「マイバッグ運動」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
112.69.218.65 (会話) による ID:60975208 の版を取り消し
(18人の利用者による、間の34版が非表示)
1行目:
[[File:Konomiya_Shoping_Bag.jpg|thumb|240px|right|大阪の大手スーパーの[[コノミヤ]]が販売するトートバッグ。レジ袋削減に協力をお願いし、買い物袋として使用されることを企図している]]
{{国際化|date=2011年7月16日 (土) 01:30 (UTC)|領域=日本}}
'''マイバッグ運動'''(マイバッグうんどう)とは、小売店での購買時には買い物袋の持参を呼びかける[[環境保護運動]]である。
[[File:Reusable Bag 3.jpg|thumb|240px|right|再利用可能ショッピング用[[トートバッグ]]]]
 
== 概要 ==
[[File:-2020-01-24_Morrisons_reusable_shopping_bag,_Trimingham.JPG|thumb|240px|right|イギリスの大手スーパーの[[モリソンズ]]が販売するエコバッグ。イギリスで「bag for life」と呼ばれるもので、スーパーの名前とロゴが入っている]]
[[File:Barxes a una botiga de Gata de Gorgos.JPG|thumb|240px|right|さまざまな買い物バッグ]]
[[小売|小売店]]が会計時にレジにて提供る使い捨ての[[レジ袋]]を使わず、消費者が持参した袋やバッグ(「'''マイバッグ'''」)を使用しようという運動である。一人一人が実行できる使い捨ての「レジ袋」に対しもっとも身近永続的に利用可能[[買い物袋は環境保護運動]]負荷が低く、エコな一つある、「'''エコバッグ'''」とも言え呼ばれる。
 
[[環境保護運動]]の一つであるとも言える。個人レベルの対応ではあるが、内閣府による2022年度の世論調査によれば、日本では2020年7月に経済産業省の通達によりレジ袋が有料化して以降、約8割の国民がプラスチックごみに関心が高まり、マイバッグ・マイボトルなどの具体的な行動を取るようになったと回答している。レジ袋を有料・無料に関わらず辞退する国民は6割を超え、有料なら辞退する国民は9割近くに達している<ref>[https://survey.gov-online.go.jp/hutai/r04/r04-plastic/gairyaku.pdf 「プラスチックごみ問題に関する世論調査」] 内閣府政府広報室</ref>。
いわゆるレジ袋に対し、買い物客が持参するマイバッグは「エコバッグ」(リユーザブル バッグ [[w:Reusable bag|Reusable bag]])とも呼ばれる。[[スーパーマーケット]]を中心に、マイバッグ持参者に「スタンプがたまると100円引き」等の特典も行われ、企業の[[ノベルティ]]や[[懸賞]]賞品に、繰り返し使える[[トートバッグ]]を用意することも増えてきている。さらに、条例によりレジ袋有料化を課す自治体も増加してきている。2008年ごろにエコバッグがブームとなり、洒落たものや、[[セレブ]]・[[富裕層]]の愛用するものなども[[テレビ]]などで特集されたりしているが、ブームに乗って頻繁に買い換えるのであれば運動を実践する意味はなくなる。
 
スーパーやコンビニなどの小売店内でも、有料の「レジ袋」とは別に「エコバッグ」が販売されている。小売店の店名や、商品の名称がデザインされたバッグを提供している場合もある。
しかし、その一方で、商品が精算済みかそうでないかの区別が付きづらいため、[[万引き]]の温床になりやすい、備え付けの買い物かごが持ち去られるなどのデメリットが明らかとなってきた。店によってはレジ袋の無料提供を復活させ、マイバッグの持込を禁じるところや、精算済みかごと未精算かごを色分けし、未精算の状態では店外に出られないよう目を光らせる社([[マルエツ]])も現れている。なお、レジ袋有料化を行った店舗においてはレジかご持ち去りの影響もあってか商品を納品する際の[[段ボール]]箱を代わりに利用する場合もある。
 
