「USエアウェイズ1549便不時着水事故」の版間の差分

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{{Redirect|ハドソン川の奇跡|本事故をもとにした映画|ハドソン川の奇跡 (映画)}}
{{Infobox Airliner incident
|name = [[USエアウェイズ]] 1549便<br/>(ハドソン川の奇跡)
|画像 = US Airways Flight 1549 (N106US) after crashing into the Hudson River (crop 2).jpg
|Image caption = 着水後の1549便
|Date = [[2009年]][[1月15日]]
|Type = [[バードストライク]]による両[[エンジン]]停止
|Site = {{Flagicon|USA}} [[ニューヨーク|ニューヨーク市]][[マンハッタン|マンハッタン区]][[ハドソン川]]
|Fatalities = 0
|Injuries = 5(重)<ref>[[NTSB]]による{{Citation | title=事故調査報告書 | url=http://www.ntsb.gov/ntsb/brief.asp?ev_id=20090115X73226}}</ref>
|Aircraft Type = [[エアバスA320|エアバスA320-214]]
|Operator = {{Flagicon|USA}} [[USエアウェイズ]](現:[[アメリカン航空]])
|Tail Number = N106US
|origin ={{Flagicon|USA}} [[ラガーディア空港]]
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|Survivors = 155(全員)
}}
'''USエアウェイズ1549便不時着水事故'''(USエアウェイズ1549びんふじちゃくすいじこ)は、[[2009年]][[1月15日]]午後3時30分頃([[東部標準時]]([[UTC-5]]))に、ニューヨーク発[[シャーロット (ノースカロライナ州)|シャーロット]]経由[[シアトル]]行きの[[USエアウェイズ]](現:[[アメリカン航空]])1549便が、[[ニューヨーク|ニューヨーク市]][[マンハッタン|マンハッタン区]]付近の[[ハドソン川]]に不時着水した[[航空事故]]である
 
離陸してから着水までわずか5分間での出来事であり、乗員・乗客全員が無事に生還したことから、当時[[ニューヨーク州知事]]であった[[デビッド・パターソン (政治家)|デビッド・パターソン]]は、この件を[[34丁目の奇跡 (1994年の映画)|34丁目の奇跡]]に因んで「'''ハドソン川の奇跡'''」(Miracle on the Hudson) と呼び称賛した<ref>[[朝日新聞]] 2009.01.16付 夕刊1面</ref><ref>{{Cite news|title=【NY旅客機事故】「ハドソン川の奇跡」 全員救助を導いた機長に称賛の声|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-16|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901161031010-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090210210557/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901161031010-n1.htm|archive-date=2009-02-10}}</ref>。
'''USエアウェイズ1549便不時着水事故'''(USエアウェイズ1549びんふじちゃくすいじこ)は、[[2009年]][[1月15日]]午後3時30分頃([[東部標準時]]([[UTC-5]]))に、ニューヨーク発[[シャーロット (ノースカロライナ州)|シャーロット]]経由[[シアトル]]行きの[[USエアウェイズ]](現:[[アメリカン航空]])1549便が、[[ニューヨーク|ニューヨーク市]][[マンハッタン|マンハッタン区]]付近の[[ハドソン川]]に不時着水した[[航空事故]]である。
 
「ハドソン川の奇跡」とも呼ばれている。
 
離陸してから着水までわずか5分間での出来事であり、乗員・乗客全員が無事に生還したことから、当時[[ニューヨーク州知事]]であった[[デビッド・パターソン (政治家)|デビッド・パターソン]]は、この件を「'''ハドソン川の奇跡'''」(Miracle on the Hudson) と呼び称賛した<ref>[[朝日新聞]] 2009.01.16付 夕刊1面</ref>。
 
