「スーパーマン (1978年の映画)」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2014年2月}}
{{Infobox Film
|作品名 = スーパーマン 
|原題 = Superman
|画像 = Superman Fleischer logo.png
|画像サイズ =
|画像解説 =
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|脚本 = [[マリオ・プーゾ]]<br />[[デイヴィッド・ニューマン (脚本家)|デイヴィッド・ニューマン]]<br />[[レスリー・ニューマン]]<br />[[ロバート・ベントン]]<br />[[トム・マンキウィッツ]]<small>(クレジット無し)</small>
|原案 = マリオ・プーゾ
|原作 = '''キャラクター創造'''<br />[[ジェリー・シーゲル]]<br />{{仮リンク|ジョー・シャスター|en|Joe Shuster}}
|製作 = {{仮リンク|ピエール・スペングラー|en|Pierre Spengler}}
|製作総指揮 = [[イリヤ・サルキンド]]
|出演者 = [[マーロン・ブランド]]<br>[[ジーン・ハックマン]]<br>[[クリストファー・リーヴ]]
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|製作国 = {{USA}}<br />{{GBR}}
|言語 = [[英語]]
|製作費 = $55,000,000<ref name="boxofficemojo">{{Cite webBOM|url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=superman.htm0078346|title=Superman (1978)|publisher=[[Amazon.com]]|Workpublisher_hide=[[Box Office Mojo]]1|language=英語 en|accessdate=2010年2月-02-16}}</ref>
|興行収入 ={{flagicon|World}} $300,218,018<ref name="boxofficemojo"/><br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}} $134,218,018<ref name="boxofficemojo"/>
|配給収入 = {{flagicon|JPN}} 28億円<ref name="kinejun85th">『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)380頁</ref>
|前作 =
|次作 = [[スーパーマンII]]
}}
『'''スーパーマン'''』(''Superman'')は、[[1978年の映画|1978年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]・[[イギリスの映画|イギリス]]の[[スーパーヒーロー映画]]。監督は[[リチャード・ドナー]]、出演は[[クリストファー・リーヴ]]、[[マーゴット・キダー]]、[[マーロン・ブランド]]、[[ジーン・ハックマン]]など。{{仮リンク|ジョー・シャスター|en|Joe Shuster}}[[ジェリー・シーゲル]]による[[アメリカン・コミック]]作品『[[スーパーマン]]』を原作としてい[[1978年]]の[[SF映画]]作品
 
キャッチコピーは「You'll Believe a Man Can Fly.」、日本でのキャッチコピーは「あなたも空を翔べる!」
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== 概要 ==
[[クリストファー・リーヴ]]主演シリーズ4作品の第1作。1938年のアクション・コミックス第1号に掲載された原作の冒頭が映し出される<ref group="注釈">映画冒頭のAction Comicsは映画用の[[プロップ]]であり、実際に1938年6月に発売された{{仮リンク|アクション・コミックス|en|Action Comics 1}}第1号とは表紙や内容は異なっている。</ref>。
[[クリストファー・リーヴ]]主演シリーズ4作品の第1作。
 
故郷の惑星クリプトン星から少年時代を過ごした田舎町スモールヴィル、そしてデイリー・プラネット社の[[記者]]クラーク・ケント/スーパーマンとして活躍する都市[[メトロポリス (曖昧さ回避)|メトロポリス]]の3幕構成になっており、スーパーマンの誕生から宿敵レックス・ルーサーとの対決までを描いている。
 
[[1978年の映画|1978年]]度全米年間[[興行収入]]ランキングでは『[[グリース (映画)|グリース]]』に次いで2位<ref>{{Cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/year/world/1978/?grossesOption=totalGrosses&sort=domesticGrossToDate&ref_=bo_ydw__resort#table|title=1978 Worldwide Box Office|accessdate=2019-12-03|publisher=[[IMDb]]|website=[[Box Office Mojo]]|language=en}}</ref>、世界的にヒットし、続編も3作製作された。しかし、日本では宣伝費に史上最高の6億円を掛け<ref name="100nen">{{citeCite book|和書|author=谷川義雄|title=年表・映画100年史|date=1993-05|publisher=風濤社|isbn=4-89219-113-2|page=174}}</ref>、興行成績が[[配給収入]]28億円で[[1979年の映画|1979年]]度洋画1位となったものの<ref name="kinejun85th" />、諸外国の興行成績と比較すると予想を下回る期待外れに終わった<ref name="100nen" />。
 
