「関東大学ラグビーリーグ戦グループ」の版間の差分
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グループ分裂後、[[全国大学ラグビーフットボール選手権大会]]への関東からの出場校4枠分を決定する都合で、両グループの上位4代表が襷がけで対戦し、勝利したチームを関東代表とする関東大学ラグビー'''交流戦'''(交流試合)が導入された。
リーグ戦開始当初は、強豪校との対戦が減ったためにリーグ全体のレベル低下を招き、リーグ戦グループにとっては苦難の時代となった。法政大学が際立って伝統校に対して気を吐いていたがまもなく低迷し、その他の対抗戦に対するライバル意識を燃やしていたリーグ戦グループ中心校も、交流試合突破が困難であり、やっと出場した全国大学選手権でも良好な結果を出せなかった。対抗戦と比較しての注目度・人気といった点でも同様の悪影響を引き起こしていった。
その後、交流戦時代の後期に始まった[[大東文化大学ラグビー部|大東文化大学]]の台頭、法政大学の復活によって低迷していたリーグ戦グループが対抗戦グループと比肩しうるレベルとなり、関東協会傘下チーム全体のレベルが向上した。これは全国でのラグビー人気と相まった大学選手権の出場枠数改革(8校から16校への増加)の遠因にもなった。
ただし2006年の[[関東学院大学ラグビー部|関東学院大学]]を最後にリーグ戦グループは[[全国大学ラグビーフットボール選手権大会]]の優勝から遠ざかっており、関東学院大学に代わって台頭した[[東海大学体育会ラグビーフットボール部|東海大学]]が3度決勝に進出したもの
=== 前史 〜リーグ戦誕生まで〜 ===
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* 1929年度 [[拓殖大学ラグビー部]]が創部。
* 1929年度 [[専修大学ラグビー部]]が創部。
* 1933年度 東京商科大学(現[[
* 1943年度 戦争により関東大学の公式戦が中断。(1945年度まで)
* 1946年度 関東大学対抗戦再開。
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* 1952年度 早慶が試合数を減らし(7から5、6)、'''[[日本大学ラグビー部|日本大学]]'''、'''[[中央大学ラグビー部|中央大学]]'''、'''[[法政大学ラグビー部|法政大学]]'''との対戦に応じなくなる。
* 1953年度 東京ラグビー場を秩父宮ラグビー場と改称。
* 1954年度 (9月)明治大学・'''日本大学'''・'''法政大学'''・'''中央大学'''・[[
* 1955年度 慶應義塾大学と対戦しない当時新興校だった'''日本大学'''が初めて早稲田大学、明治大学を連破。'''日本大学'''・慶應義塾大学ともに全勝で全日程を終える。
* 1956年度 明治大学・'''中央大学'''・早稲田大学ともに1敗で相星の首位となり、対戦方式の改革が求められる。
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* 1958年度 日本体育大学・'''[[防衛大学校ラグビー部|防衛大学校]]'''がBブロックに加盟し14校体制になる。
* 1959年度 '''法政大学'''が対抗戦初優勝。
* 1960年度 慶應義塾大学がBブロック転落(0勝4敗2分)。'''日本大学'''が学生王者として[[日本ラグビーフットボール選手権大会|日本協会招待NHK杯争奪ラグビー大会]]に出場。[[関東学院大学ラグビー部]]が創部。
* 1961年度 早稲田大学がBブロック転落(1勝5敗)。
* 1962年度 早稲田大学がBブロック全勝優勝、対抗戦(定期戦)カードでのAブロック優勝の明治大学にも勝利(17-8)。
* 1963年度 関東大学の二部制を廃止し、義務4試合+選択3試合以上の変則対抗戦方式を導入。法政大学が全勝。[[東海大学体育会ラグビーフットボール部|東海大学ラグビー部]]、[[大東文化大学ラグビー部]]が創部。
* 1963年度 (1964年2月)関東大学14校を並立の2ブロックに対等分割することを決定。(Aブロック→'''法政大学'''、日本体育大学・'''中央大学'''・東京教育大学・'''防衛大学校'''・[[成蹊大学ラグビー部|成蹊大学]]・[[青山学院大学ラグビー部|青山学院大学]] Bブロック→'''日本大学'''・早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・立教大学・'''専修大学'''・東京大学)
* 1964年度 (1965年1月)東西学生大会(翌年から学生選手権)を開催。(関東2校、関西2校出場。'''法政大学'''が優勝)
* [[1965年]] 関東大学のA,Bブロックの編成替えを巡って大学間に感情的対立が起こり、結局、早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学が中心になり主張した対抗戦方式に戻すことに決定。また、学生選手権(後の大学選手権)の関東代表選考で勝率のよい青山学院大学・'''中央大学'''が漏れることで順位決定方法を巡り議論が沸き起こる。[[流通経済大学ラグビー部]]が創部。