== 事故当日のUSエアウェイズ1549便 ==
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* 使用機材:[[エアバスA320|エアバスA320-214]](機体記号N106US、[[1999年]]製造)
* 予定[[飛行計画|フライトプラン]]:ニューヨーク・[[ラガーディア空港]]発[[ノースカロライナ州]][[シャーロット・ダグラス国際空港]]経由[[ワシントン州]][[シアトル・タコマ国際空港]]行き
* [[コールサイン]]: CACTUS 1549(「CACTUS(カクタス)」はUSエアウェイズが2007年に[[アメリカウエスト航空]]と統合した際に引き継いだコールサイン。英語で「サボテン」を意味する。)
* [[コールサイン]]:カクタス1549(Cactus 1549)
* 乗務員:5名
** [[機長]]:[[チェズレイ・サレンバーガー]](Chesley "Sully" Sullenberger) 57歳 男性 元[[アメリカ空軍]][[大尉]]<ref name="産経ニュース">{{Cite news|title=【NY旅客機事故】「奇跡」が米国民の心に希望を点す|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-16|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901162028025-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090215015822/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901162028025-n1.htm|archive-date=2009-02-15}}</ref>
** [[副操縦士]]:ジェフリー・B・スカイルズ(Jeffrey B. Skiles) 49歳 男性<ref group="注釈">エアバス機での飛行経験が浅い。</ref>
** [[客室乗務員]]:3名(57歳女性・51歳女性・58歳女性)
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===ハドソン川へ===
: 当初、機長は空港への着陸を目指し、出発地のラガーディア空港か進行方向の延長上にある[[テターボロ空港]]への着陸を目指していたが、高度と速度が低すぎるため空港への着陸は不可能と判断し、市街地への墜落を防ぐため、ハドソン川への緊急着水を宣言した。
: これにより低高度でレーダーから消失してしまうため、空港管制は周囲の航空機へ1549便の目視チェックを要請し、観光ヘリ2機がこれに応じた。このヘリの乗客は、「映画の撮影かと思った。事故だと知らされて驚いた」と語っている{{要出典|date=2018-12}}。
: その後[[ジョージ・ワシントン・ブリッジ]]をギリギリで回避しながら高度を上げて減速し、着水間近に客室に対して「衝撃に備えて」とのみ伝えた。不時着まで数分の出来事のため、客室に詳細を伝える猶予はなかったが、アテンダントらは事情を察して客に最善の指示をした<ref name="seka">日本テレビ「世界一受けたい授業」2013/10/19放送 機長が出演し証言、着水時映像あり</ref>。<br/>
 
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===機体からの避難===
: それでも、事故当時は真冬であり、今季でも最低に近い気温-6℃・水温2℃<ref name=seka />という状況であった。無事着水して乗客が安堵したのもつかの間、損傷した後部から浸水が始まり、客室内にも浸水が始まった。乗客は機体沈没の恐怖に苛まれつつ、着水の{{要出典範囲|衝撃で停電|date=2018-12}}し真っ暗の中を緊急脱出して、身を切るような寒さに晒されることとなった。
: その中で、機長とアテンダントらは決められた手順に沿い行動した。機体後方のドアを使用せず機体前方へ誘導し、機内の毛布や救命胴衣を回収しつつ乗客へ配布し、逃げ遅れを防ぐべく機内を確認するなど不時着水という非常事態に冷静に対処した。特に機内の確認については機長が既に浸水が始まっていた機体後方まで機内に残っている乗客が居ないか2度確認に向かい、乗員乗客全員が脱出したのを確認してから機長も脱出した<ref>{{Cite news|title=【NY旅客機事故】「プロの仕事」英雄機長に喝采|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-17|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090117/amr0901170134001-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090212102541/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090117/amr0901170134001-n1.htm|archive-date=2009-02-12}}</ref>
 
===水没===
: 事故機は着水から約1時間後に水没した。機体は17日深夜に引き上げられたが、第2エンジンが不時着後に脱落してしまったため、この捜索だけで3日間も掛かった<ref>『[[メーデー!:航空機事故の真実と真相]]』シーズン9第1話「ハドソン川の奇跡」における調査官の証言より </ref>。機体は引き上げられてからしばらくはマンハッタン南部の[[バッテリー・パーク]]に置かれた<ref>{{Cite news|title=【NY旅客機事故】「ハドソン川のヒーロー」 改めて称賛 NY市長 |newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-17|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090117/amr0901171025009-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090218222020/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090117/amr0901171025009-n1.htm|archive-date=2009-02-18}}</ref>。
 
== 救助活動 ==
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当該機の着水地点は機長の判断通りに[[水上タクシー]]や[[観光船]]、[[マンハッタン島]]とニュージャージーを結ぶ[[水上バス]]のマンハッタン側の発着場に近く、また[[ニューヨーク市消防局]]や[[アメリカ沿岸警備隊]]の警戒船や[[消防艇]]が停泊する港に近かった。
 
