削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
「Luiz_Koizumi_2010.jpg」 を 「Luiz_Inácio_Lula_da_Silva_and_Junichiro_Koizumi,_March_2010.jpg」 に差し替え(CommonsDelinkerによる。理由:File renamed: Criterion 2
(13人の利用者による、間の14版が非表示)
55行目:
'''小泉 純一郎'''(こいずみ じゅんいちろう、[[1942年]]〈[[昭和]]17年〉[[1月8日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。
 
[[内閣総理大臣]](第[[第1次小泉内閣|87]]・[[第2次小泉内閣|88]]・[[第3次小泉内閣|89]]代)、[[農林水産大臣]](第[[第2次小泉内閣 (改造)|37]]代)、[[外務大臣 (日本)|外務大臣]](第[[第1次小泉内閣|127]]代)、[[厚生省#歴代大臣|厚生大臣]](第[[竹下内閣 (改造)|69]]・[[宇野内閣|70]]・[[第2次橋本内閣|81]]代)、[[年金問題]]担当大臣(竹下改造内閣)、[[郵政大臣]](第[[宮澤内閣 (改造)|55]]代)、[[大蔵省|大蔵]][[政務次官]]([[第2次大平内閣]])、[[衆議院]][[財務金融委員会|大蔵委員長]]、[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]](12期)、[[自由民主党総裁]](第20代)などを歴任した。
 
== 概説 ==
72行目:
[[神奈川県立横須賀高等学校]]卒業後、[[東京大学]]入学を目指し2浪。その後、[[慶應義塾大学大学院経済学研究科・経済学部|慶應義塾大学経済学部]]に入学し、同大学を卒業{{refnest|group="注釈"|慶應で同級だった学者の[[栗本慎一郎]]によれば「みんなから浮いているのではなくて、沈んでいるんです。友人から無視されるような存在でした。精神的な病気でおかしくなって、おそらく、高校時代も同じでしょう。その社会性の欠如とそこから来る孤独感が彼の奇矯な政治行動の原点だと思います。彼とは2年間、同じクラスでした。というのも、彼は単位が足りなくて3年に上がれず、精神がおかしくなり、事件を起こし逮捕歴があり、そのまま[[ロンドン]]にほとぼりが冷めるまで、遊びに留学したからです。もっとも、私らは誰も気づきませんでした。クラス委員の私にも届けがなかったし、彼は2年の後半は大学に来ていなかったので、誰もいなくなったことに気づかなかったくらいです。一人寂しくロンドンに旅立ったわけです。」という<ref>【週刊現代 2005/12/24号 巻頭記事】 栗本慎一郎 : 「パンツをはいた純一郎」</ref>}}。[[イギリス|英国]][[ロンドン大学]]群[[ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン]] (U.C.L.) に留学の後、[[1969年]](昭和44年)8月に父が急死し帰国。
 
同年12月、亡父の跡を継ぎ、[[弔い選挙]]となった[[第32回衆議院議員総選挙]]に[[神奈川県第2区 (中選挙区)|神奈川2区]]から[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]公認で立候補し、10万3000票余りを獲得するが、4000票差で落選した。ジャーナリストの[[池上彰]]によれば、[[特定郵便局|特定郵便局長]]からの票がライバル候補に流れたことで落選に至ったという<ref>
[https://bunshun.jp/articles/-/11158?page=4 小泉純一郎「ワンフレーズ政治」の原点は“父親のグチ”だった?――池上彰が語る“小泉像”]『文春オンライン』2019年3月24日</ref>。
 
