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|公用語名 =
|色相 = {{Tomorrow Party of Japan/meta/color}}
|
|成立年月日 = [[2012年]][[11月28日]]{{refnest|name="kokuji77"|2015年(平成27年)3月15日総務省告示第77号「政党助成法第五条第一項の規定による政党の届出があったので公表する件」}}
|前身政党 = [[国民の生活が第一]]
|解散年月日 = [[2012年]][[12月27日]]
|解散理由 =
|後継政党 = [[自由党 (日本 2016-2019)|生活の党]]<sup>※</sup>
|郵便番号 = 164-0001
|本部所在地 = [[東京都]][[中野区]][[中野 (中野区)|中野]]四丁目7-3<ref>2013年(平成25年)1月10日総務省告示第12号「衆議院小選挙区選出議員の選挙における候補者となるべき者の選定の手続について届出のあった件」(2012年12月2日届出)</ref>
|政治的思想・立場 = [[中道左派]]<br />[[みどりの政治]]<br />[[原子力撤廃|卒原発]]{{
|機関紙 =
|国際組織 =
|その他 = ※ [[デ・ジュリ|法規上]]は後身の[[自由党 (日本 2016-2019)|生活の党]](2度の名称変更を経て、解散時の名称は自由党)と同一政党
}}
'''日本未来の党'''(にっぽんみらいのとう、{{lang-en|Tomorrow Party of Japan}})
== 概説 ==
[[2012年]][[11月28日]]、[[第46回衆議院議員総選挙]]を翌月に控え、乱立した第三極の中で比較的[[自由主義|リベラル]]な小政党を吸収、結成された。もっとも、結党メンバーには[[保守]]派の財界人である[[稲盛和夫]]も含まれ、また最終的に保守色の強い[[減税日本]]も合流した。代表は[[嘉田由紀子]](当時[[滋賀県知事一覧|滋賀県知事]])。結党直後の国会勢力は[[民主党 (日本 1998-2016)|民主]]、[[自由民主党 (日本)|自民]]の[[二大政党制|二大政党]]に次ぐ第三党であったが、[[12月16日]]の総選挙では議席の8割減という大敗北となった。選挙直後、党内最大勢力の[[小沢一郎]]グループ(「[[国民の生活が第一]]」出身議員)が公然と嘉田と対立する。嘉田も地盤の滋賀県議会から代表兼任の解消を要求されるなど八方塞がりとなり、[[12月28日]]、わずか1ヶ月で第三極の新政党としての命運を終えた。嘉田らを離党に追いやった小沢系は党名を「生活の党」に改称、2014年に「生活の党と山本太郎となかまたち」、2016年には「[[自由党 (日本 2016-2019)|自由党]]」と改め、法規上は小沢が主導する形で政党の系譜が続いていたが、一連の事態は「小沢一派による政党乗っ取り」とみなされており、以降の政党は実質的に別物([[国民の生活が第一]]の系譜)として扱われている。分裂後、嘉田らは党内の左派グループと共に[[日本未来の党 (政治団体)|同名の政治団体]]を結成するも、[[2014年]]に[[みどりの風]]に事実上吸収合併され消滅。さらに、法的な後継政党である自由党も[[国民民主党 (日本 2018)|2019年に国民民主党]]へと吸収合併され、名実共に日本未来の党は消滅した。
== 党史 ==
[[File:日本未来の党の系譜.jpg|thumb|right|日本未来の党の系譜]]
=== 結党 ===
[[2012年]](平成24年)[[11月27日]]、[[嘉田由紀子]]が
==== 母体となった勢力 ====
* [[国民の生活が第一]] - 2012年7月に民主党を離党した、[[小沢一郎]]率いるグループ。本党の設立と同日・11月28日に党本部で常任幹事会を開き、解党して合流することを決定した<ref>
* [[減税日本・反TPP・脱原発を実現する党]] - 11月22日に減税日本と反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党が合併表明し、[[山田正彦 (政治家)|山田正彦]]、[[河村たかし]]の2名が共同代表。[[総務省]]への登記がなされないまま、28日に解党して合流<ref>
**[[減税日本]] - 中京地方の地域政党。河村たかし[[名古屋市|名古屋市長]]が代表としていた。
**反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党 - 11月19日結成。山田代表、[[亀井静香]]幹事長。総務省への登記がなされなかった。
* [[阿部知子]] - [[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]の政策審議会長だったが離党していた。11月27日に参加を表明した<ref>
