削除された内容 追加された内容
Nekoryouri (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
 
(13人の利用者による、間の15版が非表示)
20行目:
[[英語]]の「Tram」は[[低地ドイツ語]]の「Traam」に由来し<ref>[http://www.merriam-webster.com/dictionary/tram Merriam-Webster's Collegiate Dictionary] 2013年1月4日検索・閲覧</ref>、[[軸 (機械要素)|車軸]]や[[はり部材|梁]]を意味する。イギリスでは[[:en:Monmouthshire and Brecon Canal|ブレコン・アンド・アバガヴァニー運河会社(The Brecknock and Abergavenny Canal)]]の[[1798年]]10月17日の[[定款]]に「Tramroad」の言葉が初めて現れる。このトラムロードは鉄製のL字形[[軌条]]のことであり、「Tramway」とは鉱山鉄道や軽便鉄道を指した<ref>鉄道ギネスブック 日本語版 p.8(1998年、イカロス出版)</ref>。トラムウェイの語は[[1826年]]に初めて使用された。「tram-car」(トラムカー)の語は[[1873年]]から使用された<ref name=ety>[http://www.etymonline.com/index.php?term=tram Online Etymology Dictionary] 2013年1月5日検索・閲覧</ref>。欧州各国では現在「Tram」が使われることが多い。
 
[[ドイツ語]]の[[:de:Straßenbahn|Straßenbahn]]は、道路上の鉄道を意味するが、めは[[馬車鉄道]]({{lang-de-short|Pferdebahn}})を指していた。
 
[[北アメリカ]]での「Streetcar」の語は[[ドイツ語]]から移されたもので1840年から使用されている<ref name=ety />。しかし、電化が進むにつれ、「Trolley」や「Trolleycar」と呼ばれることも多くなった。この「トロリー」は「Troller」(転がる)に由来し、[[架空電車線]]から電力を取得する際に、[[集電装置#トロリーポール|集電装置]]先端の[[滑車]]が架線に沿って転がるため、このように呼ばれるようになった<ref>Middleton, William D. (1967). The Time of the Trolley, p. 60. Milwaukee: Kalmbach Publishing. ISBN 0-89024-013-2.</ref>。
31行目:
1881年には、同じくシーメンス社が、パリの電気博覧会で[[架空電車線方式]]を試み、[[1884年]]に登場したフランクフルトの路面電車で採用され、その後ヨーロッパ各地に広がっていった。
 
=== 北米での全盛期 - 衰退 ===
アメリカ合衆国では、電気軌道(路面電車)は[[1886年]]に[[アラバマ州]][[モントゴメリー (アラバマ州)|モントゴメリー]]<ref>[http://www.nndb.com/people/499/000166998/ Charles J. Van Depoele] Soylent Communications.</ref>や[[ペンシルベニア州]][[スクラントン (ペンシルベニア州)|スクラントン]]<ref>[http://explorepahistory.com/hmarker.php?markerId=1170 Marker Details: First Electric Cars]. Pennsylvania Department of Community and Economic Development.</ref>に敷設されたのを皮切りに、各都市で普及してゆく。特に同国では、専用軌道化や運転速度の向上などシステムを高度化し都市と都市を結ぶ[[インターアーバン]]にも発展し、[[1920年代]]に全盛期を迎えた。
 
しかし、同時にその頃、[[自家用車]]の普及に伴い、多くの都市で路面電車廃止の流れも始まった。[[1970年代]]初頭には、路面電車や郊外電車([[インターアーバン]])は全盛期の4割が廃止され、残存していた6割もゆっくりだがマンネリ陳腐化が進み、「世界最大の路面電車保有国」の地位をソビエト連邦([[ロシア]])に譲っている。日本においても、戦後・[[1960年代]]以後のマイカーの全盛による交通渋滞の影響による、列車のダイヤの乱れなどが原因となり、都市部ではこれに代わり[[地下鉄]]の建設が進められる<ref>[https://www.sankei.com/article/20201123-SWNHBXDYMJK3DG5QYE3AOLU47U/ 被爆電車やレトロ市電車両が一堂に](産経新聞)</ref>ため、大多数の路面電車が廃止される<ref>[https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0002080087_00000 消えゆく路面電車 渋滞](NHK ニュース映画 [[1965年]]撮影)</ref>
 
