「高い城の男 (テレビドラマ)」の版間の差分

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| based_on = [[フィリップ・K・ディック]]
| director = [[デヴィッド・セメル]]
| starring = [[アレクサ・ダヴァロス]]<br />[[ルパート・エヴァンス]]<br />[[ルーク・クラインタンク]]<br />[[DJクオールズ]]<br />{{仮リンク|[[ジョエル・デ・ラ・フエンテ|en|Joel de la Fuente}}]]<br />[[ケイリー=ヒロユキ・タガワ]]<br />[[ルーファス・シーウェル]]<br />{{仮リンク|[[ブレナン・ブラウン|en|Brennan Brown}}]]<br />[[カラム・キース・レニー]]<br />[[ベラ・ヒースコート]]
| opentheme = {{仮リンク|ジャネット・オルソン|en|Jeanette Olsson}}「[[エーデルワイス (1959年の曲)|エーデルワイス]]」
| composer = [[ヘンリー・ジャックマン]]<br />ドミニク・ルイス
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[[第二次世界大戦]]で敗れた1960年代のアメリカの大部分は[[ナチス・ドイツ]]に併合され、世界的な大ナチス帝国の一部となり、西海岸は日本の傀儡国家として統治され、両国の中間には中立地帯がおかれている。世界の大半は日本とナチス・ドイツに支配され、両国は表向きの友好関係の陰で冷戦状態にある。アメリカでは両国に抗する[[レジスタンス運動]]がひそかに広がる。[[サンフランシスコ]]と[[ニューヨーク]]、そして中立地帯を主な舞台とし、体制を転覆させようとする、あるいは守ろうとするアメリカ人、日本人、ドイツ人たちによる群像劇である。「高い城の男」と呼ばれる謎の人物が収集する、自分たちの歴史とは全く異なる現実を撮影した謎のフィルム「イナゴ身重く横たわる」が出回り、フィルムを巡る争いが人々を巻き込む。設定や人物名など多くが原作とは異なり、原作にない内容が大幅に追加されている。
 
シーズン1の10話が [[Amazonビデオ]] で2015年11月20日から配信され<ref>{{Cite web |和書|url= http://www.c-lab.link/news/41558|title= ナチスドイツと大日本帝国がアメリカを占領する架空戦記「高い城の男」がドラマ化、制作はAmazon|date=2015-07-19 |publisher= カルラボ|accessdate= 2015-07-21}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/man-high-castle-creator-frank-812732|title='The Man in the High Castle' Creator Frank Spotnitz on Creating Alternate Histories|last=Jarvey|first=Natalie|work=hollywoodreporter.com|date=2015-08-03|accessdate=2015-08-19}}</ref><ref>{{Cite news | url = httphttps://www.cinematoday.jp/pagenews/N0077228| title = もし第2次大戦の勝敗が逆転していたら…?フィリップ・K・ディック「高い城の男」ドラマ化| newspaper = | publisher = シネマトゥデイ| date = 2015-10-25| accessdate = 2015-11-01}}</ref>、シーズン2の10話が2016年12月15日に配信された。2017年1月3日には、シーズン3の制作が発表され<ref>{{Cite web|url=http://io9.gizmodo.com/the-man-in-the-high-castle-gets-another-season-and-anot-1790706939|title='The Man in the High Castle' Gets Another Season and Another Showrunner|date=2017-01-03|accessdate=2017-01-06}}</ref> て、2018年10月5日に公開された。最終となるシーズン4は2019年11月15日に配信された<ref>{{cite web|last1=Patten|first1=Dominic|title=‘Man In The High Castle’ Renewed For Season 4; Unveils Season 3 Premiere Date & Trailer – Comic-Con|url=https://deadline.com/2018/07/man-in-the-high-castle-season-4-renewal-season-3-teaser-comic-con-1202431142/|website=Deadline Hollywood|accessdate=July 21, 2018|date=July 21, 2018}}</ref><ref>{{cite web|title=The Man in the High Castle Reveals Its Final Season Premiere Date — Plus, Watch the Opening Scene|url=https://tvline.com/2019/07/20/the-man-in-the-high-castle-final-season-4-premiere-date-video/|work=[[TVLine]]|accessdate=July 20, 2019}}</ref>。
 
