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| 車種= 普通自動車
| 車名= レクサス・UX
| 車名補= MZAA1#/MZAH1#/KMA10
| 1枚目画像の説明=
| 1枚目画像名= Lexus UX 250h IMG 2810.jpg
| 2枚目画像の説明=
| 2枚目画像名= Lexus UX 250h IMG 2809.jpg
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 販売期間= 2018年11月27日-
| 乗車定員= 5名
| ボディタイプ= 5ドア[[クロスオーバーSUV]]
| エンジン= '''UX200''':M20A-FKS型:<br />1,986cc [[直列4気筒]] [[ガソリン直噴エンジン|直噴]][[DOHC]]<br />'''UX250h/UX300h''':M20A-FXS型:<br />1,986cc 直列4気筒DOHC
| モーター= '''UX250h''':<br />フロント:[[トヨタの電動機型式一覧|3NM]]型:<br />[[交流]][[同期電動機]]<br />リヤ:1MM型:<br />交流同期電動機(AWDのみ)<br />'''UX300h''':<br />フロント:1VM型:<br />交流同期電動機<br />リヤ:1WM型:<br />交流同期電動機(AWDのみ)<br />'''UX300e''':4KM型:<br />交流同期電動機
| 最高出力= '''UX200''':<br />128[[ワット|kW]] (174[[馬力|PS]])/6,600[[rpm (単位)|rpm]]<br />'''UX250h''':<br />エンジン:<br />107kW (146PS)/6,000rpm<br />フロントモーター:<br />80kW (109PS)<br />リヤモーター(AWDのみ):<br />5kW (7PS)<br />システム最高出力:<br />135kW (184PS)<br />'''UX300h''':<br />エンジン:<br />112kW (152PS)/6,000rpm<br />フロントモーター:<br />83kW (113PS)<br />リヤモーター(AWDのみ):<br />30kW (41PS)<br />システム最高出力:<br />146kW (196PS)<br />'''UX300e'''<br />150kW (204PS)/6,250rpm
| 最大トルク='''UX200''':<br />209N・m (21.3kgf・m)/<br />4,000-5,200rpm<br />'''UX250h''':<br />エンジン:<br />188N・m (19.2kgf・m)/<br />4,400rpm<br />フロントモーター:<br />202N・m(20.6kgf・m)<br />リヤモーター(AWDのみ):<br />55N・m (5.6kgf・m)<br />'''UX300h''':<br />エンジン:<br />188N・m (19.2kgf・m)/<br />4,400 - 5,200rpm<br />フロントモーター:<br />206N・m(21.0kgf・m)<br />リヤモーター(AWDのみ):<br />84N・m (8.6kgf・m)<br />'''UX300e'''<br />300N・m(30.6kgf・m)/<br />0-1,250rpm
| 駆動方式= [[前輪駆動]]:2WD車<br />[[四輪駆動]]:E-Four (電気式AWDシステム:'''UX250h/UX300h'''に設定)
| トランスミッション= '''UX200''':Direct:[[Direct Shift-CVT]]<br /> (ギヤ機構付自動[[無段変速機]])<br />'''UX250h/UX300h/UX300e''':電気式無段変速機
| サスペンション== [[ストラット式サスペンション|マクファーソンストラット]]<br
| />サス= [[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン]]
| 全長= 4,495mm
| 全幅= 1,840mm
| 全高= 1,540mm
| ホイールベース= 2,640mm
| 車両重量= 1,470-1,640kg
| 自由項目1(項目名)= ブレーキ
| 自由項目1(内容)= 前:ベンチレーテッド[[ディスクブレーキ|ディスク]]<br />後:ディスク
| プラットフォーム= [[トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー#GA-Cプラットフォーム|GA-Cプラットフォーム]]
}}
'''UX'''(ユーエックス、Lexus UX )UX)は、[[トヨタ自動車]]が展開する[[高級車]]ブランド「'''[[レクサス]]'''」が販売するコンパクトサイズ[[クロスオーバーSUV]]である。生産は[[福岡県]][[宮若市]]にある[[トヨタ自動車九州]]宮田工場が担当<ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00010000-newswitch-ind レクサス「UX」、“九州”が担当したアッパーボディー][[Yahoo!ニュース]]([[日刊工業新聞]])2018年12月6日</ref>。
 