偶然付近を航行中の通勤フェリーを操舵していたヴィンセント=ロンバーティが着水4分20秒後に現場に到着して即座に救助にあたり、後を追うように水上タクシーと沿岸警備隊や消防の船が救助活動にあたった。機内の捜索のための潜水要員も警察からヘリコプターで向かい、空気ボンベを外して6mの高さからダイブしている。乗客に向けてライフジャケットを投げる様子も見られた<ref>{{Cite news|title=NYハドソン川に旅客機墜落、乗客・乗員約150人以上 全員無事か|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-16|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160650004-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090121182610/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160650004-n1.htm|archive-date=2009-01-21}}</ref>
 
また、ニュージャージー側からも救助の船が駆けつけた。ニューヨークの中心部であるマンハッタン島に近く、迅速に活動できる船舶が多かったことも、機体が沈んでしまう前に全乗員乗客の避難を完了させることにつながった。[[在ニューヨーク日本国総領事館]]は、当日中に搭乗していた邦人2人の生存を確認している<ref>{{Cite news|title=【NY旅客機事故】乗員・乗客全員救助、邦人2人も無事 テロと無関係と米政府|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-16|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160936009-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090217030028/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160936009-n1.htm|archive-date=2009-02-17}}</ref>
 
== 事故調査 ==
当初は航空機を狙ったテロだと考えられていたが、[[アメリカ合衆国国土安全保障省]]によってそれは否定された<ref>{{Cite news|title=【NY旅客機事故】「テロとの関連性ない」米国土安全保障省|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-16|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160704005-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090301094407/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090116/amr0901160704005-n1.htm|archive-date=2009-03-01}}</ref>。
事故の原因は、エンジンに複数の[[カナダガン]]が吸い込まれたことである。このカナダガンは成長した大型(最低でも4kg)のものだった。これによりエンジン内部のコンプレッサー部分が致命的なダメージを受けたため、エンジンを再起動できなかった。ただし、回収されたフライト・データ・レコーダーの解析では、右エンジンはフレーム・アウトしたが左エンジンは完全にはフレーム・アウトせず、このため飛行速度が低かったもののウィンドミル状態<ref group="注釈">相当の飛行速度を要する</ref>に近く、付随する[[オルタネーター]]が操縦等に必要な電力を賄える程度の回転数は保たれていた事が確認された<ref group="注釈">ただし、[[エンジン計器・乗員警告システム|EICAS]]がその際に誤まった値をレコーダーへ記録したため、実際にエンジンが発見されて調査されるまでは、事故調査官たちは左エンジンが動いていたと考えていた</ref>。
 
事故の原因は、エンジンに複数の[[カナダガン]]が吸い込まれたことである。このカナダガンは成長した大型(最低でも4kg)のものだった。これによりエンジン内部のコンプレッサー部分が致命的なダメージを受けたため、エンジンを再起動できなかった。ただし、回収されたフライト・データ・レコーダーの解析では、右エンジンはフレーム・アウトしたが左エンジンは完全にはフレーム・アウトせず、このため飛行速度が低かったもののウィンドミル状態<ref group="注釈">相当の飛行速度を要する</ref>に近く、付随する[[オルタネーター]]が操縦等に必要な電力を賄える程度の回転数は保たれていた事が確認された<ref group="注釈">ただし、[[エンジン計器・乗員警告システム|EICAS]]がその際に誤った値をレコーダーへ記録したため、実際にエンジンが発見されて調査されるまでは、事故調査官たちは左エンジンが動いていたと考えていた</ref>。
 
エンジン停止後、機長は当時のチェックリスト内では優先度が低かった[[補助動力装置|APU]]の起動を即座に行った。次に操縦を交代し、副操縦士はQRH(クイック・リファレンス・ハンドブック)を開き、エンジン停止時の対処を始めたが、このチェックリストは機体が高度2万フィート以上にいる場合の想定で作られていたため、とても長く、全項目を完了させるには時間が足りなかった。また、パイロット達は、エンジンが再始動不可能なまでに致命的に損傷していたことを把握できていなかった。
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緊急着水の項目は最後のページに書かれていたため、同機に搭載されていた浸水を防ぐための[[与圧]]用リリーフバルブを強制的に閉じるスイッチが押されることはなかった。一方、APUの起動が早かったことが功を奏し、飛行制御コンピューターへの電力は失われずに済んだ。これがパイロットの操作を補助したことにより失速を回避し、搭乗者の生存率を上げていた。
 
