「基幹バス (名古屋市)」の版間の差分

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[[ファイル:Shiyakusyo-bas-station.jpg|thumb|基幹2 市役所停留所(引山方面)]]
 
ダイヤの間隔はほぼ地下鉄並みに設定されている。(市バスに限ると昼間:栄発着が10分間隔で名古屋駅発着が20分間隔、朝:4分間隔、夕方:5分間隔)
 
[[バス停留所|停留所]]の間隔を通常の系統より長くする。
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* 方向別信号制御により交差点内での中央寄りレーンを直進するバスと右折する一般車の同時進入を防ぎ、互いの干渉を排除している。
 
[[ファイル:Busstation.jpg|サムネイル|基幹2 市役所停留所(栄・名古屋駅方面)こちらの停留所は、点字ブロック上の歩行者が万一車道側に転倒しても危険を回避できる構造になっている。]]
 
以上により、[[表定速度]]を向上させることを目標とする[[バス・ラピッド・トランジット|BRT]]に近しい特徴を持つ
 
== 歴史 ==
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* 新出来町線(現在の基幹2号系統)
* 志段味線(栄 - 志段味。一部は現在の[[名古屋ガイドウェイバス|ゆとりーとライン]])
* 楠町線(栄 - 楠町。現在の幹栄1号系統や黒川11号系統に概ね相当)
* 富田町線(金山 - 富田。現在の金山22号系統に概ね相当)
* 南陽町線(熱田 - 福田。現在の幹神宮1号系統に概ね相当)
* 金城埠頭線(高畑 - 金城埠頭。現在の[[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線|あおなみ線]]にほぼ並行)
* 山手通線(本山 - 新瑞橋。現在の[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄名城線|名城線]]の一部)
 
これを受けて、まず1982年3月に[[#基幹1号系統(東郊線)|東郊線]]10.5 [[キロメートル|km]]の運行を開始した。東郊線では平均停留所間隔は750 [[メートル|m]]{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}で、道路の幅員も40 mと余裕があり{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}、さらに鉄道との連絡箇所も多く需要が見込まれるという理由で選定された{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}。ただし、道路中央には都市高速道路が通っているなどの理由から、中央走行式の採用は見送られた{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
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システム導入後3年間の東郊線の状況は、表定速度が13 km/hから17 km/hに向上(平均所要時間では48分から37分に改善){{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}、利用者は60 [[パーセント|%(パーセント)]]増加した{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}上、1986年の[[営業係数]](100円の収入を得るための支出額)は77.2となった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
 
基幹バスシステムの導入効果が明らかになった1985年4月には、さらに理想に近い基幹バス路線として[[#基幹2号系統(新出来町線)・名鉄バス本地ヶ原線|新出来町線]]を開設した。新出来町線では停留所間隔は650 mで{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}<ref group="注">ただし、名鉄バスの名鉄バスセンター - 汁谷間に関しては元々停留所数が絞られており、基幹バス化により停留所数が増加した。更に、名鉄の路線バスとしては初めて栄地区に乗り入れる事になったため、中央走行方式による速達性もさることながら、利便性の向上も計られた形となった。</ref>、道路の幅員は一部で24.5mと余裕がない箇所もあった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}が、[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄東山線|東山線]]と[[名古屋道|名鉄]][[名鉄瀬戸線|瀬戸線]]の中間に位置し、鉄道網に恵まれない地区を経由するため、整備効果と需要はともに多いものと見込まれた{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。また、新出来町線では[[名鉄バス|名古屋鉄道(当時)のバス]]<ref group="注">当時、出来町通には本地ヶ原線と、山口町から北上する名犬線・豊場線・下末線・名多線・春日井線・志段味線・瀬戸線・名古屋旭線と、赤塚から北上する[[国鉄バス]]の[[瀬戸南線|瀬戸西線]]が運行されていたが、このうち、出来町通を四軒家方面に東進する本地ヶ原線のみが基幹バス化された。</ref>と相互乗り入れとした。
 
