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'''Microsoft Works'''(マイクロソフト ワークス)は、[[マイクロソフト]]
==概要==
[[Microsoft Office]]が主力製品となるよりも古株であり、[[MS-DOS]]時代から存在する。そのためもあり(MS-DOSはシングルタスクであるため)Officeの「良く連携する個別のソフト」という構成とは異なり、[[ワードプロセッサ]]、[[表計算]]、[[データベース]]、スケジュール管理、通信の全ての機能を一本のソフトに詰め込んだ[[オールインワン]]タイプである。
ワードプロセッサはWord、表計算はExcelによく似ていて、機能的には下位互換のようなもの。Works2001(バージョン6)より、表計算のフォーマットがExcelと同じものに変わり、作成したファイルをそのままExcelで読みこむことができるようになった。▼
▲ワードプロセッサは[[Microsoft Word|Word]]、表計算は[[Microsoft Excel|Excel]]によく似ていて、機能的には下位互換のようなもの。
== 歴史 ==
▲Office Starter 2010に置き換えると発表されている<ref>[http://blogs.technet.com/office2010/archive/2009/10/07/new-ways-to-try-and-buy-microsoft-office-2010.aspx Microsoft Office 2010 Engineering : New Ways to Try and Buy Microsoft Office 2010]</ref>。
Microsoft Worksは、当初MouseWorksとして始まった。これは、統合された[[表計算]]、[[ワードプロセッサー]]、[[データベース]]の各プログラムからなるもので、以前[[Apple]]の従業員であった、Don WilliamsとRupert Lissnerによって[[Macintosh]]のために設計された<ref>{{cite web|url=https://books.google.com/books?id=Vy8EAAAAMBAJ|title=InfoWorld|first=InfoWorld Media Group|last=Inc|date=28 July 1986|publisher=InfoWorld Media Group, Inc.|accessdate=21 July 2016|via=Google Books}}</ref>。Williamsは、Apple Ⅱコンピュータに対する同様の製品である[[AppleWorks]]の成功を模倣しようとしていた。
[[1987年]][[9月14日]]、マイクロソフトはWorks for DOSを公表した<ref>{{cite web |url=http://channel9.msdn.com/Series/History/The-History-of-Microsoft-1987 |title=The History of Microsoft - 1987 |author=Tina |date=29 April 2009 |work=Channel 9 |publisher=Microsoft |accessdate=11 November 2012}}</ref>。1.xバージョンのWorksは、最低限256KBのメモリがあるどのようなPCでも動作した。[[1991年]]、マイクロソフトは、最初の[[Windows]]向けのバージョンのWorksを出した(MS Works for Windows 2.0)。システムはWindows 3.0、286 CPU、1MBのメモリで構成されている必要があった。また、同社はMacintoshのバージョンのWorksも1988年のWorks 2.0以降、公開している。
== バージョン ==▼
バージョン4.5aから、Worksはモノリシックプログラムアーキテクチャを用いるようになり、ワープロ、表計算、データベースはWindowsで同様のプログラムインターフェースで実行されるようになった。これは小さなメモリとディスクのフットプリントを結果している。また、これは、[[Excel]]が提供されていないDOSのバージョンにおいて、ミニバージョンの同ソフトウェアを提供することでもあった<ref>[http://support.microsoft.com/kb/135878 System requirements for Works for Windows 95].</ref>。
最終版であるバージョン9.0は、小売店や[[OEM]]向けに提供される広告なしのバージョンと、新しいコンピューターにプリインストールするためにOEM向けにのみ提供される広告付きの無料バージョン(Works SE)の2種類が用意された<ref>{{cite web|last=Fried |first=Ina |url=http://news.cnet.com/8301-13860_3-9922750-56.html |title=Microsoft quietly offering ad-funded Works | Beyond Binary - CNET News |publisher=News.cnet.com |date=2008-04-18 |accessdate=2013-06-15}}</ref>。
2005年現在の最新バージョンは 8。英語版ではバージョン9も存在するが日本語版は存在しない。