事故調査の過程で米[[国家運輸安全委員会]]が行った[[フライトシミュレーション]]では、エンジン停止後にすぐに空港へ引き返していた場合は、緊急着陸は可能だったことが判明している。しかし、「シミュレーション中にパイロットが行った即時の旋回は、鳥の衝突を認識して一連の行動を決定するために必要な時間遅延などの現実世界の考慮事項を反映または考慮していなかった。 」とし、シミュレーションは非現実的なものとした。実際には、事故機のパイロットたちは訓練通りQRHを実施し、また管制官の指示を受けて空港への引き返しを始めた時にはエンジンが停止してから既に30〜40秒ほど経過していた。そこで、35秒の遅延時間を挿入し再度シミュレーションを実施したところ、これに参加したパイロットたち全員が空港到着前に機体を墜落させる結果となった。中には市街地に墜落したパターンもあり、地上の被害も出ていた可能性も示唆された。
 
以上のことから、委員会は最終的に、機長が正しい決定を行ったと判断した<ref name=dodd>{{cite magazine |last=Dodd |first=Johnny |date=September 19, 2016 |title=After the Miracle |magazine=[[People (magazine)|People]] |pages=87–88}}</ref>。
 
== その後 ==
[[File:機体移送完了のカロライナス航空博物館でのパーティーでのサレンバーガー機長.jpg|thumb|[[:en:Carolinas Aviation Museum|カロライナス航空博物館]]で2011年6月11日に開かれた、元乗員・元乗客ほか数百人を招待した移送完了パーティーでのサレンバーガー元<ref group="注釈">撮影当時、既に退役済み</ref>機長(中央で手前を向く白髪の人物)。]]
[[File:移送完了パーティーでのサレンバーガー機長とSkiles副操縦士.jpg|thumb|パーティーでのスカイルズ副操縦士(左)とサレンバーガー元機長(右)。]]
 
サレンバーガー機長は様々な表彰を受け、事故の5日後に行われた[[2009年バラク・オバマ大統領就任式|オバマ大統領の就任式]]にも招待された。
 
* [[2009年]][[10月1日]]、サレンバーガー機長は事故を起こした1549便と同じ路線で操縦士として復帰した。機長の復帰フライトでは事故当日と同じスカイルズが副操縦士を務め、事故機の乗客のうち4名が搭乗した。サレンバーガー機長が機内アナウンスで自己紹介を行うと、客室内では拍手と歓声がわき起こった。機体は事故の1年後にオークションにかけられた。
 
* [[2010年]][[3月3日]]、サレンバーガー機長は30年間にわたる現役パイロットとしての乗務を終えた。ラストフライトも1549便と同じスカイルズ副操縦士とともに行った<ref>{{Cite news|title=「ハドソン川の奇跡」の機長が引退|newspaper=MSN産経ニュース|date=2010-03-04|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/100304/amr1003040935004-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20100307224058/http://sankei.jp.msn.com/world/america/100304/amr1003040935004-n1.htm|archive-date=2010-03-07}}</ref>。
機体は事故の1年後にオークションにかけられた。
 
* [[2011年]][[6月4日]]、[[:en:Carolinas Aviation Museum|カロライナス航空博物館]]へ航空機の移送が開始され<ref>[http://www.cnn.co.jp/usa/30002978.html 「ハドソン川の奇跡」の不時着機、博物館へ移送]cnn.co.jp、2011年6月6日閲覧</ref>、同年6月11日に元機長を含めた元乗員、元乗客などを招待したパーティーが博物館で開かれた<ref>[http://manhattan.ny1.com/content/top_stories/140818/carolina-aviation-museum-holds-reception-for-flight-1549-arrival  Carolina Aviation Museum Holds Reception For Flight 1549 Arrival] NY1 News 2011年6月12日</ref>
[[2010年]][[3月3日]]、サレンバーガー機長は30年間にわたる現役パイロットとしての乗務を終えた。
 
* 2012年1月15日 元乗客に対して博物館で展示されている飛行機の機内が公開され、元乗客が自らが座っていた座席の今を確認することが出来た。なお、機体は今も一般公開されているが、機内については一般公開されていない。
[[2011年]][[6月4日]]、[[:en:Carolinas Aviation Museum|カロライナス航空博物館]]へ航空機の移送が開始され<ref>[http://www.cnn.co.jp/usa/30002978.html 「ハドソン川の奇跡」の不時着機、博物館へ移送]cnn.co.jp、2011年6月6日閲覧</ref>、同年6月11日に元機長を含めた元乗員、元乗客などを招待したパーティーが博物館で開かれた。<ref>[http://manhattan.ny1.com/content/top_stories/140818/carolina-aviation-museum-holds-reception-for-flight-1549-arrival Carolina Aviation Museum Holds Reception For Flight 1549 Arrival] NY1 News 2011年6月12日</ref>
 