欧州の一部でも[[第二次世界大戦]]後までにこの流れで[[ロンドン]]、[[パリ]]などの都市で廃止された<ref group="注">[[トラム (パリ)|パリの路面電車]]は、[[2006年]]12月16日に再開業したが、その区間は戦前のものと全く異なり、関連性はない。</ref>。一方で、旧ソ連と東欧諸国、そして[[西ドイツ]]では、[[第二次世界大戦]]後も路面電車を活用した。
51行目:
{{Anchors|近代化する路面電車}}{{Anchors|次世代型路面電車/LRT}}
[[File:ULF B.jpg|thumb|[[ウィーン市電]]の[[超低床電車]]]]
[[ファイル:Bilbao 05 2012 EuskoTran 2823.JPG|thumb|芝生軌道が採用されたスペインの[[ビルバオ・トラム]]。]]
西ドイツでは、車の普及により、路面電車を導入していた都市の半数では廃止されたが、重要な都市内交通手段として位置づけ、[[連接台車|連接電車]]の投入や運賃の収受に[[信用乗車方式]]を導入するなど、輸送力増強と生産性向上に努めた都市も多い。路線網の再構成も盛んに行われた。
 
60 ⟶ 61行目:
 
=== 無架線化への取り組み ===
架線を利用することなく蓄電池を積載した車両の開発・実用化も進められている<ref>[httphttps://www.nikkei.com/article/DGXNZO36395670Q1A111C1000000/ 次世代路面電車は「架線レス」 電池車両が商用段階に]</ref>。
 
2003年に新規開業した[[ボルドー]]では、車両は[[シタディス]]を基とし、[[地表集電方式#ボルドーの事例|地表集電方式]](イノレール式)の導入区間の走行にも対応。<!--[[アルストム]]社が開発した[[地表集電方式#ボルドーの事例|地表集電方式]]を導入。[[路面電車#路面電車関連用語|路面給電システム]]により、[[架空電車線方式|架線]]のない路面電車を実現(ただしコストが高いため初期開業区間の景観を保護する必要がある区間のみ)。-->2007年に新規開業した[[ニース]]では、車両は[[シタディス]]を基とし、バッテリーによる無集電区間の走行にも対応。
76 ⟶ 77行目:
 
=== 事業 ===
[[日本の路面電車一覧]]も参照。経営形態としては、[[地方公共団体|地方自治体]]による[[地方公営企業]]([[公営交通|交通局]])、一般の[[私鉄]]と同じ純民間企業、[[第三セクター|第三セクター会社]]によるものがある。なお、[[市]]が運営する「'''[[市電]]'''」はもとより路面電車は経営形態に関係なく「市電」と呼ばれることが多い。
 
=== 車両 ===
97 ⟶ 98行目:
 
曲線半径は道路との関係で小さく最小半径は18{{nbsp}}m程度となっており、道路の勾配を複雑にするため、曲線での[[カント (路線)|カント]]は設けられていない。勾配は道路によって左右されるが、本線での最急勾配は40{{nbsp}}[[パーミル|‰]]、停留場での勾配は起動条件や安全のため10{{nbsp}}‰以下としている。
 
;樹脂固定軌道・芝生軌道
:騒音と振動の低減と緑化のために、樹脂固定軌道・芝生軌道を採用している例がある(富山市<ref>[https://www.env.go.jp/council/27ondanka-mati/y270-06/mat01-2.pdf 資料1 富山市のまちづくりに係る取組について] 環境省</ref>、鹿児島市<ref>[https://www.city.kagoshima.lg.jp/kensetu/kensetukanri/kouenryokuka/machizukuri/machizukuri/shiden.html 鹿児島市電軌道敷緑化整備事業] 鹿児島市</ref>)。
 