* [[みどりの風]] - 新興左派政党。合流しないが、3人の前・衆議院議員を移籍させ、選挙協力を行う<ref>
===== その他、共闘した勢力 =====
* [[新党大地 (2012-)|新党大地]] - 北海道を地盤とする政党。政策が近いことから協力姿勢を明確にした<ref>
* [[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]] - 老舗の左派政党。12月3日、両党で合同[[記者会見]]を開き、選挙協力を行うことを発表した。脱原発基本法案<ref>
==== 反対勢力 ====
* 「選挙に勝つためだけの政党だ」([[安倍晋三]]
* 「生まれて間もない」では済まない、政党としてのあり方が問われる状況([[日本共産党]])<ref>[
なお、これらの批判に対し、嘉田や飯田は、小沢を役職に就けないことを示し、小沢の傀儡でない独自の理念を持つ新党であり、あくまでも小沢らが合流しただけだと強調している<ref>[http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5193149.html 「日本未来の党」始動 小沢氏は無役へ]{{リンク切れ|date=2022年9月}}TBS、2012年11月28日16:55配信、同日閲覧</ref><ref>
==== その他の政党
* [[みんなの党]] - 原発に関する政策が近いため、選挙協力を行うべく政策協議を行っていく方針であったが、合流しない旨を[[渡辺喜美]]代表が明言した<ref>
* [[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]] - 代表代行
* [[緑の党グリーンズジャパン|緑の党]] - 第46回衆議院議員総選挙では、日本未来の党から
* [[対話でつなごう滋賀の会]] - 嘉田の県政における与党。それまで一貫して嘉田を支えてきたが、日本未来の党結成については「寝耳に水」「裏切られた」と不快感を表明。早々に衆院選の比例区での自主投票を決定した。日本未来の党は嘉田のお膝元の滋賀県では小選挙区候補を立てられなかった。
=== 総選挙の敗北と党内対立 ===
公示日の[[12月4日]]、未来の党は比例代表名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの名簿の中央選挙管理会への届け出が締め切り直前までずれ込んだ。党内で直前まで順位付けを巡って対立があったためとされるが、詳しい経緯は不明である<ref>{{
選挙中のスローガンは「'''鉛筆もったら未来の党'''」。
総選挙には121人の候補を擁立したものの、乱立する第三極の中で埋没したうえに民主党などと票を食い合う形となって苦戦し、[[小選挙区制|小選挙区]]で当選したのは小沢と[[亀井静香]]の2人のみ。比例区での当選7人{{efn|[[畑浩治]](東北ブロック)、[[小宮山泰子]](北関東ブロック)、[[阿部知子]](南関東ブロック)、[[青木愛 (政治家)|青木愛]](東京ブロック)、[[鈴木克昌]](東海ブロック)、[[村上史好]](近畿ブロック)、[[玉城デニー]](九州ブロック)。北海道・北陸信越・中国・四国の各ブロックでは比例議席を獲得できなかった。}}を合わせてもわずか9議席に留まり、代表代行の飯田や閣僚経験者の[[山岡賢次]]、山田正彦などの要職経験者が落選。さらには民主党代表である[[野田佳彦]]首相への対抗意識から集中的に候補者(特に千葉県の各選挙区に「[[小沢ガールズ]]」{{efn|前出の姫井(千葉8区)のほか、前回立候補した[[群馬県第4区|群馬4区]]から[[三宅雪子]]([[千葉県第4区|千葉4区]])、比例南関東ブロック単独から[[相原史乃]]([[千葉県第5区|千葉5区]])、比例近畿ブロック単独で当選し、その後[[第22回参議院議員通常選挙|2010年参院選]]に[[京都府選挙区]]から立候補した[[河上満栄]]([[千葉県第9区|千葉9区]])、前回国民新党から[[大阪府第13区|大阪13区]]で立候補し当選まで僅差に迫った白石純子([[千葉県第6区|千葉6区]])など、各地から国替えさせて擁立した。}}など)を擁立した南関東ブロックや、合流した減税日本の影響力が強く議席獲得が期待された東海ブロック{{efn|一部の候補者では本来は東京都が地盤の[[小林興起]]が[[愛知県第13区|愛知13区]]、千葉県が地盤で前回南関東ブロック単独で当選した[[水野智彦]]が[[愛知県第6区|愛知6区]]に、それぞれ国替えして立候補した。}}でも小選挙区で議席を獲得できず、各地で[[供託金]]を没収される候補も多数発生するなど記録的な惨敗となった。
