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'''アリアナ・グランデ=ブテーラ'''(''{{Lang-en|Ariana Grande-Butera}}''、[[1993年]][[6月26日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]の[[シンガーソングライター]]、[[俳優|女優]]。
 
アルバム『[[マイ・エヴリシング|My Everything]]』、『[[デンジャラス・ウーマン (アルバム)|Dangerous Woman]]』、『[[thank u, next]]』やシングル[[ザ・ウェイ (アリアナ・グランデの曲)|The Way]]」、「No Tears Left To Cry」、「7 rings」などの大ヒットにより、国際的な人気を博している。[[マライア・キャリー]]を彷彿とさせる歌声を特徴としていることから、「ネクスト・マライア」と評されることもある<ref name="tvgroove2" />。
 
女優としては[[ニコロデオン (TVチャンネル)|ニコロデオン]]の[[シチュエーション・コメディ|シットコム]]『[[ビクトリアス (テレビドラマ)|ビクトリアス]]』および『[[サム&キャット]]』のキャット・バレンタイン役で知られる<ref name="tvgroove2"/>。
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[[フロリダ州]][[ボカラトン]]で、イタリア系の血を引く[[アメリカ人]]の家庭にて誕生した。DNAテストを取られた時にイタリア/ギリシャと同じ括りで表示されたことから、一時本人がギリシャ系と勘違いしてしまい、そのために誤った情報が広がったが、後にグランデ自らが「勘違いであった」と自身のツイッターで訂正した。
 
母のジョアン・グランデは海軍のコミュニケーション商品を扱う企業の[[CEO]]、父のエドワード・ブテラは[[グラフィックデザイナー]]<ref>[https://news.ameba.jp/entry/20140726-192 アメーバニュース新星歌姫アリアナ・グランデの10の秘密] 2014年9月22日閲覧</ref><ref name="tvgroove2">{{Cite web|和書|url=https://www.tvgroove.com/column/article/ctg/5/cid/142.html|publisher=TVグルーヴ|title=世界中が注目する新星歌姫、アリアナ・グランデとは!?|accessdate=2014-09-22}}</ref>。異父兄の{{仮リンク|フランキー・グランデ|label=フランキー|en|Frankie Grande}}は俳優として活動している。
 
幼少時から歌唱を好み、サウスフロリダのフィルハーモニーに入団し活動。8歳でフロリダの[[NHL]]アイスホッケーの試合で国歌斉唱しTVデビュー。10歳でグループ"Kids Who Care"を結成した<ref>{{Cite web |url=https://www.timeforkids.com/node/133541/print |title=Ariana Grande TFK 2013 Person of the Year Nominee |accessdate=July 20, 2015 |date=December 05, 2013 |publisher=Time For Kids }}</ref>。
 
=== 女優デビュー(2008–2012) ===
[[File:Ariana Grande by David Shankbone.jpg|thumb|200px150px|left|「Tribeca Film Festival」にて(2010年5月)]]
[[2008年]]、[[ブロードウェイ・シアター|ブロードウェイ]]ミュージカルである『13』で[[チアリーダー]]のシャーロット役<ref>{{Cite web |url=https://www.youtube.com/channel/UCQW4hbI9xxy6PoXALwsRZvw |title=13 - Musical - Original |accessdate=July 20, 2015 |date= |publisher=Playbill Vault }}</ref>でデビューした<ref>{{Cite web |url=https://www.broadway.com/shows/13/photos/broadways-lucky-13-shows-off-teen-spirit-at-photo-shoot/72224/13-meet-and-greet-ariana-grande |title=Broadway's Lucky 13 Shows Off Teen Spirit at Photo Shoot |accessdate=July 20, 2015 |date= |publisher=broadway.com }}</ref><ref group="注">『13』共演者の[[エリザベス・ギリース]]と『[[ビクトリアス (テレビドラマ)|ビクトリアス]]』で再共演している</ref>。その後、[[2010年]]から[[ニコロデオン (TVチャンネル)|ニコロデオン]]のシットコム『[[ビクトリアス (テレビドラマ)|ビクトリアス]]』([[ヴィクトリア・ジャスティス]]主演)でレギュラー陣の一人キャット・バレンタイン役を演じ、人気を博す。[[2011年]]にシットコム『[[iCarly]]』([[ミランダ・コスグローヴ]]主演)にゲスト出演を果たす。
 
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=== 『Yours Truly』(2013–2014) ===
[[File:ArianaGrandeDecember201393.3 FLZ Jingle Ball Tampa Florida IMG 6812 (11490087595) (cropped).jpg|thumb|150px200px|right|「FLZ Jingle Ball 2013」ライブ(2013年12月)]]
[[2013年]][[3月26日]]、歌手デビューアルバムからのリードシングル「[[ザ・ウェイ (アリアナ・グランデの曲)|ザ・ウェイ]]」をリリース。[[Billboard Hot 100]]チャートで最高位9位を記録した<ref name="billboard hot 100">{{cite web|url=https://www.billboard.com/artist/1484343/Ariana+Grande/chart?f=379|publisher=[[Billboard Hot 100]]|title=Ariana Grande - Chart History|accessdate=2015-01-08}}</ref>。[[7月22日]]には「[[ベイビー・アイ]]」、[[8月6日]]には「ライト・ゼア」をリリースした。
 