=== 饋電 ===
132 ⟶ 136行目:
[[1954年]]([[昭和]]29年)にアメリカで戦前に開発されていた[[PCCカー]]の技術導入による試用に続き、[[1956年]](昭和31年)に[[普通鉄道]]の近代化電車の設計を取入れ、[[流線形車両|流線型スタイル]]の[[モノコック|軽量化構造]]、[[直角カルダン駆動方式]]、[[発電ブレーキ]]を採用して高[[起動加速度|加減速度]]約5{{nbsp}}km/h/sの日本型近代化路面電車が誕生したが、当時の[[モータリゼーション]]の伸張により自動車の多い道路との[[併用軌道]]では、その高性能を生かすのが困難となり、その後は車両コストが低廉な[[吊り掛け駆動方式]]による在来型の車両が製造された。
 
その後[[1980年]](昭和55年)に[[日本鉄道技術協会]]の推進により、近代化路面電車を一層改善した新型の路面電車を[[軽快電車]]と名付けたが、一般には車両更新程度の認識しか広まらなかった。[[1990年代]]以降は、欧州における[[超低床電車|超低床車]]の普及により、路面電車の次世代化やアメリカや欧州の米における[[ライトレール]]の動向に注目する動きがあった。そのため日本では次世代型路面電車を特に「ライトレール (LRT)」と呼ぶことが多い。<!--1980年代以降、[[近畿車輛]]や[[日本車輌製造|日本車輌]]などの日本の鉄道車両製造メーカーからアメリカ向けに多くのライトレール車両が輸出され、-->[[1997年]]([[平成]]9年)、ドイツから台車と電気部品を輸入して組み立てられた[[熊本市交通局9700形電車]]導入以降、超低床車両を特徴とする路面電車の次世代化が進んだ。[[富山市]]や[[宇都宮市]]の例に見られるように、欧州型の鉄道重視・[[コンパクトシティ]]指向の街づくりと一体となった交通システムとして、路面電車の次世代化が一般に認識されつつあるといえる。
 
日本国外におけるライトレールトランジット(LRT)とは、概念がやや異なる。[[ライトレール]]の「概念」を参照。
147 ⟶ 151行目:
路線の延伸や新設については[[日本の路面電車一覧]]を参照。超低床車両については[[超低床電車]]を参照。
 
[[富山ライトレール]]<ref group="注">2020年2月22日付で[[富山地方鉄道]]に吸収合併</ref>は、[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]の旧[[富山地方鉄道富山港線|富山港線]]を路面電車化<ref>「[http://www.t-lr.co.jp/support/index.html 路面電車化支援のお願い]」富山ライトレール株式会社</ref>し[[第三セクター鉄道|第三セクター]]が経営を引継いで[[2006年]](平成18年)[[4月29日]]に開業。開業にあたり車両を全て次世代型路面電車に入れ替え、富山市の都市計画にも組み込まれるなど、これを日本における次世代型路面電車の第一号とみなす考えもある。イギリスでライトレールなどの情報をまとめている第三者団体、[[ライト・レール・トランジット・アソシエーション|ライトレール交通協会]] (Light Rail Transit Association: LRTA) では、[[併用軌道]]区間は市中心部の一部で、ほとんどが[[専用軌道|専用の鉄道区間]]へ直通していることから、[[トラムトレイン]]に分類している<ref>ライトレール交通協会 ([https://web.archive.org/web/20190914052758/http://www.lrta.org/world/worldf-j.html Light Rail Transit Association](2019年9月14日時点でのアーカイブ) : LRTA) による分類。</ref>。
 
