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|画像の説明=現役時代 ([[レアル・マドリード]]) のグティ（2008 (2008年）)

|本名=ホセ・マリーア・グティエレス・エルナンデス<br/>José María Gutiérrez Hernández

|愛称=Guti

|カタカナ表記=グティ

|アルファベット表記=José María Gutiérrez HernándezGUTI

|出身地={{Flagicon|Madrid}} [[マドリード州]][[マドリード県]]<br>[[トレホン・デ・アルドス]]

|所属チーム名=引退

|ポジション=[[ミッドフィールダー|MF]](OMF、CMF)

|ユース年1=1986-1999|ユースクラブ1={{Flagicon|ESP}} [[レアル・マドリード]]

|クラブ1年2={{Flagicon|ESP}} [[レアル・マドリードC]]1995-1996|クラブ2={{Flagicon|ESP}} [[レアル・マドリード・カスティージャ|レアル・マドリードB]]|出場2=26|得点2=11
|年3=1995-2010|クラブ3={{Flagicon|ESP}} [[レアル・マドリード]]|出場3=387|得点3=46
|年4=2010-2011|クラブ4={{Flagicon|TUR}} [[ベシクタシュJK|ベシクタシュ]]|出場4=23|得点4=7

|代表年1=1995|代表1={{ESPf}}fbu|18|ESP|name=スペイン U-18}}|代表出場1=4|代表得点1=1

|代表年2=1996-1998|代表2={{ESPf}}fbu|21|ESP|name=スペイン U-21}}|代表出場2=8|代表得点2=1

|監督年1=2013-2018|監督チーム1={{Flagicon|ESP}} [[レアル・マドリード]]（ (ユース）)

'''グティ'''（Guti） (Guti) こと'''ホセ・マリーア・グティエレス・エルナンデス'''（José María Gutiérrez Hernández、[[1976年]][[10月31日]] - ）は[[スペイン]]・[[マドリード州]][[トレホン・デ・アルドス]]出身の元[[プロサッカー選手|サッカー選手]]、現サッカー指導者・解説者。現役時代は[[サッカースペイン代表|スペイン代表]]でポジションは[[ミッドフィールダー]]だが、2000-01・2001-02シーズンはチーム事情により[[フォワード (サッカー)|フォワード]]でもプレーした。現在は[[DAZN]]のサッカー選手]]解説者を務めている。

本来のポジションは[[ミッドフィールダー|MF]]だが、2000-01、01-02シーズンはチーム事情により[[フォワード (サッカー)|FW]]としてプレーした。グラウンダーの高速スルーパスを多用したゲームメークが得意で創造性に溢れるパスは見ている人間を楽しませた。また[[フリーキック (サッカー)|フリーキック]]やシュートも正確である。カンテラ時代はトップ下で毎シーズン30得点前後を記録していた<ref name="wsd303">「つねに自分らしく」『[[ワールドサッカーダイジェスト|WORLD SOCCER DIGEST]] No.303』 第15巻第22号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2009年、74-77頁</ref>。

1984年に[[レアル・マドリード]]の下部組織（カンテラ）に入団した。金髪をなびかせた風貌や優雅なプレースタイルが[[ベルント・シュスター]]に似ていたことから、小さい頃は「リトル・シュスター」というあだ名があった。後に、そのシュスターとは2007年夏にレアル・マドリ-2008シードの監督ズンに就任し、1シーズンではあるったが選手と監督の関係になった。レアル・マドリードに入団したころはストライカーだったが、後にミッドフィールダーに転向し、1995年、[[ホルヘ・バルダーノ]]監督が率いるトップチームに初めて招集され、12月2日の[[セビージャFC]]戦でトップチームデビューした<ref name="Goal20100727">[http://www.goal.com/jp/news/1579/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB/2010/07/27/2042916/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%86%E3%82%A3%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%A8%E6%82%AA%E9%AD%94 グティ、“天使と悪魔”] Goal.com、2010年7月27日</ref>。1995-96シーズンは9試合に出場して1得点を決めた。1996-97シーズンは17試合に出場し、[[プリメーラ・ディビシオン|リーガ・エスパニョーラ]]のタイトルを獲得した。1997-98シーズンには[[スーペルコパ・デ・エスパーニャ]]、[[UEFAチャンピオンズリーグ]]のトロフィーを掲げた。

