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{{Infobox プロレスラー
| 名前 = ジャック・ブリスコ
| 画像 = Jack
| 画像サイズ =
| 画像説明 = [[1973年]]
| 画像説明 = [[2008年]]の[[WWE殿堂]]セレモニーにて<br />（右は弟の[[ジェリー・ブリスコ]]） ▼
| リングネーム = ジャック・ブリスコ
| 本名 = フレディ・ジョー・ブリスコ
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| 所属 =
| スポーツ歴 = [[アマチュアレスリング|レスリング]]
| トレーナー = {{仮リンク|アンジェロ・サボルディ|label=アンジェロ・サボルディ|en|Angelo Savoldi}}<ref name="wd"/><br />{{仮リンク|レロイ・マクガーク|label=レロイ・マクガーク|en|Leroy McGuirk}}<ref name="wd"/><br />[[カール・ゴッチ]]
| デビュー = [[1965年]]5月<ref name="wd"/>
| 引退 = [[1985年]]2月<ref name="wd-p">{{cite web|url=http://wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=1428&bild=1&details=7|title=Jack Brisco: Places|accessdate=2014-12-17|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>
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'''ジャック・ブリスコ'''（'''Jack Brisco'''、本名：'''Freddie Joe Brisco'''、[[1941年]][[9月21日]] - [[2010年]][[2月1日]]）は、[[アメリカ合衆国]]の[[プロレスラー]]。[[オクラホマ州]]セミノール出身<ref name="wd"/>。
第48代[[NWA世界ヘビー級王座|NWA世界ヘビー級王者]]、[[NWA殿堂|NWA]]および[[WWE殿堂|WWE殿堂者]]<ref name="wwe-hof">{{cite web|url=https://www.wwe.com/superstars/jackbrisco|title=Jack Brisco: Bio|accessdate=2024-07-05|publisher=WWE.com}}</ref>。実弟[[ジェリー・ブリスコ]]も元プロレスラー<ref>{{cite web|url=https://www.wwe.com/superstars/geraldbrisco|title=Gerald Brisco: Bio|accessdate=2024-07-05|publisher=WWE.com}}</ref>。
== 来歴 ==
オクラホマ州立大学では[[アマチュアレスリング|レスリング]]の強豪として鳴らし、[[全米大学体育協会|NCAA]]全米学生選手権では[[1964年]]に2位、[[1965年]]に優勝を果たしている<ref name="wp">{{cite web|url=http://wrestlingperspective.com/issue/60/brisco.html|title=The Jack Brisco Interview|accessdate=2014-12-15|publisher=Wrestling Perspective.com}}</ref><ref name="bio">{{cite web|url=http://www.jackbrisco.com/biography.html|title=Jack Brisco Biography|accessdate=2014-12-15|publisher=Jack Brisco.com}}</ref>。通算戦績89戦87勝2敗という実績をひっさげ、地元オクラホマ地区（NWAトライステート）のプロモーターだった{{仮リンク|レロイ・マクガーク|label=レロイ・マクガーク|en|Leroy McGuirk}}にスカウトされ<ref name="ajpw">『全日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P13（2002年、[[日本スポーツ出版社]]）</ref>、[[1965年]]5月、[[オクラホマシティ]]にて[[ロニー・ガービン]]を相手にプロデビュー<ref name="wp"/><ref>{{cite web|url=http://wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=1428&bild=1&details=7&liga=318&jahr=1965|title=The Tri-State matches fought by Jack Brisco in 1965|accessdate=2014-12-17|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>。以後、アスリート系の[[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]]として、[[テキサス州|テキサス]]、[[フロリダ州|フロリダ]]、さらには[[オーストラリア]]まで各地を転戦。オクラホマ地区では[[1966年]]、少年時代のアイドルだったという同郷の[[ダニー・ホッジ]]との連戦も行われた<ref>{{cite web|url=http://wrestlingdata.com/index.php?befehl=konst&letter1=J&wrestler1=1693&letter2=D&wrestler2=6195&letter3=&wrestler3=0&letter4=&wrestler4=0&matchtyp=0&anzeige=matches|title=Danny Hodge vs. Jack Brisco|accessdate=2014-12-15|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>。