なお、国民の生活が第一に残留していた主濱了、[[はたともこ]]、[[藤原良信]]、[[平山幸司]]の参議院議員4名{{efn|衆院選前に国民の生活が第一は未来の党への合流を発表していたが、事務手続きの関係上、12月10日付で代表を小沢一郎から主濱に交代したうえで存続していた<ref>[http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212110300.html 生活、まだ解党してなかった 代表は主浜氏に交代] - 朝日新聞デジタル 2012年12月12日</ref>。}}が、衆院選後の同年12月16日付で未来の党に合流(国民の生活が第一は同日付で解党)したため、未来の党の参議院の勢力は再び8名に戻った。
選挙後、嘉田と小沢の仲は早くも不穏になる。20日、京都で嘉田は小沢と会談し、共同代表に阿部知子、幹事長に[[鈴木克昌]]を充て、総選挙で落選した飯田代表代行を続投させる党執行部案を提案した<ref> {{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121221-OYT1T01805.htm?from=ylist|title=未来の嘉田氏、阿部知子氏との「共同代表」検討 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)|date=20121230215220}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121222/stt12122207560003-n1.htm|title=嘉田代表、阿部氏との共同代表を提案 - MSN産経ニュース|date=20121222130446}}</ref>。これに対して小沢系の議員は小沢または小沢に近い議員の起用を求め、嘉田、飯田ラインとの間に齟齬をきたすようになっていった。また嘉田の「身内」でも、[[滋賀県議会]]を中心に[[滋賀県]]内から嘉田が県知事と政党の党首を兼務することに対する批判が叫ばれるようになってきた<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121714120265-n1.htm|title=【衆院選】「二足のわらじ」「責任放棄だ」…未来代表の嘉田氏に批判相次ぐ 滋賀県 - MSN産経ニュース|date=20121217165139}}</ref>。12月19日、20日の両日にわたって行われた滋賀県議会で自民党を中心とする保守系会派から知事か党首のどちらを辞任することを要求された。
24日、[[内閣総理大臣指名選挙|首班指名]]に先立ち[[議員総会|両院議員総会]]が開催され、嘉田から共同代表に阿部、幹事長に鈴木、更に顧問に小沢と亀井をそれぞれ充て、飯田を代表代行に続投させる執行部案が提案された。これに対して小沢系の議員からは小沢共同代表案が提案されたが、嘉田は小沢は党の要職には就けない方針を堅持するとして拒否し、結論を持ち越した<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121225/stt12122500370000-n1.htm|title=日本未来の党、共同代表案で真っ二つ 嘉田氏は阿部氏、小沢系は小沢氏 - MSN産経ニュース|date=20121225113222}}</ref>。
26日、両院議員総会が行われた。この議員総会は嘉田が開催中止を命令したが、小沢系によって強行され、首班指名選挙で[[森裕子]]副代表に投票することを決めた。嘉田、飯田ラインと小沢系の対立は決定的となり、両方に与しない亀井は党内対立を理由に自身は離党を表明するとともに、嘉田、小沢の双方に速やかな解党を勧めた<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121226/waf12122612530022-n1.htm|title=嘉田代表の意向を無視し小沢系議員が議員総会 首相指名で森裕子氏に投票決定 - MSN産経west|date=20121226185908}}</ref>。同日、嘉田は滋賀県庁で会見を開き、人事案が入れられなかったことを理由に、未来の党を分党することを表明した<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121226/plc12122620540022-n1.htm|title=嘉田代表が年内の分党方針示す、人事案で小沢氏と対立 日本未来の党+(1/2ページ) - MSN産経ニュース|date=20121226151516}}</ref>。