=== 福田赳夫の秘書として ===
176 ⟶ 177行目:
2004年7月の[[第20回参議院議員通常選挙]]を控え、[[年金]]制度改革が争点となった。小泉内閣は参院選直前の6月に年金改革法を成立させたが、選挙では[[自由民主党 (日本)|自民党]]が改選50議席を1議席下回り、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]に勝利を許した。この責任をとって安倍幹事長が辞任し、[[武部勤]]が後任となったが、この人事は誰も予想しておらず、「サプライズ人事」と呼ばれた。この年には一連の小泉の政治手法を指す「サプライズ」が[[新語・流行語大賞]]に選ばれ、武部が授賞式に登壇した<ref>{{Cite web|和書|title=「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞 |url=https://www.jiyu.co.jp/singo/index.php?eid=00021 |website=「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞 |access-date=2023-07-01 |language=ja}}</ref>。
 
小泉の最大の関心は、持論の[[郵政民営化]]にあった。参院選を乗り切ったことで小泉は郵政民営化に本格的に乗り出し、2004年9月に[[第2次小泉内閣 (改造)|第2次小泉改造内閣]]を発足させ、竹中を[[郵政民営化担当大臣]]に任命した。「基本方針」を策定して、4月に開設した郵政民営化準備室を本格的に始動した。しかし、結果として海外に大量の資金が流出する事態となり、歴代総理の中でも史上最大の政策ミスと言われている<ref>{{Cite web |url=https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=36896?site=nli |title=小泉構造改革が残したもの |access-date=2024/06/29}}</ref>
 
=== 小泉劇場 ===
216 ⟶ 217行目:
 
=== 政界引退 ===
[[ファイル: Luiz Inácio Lula da Silva and Junichiro Koizumi, March 2010.jpg |200px|thumb|right|[[ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ]][[ブラジル連邦共和国大統領]]と会談する小泉(2010年)]]
 
[[麻生内閣]]が成立した翌日の[[2008年]](平成20年)[[9月25日]]、地元支持者の会合において、次回の衆議院議員選挙に立候補しない意向を明らかにした。'''首相経験者が首相退任後の衆院選に立候補せずに政界を引退するのは'''、[[池田勇人]]や<!--[[大平正芳]]は立候補はしたが選挙中に死去。-->[[小渕恵三]]の病気退任を除けば、'''戦後初めて'''のことである。
548 ⟶ 549行目:
[[Image:Shinjirō Koizumi 20091130.jpg|thumb|100px|次男・[[小泉進次郎|進次郎]]]]
: [[1981年]](昭和56年)[[4月]]生 -
* 三男・'''佳長'''
: 母佳代子と同じ宮本姓を名乗っている。「妊娠六ヶ月で離婚された佳代子が一人で三男を産むと、小泉側は親権を主張し、[[家庭裁判所|家裁]]での[[調停]]に持ち込まれた。その結果ようやく佳代子が三男を引き取ることができた。三男が「父親と二人きりで会いたい」と涙ながらに小泉事務所に電話で訴えてきたことがあったが、その話を秘書官の[[飯島勲|飯島]]から伝え聞いた信子は「血はつながっているけど、親子関係はない」と冷たく言い放った」という{{Sfn|佐野眞一|2006|pp=191-192}}。
: 中学卒業後にアメリカ・テネシー州の高校に留学。帰国後は[[佛教大学|京都の私立大学]]に通い、中国語を学んだ。しかし、この間も父や兄に会うことは一度もなかった。2010年末、東京・赤坂にあるレストランのカウンター席に父と3人の息子の4人が並んで食事を楽しんでいた。2013年末には絶縁状態だった三男の結婚式に父・純一郎とその息子たちも出席した<ref>[httphttps://www.news-postseven.com/archives/20140207_240143.html?DETAIL 小泉純一郎氏 絶縁状態だった三男の結婚式に出席、出席者涙]</ref>。
 
* 大叔父・'''[[小泉又次郎#家族・親族|小泉岩吉]]'''(土木[[建築]][[請負]]業)
629 ⟶ 630行目:
 
