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|外部リンク = http://www.hitachi-displays.com/
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'''株式会社日立ディスプレイズ'''は、かつて存在した中小型ディスプレイの開発設計、製造及び販売会社を行っていた企業。本社(営業・事業企画・マーケティング)は東京都千代田区事業所(開発設計・製造)は[[千葉県]][[茂原市]]営業所を[[大阪市]]に置いていた
 
== 事業概要 ==
1943年、千葉県茂原市に日立製作所茂原工場として発足した。2002年に日立製作所からディスプレイ事業に関わる部門が分社化し、日立ディスプレイズとなった。
[[携帯電話]]用小型[[TFT液晶]]、小型[[シリコン|低温ポリシリコン]]TFT液晶の開発設計、製造、販売を行ってい
 
1943年、千葉県茂原市に日立製作所茂原工場が発足して以来、発足。[[ブラウン管]]などディスプレイ関連の製造を行ってきた。その後、液晶表示素子、[[半導体]]などの製造を開始し、現在は[[携帯電話]]や[[ノートパソコン]]、[[デジタルカメラ]]、[[カーナビゲーション]]などに使用される[[IPS方式|IPS液晶ディスプレイ]]を中心に取り扱っていた。2002年に日立製作所からディスプレイ事業に関わ部門が分社化し、日立ディスプレイズとなった。テレビ向けの大型液晶パネルに関する事業は、2006年に設立した子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ」(現・[[パナソニック液晶ディスプレイ]])に移管した
 
2011年11月15日、産業革新機構(以下、INCJ)INCJ)と、ソニー・東芝・日立製作所は、INCJを中心として設立・運営される新会社「[[ジャパンディスプレイ]](2012年春設立予定)の下、子会社のスマートフォンやタブレット端末向けの中小型ディスプレイ事業を経営統合することについて、正式契約を締結した。統合対象は、ソニーモバイルディスプレイ、ソニーの間接100%子会社である索尼移動顕示器(蘇州)有限公司、東芝モバイルディスプレイ、当社
 
当社は2012年3月にジャパンディスプレイの事業子会社となり、同年4月に株式会社ジャパンディスプレイイーストへ商号変更した。2013年4月1日、(旧)ジャパンディスプレイと事業子会社三社が合併、(新)ジャパンディスプレイとなった。
 
== 事業所・支社 ==
* 茂原事業所(開発設計・製造)
**住所 〒297-8622 千葉県茂原市早野3300
**電話 0475-25-9054(総務部)
 
* 西日本支社(営業)
**住所 〒541-0041 大阪府大阪市[[中央区 (大阪市)|中央区]][[北浜]]3-5-29日本生命淀屋橋ビル
**電話 06-6203-3480
 
== 事業概要 ==
[[携帯電話]]用小型[[TFT液晶]]、小型[[シリコン|低温ポリシリコン]]TFT液晶の開発設計、製造、販売を行っている。
 
1943年に日立製作所茂原工場が発足して以来、[[ブラウン管]]などディスプレイ関連の製造を行ってきた。その後、液晶表示素子、[[半導体]]などの製造を開始し、現在は[[携帯電話]]や[[ノートパソコン]]、[[デジタルカメラ]]、[[カーナビゲーション]]などに使用される[[IPS方式|IPS液晶ディスプレイ]]を中心に取り扱っている。
 
テレビ向けの大型液晶パネルに関する事業は、2006年に設立した子会社「[[IPSアルファテクノロジ|株式会社IPSアルファテクノロジ]]」に移管した。
 
== 株主構成 ==
当初は、日立製作所の100%子会社として設立された。
 
2008年2月、日立製作所とキヤノンおよびパナソニックは、中小型液晶ディスプレイ事業における包括的な提携を目的とする契約を締結し、同年3月に、キヤノンおよびパナソニックが日立製作所から、それぞれ日立ディスプレイズ株式24.9%を取得した。これにより、日立50.2%、キヤノンとパナソニックが各24.9%の株主構成となった。この提携においては、長期的にはキヤノンによる子会社化も検討されていた。しかし、2010年6月にパナソニックの持分は日立製作所に戻り、日立の出資比率は75.1%となる。なおパナソニックは、同月、日立ディスプレイズの子会社であった大型液晶ディスプレイの開発製造会社・IPSアルファテクノロジの経営権を取得している(同年10月にパナソニック液晶ディスプレイとなる)
 