'''UX'''(ユーエックス、Lexus UX )は、[[トヨタ自動車]]が展開する[[高級車]]ブランド「'''[[レクサス]]'''」が販売するコンパクトSUVである。生産は[[福岡県]][[宮若市]]にある[[トヨタ自動車九州]]宮田工場が担当<ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00010000-newswitch-ind レクサス「UX」、“九州”が担当したアッパーボディー][[Yahoo!ニュース]]([[日刊工業新聞]])2018年12月6日</ref>。
 
== 概要 ==
UXの布石となったUX Conceptを2016年にコンセプトカー『UX Concept』が公開され<ref name="example">{{Cite press release|和書|title=LEXUS、パリモーターショーでコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開|publisher=LEXUS|date=2016-09-29|url=https://lexus.jp/pressrelease/news/20160929.html}}</ref>、レクサス初の女性をチーフエンジニアに据え開発が進められた<ref>[https://autoc-one.jp/lexus/ux/launch-5003278/ レクサス 新型UX 発表会レポート | 女性チーフエンジニアが手掛けた、老若男女へ贈る“レクサスへの招待状”]オートックワン2018/11/28</ref>。市販版のUXが2018年3月に初公開され、日本では2018年11月27日に日本での発表・市販車として発売とあいなっされた。
 
UXはトヨタブランドのコンパクト[[クロスオーバーSUV]]である[[トヨタ・C-HR|C-HR]]をベースに開発された、[[レクサス・LX|LX]]、[[レクサス・GX|GX]]、[[レクサス・RX|RX]]、[[レクサス・NX|NX]]に続く末弟のSUVにあたり<ref>[{{cite news|url=https://autoc-one.jp/lexus/special-5002771/ |title=ヒット間違いなし! レクサスSUVの末っ子「新型UX」がカッコいい!]|publisher=オートックワン|date=2018/9/-09-13}}</ref>、同時にレクサス最小のSUVでもある。レクサスSUVのエントリーモデルとしての役割を担う。レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルの採用はいわずもがな<ref name="example2">[{{cite news|url=https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/1154850.html |title=写真で見る レクサス「UX」]|publisher=Car Watch2018年Watch|date=2018-11-27}}</ref>、矢印型[[昼間点灯#デイタイムランニングライト|デイライト]]はヘッドライトユニット上部に組み込まれたかたちとなった。左右のテールランプは両端をフィン形状としレーシングカーのリアウイングをイメージさせた。レクサスはこれを「エアロスタビライジングブレードライト」と称している<ref>[{{cite news|url=https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1154620.html |title=レクサス、新型コンパクトクロスオーバー「UX」発売。390万円から]|publisher=Car Watch2018年Watch|date=2018-11-27}}</ref>。なお近年のレクサスの多くの車種に採用されているシーケンシャル(連鎖点灯式)ウインカーは採用されていない。
 
くだんレクサス初女性チーフエンジニア曰くの主導によって開発が進められており<ref>{{cite news|url=https://autoc-one.jp/lexus/ux/launch-5003278/ |title=レクサス 新型UX 発表会レポート | 女性チーフエンジニアが手掛けた、老若男女へ贈る“レクサスへの招待状”|publisher=オートックワン|date=2018-11-28}}</ref>、女性にも乗り降りしやすく小回りが利く車をめざして開発が進められとのことであるそのため、燃費が良く、またSUVでありながら立体駐車場での駐車などを考慮し、UXの車高は1540mm1,540mmに抑えられている<ref name="example2" />。
 