* [[1966年]] 早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・日本体育大学・東京大学との対戦が全くない'''法政大学'''が八戦全勝となる。
=== リーグ戦の誕生 〜対抗戦・リーグ戦の分裂以後〜 ===
* [[1967年]] 関東ラグビー協会傘下の大学チームの中で総当たりの対戦方式を主張するチーム(法政大学、中央大学、日本大学、専修大学、防衛大学校、[[東洋大学ラグビー部|東洋大学]]、[[国士舘大学ラグビー部|国士舘大学]]、[[大東文化大学ラグビー部|大東文化大学]])により1回戦総当たりのリーグ戦を開始。大学選手権の関東代表は上位2校が出場。法政大学が2度目の大学日本一。
* [[1968年]] (7月)関東大学ラグビーは、対抗戦とリーグ戦に完全分離し、'''関東大学ラグビーフットボール連盟'''を発足。対抗戦との間で12月に大学選手権関東代表決定戦(翌年から関東大学交流試合)を実施。両グループ上位4校同士が順位による襷がけで対戦し勝者が関東代表権を獲得。
* [[1979年]] 対抗戦と合同による第1回関東大学ジュニア選手権大会が開催。
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* [[2000年]] 関東学院大学が法政大学を破り、3度目の大学日本一(大学選手権で初の関東大学ラグビーリーグ戦に所属するチーム同士の決勝戦)。
* [[2001年]] 関東学院大学が4度目の大学日本一(関東リーグ戦所属校として2度目の2連覇)。
* [[2003年]] 関東学院大学がリーグ戦グループ史上初の5連覇、5度目の大学日本一。
* [[2006年]] 関東学院大学が6度目の大学日本一(全国選手権決勝10年連続進出)。日本大学が部の不祥事によりリーグ戦残り試合および最下位に伴う入れ替え戦を辞退(不戦敗により次季の2部降格が決定)。
* [[2007年]] 関東学院大学が部員の不祥事により、リーグ戦途中で残り試合(1試合)の出場と、大学選手権への出場を辞退(順位成績や次年度扱いは既定どおり)。
* [[2008年]] 2月~3月にかけて、関東ラグビー協会・大学部会の共通なテーマとして「リーグ戦・対抗戦の統一の模索」の話題が挙がったことが幾つかのスポーツ紙で報じられた。協会・部会内の有力校関係者にアンケートを採るなどの正式な動きがあった旨の報道も後日に行われた。その結果として「現状としては両グループでも関係者の多くは統合を望んでいない」という整理になり、今後も将来に向けての研究テーマの一つとして検討は継続するという曖昧な収束報道がなされ、将来への含みを持たせながらもとりあえずは現状を維持するといううやむやな結論に至った。
* [[2012年]] 関東ラグビー協会主催による対抗戦グループと合同の第一回[[関東大学春季大会]]が開催される。<ref>[http://www.rugby.or.jp/topics/2011/1th_university_spring_convention.shtml 第一回関東大学春季大会(平成22年度)について]</ref>。
* [[2015年]] 東海大学が大学選手権で準優勝。(決勝/帝京大学27-17東海大学)
* [[2016年]] 全国大学ラグビー選手権大会の出場校減少(14校化)に伴い、関東リーグ戦からは上位3校が無条件に出場。4~5位校は、前年度選手権に関東リーグ戦の大学の決勝進出校の数により出場権を得る。東海大学が大学選手権で準優勝。(決勝/帝京大学33-26東海大学)
* [[2022年]] 東海大学がリーグ戦グループ最多タイとなる5連覇。
* [[2023年]] 東海大学がリーグ戦グループ史上初の6連覇。
== 公式戦 ==
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* 8校構成を基本とした総当たり戦を実施。最上部を1部とし、以下5部までが続く。各部の構成数、下部の試合方式・運営方法も過去何度かの変遷があったが、現在は1部から5部まで各部全試合総当たり戦で構成されている。5部Bリーグのみ試合は7人制ラグビーで行われる。
* 順位決定方法
①勝ち点の多い順に順位決定を行う。
*勝ち:4、引分:2、負け:0 不戦勝:5点 不戦敗:0点 不成立:2点
*ボーナス点は
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*全試合終了時点で、最も勝ち点の多いチームを 1 位とする。不戦勝・不戦敗・不成立の勝ち点を含む。
②全試合終了時点で勝ち点が同じ場合、次の各号の順序により順位を決定する。
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* シーズン終了後には上部リーグと下部リーグ間での入れ替え戦を実施し、その結果で次シーズンの上部所属校を決定する。
* 出場枠規定に因り1部リーグ上位3校は、全国大学ラグビーフットボール選手権大会への出場権利を有する。また前年度の大学選手権の決勝進出チームに関東リーグ戦の所属チームがいた場合はその数だけ増枠される。(2016年度は4校)