2012年1月15日 元乗客に対して博物館で展示されている飛行機の機内が公開され、元乗客が自らが座っていた座席の今を確認することが出来た。なお、機体は今も一般公開されているが、機内については一般公開されていない。
* 当時、アメリカは[[金融危機]]により重苦しい雰囲気が漂っていたが、この事故をうけ国民に希望をともした様子も見られた{{R|"産経ニュース"}}。
* また、この事故から間もない2009年1月17日、[[東京国際空港|羽田空港]]への着陸態勢に入った[[北九州空港]]発羽田行き[[スターフライヤー]]84便(同型機)が着陸進入中にバードストライクを受け左翼高揚力装置が破損する事故が発生している。当該機も定刻通りに着陸し、乗客乗員全員が無事であった<ref>{{Cite news|title=羽田でバードストライク 鳥がエアバスに衝突|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-01-18|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090118/dst0901180113002-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090121235310/http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090118/dst0901180113002-n1.htm|archive-date=2009-01-21}}</ref>。
 
==CVRの記録==
【】内は英語の原文で、15時27分50秒の#は不明瞭な発言を示す。交信などで便名が間違っているものもあるが、そのまま示してある。また、一部省略した部分もある<ref name="CVR">{{cite web|title=US Airways Flight 1549's CVR|url=https://www.tailstrike.com/150109.htm|accessdate=30 August 2018}}</ref>。日本語のサイトではカクタスをサボテンと表記するものもある<ref>{{Cite news|title=米ハドソン川不時着機と管制の主なやりとり|newspaper=MSN産経ニュース|date=2009-02-06|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090206/amr0902061514021-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090211113722/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090206/amr0902061514021-n1.htm|archive-date=2009-02-11}}</ref>。なお、これらの記録は[[連邦航空局]]が2009年2月5日に発表したものがある<ref>{{Cite news|title=「ハドソン川に着水する」 ハドソンの奇跡交信記録公表|newspaper=[[MSN産経ニュース]]|date=2009-02-06|url=http://sankei.jp.msn.com/world/america/090206/amr0902061011012-n1.htm|access-date=2022-09-03|archive-url=https://web.archive.org/web/20090209084543/http://sankei.jp.msn.com/world/america/090206/amr0902061011012-n1.htm|archive-date=2009-02-09}}</ref>。
 