==年表==
;2016年9月29日
: 2016年[[モンディアル・ド・ロトモビル|パリモーターショー]]において、レクサスのコンパクトクロスオーバーの将来像を示すコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開<ref>{{Cite namepress release|和書|title="example"LEXUS、パリモーターショーでコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開|publisher=LEXUS|date=2016-09-29|url=https://lexus.jp/pressrelease/news/20160929.html}}</ref>。
;2018年2月27日
:新型コンパクトクロスオーバー「レクサスUX」のデザインを公開<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、新型コンパクトクロスオーバー「UX」のデザインを公開|publisher=LEXUS|date=2018-02-27|url=https://lexus.jp/pressrelease/news/20180227.html}}</ref>。
;2018年3月6日
:2018年[[サロン・アンテルナショナル・ド・ロト|ジュネーブモーターショー]]において「レクサスUX」を世界初披露<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、ジュネーブモーターショーで新型クロスオーバー「UX」をワールドプレミア|publisher=LEXUS|date=2018-03-06|url=https://lexus.jp/pressrelease/news/20180306.html}}</ref>。同時に、日本では2018年冬頃に発売する予定、と発表。
;2018年11月27日
:「レクサスUX」を発売<ref name="LPR201811">{{Cite press release|和書|title=LEXUS、新型車「UX」を発売|publisher=LEXUS|date=2018-11-27|url=https://lexus.jp/pressrelease/news/20181127.html}}</ref>。
:ラインアップは、直列4気筒2.0Lエンジン<ref>スペックも含め、[[中国]]市場向けC-HRと同一品。</ref>を搭載する「'''UX200'''」(2WDのみ)、直列4気筒2.0Lハイブリッドシステムを搭載する「'''UX250h'''」(2WD/AWDを選択可能)の2タイプ。双方ともに「標準仕様」・「version C」・「F SPORT」・「version L」の4種の仕様を設定。
;2020年1月9日
:特別仕様車「Blue Edition」の設定が発表された(2月3日発売)<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、NXに特別仕様車“Bronze Edition”、UXに特別仕様車“Blue Edition”を設定|publisher=LEXUS|date=2020-01-09|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/31088353.html|accessdate=2020-01-10}}</ref>。
:「UX200」をベースに、専用内装色としてコバルト&ブラックが採用されたほか、[[ルーフレール]]、ハンズフリーバックドア(挟み込み防止機構・停止位置メモリー機能付)、パーキングサポートブレーキ(静止物に対応)を特別装備。外観はダークメタリック塗装の17インチエアロベンチレーティングアルミホイールやLEDフロントフォグランプ&LEDコーナリングランプが採用され、内装は[[和紙]]調シボ/コバルトのインストルメントパネル、ブラックのファブリックシートを採用し、オーナメントパネルにヘアライン加飾を施し、LEXUSロゴ付のスカッフプレートが装備された。
:なお、UX200も仕様変更され、ラゲッジスペースを拡大して最大荷室容量310L(アンダーデッキを含む)を確保したローデッキタイプが標準設定された。
;2020年4月2日
:特別仕様車「Brown Edition」が発売された<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、UXに特別仕様車“Brown Edition”を設定|publisher=LEXUS|date=2020-04-02|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32097951.html|accessdate=2020-04-02}}</ref>。
:「UX250h"version C"」をベースに、専用内装色としてインストルメントパネルに和紙調シボ/ノーブルブラウンを配した「ノーブルブラウン&オーカー」、「ノーブルブラウン&ブラック」の2種類を設定し、ヘアライン加飾を施したオーナメントパネルやLEXUSロゴ付スカッフプレートを装備。外観はダークグレーメタリック塗装の17インチエアロベンチレーティングアルミホイールが装備された。さらに、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)[PKSB]、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機構・停止位置メモリー機能付)も特別装備された。ボディカラーは「アンバークリスタルシャイン」を含む5色が設定される。
;2020年10月1日
:一部改良並びに特別仕様車「Urban Elegance」が発売された<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、「UX」に特別仕様車“Urban Elegance”を設定|publisher=LEXUS|date=2020-10-01|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/33759881.html|accessdate=2020-10-01}}</ref>。
:一部改良では静止物に対応したPKSBを全車に標準装備されたほか、マルチメディアシステムがSmartDeviceLink、[[CarPlay|Apple CarPlay]]、[[Android Auto]]に対応。従来は「F SPORT」のみだった[[パドルシフト]]を「version L」や「version C」にも拡大して装備。全車にはデッキボードが標準装備され、上下2段階で使用可能となった。