日本では、2016年12月13日にシーズン1が、2017年1月27日にはシーズン2がどちらも遅れて公開され、2018年10月5日にはシーズン3が、2019年11月15日には最終シーズン4が全世界と同時に配信された。
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** 演 - [[DJクオールズ]] ([[:en:DJ Qualls|DJ Qualls]]) / 日本語吹替 - [[長谷川敦央]]
*** フランクの同僚で親友。憲兵隊に追われるジュリアナとフランクを助けようとする。(シーズン1-3)
* ''''''
** 演 - [[ジョエル・デ・ラ・フエンテ]] ([[:en:Joel de la Fuente|Joel de la Fuente]]) / 日本語吹替 - [[矢崎文也]]
*** 日本太平洋合衆国の憲兵隊幹部。"Chief Inspector"(吹替え版では警部)および大尉と呼ばれる。私服でレジスタンスの摘発にあたっており、皇太子狙撃事件の捜査を担当する。フランクの姉と子供たちをガス室で殺害するなど冷酷な性格の一方で、戦争回避のためには自決も厭わないなど自己犠牲の精神もあわせ持つ人物。出身は[[郡山市|郡山]]で、かつてはスミスと同じソロモン諸島の戦闘に従軍していた。
* '''田上信輔'''(英語版ではNobusuke Tagomi)
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*** ベルリンの映画製作者。父親は政権の実力者。 (シーズン2-3)
* '''ワイアット・プライス'''
** 演 - [[ジェイソン・オマラ]] ([[:en:Jason O'Mara|Jason O'Mara]]) / 日本語吹替 - 高木章裕
*** 麻薬を含む密輸業者 (シーズン3-4)
*'''ヘレン・スミス'''
**演 - [[チェラー・ホースダル]] ([[:en:Chelah Horsdal|Chelah Horsdal]])
***ジョン・スミス大将の妻 (シーズン3-4メイン)
*'''マーク・サンプソン'''
**演 - [[マイケル・ガストン]] ([[:en:Michael Gaston|Michael Gaston]])
***フランクの友人でユダヤ人(シーズン3でメイン)
 
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* 琴道 - アーノルド・クーン - 田上の側近。スーツの下に熱傷のケロイドを隠している。長崎出身の"旅人"。
* 吉田 - Lee Shorten - 憲兵隊の私服捜査員で木戸の右腕。階級は巡査部長。(英語版では"sergeant")(シーズン1-2)
* 中村 - Akie Kotabe[[アキー・コタベ]] - 木戸の部下。ハワイ出身で日本人と白人の混血(ハパ) (シーズン3)
* 木戸徹 - {{仮リンク|セン・ミツジ|en|Sen Mitsuji}} - 木戸の息子 (シーズン4)
* 矢守将軍 - Bruce Locke - 木戸の上司 (シーズン4)
* 皇太子 - [[辻大介]] - 大日本帝国の皇太子。サンフランシスコでの演説中、何者かによる狙撃を受け重傷を負う。(シーズン1)
* 皇太子妃 - 吉田真由美 - シーズン4では単独で日本太平洋合衆国に来て密かに平和交渉を主導する。 (シーズン1,4)
* ミチコ - 小松ゆかり- 田上の妻 (シーズン2)
* 紀明 - Eddie Shin[[エディ・シン]] - 田上の息子 (シーズン2)
* タイシ・オカムラ - [[ヒロ・カナガワ]] - ヤクザの親分 (シーズン2)
* 大神 - Michael Hagiwara - オカムラに代わるヤクザの親分 (シーズン3,4)
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* ダニエル・レヴァイン-旧アメリカ合衆国陸軍人。ユダヤ人。スミス、ウィットクロフトの戦友。ナチスのアメリカ占領後、ユダヤ人のため逮捕される。アメリカが第二次世界大戦で勝った世界線ではスミスと家族ぐるみの付き合いをしている。(シーズン4)
==== ニューヨーク ====
* トーマス・スミス - Quinn Lord[[クイン・ロード]] - ジョン・スミスの長男。法律で安楽死の対象となっている不治の難病に罹患していることが明らかになる。
*ジェニファー・スミス - Genea Charpentier - ジョン・スミスの長女
*エイミー・スミス - Gracyn Shinyei - ジョン・スミスの次女
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* [[ジョン・エドガー・フーヴァー]] - [[ウィリアム・フォーサイス (俳優)|ウィリアム・フォーサイス]] - 大ナチス帝国北アメリカ情報局長 (シーズン3-4)。史実における[[連邦捜査局|FBI]]初代長官。
* [[ヨーゼフ・メンゲレ]] - John Hans Tester - 大ナチス帝国の医師 (シーズン3-4)
* セルマ・ハリス - Laura Mennell[[ローラ・メネル]] - ジャーナリスト (シーズン3)
* ダニエル・ライアン - [[ジェフリー・ノードリング]] - 精神分析医 (シーズン3)
*ビリー・ターナー - Giles Panton - 大ナチス帝国北アメリカ宣伝担当の幹部 (シーズン3)
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* ホーソーン・アベンゼン - [[スティーヴン・ルート]] ([[:en:Stephen Root|Stephen Root]]) / 日本語吹替 - [[宮崎敦吉]] (シーズン2-4)
: 別世界を見せるフィルムを集めている通称「高い城の男」。サンフランシスコなどを転々とする。
* キャロライン・アベンゼン - Ann Magnuson[[アン・マグナソン]] - ホーソーンの妻 (シーズン3-4)
* レミュエル・ワシントン - {{仮リンク|リック・ワージー|en|Rick Worthy}} - キャノン・シティとサンフランシスコで活動するレジスタンス。
* 折り紙の男 - {{仮リンク|アラン・ハーヴェイ|en|Allan Havey}} - ナチのスパイ (シーズン1)
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=== BCR(黒人共産反乱軍) ===
黒人のみによる共産主義を信奉するレジスタンス組織。旧アメリカ合衆国東部の大ナチス帝国では黒人が絶滅させられているため、中立地帯及び日本太平洋合衆国において活動する、黒人のみによる共産主義を信奉するレジスタンス組織である。
 