システム導入後1年間の新出来町線は、表定速度が14.5 km/hから19.9 km/hに向上(平均所要時間では50分から34分に改善){{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}、1986年の営業係数は87.6で黒字となった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
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{{Double image aside|right|基幹1 日野ブルリボンシティーKF-4.jpg|200|Nagoyashi-Kotsukyoku 名古屋200か1281.JPG|200|基幹1号系統専用車(NKH-4)|基幹バスで運用される一般塗装車}}
 
基幹1号系統は、[[1982年]][[3月28日]]開通。名古屋市交通局が運行しており、[[名古屋市]][[中区 (名古屋市)|中区]]の[[栄駅 (愛知県)|栄]]と[[南区 (名古屋市)|南区]]の[[笠寺駅]]、[[南野 (名古屋市)|星崎]]、[[名古屋市営バス鳴尾営業所|鳴尾車庫]][[バス停留所|バス停]]を結ぶ。大部分の区間では道路中央に[[名古屋高速道路]]([[名古屋高速都心環状線|都心環状線]]・[[名古屋高速3号大高線|3号大高線]])の橋脚が存在するため、中央走行方式は断念され、[[バスレーン]]は道路の端に設置されている。バス停は一般バスと同じ施設を使用し、一部のバス停には停車しないことで速達性を確保している。このため、基幹1号が停車するバス停には次に停車するバス停の表示が基幹バスと一般バスのものに分けて表示されている。また、運行担当営業所は終点でもある鳴尾営業所であり、全便ノンステップバスによる運行である。
 
また、[[名古屋市営バス鳴尾営業所#高速1号系統|高速1号系統]]で運用されていたシートベルト付きノンステップバスも、送り込み(車庫への回送を兼ねての営業運転)で投入されている。この車は一般バス塗色なので、基幹バスとして運行する場合は前面に「基幹バス」というバスマスクによる大きな表示がされ、入口扉の横にも「基幹バス」という[[行先標|サボ]]が取り付けられる。
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=== 車両 ===
[[いすゞ・エルガ]]または[[三菱ふそう・エアロスター]]が基幹1号専用車として使用される。なお、エアロスターは令和4年度の新車入札の結果、三菱ふそうが落札したため、同路線に専用車として14年振りに投入された。また、2023年4月からは[[三菱UFJフィナンシャル・グループ|MUFG]]の5社からの寄付<ref>[https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2022/pdf/news-20221130-001_ja.pdf 名古屋市における水素を燃料として走行する燃料電池バスの試行導入事業に対する寄付について] 三菱UFJフィナンシャル・グループ他5社共同リリース 2022年11月30日</ref>による燃料電池バス[[トヨタ・FCHV#SORA|トヨタ・SORA]]の試行導入が開始された。
ツーステップ車のみだった頃は、他の鳴尾営業所の車両同様[[三菱ふそうトラック・バス|三菱]]製の車両が使用されていたが、現在は高速1号系統の送り込みに用いられる一般車を除いて、全車[[いすゞ・エルガ]]に統一されている。
 
== 基幹2号系統(新出来町線)・名鉄バス本地ヶ原線 ==
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=== 概要 ===
[[名古屋市営バス]]が基幹2号系統・新出来町線として、[[名鉄バス]](当時は[[名古屋鉄道]])が本地ヶ原線として[[1985年]][[4月30日]]開通。バスレーンが道路の中央にある(中央走行方式)のが特徴(桜通大津交差点 - [[引山バスターミナル]])。[[名古屋市営バス]]は[[名古屋駅]]と[[名東区]]の猪高車庫、また[[栄 (名古屋市)|栄]]([[オアシス21]])と[[名東区]]の引山(引山バスターミナル)や[[守山区]]の四軒家を、[[名鉄バス]]は[[古屋市内鉄バスセンター]]から三軒家・[[藤が丘駅 (愛知県)|藤が丘駅]]・[[トヨタ博物館]]前・尾張旭市]]を経て向ヶ丘・[[瀬戸市愛知医科大学病院]]・[[菱野団地]]・[[尾張瀬戸駅|瀬戸駅]]前と郊外と名古屋都心を結ぶ役目を担っている。詳しい路線・廃線は[[名鉄バス名古屋営業所#本地ヶ原線]]を参照
 