1998-99シーズンには[[インターコンチネンタルカップ (サッカー)|トヨタカップ]]で優勝し、シーズン途中にはMF[[ホセ・モレノ (サッカー選手)|ホシコ]]やMF[[フアン・カルロス・バレロン]]らとともに[[UEFA U-21欧州選手権]]で優勝した。この大会では背番号14を着けており、これ以来ラッキーナンバーとしてクラブでもこの背番号をつけた。1999年5月5日、[[サッカークロアチア代表|クロアチア代表]]戦で[[サッカースペイン代表|スペイン代表]]デビューした。同年6月22日にスペインのテレビ司会者アランチャ・デ・ベニートと結婚し、子供一男一女を2人授かるも、2009年に離婚している。

1999-2000シーズンは[[クラレンス・セードルフ]]にポジションを奪われ、倒れた相手を蹴って退場になったこともあったが、[[ビセンテ・デル・ボスケ]]監督に信頼されて中盤の軸になった<ref name="Goal20100727">< /ref>。試合中に感情をあらわにする欠点があり、2010年までにリーグ戦だけで8度の退場処分を受けている。同シーズンには再び[[UEFAチャンピオンズリーグ]]のタイトルを獲得し、自身はリーグ戦28試合に出場して6得点を決めた。2000-01シーズンはFW[[フェルナンド・モリエンテス]]が怪我で長期離脱したため、シーズンの大半の試合でフォワードとして出場し、キャリアハイの得点数（14得点）を記録した。27度目のリーグタイトルを獲得し、[[スーペルコパ・デ・エスパーニャ]]でも優勝した。人口約5万人の小都市に本拠地を置く[[ビジャレアルCF]]とのアウェー戦では彼らのファンに対して「田舎者」と言い放って中指を突きたて、スペイン国内すべての新聞で報じられる問題を引き起こした<ref name="Goal20100727">< /ref>。

2002年にFW[[ロナウド]]が加入すると、FWでプレーしていたグティはポジションを奪われた。しかし、ボランチでプレーしていた[[イバン・エルゲラ]]がCBへコンバートされ、守備的MF[[クロード・マケレレ]]のパートナーが定まっていなかったことで、デル・ボスケ監督はグティをセンターハーフに抜擢した。このコンバートが大成功し、グティは新たなポジションを獲得。再び中盤でプレーするようになり、2度目の[[UEFAチャンピオンズリーグ]]、[[UEFAスーパーカップ]]、[[インターコンチネンタルカップ (サッカー)|インターコンチネンタルカップ]](2002年大会では1ゴールを決めて優勝に貢献した<ref>{{cite web | url =https://www.ntv.co.jp/fcwc/2011/toyota.html| title=FIFA CLUB WORLD CUP の歴史| publisher=NTV| accessdate =6 June 2020}}</ref>。)のタイトルを獲得した。2004-05シーズンは過去7シーズンで初めてリーグ戦ノーゴールに終わり、このシーズンの彼のゴールは、2005年2月にスペイン代表の[[サッカーサンマリノ代表|サンマリノ]]戦で挙げた1点だけだった。2005-06シーズンは公式戦を通じて43試合に出場し、リーグ戦で4ゴール、欧州カップ戦で2ゴールを挙げた。

2008年2月10日の[[レアル・バリャドリード]]戦では2得点3アシストの大活躍で7-0の大勝に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた<ref>[http://www.realmadrid.com/cs/Satellite/en/1202728354357/noticia/Noticia/Real_Madrid_7-0_Valladolid.htm Real Madrid 7-0 Valladolid] R・マドリード公式ウェブサイト、2008年2月10日</ref>。2007-08シーズンはリーグ優勝を果たし、自身はアシストランキングでトップに立った<ref name="Goal20100727">< /ref>。9月14日の[[CDヌマンシア]]戦ではクラブの通算5000得点目を決めた<ref>[http://org.madridista.realmadrid.com/cs/Satellite/ja/1202753821428/noticia/Noticia/rmjp_Guti_scores_5000th_goal.htm グティ：5000本目のゴール] R・マドリード公式ウェブサイト、2008年9月14日</ref>。2009年夏、監督が[[マヌエル・ペジェレグリーニ]]に交代し、ACミランからカカが加入したため、出場機会は減少した。格下相手に0-4の敗戦を喫した[[コパ・デル・レイ]]の[[ADアルコルコン]]戦では、ハーフタイムに屈辱的な途中交代をさせられ、試合後には首脳陣を批判するコメントを残したため<ref>[http://www.goal.com/jp/news/73/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3/2010/05/28/1946415/%E3%82%B0%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9A%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%81%AF%E6%AE%8B%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F グティ：「ペジェグリーニは残るべきだった」] Goal.com、2010年5月28日</ref>、それからしばらくの間招集メンバーから外された。ADアルコルコン戦後には8年前同様に相手ファンに中指を突き立てて議論を醸した<ref name="Goal20100727">< /ref>。カカが負傷によりチームを離脱すると、再びレギュラーとして出場した。

