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{{複数の問題|ソートキー=人
| 存命人物の出典明記 = 2013年4月14日 (日) 22:08 (UTC)
| 独自研究 = 2013年4月14日 (日) 22:08 (UTC)
}}
{{Expand English|Steven Seagal|date=2021年1月}}
{{ActorActress
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| 画像ファイル = Steven Seagal November 2016.jpg
| 画像サイズ = 220px
| 画像コメント = [[2016年]]11月、ロシアにて
| 本名 =
| 別名義 = 武榮道
| 出生地 = {{USA}}<br>[[ミシガン州]][[ランシング (ミシガン州)|ランシング]]
| 死没地 =
| 国籍 = {{USA}}<br />{{SRB}}<br />{{RUS}}<br />([[多重国籍|三重国籍]])
| 民族 =
| 身長 = 193cm193 cm
| 体重 =
| 生年 = 1952
| 生月 = 4
| 生日 = 10
| 没年 =
| 没月 =
| 没日 =
| 職業 = [[俳優]]・[[音楽家|ミュージシャン]]
| ジャンル =
| 活動期間 = [[1988年]] -
| 活動内容 =
| 配偶者 = [[藤谷美也子]] (1975 - 86)(1975–86)<br />{{仮リンク|エイドリアン・ラ・ルッサ|en|Adrienne La Russa}} (1984 - 87)(1984–87)<br>[[ケリー・ルブロック]] (1987 - 96)(1987–96)<br />[[エルデトゥヤ・バツク]] (2009 - )(2009–)
| 子供 =
| 著名な家族 = [[藤谷文子]](娘)<br />[[剣太郎セガール]](息子)
| 師 = [[磯山博]]
| 事務所 =
| 公式サイト =
| 主な作品 = '''映画'''<br />『[[刑事ニコ/法の死角]]』<br />『[[ハード・トゥ・キル]]』<br />『[[死の標的]]』<br />『[[アウト・フォー・ジャスティス]]』<br />『[[沈黙の戦艦]]』<br />『[[沈黙の要塞]]』<br />『[[暴走特急]]』<br />『[[エグゼクティブ・デシジョン]]』<br />『[[グリマーマン]]』<br />『[[沈黙の断崖]]』<br />『[[沈黙の陰謀]]』<br />『[[DENGEKI 電撃]]』<br />『[[奪還 DAKKAN -アルカトラズ-]]』<br />『[[撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的|撃鉄 GEKITETZ]]』シリーズ<br />『[[沈黙の聖戦]]』<br />『[[イントゥ・ザ・サン (映画)|イントゥ・ザ・サン]]』<br />『[[沈黙の追撃]]』<br />『[[沈黙の鉄拳]]』<br />『[[マチェーテ (映画)|マチェーテ]]』<hr />'''テレビドラマ'''<br />『[[TRUE JUSTICE]]』
| アカデミー賞 =
| アリエル賞 =
| AFI賞 =
| 英国アカデミー賞 =
| エミー賞 =
| ゴールデングローブ賞 =
| ゴールデンラズベリー賞 = '''[[ゴールデンラズベリー賞 最低監督賞|最低監督賞]]'''<br />[[1994年]]『[[沈黙の要塞]]』
| ジェミニ賞 =
| ジニー賞 =
| セザール賞 =
| 日本アカデミー賞 =
| フィルムフェア賞 =
| ブルーリボン賞 =
| その他の賞 =
| 備考 = |
|
}}
'''スティーヴン・フレデリック・セガール'''('''Steven Frederick Seagal''' / ロシア語表記:Стивен{{lang-ru|Стивен Фредерик Сигал}} / セルビア語表記:Стевен{{lang-sr|Стевен Сеагал}}、[[1952年]][[4月10日]] - )は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]出身の[[俳優]]、[[脚本家]]、[[プロデューサー]]、[[武道|武道家]]、[[音楽家|ミュージシャン]]。[[日本]]の[[合気会]]にて[[合気道]]などを学ぶ。ほか多種武道・[[武術]]を学んだのち、1980年代よりアメリカで[[アクション俳優]]として活動し、その名を知られるようになった。