[[宇都宮市]]と芳賀町で日本で初めてLRT既存の鉄軌道路線の改良軸とした[[コンパクトシティ]]指向のまちづくりとして、本邦初と伴わい完新設型LRT<ref>[https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/078/150803shiryou4.pdf 芳賀・宇都宮LRT車両について] 宇都宮市公式サイト</ref>レール路線である[[宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線|宇都宮芳賀ライトレール]](芳賀・宇都宮LRT)を建設し、コンパクトシティ化[[2023年]](令和5年)[[8月26日]]に開業迎えた。本路線は宇都宮市の進めてい<ref>[https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/653/vision.pdf [宇都宮市#都市政策|ネットワーク型コンパクトシティ形成ビジョン] 宇都宮]」のまちづくりにおいて、公式サイト</ref>。なお前述LRTAでは宇都宮ライトレール東西、「Tram(路面電車)」縦貫する基幹公共交通分類て位置付けられている。
 
LRTA は、日本の[[江ノ島電鉄]]、[[広島電鉄宮島線]]、[[筑豊電気鉄道]]、[[京福電気鉄道]](嵐電)、[[東急世田谷線]]、[[阪堺電気軌道]]の6路線をライトレールに相当する鉄道として分類している。
 
<gallery>
ファイル:Lightline,Utsunomiya HULight 300 at rail yard of Haga-UtsunomiyaRail LRTHU300Series 01HU311Formation.jpg|宇都宮ライトレール<br />「[[宇都宮ライトレールHU300形電車|LIGHTLINE(ライトライン]]」
ファイル:Tram in sapporocity-A1200.JPG|札幌市交通局<br />「[[札幌市交通局A1200形電車|ポラリス]]」
ファイル:20070924hiroden5100.jpg|広島電鉄<br />「[[広島電鉄5100形電車|グリーンムーバーmax]]」
164 ⟶ 168行目:
 
=== 路面電車の日 ===
[[1995年]](平成7年)に[[広島市]]で開かれた第2回路面電車サミットにより、[[6月10日]]を路面電車の日に制定した。これは6=ろ('''路'''面)、10=英語でテン('''電'''車)という[[語呂合わせ]]による。路面電車の日には、電鉄会社と[[路面電車を考える会]]などが路面電車の利点をPRするためのキャンペーンやイベントが行われる<ref>{{Cite web |和書|url=http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/dantai/archives/page-25905.html |title=路面電車を考える会 ひろしま情報 |access-date=2023-02-24 |publisher=ひろしま情報Net}}</ref>。
 