しかし27日、旧国民の生活が第一に所属する衆議院議員7名と参議院議員8名が「'''生活の党'''」に党名を変更して存続、阿部知子衆議院議員1名による政治団体「[[日本未来の党 (政治団体)|'''日本未来の党''']]」が新たに設立されることとなった<ref>{{Cite news|title=未来:小沢氏また乗っ取り 交付金、大半手中に|author=|newspaper=[[毎日jp]]|date=2012-12-27|url=http://mainichi.jp/select/news/20121228k0000m010097000c.html|accessdate=2012-12-27|archiveurl=https://archive.is/20130111190800/http://mainichi.jp/select/news/20121228k0000m010097000c.html|archivedate=2013年1月11日|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>ため、[[政党助成法]]上の分割の要件を満たさないこととなり、議員数が5人未満である嘉田・阿部側は[[政党交付金]]を受け取ることができないこととなった。仮に政党助成法上の分割(旧党を一旦解散した上で2つの新党を新たに設立する)を行っていれば、嘉田・阿部側も衆院選の得票率に基づき政党交付金を受け取ることができたが、嘉田はこの件について周辺に「党分裂がカネ目当てと思われたくない」と語っている<ref>{{Cite news |title=「未来」は「生活の党」に…代表は森裕子議員 |author= |newspaper=[[読売新聞|YOMIURI ONLINE]] |date=2012-12-27 |url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121227-OYT1T01421.htm?from=main3 |accessdate=2012-12-27}}</ref>。嘉田は国会議員4名を抱えるみどりの風と阿部が合流すれば政党要件を満たすとして、みどりの風に合流を呼びかけたが、拒絶された<ref> {{Wayback|url=http://mainichi.jp/select/news/20121228ddm001010046000c.html|title=日本未来の党:「生活の党」に 嘉田氏離脱、小沢氏側に交付金- 毎日jp(毎日新聞)|date=20121231083811}}</ref>。なお、上記の経緯により阿部は比例議員の移籍制限の規定の適用を受けることとなる。この一方で、同じく離党した亀井は独自に[[みどりの風]]へ合流している。
[[12月28日]]に、団体名を「生活の党」へ、代表者を「[[森裕子]]」へ異動する旨を[[総務省]]へ届け出た<ref>2013年(平成25年)1月28日総務省告示第24号「衆議院小選挙区選出議員の選挙における候補者となるべき者の選定の手続について異動の届出のあった件」、同第25号「衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿登載者の選定の手続について異動の届出のあった件」</ref>。
== 理念、政策 ==
「'''[[琵琶湖|びわこ]]宣言'''」として以下の6つの基本[[政策]]を提示した<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/politics/update/1127/OSK201211270043.html|title=朝日新聞デジタル:嘉田知事新党は「日本未来の党」 卒原発掲げ結成を表明 - 政治|date=20121127165818}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221127030.html|title=「全原発の廃炉目指す」“嘉田新党”が旗揚げ|date=20121130035042}}</ref>。それに続けて「'''未来への約束'''」と題し、その「びわこ宣言」を詳細化・具体化した政策を発表した<ref>[http://www.nippon-mirai.jp/promise/index.html 未来への約束|2012年衆議院議員総選挙|日本未来の党] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20121207000803/http://www.nippon-mirai.jp/promise/index.html |date=2012年12月7日 }} 2012年12月4日配信、5日閲覧</ref>。