[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]の作曲した「スーパーマンのテーマ」は、現在ではスーパーマンの代名詞的な存在になるほど有名である。
 
== ストーリー ==
[[地球]]から遠く離れた[[惑星]]クリプトンは優れた科学文明を持っていたが、惑星クリプトンの太陽恒星としての寿命が近づきつつあった。クリプトン高等評議会一員で科学者ジョーエルが、犯罪者ゾッド将軍、ノン、アーサにファントムゾーン送りの判決を下す。彼また、評議会に対し、クリプトン星は爆発する赤色超巨星の太陽危機が迫って破壊されだろう警告するもののしたが全く相手評議会は彼の懸念され取り合わなかった。そればかりか、警報はおろかでなく、混乱防止のためジョーエルの家族が惑星外へることも禁じられてしまう。仕方なく彼ジョー・エルと妻のララ、惑星が破壊される前に赤ん坊の息子であるカルエルだけでも迫りくる悲劇から救い出そうと宇宙船に乗せ、遥か彼方の惑星、地球へ向け脱出させた。その直後、クリプトンの太陽がついに寿命を迎えて大爆発、惑星クリプトンは崩壊してしまった。
 
カルエルを乗せた宇宙船は超高速で飛行し、彼が3歳になった頃に地球へ到達し、カンザス州スモールビル近くに着陸する。そこを通りかかったジョナサンとマーサのケント夫妻はカル・エルトラックの後部見つけ、幼児なが地面か人間離れした能力持ち上げるの持つことに見てきつつもくが我が彼を養して育てることに決め、カル=エルにクラークという地球人の前をつ。夫妻の愛情を受けて育ったクラークは高校生に成長するが、超人的な能力を隠さなければならない故に友達に恵まれず、彼は孤独だった。養父ジョナサンは特殊な能力には「何か目的があるはず」と、悩むクラークを慰める。しかしジョナサンを突然の心不全で失ってしまい、悲しみに打ちひしがれるクラークは、納屋の地下から宇宙船の残骸と、緑に輝く不思議なクリスタルを見つける。そのクリスタルに導かれ、彼は家を出ることを決意した
 
しかしジョナサンは突然の心不全で死んでしまい、悲しみに打ちひしがれるクラークは、納屋の地下に宇宙船の残骸と緑に輝く不思議な結晶を発見する。そのクリスタルに導かれ、彼は家を出ることにする。
 
北極へ向かっに到着したクラークがクリスタル結晶を投げると、クリプトン星での設計を反映した「孤独の要塞」が現れ、そこでジョーエルのデータホログラムから自分の正体や様々なことを学ぶ。ジョーエルはクリプトン人が地球では超人的な能力を持つことを予見し、クラークことカルエルが正義の使者となるよう導くのであった。やがて12年が経過、クラークはメトロポリスに向かい、デイリー・プラネット新聞社の社員となる。平凡な新聞記者クラーク・ケントと、超人的な力を持ち正義のために戦うスーパーマン、二つの顔を持つ生活が始まった。
 
そして12年が経過、クラークはメトロポリスに向かい、デイリー・プラネット新聞社の社員となる。平凡な新聞記者クラーク・ケントと、超人的な力を持ち正義のために戦うスーパーマン、2つの顔を持つ生活が始まった。
 
クラークは同僚のロイス・レーンに惹かれるようになる。彼女をヘリコプターの事故から救った後、彼は自分の力を公のために使用し、すぐに「マントを着た驚異」として有名になる。デイリー・プラネット紙の編集主幹、ペリー・ホワイトは、この新しいヒーローに関する情報を集めろと指示を出す。クラークはロイスを訪ね、スーパーマンに変身し、彼女を空中散歩に連れ出し、彼女は彼を「スーパーマン」と名付ける。
 