2016年には[[セルビア]]国籍、[[ロシア]]国籍を取得した。
 
== 経歴 ==
[[ユダヤ系]]及びモンゴル系ロシア人<ref>RT UK at 0:40 :”My father was a Russian Mongol”{{Citation|title=Steven Seagal: "I'm a Russian Mongol"|url=https://www.youtube.com/watch?v=DDjqV_vNOwY|accessdate=2021-08-21|language=ja-JP}}</ref>の父と[[アイルランド系]]米国人の母のもと、[[ミシガン州]][[ランシング (ミシガン州)|ランシング市]]に生まれる。7歳から[[格闘技]]に接する。青年期は[[カリフォルニア州]][[フラートン (カリフォルニア州)|フラートン市]]で過ごす。カリフォルニアにあるアミューズメント施設のジャパニーズ・ディア・パーク ([[:en:Japanese_Village_and_Deer_Park|Japanese Deer park]]) で[[空手道]]の実演をした。
 
17歳で訪日して[[英語]]を教えながら、[[禅]]や[[合気会]]で[[合気道]](師匠:[[磯山博]])を学び始める{{Efn2|かつてセガールが映画で名を知られるまえに、日本の雑誌{{Full|date=2021年1月}}に特集記事が掲載されている。}}。そのほかにも[[剣道]]・[[柔道]]・空手道や、[[太極拳]]など複数の[[日本武道]]と[[中国武術]]を学び、合気道は七段を允許されている。
 
[[File:Steven seagalpa.jpg|thumb|left|200px|2006年2月、ポールスター・アワード]]
1983年に帰国。その後、[[ロサンゼルス]]に道場を開く<ref name="allcinema">{{Cite web |和書|url=https://www.allcinema.net/person/1216 |title=スティーヴン・セガール(Steven Seagal)について 映画データベース |website=allcinema |publisher=スティングレイ |date= |accessdate=2021-01-03 }}</ref>。[[タレント・エージェント]]の[[マイケル・オーヴィッツ]]に見いだされ<ref name="com">{{Cite web |和書|url=https://eiga.com/person/43254/ |title=スティーブン・セガール |website=映画.com |publisher=エイガ・ドット・コム |date= |accessdate=2021-01-03 }}</ref>、1988年公開の『[[刑事ニコ/法の死角]]』で、みずから製作・原案・主演を務め映画デビュー<ref name="allcinema"/>。海洋版『[[ダイ・ハード]]』とも評された1992年公開の主演作『[[沈黙の戦艦]]』で大成功を収め<ref>{{Cite web |和書|url=https://natalie.mu/eiga/film/114727 |title=沈黙の戦艦 | 内容・スタッフ・キャスト・作品情報 |website=映画ナタリー |publisher=ナターシャ |date= |accessdate=2021-01-03 }}</ref><ref name="com"/>、以降も数々の[[アクション映画]]に出演している。なお、日本国内においては『沈黙の戦艦』にあやかって<ref name="com"/>、多くのセガール主演作品に「沈黙の - 」で始まる邦題がつけられてい、2020年現在48本を数える。これらをまとめて「[[沈黙シリーズ]]<!--シリーズ名に『』は用いない-->」と呼ぶこともあるが、実際のシリーズ作は『沈黙の戦艦』とその続編『[[暴走特急]]』(シリーズ原題: ''Under Siege'' )のみである。ほかは日本国内での配給権を得た会社が、配給会社にかかわらず、原題とは無関係に「沈黙の - 」としているにすぎない。
 