=== 運行系統 ===
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* 栄 - 引山
* 栄 - 引山 - [[四軒家]]
* [[市役所駅|市役所]] - 引山([[マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知|名古屋ウィメンズマラソン]]等のイベント時の臨時)
* [[名古屋駅]] - [[名古屋市営バス猪高営業所|猪高車庫]]
 
==== 名鉄バス本地ヶ原線 ====
【】は系統番号
* 30系統:[[名鉄バスセンター]] - 栄 - 引山 - [[森孝|三軒家]]
* 31系統:【30】[[名鉄バスセンター]] - 栄 - 引山 - [[藤が丘駅 (愛知県)森孝|藤が丘三軒家]]
* 32系統:【31】名鉄バスセンター - 栄 - 引山 - [[名鉄バス名古屋営業所藤が丘駅 (愛知県)|トヨタ博物館前藤が丘]]
* 33系統:【32】名鉄バスセンター - 栄 - 引山 - みどりヶ丘 - 尾張旭向ヶ丘[[名鉄バス名古屋営業所|トヨタ博物館前]]
* 34系統:【33】名鉄バスセンター - 栄 - 引山 - [[愛知医科大学病院]]みどりヶ丘 - 尾張旭向ヶ丘
* 35系統:【34】名鉄バスセンター - 栄 - 引山 - 菱野団地[[愛知医科大学病院]]
* 36系統:【35】名鉄バスセンター - 栄 - 引山 - [[尾張瀬戸駅|瀬戸駅]]前菱野団地
* 30系統【36】[[名鉄バスセンター]] - 栄 - 引山 - [[森孝尾張瀬戸駅|三軒家瀬戸駅]]
 
==== 過去に存在した運用区間 ====
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==== 名古屋市営バス ====
; 栄発着系統
: [[栄駅 (愛知県)|栄]]([[オアシス21]]バスターミナル) - [[栄駅 (愛知県)|栄]](大津通のりば) - '''[[大津通]] - [[市役所名古屋城駅|市役所]] - 清水口 - [[白壁]] - [[赤塚町 (名古屋市)|赤塚]]白壁 - [[山口町 (名古屋市)|山口町]] - [[徳川園]]新出来'''<ref group="注" name=":0">開業当初は「[[新出来]]」。2004年に名称変更。</ref> '''- [[古出来|古出来町]] - [[萱場 (名古屋市)|萱場]] - 谷口 - [[茶屋ヶ坂駅|茶屋ヶ坂]] - [[汁谷町|汁谷]] - [[竹越]] - [[香流橋]]東 - 猪子石西原 - [[猪子石原]] - [[引山]]([[引山バスターミナル]])''' - 引山東 - [[延珠町|東猪子石]] - [[森孝|三軒家]] - 四軒家西口 - [[四軒家]]
 
; 名古屋駅発着系統
: [[名古屋駅]]([[名古屋駅バスターミナル|市バスターミナル]]) - [[名古屋国際センター|国際センター]] - 桜通伏見 - 桜通本町 - 桜通大津(西行きのみ停車) - '''大津通 - (この区間は栄発着系統と同じ) - 茶屋ヶ坂''' - [[赤坂町 (名古屋市)|赤坂町]] - 霞ヶ丘 - 自由ヶ丘3 - [[名古屋市立千種台中学校|千種台中学校]] - [[希望ケ丘 (名古屋市)|希望ヶ丘]]4 - [[光が丘 (名古屋市)|光ヶ丘]] - [[名古屋市営バス猪高営業所|猪高車庫]]
 
==== 名鉄バス ====
; 三軒家発着系統(30系統)
: [[名鉄バスセンター]] - 下広井 - [[白川公園 (名古屋市)|白川公園]]前 - [[矢場町 (名古屋市)|矢場町]] - [[松坂屋名古屋店|松坂屋]]前 - 栄(大津通のりば) - '''大津通 - 市役所 - 清水口 - 白壁 - 赤塚白壁 - 山口町 - 徳川園新出来 - 古出来町 - 萱場 - 谷口 - 茶屋ヶ坂 - 汁谷 - 竹越 - 香流橋東 - 猪子石西原 - 猪子石原 - 引山(引山バスターミナル)''' - 引山東 - 三軒家
 