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=== 『My Everything』(2014–2015) ===
{{Double image aside|right|Jessie J, Somerset House, London (19257949994).jpg|190|Christopher Macsurak Nicki Minaj cropped3, 2011.jpg|100|「バン・バン」で共演した[[ジェシー・J]](左)と[[ニッキー・ミナージュ]](右)}}
[[2014年]][[4月28日]]、シングル「[[プロブレム (アリアナ・グランデの曲)|プロブレム]]」をリリースし、初週に43万5000ダウンロードを記録してBillboard Hot 100チャートで初登場3位を記録した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mtvjapan.com/news/music/24001|publisher=MTV Japan|title=アリアナ・グランデ、新曲「Problem」で記録更新|accessdate=2014-06-22}}</ref>。チャートの最高位は2位に達した<ref name="billboard hot 100" />。続いて[[7月3日]]に「ブレイク・フリー」、同月29日には[[ジェシー・J]]と[[ニッキー・ミナージュ]]の両者との共演作「[[バン・バン]]」を発表した。この間に主演作『サム&キャット』は放送終了となった。
 
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=== 『Dangerous Woman』(2016–2017) ===
[[File:DangerousAriana WomanGrande Tour in Manchester2(33269922185).jpg|thumb|280px|right|『Dangerous Woman』ツアー(2017年2月)]]
2016年3月11日、3枚目のアルバム『[[デンジャラス・ウーマン (アルバム)|デンジャラス・ウーマン]]』の表題曲「[[デンジャラス・ウーマン (曲)|デンジャラス・ウーマン]]」をシングルとしてリリース<ref name="tvgroove3">{{Cite web|和書|url=https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/27551.html|publisher=TVグルーヴ|title=アリアナ・グランデ、新曲「Dangerous Woman」発表! 新アルバムは5月20日発売|accessdate=2016-05-23}}</ref>、5月2日には「イントゥ・ユー」をリリースした。5月20日にアルバム『デンジャラス・ウーマン』が全世界同時にリリースされた<ref name="tvgroove3" />。8月30日には「サイド・トゥ・サイド」をシングルカットしている。9月には[[マック・ミラー]]のシングル「マイ・フェイバリット・パート」に客演参加<ref name="tvgroove4" />。マック・ミラーとの共演は「ザ・ウェイ」以来である。
 
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=== 『Sweetener』『thank u, next』(2018–2020) ===
[[Image:Ariana Grande - God Is A Woman VMA 2018 5 (cropped).jpg|220px|thumb|upright|[[MTV Video Music Awards]]で「God Is A Woman」を披露するアリアナ(2018年)]]
2018年4月20日、4作目となるアルバム『[[スウィートナー (アルバム)|スウィートナー]]』からの先行シングル「No Tears Left to Cry」を発表し<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mtvjapan.com/news/p2nz26/180420-08|title=アリアナ・グランデ、強力な新曲「No Tears Left To Cry」をリリース!|publisher=MTVジャパン|date=2018-04-20|accessdate=2018-11-14}}</ref>、シングルチャートBillboard Hot 100で最高3位を記録した<ref>{{Cite web|url=https://www.justjaredjr.com/2018/04/30/ariana-grande-could-extend-her-own-record-thanks-to-no-tears-left-to-cry/|title=
Ariana Grande Could Extend Her Own Record Thanks to 'No Tears Left to Cry'|publisher=Just Jared Jr.|language=en|date=2018-04-30|accessdate=2018-11-14}}</ref>。同年7月13日に2枚目の先行シングル「God Is a Woman」をリリース<ref>{{Cite web|url=https://www.theguardian.com/music/2018/jul/13/ariana-grande-god-is-a-woman-new-music-video-watch-female-lord-history|title=God is a Woman: Ariana Grande taps into a long herstory of a female lord|publisher=ガーディアン|language=en|date=2018-07-13|accessdate=2018-11-14}}</ref>。同年8月17日にアルバム『スウィートナー』がリリースされ、Billboard 200チャートで1位を記録した<ref>{{Cite web|url=https://www.billboard.com/articles/columns/chart-beat/8472196/ariana-grande-sweetener-number-one-billboard-200-chart|title=Ariana Grande Earns Third No. 1 Album on Billboard 200 Chart With 'Sweetener'|publisher=ビルボード|language=en|date=2018-08-26|accessdate=2018-11-14}}</ref>。
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=== 日本との関わり ===
[[Image:Ariana Grande (32426962484).jpg|250px|thumb|upright|アリアナ・グランデ(2017年)]]
親日家を公言している。2015年2月15日、自身のツイッターに「わたしはべんきょします! 」と日本語で投稿をし、自筆の勉強ノートを公開した<ref>{{Cite web|和書|url=https://mdpr.jp/international/detail/1467948 |title=アリアナ・グランデ、日本語の練習ノート公開に反響 |accessdate=2016-03-17 |date=2015-02-16 |publisher=モデルプレス }}</ref>。
 
