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{{出典の明記|date=2022-05-31}}
{{Infobox animanga/Header
|タイトル=アルシャード
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{{Infobox animanga/Novel
|タイトル=リプレイ
|著者=菊池たけし、[[矢野俊策]]<br />稲葉義明、藤井忍<br />[[田中天]]、緑谷明澄<br />齋藤幸一、[[田中信二 (ライター)|田中信二]]
|イラスト=井上純弌、[[石田ヒロユキ]]<br />[[ぽぽるちゃ]]、しのとうこ<br />ヤトアキラ、安達洋介、hu-ko<!--文庫でのイラストレーター-->
|出版社=エンターブレイン
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|ウィキポータル=[[Portal:ゲーム|ゲーム]]
}}
 
『'''アルシャード'''』 (''Alshard'' ) は、[[エンターブレイン]]から出版されている[[日本]]の[[テーブルトークRPG]] (TRPG)のタイトル、および、そのシリーズ 。著者は[[井上純弌]]、[[ファーイースト・アミューズメント・リサーチ|F.E.A.R.]]。『アルシャードガイアRPG』など一部のタイトルには[[菊池たけし]]も著者としてクレジットされている。
この項目ではアルシャードシリーズの包括的な内容と、アルシャードファーストエディションとして規定されている『アルシャード』『アルシャードff』『アルシャード・ガイアRPG』の3タイトルについて記載する。
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[[2002年]]7月に「新世紀スタンダードTRPG」と銘打って出版された異世界ファンタジー物テーブルトークRPGである。[[2005年]]7月に改訂新版にあたる『アルシャードff(フォルティッシモ)』が、[[2006年]]8月には『アルシャードff』とほぼ同一のシステムを使用した現代ファンタジーRPG『アルシャードガイアRPG』が発売された。[[2012年]]5月現在、『アルシャードff』と『アルシャードガイアRPG』の2系列がリリースされている。
 
「今の日本人のゲーマーのための、スタンダードなテーブルトークRPGを作る」という意図の下に製作されたテーブルトークRPGであり、[[スタンダードRPGシステム]]の展開の中心に位置するゲームでもある{{efn|「ともかく、TRPGファン向けに、スタンダードという価値をもったゲームを作ろうというスタンスは、最初からブレてはいないわけです」[[ゲーマーズ・フィールド編集部]]『ゲーマーズ・フィールド別冊 特集 スタンダードRPGシステム』[[ゲーム・フィールド]]、2007年、6頁「SRS座談会」井上純弌コメントより引用 ISBN 978-4-86224-021-7}}
 
 
ゲームでは、神話に出てくる神々の力を受け継いだ英雄「クエスター」と、宇宙を蝕む負の勢力「奈落」との戦いを描く。ゲームの舞台となる世界は、『アルシャード』及び『アルシャードff』ではテクノロジーが比較的発達した[[ファンタジー]]風の異世界であるミッドガルド、『アルシャードガイアRPG』では現代の地球である。また、スタンダードRPGシステムの他のゲームの中には『アルシャード』シリーズにデータをコンバートすることが可能なものもあり、それにより別のゲームの世界を舞台に『アルシャード』の冒険を楽しむこともできる(もしくは逆に別のゲームのキャラクターを『アルシャード』の世界で活躍させることもできる)。
 
デザイナーの井上純弌によると、日本のテーブルトークRPGが『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]』(D&D)と『[[ソードワールドRPG]]』(SW)の二大ゲームのヒット以降「スタンダードなゲームスタイルはこれらに任せて、これから新しく作るゲームはニッチな需要に手堅く対応していこう」という流れが強くなり新しい時代にマッチしたスタンダードを作ろうとする意欲的な作品が現れなくなってしまったことに危機感を抱いて、「21世紀の日本市場にマッチした新しいスタンダードスタイルのRPG」を自ら作ることを目指したのだという{{efn|「今の時代に合った、『ソードワールド』に代わるものが必要なんです。『ソードワールド』に恩返ししなくちゃいけない」[[ゲーマーズ・フィールド編集部]]『ゲーマーズ・フィールド別冊 井上純弌の世界』[[ゲーム・フィールド]]、2001年、9頁「井上純弌インタビュー」井上純弌コメントより引用 ISBN 4-907792-19-0}}
 