===MS-DOS版===
*Microsoft Works 1.05
*Microsoft Works 2.0
*Microsoft Works 3.0, 3.0a
===
*Microsoft Works 2.0 (
*Microsoft Works 3.0 (Windows 3.x)
*Microsoft Works 4.0
*Microsoft Works 5.0 (Microsoft Works Suite 2000)
*Microsoft Works 6.0 (Microsoft Works Suite 2001
*Microsoft Works 7.0 (Microsoft Works Suite 2003)
*Microsoft Works 8
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*Microsoft Works Suite 2006
===
*Microsoft Works 2.0
*Microsoft Works 3.0
*Microsoft Works 4.0
==
アメリカ
日本では1997年と1998年にWorksを除いた同様のスイート(パッケージ)ソフトとして「[[Microsoft Family Package]]」を[[日本マイクロソフト]]で独自に企画・発売していたが、その後継スイートとして1999年12月に本家に沿った「Works Suite 2000」が発売された。しかし、翌2000年に方向転換され、Microsoft Family Packageの構成ソフトの一つとしてWorksを組み込んだ「Microsoft Family Package 2001」が同年11月に発売された。それ以後は、Family PackageもWorks Suiteも日本では展開されなくなっている。
▲*Microsoft Works 2000
;Microsoft Works Suite(日本国内・日本語版)
1999年11月12日発売
*[[Microsoftはがきスタジオ]](はがき作成ソフト)▼
*Works 2000
*[[Microsoft Money|Microsoft Money Basic]](家計簿・資産管理ソフト。本家「マネー」よりも機能が劣る)▼
*Word 2000
*[[Microsoft Picture It!]]([[グラフィックソフトウェア]]。現在のDigital Image Proの前身)▼
▲*[[Microsoftはがきスタジオ|はがきスタジオ]](はがき作成ソフト)
*Worksケータイ編集ツール(一部[[携帯電話]]のアドレスを管理)▼
▲*[[Microsoft Picture It!|Picture It!]]([[グラフィックソフトウェア]]。現在のDigital Image Proの前身)
▲*Works ケータイ編集ツール(一部[[携帯電話]]のアドレスを管理)
*[[主婦の友社]]提供のテンプレート集 など
==
最新版であるWindows用
=== Worksワードプロセッサ ===▼
Windowsに標準で付属する[[ワードパッド]]に比べると遥かに高機能を提供してるワープロソフト。[[Microsoft Word]]と高い互換性を持つが、Wordほど複雑な重装備ではなく、通常の文書作成に必要十分な機能に絞ったシンプルな操作性を提供している。▼
[[Microsoft Excel]]と高い互換性を持つ表計算ソフト。セルに組み込める関数やグラフなどはExcelとほぼ同等である。▼
=== Worksデータベース ===▼
[[Microsoft Access]]に似た操作形態を持つ簡易型のデータベース。データの入力はテーブルへの直接入力とフォームを使用した入力が行える。持てるテーブルは一つだけで、複数のテーブルを組み合わせた検索などはできない。またSQL等のデータベース言語は使用できない。Accessとの互換性はない。▼
=== Worksカレンダー ===▼
いわゆるスケジュール帳。表示方法を月、週、日で切り替えられ、スケジュールの分類も可能。カレンダーはユーザー毎に持つ事ができる。Outlookの様なメールとの連動機能はない。▼
=== Worksスクラップブック ===▼
▲:Windowsに標準で付属する[[ワードパッド]]に比べると遥かに高機能を提供しているワープロソフト。
;Works 表計算
=== その他 ===▼
Microsoft Works は家庭で簡単に使ってもらうことを意識した製品で、サンプルとして膨大なテンプレートが用意され、すぐに目的の書類が作れる様配慮されている事も特長である。上記のWorksナビからスタートすればテンプレートを参照でき、各機能を起動する前に概略を見る事が可能である。▼
▲:[[
▲:いわゆるスケジュール帳。表示方法を月、週、日で切り替えられ、スケジュールの分類も可能。カレンダーはユーザー毎に持つ事ができる。Outlookの様なメールとの連動機能はない。Windows XPでは起動直後に何も表示されないと言う不具合が報告されている。
;Works ナビ
▲:Microsoft Works
==出典==
<references/>
==
*[[マイクロソフト]]
*[[iWork]]
{{マイクロソフト}}
82 ⟶ 85行目:
{{ワープロソフト}}
[[Category:オフィスソフト|Microsoft Works]]
[[Category:廃止されたマイクロソフトのソフトウェア|Works]]
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