監督を兼任した1994年公開の『[[沈黙の要塞]]』は[[ゴールデンラズベリー賞]]の[[ゴールデンラズベリー賞 最低監督賞|最低監督賞]]を授与され<ref name="com"/>、その後も同賞にはたびたびノミネートされている([[#受賞歴|後述]])。セガール主演作品の共通点として、主人公が傷ひとつ負わず悪人たちを皆殺しにするという「無敵」ぶりが挙げられる<ref name="excite2015-10-22">{{Cite web|和書|url=https://www.excite.co.jp/news/article/E1444972577496/|title=アントニオ猪木を殺しかけた? スティーブン・セガール最強伝説!|website=エキサイトニュース|publisher=エキサイト|date=2015-10-22|accessdate=2021-01-03}}</ref>。ほかのアクション映画にみられるようなピンチに陥ることもなく、表情すら変えず敵を葬り去ってゆくという圧倒的な強さの描写が特徴として指摘されている<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0098455 |title=強すぎる!セガール無敵伝説の原点は、10代後半で来日してからの若き日々にアリ!? |website=シネマトゥデイ |publisher=シネマトゥデイ |date=2018-02-16 |accessdate=2021-01-03 }}</ref>。1990年代後半以降のセガール作品は興行上の不振が続いているものの、その人気は根強いものがあるとされる<ref name="com"/>。
 
2009年から2014年にかけて放送されたセガールに密着するリアリティ番組、 ''Steven Segal : Lawman'' (日本におけるタイトルは『[[実録! スティーヴン・セガール警察24時!|実録!スティーヴン・セガール警察24時!]]』)では、副業として20年以上[[警察官]]をしていると主張しており<ref>{{cite news|url=httphttps://www.cinematoday.jp/pagenews/N0030077|title=本物の警官として活躍中のスティーヴン・セガール解禁!リアルに犯罪者を逮捕!本物の銃を発砲!|publisher=シネマトゥデイ|date=2011年2月2日|accessdate=2013年3月22日}}</ref>、[[ルイジアナ州]][[ジェファーソン郡 (ルイジアナ州)|ジェファーソン郡]]の正式な[[保安官]]代理であるとされる<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0029444 |title=スティーヴン・セガール、実は本物の保安官代理!本物のSWAT部隊と一緒に活動!現実にカーチェイスや人質救出も! |website=シネマトゥデイ |publisher=シネマトゥデイ |date=2011-01-07|accessdate=2021-01-10 }}</ref>。ただし、セガールが「警察官」として勤務していると主張している[[カリフォルニア州]]とルイジアナ州はセガールの警官としての資格を否定しており、実際には「警察官」ではなく「警察ボランティア」に過ぎず、また「勤務」の際には特別に編成されたボディガードチームが同行しており、リアリティ番組のためのプロモーションだと指摘されている<ref> [http{{Cite web |title=Steven Seagal gets to play cop |url=https://articleswww.latimes.com/2009archives/la-xpm-2009-dec/-02/entertainment/-la-et-lawman2-2009dec02-story.html LosAngelsTimes「Steven|website=Los SeagalAngeles getsTimes to|date=2009-12-02 play|access-date=2023-02-28 cop」]|language=en-US |first= |last=}}</ref>。2012年1月からは[[テキサス州]][[ハズペス郡 (テキサス州)|ハズペス郡]]保安局で執行官(警察官)を務める<ref name="警備隊">{{cite news|url=httphttps://www.cinematoday.jp/pagenews/N0036195|title=スティーヴン・セガール、本物のテキサス国境警備隊に就任 2012年から勤務開始|publisher=シネマトゥデイ|date=2011年10月16日|accessdate=2013年3月22日}}</ref>。
 