犯罪の巨魁レックス・ルーサーは、陸軍・海軍合同のミサイル実験が行われることを察知し、ミサイルのプログラムを改変し、サンアンドレアス断層を狙う計画を立てるが、ミサイルの1つはドジな助手オーティスによって誤誘導されてしまう。スーパーマンの介入を疑ったレックスは、スーパーマンにとって致命的なクリプトン隕石を発見する。オーティスとガールフレンドのイブ・テシュマッカーと共に、レックスはクリプトン隕石を手に入れ、スーパーマンを拘束し、アメリカ西部を海に沈め、彼が所有する砂漠地帯を最高の海岸線にする計画を明らかにする。彼はクリプトナイトとして知られる隕石を使ってスーパーマンを弱らせ、誤誘導されたミサイルがニュージャージー州ハッケンサックに向かっていることを知らせる。
カル=エルを乗せた宇宙船は超高速で飛行し、彼が三歳になった頃に地球へ到達し、着陸する。そこを通りかかったケント夫妻が彼を見つけ、幼児ながら人間離れした能力を持つことに驚きつつも、我が子として育てることに決め、カル=エルにクラークという地球人の名前をつける。夫妻の愛情を受けて育ったクラークは高校生に成長するが、超人的な能力を隠さなければならない故に友達に恵まれず、彼は孤独だった。養父ジョナサンは特殊な能力には「何か目的があるはず」と、悩むクラークを慰める。しかしジョナサンを突然の心不全で失ってしまい、悲しみに打ちひしがれるクラークは、納屋の地下から宇宙船の残骸と、緑に輝く不思議なクリスタルを見つける。そのクリスタルに導かれ、彼は家を出ることを決意した。
 
ハッケンサックにいる母親の身を案じたテシュマッカーは、スーパーマンを解放し、何より先にそのミサイルを止めるように頼む。彼はミサイルを宇宙に向けることが出来たが、もう1つのミサイルは捕獲出来ず、それがカリフォルニアで激しい地震を引き起こし、金門橋やフーバーダムなどが危険に曝される。スーパーマンは断層を修復して大惨事を防ぐ。
北極へ向かったクラークがクリスタルを投げると「孤独の要塞」が現れ、そこでジョー=エルのデータから自分の正体や様々なことを学ぶ。ジョー=エルはクリプトン人が地球では超人的な能力を持つことを予見し、クラークことカル=エルが正義の使者となるよう導くのであった。やがて12年が経過、クラークはメトロポリスに向かい、デイリー・プラネット新聞社の社員となる。平凡な新聞記者クラーク・ケントと、超人的な力を持ち正義のために戦うスーパーマン、二つの顔を持つ生活が始まった。
 
スーパーマンが他の人たちを救出する中、ロイスは余震で車に閉じ込められ、救出される前に窒息死してしまう。ロイスを救えなかったことに取り乱したスーパーマンは、歴史改変を禁ずるジョー・エルの警告を無視する。「何か目的があるはずだ」とのジョナサンの言に耳を傾け、彼はロイスの死とミサイルによる破壊を防ぐべく時間を巻き戻すために地球の周りをぐるぐる回る。西海岸を救った後、彼はルーサーとオーティスを投獄し、日の出に向かって飛び立つ。
そのころ、世紀の天才犯罪者を自称する悪人[[レックス・ルーサー]]は、[[サンアンドレアス断層]]を利用した巨大な悪事を企んでいた。スーパーマン活躍の記事から彼が宇宙人であることをつきとめていたルーサーは、計画の邪魔者としてスーパーマンの排除を画策するのであった。
 