=== [[親衛隊 (ナチス)|親衛隊]] ===
大ナチス帝国を統治するナチス党の軍事組織。略称は現実同様”SS”(ドイツ語のSchutzstaffelの略)。ハインリヒ・ヒムラーが全国指導者。[[一般親衛隊]]と[[武装親衛隊]]がある。武装親衛隊は戦車も保有し、[[ティーガーI]]のような戦車が登場する。旧アメリカ合衆国ではニューヨークの超高層ビルに本部を置き、各地に部隊を駐留させている。隊員は旧ドイツおよび旧アメリカ出身のアーリア人種に限られる。主に黒い制帽や制服を着用する。レジスタンスを厳格に取り締まり、捜索時の射殺および拷問も厭わない。日本太平洋合衆国内の大使館にも兵士が駐在する。アメリカ出身者は腕章や帽章のデザインが異なっている。
 
=== [[ドイツ国防軍|国防軍]] ===
大ナチス帝国の国軍。空軍は[[EWR VJ 101]]のような戦闘機や[[ドルニエ Do 31]]のような輸送機を保有している。ジョン・スミスの夢の中で陸軍のものと思われる[[T-54]]もしくは[[T-55]]のような戦車が登場する。
 
=== 憲兵隊 ===
日本太平洋合衆国の治安維持を担当する軍事警察。隊員は全員が日本人である。私服捜査員の木戸が軍の階級である大尉と警察官の階級である警部を併用し、「[[厚生労働省]]」の身分証を提示するなど謎の多い組織である。私服捜査員と制服の隊員で構成され、14[[十四年式拳銃]]や軍刀のほか、重機関銃を搭載した車両や[[UAZ-469]]、[[装甲兵員輸送車]]も装備しレジスタンスの摘発にあたっている。本部施設内にガス室や銃殺用の処刑場を持ち、拘束した被疑者や市民を裁判なしで処刑することも少なくない。
 
=== [[大日本帝国陸軍]] ===
日本本国の陸軍で、軍首脳の中では大ナチス帝国への先制攻撃を推進する勢力が強い。原爆の製造法を入手したのち、サンフランシスコに倉庫に偽装した秘密工場を建設、旧アメリカ領で採掘したウランを使い原爆製造に着手する。太平洋合衆国を訪れた小野田将軍が大臣である田上を恫喝するなど、[[文民統制|シビリアンコントロール]]とは無縁のようである。合衆国の憲兵隊を直接指揮することもある。
 
=== [[大日本帝国海軍]] ===
日本本国の海軍で、サンフランシスコ湾を基地とする。艦艇は[[大和 (戦艦)|戦艦大和]]や[[最上型重巡洋艦]]がマストやレーダーを更新しつつ現役で運用されている他、[[アングルド・デッキ]]を備えたCTOL空母などを擁している。航空機は艦上ジェット戦闘機や[[Ka-27 (航空機)|Ka-27]]を保有している。艦隊総司令官の猪口提督は憲兵隊に対し、旧アメリカ人に対する穏健な対応を求める。
 