; 藤が丘発着系統(31系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - [[富が丘|富ヶ丘]] - [[藤が丘駅 (愛知県)|藤が丘]]
 
; トヨタ博物館前発着系統(32系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - 黒石 - 草掛 - 落合 - [[長久手市文化の家|長久手文化の家]]北 - 西島 - 長久手市役所 - 岩作組合前 - 大久手橋 - [[長久手古戦場駅]] - [[トヨタ博物館]]前
 
; 尾張旭向ヶ丘発着系統(33系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - 西本地ヶ原 - 本地原小学校 - みどりヶ丘 - 長坂町 - 稲葉橋 - 稲葉町 - 北山町 - 旭小学校前 - 尾張旭消防署 - 尾張旭市役所 - [[尾張旭駅]] - 新居町 - [[愛知県森林公園|森林公園]]南門 - 尾張旭向ヶ丘
 
; 愛知医科大学発着系統(34系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - 西本地ヶ原 - 本地ヶ原 - 中畑 - 晴丘 - [[愛知県立長久手高等学校|長久手高校]]北 - 長久手高校東門(西行きのみ) - 研究棟前 - 本館前(病院行きのみ停車) - [[愛知医科大学病院]]
 
; 菱野団地発着系統(35系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - 西本地ヶ原 - 本地ヶ原 - 中畑 - 晴丘 - 東本地ヶ原 - 坂上 - 本地 - 西原 - 高根町 - 神川 - [[瀬戸口駅|瀬戸口町]] - 西米泉町 - 米泉町 - [[愛知県立瀬戸西高等学校|瀬戸西高]]前 - 菱野団地<ref group="注">菱野団地内は、(名鉄BC方面から) → 原山台西 → 原山台東 → 萩山台北 → センター前 → 萩山台南 → 八幡台東 → 八幡台西 → (名鉄バスセンター方面へ)の順に停車する。</ref>
 
; 瀬戸駅前発着系統(36系統)
: 名鉄バスセンター - '''(この区間は三軒家発着系統と同じ)''' - 四軒家西口 - 四軒家 - 西本地ヶ原 - 本地ヶ原 - 中畑 - 晴丘 - 東本地ヶ原 - 坂上 - 本地 - 西原 - 原山 - 長根 - 東長根 - 瀬戸商工会議所前 - [[瀬戸市役所前駅|瀬戸市役所]]南 - 新開地 - [[尾張瀬戸駅|瀬戸駅]]前
 
=== 担当営業所 ===
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=== 路線変更 ===
[[2003年]][[12月13日]]に[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄名城線|名城線]]開業に伴うダイヤ改正で名古屋市営バスが運行する区間が三軒家まで延長<ref group="注">この再編で[[名古屋市営バス那古野営業所|那古野営業所]]が閉鎖となり、代わって[[名古屋市営バス大森営業所|大森営業所]]が副担当となったため、大森車庫所属の車両の出入庫を兼ねた支線として三軒家折り返しの経路が設定された。なお、四軒家まで延長された現在でもこの支線は大森営業所のみが担当している。</ref>。
 
[[2004年]]3月1日に四軒家まで再延長され、現在に至る。ただし、引山 - 四軒家間は出入庫時の運行であるため、便数は少なく特定の時間に集中している。
 
なお、定期券の相互利用区間は変わっていない。料金も三軒家から先の部分について両社局ともに変更もされていないため、料金格差も出来生じてしまった(2021。2023910月現在、栄 - 四軒家間では市バス210円に対し、名鉄バスは380400円と大きな差がある。また、市バスは引山東と三軒家の間にある東猪子石にも停車するが、名鉄バスは通過する
 
==== 注意点 ====
栄 - 引山は名古屋市交通局と名鉄バスによる[[共同運行]]区間となっているため、以下の点に留意する必要がある。
 
市バス・名鉄バスとも「後乗り前降り、運賃後払い」制になっている。名古屋市交通局で運賃後払い路線は本路線と[[名古屋ガイドウェイバス]][[名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線|ゆとりーとライン志段味線]]のみ。
 