[[1967年]]11月、[[日本プロレス]]に初来日<ref>{{cite web|url=http://www.puroresu.com/jwa/results/jwa196711winter.html|title=JWA 1967 Winter Series|accessdate=2016-03-05|publisher=Puroresu.com}}</ref>。デビュー2年目でありながら、この初来日当時から次期NWA世界チャンピオンの有力候補とされていた<ref name="take">『世界名レスラー100人伝説!!』P130-131（2003年、日本スポーツ出版社、監修：[[竹内宏介]]）</ref>。[[1971年]]7月の再来日時には、8月5日に[[愛知県体育館]]にて[[アントニオ猪木]]の[[ユナイテッド・ナショナル・ヘビー級王座|UNヘビー級王座]]に挑戦<ref>{{cite web|url=http://www.puroresu.com/jwa/results/jwa197107bigsummer.html|title=JWA 1971 Summer Big Series|accessdate=2016-03-05|publisher=Puroresu.com}}</ref>、敗れはしたものの名勝負を残している<ref name="ajpw"/>。なお、日本では「'''南部の麒麟児'''」なる異名が付けられていた<ref name="take"/>。
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本拠地のフロリダでは[[1970年代]]後半、ジェリーとのタッグで[[ボブ・ループ]]&[[ボブ・オートン・ジュニア]]、[[スーパースター・ビリー・グラハム]]&[[オックス・ベーカー]]、ボビー・ダンカン&[[キラー・カール・コックス]]、ミスター・サイトー&[[ザ・グレート・カブキ|ミスター・サト]]などのチームと抗争<ref name="fl-t"/>。[[ジョージア州|ジョージア]]ではザ・ファンクスとの抗争も再開し、[[1978年]]から[[1979年]]にかけて、NWAジョージア・タッグ王座を争った<ref name="ga-t">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/ga/ga-t.html|title=NWA Georgia Tag Team Title|accessdate=2014-12-15|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。
1979年4月には[[新日本プロレス]]に初登場し、5月10日に[[福岡市|福岡]]にて、日本プロレス以来8年ぶりの対戦となるアントニオ猪木の[[NWF]]ヘビー級王座に挑戦<ref>{{cite web|url=http://www.puroresu.com/newjapan/results/nj197904msg.html|title=NJPW 1979 The 2nd Madison Square Garden Series|accessdate=2016-03-05|publisher=Puroresu.com}}</ref>。最後の来日となった[[1981年]]3月には全日本プロレスにUターンして、[[チャンピオン・カーニバル (プロレス)|チャンピオン・カーニバル]]の[[チャンピオン・カーニバル (プロレス)#
その後、ジェリーとのコンビで[[プエルトリコ]]の[[WWC (プロレス)|WWC]]に参戦、1981年8月8日に[[サンフアン (プエルトリコ)|サンフアン]]にて[[ザ・ブッシュワッカーズ|ザ・シープハーダーズ]]からWWC北米タッグ王座を奪取<ref name="wwc-na-t">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/pr/wwc/wwc-na-t.html|title=WWC North American Tag Team Title|accessdate=2014-12-15|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。NWAの主要テリトリーでも精力的に活動を続け、同年10月2日には[[テッド・デビアス]]を破ってNWAミズーリ・ヘビー級王座に返り咲き<ref name="mo-h"/>、11月22日には[[ボビー・ジャガーズ]]からフロリダ版のNWA南部ヘビー級を奪取した<ref name="fl-south-h">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/fl/nwa/fl-south-h.html|title=NWA Southern Heavyweight Title [Florida]|accessdate=2014-12-15|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。
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同時期、NWAジョージア地区（[[ジム・バーネット]]主宰の[[ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング]]）の興行株の25％を保有し、弟ジェリー、[[オレイ・アンダーソン]]、ポール・ジョーンズ（[[ポール・ジョーンズ (プロレスラー)|同名のプロレスラー]]とは別人）、[[ジェリー・オーツ]]らと共に株主になっていたが、[[1984年]]4月に自身とジェリーやバーネットらでジョージア地区の興行株の過半数を[[WWE|WWF]]の[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]]に総額90万ドルで売却<ref name="wwe">ショーン・アセール、マイク・ムーニハム共著『WWEの独裁者－ビンス・マクマホンとアメリカン・プロレスの真実』P66-67（2004年、[[ベースボール・マガジン社]]、ISBN 4583037880）</ref>、これを機にWWFに移籍する<ref name="wp"/>。
このブリスコ兄弟の行動は、結果としてNWAの衰退とWWFの全米侵攻を促進させることとなり、そのためNWA系の一部プロモーターからの
引退後はフロリダで自動車修理工場を経営していた<ref name="ajpw"/>。[[2008年]]3月にはジェリーと共に[[WWE殿堂]]に迎えられ、公の場に久々に姿を見せた<ref name="wwe-hof"/>。
[[2010年]][[2月1日]]、68歳で死去。
== 得意技 ==
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* [[バックドロップ]]
* [[ダブルアーム・スープレックス]]
* [[アームドラッグ]]
== 獲得タイトル ==
▲
; [[NWA (プロレス)|ナショナル・レスリング・アライアンス]]
* [[NWA世界ヘビー級王座]]：2回<ref name="nwa-h"/>
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* NWAフロリダ・ブラスナックル王座：1回<ref name="fl-bk">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/fl/fl-bk.html|title=NWA Florida Brass Knuckles Title|accessdate=2014-12-16|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