[[File:Steven Seagal with Vladimir Putin November 2016.jpg|thumb|[[ウラジーミル・プーチン]]大統領(左)との会談(2016年11月)]]
定期的に[[ロシア]]を訪れており、[[ウラジーミル・プーチン]]大統領とは[[マーシャルアーツ]]を通じて親交がある<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0087268 |title=スティーヴン・セガール、ロシア国籍に!プーチン大統領が付与 |website=シネマトゥデイ |publisher=シネマトゥデイ |date=2016-11-04 |accessdate=2021-01-10 }}</ref>。2015年5月9日には、[[モスクワ]][[独ソ戦]]戦勝記念パレードに招待された<ref>{{cite news |url=https://jp.sputniknews.comjp/russia/2015051031852420150510/318524.html |title=スティーヴン・セガール、赤の広場の観覧席で戦勝パレードを見ていた |date=2015-05-10 |accessdate=2019-07-01 |work=Sputnik}}</ref>(2019年にも招待されている)。2016年11月3日、{{仮リンク|ロシア[[連邦大統領令]]|en|Decree of the President of Russia|label=ロシア大統領令}}によりロシアの国籍を取得した<ref>http://kremlin.ru/acts/news/53194</ref>(それに先駆けて同年1月11日には[[セルビア]]国籍を取得している<ref>httphttps://www.asahi.com/articles/ASJC362X8JC3UHBI01B.html</ref>)。2018年8月4日、[[ロシア外務省]]が、対米関係改善のため文化交流などを担う特使にセガールを任命したと発表した。本人はロシアのテレビ局に対して「米露関係を発展させるため、できる限りのことをしたいといつも考えていた」とコメントしている<ref>「[https://www.sankei.com/world/news/180805/wor1808050022-n1.html{{Cite web|和書|title=沈黙しない?特使?」米との交流促進/ セガールさん、露をロシア対米文化特使に任命]」『 |url=https://www.sankei.com/article/20180805-VFDGRRGEHRPVZEKC6UZMQZZDV4/ |website=産経新聞』朝刊ニュース |date=2018年8月6日(国際面)2018年8月12日閲覧。-08-05 |access-date=2023-02-28 |language=ja |first= |last=}}</ref>。{{-}}
 
[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|2022年のロシアによるウクライナ侵攻]]に際しては、2022年4月、ロシア・モスクワでの自身の70歳の誕生日パーティにおいて、プーチン大統領と同盟者に対する揺るぎない支持を表明したと複数の欧米メディアが伝えている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202204140000142.html |title=ロシア国籍の米俳優スティーブン・セガールがプーチン大統領支持を表明 複数の欧米メディア報道 |website=日刊スポーツ |publisher= |date=2022-04-14 |accessdate=2022-05-14 }}</ref>。[[2023年]][[2月27日]]には、「文化的・人道的な国際協力の進展に対する大きな貢献」を理由に、プーチン大統領がセガールに「友好勲章」を授与したことが発表された<ref>{{Cite web |title=Steven Seagal receives 'Order of Friendship' from Vladimir Putin |url=https://www.newsweek.com/steven-seagal-vladimir-putin-russia-order-friendship-medal-1784061 |website=Newsweek |date=2023-02-27 |access-date=2023-02-28 |language=en |first=Shannon |last=Power}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=プーチン氏、S・セガールさんに「友好勲章」 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3453176 |website=www.afpbb.com |access-date=2023-02-28 |language=ja}}</ref>。{{-}}
 
== 人物 ==
=== 私生活 ===
1975年、[[大阪市]]の[[十三 (大阪市)|十三]]にある合気道道場の娘・[[藤谷美也子]]と結婚し、[[大本]]{{Efn2|一般には「大本'''教'''」と呼ばれることが多いが、「教」の字は付けない。}}へ入信。[[剣太郎セガール]]と[[藤谷文子]]をもうけたが、1983年にアメリカへ帰国した<ref>{{cite news Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20060205032419/http://www.eonline.com:80/On/Holly/Shows/Seagal/facts.html |title=E! Online - E! TV - "E! True Hollywood Story" - Steven Seagal |date= |accessdate=2006-06-25 |author=Paul Smith |work=E!Facts}}</ref><ref>{{cite news |url=http://wwwstevenseagal.steven-seagal.netcom/forum/showthread.php?t=6663 |title=Mini Facts |accessdate=2007-01-27 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070102231245/http://www.steven-seagal.net/forum/showthread.php?t=6663 |archivedate=2007年1月2日 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>。1984年、女優のアドリエーン・ラルッサと結婚。この時点でセガールは事実上の[[重婚]]となる。1986年には、最初の妻・美也子と離婚が成立。その後、『[[ハード・トゥ・キル]]』で共演した女優の[[ケリー・ルブロック]]と交際を始め、ラルッサとは1987年に離婚した。同年9月5日にケリー・ルブロックと再婚し、一男二女を授かるが、1996年に離婚<ref>{{cite news|url=httphttps://www.lukeford.net/archives/updates/021118.htm|title=Spiritually Retreat With Steven Seagal|accessdate=2007-01-27|work=Luke Ford}}</ref>。その当時、ベビーシッターだったアリッサ・ウルフと不倫し、一女(サバンナ)をもうけている<ref>[http{{Cite web |title=Steven Seagal Wife and Kelly LeBrock! |url=https://news.lalate.com/2010/04/13/steven-seagal-wife-and-kelly-lebrock/ Steven|website=LALATE Seagal|date=2010-04-13 daughter|access-date=2023-02-28 Savannah|language=en-US Wolf Seagal]|last=}}</ref>。2009年にはモンゴル出身の女性と再婚した<ref>{{cite news |url=httphttps://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-1322629/Steven-Seagal-shows-baby-son-reality-show.html |title=Proud father of seven Steven Seagal shows off baby son on reality show |accessdate=2010-10-23 | location=London |work=Daily Mail |date=2010-10-21}}</ref>。
 