:特別仕様車は「UX200"version C"」と「UX250h"version C"」をベースに、専用内装色として、リッチクリーム&ブルーとブラック&ブルーの2色が設定され、[[アームレスト]]やドアトリムにはブルーのアクセントカラーが施された。外観はメッシュタイプのスピンドルグリル、ドアミラー、[[ルーフレール]]、アルミホイールにブラック塗装(スピンドルグリルのフレームは漆黒メッキ、アルミホイールのナットはブラックナット)が施された。機能面ではパノラミックビューモニター、BSM、ハンズフリーバックドア(挟み込み防止機構・停止位置メモリー機能付)が特別装備され、PKSBは後方接近車両にも対応した。
;2020年10月22日
:レクサスで初となる[[電気自動車|EV]]市販モデル「'''UX300e'''」が発表された<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、初のEV市販モデル「UX300e」を発売|publisher=LEXUS|date=2020-10-22|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/34009601.html|accessdate=2020-10-28}}</ref>。
:バッテリーパックは車両の[[重心]]をヒップポイントに近づけ、[[遮音壁]]としての役割を果たすため床下に配置され、路面からの衝撃軽減やキャビン全体の向上を図る為[[井桁]]形状の鉄鋼製アンダーフレーム上に搭載。また、連結点の剛性向上のため、フロントのサイドメンバー間をクロスメンバーでつなぎ、ステアリングギアボックスに[[ブレース]]を追加し、ギヤボックスの両側をボディに固定。リアエンドに大断面アルミ製バンパーリインフォースと[[ヤマハ発動機]]の「パフォーマンスダンパー」を専用チューニングを施した上で採用した。また、加速時に過度な車両ピッチ挙動を抑制する為アクセレレーションピッチコントロールが採用され、減速時にはモーター回生ブレーキと油圧ブレーキの2種類のブレーキの制動力を協調させるとともに、パドルシフトにより減速度を4段階から選択可能にすることでガソリン車の[[エンジンブレーキ]]と同じ減速操作を可能にするとともに、アクティブサウンドコントロール(ASC)も採用された。
:充電ポートは右に普通充電用、左に急速充電用の2ヶ所のポートを設け、充電リッドをプッシュオープン式とし、充電インレットを照らす照明を設けた。エアコンは電気式水加熱ヒーターと内外気2層制御で構成されたEV専用システムが採用され、シートヒーターとの協調制御や駆動用電池を冷却する電池冷却システムも設定された。充電コネクターを接続した際に外部電源によりエアコンやオーディオなどの電装品を使用可能にしたほか、信頼性を高めるため、バッテリーに温度調節機能を備え、過充電防止システムや多重監視のセーフネットが採用された。
:ラインナップは「version C」と「version L」の2種類を設定。2020年度分は135台の限定販売となり、公式Webサイト上で同年11月4日まで商談申込みの受付を行い、当選者には指定された販売店から連絡の上、商談を開始する販売方法がとられる。
;2021年8月19日
:一部改良並びに特別仕様車「F SPORT Style Blue」・「Elegant Black」が発売された<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、「UX」に特別仕様車“F SPORT Style Blue”および“Elegant Black”を設定-同時に、UXを一部改良-|publisher=LEXUS|date=2021-08-19|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35872760.html|accessdate=2021-08-19}}</ref>。
:一部改良では、従来から設定されていた「ナノイー」を「ナノイーX」に変更するとともに、「UX250h」は従来[[寒冷地仕様#自動車|寒冷地仕様]]の装備だったPTC[補助]ヒーターを標準化。「UX300e」はフロントセンターコンソールボックス後部の充電用USBをType-AからType-Cに変更された。
:特別仕様車は「F SPORT Style Blue」は「UX200"F SPORT"」・「UX250h"F SPORT"」が、「Elegant Black」は「UX250h"version C"」がそれぞれベースとなっており、2種共通で、運転席と助手席にベンチレーション機能とヒーターが設定され、ヘッドランプやドアミラーにはブラック塗装(ボディカラーで「グラファイトブラックガラスフレーク」を選択した場合、ドアミラーはボディカラー同色)が施され、フェンダーアーチモールはボディカラー同色のカラードとした。さらに、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)も特別装備され、予防安全機能も強化されている。
:「F SPORT Style Blue」はシートカラーにブラック&ブルーアクセント・ブルーステッチが設定され、ステアリング・シートベルト・[[アームレスト]]・ドアトリムにブルーのアクセントカラーが施され、シフトブーツやインストルメントパネルにブルーステッチがあしなわれた。外観では、ボディカラーとしてソニッククロムが新たに設定され、アルミホイールは切削光輝+ブラック塗装+ブラックナット仕様とした。
:「Elegant Black」は内装はシート・インストルメントパネル・ステアリング・シフトブーツにブロンズステッチが施された。外観はスピンドルグリルに漆黒メッキモール、グリルインナーとアルミホイールにブラック塗装(アルミホイールは「F SPORT Style Blue」同様、ナットもブラックとなる)がそれぞれ施された。機能面では、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)も標準装備された。
;2022年7月7日
:マイナーチェンジ及び特別仕様車「F SPORT Emotional Explorer」・「Graceful Explorer」が発売された<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、新型「UX」を発売|publisher=LEXUS|date=2022-07-07|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37532287.html|accessdate=2022-07-07}}</ref>。