== 著書 ==
* {{Cite book|和書|title=官僚王国解体論 : 日本の危機を救う法』(|publisher=[[光文社]]、[[|date=1996年]])ISBN -06|isbn=4-334-05234-7}}
* {{Cite book|和書|title=小泉純一郎の暴論・青論―政界のイチローが語る、痛快本音エッセイ』(|publisher=[[集英社]]、[[|date=1997年]])-09}}
* 『コイズム』({{Cite book|和書|author=[[業田良家]] |title=コイズム|publisher=メディアレブ、[[|date=2001年]])-07}}
* {{Cite book|和書|editor=時事画報社「Cabiネット」編集部|title=小泉純一郎です。 : 「らいおんはーと」で読む、小泉政権の5年間』(小泉純一郎[他]共著、|publisher=[[時事画報社]]、[[|date=2006年]])-10}}
* {{Cite book|和書|title=音楽遍歴』(日経プレミアシリーズ |publisher=[[日本経済新聞出版社]]、2008.5|series=日経プレミアシリーズ ; 1|date=2008-05}}
* {{Cite book|和書|title=原発ゼロ、やればできる|publisher=[[太田出版]]|date=2018-12}}
 
=== 共編著 ===
* {{Cite book|和書|author=[[梶原一明]]|title=郵政省解体論 : 「マルチメディア利権」の読み方』([[梶原一明]]共著、|publisher=光文社、[[|series=カッパ・ビジネス|date=1994年]])-09}}
* {{Cite book|和書|author=[[松沢成文|松沢しげふみ]]|title=郵政民営化論 : 日本再生の大改革!』([[松沢成文|松沢しげふみ]]共著、publisher=[[PHP研究所]]、[[|date=1999年]])-12}}
* {{Cite book|和書|author=小泉純一郎[他]|title=自民党の底力 : 日本政策アカデミー「シンクタンク2005・日本」非公開セミナー講演集|publisher=[[成甲書房]]|date=-2007-06}}
* 『自民党の底力』(小泉純一郎[他]共著、[[成甲書房]]、[[2007年]])
* 『小泉純一郎独白』{{Cite book|和書|author=[[常井健一]] 著、|title=小泉純一郎独白|publisher=[[文藝春秋]]|date=2016.2 -02}}
* {{Cite book|和書|author=[[吉原毅]]|title=黙って寝てはいられない』[[吉原毅]]共編、|publisher=[[扶桑社]]|date=2016.7 -07}}
* {{Cite book|和書|author=常井健一 取材・構成|title=決断のとき : トモダチ作戦と涙の基金』常井健一 取材・構成、|publisher=[[集英社]]|series=[[集英社新書]]|date=2018.2-02}}
 
== 出演番組など ==
659 ⟶ 660行目:
=== 小泉純一郎をモデル・題材にした作品 ===
; テレビドラマ
* ザ・決断!世紀の決戦〜実録・永田町人間ドラマ〜(2005年9月11日、[[テレビ東京]])- [[田中健 (俳優)|田中健]]が演じた
* [[アンテナ22#特別版テレビドラマ『告白』|アンテナ22 特別版テレビドラマ『告白』]](2006年1月9日、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]) - [[岩城滉一]]が演じた
; 漫画
・ムダヅモ無き改革(大和田秀樹)
* 自民党総裁選 ―小泉純一郎の挑戦―〈前・後編〉(2006年6月30日・7月7日、[[週刊コミックバンチ]]・[[Yahoo!みんなの政治]]、原作:[[田中良紹]]、作画:[[今泉伸二]]) - 週刊青年漫画雑誌『週刊コミックバンチ』(新潮社)と『Yahoo!みんなの政治』の共同企画。本誌掲載及び「みんなの政治」サイトにて公開<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.rbbtoday.com/article/2006/06/30/31915.html|title= ヤフー、「マンガで読む小泉総裁&前原前代表誕生ストーリー」を連載 |work=RBB TODAY|publisher=株式会社イード|date=2006-06-30|accessdate= 2022-09-29}}</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20060625215158/http://www.comicbunch.com/magazine_info/index.html?20060630# 週刊コミックバンチ★コアミックス 最新号情報と予告(次号予告項)] Wayback</ref>