=== 「チンチンちんちん電車」という通称 ===
{{Sound|Toden Arakawa Line-bell.ogg|ファイル:Toden Arakawa Line-bell.ogg|「チンチン」という発車合図のベル音([[都電荒川線]]の[[東京都交通局7000形電車|7000形]]の車内にて録音)}}
これには2つの説があり、1つは、通行人への警報のために、運転士が足で床下の鐘([[フートゴング]])を鳴らす音から来ており、もう1つは、[[車掌]]が[[運転士]]にあるいは運転士が車掌に合図を送るために鳴らしていた[[鐘]](あるいは[[発車ベル#車両の電鈴|ベル]])の音に由来する。鐘の音は以下のような意味で使用されていた。
188 ⟶ 192行目:
; サイドリザベーション
: [[File:Sapporo Streetcar sapporo station in front of street.JPG|thumb|札幌市電では、「都心線」として[[札幌駅前通]]上に軌道を再敷設する際、ダブル(デュアル)サイドリザベーション方式を採用した。]]'''サイドリザベーション'''は準専用軌道を道路の端に寄せて敷設し、歩道から直接軌道交通に乗降可能となるようにしている場合の呼称。歩行者に絶対的な安全を保障する敷設法であるが、反面、路側に停車したい車両が制限を受けるため、[[タクシー]]や[[荷役]]車両の多い[[繁華街]]では敬遠されがちである。日本でもそのようになっている区間はあったものの、敷設法としては普及していなかった<ref group="注">過去においては岡山市内を南北に貫く[[国道53号線]]の[[共同溝]]工事の際、[[岡山電気軌道]]の[[岡山電気軌道清輝橋線|清輝橋線]]の軌道を一時的に路肩に移設させた事例がある。{{Cite book|和書 |last=|author=西村幸格|first=|title=日本の都市と路面公共交通|date=2006-12-30|year=|publisher=学芸出版社|page=158|quote=|translator=|authorlink=|coauthors=|id=|isbn=4-7615-4078-8}}</ref>。近年徐々に需要が認められて採用される例が増えている。
: 軌道が複線の場合、上下線をまとめて道路の片側に寄せる'''シングルサイドリザベーション'''(熊本・鹿児島の駅前、[[宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線|宇都宮芳賀ライトレール線]]の[[宇都宮清原工業団地|清原工業団地]]内の区間など)と、上下線を道路の左右に振り分けて敷設する'''ダブル(デュアル)サイドリザベーション'''([[札幌市電]]都心線の[[札幌駅前通]]など)の二種類がある。札幌市電の[[ササラ電車]]は雪を進行方向左側にしか跳ね飛ばせないため、投雪場所の無いこの区間は軌道下[[ロードヒーティング]]で対応している。
<gallery>
File:Route408 Utsunomiya-LRT.jpg|シングルサイドリザベーションの例(宇都宮芳賀ライトレール線)
</gallery>
; センターポール
[[ファイル:Kinu Avenue0724.jpg|thumb|センターポール方式を採用した[[宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線|宇都宮芳賀ライトレール線]]の併用軌道区間]]
: センターリザベーションの路線において、上下線の軌道間に架線柱を立てる方式。道路脇の電柱や建物から架線を吊る方式(サイドポール(側柱)方式)に比べ景観が良くなる。鉄道線で採用の事例もある([[山手線]][[大塚駅 (東京都)|大塚駅]]など)。かつて電柱が多くなかった時代は、その必要性から一般的だったが、道路脇の電柱が増えるに従いセンターポールはみられなくなっていた。しかし景観を重視したまちづくりが全国的に広がりを見せるにつれ、主要街路の電線・電柱とともに架線を吊るすワイヤー等の構造物が道路上空に張り巡らされていることが嫌われるようになり、すっきりした都市空間をとりもどす目的に合致したセンターポールの採用が徐々に増えている<ref group="注">札幌市電の1994年(平成6年) 創成小学校前(現:資生館小学校前) - すすきの間の例がある</ref>。日本国内では、[[豊橋鉄道東田本線]]の駅前区間で、[[鹿児島市交通局#鹿児島市電|鹿児島市電]]および[[岡山電気軌道]]ではセンターリザベーション区間の大部分がセンターポール化されている。宇都宮芳賀ライトレール線では専用軌道を含めた大部分で採用している。
; サイドポール
: サイドポールは日本の既存路面電車の大多数が採用してきた架線柱設置方式。主に道路両側の路側または歩車道境界線付近に架線柱を立てるかまたは建造物を利用し、街路を横断するワイヤーや鉄骨等による跨道構造物を設置、そこから軌道上空に架線を懸下する場合が大半である。ほかに、センターリザベーションの場合に軌道と道路の境界に架線柱を立てる方式もある。また、単線区間のシングルポールは全てサイドポールに含まれる。空中のワイヤーや構造物、また路側の柱状構造物の数が増えるため、街路の景観を圧迫する要因とみなされることが多く、時として路面電車の主たる欠点の一つとして導入や存続を否定する主因とされることもある。
231 ⟶ 239行目:
* [[地表集電方式]]
* [[路面電車の走る街の一覧]]
**[[日本の路面電車一覧]]
* [[ヨーロッパのトラム]]
* [[交通弱者]]