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| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 製作費 = 51.5億円<ref>{{Cite web
| 興行収入 = 24.7億円<ref>{{Cite web
| 前作 =
| 次作 =
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『'''かぐや姫の物語'''』(かぐやひめのものがたり)は、『[[竹取物語]]』を原作とした[[スタジオジブリ]]制作の[[日本]]の[[アニメーション映画]]。監督は[[高畑勲]]が務め、[[2013年]][[11月23日]]に公開された。
高畑による監督作品は[[1999年]]の『[[ホーホケキョ となりの山田くん]]』以来、14年ぶりとなる。高畑は本作公開から4年半後の2018年4月5日に死去し、本作が
== 概要 ==
日本のアニメ映画としては破格
== あらすじ ==
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== 登場人物 ==
※かぐや姫を除き、作中の登場順。読み仮名は公式サイトに基づく<ref>[http://www.kaguyahime-monogatari.jp/character.html かぐや姫の物語 登場人物]、『かぐや姫の物語』公式サイト、2014年3月9日閲覧。</ref>。
; {{Anchors|かぐや姫}}かぐや姫(かぐやひめ)
: 声 - [[朝倉あき]] / [[内田未来]](幼少期)
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: 光るタケノコの中から現れた{{Efn|プロデューサーの西村義明によると、竹の幹ではなくタケノコから出現する設定なのは、高畑勲が「なぜ竹が光るのか」という点に納得のいく説明を求めた結果である。「タケノコから出る光が竹に当たった」という解釈により、この描写になった<ref name="web3">[http://animestyle.jp/2014/02/07/6850/ 西村義明プロデューサーインタビュー第3回 コンテ作業の長い旅] ウェブアニメスタイル「特集 アニメーションとしての『かぐや姫の物語』</ref>。}}ときには、手に乗るほどの大きさの幼い姫の姿であったが、まもなく(その日のうちに)普通の赤子に変じた。翁と媼からは一貫して「姫」と呼ばれる{{Efn|絵コンテや坂口理子のノベライズ版では、台詞・地の文(ト書き)を問わず、カタカナで「ヒメ」と記した箇所が多数存在する。}}。約半年あまりで少女{{Efn|絵コンテには都に行く直前「12歳くらい」と記載がある<ref>『絵コンテ全集』p.201</ref>。}}に成長した。その成長ぶりに木地師の子どもたちからは「タケノコ」と呼ばれるようになり、都に行く前には自らも称する場面がある。
: 裳着の際には成人貴族の化粧([[お歯黒]]・[[引眉]])を拒んだが、披露目の宴から脱走した事件の後はそれを受け入れた。しかし、公達を退散させたあとにお歯黒をぬぐい去り、眉も元に戻している{{Efn|これらの描写について高畑勲は「(眉が元に戻るのは)かぐや姫の晴れ晴れした気持ちを見せたいからでめちゃくちゃです。お歯黒だってあんなに簡単には取れませんよ」とインタビューで述べている<ref>『ロマンアルバム エクストラ かぐや姫の物語』p.162</ref>。}}。都暮らしには十分馴染まず、慰みとして屋敷の裏庭で草花を育て故郷を模した[[箱庭]]を作ったりしたが、石上中納言の訃報を聞いたときに「偽物(の野山)」だと破壊した。
: 御門からの出仕の命には翁に対して、拒否が御門の命に背くなら自分を殺してほしい、(御門が授けるとした)[[官位]]が翁の幸せになるなら、御門のところ
: 基本的に奥ゆかしく過ごす深窓の令嬢的な原作の姫とは違って姫君であることの窮屈さを嫌うようなお転婆な面がたびたび描かれており、また原作の最後にある帝に対して想いを寄せて和歌と不死の薬を残す場面などもない。
; {{Anchors|翁}}翁(おきな)
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; {{Anchors|御門}}御門(みかど)
: 声 - [[中村七之助 (2代目)|中村七之助]]
: 下顎の尖った容貌をしている<ref>{{Cite news|url=https://www.excite.co.jp/
: 5人の公達の求婚を拒んだかぐや姫は自分の元に来たがっていると考え、姫の出仕と翁への官位の授与を命じる。姫が出仕を断ったため、自ら忍びで翁の屋敷を訪れ、姫を連れ去ろうとした。
: 原作ではこのあと約3年にわたってかぐや姫と文のやりとりをするがその下りは本作にはなく、月からの迎えが来るときに警護の兵を翁の屋敷に遣わせたり、かぐや姫が形見に残した「不老不死の薬」を燃やさせたりしたエピソードも用いられていない。姫が月に帰るときには4人の公達(死亡した石上中納言以外)と月見をしていた。