== キャスト ==
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! rowspan=2|役名
! rowspan=2|俳優
! colspan=43|日本語吹
|-
! [[テレビ朝日]]1<br>(吹替補完版)
! テレビ朝日2
! JAL機内上映版<ref>{{Cite book|和書|author = [[小原乃梨子]]|authorlink=小原乃梨子|year = 1999|title = 声に恋して 声優|publisher = [[小学館]]|isbn = 4094031413}} 35頁。</ref>
|-
|[[スーパーマン|スーパーマン<br />クラーク・ケント<br>カル=エル]]||[[クリストファー・リーヴ]]||[[ささきいさお|佐々木功]]||[[東地宏樹]]||大平透<ref group="注釈">WOWOW版で大平現芸名『まんが・スーパーマン』と58年「ささきいさお」名義でクジットされビドラマ版のスーパーマンで主役(スーパーマン)を演じてい。</ref>||[[東地宏樹]]||大平透
|-
|[[ロイス・レーン]]||[[マーゴット・キダー]]||[[中原理恵]]<br />([[小林さやか]])||[[岡寛恵]]||[[小原乃梨子]]
|-
|ジョー=エル||[[マーロン・ブランド]]||[[大平透]]<ref group="注釈">大平は『まんが・スーパーマン』と58年のテレビドラマ版のスーパーマンで主役(スーパーマン)を演じていた。</ref>||[[小川真司]]||
|-
|[[レックス・ルーサー]]||[[ジーン・ハックマン]]||[[小池朝雄]]<br />([[菅生隆之]])||[[銀河万丈]]||
|-
|オーティス||[[ネッド・ビーティ]]||[[神山卓三]]<br />([[田中英樹]])||[[後藤哲夫]]||
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|イヴ・テッシュマッカー||[[ヴァレリー・ペリン]]||[[小原乃梨子]]||[[雨蘭咲木子]]||
|-
|[[ジミー・オルセン]]||{{仮リンク|マーク・マクルーア|en|Marc McClure}}||[[古谷徹]]||[[石井揮之]]||
|-
|[[ペリー・ホワイト]]||[[ジャッキー・クーパー]]||[[近石真介]]||[[青野武]]||
|-
|[[ジョナサン・ケント]]||[[グレン・フォード]]||[[内田稔]]||[[稲垣隆史]]||
|-
|[[マーサ・ケント]]||{{仮リンク|フィリス・サクスター|en|Phyllis Thaxter}}||[[島美弥近藤多佳子]]||[[久保田民絵]]||
|-
|ラ=エル||[[スザンナ・ヨーク]]||[[沢田敏子]]||||
|-
|最長老||[[トレヴァー・ハワード]]||[[大久保正信]]<br />([[小島敏彦]])||rowspan="5" style="background-color:#eaecf0"|{{small|登場シーンカット}}||
|-
|ボンド・アー||[[マリア・シェル]]||[[島美弥子]]||
|-
|[[ゾッド将軍]]||[[テレンス・スタンプ]]||[[寺島幹夫]]<br />([[梶雅人]])||
|-
|アーサ||[[サラ・ダグラス]]|| [[榊原良子]]||
|-
|ノン||[[ジャック・オハローラン]]||[[安田隆 (俳優)|安田隆]]||
|-
|少年時代のクラーク・ケント||[[ジェフ・イースト]]||[[堀秀行]]||[[坂詰貴之]]||
|-
|2番目の長老||[[ハリー・アンドリュース]]||[[島香裕]]|| ||
|その他||||[[安田隆 (俳優)|安田隆]]<br />[[近藤多佳子]]<br />[[榊原良子]]<br />[[戸田恵子]]<br />[[阪脩]]<br />[[島香裕]]<br />[[大滝進矢]]<br />[[大塚芳忠]]<br />[[塚田正昭]]<br />[[たてかべ和也]]<br />[[池田勝]]<br>[[秋元羊介]]<br />[[嶋俊介]]<br />[[飯塚昭三]]<br />[[片岡身江]]<br />内藤由子<br /><small>'''追加録音版キャスト'''</small><br />[[藤田彩]]<br />[[前田一世]]<br />[[小島敏彦]]<br />[[西村太佑]]<br />[[古屋家臣]]<br />[[関雄]]||[[檀臣幸]]<br />[[中博史]]<br />[[谷昌樹]]<br />[[かないみか]]<br />[[石井隆夫]]<br />[[木村雅史]]<br />[[弓場沙織]]<br />[[斉藤次郎]]<br />[[栗山浩一 (声優)|栗山浩一]]<br />[[田村聖子]]<br />[[白熊寛嗣]]<br />[[高階俊嗣]]<br />[[泉裕子]]<br />[[駒谷昌男]]<br />[[大久保利洋]]<br />[[白石充]]<br />[[小宮山絵理]]||
|-
|[[ラナ・ラング]]||[[ダイアン・シェリー]]||[[戸田恵子]]|| ||
|-
|強盗||ウェストン・ギャビン||[[飯塚昭三]]|| ||
| 演出 ||style="background:#D3D3D3" rowspan="9" | || [[佐藤敏夫 (音響監督)|佐藤敏夫]]||[[伊達康将]]||
|-
|少佐||[[ラリー・ハグマン]]||[[阪脩]]|| ||
| 翻訳 ||[[木原たけし]]<br>(伊藤里香)||木原たけし||
|-
|ヘイリー軍曹||ポール・テュルペ||[[秋元羊介]]|| ||
| 選曲 ||東上別符精||||
|-
|ムーニー||ジョージ・ハリス2世||[[嶋俊介]]|| ||
| 効果 ||遠藤堯雄<br>桜井俊哉||||
|-
