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'''三賞'''(さんしょう)とは、一般には各業界における三種類の賞の総称を指す。
 
本記事で記述する三賞は、[[大相撲]]の[[本場所]]において、成績優秀な[[関脇]]以下の[[幕内]][[力士]]にられる三種類の賞の総称である。
 
== 概要 ==
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|3月(春)||[[尊富士弥輝也]]||大の里泰輝<br />尊富士弥輝也||大の里泰輝<br />尊富士弥輝也
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|5月(夏)||大の里泰輝||[[欧勝馬出気]]||大の里泰輝
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|7月(名古屋)||大の里泰輝||隆の勝伸明||[[平戸海雄貴]]
|}
 
=== 三賞受賞回数 ===
[[2024年]]37月場所終了現在
{| class="wikitable"
|-
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=== 三賞トリプル受賞 ===
1場所で殊勲賞・敢闘賞・技能賞の全てを受賞した力士はこれまでに56人いる。このうち、貴花田出島、尊富士は同時に幕内最高優勝も果たしている。琴光喜はトリプル受賞の翌年の[[2001年]]9月場所に幕内最高優勝を経験しているが、この時は殊勲賞と技能賞のダブル受賞にとどまった。
 
三賞トリプル受賞は、その場所に三賞を受賞した力士が1人だけとなった場合は「三賞独占」とも言われる。
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* 照ノ富士は2021年5月場所で大関へ復帰。
 
=== 全三賞該当者無し(三賞受賞者ゼロ)の場所 ===
[[2018年]]9月場所において、三賞制度制定以来初めて、三賞“'''全て該当者なし(受賞者ゼロ)'''”の事例となった。敢闘賞候補に[[竜電剛至|竜電]]・[[貴景勝光信|貴景勝]]、技能賞候補には[[嘉風雅継|嘉風]]の名前が挙がったものの、選考委員の過半数の賛成が得られなかったことによる<ref>{{Cite news|title=大相撲秋場所、三賞該当者無しは史上初|date=2018-09-23|url=https://hochi.news/articles/20180923-OHT1T50107.html|accessdate=2018-09-23|language=ja-JP|work=スポーツ報知}}</ref><ref>{{Cite news|title=71年の歴史で史上初 大相撲三賞該当者なし…藤島審判部副部長「厳しめにやっている」|date=2018-09-23|url=https://www.daily.co.jp/general/2018/09/23/0011666555.shtml|language=ja-JP|newspaper=デイリースポーツ|agency=神戸新聞社|accessdate=2018-09-23}}</ref>。この場所は3横綱3大関が全員皆勤し9勝以上、関脇・小結も玉鷲を除いた全員が勝ち越しのハイレベルな成績で、関脇以下の最高成績は嘉風の11勝にとどまっている。
 
また、それ以前にも以下の事例であわや全三賞該当者なしになりかけていた。いずれも候補力士が千秋楽の取組で勝利し全三賞該当者無しは免れている。
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=== 他力条件付きの受賞 ===
[[1996年]]1月場所千秋楽の三賞選考会で、当該力士以外の力士の結果も加えて受賞条件とするという事例が起こった。[[剣晃敏志|剣晃]]は優勝を争っている大関の[[貴ノ浪貞博|貴ノ浪]]に勝利していたが、7勝7敗で千秋楽を迎えていた。選考会でこの剣晃について、[[千代の富士貢|九重親方]]が「優勝力士に土をつけた力士に何もあげないのはおかしい」と唱え、次の条件付きで剣晃に敢闘賞を授与すると決定した。まず剣晃が千秋楽に勝って勝ち越すこと。そして、貴ノ浪が優勝した場合に限って敢闘賞を剣晃に授与するとなった。結果、剣晃は千秋楽に勝ち越しを決め、貴ノ浪も[[貴乃花光司|貴乃花]]との優勝決定戦を制して優勝し、剣晃は敢闘賞を受賞した。このような他力条件付きの受賞は史上初めてであった。その後長らくこのような条件での受賞は無かったが、2019年7月場所で当時大関から陥落していた[[琴奨菊]]がこの場所優勝争いをしていた白鵬に勝利しており、7勝7敗で迎えた千秋楽で琴奨菊が勝利して勝ち越し、なおかつ白鵬が優勝した場合殊勲賞を受賞という前例の剣晃と全く同じ条件となった。しかし琴奨菊は対戦相手の[[阿炎]]の立ち会い変化で敗れてしまい受賞を逃す結果となった(ちなみに白鵬もその後結びで[[鶴竜]]に敗れた)<ref>{{Cite news|title=名古屋場所三賞で炎鵬が初受賞 技能賞に選ばれる|date=2019-7-21}}</ref>
 
=== 途中休場がある力士の受賞 ===
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===最多受賞人数記録===
[[2023年]]7月場所においては、錦木の殊勲賞、伯桜鵬の敢闘賞と技能賞の二冠と北勝富士の敢闘賞は無条件で確定。さらに千秋楽の取り組みに勝てばという前提で、豊昇龍、琴ノ若、豪ノ山、湘南乃海の最大4人(合計6人)を敢闘賞に追加するとしたが、千秋楽で当該4人全員が勝利を収めたため、7人(延8人、伯桜鵬は二冠)が三賞を受賞した。それまでの最多は5人(1998年5月場所、2020年1月場所)である<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/bd0801ace8e48d089c5a02db0a58d5c5bda9880c 三賞史上最多7人が受賞…伯桜鵬は敢闘&技能のダブル受賞、敢闘賞は6人【大相撲名古屋場所】](中日スポーツ)</ref>
 
== 脚注 ==