削除された内容 追加された内容
新しいページ: ''''中核'''とは、物事の中心にある重要な部分のことである。本項では、世界システム論における中核について解...'
 
編集の要約なし
 
(4人の利用者による、間の5版が非表示)
1行目:
{{混同|中核派}}{{See Wiktionary}}[[世界システム論]]で'''中核'''(ちゅうかく)は、豊かな[[資本]]や高い技術を持ち、[[周辺]]と有利な条件で交易することで権力を維持し、世界の[[資本主義]]経済発展の原動力となる国や地域のこと。周辺から中核への上昇、中核から周辺への下降も稀にある。また、圧倒的な経済力で[[覇権]]を確立した[[国家]]を覇権国家という。世界システム論の提唱者[[ウォーラーステイン]]は、まず[[オランダ]]、次に[[イギリス]]が覇権国家となるも[[第一次世界大戦]]で[[ドイツ]]と共倒れ、[[アメリカ合衆国]]が覇権国家になったと考えた。{{Socsci-stub}}{{DEFAULTSORT:ちゆうかく}}[[Category:社会学]]
'''中核'''とは、物事の[[中心]]にある重要な[[部分]]のことである。本項では、[[世界システム論]]における中核について解説する。
 
== 世界システム論における中核 ==
 
 
 
===概要===
[[世界システム論]]において'''中核'''とは、豊かな[[資本]]や高い[[技術]]を持つ[[先進国]]及び[[地域]]のことである。[[周辺]]に対し有利な条件で交易し[[権力]]を[[維持]]し、[[資本主義]]的な世界[[経済]]の[[発展]]の原動力となる。なお、稀に周辺から中核に[[上昇]]したり、逆に[[下降]]することもある。
 
 
=== 覇権国家 ===
'''覇権国家'''とは中核のうち、圧倒的な経済力を持ち、[[覇権]]を確立した[[国家]]のことである。世界システム論を最初に唱えた[[ウォーラーステイン]]は、[[オランダ]]が最初の覇権国家となり、[[イギリス]]がついで覇権国家となるも、[[第一次世界大戦]]によって[[ドイツ]]と共倒れとなり、現在は[[アメリカ合衆国]]が覇権国家となったと提唱している。
{{history-stub}}
{{DEFAULTSORT:ちゆうかく}}