|不明<br>その他||||[[安田隆 (俳優)|安田隆]]<br />[[近藤多佳子]]<br />[[榊原良子]]<br />[[戸田恵子]]<br />[[阪脩]]<br />[[島香裕]]<br />[[大滝進矢|小滝進]]<br />[[大塚芳忠]]<br />[[塚田正昭]]<br />[[たてかべ和也]]<br />[[池田勝]]<br>[[秋元羊介]]<br />[[嶋俊介]]<br />[[飯塚昭三]]<br />[[片岡身江|片岡みえ]]<br />内藤由子<br /><small>'''追加録音吹替補完キャスト'''</small><br />[[藤田彩]]<br />[[前田一世]]<br />[[小島敏彦]]<br />[[西村太佑]]<br />[[古屋家臣]]<br />[[関雄]]||[[檀臣幸]]<br />[[中博史]]<br />[[谷昌樹]]<br />[[かないみか]]<br />[[石井隆夫]]<br />[[木村雅史]]<br />[[弓場沙織]]<br />[[斉藤次郎]]<br />[[栗山浩一 (声優)|栗山浩一]]<br />[[田村聖子]]<br />[[白熊寛嗣]]<br />[[階俊嗣]]<br />[[泉裕子]]<br />[[駒谷昌男]]<br />[[大久保利洋]]<br />[[白石充]]<br />[[小宮山絵理]]||
| 調整 ||前田仁信||高久孝雄||
|-
| 担当 ||圓井一夫||||
|-
| 解説 ||[[淀川長治]]||-||-
|-
| 製作 ||[[東北新社]]<br>([[ブロードメディア・スタジオ|ブロードメディア]])||東北新社||
|-
| 初回放送 ||[[1983年]][[10月9日]]<br>20:00-22:48<br>『[[日曜洋画劇場]]』<br>※本編ノーカット<br>'''吹替補完版'''<br>[[2014年]][[8月16日]]<br>『土曜吹替劇場』<br>※本編ノーカット||[[2006年]][[8月20日]]<br>『日曜洋画劇場』<br>※正味112分||
|}
*テレビ朝日版1:初回放送[[1983年]][[10月9日]]『[[日曜洋画劇場]]』20:00-22:48
*テレビ朝日旧版:劇場公開版を吹替えた物、日曜洋画劇場-歴代[[視聴率]]第1位の32.1%<ref name=mantan-web>{{Cite web|url=http://mantan-web.jp/2014/07/05/20140704dog00m200069000c.html|title=ささきいさお:30年ぶりに「スーパーマン」吹き替え 完全版放送で「永久保存します」|publisher=MANTAN WEB|accessdate=2017年2月17日 }}</ref>を獲得している。
** 劇場公開版を吹替えたもの。ノーカット放送。[[ステレオ]]制作。
:※後に発売されたスーパーマン アルティメット・コレクターズ・エディション([[DVD]]ボックス)及びスーパーマン モーション・ピクチャー・アンソロジー([[Blu-ray Disc|Blu-ray]]ボックス)とスーパーマン 劇場版(Blu-ray単品)に収録。ただし、初回放送の猫を救出するシーンや、クラークがロイスをデートに誘うシーン等の音源が欠落している[[1987年]][[5月3日]]に同枠で放送された再放送短縮版(正味113分)となっている。
*テレビ朝日旧版:劇場公開版を吹替えた物、* [[視聴率]]は「日曜洋画劇場-歴代[[視聴率]]第1位の32.1%を記録<ref name=mantan-web>{{Cite webnews|date=2014-07-05|url=httphttps://mantan-web.jp/2014/07/05article/20140704dog00m200069000c.html|title=ささきいさお:30年ぶりに「スーパーマン」吹き替え 完全版放送で「永久保存します」|publishernewspaper=MANTAN WEB|accessdate=2017年2月-02-17}}</ref>を獲得している
:*WOWOW吹替補完版:ディレクターズ・カット版を吹き替えた物(オリジナル音声113分+追加収録音声39分)。
:※後に発売された** [[DVD]]ボックス「スーパーマン アルティメット・コレクターズ・エディション」、[[DVDBlu-ray Disc|Blu-ray]]ボックス)及びスーパーマン モーション・ピクチャー・アンソロジー([[Blu-ray Disc|Blu-ray]]ボックス)とスーパーマン 」および劇場版(BluBlu-ray単品)収録。ただし初回放送短縮版音源(正味113分)<ref group="注釈">[[1987年]][[5月3日]]に同枠で放送されたもの。猫を救出するシーンや、クラークがロイスをデートに誘うシーン等の音源が欠落している[[1987年]][[5月3日]]に同枠で放送された再放送短縮版(正味113分)となっている。</ref>が収録
:※上記の再放送短縮版をベースに、カットされた部分とディレクターズ・カット版の追加シーンをささき、大平、小原、古谷、近石らオリジナルキャストで追加録音(故人等、諸事情で収録に参加できなかった各声優は代役が立てられている)した「吹替補完版」が放送された<ref name=mantan-web />。
* テレビ朝日:ディレクターズ1カット'''吹替補完''':初回放送[[2014年]][[8月16日]] [[WOWOW]]『土曜吹替えた物。劇場』
** ディレクターズ・カット版を吹替えたもの。ノーカット放送。
** 上記の短縮版音源を基に、カットされた部分とディレクターズ・カット版のシーン(合計39分)を追加録音して放送された<ref name=mantan-web />。なお、故人など一部の声優は代役が立てられた。
*テレビ朝日新版:初回放送[[2006年]][[8月20日]]『日曜洋画劇場』21:00-23:14
:*WOWOW吹替補完版:* ディレクターズ・カット版を吹替えた物(オリジナル音声113分+追加収録音声39もの。正味112
* 機内上映版:[[日本航空|JAL]]の機内上映に使用。
 