日本以外の世界各国でも同様の運動があり、例えばイギリスのスーパーでは「使い捨てレジ袋(disposable shopping bag)」に対して、永続的に使える買い物袋という意味で「bag for life」の名称で販売されている。
== 科学的根拠と効果 ==
端的に言えばマイバッグ運動は、レジ袋の過剰な消費から、繰り返し利用できる買い物袋の使用に切り替えることで、[[ごみ]]の削減や、それに伴う[[二酸化炭素]]などの温室効果ガスの削減、レジ袋の原料となる[[原油]]の節約(資源保護)などを目的としている。
 
アメリカではリユーザブルバッグ([[w:Reusable bag|Reusable bag]])と呼ばれる。アメリカでは州単位の規制になるが、例えばカリフォルニア州では2016年にレジ袋を禁止する「プラスチックバッグ禁止法」をアメリカでは初めて施行して以降<ref>[https://www.afpbb.com/articles/-/3027617 米カリフォルニア州でレジ袋禁止法が成立、米国初 写真2枚 国際ニュース]:AFPBB News</ref>、多くの州がマイバッグ運動を推進している。ただし、衛生上の問題が懸念され、ウイルス感染などのリスクが高くなるため、カリフォルニア州では2020年のコロナ禍に際して一時的に一時的にマイバッグが禁止されたこともある<ref>[https://www.alterna.co.jp/30865/ 米各州、行政命令で「エコバッグ」使用禁止相次ぐ] - オルタナ</ref>。
その効果は、レジ袋使用時と買い物袋使用時の[[環境負荷]]を比較することで明らかとなる。レジ袋1枚(大型のもの)を作るのに必要な原油は約18.3[[ミリリットル|ml]]、原油1[[リットル|l]]当たりの二酸化炭素排出量(固有単位当たり係数)は0.7225kgCなので、レジ袋を削減して製造量も同時に減らしたと仮定し、買い物袋の環境負荷を無視した場合、レジ袋1枚あたり0.013222kgC (=13.2gC) の削減効果があると考えられる<ref>[http://www.team-6.jp/m6p2006/2006_02.html 家庭でできる地球温暖化対策] 「NPO・NGO等民間団体による今回の申請に係る活動について(実績) 活動による効果とその具体的かつ定量的な評価 (B) エコバッグ普及事業」の節参照、チーム・マイナス6%</ref>。
 
== 目的 ==
買い物袋の環境負荷と合わせて考えるには、買い物袋1袋を作るのに必要な原油の量と、買い物袋1袋をレジ袋何枚分使用するか(レジ袋代替枚数)を算出し、1枚当たり必要原油量 (l) × 0.7225 (kgC) ÷ レジ袋代替枚数(枚)を計算すればよい。この計算で出る値はレジ袋1枚分に換算した買い物袋の環境負荷なので、この値とレジ袋1枚あたりの値0.013222kgC (=13.2gC) を比較し、後者のほうが大きい場合に効果があるといえる。ただし、これは焼却処分時のCO<sub>2</sub>だけを考えたもので、[[ライフサイクルアセスメント]] (LCA) の手法では、原料採取・製造・輸送・販売で使用する[[エネルギー資源|エネルギー]]まで考慮に入れなければいけない。
端的に言えばマイバッグ運動は、レジ袋の過剰な消費から、繰り返し利用できる買い物袋の使用に切り替えることで、[[ごみ]]の削減や、それに伴う[[二酸化炭素]]などの[[温室効果ガス]]の削減、レジ袋の原料となる[[原油]]の節約(資源保護)などを目的としている。
 