運賃の支払方法、使用できる乗車カードなどについても一部異なる。
* 市バス・名鉄バスの双方で、[[manaca]]およびこれと[[交通系ICカード全国相互利用サービス|相互利用が可能な交通系ICカード)を]]が利用できる(2012。2012年2月までは共通カード利用システム「[[トランパス (交通プリペイドカード)|トランパス]]」により、プリペイドカード([[ユリカ]]、[[SFパノラマカード]]、[[あおなみカード]])も利用できた。また、名古屋市交通局・名鉄バス双方発行の昼間割引バスカードでも相互乗車可能であった<ref>但し[[名鉄バス]]発行の'''普通'''バスカードは[[名鉄バス]]のみ有効<ref>であった。{{Cite web|和書|url=http://www.meitetsu-bus.co.jp/rosen/card/hanni/index.html |title=ご利用可能な範囲・路線 |website=名鉄バスカードの適用範囲|language=ja [|access-date=2023-09-09 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20120206123024/http://www.meitetsu-bus.co.jp/rosen/card/hanni/index.html] |archive-date=2012-02-06 |url-status=dead|url-status-date=2023-08 }}</ref>であった)。どちらかのみに有効の乗車券カードを所持する乗客の誤乗車を防ぐため、市バスの前面には「市営」、後扉には「市バス」、名鉄バスの後扉には名鉄バスの社章のステッカーが貼られている
* 名古屋市が発行する[[ドニチエコきっぷ]]等の[[一日乗車券]]類に関しては、'''名鉄バスでは共運行区間内でも利用できない'''。名鉄バスの定期券に関しては栄 - 引山の区間内を指定する通勤・通学定期券に限り、どちらの運行便でも乗車が可能である<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.meitetsu-bus.co.jp/rosen/joint/nagoyacity/ |title=名古屋市交通局(市バス)との共通乗車 |access-date=2023-09-09 |website=名鉄バス }}</ref>。なお、市バスの全線定期券では栄 引山間および名鉄バスセンターで乗降する場合に限り、どちらの運行便でも乗車が可能である<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/BUS/TRP0000128.htm |title=共同運行区間での名鉄バスとの共通乗車制度 |access-date=2023-09-09 |website=名古屋市交通局 }}</ref>
* 市バスの場合、全区間均一料金のため乗車時の整理券発行はなく、下車時に運賃を支払う。運賃料金箱に乗車料金以上の金額を投入した場合'''お釣りが出るため、事前の両替の必要はない'''。
* 名鉄バスの場合、名鉄バスセンター - 三軒家間以外は均一料金でないため、乗車時に整理券を受け取る必要がある。ICカードは乗車時にリーダー読取機触れタッチする必要がある。[[運賃箱]]に乗車料金以上の金額を投入した場合'''お釣りが出ない'''ため、予め併設の両替機で両替しておく必要がある(下車時にも両替可能だが下車時間が延びる原因っている)。トラブル防止のため、料金運賃箱の周りに注意書きのシールを貼っている場合がある。
 
栄 - 引山間は共通の停留所は両者共通であるが、栄のバス停のみ位置が異なる。市バスはオアシス21内のバスターミナルであるが、名鉄バスは大津通の路上にある(引山方面に向かう名鉄バスのバス停は市バスも停車する。但し、降車の扱いはしない)。引山 - 四軒家間では同一名の停留所でもバス停の位置が異なる。
 
市バスの[[名古屋駅]]方向行きは猪高車庫発のみで桜通大津から分岐するため栄を通らない。また同じく市バスの四軒家・引山方面からの便は栄行きしかないので、乗り換え無しで名古屋駅まで行きたい場合は名鉄バスに乗る必要があるこの場合、栄から先は名鉄バスの運賃210円が別途必要となり、その旨車内アナウンスで告知される。名鉄バスは栄から矢場町、白川公園、下広井([[若宮大通]])を経由して名古屋駅にある名鉄バスセンターへ至る。
 