=== 日本 ===
17歳の時から10年以上[[大阪府]]に滞在していたため、[[日本語]]が堪能。「日本での生活を通じて、人間として大切なことを学んだ。日本の歴史、文化を心から尊重している」と語り、「親日家、日本通と呼ばれることは気分がいいものではない。日本人にとっては私は外国人にしか見えないかもしれないが、日本は私の第二の故郷。同じ日本人として接してほしい」と語っている<ref>{{citeCite web|和書|url=https://apnewsforbesjapan.com/articlearticles/9ae5c57821abb0c7fd156c697b14d04ddetail/32441 |title=スティーブン・セガールも学んだ「武道の精神」 |accessdate=20212023-0402-1628 |website=Forbes JAPAN}}</ref>。
[[千葉真一]]と親交があり、千葉が[[ハリウッド]]に拠点を移してからは、セガールが流暢な[[大阪弁]]で「千葉先生、居てはりまっか?」などと、頻繁に千葉へ連絡している<ref>{{Cite book |和書 |author = 中村カタブツ |year = 1999 |title = 極真外伝 ~極真空手もう一つの闘い~ |publisher = ぴいぷる社 |pages = 172 - 186 |isbn = 4893741373 }}</ref>。[[淀川長治]]とも日本語で対談を行い、淀川の「日本語がお上手ですね」に対してセガールは「恐れ入ります」と応えた{{要出典|date=2021年1月}}。初主演作品の『刑事ニコ』のオープニングシーンおよびコンベンションセンターでのシーンや、2005年公開の映画『[[イントゥ・ザ・サン]]』では日本語の台詞を用いているほか、いくつかの作品では日本語の単語を台詞のなかで用いている。2008年正月、『[[奪還 DAKKAN -アルカトラズ-]]』のテレビ放映時に出演し、「あけましておめでとうございます」と挨拶をしてから、日本語で映画のみどころをアピールした<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}。しかしコメントの締めの日本語を言い間違えたあと苦笑いをし、「日本語はもう20年ほど話していなかったため、忘れてしまった」とやはり日本語で語っている<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}。それでもコメディアンで画家の[[ジミー大西]]がテレビ番組{{Full|date=2021年1月}}のロケーション撮影でアメリカを訪れた際、たまたま現場に居合わせたセガールはジミーに「おう。元気か」「自分、大阪はどこ?(ジミーが関西弁を話していたため)」「ウチはどこや」「[[新宿]]か。新宿のどこだ。[[四谷]]か。そうか」などと話しかけ、流暢な日本語でやり取りをしていた{{要出典|date=2021年1月}}。『[[情報プレゼンター とくダネ!]]』{{いつ|date=2021年1月}}{{出典無効|date=2021年1月}}に出演した際、[[シルヴェスター・スタローン]]が『[[ロッキー・ザ・ファイナル]]』の製作を発表したことについてコメントを求められ「彼は最近仕事がないから」「品のある年の取り方をして欲しい」と答えた。さらに[[デーブ・スペクター]]と[[パパラッチ]]問題について語り合った際は、デーブとのやり取り含め、すべて日本語だった<!--テレビ番組は出典に使用できません-->。日本の[[テレビコマーシャル]]にも多数登場し、[[日清食品]]のカップうどん・[[ごんぶと]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]では日本語で演技を行い、[[アリナミンA]]の爆走する車の屋根につかまり「こう見えても、疲れまんねん」と言うCMシリーズでは娘・[[藤谷文子]]と共演した。大阪在住時に[[阪神タイガース]]の[[阪神ファン|ファン]]となり、タイガースの低迷期に[[朝日放送テレビ|朝日放送]]のインタビューで「今年もまた負けたらしいのう。わしゃ、もう情けないわ」と大阪弁でコメントしている{{要出典|date=2021年1月}}。
 