=== 近衛兵(皇宮警察) ===
サンフランシスコでの皇太子の警備にあたっていた日本の部隊。吹替え版では「[[皇宮警察本部|皇宮警察]]」であるが、英語版で”imperial guards”と呼ばれていることから、日本本国から皇太子に同行した近衛兵のようである。[[64式7.62mm小銃]]に酷似した銃を装備している。皇太子の演説会場では拳銃を持ったフランクが接近できるほど杜撰な警備を行い、実際に狙撃が起きたことから指揮官は現場の公園内で[[切腹]]する。
 
=== 警察 ===
戦前の警察機構を引き継いだ自治体単位で設置されている警察で、アメリカ人の警察官が所属している。シーズン1ではジョーのパンク修理を手伝った警官のほか、スミス大将襲撃の際に出動したニューヨーク市警とみられるパトカーが確認できる。サンフランシスコでは憲兵隊の指令を受けた私服警官がジュリアナの自宅の監視にあたる。
 
=== [[ヤクザ]] ===
サンフランシスコを拠点とする日系の暴力団。飲食店や風俗店を経営し政府高官も顧客に持つ。違法薬物の密輸を行い、ジュリアナやジョーを監禁しレジスタンスに多額の身代金を要求するなど犯罪行為でも荒稼ぎしている。木戸率いる憲兵隊に情報を売り、ひそかにナチスとも取引する。情報収集能力はかなりのもので、首領オカムラの情報により皇太子狙撃事件の捜査は大きく進展することになる。中立地帯においては、公式には活動できない憲兵隊に代わって種々の活動を行う。
 
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中立地帯では、火傷を負ったフランクがユダヤ人の共同体に隠れ住み、レジスタンスを鼓舞するポスターを広めるが、木戸に探し出されて殺される。高い城の男アベンゼンはナチスに捕えられる。
 
東部の大ナチス帝国では、アメリカの歴史を抹消してアメリカ人を忠実なる大ナチス帝国民に作り変える計画"イヤー・ゼロ"が立案され、[[自由の鐘]]と[[自由の女神像 (ニューヨーク)|自由の女神]]が破壊され、安楽死を選んだトーマスが称賛されるが、スミスとヘレンは苦悩する。スミスは政敵との闘争を勝ち抜き、北アメリカ最高の元帥の地位に就く。スミスは家族、自国民の保護、そしてナチスへの忠誠の狭間で揺れ、娘たちの遺伝病診断を恐れるヘレンは娘たちを連れて失踪する。
 
ナチスは別世界から来た"旅人"の存在を知り、ペンシルバニア州の鉱山の秘密基地で、別世界への扉を開く装置の起動に成功する。ジュリアナは装置の破壊に失敗し捕えられる。ヒムラーは狙撃される。転移した世界で自分自身が生存していた場合、転移した人物は死ぬことがわかる。シーズンの最後に、ジュリアナは別世界に転移する。
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連合国の勝った並行世界にはジュリアナが移動している。トーマスが父の反対を押し切ってベトナム戦争に志願する。スミスに送られた工作員がジュリアナを殺そうとして、この世界のスミスを殺す。ジュリアナは易に導かれ元の世界に戻る。スミスが並行世界に来て、生きているトーマスに再会する。
 
東部の大ナチス帝国では、ニーベンベルト計画により工作員が"扉"を通って並行世界に送られ情報を持ち帰る。ヘレンと娘たちが中立地帯から戻るが、ジェニファーは反ナチス、エイミーがナチス支持者となって家庭は崩壊する。[[ジョン・エドガー・フーヴァー|フーヴァー]]がスミス家を盗聴して陥れようとする。スミスは先手を取ってベルリンでゴーツマン親衛隊大将と共謀してクーデターを起こし、ゴーツマンと大ナチス帝国を分け合って北米帝国の総統となると、日本の撤退した西海岸に侵攻し、白人種以外を絶滅させる計画を立てる。これを知ったヘレンはュリアナスタンスと内通する。そしてレジスタンスがスミスは自身の今までの人生悔やみ自殺し、西海岸侵攻は中止される。並行世界から"扉"を通って多くの人々がやって来る。
 