=== CO<sub>2</sub>削減 ===
また、買い物袋の使用による環境負荷軽減の効果は、同じ買い物袋を長くたくさん使い続けるほど大きくなる。同じように、必要な原油量がより少ない買い物袋に変えたり(石油原料の[[合成繊維]]製から[[天然繊維]]製に変える、など)、エネルギー消費なども考えたLCA基準で環境負荷が少ない買い物袋に変えることで、効果は大きくなる。
CO<sub>2</sub>削減の効果は、レジ袋使用時と買い物袋マイバッグ使用時の[[環境負荷]]を比較することで明らかとなる。レジ袋1枚(大型のもの)を作るのに必要な原油は約18.3[[ミリリットル|ml]]、原油1[[リットル|l]]当たりの二酸化炭素排出量(固有単位当たり係数)は0.7225kgCなので、レジ袋を削減して製造量も同時に減らしたと仮定し、買い物袋マイバッグの環境負荷を無視した場合、レジ袋1枚あたり0.013222kgC (=13.2gC) の削減効果があると考えられる<ref>[http://www.team-6.jp/m6p2006/2006_02.html 家庭でできる地球温暖化対策] 「NPO・NGO等民間団体による今回の申請に係る活動について(実績) 活動による効果とその具体的かつ定量的な評価 (B) エコバッグ普及事業」の節参照、チーム・マイナス6%</ref>。
 
買い物袋の環境負荷と合わせて考えるには、買い物袋マイバッグ1袋を作るのに必要な原油の量と、買い物袋マイバッグ1袋をレジ袋何枚分使用するか(レジ袋代替枚数)を算出し、1枚当たり必要原油量 (l) × 0.7225 (kgC) ÷ レジ袋代替枚数(枚)を計算すればよい。この計算で出る値はレジ袋1枚分に換算した買い物袋マイバッグの環境負荷なので、この値とレジ袋1枚あたりの値0.013222kgC (=13.2gC) を比較し、後者のほうが大きい場合に効果があるといえる。ただし、これは焼却処分時のCO<sub>2</sub>だけを考えたもので、[[ライフサイクルアセスメント]] (LCA) の手法では、原料採取・製造・輸送・販売で使用する[[エネルギー資源|エネルギー]]まで考慮に入れなければいけない。
一方、レジ袋から買い物袋に変えた場合新たに増える環境負荷も指摘されている。例えば、レジ袋が果たしていた[[ゴミ袋]]としての役割が、他の袋で代用された場合の環境負荷などである。
 
また、買い物袋マイバッグの使用による環境負荷軽減の効果は、同じ買い物袋マイバッグを長くたくさん使い続けるほど大きくなる。同じように、必要な原油量がより少ない買い物袋に変えたり(石油原料の[[合成繊維]]製から[[天然繊維]]製に変える、など)、エネルギー消費なども考えたLCA基準で環境負荷が少ない買い物袋マイバッグに変えることで、効果は大きくなる。
== 普及状況 ==
 
2007年の富山国際大学地域学部紀要に於ける桑原宣彰教授の研究では、レジ袋、マイバスケット、複数の種類のマイバッグ、それぞれを使用した場合の環境負荷が比較された。それによれば、全てリサイクル使用を前提にした場合で、ポリプロピレン製マイバスケットなら58回、ナイロン製多機能型マイバッグなら101回、ポリエステル製PET再生品マイバッグなら11回、ナイロン製マイバッグなら34回使用すれば環境負荷を低減出来るとされた<ref>[https://www.tuins.ac.jp/library/pdf/2007chiiki-PDF/kuwabara.pdf#page=9 富山国際大学地域学部紀要 第 7 巻 (2007.3) - 121 - レジ袋考 桑原宣彰]</ref>。
 
2009年の日本LCA学会研究発表会に於いて、中国で製造され日本に輸入されるという前提条件でレジ袋とマイバッグそれぞれのCO2排出量の比較調査報告が行われた。それによればマイバッグ1袋あたりの CO2排出量はレジ袋1枚の約50倍となっており、これは一人の消費者が購入したマイバッグを約50回使用すれば、CO2の増加と減少のバランスが取れる事を意味する。しかしその一方で、レジ袋を使用しない場合はレジ袋が果たしていた[[ゴミ袋]]としての役割が果たせなくなり、他の袋を新たに用意する必要が出てきて環境負荷が増大したり、またマイバッグを繰り返し使用する際に洗剤を使用して洗うとその分だけ環境負荷が増大したりする。それらを考慮すれば単純にマイバッグを約50回使用しただけではCO2を削減出来ず、更に多い回数を使用して初めてCO2削減効果をもたらすことが出来るとされた<ref>[https://www.pwmi.or.jp/pdf/panf6.pdf#page=9 LCAを考える 「ライフサイクルアセスメント」考え方と分析事例]</ref>。
 