多くの[[日本刀]]を所有し、長く伸ばした髪を後ろで束ねたヘアースタイルは、[[侍]]の[[髷]]を意識したものである。しかし『[[DENGEKI 電撃]]』では[[ジョエル・シルヴァー]]から、役作りのため減量と髷を切るように指示され、従った。映画の宣伝のために訪日した際には、インタビュー{{Full|date=2021年1月}}や出演したバラエティー番組<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}などで大阪仕込の「[[ノリツッコミ]]」を披露し、尊敬する俳優は[[三船敏郎]]・[[志村喬]]と答えている。[[ゴジラ]]のファンで、2004年に映画『[[ゴジラ FINAL WARS]]』が公開された際には日本のテレビ番組{{Full|date=2021年1月}}<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}に出演し、ゴジラへの思い入れを得々と語ったことがあり、文子は平成『[[ガメラ]]』3部作すべてに出演している。日本食のうちマグロの刺身は苦手だというが<ref>『[[とんねるずのみなさんのおかげでした]]』「食わず嫌い王決定戦」{{いつ|date=2021年1月}}<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}。</ref>{{出典無効|date=2021年1月}}、『[[世界バリバリバリュー]]』出演時にはマグロの姿造りをホテルで特別注文させて、娘とリポーターの[[山崎まさや]]とで普通に食べていた<!--テレビ番組は出典に使用できません-->{{出典無効|date=2021年1月}}。
 
[[反戦]]・[[反核]]というスタンスを明確にしており、2005年には世界最初に個人として[[核兵器]]解体基金に10万ドルを寄付した。この姿勢は日本に住んでいた際、[[広島市への原子爆弾投下|原爆の被害を受けた広島]]・[[長崎市への原子爆弾投下|長崎]]の人々と触れ合うことによって生まれたものだという<ref>[{{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20070820085155/http://matsuri-peace.com/03profile/01seagal.html]|title=スペシャルゲスト スティーブン・セガール}}</ref>。[[仏教徒]]である<ref>[http{{Cite web |title=Steven Seagal-buddhist |url=https://www.japanese-buddhism.com/steven-seagal-buddhist.html Steven Seagal-buddhist]. |website=Japanese-buddhism.com. RetrievedBuddhism on|access-date=2023-02-28 2011|language=en-11-19.US}}</ref>。
 
2011年に[[東日本大震災]]が発生したとき、「日本の皆さまが一生懸命、日本の苦しみをみんなが同じ苦しみを感じているからできることだけを、一生懸命日本が盛り上がるように、強くなれるように一生懸命応援しています。」と日本語でコメントした。
 
2019年7月に行われた[[第25回参議院議員通常選挙]]では[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]から出馬した[[鈴木宗男]]の応援演説をするために訪日。[[東京駅|東京駅前]]で鈴木の街頭演説に協力した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201907140000545.html|title=S・セガールが応援演説、日本語で「お願いします」|accessdate=2019年7月22日|publisher=日刊スポーツ(2019年7月14日作成)}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/07/15/kiji/20190714s00042000397000c.html |title=松山千春 宗男氏応援リサイタル、S・セガールも登場 |accessdate=2019年7月22日 |publisher=スポーツニッポン(2019年7月15日作成) |archive-url=https://web.archive.org/web/20190718104359/https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/07/15/kiji/20190714s00042000397000c.html |archive-date=2019-07-18}}</ref>。
 