== スタッフ ==
* 製作総指揮:[[イリヤ・サルキンド]]
* 製作:{{仮リンク|ピエール・スペングラー|en|Pierre Spengler}}
* 監督:[[リチャード・ドナー]]
* 脚本:[[マリオ・プーゾ]]&[[デイヴィッド・ニューマン (脚本家)|デヴィッド・ニューマン]]&[[レスリー・ニューマン]]&[[ロバート・ベントン]]
* 編集:[[スチュワート・ベアード]]
* 撮影:[[フリー・アンスワース]]
* 美術:{{仮リンク|ジョン・バリー (セットデザイナー)|label=ジョン・バリー|en|John Barry (set designer)}}
* 特殊効果:コリン・チルバーズ
* 音楽:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]
 
=== 日本語版 ===
* 字幕翻訳:[[高瀬鎮夫]]
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
!吹き替え||[[テレビ朝日]]版1<br>(吹替補完版)||テレビ朝日版2||機内上映版
|-
!演出
| 演出 ||style="background:#D3D3D3" rowspan="9" | || [[佐藤敏夫 (音響監督)|佐藤敏夫]]||[[伊達康将]]||
|-
!翻訳
| 翻訳 ||[[木原たけし]]<br>(伊藤里香)||木原たけし||
|-
!調整
| 調整 ||前田仁信||高久孝雄||
|-
!効果
| 効果 ||遠藤堯雄<br>桜井俊哉||サウンドボックス||
|-
!選曲
| 選曲 ||東上別符精||{{N/A}}||
|-
!プロデューサー
| 担当 ||圓井一夫|| ||
|-
!rowspan=2|制作
| 製作 ||[[東北新社]]<br>([[ブロードメディア・スタジオ|ブロードメディア]])||東北新社||
|-
|colspan="2"|テレビ朝日||[[日本航空]]
|-
|}
 
== 作品解説 ==
=== 配役・演出 ===
トップクレジットであり、ジョー役の[[マーロン・ブランド]]は冒頭十数分の出演であったにもかかわらず、ギャラは主役の[[クリストファー・リーヴ]]の25万ドルの10倍以上である400300万ドルであった。また、ブランドは下を向いているシーンが多かったが、これはいつものようにブランドが台本を覚えてこなかったため、スタッフがそこかしこのセットに、ブランド専用のカンニングペーパーをセットしていた。その上セットだけではなく、赤ちゃんだった頃のカル=エルの[[オムツ]]にも台詞が書かれていたという。
 
リーヴはタイトルロールを演じたにもかかわらず、タイトル前のクレジットで名前が出ない。出たのはすでにスター俳優であったマーロン・ブランドと[[ジーン・ハックマン]]である。
 