2011年にイギリスの環境庁が発表したLCA報告書によると、レジ袋を再利用しないという前提で、コットンのバッグなら131回、厚手の低密度ポリエチレン(LDPE)製のエコバッグなら4回使えば環境負荷を減らせるとされた<ref>[https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/291023/scho0711buan-e-e.pdf#page=7 Life cycle assessment of supermarket carrier bags: a review of the bags available in 2006]</ref>。
 
2018年にデンマークの環境保護庁が発表したLCAによると、ポリエステル製のバッグなら35回、漂白された紙袋なら43回、オーガニックコットン製なら20,000回再利用すれば環境負荷を減らせるとされた<ref>[https://bioplasticsnews.com/wp-content/uploads/2019/10/Life-Cycle-Assessment-of-grocery-carrier-bags.pdf#page=10 Life Cycle Assessment of grocery carrier bags]</ref>。
 
=== ごみ削減 ===
レジ袋からの切り替えには端的に[[プラスチック]]ごみの削減という効果もある。
 
プラスチックごみが[[海洋ごみ]]となって環境へ与える影響についても懸念されている。[[ウミガメ]]などの生物によるレジ袋の誤飲や誤食、レジ袋等のシート状のプラスチックの海底への堆積によるヘドロ化などの問題である<ref>[http://www.jean.jp/m-litter/matter02.html 環境への悪影響] JEAN/クリーンアップ全国事務局</ref>。
 
このほかの理由でレジ袋等のごみ削減に取り組んでいる都市もある。フィリピンの[[マカティ]]では[[2013年]]から小売業などで用いられるプラスチック袋や[[発泡スチロール]]製容器の使用が禁止されているが、その理由は大量のプラスチックごみによる排水路の閉塞が水害の一因になっているためであり、洪水対策の一環としてプラスチック袋の配布の禁止が事業者に義務付けられている<ref name="Philippines" />。
 
== 各国での普及状況 ==
=== 日本 ===
日本でエコバッグという用語を用い最初に導入したのは、神田お茶の水でエコロジーショップを運営していた株式会社GAIAプロジェクトで1992年。GAIAプロジェクトの常務取締だった石橋正次は、ドイツで普及していた布製エコバッグを日本でも普及しようと考えた。彼は部下に命じ、ドイツのエコバッグを製造していたインドのトリバンドラムの授産施設にエコバッグの製造を依頼、フェアトレード製品として輸入を行った。当時の売価は上代が350円だった。尚、石橋は、生活クラブなど複数の生協と瓶商の戸部商事などと共に、Rビンという新たな規格の[[リターナブル瓶]](再利用瓶)の開発も行った人物でもある。
30 ⟶ 47行目:
[[2007年]][[2月]]での[[ダスキン]]の調査によると、[[滋賀県]]では86.0%が「いつも買い物袋を持参」もしくは「買い物袋持参が多い」と回答している。この数値は、2位の[[京都府]]に20ポイント以上の差をつけて全国一位となっている。また、[[山形県]]では、「いつも買い物袋を持参」との回答率が全国で最も高く44.0%となっている。
 
いわゆるレジ袋に対し、買い物客が持参するマイバッグは「エコバッグ」(リユーザブル バッグ [[w:Reusable bag|Reusable bag]])とも呼ばれる。[[スーパーマーケット]]を中心に、マイバッグ持参者に「スタンプがたまると100円引き」等の特典も行われ、企業の[[ノベルティ]]や[[懸賞]]賞品に、繰り返し使える[[トートバッグ]]を用意することも増えてきている。さらに、条例によりレジ袋有料化を課す自治体も増加してきている。2008年ごろにエコバッグがブームとなり、洒落たものや、[[セレブ]]・[[富裕層]]の愛用するものなども[[テレビ]]などで特集されたりしているが、ブームに乗って頻繁に買い換えるのであれば運動を実践する意味はなくなる。なお、エコバッグのほか「エコバスケット」も用いられている。
[[富山県]]ではエコバッグよりも「エコバスケット」が増えている。これが可能なのは車社会で土曜日にまとめ買いするアメリカ型消費構造があるからで、メリットはレジで詰め替えられたらそのまま持って帰れるという点である。
 
