「日本プロ野球選手会」の版間の差分

| 設立 = 19801985年（昭和5560年））11月19日

| 種類 = [[一般社団法人]]<br />[[労働組合]]

| 会員数 = [[日本野球機構|NPB]]球団に所属日本人選手全員（一部の外国人選手を含む）<ref>[http://jpbpa.net/register/ プロ野球選手会{{R|名簿一覧] - 日本プロ野球選手会</ref>}}

| 幹部氏名 = [[會澤翼]]（労働組合選手会長）<br />[[丸佳浩]]（一般社団法人理事長）

| ウェブサイト = [httphttps://jpbpa.net/ 日本プロ野球選手会]

実質的にはどちらも同一会員による同一組織で、同一団体が制度上2つの形態を有するものであり、本項目は両方を扱う。NPB選手の内、[[日本国籍]]を有する選手は原則として全員が会員となっている<ref group="注釈">{{Efn|[[陽岱鋼]]や[[ルシアノ・フェルナンド]]のような日本国籍を有しなくても、日本の学校に3年以上在学した後にドラフト指名されるなどの一定の条件で、日本国籍を有する選手と同等に扱われる選手は加入している。それ以外の外国人枠選手でも中日時代の[[陳偉殷|チェン・ウェイン（陳偉殷）]]のように加入していた例がある。</ref><ref group="注釈">}}{{Efn|ただし、[[多重国籍|二重国籍]]かつ日本在住経験が短かった[[マイケル中村|MICHEAL（マイケル中村。日本名：中村吉秀）]]のように、日本国籍を有し、かつドラフト指名を経て入団しても加入しなかった例外もある。}}{{Efn|なお、選手会の加入は任意であり、[[青木宣親]]（東京ヤクルト）や[[平野佳寿]]（オリックス）、[[佐々木朗希]]（千葉ロッテ）などの様に元メジャーリーガーの選手を中心に加入していない選手も存在する<ref>{{Cite web |title=【ロッテ】佐々木朗希選手会脱退の謎 背後に不審な影 大手代理店の有力者中心に「チーム」結成 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290132 |website=東京スポーツ |date=2024-01-26 |access-date=2024-01-31}}</ref>。}}。が、[[選手兼任監督]]については[[監督]]が管理職として扱われるため、労働組合から脱退して社団法人にのみ加入する形となる<ref group="注釈">{{Efn|労働組合結成後では、[[古田敦也]]と[[谷繁元信]]が該当する。</ref>}}。中央2組織の他に日本プロ12球団に置かれる球団選手会がある。

労働組合選手会は選手の待遇改善、地位向上を目指し、社団法人選手会は[[野球]]全体の発展を目的として、野球教室や[[チャリティー]]活動などを展開している。

20222023年35月現在、労働組合会長は[[會澤翼]]（[[広島東洋カープ]], 2021年12月 - ）、社団法人理事長は[[丸佳浩]]（[[読売ジャイアンツ]], 2021年12月 - ）が務める。

球団オーナー側からは、選手個人は税法上[[個人事業者]]と扱われるため、「正式な労働組合ではない」との声もあったが、1985年に東京都地方労働委員会（現・東京都[[労働委員会]]）に労働組合として認定され{{R|hochi20240125}}、労働組合として法人登記されており、[[プロ野球再編問題 (2004年)|プロ野球再編問題]]の際、[[日本野球機構]]を相手取って合併を行わないよう求めた仮処分申請において、東京高裁は労働組合法上の[[団体交渉]]権を有すると判断している（申請そのものは棄却）。

|[[井端弘和]]||中日ドラゴンズ||2009年12月3日就任{{Efn|2012年11月1日より社団法人から一般社団法人へと移行したが理事長は継続。}}

* 1946年11月3日 - [[任意団体]]として日本野球選手会発足。

* 1947年4月14日 - 選手と経営者の対等な立場を確約し、選手の人権保障と自由を謳った憲章を宣言。あわせて10年選手制度を導入。

* 1980年8月15日 - [[社団法人]]として[[法人格]]取得（社団法人日本プロ野球選手会設立）。

* 19841983年7月2123日 - 選手会臨時総会に於いて[[労働組合法]]外結成の組織として労働組合日本プロ野球選手会発足方針が決定される。

* 1984年7月21日 - [[労働組合法]]外の組織として労働組合日本プロ野球選手会発足
* 1985年11月5日 - 東京都労働委員会から労働組合として認定。
* 1985年11月19日 - 法人登記をして[[労働組合]]日本プロ野球選手会発足。[[ストライキ|ストライキ権]]を取得。各12球団の選手会も傘下の組合組織となったが、[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]選手会は親会社の意向<ref group="注釈">{{Efn|当時[[ヤクルト本社]]には労働組合がなく、選手会労組は道義的な理由で認められなかったためといわれている。</ref>}}により脱会。