クラークの学生時代を演じたのはジェフ・イーストだが、台詞は全て[[クリストファー・リーヴ]]によって吹き替えられており、鼻にも特殊メイクが施されている。
 
汽車に乗った幼いロイスの両親を演じているのは、1948年の劇場作品でスーパーマンを演じたカーク・アレンと、同じくロイスを演じたノエル・ニール。ノエル・ニールは50年代の[[ジョージ・リーヴス]]主演のTVシリーズにもロイス役で出演し、2006年公開の『[[スーパーマン リターンズ]]』ではルーサーに財産を騙し取られる富豪役としてカメオ出演している。
 
本作ラストにおけるスーパーマンがロイスのためにとった行動は、本来は続編である『[[スーパーマンII|II]]』のラスト用に考えられたものであり、当初の予定では宇宙に打ち上げられた核ミサイルが爆発し、ファントム・ゾーンに閉じ込められていたゾッド将軍らが解放されるというものだった<ref>[{{Cite news|author=モルモット吉田|date=2019-02-06|url=https://cinemore.jp/jp/erudition/566/article_573_p1.html |title=監督vsプロデューサー『スーパーマン』の撮影現場では何が起きていたのか?]|newspaper=CINEMORE|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
 
本作は企画段階で[[ガイ・ハミルトン]]監督、オーティス役に[[ピーター・ボイル]]を予定していたが、何れも降板した<ref>[http{{Cite web|author=Martin|date=2010-06-17|url=https://supermania78.com/2010/06/a-guy-hamilton-film-starring/ |title=A GUYGuy HAMILTONHamilton FILMFilm, STARRING…]Starring...|work=SUPERMANIA - CAPEDWONDER EUROPE|language=en|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
 
=== ディレクターズ・カット ===
154 ⟶ 193行目:
 
2006年の『[[スーパーマン リターンズ]]』は本作および『[[スーパーマンII|スーパーマンII/冒険篇]]』の続編となっており、2004年に死去した[[マーロン・ブランド]]演ずるジョー=エルをCGで再現している。
 
== 評価 ==
[[Rotten Tomatoes]]によれば、74件の評論のうち高評価は93%にあたる69件で、平均点は10点満点中8.1点、批評家の一致した見解は「『スーパーマン』はユーモアと重厚感を巧みに融合させ、完璧なキャスティングであるクリストファー・リーヴを生かして、アメリカのポップカルチャー・アイコンに愛情のこもったノスタルジックな賛辞を贈る作品である。」となっている<ref>{{Cite rt|id=superman_the_movie|type=m|title=Superman: The Movie|publisher_hide=1|language=en|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
[[Metacritic]]によれば、20件の評論のうち、高評価は16件、賛否混在は4件、低評価はなく、平均点は100点満点中81点となっている<ref>{{Cite mc|id=superman|type=movie|title=Superman|publisher_hide=1|language=en|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
 
== 受賞 ==
179 ⟶ 222行目:
* {{Amg movie|66900|Superman}}
* {{IMDb title|0078346|Superman}}
* {{TCMDb title|91973|Superman}}
* {{AFI film|57040|Superman}}
* {{Official website|https://www.warnerbros.com/movies/superman-movie/|Official site}}
 
{{スーパーマン}}
{{DC Comics films}}
{{リチャード・ドナー監督作品}}
{{サターン賞 SF映画賞}}
{{Normdaten}}
 
{{DEFAULTSORT:すうはあまん}}
[[Category:スーパーマンの映画作品]]
190 ⟶ 238行目:
[[Category:アメリカ合衆国の特撮映画]]
[[Category:タイムトラベルを題材とした映画作品]]
[[Category:核兵器を題材とした映画作品]]
[[Category:リチャード・ドナーの監督映画]]
[[Category:マリオ・プーゾ]]
[[Category:ジョン・ウィリアムズの作曲映画]]
[[Category:北極を舞台とした映画作品]]
197 ⟶ 247行目:
[[Category:カンザス州を舞台とした映画作品]]
[[Category:アルバータ州で製作された映画作品]]
[[Category:ニューメキシコ州で製作された映画作品]]
[[Category:ニューヨーク市で製作された映画作品]]
[[Category:パインウッド・スタジオで製作された映画作品]]
[[Category:サターン賞受賞作品]]
[[Category:アメリカ国立フィルム登録簿に登録された作品]]
[[Category:アカデミー賞受賞作]]