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『[[ゲド戦記 (映画)|ゲド戦記]]』公開後の2006年に企画が再開し、[[西村義明]]が担当に加わる{{R|michi|monogatari}}<ref name="cro">「西村Pの制作クロニクル」『美術手帖』2014年1月号、p.63</ref>。鈴木敏夫は新たな企画として[[山本周五郎]]の『柳橋物語』を提示し、2007年に初めて田辺はキャラクターの絵を描いたが、高畑は絵を評価しながらもこの絵では映画(長編アニメーション)を作れず、自分はやるつもりはないと拒否、自ら[[赤坂憲雄]]の『子守り唄の誕生』をベースとした企画を提案した{{R|michi|monogatari|web2}}{{Efn|高畑は2006年に刊行された[[講談社学術文庫]]版の『子守り唄の誕生』に解説を寄稿しており、その中で「『子守り唄の誕生』を読んだとき、これを原作として、まず映像の企画として検討しなければと思った。それにどういう意味や困難があるか考えもしないうちに。」と記している(同書p.229)。}}。この企画には1年以上が費やされ、その間に高畑は監督を引き受けることを了承したものの、映画化は困難という結論になる{{R|michi|monogatari|web2|cro}}{{Efn|ただし、この企画で描かれた子どもや赤ん坊のキャラクターは、本作前半の描写に生かされることになる{{R|michi|monogatari}}。}}。2008年春、再度『竹取物語』に企画が戻り、同年5月8日に正式に決定した{{R|michi|web2|cro}}。しかし、準備用の絵の作業が進まず最初の担当者が降板した{{R|michi|monogatari}}{{Efn|担当者だった岸本卓の回想では、プロデューサー的な立場ながら実際には高畑の話し相手でしかないことに「もう嫌だ、こんなことで人生を浪費して死んでいくなんて」と、高畑から逃げたいと考えていたという<ref name="nozaki"/>。}}。残った西村は脚本を先に作ることにする{{R|michi|monogatari}}。西村の知人の脚本家{{Efn|『ロマンアルバムエクストラ かぐや姫の物語』の西村へのインタビューでは[[櫻井圭記]]とされている(p.166)。}}により2009年2月に初稿が完成するが高畑の意向と合わず、次いで高畑自身が執筆に当たったものの進捗が遅かったため、[[坂口理子]]を加えて検討が進められ、10月に準備稿が完成した{{R|michi|monogatari|cro}}。この準備稿により、スタジオジブリでの制作が正式に決まる{{R|michi|monogatari}}。これに前後して、9月29日に「準備室」がジブリ本体が入る第1スタジオの一角に開設され、12月より田辺修による絵コンテ作業が開始された{{R|michi|monogatari|cro}}。
この間、2009年10月に高畑の新作映画が『竹取物語』を原作にしたものであることが報じられ<ref>[
2010年4月に坂口による修正が入った準備稿が作られ、関係者の間で高い評価を得る{{R|monogatari}}。6月に[[東小金井駅]]南側に専用スタジオが開設され、同月には美術監督として[[男鹿和雄]]の参加が決まる{{R|michi|monogatari}}。だがその後も、田辺と高畑による絵コンテの進行は依然として遅かった。停滞打破に向けて[[パイロット版|パイロットフィルム]]制作が鈴木敏夫から社命として下り、2011年に完成したが、長編映画になりうるかという点での社内の評価は厳しかった{{R|cro}}。次の手段として、キャラクターのイメージを得ることも目的に、台詞の[[プレスコ]]を実施することとなる。最初のプレスコは2011年8 - 9月に実施された{{R|cro}}{{Efn|プレスコは2012年にも実施されている<ref>[http://www.fukuoka-navi.jp/cinema/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8C%E3%81%8B%E3%81%90%E3%82%84%E5%A7%AB%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8D%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC/ 映画『かぐや姫の物語』トークショー] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20160926220241/http://www.fukuoka-navi.jp/cinema/%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%81%90%e3%82%84%e5%a7%ab%e3%81%ae%e7%89%a9%e8%aa%9e%e3%80%8d%e3%83%88%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%bc/ |date=2016年9月26日 }} - Fukuokaナビ</ref><ref>[
[[2012年]]2月にはさらに広い「第7スタジオ」に制作拠点を移動{{R|michi|monogatari|cro}}。2012年12月13日に『風立ちぬ』と同日に劇場公開<ref>{{Cite web
鈴木敏夫は本作について、作品自体だけでなく、外注のみというスタッフ編成や資金集めまで含めて「実験をやりたかった」という意図があったと公開後に述べている<ref name="suzukip230">『仕事道楽 新版』p.230</ref>。このため、西村義明からジブリスタッフによる支援要請が来ても鈴木は断り続けたという{{R|suzukip230}}。また、製作遅延が深刻化した折には西村に「大事なのはどっちだ?作品か、高畑さんか」と問いかけ、西村が作品の公開だと返答すると、それなら高畑解任(も選択肢)だと話したことを明かしている<ref>『仕事道楽 新版』p.231</ref>。
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=== 音楽 ===