* 1986年 - 同年から選手会・[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]との共同で「プロ野球12球団インドア競技大会」（現・[[超プロ野球 ULTRA]]）をシーズンオフに開催<ref>{{Cite web |和書 |title=村神様とサトテルも激突 独自競技やトークで、全球団スター選手集結 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQDX4HSSQDVPCVL007.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞 |date=2023-01-05 |access-date=2023-01-06 |author=照井琢見}}</ref>。

* 1989年 - ヤクルト選手会が復帰。

* 1992年 - かねてからNPBに要求してきた[[フリーエージェント (日本プロ野球)|フリーエージェント制度]]が、この年の[[1992年の日本シリーズ|日本シリーズ]]終了後からNPBで施行。

* 2004年 - 球団合併阻止→新球団加盟促進を要求し初のストライキを決行。詳細は[[プロ野球再編問題 (2004年)|プロ野球再編問題]]や[[プロ野球ストライキ]]を参照のこと。

* 2012年10月19日 - 社団法人選手会が[[一般社団法人]]への移行を認められる<ref>[https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/common/index.do?contentsKind=120&gyouseiNo=00&contentsNo=00014&syousaiUp=0&procNo=contentsdisp&renNo=kaisaidetail&contentsType=02&houjinSerNo=&oshiraseNo=&bunNo=1120409030&meiNo=1120452936&seiriNo=undefined&edaNo=undefined&iinkaiNo=undefined&topFlg=0 開催状況　資料一覧] - 公益法人information</ref>。

* 2016年5月 - [[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]復興支援活動として、[[日本プロサッカー選手会]]と共同でチャリティーオークションを実施。

* 2020年4月8日 - 年頭から日本国内で[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している]]ことを背景に、選手会への参加選手による「新型コロナウイルス感染症：拡大防止基金」への支援を「READYFOR」（日本最大級の[[クラウドファンディング|クラウドファンディングサービス]]）を通じて7月2日まで実施<ref>{{Cite web |和書 |title=「新型コロナウイルス感染症：拡大防止活動基金」の支援について |url=http://jpbpa.net/news/?id=1587628694-751731 |website= |accessdate=2020-06-15 |publisher=日本プロ野球選手会 |date=}}</ref>。

* 2020年6月15日 - 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、[[日本高等学校野球連盟|日本高等学校野球連盟（日本高野連）]]が[[第102回全国高等学校野球選手権大会]]と全ての地方大会を中止したことを背景に、選手会に参加している[[支配下選手登録|支配下登録選手]]全員からの寄付金（総額1億円）を日本高野連に贈呈することを発表。地方大会の代替措置として都道府県高野連が独自に開催する大会や、2021年以降の地方大会などの運営を支援するための寄付で、贈呈された寄付金は日本高野連を通じて全都道府県の高野連へ均等に配分される<ref>{{Cite web |和書 |title=プロ選手会、高野連に1億寄付 甲子園代替大会、地方大会も支援 |url=https://web.archive.org/web/20200615060853/https://this.kiji.is/645138675652969569 |website= |accessdate=2020-06-15 |publisher=共同通信社 |date=2020-06-15}}</ref>。