=== そのほか ===
「[[:en:Steven Seagal's Lightning Bolt|Steven Seagal's Lightning Bolt]]」という[[栄養ドリンク]]をプロデュースした。
 
ギター愛好家で、ヴィンテージのギターやカスタムの[[アンプ (楽器用)|アンプ]]などを多く保有している。腕はかなりのもので、雑誌『Player』の2005年12月号、2006年3月号で特集された。映画中でギターを上手に演奏するシーンもある。2005年には[[アルバム]] ''Songs From The Crystal Cave'' で[[ミュージシャン]]としてもデビューしており、このアルバムではゲストミュージシャンとして[[スティーヴィー・ワンダー]]も参加している。
 
遅刻と早退の常習犯で、『沈黙の脱獄』と『沈黙の傭兵』を製作したキル・マスター・プロダクションと[[ミレニアム・フィルムズ|ニュー・イメージ]]に、映画製作を遅らせたとして訴えられた。その訴訟内容のなかには[[脚本]]の勝手な書き換えや、取り巻き連中による撮影の妨害という内容まである<ref>{{cite news|url=https://eiga.com/news/20050614/9/|title=セガール、わがままし放題でスタジオから訴えられる|publisher=映画.com|date=2005年6月14日|accessdate=2013年3月22日}}</ref>。
 
『暴走特急』の関係者からは、性的なトラブルについて告発された。オーディションを受けた[[ジェニー・マッカーシー]]から、その場においてセガールから服を脱ぐように言われたと語っている<ref>{{cite web|url=http://movieline.com/2010/04/16/exclusive-the-full-steven-seagal-story-jenny-mccarthy-told-movieline-in-1998/|website=Movieline|date=10 April 2010|title=EXCLUSIVE: The Full Steven Seagal Story Jenny McCarthy Told Movieline in 1998|accessdate=2021-09-11}}</ref>。また、映画製作当時16歳だった[[キャサリン・ハイグル]]は、撮影最終日にセガールと次のようなやりとりがあったと明かしている。「(セガールから)『ケイティ、君くらいの年齢のガールフレンドがいるよ』って言われたの。それで私は『それって犯罪じゃないの?』って言ったの。そしたら彼は『彼女たちは気にしてないよ』って言ったわ」<ref>{{cite web|url= https://www.cinemablend.com/news/1649050/the-skeezy-way-steven-seagal-treated-katherine-heigl-on-the-set-of-under-siege-2|website=Cinemablend|title=The Skeezy Way Steven Seagal Treated Katherine Heigl On The Set Of Under Siege 2|accessdate=2021-09-11}}</ref>。
 
[[ジャッキー・チェン]]とは彼がまだ[[香港映画]]にしか出ていないころからの親友であり、ハリウッド進出を歓迎した<ref>ドキュメンタリーDVD『ジャッキー・チェン ドラゴンへの道』。</ref>。
 
[[1998年]]頃には平成[[ガメラ]]シリーズの制作と並んでセガールを主演に迎えた[[大魔神]]のリメイクが製作される企画が存在した<ref>中村健吾『もののけ姫から山田くんへ』徳間書店、1999年、pp.38,41。</ref>。
 