== エピソード ==
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|WrittenBy = Rob Williams
|OriginalAirDate = {{Start date|2016|12|16}}
|ShortSummary = 木戸は検問所での銃撃戦を調査し、ジュリアナの関与を疑う。フランクは逮捕されたエドを救うため、チルダンとともに弁護士のポール梶浦を通じてヤクザのオカムラに会い、エドの手を借りて偽の骨董品を作って売り上納金を納めると約束する。オカムラは木戸に与えた恩義を利用してエドを釈放させ、代わりに死んだカレンが犯人に仕立て上げられる。スミスはジョーにジュリアナは死んだと言い、ベルリンに行って父親のホイスマン首相と会うよう命令する。レジスタンスから逃げるジュリアナは、原爆が落とされるはずのサンフランシスコから逃げるよう家族に願うが聞き入れられない。アベンゼンがヒントをくれた謎の男は、トゥルーディの父親のジョージ・ディクソンであることを知る。ディクソンが[[ブルックリン区|ブルックリン]]にいることを知り、ジュリアナは大ナチス帝国大使館に駆け込む。
|LineColor = 424E5C
}}
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| WrittenBy = Eric Overmyer & ウェズリー・ストリック
| OriginalAirDate = {{Start date|2018|10|5}}
| ShortSummary = サンフランシスコでは、木戸がジーナを訪ねてクラブの契約から解放し、多額の現金を渡す。エドとジャックがチルダンを訪れてフランクの死を告げ、3人はフランクの絵を塔から掲げる。中立地帯では、スミスが「高い城の男」アベンゼンを捕える。東部のワッカワナ鉱山では、潜入したジュリアナと仲間たちと、視察に来たヒムラーとスミスが見守る中、メンゲレが装置を起動して別世界への"扉"を開く。送り込まれた被験者は一人を残して死亡する。ジュリアナは捕えられるが、ワイアットは逃げる。スミスは妻と娘たちの失踪を知る。"イヤー・ゼロ"の式典で、[[自由の女神像 (ニューヨーク)|自由の女神]]像は破壊される。ニコールは同性愛をとがめられてドイツに送還される。ニューヨーク市中では暴動が起き、ワイアットの仲間がヒムラーを狙撃する。アベンゼンはスミスに、自分が生存する別世界に転移するとその人物は死ぬと教える。スミスがジュリアナの肩を撃った瞬間、ジュリアナの姿が消える。
| LineColor = 000000
}}
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== 企画 ==
[[2010年]]に[[英国放送協会|BBC]]がテレビドラマ化を発表した。ディックの小説『[[アンドロイドは電気羊の夢を見るか?]]』の映画化作品である『[[ブレードランナー]]』を監督した[[リドリー・スコット]]が製作総指揮、{{仮リンク|ハワード・ベントン|en|Howard Brenton}}が脚本を務め、[[スコット・フリー・プロダクションズ]]、{{仮リンク|エレクトリック・シェパード・プロダクション|en|Electric Shepherd Productions}}、ヘッドライン・ピクチャーズ制作による全4話構成で[[BBC One]]で放送されることが決まったが、その後は動きがなかった<ref>{{cite news |last=Sweney |first=Mark |url=http://www.guardian.co.uk/media/2010/oct/07/ridley-scott-sci-fi-philip-k-dick-bbc-drama |title=Ridley Scott to return to work of sci-fi icon for BBC mini-series |work=[[The Guardian]] |location=London |date=2010-10-07|accessdate=2015-07-25}}</ref><ref>{{Cite news|author= |url= httphttps://eiga.com/news/20130215/13/|title= リドリー・スコット制作、ドラマ版「高い城の男」の脚本家が決定|work= 映画.com|publisher= |date= 2013-02-15|accessdate= 2013-11-21}}</ref>。
 