{| class="wikitable"
!style="width:7em8em"|時間
!style="width:5em6em"|発言者
!発言内容
|-
| 15時26240054秒 || 飛行場管制 || カクタス1549、ニューヨーク出発管制です、レーダー識別しました、15,000フィートまで上昇せよ滑走路4からの離陸を許可【Cactus fifteen forty nine New York departure radar contact, climb andrunway maintainfour oneclear fivefor thousandtakeoff.】
|-
| 15時26240356秒 || 交信(機長) || 15,000フィート、カクタス1549、離陸許可maintain one five thousand Cactus fifteen forty nine clear for takeoff.】
|-
| 15時25分09秒 || 副操縦士 || TO/GA【TO/GA.】
|-
| 15時25分10秒 || 機長 || TO/GAに設定【TO/GA set.】
|-
| 15時25分20秒 || 機長 || 80ノット【eighty.】
|-
| 15時25分21秒 || 副操縦士 || 確認【checked.】
|-
| 15時25分33秒 || 機長 || V<sub>1</sub>、ローテート【V one, rotate.】
|-
| 15時25分38秒 || 機長 || ポジティブ・レート【positive rate.】
|-
| 15時25分39秒 || 副操縦士 || ギア・アップ【gear up please.】
|-
| 15時25分39秒 || 機長 || ギア・アップ【gear up.】
|-
| 15時25分45秒 || 飛行場管制 || カクタス1549、ニューヨーク出発管制と交信を、さよなら【Cactus fifteen forty nine contact New York departure, good day.】
|-
| 15時25分48秒 || 交信(機長) || さよなら【good day.】
|-
| 15時25分49秒 || 副操縦士 || ヘディング・セレクトに設定【heading select please.】
|-
| 15時25分51秒 || 交信(機長) || カクタス1549、高度700フィートから5,000フィートへ上昇中【Cactus fifteen forty nine, seven hundred, climbing five thousand.】
|-
| 15時26分00秒 || 出発管制 || カクタス1549、ニューヨーク出発管制です、レーダー識別しました、15,000フィートまで上昇せよ【Cactus fifteen forty nine New York departure radar contact, climb and maintain one five thousand.】
|-
| 15時26分03秒 || 交信(機長) || 15,000フィート、カクタス1549【maintain one five thousand Cactus fifteen forty nine.】
|-
| 15時26分07秒 || 機長 || 15,000フィートへ【fifteen.】
|-
| 15時26分08秒 || 副操縦士 || 15,000フィートへ上昇【fifteen. climb.】
|-
| 15時26分10秒 || 機長 || 上昇高度セット【climb set.】
|-
| 15時26分16秒 || 副操縦士 || フラップを1へ【and flaps one please.】
120 ⟶ 156行目:
| 15時26分42秒 || 副操縦士 || ええ【yeah.】
|-
| 15時26分52秒 || 副操縦士 || フラップ格納、離陸後チェックリスト【flaps up please, after takeoff checklist.】
フラップ格納、離陸後チェックリスト【flaps up please, after takeoff checklist.】
|-
| 15時26分54秒 || 機長 || フラップ格納【flaps up.】
129 ⟶ 164行目:
| 15時27分10秒 || 機長 || 鳥だ【birds.】
|-
| 15時27分11秒 || 副操縦士 || うわっ【whoa.
|-
! 15時27分11秒|| colspan="2" | 《鳥と衝突》
|-
| 15時27分12秒 || 副操縦士 || ああ、くそ【oh #.】
|-
| 15時27分13秒 || 機長 || ああ、参ったな【oh yeah.】
|-
| 15時27分14秒 || 副操縦士 || まずいぞ【uh oh.】
|-
| 15時27分15秒 || 機長 || 1基の推力-両方の推力が低下している【we got one rol- both of 'em rolling back.】
143 ⟶ 186行目:
| 15時27分28秒 || 機長 || QRHの...両エンジンの喪失を【get the QRH... loss of thrust on both engines.】
|-
| 15時27分32秒 || 交信(機長 || [[メーデー (遭難信号)|メーデー]]、メーデー、メーデー。カクタス1539、バードストライクにより両エンジンの全推力を喪失した、ラガーディアに戻りたい【mayday mayday mayday. uh this is uh Cactus fifteen thirty nine hit birds, we've lost thrust (in/on) both engines we're turning back towards LaGuardia.】
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| 15時27分42秒 || 出発管制 || OK、あー、ラガーディアへ引き返す必要があるのですね?左旋回方位220【ok uh, you need to return to LaGuardia? turn left heading of uh two two zero.】
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| 15時27分46秒 || 交信(機長) || 220【two two zero.】
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| 15時27分50秒 || 副操縦士 || 燃料が残っている場合、エンジン・モード・セレクターをイグニッションへ、#イグニッション【if fuel remaining, engine mode selector, ignition. #ignition.】
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| 15時27分54秒 || 機長 || イグニッション【ignition】
157 ⟶ 200行目:
| 15時27分58秒 || 機長 || アイドル【idle.】
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| 15時28分02秒 || 副操縦士 || 再点火始動に適切な対気速度 - 300ノット。足りません【airspeed optimum relight. three hundred knots. we don't have that.】
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| 15時28分05秒 || 機長 || ダメだな【we don't.】
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| 15時28分05秒 || 出発管制 || カクタス1529、滑走路13に着陸出来ますか?【Cactus fifteen twenty nine, if we can get it for you do you want to try to land runway one three?】
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| 15時28分05秒 || 副操縦士 ||もし390なら…【if three nineteen-】
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| 15時28分10秒 || 交信(機長 || 無理だ、ハドソン川に降りるかもしれない【we're unable. we may end up in the Hudson.】
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| 15時28分14秒 || 副操縦士 || 緊急電力... 緊急発電機、作動しません【emergency electrical power... emergency generator not online.】
179 ⟶ 222行目:
| 15時28分31秒 || 管制官 || 了解、カクタス1549、左に旋回して滑走路31ならどうですか【arright Cactus fifteen forty nine its gonna be left traffic for runway three one.】
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| 15時28分35秒 || 交信(機長) || 無理だ【unable】
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| 15時28分36秒 || 出発管制 || OK、どこに降りたい?【okay, what do you need to land?】
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| 15時28分4637秒 || 管制副操縦士 || カクタス1529、左に旋回して滑走路4なら13に降りてほしいようです Cactus(he fifteenwants (twentyus) nineto runwaycome four'sin availableand ifland youon wanna make left traffic toone runwaythree...for fourwhatever.】
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| 15時28分45秒 || 副操縦士 ||FAC1をオフにして、オンにする 【FAC one off, then on.】
| 15時28分49秒 || 交信 || どの滑走路にも降りられない。右にあるのはニュージャージーのテターボロか?【I'm not sure we can make any runway. uh what's over to our right anything in New Jersey maybe Teterboro?】