== 受賞歴 ==
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| [[ビックスターへの軌跡/Dreams Vol.7]]<br /> || 本人 || ドキュメンタリー ||
|-
| style="text-align: center;" rowspan="2"| 2001 || [[沈黙のテロリスト]]<br />''Ticker'' || フランク・グラス || [[アメリカ同時多発テロ事件|同時多発テロ]]の影響により、DVDVHS化時に『沈黙シリーズ/TICKER』とタイトル邦題変更。 || 大塚明夫
|-
| [[DENGEKI 電撃]]<br />''Exit Wounds'' || オーリン・ボイド || || 玄田哲章(ソフト版)<br />大塚明夫(日本テレビ版)
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| [[撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的]]<br />''The Foreigner'' || ジョナサン・コールド ||
|-
| [[アート・オブ・アクション  マーシャル・アーツ・フィルムの変還]]<br />''The Art of Action: Martial Arts in The Movies'' || rowspan="2" | 本人 || 香港のアクション映画を扱ったドキュメンタリー。 ||
|-
| [[ジャッキー・チェン -ドラゴンへの道-]]<br />''The Invincible Jackie Chan: Fast Funny and Furious'' || [[ジャッキー・チェン]]のドキュメンタリー。 ||
|-
| style="text-align: center;" rowspan="2"| 2003 || [[沈黙の標的]]<br />''Out For a Kill'' || ロバート・バーンズ || || 大塚明夫
157 ⟶ 158行目:
| style="text-align: center;" rowspan="2"| 2004 || [[ICHIGEKI 一撃]]<br />''Out Of Reach'' || ウィリアム・ランシング || || 玄田哲章
|-
| [[クレメンタイン (映画)|クレメンタイン]]<br />''Clementine'' || ジャック・ミラー || 韓国映画。パッケージにはセガールの顔が大きく出ているが、実際はラスト数分に最後の敵としての出演のみである。 || ''TBA''
|-
| style="text-align: center;" rowspan="3"| 2005 || [[沈黙の追撃]]<br />''Submerged'' || クリス・コーディ || || 大塚明夫
211 ⟶ 212行目:
| style="text-align: center;" rowspan="5"| 2012 || [[沈黙の男セガール ガチトークバトル]]<br />''The Voice Versus: Steven Seagal'' || 本人 || インタビュー作品。日本では[[ザ・シネマ]]にて2017年に放送。 ||
|-
| [[沈黙の嵐]]<br />''True Justice2 Part1'' || rowspan="6" | イライジャ・ケイン|| rowspan="6"| テレビドラマシリーズ、シーズン2。<br />DVDリリース。<br /><br />PART1,PART2 2012年11月2日リリース<br />PART3,PART4 2012年12月4日リリース<br />PART5,PART6 2013年1月8日リリース<br /><br />PART1には『[[沈黙の絆]]』 ''True Justice2 Part0''も収録 || rowspan="11" | 大塚明夫
|-
| [[沈黙の掟 (テレビドラマ)|沈黙の掟]]<br />''True Justice2 Part2''
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== 日本語吹き替え ==
デビュー当初の数作品は[[声優]]が固定されておらず、[[津嘉山正種]]や[[屋良有作]]、[[谷口節]]などが当てており<ref>{{Cite tweet|author=[[上田燿司]]|user= yo_z_ueda |number= 1162335109204176896 |title= そう、今では定番の大塚明夫さんは実は第三のセガール吹替だったのですぜ。キーファーも昔は大塚芳忠さんだったり。吹替に歴史あり。 |date=2019-08-16|access-date=2024-07-25}}</ref>、『[[沈黙の戦艦]]』以降、ビデオソフト版を[[玄田哲章]]、テレビ放送(とくにテレビ朝日)では[[大塚明夫]]が担当する形だった多くなり、2000年に入るころからは大塚が専属で担当している。ただし、例外的に2000年以降の作品で、大塚は『[[ICHIGEKI 一撃]]』のみ大塚ではどご玄田が担当しており僅かの作品を除き大塚吹替が制作された作品音源はないほぼ全てに担当歴があるなお、玄田自身哲章は「セガールは明夫君の持ち役だ」とインタビュー{{Full|date=2021年1月}}で語っている。
 
また、セガール自身[[日本語]]に堪能であるが、東京を舞台にした『[[イントゥ・ザ・サン (映画)|イントゥ・ザ・サン]]』を除き、出演作において本人が[[吹き替え]]を担当したことはない。
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist}}
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== 外部リンク ==
{{Commonscat|Steven Seagal}}
* [http://www.stevenseagal.com/ The Official Website Of Steven Seagal]
* {{imdb|0000219}}
 
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{{DEFAULTSORT:せかある すていうん}}
[[Category:アメリカ合衆国の映画俳優]]
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