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日本では[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック ジャパン]]がイメージのローカライズ戦略を採っており<ref>{{Cite web|和書|url=https://bunshun.jp/articles/-/2783|title=日本のメディアが知らない、アリアナ・グランデの本当の「クールさ」|publisher=文藝春秋|work=文春オンライン|accessdate=2018-03-22}}</ref>、アルバムのジャケットについても日本盤では独自のデザインが採用される<ref group="注">ただし、『マイ・エヴリシング』は日本盤においても各国共通のデザインを採用している</ref>。
 
==== 七輪タトゥーと論争 ====
2019年1月、シングル「7 rings」のリリースにちなんで、左の手の平に[[漢字]]で「[[七輪]]」という[[入れ墨|タトゥー]]を入れた。これに対し、「日本の[[バーベキューグリル]]だ」といった指摘が殺到する。その後、「七輪」の下に「指♡」という文字を追加する修正を施したが、更に「[[文化の盗用]]だ」「日本語を日本のことをよく知らない人に使ってほしくない」といった批判が強まった。グランデは批判が強まっているアメリカ国内向けのオフィシャルサイトの公式ショップで、[[日本語]]の書かれた商品を排除し、その後、「日本に移住しようと思っていたが、日本語のレッスンをやめる」と宣言するに至った<ref>{{Cite news|和書|title=アリアナ・グランデ、「日本語」を排除した理由がなんだか切ない…|newspaper=フロントロウ|date=2019-02-05|url=https://front-row.jp/_ct/17248361|accessdate=2023-08-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=アリアナのタトゥー炎上と日本人の「不寛容」|website=ニューズウィーク日本版|work=プリンストン発 日本/アメリカ 新時代|author=[[冷泉彰彦]]|date=2019-02-12|url=https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2019/02/post-1063.php|accessdate=2023-08-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=アリアナ・グランデ「七輪」騒動に見る異文化理解の難しさ|website=朝日新聞GLOBE+|work=ニッポンあれやこれや ~“日独ハーフ”サンドラの視点~|author=[[サンドラ・ヘフェリン]]|date=2019-02-12|url=https://globe.asahi.com/article/12134644|accessdate=2023-08-12}}</ref>(のちにこの宣言は削除されている<ref>{{Cite news|和書|title=アリアナ・グランデ、4年間続けてきた「日本語の勉強」をやめると宣言|newspaper=フロントロウ|date=2019-02-07|url=https://front-row.jp/_ct/17248998|accessdate=2023-08-12}}</ref>)。
 
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2014年9月、[[悪性腫瘍|癌]]患者を支援するために参加した「Stand Up to Cancer」では「My Everything」を歌い、癌研究のための約1億ドルの資金調達に貢献した<ref>{{Cite web |url=https://www.usatoday.com/story/life/tv/2014/09/08/stand-up-to-cancer-telethon-raises-109-million/15299211/ |title=Stand Up to Cancer telethon raises $109 million |accessdate=August 10, 2015 |date=September 08, 2014 |publisher=[[USAトゥデイ]] }}</ref>。
 
2015年、若い[[ホームレス]]のための[[フィランソロピー|慈善活動]]「ハッピー・ヒッピー・ファウンデーション」に参加している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/21257.html |title=マイリー・サイラス主催のチャリティー活動にアリアナ・グランデが参加! |accessdate=August 10, 2015 |date=February 17, 2015 |publisher=tvgroove.com }}</ref>。5月には[[LGBT]]の人権を訴えるためのイベント「NYCプライド」で[[ヘッドライナー (コンサート)|ヘッドライナー]]を務めることが発表された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/22637.html |title=アリアナ・グランデ、ニューヨークで行われるLGBT支援イベントのヘッドライナーに抜擢 |accessdate=August 10, 2015 |date=May 13, 2015 |publisher=tvgroove.com }}</ref>。[[フェミニスト]]として、マスコミの[[二重基準]]と女性蔑視を非難する「empowering」エッセイを書いた。<ref>{{Cite web|title=Ariana Grande Lashes Out Against 'Double Standard and Misogyny'|url=https://abcnews.go.com/Entertainment/ariana-grande-lashes-double-standard-misogyny/story?id=31602353 |accessdate=2024.5.21 |publisher=abc news }}</ref>
 
2017年の[[マンチェスター・アリーナに於ける爆発物事件]]の犠牲者を支援するために、One Love Manchesterコンサートを企画し、「One Last Time」と「虹の彼方に」をチャリティー・シングルとして再リリースし、2,300万ドルを集めた。<ref>{{Cite web|title=Families of Ariana Grande Concert Attack Victims to Receive $324,000|url=https://web.archive.org/web/20180616230556/https://www.rollingstone.com/music/news/families-of-ariana-grande-concert-attack-victims-to-receive-324000-w498012 |accessdate=2024.5.21 |publisher=rolling stones }}</ref>