:マイナーチェンジでは、サイドドアやバックドア周辺のボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加されたことでボディ剛性が向上され、EPSやアブソーバーの再適合も行われた。タイヤは[[ブリヂストン]]製の18インチランフラットタイヤを新規開発するとともに、「version L」はノーマルタイヤに変更し、ランフラットタイヤをメーカーオプション設定とした。「F SPORT」は[[ヤマハ発動機]]の「パフォーマンスダンパー」とAVSを標準設定するとともに、ステアリングギアにブレースを追加。内装ではアルミ製の[[フットレスト]]とスカッフプレートを新たに設定した。
:「Lexus Safety System +」は機能拡充が行われ、単眼カメラと[[ミリ波]][[レーダー]]の性能向上により「プリクラッシュセーフティ」は交差点右折前に前方から来る対向直進車や右左折時に前方からくる横断歩行者の検知が可能となり、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加。高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」は車線認識に[[人工知能|AI]]技術を活用することで支援範囲を拡大。「レーダー[[クルーズコントロール]](全車速追従機能付)」はカーブの大きさなどに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加し、LTA制御中にドライバーの無反応状態が継続した場合、音・表示・緩減速による警告でドライバーに操作を促し、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、停車後はドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請を行う[[ドライバー異常時対応システム]]も追加された。
:専用のアプリをあらかじめインストールした[[スマートフォン]]からドアのロック/アンロックを可能にするほか、スマートフォンを携帯した状態でスタートスイッチを押すことでエンジンスタートも可能なデジタルキーが追加され、パノラミックビューモニターには過去に撮影した路面の映像を車両直下に合成表示して車両下方の路面状況やタイヤ位置の把握を補助する床下透過表示機能が追加された。
:マルチメディアシステムやコネクテッドサービスが刷新され、大型化・高解像度化された12.3インチタッチディスプレイを全車標準設定とし、「G-Link」<ref>「G-Link」は[[東京ガス]]株式会社の[[商標]]で、使用許諾を受けて使用している</ref>機能を大幅に拡充したほか、タッチディスプレイ化によりインパネやコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトが最適化され、スイッチ類をインパネセンターからコンソール上部に移動し、空いたコンソール前方に充電用USBコネクタ(Type-C)を2個設置された。OTAソフトウェアアップデート機能が追加され、DCMの無線通信でソフトウェアの更新(機能改善・性能向上・新機能の追加)が可能となった。
:ボディカラーにはソニックイリジウムが追加されたほか、特別仕様車「F SPORT Style Blue」に専用設定されていたソニッククロムがカタログカラーに昇格する形で設定された。
:「F SPORT Emotional Explorer」は「F SPORT」をベースに、外観はブラックカラーと組み合わせた2トーンカラーが設定され、アルミホイールを切削光輝+ブラック塗装+ブラックナットに、ドアミラーをブラック塗装に変更。内装はブラックを基調にフレアレッドのアクセントが施された。「Graceful Explorer」は「version C」をベースに、内装はシート・ドアトリム・アームレストに専用カラーのモーヴを設定し、外観はスピンドルグリル・ヘッドランプ・アルミホイールにシルバーのアクセントが施された。併せて、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)を標準設定とした。そのほか、2モデル共通でフェンダーアーチモールをボディカラー同色としたほか、運転席・助手席にベンチレーション機能&ヒーターが標準設定となり、前述した床下透過表示機能付パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター(BSM)、パーキングサポートブレーキ(PKSB、前後方静止物+後方接近車両)も標準設定された。
;2023年3月30日
:UX300eを一部改良<ref>{{Cite press release|和書|title=LEXUS、バッテリーEV「UX300e」を一部改良|publisher=LEXUS|date=2023-03-30|url=https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/38935115.html|accessdate=2023-03-30}}</ref>。
:電池パックを改良型に入れ替えたことで電池容量が72.8kWhに増強され、航続距離を向上。専用機器と接続することで充電だけでなくクルマから家への電気の供給を可能にするV2Hに対応した。
:UX200・UX250hの2022年7月マイナーチェンジモデル同様にスポット溶接打点の追加によるボディ剛性の向上、「Lexus Safety System +」の機能拡充、デジタルキーの追加、パノラミックビューモニターの改良、ディスプレイの大型化・高解像度化・タッチディスプレイ化、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトの最適化、マルチメディアシステムやコネクテッドサービスの刷新も行われた。
;2023年12月19日
:改良を発表<ref>{{Cite web|和書|title=レクサス、新型「UX」国内仕様公開 HEV「UX300h」とBEV「UX300e」で全モデル電動化|publisher=Car Watch|date=2023-12-19|url=https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1555617.html|accessdate=2023-12-20}}</ref>。
:ハイブリッドモデルはモーターの換装に伴う高出力・高トルク化とバッテリーを[[リチウムイオン二次電池|リチウムイオン]]に変更した第5世代ハイブリッドシステムとなり、名称をUX250hからUX300hへ改名。
:EVモデルのUX300eは駆動用電池にクーラーとヒーターを搭載したことで、走行と急速充電を繰り返しても電池の上限温度に達しないようにしたり、外気温が下がる冬場などでも素早く満充電になるようにバッテリーの温度制御を行うことで充電性能や電池寿命の確保、充電時間が短縮された。
:2モデル共通で走行性能ではラジエーターサポートブレースやロアバックパネル下端のガゼットが追加されるとともに、ボディ制振材や遮音材を適正配置された。
:なお、今回の改良によりガソリンモデルのUX200が廃止され、全モデル電動化された。
 
