒーローショーの総合マネジメント<ref>漫画版13話(原作アニメ第7話に相当)より</ref>。第7話に登場。
: 自分のことを「隊長」と呼ばせる熱血漢。シロ組のことを「いい目をしている」として気に入っている。ナゴエイト
;
:
277行目:
; 「[[BELIEVE MYSELF]]」<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/389406|title=「シキザクラ」亜咲花のOP主題歌「BELIEVE MYSELF」解禁、戦闘シーン描く新PVで|newspaper=[[コミックナタリー]]|publisher=ナターシャ|date=2020-07-28|accessdate=2020-07-28}}</ref>
: [[亜咲花]]が作詞・歌唱するオープニングテーマ。作曲は夢見クジラ、編曲は大沢圭一。
; 「[[オレンジ (May'nの曲)|シキザクラ]]」<ref>{{Cite web|和書|url=http://mayn.jp/news/other/shikizakura-animepv/|title=TVアニメ『シキザクラ』エンディング主題歌の楽曲&アニメPV解禁!|work=May'n Official Site|date=2020-07-28|accessdate=2020-07-28}}</ref>
: [[May'n]]が歌唱するエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は[[くじら (作曲家)|くじら]]。
; 「シキウタ」
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| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考
| 2021年10月10日 - 12月26日 | 日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜) | [[中京テレビ放送|中京テレビ]] | [[広域放送|中京広域圏]] | '''製作参加'''
| 2021年10月13日 - 12月29日 | 水曜 1:29 - 1:59(火曜深夜)
| 2021年10月14日 - 12月30日 | 木曜 1:24 - 1:54(水曜深夜) | [[秋田放送]] | [[秋田県]] |
| 2021年10月15日 - 12月31日 | 金曜 1:29 - 1:59(木曜深夜) | [[熊本県民テレビ|くまもと県民テレビ]] | [[熊本県]] |
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| ref={{Cite web|url=https://shikizakura-anime.com/onair/|title=ON AIR|work=『シキザクラ』公式サイト||accessdate=2021-9-10}}
| refname=onair
| 2022年1月8日 - 4月2日 | 土曜 1:56 - 2:26(金曜深夜)
インターネットでは、[[Hulu]]にて2021年10月10日より毎週日曜12時に最速配信が実施され、その他のサイトで10月15日より毎週金曜0時(木曜深夜)に配信{{R|onair}}。
== Webラジオ ==
『'''シキザクラジオ'''』は、シキザクラ公式Twitter上で配信されている[[インターネットラジオ]]番組。2020年4月24日より配信開始<ref name="radio">{{Cite web
== 漫画 ==
放送に先駆け、『[[月刊アクション]]』([[双葉社]])にて2021年2月号より2023年1月号まで連載<ref name="natalie20201225">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/410388|title=「幼女幽霊」の有田イマリが描く、ほのぼの&甘酸っぱい“しゅうまつ”新連載|newspaper=[[コミックナタリー]]|publisher=ナターシャ|date=2020-12-25|accessdate=2021-09-09}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|date = 2022-11-25|title =シキザクラ 最終話|journal =月刊アクション|volume=2023年1月号|publisher = 双葉社|page=401|asin = B0BKFWVLWL}}</ref>。作画は[[青木ハヤト]]{{R|natalie20201225}}。
* サブリメイション(原作)、青木ハヤト(漫画) 『シキザクラ』 [[双葉社]]〈アクションコミックス〉、
*# 2021年9月9日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.futabasha.co.jp/book/97845758563470000000?type=1|publisher=双葉社|title=シキザクラ 1|accessdate=2021-09-09}}</ref>、{{ISBN2|978-4-575-85634-7}}
*# 2021年12月9日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.futabasha.co.jp/book/97845758566440000000?type=1|publisher=双葉社|title=シキザクラ 2|accessdate=2021-12-09}}</ref>、{{ISBN2|978-4-575-85664-4}}
*# 2022年7月12日発売<ref>{{Cite web
*# 2023年1月12日発売<ref>{{Cite web|和書|title=シキザクラ 4 完 |url=https://www.futabasha.co.jp/book/97845758580440000000?type=1 |website=双葉社 |access-date=2023-01-12}}</ref>、{{ISBN2|978-4-575-85804-4}}
== ヒーローショー ==
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2022年6月25日にイバラのTwitterアカウントが作成され、同年7月2日に初お披露目となった。
2022年7月27日、イバラが名古屋市消防局の公式アンバサダーに就任した。<ref>{{Cite web
2022年7月30日にヒーローショーを初開催。以降も不定期で実施予定。三輪翔、明神逢花はそれぞれアニメで声優を務めたキャストがヒーローショーでも引き続き担当する。
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{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
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[[Category:日本テレビの深夜アニメ]]
[[Category:パワードスーツ・プロテクターを題材としたアニメ作品]]
[[Category:
[[Category:鬼を題材にした作品]]
[[Category:ヒーローアニメ]]
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[[Category:愛知県を舞台としたアニメ作品]]
[[Category:岐阜県を舞台としたアニメ作品]]
[[Category:三重県を舞台としたアニメ作品]]
[[Category:漫画作品 し|きさくら]]
[[Category:2020年の漫画]]
[[Category:月刊アクション]]
[[Category:パワードスーツ・プロテクターを題材とした漫画作品]]
[[Category:鬼を題材とした漫画作品]]
[[Category:愛知県を舞台とした漫画作品]]
[[Category:岐阜県を舞台とした漫画作品]]
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