* NWAフロリダ・タッグ王座：11回（w / [[ジェリー・ブリスコ]]×8、[[サイクロン・ネグロ]]×2、[[ジム・ガービン]]）<ref name="fl-t"/>
* NWA USタッグ王座（フロリダ版）：5回（w / ジェリー・ブリスコ）<ref name="fl-us-t">{{cite web|url=https://www.wrestling-titles.com/us/fl/nwa/fl-us-t.html|title=NWA United States Tag Team Title [Florida]|accessdate=2024-07-05|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
* NWA北米タッグ王座（フロリダ版）：2回（w / ジェリー・ブリスコ）<ref name="fl-na-t">{{cite web|url=https://www.wrestling-titles.com/us/fl/nwa/fl-na-t.html|title=NWA North American Tag Team Title [Florida]|accessdate=2024-07-05|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
; [[ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング]]
76 ⟶ 78行目:
; [[ジム・クロケット・プロモーションズ|ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング]]
* NWAイースタン・ステーツ・ヘビー級王座：2回<ref name="ma-es-h">{{cite web|url=https://www.wrestling-titles.com/us/midatlantic/nwa/ma-es-h.html|title=NWA Eastern Heavyweight Title|accessdate=2024-07-05|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
* NWAミッドアトランティック・ヘビー級王座：4回<ref name="ma-h"/>
* [[NWA世界タッグチーム王座|NWA世界タッグ王座]]（ミッドアトランティック版）：3回（w / ジェリー・ブリスコ）<ref name="ma-nwa-t"/>
86 ⟶ 88行目:
* NWAアーカンソー・ヘビー級王座：1回
* NWAオクラホマ・ヘビー級王座：1回
* NWA USタッグ王座（トライステート版
; [[コンチネンタル・レスリング・アソシエーション|NWAミッドアメリカ]]
92 ⟶ 94行目:
; [[アトランティック・グランプリ・レスリング|イースタン・スポーツ・アソシエーション]]
* ESAインターナショナル・タッグ王座：1回（w / ジェリー・ブリスコ）<ref name="esa-int-t">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/canada/maritimes/esa/esa-int-t.html|title=International Tag Team Title [Maritime Provinces]|accessdate=2024-07-05|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
; [[WWC (プロレス)|ワールド・レスリング・カウンシル]]
* WWCカリビアン・ヘビー級王座：1回<ref name="carib-h">{{cite web|url=https://www.wrestling-titles.com/us/pr/wwc/carib-h.html|title=WWC Caribbean Heavyweight Title|accessdate=2024-07-05|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>
* WWC北米タッグ王座：1回（w / ジェリー・ブリスコ）<ref name="wwc-na-t"/>
; [[WWE|ワールド・レスリング・エンターテインメント]]
* [[WWE殿堂]]：[[WWE殿堂#2008年|2008年度]]（インダクターは[[ジョン・レイフィールド]]）<ref name="wwe-hof"/>
== 追記 ==
* レスリングのバックボーンを生かし、スマートなスタイルで人気を得たものの、その分力強さに欠け、世界王者としては線が細いところがあった<ref name="baba">『16文が行く （新装版） 』P85-87（1999年、ダイナミックセラーズ出版、ISBN 488493279X）</ref>。ブリスコからNWA王座を奪取した[[ジャイアント馬場]]は「実力は超一流だが、大レスラーというより名レスラーといったおもむきの選手」と評しており、セオリー通りのオーソドックスなファイトスタイルゆえに一発の意外性や怖さがなく、思い切って動けた分、王座を取れるチャンスと考えていたという<ref name="baba"/>。もっとも、[[ルー・テーズ]]からの評価は高く、「すべてにおいて文句の付けようがない。NWAの権威を守った最後のレスラー」などと絶賛されている。
* 生涯のライバルは[[ドリー・ファンク・ジュニア]]。新人時代から始まり、キャリアを積んだ後もNWA王座を巡って何度も対戦している
* レイス・モデルのNWAヘビー級ベルトを赤のベルベットから黒革に作り変えたのはブリスコである。また同ベルトを最初に使用したのも[[ハーリー・レイス]]ではなくブリスコである。
* [[ネイ
* NWA王者時代の超ハード・スケジュールから、「飛行機のシートが私のベッドだ」という言葉を残した。
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== 関連項目 ==
* [[歴代NWA世界ヘビー級王者]]
* [[ブラック・サタデー (プロレス)]]
* [[ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング]]
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* [http://www.jackbrisco.com/index.html Official Website]
* [http://www.wwe.com/superstars/jackbrisco WWE Hall of Fame]
* [http://www.onlineworldofwrestling.com/
* {{Professional wrestling profiles|cagematch=843|wrestlingdata=1428|iwd=jjack-brisco-975|name=ジャック・ブリスコ}}
{{NWA世界ヘビー級王者}}
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