尚、市役所停留所では栄・名古屋駅方面行きのみ平日朝ラッシュ時間帯、交通局職員が車外後部ドア付近にも台車に載せた可搬式運賃箱を設置し、バス停内の専用電源で作動させ下車精算を行っている(この際は前後どちらのドアでも降車可能)が、名鉄バスの[[manaca]]定期券はこの運賃箱では処理できないため、バス車内の運賃箱にタッチする必要がある(停留所にも注意書きがある)。
 
[[ファイル:LKG-KV234N3 NagoyaCity NKH-32 Tokugawa-en Shindeki.jpg|thumb|280px|交差点中央ではバスレーンは左に湾曲させている]]
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=== 車両 ===
この路線は中央走行方式に伴う停留所の構造(バス停付近でバスレーンが大きく湾曲している)により、ノンステップバスの導入はされていなかったが、平成19年度以降に名古屋市交通局が[[ジェイ・バス]]製の大型ノンステップバス([[日野・ブルーリボン]]、[[いすゞ・エルガ]])を順次導入し、全車が置き換わった。かつては、名古屋市交通局の車両は[[名古屋市営バス那古野営業所|那古野営業所]]と[[名古屋市営バス猪高営業所|猪高営業所]]が運行を担当しており、那古野営業所属車が[[三菱ふそう・エアロスター]]を、猪高営業所属車が[[日野・ブルーリボン]]を使用していた。2003年に那古野営業所が閉所となった後は、浄心営業所に移管されたが、これまで猪高営業所に加え、大森営業所が新たに基幹バスの運行に参入する事になったため、三菱ふそう車は、浄心営業所と大森営業所に、日野車は猪高営業所と大森営業所に分散して所属していた。かなり稀ではあるが、一般色の車両が代走に入ることがあり、この場合の乗車方式は本系統に合わせて後乗り前降りとなる。浄心、大森、猪高には鳴尾のようにサボやバスマスクを掲出する装備がないため、基幹バスのステッカーが貼られる。それに加えて、代走時は乗降方式が他の一般系統とは逆になるため「入口」「出口」のステッカーの上に「出口」「入口」のステッカーも貼られる。また、2024年度に基幹2系統においても基幹1系統と同様、三菱ふそう・エアロスターが導入される予定である。(2024年度の新車も三菱ふそうが落札したため。)
 
名鉄バスは2004年から名古屋市営バスに先駆けて、バリアフリー対応車両として[[ワンステップバス]]を導入していたが、2008年から名古屋市交通局に続いてノンステップバス(三菱ふそう・[[三菱ふそう・エアロスター#電気式ハイブリッド|エアロスターエコハイブリッド]])を導入し、2008年4月から使用開始して来た。これはハイブリッドシステムを搭載するなど、環境に配慮した車両であるが、ハイブリッドシステムが複雑なゆえに車輌故障等が頻発し、平成25年度新車導入のノンステップバスへの置き換えで、[[名鉄バス津島営業所|津島営業所]]や[[名鉄バス岡崎営業所|岡崎営業所]]などに転出し基幹バスから撤退。最終的に転出先で廃車となった。座席数を稼ぐためにノンステップエリアに座席を増やした結果通路が狭くなり、立客の多い朝夕のラッシュには他の車両と比べ混雑や乗降時間が増大するなどの欠点があった。試験的に導入した4台は全て水色の塗色だが、他は青、橙、黄、黄緑、緑、紫などがあった。2023年3月現在、車両は全てエアロスターで運行されており、基本はノンステップバスで運行されるが、少数ではあるものの4つ折戸のワンステップバスも活躍している。2024年3月22日より、[[中華人民共和国|中国]]・[[比亜迪汽車|BYD]]製の[[BYD・K8|K8]]が1台投入された<ref>[https://x.com/meitetsu_bus_/status/1771101983799164934?s=20 大型EVバス登場]</ref>
 
==== 新出来町線・本地ヶ原線の車両ギャラリー ====
<gallery perrow="2" caption="現在の車両">
ファイル:NagoyacityBus NKS-14.jpg|名古屋市営バス [[いすゞ・エルガ]]
ファイル:MeitetsuBus1615.jpg|名鉄バス [[三菱ふそう・エアロスター]]ワンステップ(一般路線運用時の姿。[[藤が丘駅 (愛知県)|藤が丘駅]]にて
</gallery>