[[2013年]]2月11日、アメリカの[[ケーブルテレビ]]局である[[Syfy]]がテレビドラマ化を発表した。BBCと同様に全4話構成で制作することになり、「[[Xファイル]]シリーズ」の[[フランク・スポトニッツ]]が脚本兼任で、スコットと共に製作総指揮を担当することになった<ref>{{Cite news|和書 |author= |url= httphttps://dramanavi.net/newsarticles/2013/02/k-6.php144431 |title= ニュース:フィリップ・K・ディックの小説「高い城の男」がリドリー・スコット製作でドラマに |work= 海外ドラマNAVI |publisher= |date= 2013-02-14 |accessdate= 20132023-1104-2130}}</ref><ref>{{cite news| url=http://www.variety.com/article/VR1118066024/ | work=Variety | title=Syfy, Ridley Scott, Frank Spotnitz set miniseries}}</ref>。しかし、Syfyがドラマ化を断念したため、最終的に[[アマゾン・スタジオ]]がネットドラマ化を発表した。スコット、スポトニッツに加え、演出を『[[PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット]]』の{{仮リンク|[[デビッド・セメル|en|David Semel}}]]が担当し、パイロット版が制作された<ref>{{Cite web |和書|date=2014-08-05 |url=httphttps://eiga.com/news/20140805/19/|title=米アマゾン・スタジオがフィリップ・K・ディック「高い城の男」をドラマ化|publisher=映画.com|accessdate=2014-09-17}}</ref>。
 
2015年1月15日にドラマシリーズ化候補13作品中の1本としてパイロット版が公開され<ref>{{Cite web |和書|url= http://markezine.jp/article/detail/21716|title= Amazon、オリジナル番組のパイロット版公開、フィリップ・K・ディック「高い城の男」のドラマ化も|date=2015-01-08 |publisher= MarkeZine|accessdate= 2015-03-02}}</ref>、13作品中最も視聴された作品となった<ref>{{Cite web |和書|url= http://dramanavi.net/news/2015/02/kamazon.php|title= ニュース:フィリップ・K・ディックの小説「高い城の男」のドラマ版、米Amazonでシリーズ製作決定|date=2015-02-20 |publisher= 海外ドラマNAVI|accessdate= 2015-03-02}}</ref>。これを受け、2月19日に他の4作品と共にドラマシリーズ化が正式に決定し、7月に開催された[[コミコン・インターナショナル|サンディエゴ・コミコン]]では第1話・2話の試写会が行われた<ref>{{Cite web |和書|url= httphttps://www.crank-in.net/drama/news/37943 |title= 日本人女優TAO、リドリー・スコット製作『高い城の男』ドラマ版に出演|date=2015-07-19 |publisher= クランクイン!|accessdate= 2015-09-09}}</ref>。シリーズは11月20日から[[Amazonビデオ]]で配信された。
 
== 撮影 ==
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== 騒動 ==
2015年11月、ドラマ宣伝の一環として[[ニューヨーク市地下鉄]]の車両座席に[[旭日旗]]や[[ドイツの国章|ナチス・ドイツの国章]]をあしらった[[星条旗]]をデザインしたが、市民から批判が殺到する騒動が起きた<ref name="AFP151128">{{Cite news | url = httphttps://www.afpbb.com/articles/-/3067941| title = 旭日旗とナチスのデザインで物議、アマゾンがNY地下鉄の広告撤去| newspaper = | publisher = AFP| date = 2015-11-25| accessdate = 2015-11-28}}</ref>。デザインの掲示は[[ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ]]の許可を得て実施されたが、[[ニューヨーク市長]][[ビル・デブラシオ]]は「無責任で侮辱的だ」と批判し、Amazon.comは12月まで掲示予定だったデザインの撤去を決定した<ref name="AFP151128" /><ref>{{Cite news | url = http://www.sankei.com/world/news/151125/wor1511250031-n1.html| title = 旭日旗の地下鉄広告が物議 NY市長批判、撤去へ| newspaper = 産経ニュース| publisher = 産経新聞| date = 2015-11-25| accessdate = 2015-11-28}}</ref>。
 
== 評価 ==
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== 外部リンク ==
* {{Amazon Prime Video|B01MXMW0CZ}}
* {{Official website|https://www.amazon.co.jp/dp/B01MSN4A17}}
* [https://www.amazon.co.jp/dp/B01MXMW0CZ/ 同日本語吹き替え版]
* {{IMDb title|4007348|"The Man in the High Castle" Pilot (TV Episode 2015)}}
 
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[[Category:2015年のWeb動画]]
[[Category:Webドラマ]]
[[Category:アメリカ合衆国のSFテレビドラマ]]
[[Category:ニューヨーク市を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:サンフランシスコを舞台としたテレビドラマ]]
781 ⟶ 780行目:
[[Category:2015年のテレビドラマ]]
[[Category:小説を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:SFテレビドラマ]]
[[Category:ディストピアドラマ]]
[[Category:Amazonビデオのオリジナル番組]]