==== 「エコバッグ万引き」の増加 ====
警視庁によると、日本では万引きの摘発件数が年々減少しており、レジ袋が有料化された2020年7月以降も、万引きの件数は引き続いて減少した。一方で私服保安員協会([[万引きGメン]])によると、エコバッグを使った「エコバッグ万引き」の増加が目立つようになった<ref>[https://www.tokyo-np.co.jp/article/62539 レジ袋有料化から3カ月 目立つエコバッグ万引 スーパーは対応に苦慮]:東京新聞 TOKYO Web</ref>。マイバッグの持参者は、小売店側から見て、商品が精算済みかそうでないかの区別が付きづらい、備え付けの買い物かごの中にマイバッグを入れて未精算の商品を移し替えると怪しまれにくい、などのデメリットが明らかとなっている。エコバッグをカムフラージュに利用した万引き被害が増加し警備を強化せねばならなくなったり、逆に利用者側から見ても、マイバッグ(エコバッグ)を店内に持参することで万引きを疑われ[[警備員]]に呼び止められた、などのトラブルもある<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.moneypost.jp/691705|title=マネーポスト - 「エコバッグ万引き」が急増 万引きGメンはどこを見てるか 2020年8月10日|accessdate=2020-9-2}}</ref>。
 
==== 小売業者における取組み ====
;* [[イオングループ]]
: イオングループでは、独自の運動・レジ袋削減策として「マイバスケット運動<ref>[http://www.eco.goo.ne.jp/business/keiei/web_session/3rd/isizuka.html リサイクル推進に向けた取り組み/ジャスコ] - 環境goo 2014年10月29日閲覧</ref>」や「レジ袋辞退で2円引き<ref>[http://www.aeon-kyushu.info/env_news/2008/1101.html ~みんなで減らそうレジ袋~レジ袋ご辞退でお買い上げ金額から2円引き!] - [[イオン九州|イオン九州株式会社]] 環境・社会貢献ニュース 2012年5月6日閲覧</ref>(またはレジ袋の有料化<ref>[http://www.aeon-kyushu.info/env_news/2009/0601.html 大分県でレジ袋の無料配布中止が始まりました!] - イオン九州株式会社 環境・社会貢献ニュース 2012年11月13日閲覧</ref>)」を行なっている。
 
==== エコバッグ ====
;* [[宮城県]][[仙台市]]
: 仙台市役所、仙台商工会議所などが行うマイバッグ運動では、[[荒木飛呂彦]]、[[荒川静香]]、[[MONKEY MAJIK]]、[[伊坂幸太郎]]、[[平間至]]、[[劇団四季]]らが無償で協力し、デザイナーズエコバッグが製作された。荒木がデザインしたエコバッグには、荒木の作品である『[[スティール・ボール・ラン]]』の登場人物「ルーシー・スティール」の描き下ろしイラストがデザインされている。
 