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| 15時29282146秒 || 出発管制 || カクタス1529、左に旋回方位280、テターボロのして滑走路1へ着陸できる4なら【Cactus fifteen (twenty) nine turnrunway rightfour's twoavailable eight zero,if you canwanna landmake runwayleft onetraffic atto runway Teterborofour.】
| 15時28分55秒 || 管制 ||
|-
| 15時28分49秒 || 交信(機長) || どの滑走路にも降りられない。右にあるのはニュージャージーのテターボロか?【I'm not sure we can make any runway. uh what's over to our right anything in New Jersey maybe Teterboro?】
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| 15時28分55秒 || 出発管制 ||
OK、ええ、右側にあるのは[[テターボロ空港]]【ok yeah, off your right side is Teterboro airport.】
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| 15時29分00秒 || 副操縦士 ||30秒経過、再点火始動しません、エンジン・マスター1と2を確認 【no relight after thirty seconds, engine master one and two confirm-】
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| 15時29分02秒 || 出発管制 || テターボロへ向かいますか?【you wanna try and go to Teterboro?】
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| 15時29分03秒 || 交信(機長) || はい【yes.】
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| 15時29分07秒 || 副操縦士 || ...オフに【...off.】
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| 15時29分07秒 || 機長 || オフ【off.】
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| 15時29分10秒 || 副操縦士 || 30秒待機【wait thirty seconds.】
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| 15時29分11秒 || 機内放送 || 機長です、衝撃に備えてください【this is the Captain brace for impact.】
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| 15時29分16秒 || 副操縦士 || エンジン・マスター2を再点火始動位置に【engine master two, back on.】
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| 15時29分18秒 || 機長 || 再始動位置【back on.】
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| 15時29分19秒 || 副操縦士 ||再始動【on.】
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| 15時29分21秒 || 出発管制 || カクタス1529、右旋回方位280、テターボロの滑走路1へ着陸できる【Cactus fifteen twenty nine turn right two eight zero, you can land runway one at Teterboro.】
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| 15時29分21秒 || 副操縦士 || これで全部ですか?1番を再始動しますか?【is that all the power you got? * (wanna) number one? or we got power on number one.】
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| 15時29分25秒 || 交信(機長) || 無理だ【we can't do it.】
| 15時29分21秒 || 管制 || カクタス1529、右旋回方位280、テターボロの滑走路1へ着陸できる【Cactus fifteen twenty nine turn right two eight zero, you can land runway one at Teterboro.】
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| 15時29分2526秒 || 交信機長 || 無理だああ、1番を試せwego can'tahead, dotry itnumber one.】
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| 15時29分27秒 || 出発管制 || OK、テターボロのどの滑走路に着陸したい?【kay which runway would you like at Teterboro?】
OK、テターボロのどの滑走路に着陸したい?【kay which runway would you like at Teterboro?】
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| 15時29分28秒 || 交信(機長 ||ハドソン川に降りる 【we're gonna be in the Hudson】
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| 15時29分33秒 || 出発管制 || カクタス、もう一度お願いします【I'm sorry say again Cactus?】
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| 15時29分36秒 || 副操縦士 || 再始動します【I put it back on.】
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| 15時29分48秒 || 副操縦士 || フラップ出しますか?【flaps out?】
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| 15時29分53秒 || 出発管制 || カクタス1549、レーダーから消失、2時の方向7マイル先に[[ニューアーク空港]]がある【Cactus fifteen forty nine radar contact is lost you also got Newark airport off your two o'clock in about seven miles.】
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| 15時30分01秒 || 副操縦士 || フラップ展開【got flaps out.】
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| 15時30分09秒 || 副操縦士 || どちらの推力もない、別の方を試しますか?【got no power on either one? try the other one】
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| 15時30分11秒 || 機長 || のを試せ【try the other one】
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| 15時30分14秒 || 出発管制 || カクタス1529、聞こえますか?【Cactus fifteen twenty nine uh, you still on?】
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| 15時30分16秒 || 副操縦士 || 150ノット【hundred and fifty knots.】
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| 15時30分21秒 || 機長 || 他に方法は?【got any ideas?】
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| 15時30分22秒 || 出発管制 || カクタス1529、できるならあー....2時の方向7マイル先のニューアーク滑走路2に着陸できる【Cactus fifteen twenty nine if you can uh....you got uh runway uh two nine available at Newark it'll be two o'clock and seven miles.】
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| 15時30分23秒 || 副操縦士 || ありません【actually not.】
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=== 映画 ===
* [[ハドソン川の奇跡 (映画)|ハドソン川の奇跡]](原題:''[[:en:Sully (film)|Sully]]'') - 2016年の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の映画。監督は[[クリント・イーストウッド]]が監督を務めた<ref>{{cite news|url=httphttps://natalie.mu/eiga/news/180121|title=C・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」9月公開、乗客を救った機長役はT・ハンクス|newspaper=映画ナタリー|date=2016-03-17|accessdate=2016-03-18}}</ref>。
 