音楽は2012年の発表では[[池辺晋一郎]]の担当とされたが、2013年に入ってから[[久石譲]]に変更された<ref name="tower20131113">{{cite news|title = タワーレコード - ニュースリリース - 高畑勲監督作、久石譲音楽の美しいサントラ『かぐや姫の物語』 |url = https://tower.jp/article/feature_item/2013/11/13/0110|publisher = [[タワーレコード]]|date = 2013年11月13日| accessdate = 2013年11月23日}}</ref>。『[[風の谷のナウシカ (映画)|風の谷のナウシカ]]』で久石を起用したのは高畑であり、その後も長年にわたり[[宮崎駿]]作品に参加している久石だったが、高畑監督作品に参加するのは初めてだった<ref>{{Cite web|和書|url=
=== キャスティング ===
本作でもジブリアニメ作品の多くにみられるように一般芸能人を多数起用しているが、その1人である[[地井武男]]にとっては本作が遺作となった<ref name="oricon20130917">{{cite news|title = 地井武男さん、高畑勲監督最新作『かぐや姫の物語』に声の出演 |url = https://www.oricon.co.jp/news/2028740/full/|publisher = [[オリコン]]|date = 2013年9月17日| accessdate = 2013年11月23日}}</ref>。地井の担当した台詞の収録は、作画完成前に声を吹き込む[[プレスコ]]形式を採用していたために2011年には終了しており、体調を崩す前の演技が確認できる{{R|oricon20130917}}。ほとんどのシーンは地井が担当したが、彼の死後の完成間近に台詞の変更や息づかいの調整が行われた計6シーンの再収録にあたり、代役を[[三宅裕司]]が務めた<ref>{{Cite web
主人公のかぐや姫役はオーディションとなり、約300人の候補者(最終的に約50人に絞り込まれた)の中から[[朝倉あき]]が選ばれた<ref name="yuri">西村義明「日本一のアニメーション監督と過ごした八年間」(インタビュー)『ユリイカ』2013年12月号、青土社、pp.106 - 117</ref>。決め手になったのは、朝倉の悲しみ方に「悔しさがこもっていたこと」であると西村義明は述べている{{R|yuri}}。このオーディションには朝倉の他に[[瀧本美織]]が参加したが、その際瀧本は『[[風立ちぬ (2013年の映画)|風立ちぬ]]』の菜穂子役に推薦され、のちに正式に起用された<ref>{{Cite web|和書|date=2013-06-06|url=https://eiga.com/news/20130606/11/|title=瀧本美織、宮崎駿監督「風立ちぬ」ヒロインに!高畑勲監督の推薦で決断|website=[[映画.com]]|publisher=株式会社エイガ・ドット・コム|accessdate=2019-04-05}}</ref>。
== スタッフ ==
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* 美術 - [[男鹿和雄]]
* 作画監督 - [[小西賢一]]
* 作画 - [[橋本晋治]]、濱田高行、[[安藤雅司]]、山口明子、松本憲生(NC)
* 編集 - [[小島俊彦]]
* 録音演出 - [[浅梨なおこ]]
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* 宣伝プロデューサー - 高橋亜希人・細川朋子
* 製作担当 - [[奥田誠治 (映画プロデューサー)|奥田誠治]]・福山亮一・[[藤巻直哉]]
* 作画協力 - [[アニメトロトロ]]・[[アンサースタジオ]]・[[オープロダクション]]・[[オザワデザインワークス]]・[[九州アニメーション]]・[[SILVER LINK.|コネクト]]・[[スタジオコクピット]]・[[スタジオコメット]]・[[スタジオたくらんけ|たくらんけ]]・[[タツノコプロ]]・[[デイヴィッドプロダクション|ディヴィッドプロダクション]]・[[動画工房]]・[[中村プロダクション]]・[[日本アニメーション]]・[[ぴえろ]]・[[プロジェクトチーム・サラ]]・[[ベガエンタテイメント]]・[[ボンズ (アニメ制作会社)|ボンズ]]・[[マジックバス]]・[[マッドハウス]]・[[遊歩堂]]・[[ライデンフィルム|ライデンフィルム大阪スタジオ]]・[[和風アニメーション]]・[[アナザープッシュピンプランニング|A.P.P.P.]]・[[C2C (
* 仕上協力 - Wish・[[アニメーション・タイム]]・[[イーゲルネスト]]・[[アニタス神戸]]・[[スタジオギムレット]]
* 制作協力 - T2studio/高橋賢太郎
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== 主題歌 ==
; いのちの記憶
: 作詞・作曲・歌 - [[二階堂和美]]<ref>{{Cite web
== 劇中歌 ==
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2014年6月9日、[[アヌシー国際アニメーション映画祭]]のオープニングセレモニーで上映された<ref>[http://www.annecy.org/annecy-2014/focus-2014:en Honorary Award to Isao Takahata] - アヌシー国際アニメーション映画祭公式サイト(英語)</ref><ref>[https://www.cinematoday.jp/news/N0062359 『かぐや姫』高畑勲監督、仏アニメ映画祭で名誉賞!] - シネマトゥデイ2014年4月19日</ref><ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140610-00000024-jij-int 高畑監督に名誉賞=仏アニメ<映画祭] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140614102942/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140610-00000024-jij-int |date=2014年6月14日 }} - 時事通信2014年6月10日</ref>。