==== テーマソング ====
;* [[茨城県]][[ひたちなか市]]
: ひたちなか市役所の職員有志により[[バンド_(音楽)|バンド]]が結成され、イベントなどでテーマ曲『持ち歩こうマイバッグ』を演奏している<ref>ひたちなか市役所市民生活部廃棄物対策課「マイバッグ運動推進フォーラムを開催しました」『[http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/0602gomi/mybag/mybag-forum.html マイバッグ運動推進フォーラム/廃棄物対策課/ひたちなか市]』ひたちなか市役所。</ref>。
: 演奏は『{{YouTube|_HrVeWGllSo|持ち歩こうマイバッグ}}』を参照。
;* [[静岡県]][[三島市]]
: テーマ曲『みんなで使おう! マイバッグ』が製作され、[[CD]]化もなされている。このCDは、市内の[[幼稚園]]や[[保育園]]に配布されている。
: 歌詞は『[http://www.city.mishima.shizuoka.jp/media/05065090_pdf_2008417_rad7D46E.pdf みんなで使おう! マイバッグ〜未来の三島のために〜]』、メロディーは『[http://www.city.mishima.shizuoka.jp/media/05065090_mp3_2008417_radA29F5.mp3 05065090_mp3_2008417_radA29F5]』を参照。
;* 静岡県[[掛川市]]
: 一般市民の手により作成されたテーマ曲『いつも持っているマイバッグ』が、掛川市役所の公式ウェブサイトやマイバッグ運動に参加する各店舗で流されている。
: 歌詞およびメロディーは『[http://lgportal.city.kakegawa.shizuoka.jp/sizen/ondan/mybag_song.jsp マイバッグソング]』を参照。
;* [[熊本県]][[菊池市]]
: 菊池市役所の職員が自ら作詞、作曲し、職員の長女が[[ボーカル]]を務めたテーマ曲が発表されている。
;* [[徳島県]][[吉野川市]]
: テーマ曲『MY BAGの歌』『わくわくの扉』は吉野川市で取り組んでいる“マイバッグ推進運動”のPRソングとして、地元の有志により作詞・作曲され、イベントなどで演奏している。<ref>『[http://kamojima-machizukuri.betoku.jp/article/0395366.html マイバッグ推進運動]』かもじま駅前まちづくり会議。</ref>
: 演奏はNHK番組「第14回熱血!オヤジバトル」でグランプリを受賞した、カマンベール『{{YouTube|Z2Qfz2cs6uI|わくわくの扉}}』『{{YouTube|eUOvFqnqvtw| MY BAGの歌}}』を参照。
 
=== 日本以外ドイツ ===
 
エコバッグは、1980年代のドイツで多用されていた布製バッグÖkobag から発想を得たものだが、その後日本でお洒落な布製エコバッグが爆発的に普及したのに対し、ドイツでは紙袋など様々な素材の携帯用バッグを何度も使うことが当たり前に行われている。そのため日本のようにエコバッグ=布製のお洒落なバッグというイメージはない。
 
==== 東アジイタリ====
イタリアではかつて1人あたり年間300枚以上のレジ袋が消費されていたが、[[2011年]][[1月1日]]からイタリア国内の小売店等でのプラスチック製のレジ袋の配布が禁止された<ref>[https://www.afpbb.com/articles/-/2781098 イタリア、全土でレジ袋が配布禁止に] AFP、2011年1月3日</ref>。
: [[中華民国|台湾]]や[[中華人民共和国|中国]]の大手チェーンの小売店などではコスト削減のためレジ袋が完全に有料化されているので、マイバッグの持参やレジ袋の使い回しが当たり前となっている。[[香港]]では2008年12月からコンビニエンスストアのレジバッグが有料化(一律50香港セント)された。
 
=== 台湾・中国・香港 ===
{{節stub}}
: [[中華民国|台湾]]や[[中華人民共和国|中国]]の大手チェーンの小売店などではコスト削減のためレジ袋が完全に有料化されているので、マイバッグの持参やレジ袋の使い回しが当たり前となっている。[[香港]]では2008年12月からコンビニエンスストアのレジバッグが有料化(一律50香港セント)された。
 
=== フィリピン ===
フィリピンの[[マカティ]]では大量のプラスチックごみによる排水路の閉塞(都市型洪水)が問題化したため、2013年6月20日からプラスチック袋や発泡スチロール製容器の使用が禁止され、客にプラスチック袋を渡した事業者に対しては5000ペソの罰金が科せられている<ref name="Philippines">[https://www.afpbb.com/articles/-/2951691 フィリピンの金融街でプラスチック袋禁止令、洪水対策で] AFP、2013年6月21日</ref>。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
72 ⟶ 97行目:
* [[環境保護運動]]
* [[通い袋]]
* {{仮リンク|アヴォーシカ|ru|Авоська}}
 
{{循環型社会}}
{{DEFAULTSORT:まいはつくうんとう}}
[[Category:廃棄物削減]]
[[Category:環境保護運動]]
[[Category:袋]]
 
[[en:Reusable shopping bag]]
{{env-stub}}