レアル・マドリードとの契約を1年残していたが、2010年7月25日、下部組織時代も含めると25年間在籍した[[レアル・マドリード]]からの退団を発表した<ref>[http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPJAPAN-16436720100726 レアルＭＦグティが退団、トルコ行き検討] ロイター、2010年7月26日</ref>。

2010年7月26日、[[レアル・マドリード]]で2007-08シーズンに師弟関係にあった[[ベルント・シュスター]]監督が率いる[[スュペル・リグ|トルコ・シスュペルリガグ]]の[[ベシクタシュJK]]と2年契約を交わした<ref>[http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/headlines/20100727-00000008-spnavi-socc.html レアル・マドリー退団のグティ、ベシクタシュ入りが決定] スポーツナビ、2010年7月27日</ref>。背番号はレアル・マドリード時代と同じ14番が用意された。

2011年11月に契約を解除し、退団した<ref>[http://www.goal.com/jp/news/73/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3/2011/11/29/2779742/%E3%82%B0%E3%83%86%E3%82%A3%E7%8F%BE%E5%BD%B9%E5%BC%95%E9%80%80%E3%82%92%E5%AE%A3%E8%A8%80 グティ、現役引退を宣言] Goal.com 2011年11月29日</ref>。

=== 現役引退後 ===

ベシクタシュJKを退団した後、2012年まで無所属の期間が続き、2012年7月に現役引退を発表した<ref>[http://www.soccer-king.jp/news/spain/article/201207122030_real_madrid_guti.html 元スペイン代表MFグティが現役引退を決断…レアルで3度のCL制覇を経験] SOCCER KING 2012年7月12日</ref>。2013年、レアル・マドリードのU-12チームのコーチに就任することを[[マルカ (新聞)|マルカ]]が伝えた<ref name="wowow">{{Cite web

[[ビセンテ・デル・ボスケ]]には「グティに[[ラウル・ゴンサレス]]ほどの努力と謙虚な気持ちができあったなら、サフッカトボール史に残る選手となっていただろう」と評された<ref name="wowow"/>。

[[ロナウド]]が[[レアル・マドリード]]に移籍して一番驚かさせられた選手はグティであったという。また[[ルート・ファン・ニステルローイ]]も「グティほど天才という言葉が似合う選手はいない、グティは本当にパスが上手であり、スペイン代表に招集されないのはおかしい」と発言している。この2人は何度もグティのアシストから得点を決めた。

愛車は[[ポルシェ]]で<ref>[http://www.madridismo.com/guti.htm グティ] 熱狂的レアル・マドリードファン</ref>、側面には自身の背番号である14が入っている。

|1995-96||rowspan="15"|[[レアル・マドリード|R・マドリード]]||rowspan="3"|26||rowspan="15"|[[プリメーガラ・エスパニョーラディビシオン|プリメーラ]]||9||1||colspan="2"|-||colspan="2"|-||9||1

|2010-11||rowspan="2"|[[ベシクタシュJK|ベシクタシュ]]||rowspan="2"|[[トルコ・シュペルリガ|シスュペル・リガグ]]||22||7||6||3||||||28||10

{| class="wikitable" style="fontmw-size:90%collapsible mw-collapsed"

| 1. || 2002年10月12日 || {{flagiconFlagicon|ESP}} [[アルバセテ]]、[[エスタディオ・カルロス・ベルモンテ]] || {{NILf}} || '''2'''-0 || 3-0 || [[UEFA欧州選手権 EURO 2004]]予選

| 2. || 2003年2月12日 || {{flagiconFlagicon|ESP}} [[パルマ・デ・マヨルカ]]、[[エスタディ・デ・ソン・モイシュ]] || {{GERf}} || '''3'''-1 || 3-1 || 親善試合

| 3. || 2005年2月9日 || {{flagiconFlagicon|ESP}} [[アルメリア]]、[[エスタディオ・デ・ロス・フエゴス・メディテラネオス]] || {{SMRf}} || '''4'''-0 || 5-0 || [[2006 FIFAワールドカップ]]欧州予選

[[Category:ベシクタシュJKの選手]]