<gallery>
ファイル:Lexus UX300e front.jpg|UX300e フロント
ファイル:Lexus UX300e rear.jpg|UX300e リア
</gallery>
 
== 車名の由来 ==
*「都会派クロスオーバー」を意味する「'''U'''rban Cross(='''X''')over」<ref>[{{cite news|url=https://toyokeizai.net/articles/-/212393 |title=レクサス「UX」は走りもスタイルも規格外]|publisher=[[東洋経済オンライン]]|date=2018年3月-03-15日(2018年12月6日 閲覧)}}</ref>、開発コンセプトである「Creative '''U'''rban Ex(='''X''')plorer」からとったもの<ref>[{{cite news|url=https://gqjapan.jp/car/news/20180308/lexus-ux |title=世界はコンパクトに向かうのか──レクサスがクロスオーバーSUV「UX」を発表 ]|publisher=GQ |date=2018年3月8日(2018年12月6日 閲覧)-03-08}}</ref>より採られている
 
== 出典 ==
65 ⟶ 103行目:
*[[トヨタ自動車]]
*[[レクサス]]
*[[トヨタ・プリウス]]
*[[トヨタ・C-HR]]
*[[トヨタ・カローラ|トヨタ・カローラ(セダン)]]
**[[トヨタ・カローラスポーツ]]
**[[トヨタ・カローラツーリング]]
**[[トヨタ・カローラクロス]]
 
==外部リンク==
73 ⟶ 116行目:
 
{{Lexus}}
{{car-stub}}
 
{{デフォルトソート:れくさすUX}}
[[Category:レクサスの車種|UX]]
[[Category:スポーツ・ユーティリティ・ビークル]]
[[Category:クロスオーバーSUV]]
[[Category:四輪駆動車]]
[[Category:ハイブリッドSUV]]
[[Category:レクサスのハイブリッドカー|UX]]
[[Category:レクサスの電気自動車|UX]]
{{car-stub}}