=== 原発を段階的に削減する「卒原発」 ===
* [[東京電力ホールディングス|東京電力]]を破たん処理し<ref>[http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201211290131.html 中学生以下に年間31万円 「未来」の公約要綱案判明]{{リンク切れ|date=2022年9月}}中国新聞 2012年11月29日(配信日に閲覧)</ref>、[[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]からの[[放射能汚染]]の拡大や[[損害賠償]]や[[被爆|被ばく]]防護などを国が直轄する。
* [[電気料金]]の値上げ相当分を交付国債の形で電力会社に給付し、その償還は、[[再生可能エネルギー]]普及と3年で進める[[発送電分離]]によって得られる電力会社の送電料の[[収益]]増から回収する<ref> {{Wayback|url=http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY201212010440.html|title=朝日新聞デジタル:交付国債で電気料値上がり抑制 未来、「卒原発」構想案 - 政治|date=20121202232946}}</ref>。
* [[大飯発電所]]([[福井県]][[おおい町]]{{efn|設立時は旧・[[大飯町]]。}})の稼動を停止する。[[使用済み核燃料]][[再処理工場]]([[青森県]][[六ヶ所村]])と「[[もんじゅ]]」(福井県[[敦賀市]])を即時廃止する<ref>{{Archive.today|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201212/2012120200077|title=時事ドットコム:原発10年以内に廃炉=予算組み替えで財源捻出-未来公約【12衆院選】|date=20130426182426}}</ref>。
* 発送電分離など電力システム改革を貫徹して公正な競争を促す。
* 大胆な[[省エネルギー]]や再生可能エネルギーの飛躍的な普及を実現して[[石油]]・[[石炭]]への依存を減らし、地域の[[雇用]]を拡大し、[[経済]]を活性化する。
=== 女性や子供が生きやすい社会を作る「活女性、子ども」 ===
* 中学卒業までの子どもに年間31万2千円(月額2万6千円)の手当を支給し、その一部を「子育て応援券」とする<ref>
* 結婚
* 子どもが[[虐待]]や[[ネグレクト|育児放棄]]に遭わないよう、親の子育て環境の改善を図る。
* [[離婚]]
* 家庭
* 高校授業料の無償化などを堅持する。
* [[いじめ]]の撲滅に向け、小
* [[ドメスティックバイオレンス|配偶者暴力]]に対して刑事罰を課すように法改正する。
=== 生活不安を取り除く「守暮らし」 ===
* [[ワークシェアリング]]を促進し、家庭と仕事の両立ができる社会を創造するとともに、[[完全雇用]]を実現する。
* [[バイオマス]]資源の活用によって子育て、医療、福祉、教育分野など環境配慮型産業を振興し、[[農業者戸別所得補償制度|戸別所得補償]]によって農林漁業を活性化し、雇用の創出を進める。
* 若い世代の人材育成
* [[非正規雇用|非正規社員]]の[[正規雇用|正規社員]]化を促す。
* 税を財源とする最低保障年金や所得比例年金を構築して年金制度の一元化を図る。
137 ⟶ 102行目:
* [[後期高齢者医療制度]]を廃止する。
=== 消費増税に頼る前に、財政支出の無駄を削る「脱増税」 ===
*
* 新規の政策のために実現な財源は、[[特別会計]]の全面見直しなど[[政治改革]]、行財政改革、地域主権改革によって捻出する。
* 業界・業種によって損税・益税が生ずるなど、現行の[[消費税]]の欠陥を是正する。
=== 官僚依存から国民の手による行政司法を目指す「制官僚」 ===
* 各地域のニーズに応えられる財政支援制度を創ることで、[[東日本大震災]]の[[復興]]を加速させる。
* [[政治主導]]を貫徹できる[[国家公務員制度改革基本法|公務員制度改革]]を実施する。
151 ⟶ 116行目:
* 「行政・司法苦情処理第三者委員会」を国会に設置する。
=== 食品の安全や医療水準を守りながら品格ある外交を展開する「誇外交」 ===
* [[自由貿易]]のために[[自由貿易協定]](FTA)や[[経済連携協定]](EPA)を積極的に推進する。[[環太平洋
* [[食料安全保障]]の観点からも、[[食料自給率]]50%を目指す。
* [[東アジア]][[外交]]を重視し、[[アジア]]の[[平和]]の調整機能を果たす。
160 ⟶ 125行目:
* 「[[拉致]]国家」の汚名を返上するため、[[国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約]](ハーグ条約)を早期に批准するとともに、国内の[[親による子供の拉致|子どもの連れ去り]]行為を禁止する。
----
この「びわこ宣言」には、賛同者として以下の著名人らが名を連ねている<ref>
* [[稲盛和夫]]([[京セラ]]名誉会長)
* [[坂本龍一]]([[音楽家]])
167 ⟶ 132行目:
* [[茂木健一郎]]([[脳科学]]者)
代表の嘉田は「全員参加型の[[雇用]]による[[経済成長]]と生活の安定を目指します。女性が[[スウェーデン]]並みになれば道は開ける。環境、観光、健康の3つの分野が重点となります。ダブルインカム・3キッズ」と述べ、女性の社会進出を重視する姿勢を示している<ref>[
しかし、本党の公認を受ける[[中野渡詔子]]は、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]に[[衆議院|衆議院議員]]として在籍していた2012年2月2日に、「[[東北電力]](株)[[東通原子力発電所]]1号機の早期の稼働」「東京電力(株)東通原子力発電所1号機の早期工事再開」「エネルギー政策・原子力政策の堅持」という内容の陳情を行う[[東通村]]の村長、村議会議長らと共に、「原子力発電所の安全確保と信頼回復」「原子力災害対策の実現・強化」を[[民主党
== 役職 ==
=== 役員 ===
2012年(平成24年)[[12月1日]]より<ref>{{Wayback|url=http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120101001977.html|title=未来、100人超公認へ 副代表に山田氏ら3人 - 47NEWS(よんななニュース)|date=20121209052425}}</ref>[[12月27日]]まで。
{| class="wikitable"
!colspan="2"|代表
201 ⟶ 161行目:
|}
''生活の党へ改称後の役員
== 党勢 ==
226 ⟶ 186行目:
|-
|}
=== 党所属国会議員(結党時)===
<small>
{| class="wikitable"
|-
! colspan="5" | [[国民の生活が第一]]から合流
|-
! colspan="5" | 衆議院議員
|-
|[[小沢一郎]]<br />[[岩手県第4区|岩手4区]]・衆14
|[[山岡賢次]]<br />[[栃木県第4区|栃木4区]]・衆5(参2)
|[[東祥三]]<br />[[東京都第15区|東京15区]]・衆5
|[[牧義夫]]<br />[[愛知県第4区|愛知4区]]・衆4
|[[小宮山泰子]]<br />[[埼玉県第7区|埼玉7区]]・衆3
|-
|[[内山晃]]{{efn|name=kiduna|[[新党きづな]]→国民の生活が第一を経て合流。}}<br />[[千葉県第7区|千葉7区]]・衆3
|[[樋高剛]]<br />[[神奈川県第18区|神奈川18区]]・衆3
|[[鈴木克昌]]<br />[[愛知県第14区|愛知14区]]・衆3
|[[青木愛_(政治家)|青木愛]]<br />[[東京都第12区|東京12区]]・衆2(参1)
|[[横山北斗]]<br />[[青森県第1区|青森1区]]・衆2
|-
|[[太田和美_(政治家)|太田和美]]<br />[[福島県第2区|福島2区]]・衆2
|[[松崎哲久]]<br />[[埼玉県第10区|埼玉10区]]・衆2
|[[岡島一正]]<br />[[千葉県第3区|千葉3区]]・衆2
|[[中川治]]<br />[[大阪府第18区|大阪18区]]・衆2
|[[古賀敬章]]<br />[[福岡県第4区|福岡4区]]・衆2
|-
|[[渡辺浩一郎]]{{efn|name=kiduna}}<br />[[比例東京ブロック|比例東京]]・衆2
|[[豊田潤多郎]]{{efn|name=kiduna}}<br />[[比例近畿ブロック|比例近畿]]・衆2
|[[畑浩治]]<br />[[岩手県第2区|岩手2区]]・衆1
|[[斎藤恭紀]]{{efn|name=kiduna}}<br />[[宮城県第2区|宮城2区]]・衆1
|[[京野公子]]<br />[[福島県第3区|福島3区]]・衆1
|-
|[[石原洋三郎]]<br />[[福島県第1区|福島1区]]・衆1
|[[黒田雄]]<br />[[千葉県第2区|千葉2区]]・衆1
|[[岡本英子]]<br />[[神奈川県第3区|神奈川3区]]・衆1
|[[木内孝胤]]<br />[[東京都第9区|東京9区]]・衆1