また、2010年9月、キヤノンと日立製作所は、日立ディスプレイズに対する現在の資本関係を維持しつつ、中小型液晶ディスプレイの開発および製品供給に係る連携を継続し、発展させるための覚書に合意することとした。なお、パナソニックは、2010年6月に、日立ディスプレイズの子会社であった大型液晶ディスプレイの開発製造会社・IPSアルファテクノロジの経営権を取得している。
 
業績の低迷に伴い、台湾の[[鴻海精密工業]]が過半数までの出資を行い、事実上の買収、経営権を取得し傘下に収める予定である。
 
2011年11月15日、産業革新機構(以下、INCJ)と、ソニー・東芝・日立製作所は、INCJを中心として設立・運営される新会社「ジャパンディスプレイ」(2012年春設立予定)の下、子会社のスマートフォンやタブレット端末向けの中小型ディスプレイ事業を統合することについて、正式契約を締結した。
 
統合されるのは、ソニーモバイルディスプレイ、ソニーの間接100%子会社である索尼移動顕示器(蘇州)有限公司、東芝モバイルディスプレイ、日立ディスプレイズ。
 
株主及びその議決権付株式の保有比率は、産業革新機構(INCJ)70%、ソニー10%、東芝10%、日立製作所10%となる。
 
社長には半導体大手のエルピーダメモリの前最高執行責任者(COO)大塚周一氏の就任も発表された。
 
また、INCJはテレビ事業の縮小に伴い売却する先を探していたパナソニックの子会社である、パナソニック液晶ディスプレイの茂原工場(千葉県茂原市)を譲り受けた。
(「ソニー、東芝、日立の国内外にある既存の中小型液晶パネルの製造拠点への投資やどう統廃合していくかなどは今後の市場環境や状況を見ながら決めていく」と述べるにとどめている。)
 
また、2010年9月、キヤノンと日立製作所は、日立ディスプレイズに対する現在の資本関係を維持しつつ、中小型液晶ディスプレイの開発および製品供給に係る連携を継続し、発展させるための覚書に合意することとした。なおジャナソニックは、2010年6月に、日立ディスプレイズのによる子会社であった大型液晶ディスプレイの開発製造会社・IPSアルファテク化と同時に、キヤロジの経営権ンは資本取得し引き上げている。
 
== 沿革 ==
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*[[1984年]] - [[半導体]]工場が完成
*[[1994年]] - [[液晶パネル]]製造ラインが完成
*[[2002年]]10月 - 日立製作所の100%子会社として、'''株式会社日立ディスプレイズ'''設立
*[[2005年]]1月 - 子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ」設立
*[[2008年]]3月 - パナソニックおよびキヤノンが、日立からの株式譲渡によりそれぞれ24.9%を取得し、合弁会社化。
*[[2010年]]6月 - パナソニックが保有全株式を日立に譲渡。
 
*[[2012年]]3月 - ソニーモバイルディスプレイ株式会社、東芝モバイルディスプレイ株式会社と経営統合。'''株式会社[[ジャパンディスプレイ]]'''の傘下に入る。
== 外部リンク ==
*2012年4月 - 株式会社ジャパンディスプレイイーストに商号変更。
*[http://www.hitachi-displays.com/ 日立ディスプレイズ]
*[[2013年]][[4月1日]] - ジャパンディスプレイと当社を含む事業子会社が合併。形式上はジャパンディスプレイイーストが存続会社となったため、旧日立ディスプレイズの法人格は存続している。
 
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[[Category:かつて存在した東京都の企業]]
 
[[Category:日立グループの歴史|*ひたちていすふれいす]]