* 20222023年12月57日就任<ref>{{Twitter namestatus2|JPBPA_Press|1732958718114124079|2023年12月8日|accessdate="management"2024-05-06}}</ref><ref>{{Cite web |和書 |title=運営組織・構成・変遷 |url=http://jpbpa.net/management/ |website=日本プロ野球選手会 |date= |accessdate=20232024-0305-1506}}</ref>

|[[菅野智之杉本裕太郎]]（巨人オリックス）||[[益田直也堂林翔太]]（ロッテ広島）

|[[小川泰弘中村奨吾]]（ヤクルトロッテ）||[[則本昂大外崎修汰]]（楽天西武）

|[[大瀬良大地城卓三]]（広島巨人）||[[今宮健太松本剛 (野球)|松本剛]]（ソフトバンク日本ハム）　

|[[近本光司田中和基]]（阪神楽天） ||[[高橋光成周東佑京]]（西武ソフトバンク）

! rowspan="2" |運営委員

| colspan="3" |[[炭谷銀仁朗]]（楽天西武）<br />||[[大野雄大]]（中日）<br />[[秋山翔吾]]（広島）<br />[[森忠仁]]（事務局）<br />弁護士2名

*2021 2023年12月67日就任<ref>{{Cite web |和書 |title=一般社団法人日本プロ野球選手会 役員名簿（令和56年34月1日現在） |url=https://jpbpa.net/wp-content/uploads/jpbpa-pdf/r5yakuinr6yakuin2.pdf|file=pdf |website=日本プロ野球選手会 |date=2023-0312-0107 |accessdate=20232024-0306-1509}}</ref>

|[[菅野智之杉本裕太郎]]（巨人オリックス）<br />[[益田直也堂林翔太]]（ロッテ広島）<br />[[森忠仁]]（事務局）

|[[大瀬良大地中村奨吾]]（広島ロッテ）<br />[[今宮健太外崎修汰]]（ソフトバンク西武）<br />[[小川泰弘大城卓三]]（ヤクルト巨人）<br />[[近藤健介松本剛 (野球)|松本剛]]（日本ハム→ソフトバンク）<br />[[近本光司大貫晋一]]（阪神）（DeNA）<br />[[則本昂大柳裕也]]（楽天中日）<br />[[今永昇太田中和基]]（DeNA）（楽天）<br />[[周東佑京田陽太]]（中日→DeNA）ソフトバンク）<br />[[吉田正尚中野拓夢]]（前オリックス阪神）<!--MLB移籍に伴い2023年の会員名簿からは外れているが、2023.3.1時点の役員名簿にはまだ名前が記載されているため削除しないでおく--><br />[[高橋光成清水昇 (野球)|清水昇]]（西武ヤクルト）<br />辻村英雄（[[松瀬貢規|松瀨貢規川崎重工業]]（[[明治大学社外取締役]]名誉教授）<br />[[辻村英雄]]米田惠美（[[サントリー公認会計士]]生命科学財団）<br />

|宮井康行（[[庄司末光弁護士]]（・公認会計士）<br />[[松本泰介]]（弁護士）

|[[髙橋光成外崎修汰]]

|[[松本航田村伊知郎]]、[[呉念庭佐藤龍世]]

|[[柘植世那隅田知一郎]]

|[[今井達也蛭間拓哉]]

|[[今永昇太大貫晋一]]

|[[桑原将志]]、[[大貫晋一]]

|[[柴田竜拓関根大気]]、[[東克樹]]、[[山本祐伊勢大夢]]

|[[今宮健太周東佑京]]

|[[甲斐拓也栗原陵矢]]、[[石川柊太板東湧梧]]、[[栗原陵矢柳町達]]

|[[近本光司中野拓夢]]

|[[中野拓夢湯浅京己]]

|[[坂本誠志郎村上頌樹]]

|[[湯浅京己小幡竜平]]

|[[則本昂大田中和基]]

|[[大瀬良大地堂林翔太]]

|[[堂林中崎翔太]]、[[野間峻祥]]、[[九里亜蓮栗林良吏]]

|[[西川龍馬坂倉将吾]]

|[[益田直也中村奨吾]]

|[[中村奨吾岩下大輝]]、[[岩下大輝小島和哉]]

|[[藤岡裕大安田尚憲]]、[[小島和哉]]、[[安田尚憲山口航輝]]

|[[清水達也 (投手)|清水達也]]

|[[郡司裕也石橋康太]]

|[[上沢直之]]、[[淺間大基]]

|!書記

|[[清水昇 (野球)|清水昇木澤尚文]]、[[塩見泰隆古賀優大]]、[[丸山崎晃大朗和郁]]

|[[近藤大亮]]、[[宗佑磨]]

* [httphttps://jpbpa.net/ 日本プロ野球選手会 公式ホームページ]