|[[木村剛司]]<br />[[東京都第14区|東京14区]]・衆1
|-
|[[加藤学_(政治家)|加藤学]]<br />[[長野県第5区|長野5区]]・衆1
|[[萩原仁]]<br />[[大阪府第2区|大阪2区]]・衆1
|[[村上史好]]<br />[[大阪府第6区|大阪6区]]・衆1
|[[大谷啓]]<br />[[大阪府第15区|大阪15区]]・衆1
|[[福嶋健一郎]]<br />[[熊本県第2区|熊本2区]]・衆1
|-
|[[玉城デニー]]<br />[[沖縄県第3区|沖縄3区]]・衆1
|[[中野渡詔子]]<br />[[比例東北ブロック|比例東北]]([[青森県第2区|青森2区]])・衆1
|[[三宅雪子]]<br />[[比例北関東ブロック|比例北関東]]([[群馬県第4区|群馬4区]])・衆1
|[[金子健一]]<br />[[比例南関東ブロック|比例南関東]]([[千葉県第11区|千葉11区]])・衆1
|[[中後淳]]{{efn|name=kiduna}}<br />比例南関東([[千葉県第12区|千葉12区]])・衆1
|-
|[[菅川洋]]<br />[[比例中国ブロック|比例中国]]([[広島県第1区|広島1区]])・衆1
|[[菊池長右ェ門]]<br />比例東北・衆1
|[[高松和夫]]<br />比例東北・衆1
|[[石井章]]<br />比例北関東・衆1
|[[相原史乃]]<br />比例南関東・衆1
|-
|[[川島智太郎]]<br />比例東京・衆1
|[[笠原多見子]]<br />比例東海・衆1
|[[三輪信昭]]{{efn|name=kiduna}}<br />比例東海・衆1
|[[小林正枝]]{{efn|name=kiduna}}<br />比例東海・衆1
|[[大山昌宏]]<br />比例東海・衆1
|-
|[[熊谷貞俊]]<br />比例近畿・衆1
|[[渡辺義彦]]{{efn|name=kiduna}}<br />比例近畿・衆1
|colspan="3"|
|-
! colspan="5" | 参議院議員
|-
|[[森裕子]]<br />[[新潟県選挙区|参院新潟(2007年)]]・参2
|[[広野允士]]<br />[[参議院比例区|比例区(2007年)]]・参2
|[[佐藤公治]]<br />[[広島県選挙区|参院広島(2007年)]]・参1(衆4)
|[[中村哲治]]{{efn|name=tai|衆議院議員総選挙に立候補したため、2012年12月4日付で参議院議員を退職(自動失職)。}}<br />[[奈良県選挙区|参院奈良(2007年)]]・参1(衆2)
|[[姫井由美子]]{{efn|name=tai}}<br />[[岡山県選挙区|参院岡山(2007年)]]・参1
|-
|[[友近聡朗]]{{efn|name=tai}}<br />[[愛媛県選挙区|参院愛媛(2007年)]]・参1
|[[外山斎]]{{efn|name=tai}}<br />[[宮崎県選挙区|参院宮崎(2007年)]]・参1
|[[谷亮子]]<br />[[参議院比例区|比例区(2010年)]]・参1
|colspan="2"|
|-
! colspan="5" | [[減税日本・反TPP・脱原発を実現する党]]から合流
|-
! colspan="5" | 衆議院議員
|-
|[[亀井静香]]<br />[[広島県第6区|広島6区]]・衆12
|[[山田正彦_(政治家)|山田正彦]]<br />[[長崎県第3区|長崎3区]]・衆5
|[[小林興起]]{{efn|name=genzei|[[減税日本]]系。}}<br />[[比例東京ブロック|比例東京]]・衆5
|[[小泉俊明]]{{efn|name=genzei}}<br />[[茨城県第3区|茨城3区]]・衆3
|[[平山泰朗]]{{efn|2012年12月の衆議院議員総選挙に立候補せず。}}<br />[[東京都第13区|東京13区]]・衆1
|-
|[[佐藤夕子_(政治家)|佐藤夕子]]{{efn|name=genzei}}<br />[[愛知県第1区|愛知1区]]・衆1
|[[熊田篤嗣]]{{efn|name=genzei}}<br />[[大阪府第1区|大阪1区]]・衆1
|[[橋本勉_(政治家)|橋本勉]]{{efn|name=genzei}}<br />[[比例東海ブロック|比例東海]]([[岐阜県第2区|岐阜2区]])・衆1
|[[水野智彦]]{{efn|name=genzei}}<br />[[比例南関東ブロック|比例南関東]]・衆1
|
|-
! colspan="5" | [[みどりの風]]から合流
|-
! colspan="5" | 衆議院議員
|-
|[[初鹿明博]]<br />[[東京都第16区|東京16区]]・衆1
|[[福田衣里子]]<br />[[長崎県第2区|長崎2区]]・衆1