北米では2014年3月12日、アメリカのGKids Filmが上映権を取得し、「今年の後半」にリリースすると発表した<ref>[http://www.toonzone.net/2014/03/gkids-adds-studio-ghiblis-tale-princess-kaguya/ GKids Adds Studio Ghibli's "The Tale of Princess Kaguya"] - toonzone(2014年3月12日、英語)</ref><ref>[http://blogs.indiewire.com/animationscoop/00000144-b733-d027-adf6-b73319980000 Gkids To Distribute Studio Ghibli's "The Tale of the Princess Kaguya"] - Animation scoop(2014年3月12日、英語)</ref><ref>[https://www.cinematoday.jp/news/N0061372 高畑勲監督の『かぐや姫の物語』の北米配給が決定!] - シネマトゥデイ(2014年3月14日)</ref><ref>[
== テレビ放送 ==
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|2015年{{0}}3月13日(金)
|19:56 - 22:54
|18.2%<ref>{{Cite web
|-
|2
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北米でのレビューは圧倒的に肯定的な評価が多い。映画批評家のレビューサイト[[Rotten Tomatoes]]に集められた79のレビューの全てがフレッシュと肯定的な評価をしている。同サイトが2015年1月に発表した2014年の年間ランキングであるゴールデン・トマト賞の外国映画部門では3位となった<ref>[http://www.rottentomatoes.com/guides/golden-tomato-awards-2014/genre/foreign/ The 16th Anual Golden Tomato Awards] - Rotten Tomatoes</ref><ref>[https://animeanime.jp/article/2015/01/08/21496.html ゴールデン・トマト賞外国映画部門第3位に「かぐや姫の物語」 米国批評サイトで高評価] - アニメ!アニメ!ニュース(2015年1月8日)。同賞のアニメーション部門はアメリカ制作作品限定のため対象外だが、ポイントを他のアニメーション作品と比較した場合、『[[LEGO ムービー]]』に次ぐ第2位となる。</ref>。同じく評論サイトの[[Metacritic]]では90/100、映画情報サイトの[[インターネット・ムービー・データベース]](IMDb)のユーザー評価では8.1/10と高い評価を得ている{{R|animeanime}}。[[ジ・オニオン]]のエンターテインメントサイトThe A.V. Clubでデビッド・エールリッヒは、「尊敬されるスタジオジブリの最高の成果の一つとして記憶されることになる」とし、本年度最高のアニメーション映画であると認める12段階で最高のA評価をした<ref>{{cite web |url= http://www.avclub.com/review/studio-ghibli-delivers-new-masterpiece-tale-prince-210452|title= Studio Ghibli delivers a new masterpiece with The Tale Of Princess Kaguya|date=2014-10-16|accessdate= 2014-10-16|work= [[The A.V. Club]]}}</ref>。[[ニューヨーク・タイムズ]]は繊細な水彩と活発なラインの両方が絶妙に描かれたアートワークだとして称賛した<ref>http://www.nytimes.com/2014/10/17/movies/the-tale-of-the-princess-kaguya-from-isao-takahata.html?ref=movies</ref>。[[ニューヨーク近代美術館]](MOMA)は、過去1年間の「影響力を持ち、革新的な」映画作品を上映する"The Contenders 2014"の1本として2014年12月28日に本作を上映し、ウェブサイトでの紹介では「今年度のアニメ映画でもっとも非凡な業績(extraordinary achievement)」と評した<ref>{{cite web |url= http://www.moma.org/visit/calendar/film_screenings/22713|title= The Tale Of Princess Kaguya|date=|accessdate= 2014-12-08|work= [[ニューヨーク近代美術館]]}}</ref>。
2017年11月、アメリカの映画ウェブサイト{{仮リンク|IndieWire|en|IndieWire}}は「最も悲しい21世紀の映画20本」の一つに本作を選出した<ref name="eiga171114">{{Cite news|url=
=== 受賞・ノミネート ===
296 ⟶ 295行目:
|-
|scope="row" rowspan="2" style="text-align:center;"|[[第37回日本アカデミー賞]]<ref>{{cite web |url= http://www.animenewsnetwork.com/news/2014-01-16/wind-rises-madoka-lupin-vs-conan-harlock-kaguya-earn-japan-academy-prize-nods|title= Wind Rises, Madoka, Lupin vs. Conan, Harlock, Kaguya Earn Japan Academy Prize Nods|date=2014-01-16|accessdate= 2014-01-16|work= Anime News Network}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.japan-academy-prize.jp/prizes/37.html|title=第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!|publisher=[[日本アカデミー賞]]公式サイト|accessdate=2014-01-16}}</ref>
|[[日本アカデミー賞アニメーション作品賞|アニメーション作品賞]]
|
363 ⟶ 362行目:
|-
! scope="row" rowspan="11" style="text-align:center;"| 2014
|scope="row" rowspan=1 style="text-align:center;" |
|観客賞
|
396 ⟶ 395行目:
|-
|scope="row" rowspan=2 style="text-align:center;" |[[第18回オンライン映画批評家協会賞]]<ref>{{cite web |url= http://www.ofcs.org/awards/2014-awards-18th-annual/|title= Online Film Critics Society Awards nominations|date=2014-12-07|accessdate= 2014-12-09|work= OFCS}}</ref>
|[[オンライン映画批評家協会賞 アニメ映画賞|アニメ
|
|{{nom}}
|-
|[[オンライン映画批評家協会賞 外国語映画賞|外国語映画賞]]
|
|{{nom}}
442 ⟶ 441行目:
|{{nom}}
|-
|scope="row" rowspan=1 style="text-align:center;" |[[第87回アカデミー賞]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0069804|title=『かぐや姫の物語』米アカデミー賞ノミネート 宮崎駿以外で初の快挙|date=2015-01-15|accessdate=2015-01-15|work=シネマトゥデイ}}</ref>
|[[アカデミー長編アニメ映画賞|長編アニメ映画賞]]
|
|{{nom}}
|-
|scope="row" rowspan=1 style="text-align:center;" |第16回[[リスボン・アニメーション映画祭]](MONSTRA)<ref>{{Cite web|url=http://monstrafestival.com/vencedores-monstra-2015/|title=Vencedores MONSTRA 2015|date=2015-03-22|accessdate=2015-03-24|work=MONSTRA2015|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150324052907/http://monstrafestival.com/vencedores-monstra-2015/|archivedate=2015
|長編アニメ映画グランプリ
|
480 ⟶ 479行目:
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
; 映像ソフト
:* 2014年12月3日に[[Blu-ray Disc]]と[[DVD]]がリリースされた<ref>[
:* 高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。〜ジブリ第7スタジオ、933日の伝説〜(ウォルト・ディズニー・ジャパン、2014年12月3日)
:** 2011年5月5日から収録がおこなわれた製作の記録映像で<ref>スポーツ報知2013年10月14日</ref>、2013年12月に[[WOWOW]]で放映された。
515 ⟶ 514行目:
* [https://www.boxofficemojo.com/title/tt2576852/ THE TALE OF PRINCESS KAGUYA] - [[Box Office Mojo]](英語)
* [http://animestyle.jp/special/kaguyahime/ 特集 アニメーションとしての『かぐや姫の物語』] - WEBアニメスタイル
*
{{スタジオジブリ}}
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{{毎日映画コンクールアニメーション映画賞}}
{{アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞}}
{{ロサンゼルス映画批評家協会賞 アニメ映画賞}}
{{オリコン週間DVDアニメチャート第1位 2014年|2014年12月15日・22日付}}
{{Good article}}
|