== 脚注 ==
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; 他の不時着水事故
:* [[アエロフロート機ネヴァ川不時着水事故]]
:* [[パンアメリカン航空006便不時着水事故]]
:* [[キャセイ・パシフィック航空機撃墜事件]]
:*[[ALM 980便不時着水事故]]
:*[[リーブ・アリューシャン航空69便不時着事故]]
:* [[ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故|ガルーダ・インドネシア航空421便不時着水事故]] - エンジン停止後、エンジン再始動操作に時間と電力を費やしてしまったため、バッテリーの不具合もあってAPUを起動する直前に全電力を喪失。結果的に客室乗務員1名が命を落とすことになったが、パイロットたちが機体姿勢を水平に保ちながら[[ソロ川]]へと着水させたため、機体は分断されずに済み、乗客に犠牲者はなかった。
:* [[エチオピア航空961便ハイジャック墜落事件]] - ハイジャックされた[[エチオピア航空]]の[[ボーイング767|767型機]]が燃料切れで[[コモロ諸島]]の海岸近くに不時着水した事故。この事故では機体が左に傾いたため、着水後に機体が横転してバラバラになってしまい、乗員乗客175名の内123名が死亡する惨事になった。
 
; バードストライクによる主な事故
:* [[オーバーシーズ・ナショナル・エアウェイズ032便大破事故]]
:* [[ウラル航空178便不時着事故]]
:* [[エチオピア航空604便不時着事故]]
 
== 外部リンク ==
{{commonscat|US Airways Flight 1549}}
* [http://www.usairways.com/ US Airways]
* [httphttps://edition.cnn.com/2009/US/01/15/new.york.plane.crash/index.html Airplane crash-lands into Hudson River] - CNN
* [httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/accidents/2558539/?pid=3689409 NYハドソン川に旅客機不時着、乗員・乗客に死者はなし 2009年01月16日 06:45 発信地:ニューヨーク/米国] - AFP
* [httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/disaster/2559560/?pid=3696934 ハドソン川に不時着のUSエアウェイズ機、引き揚げ作業終了 2009年01月18日 20:33 発信地:ニューヨーク/米国] - AFP
* [httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/accidents/2559780/?pid=3699652 米不時着機のブラックスボックス回収、鳥が事故原因の可能性高まる 2009年01月19日 10:14 発信地:ニューヨーク/米国] - AFP
* [httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/accidents/2568644/?pid=3759446 『ハドソン川の奇跡』の交信記録公開、機長は終始冷静 2009年02月06日 14:36 発信地:ワシントンD.C./米国] - AFP
 
{{2009年の航空事故一覧}}
320 ⟶ 382行目:
 
{{Normdaten}}
 
{{DEFAULTSORT:USえあうえいす1549ひんふしちやくすいしこ}}
[[Category:USエアウェイズの航空事故|1549ひんふしちやくすいしこ]]
[[Category:アメリカ合衆国ニューヨーク州で発生した航空事故]]
[[Category:エアバスA320による航空事故]]
[[Category:バードストライクによる航空事故]]
[[Category:2009年の航空事故]]
[[Category:2009年のアメリカ合衆国]]
[[Category:バードストライクによる航空事故アメリカ合衆国の災害 (1990年-)]]
[[Category:ニューヨーク市マンハッタンの歴史]]
[[Category:マンハッタンの交通]]
[[Category:アメリカン航空]]
[[Category:ハドソン川]]
[[Category:2009年1月]]
[[Category:アメリカ合衆国の災害 (1990年-)]]