|[[山崎誠]]<br />[[比例南関東ブロック|比例南関東]]([[神奈川県第8区|神奈川8区]])・衆1
|colspan="2"|
|-
! colspan="5" | その他の政党から合流
|-
! colspan="5" | 衆議院議員
|-
|[[阿部知子]]{{efn|[[社会民主党_(日本_1996-)|社会民主党]]より合流。}}<br />[[神奈川県第12区|神奈川12区]]・衆4
|[[辻恵]]{{efn|[[民主党_(日本_1998-2016)|民主党]]より合流。}}<br />[[大阪府第17区|大阪17区]]・衆2
|colspan="3"|
|}
=== 衆院選直後に合流した国会議員 ===
{| class="wikitable"
|-
! colspan="4" | 国民の生活が第一から合流<br />(2012年12月16日付)
|-
! colspan="4" | 参議院議員
|-
|[[主濱了]]<br />[[岩手県選挙区|参院岩手(2010年)]]・参2
|[[平山幸司]]<br />[[青森県選挙区|参院青森(2007年)]]・参1
|[[藤原良信]]<br />[[参議院比例区|比例区(2007年)]]・参1
|[[はたともこ]]<br />比例区(2007年)・参1
|}
</small>
=== 結党当時非議員 ===
;元国会議員
*[[前田雄吉]]{{efn|name=genzei}} - 衆・3期
*[[都築譲]]{{efn|name=seikatsu|国民の生活が第一より合流。}} - 衆・2期、参・1期
*[[河上満栄]]{{efn|name=seikatsu}} - 衆・1期
*[[石田三示]]{{efn|未来の党の結党当時は現職衆議院議員だが、事務手続きの関係上、主濱らとともに国民の生活が第一に留まっていた。2012年12月の衆議院議員総選挙に立候補せず。議員任期満了後の同年12月16日に国民の生活が第一より合流。}} - 衆・1期
;後に国会議員に当選
*[[長谷川嘉一]]{{efn|name=seikatsu}} - [[第48回衆議院議員総選挙|2017年衆議院議員総選挙]]で初当選([[立憲民主党_(日本_2017)|旧立憲民主党]])
*[[多ケ谷亮]]{{efn|name=seikatsu}} - - [[第49回衆議院議員総選挙|2021年衆議院議員総選挙]]で初当選([[れいわ新選組]])
*[[日吉雄太]]{{efn|name=seikatsu}} - 2017年衆議院議員総選挙で初当選(旧立憲民主党)
*[[末次精一]]{{efn|name=seikatsu}} - 2021年衆議院議員総選挙で初当選([[立憲民主党_(日本_2020)|立憲民主党]])
=== 解党後の動向 ===
※解散時の所属国会議員数17名(衆議院議員9名、参議院議員8名)
==== 衆議院議員 ====
*
**[[小沢一郎]](→[[国民民主党 (日本 2018)|旧国民民主党]]→[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]])
**[[青木愛 (政治家)|青木愛]](→旧国民民主党→立憲民主党)
**[[村上史好]](→[[立憲民主党 (日本 2017)|旧立憲民主党]]→立憲民主党)
**[[玉城デニー]](→無所属)
*生活の党→[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]→[[民進党]]
**[[畑浩治]](→[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]])
**[[小宮山泰子]](→希望の党→
**[[鈴木克昌]](→自由党)
*[[みどりの風]]→無所属
**[[亀井静香]]
**[[阿部知子]](→民主党→民進党→旧立憲民主党→立憲民主党)
==== 参議院議員 ====
254 ⟶ 352行目:
*生活の党→自由党
**[[主濱了]]
**[[森裕子]](→旧国民民主党→立憲民主党)
**[[佐藤公治]](→希望の党→無所属→立憲民主党)
**[[広野允士]]
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Notelist}}
{{Reflist}}
268 ⟶ 366行目:
* {{Wayback |url=http://www.nippon-mirai.jp/ |title=日本未来の党 |date=20130102015126 }}
* {{Twitter|Nipponmirai2012}}</small>
* {{Facebook|nipponmirai}}{{リンク切れ|date=2022年9月}}
{{日本未来の党}}
|