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==== 3部 ====
* [[駿河台大学ラグビー部|駿河台大学]]、[[防衛大学校ラグビー部|防衛大学校]]、[[東京工業大学ラグビー部|東京工業大学]]、[[東京農業大学ラグビー部|東京農業大学]]、[[玉川大学ラグビー部|玉川大学]]、[[
==== 4部 ====
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== 有力チームの紹介 ==
{{独自研究|section=1|date=2021年12月12日 (日) 11:23 (UTC)}}
* [[東海大学体育会ラグビーフットボール部|東海大学]] - 2002年度に大学選手権初出場。2007年度にリーグ戦初制覇。2008〜2010年度は全勝優勝で4連覇を達成。リーグ戦グループ歴代最多タイの13回の優勝を誇る。2009,15,16年度には[[全国大学ラグビーフットボール選手権大会|大学選手権]]で準優勝。2018〜2023年度にはリーグ戦グループ新記録となる6連覇を達成。ジャージは青。
* [[法政大学ラグビー部|法政大学]] - [[第1回全国大学ラグビーフットボール選手権大会|第1回大学選手権]]優勝校であり、これまで優勝3回。関東大学ラグビーリーグ戦創設期に中心となったチームの一つであり、リーグ戦グループ最多タイの13回の優勝を誇る。オレンジと紺の横縞のジャージ。
▲** [[大東文化大学ラグビー部|大東文化大学]] - リーグ戦グループ結成時に在籍した八大学の一つ。他チームに先駆け留学生の受け入れを実施した。。「タテの大東」と評されることも多く、対抗戦の明治大学とよく比較される。モスグリーンがチームカラー。
* [[立正大学ラグビー部|立正大学]] - 2005年度に一度昇格も2007年に降格。2012年にも昇格を決めたが、2014年度に2部に降格し2022年度より昇格。ジャージはオレンジ。
▲** [[関東学院大学ラグビー部|関東学院大学]] - 1997年から10年連続で大学選手権の決勝に進出し、6度優勝した。1999〜2003年度にはリーグ戦新記録(当時。現在はタイ記録)となる初の5連覇を達成。ジャージは緑(オリーブグリーン)、2015年度まではスカイブルーと紺の横縞で春口元監督の母校[[日本体育大学ラグビー部|日本体育大学]]と同じであったが、縞の太さが違う。
* [[専修大学ラグビー部|専修大学]] - 関東大学ラグビーリーグ戦創設期に中心となったチームの一つであり、1980年代まで常にリーグ戦の上位につけていた。2002年に入れ替え戦で敗退し2部降格。2014年度に13年ぶりの1部復帰を果たしたが、1年で降格となってしまった。2018年度に再度復帰したが2022年度は2部。緑と白の横縞のジャージ。
▲** [[防衛大学校ラグビー部|防衛大学校]] - 1953年に創部。リーグ戦グループ結成時に在籍した八大学の一つ。1部には1976年に所属して以来、復帰できていない。2018年現在、3部リーグに在籍する。
== 全優勝校と優勝回数 ==
*①[[東海大学体育会ラグビーフットボール部|東海大学]]:13回
*①[[法政大学ラグビー部|法政大学]]:13回
▲*②[[東海大学体育会ラグビーフットボール部|東海大学]]:12回
*③[[関東学院大学ラグビー部|関東学院大学]]:10回
*④[[大東文化大学ラグビー部|大東文化大学]]:8回
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*⑧[[国士舘大学ラグビー部|国士舘大学]]:1回
== 歴代順位表 ==
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|55||2021||'''東海大'''||'''日本大'''||'''大東文化大'''||関東学院大||流通経済大||法政大||bgcolor="#9999FF"|中央大||bgcolor="#9999FF"|専修大
|-
|56||2022||'''東海大'''||'''流通経済大'''||'''東洋大'''||日本大||立正大||法政大
|-
|57||2023||'''東海大'''||'''流通経済大'''||'''法政大'''||大東文化大||東洋大||日本大||立正大||bgcolor="#9999FF"|拓殖大
|}
* 1967年から関東大学ラグビーが対抗戦とリーグ戦に分裂。関東代表は上位2校。
* 1968年から対抗戦、リーグ戦の上位4校がたすきがけで対戦し、その勝者が大学選手権に出場する交流試合が行われた
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=== 2部リーグ(1994年〜) ===
{|class="wikitable" style="text-align: center;font-size:8pt"
!回!!年度!!優勝!!2位!!3位!!4位!!5位!!6位!!7位!!8位!!9位
|-
|1994||東洋大||立正大||山梨学院大||拓殖大||東京農業大||創価大||bgcolor="#9999FF"|獨協大||bgcolor="#9999FF"|国際武道大
|