開発にあたっては、井上の学生時代からの友人でもある[[遠藤卓司]]と[[久保田悠羅]]がそれぞれシステムデザインと世界観設計を担当。[[菊池たけし]]が2D6(六面体ダイス2個)判定システムのアドバイサーとして加わり、当時F.E.A.R.のサポート誌『[[ゲーマーズ・フィールド]]』に漫画を連載していた[[金澤尚子]]<ref>{{efn|のちに井上は『オーディンの槍』のあとがきで、金澤を「一番の功労者」と讃えている。</ref>}}らビギナープレイヤーがディベロッパーやテストプレイヤーとして参加するなど、当時のF.E.A.R.が擁する第一線クリエイターが投入された。プロデューサーを務めた[[鈴吹太郎]]はリプレイ集『[[悠久の地平]]』のあとがきで「『アルシャード』ほど大量のテストプレイ、紙面の再構成を繰り返した作品は他にない」と開発過程を振り返っている。
システム面では、それまでの多くのテーブルトークRPGがプレイに長時間を要していたのに対し、短時間でプレイ可能でありながらもこれまでのテーブルトークRPGに劣らない満足感を得られることを主眼にデザインされている。このため、これまでの井上作品の特徴である「他者との関係」や「PCの性格・経験」をヒーローポイントに反映させた[[ロールプレイ支援システム]](『[[天羅万象]]』『[[天羅WAR]]』の「業システム」、『[[テラ:ザ・ガンスリンガー]]』の「パワーチップ」など)は搭載されていない。その一方で、キャラクター作成の手間を省く「[[プレロールドキャラクター|サンプルキャラクター]]」、シナリオ導入簡略化のための「[[ハンドアウト]]」、シナリオ目的の明文化「クエスト」、ストーリー上またはゲーム上重要ではない冗長な部分を省く「[[シーン制]]」、とにかく倒せばシナリオ終了であるエネミーキャラクター属性「BOSS属性」など、本作が初出の概念ではないが、プレイを円滑に進めることに効果があるとされるルールを導入している。
 
このような日本独特のプレイスタイルを反映させたシステムを備える一方で、[[サプリメント (TRPG)|サプリメント]]による頻度の高いデータ追加によって、ゲームバランスが変動していくことを肯定しているゲーム性は、『D&D』などの海外製RPGのパワーゲーム志向に近い。『アルシャード』初版発売当時の国産ゲームとしては珍しい方向性であり、今なお、国産ゲームの中で最大級のデータ量やサプリメントを保持している。
 
開発にあたっては、井上の学生時代からの友人でもある[[遠藤卓司]]と[[久保田悠羅]]がそれぞれシステムデザインと世界観設計を担当。[[菊池たけし]]が2D6(六面体ダイス2個)判定システムのアドバイサーとして加わり、当時F.E.A.R.のサポート誌『[[ゲーマーズ・フィールド]]』に漫画を連載していた[[金澤尚子]]<ref>のちに井上は『オーディンの槍』のあとがきで、金澤を「一番の功労者」と讃えている。</ref>らビギナープレイヤーがディベロッパーやテストプレイヤーとして参加するなど、当時のF.E.A.R.が擁する第一線クリエイターが投入された。プロデューサーを務めた[[鈴吹太郎]]はリプレイ集『[[悠久の地平]]』のあとがきで「『アルシャード』ほど大量のテストプレイ、紙面の再構成を繰り返した作品は他にない」と開発過程を振り返っている。
 
『D&D』や『SW』の後継たらんとも読める刺激的なまえがき(ルール第一版基本ルールブック)、「新世紀スタンダードTRPG」という惹句などを掲げ、豊富なサプリメント出版などにより、『アルシャード』のシリーズ展開は「[[テーブルトークRPG冬の時代|冬の時代]]」後のRPGムーブメントの一つの流れを形成した。
 
なお、2011年8月に行われた[[ジャパンゲームコンベンション|JGC2011]]にて、2012年中にバージョンアップを行うことが発表され、翌2012年4月発売の『ゲーマーズ・フィールド』16Season Vol.4及びリプレイ『[[アルシャードトライデント|創世! 真ラグナロク!!]]』にて、同年7月に『'''アルシャードセイヴァーRPG'''』のタイトルでリリースされることが予告され、同年7月30日に基本ルールブックが発売された。また同年4月には、『アルシャードガイアRPG』基本ルールブックと『アルシャードFF』サプリメント『アインヘリアル』が[[iPhone]]、[[iPad]]、[[Android OS]]対応の[[電子書籍]]として[[角川コンテンツゲート]]([[Book☆Walker]])から発売された。
 
=== アルシャード(ルール第一版) ===
『アルシャード』シリーズの第一弾。ゲームの背景世界である「'''ミッドガルド'''」は、北欧神話をベースにしたファンタジー世界であるが、テクノロジー信奉者の「真帝国」や負の存在たる「奈落」が悪役として配置され、伝統的なファンタジーの枠を超えたメカなどのSF風ガジェットも豊富である。この世界で、シャードと呼ばれる滅びた神々の欠片を手にしたプレイヤーキャラクター(「クエスター」とも呼ばれる)が、世界の敵である奈落や真帝国と戦い、理想の世界「アスガルド」を目指して冒険する。真帝国も絶対悪ではなく、真帝国に所属するクエスターとして、真帝国の国家権力をバックにした悪人を裁く『[[暴れん坊将軍]]』『[[大江戸捜査網]]』風の冒険をすることもできる。
 
井上には、従来のテーブルトークRPGの世界設定が、[[コンピュータRPG]]などと比べて保守的であるとの問題意識があり、[[21世紀]]にふさわしいファンタジーとして、[[剣と魔法]]の中世ヨーロッパ風ファンタジーの風景を世界観のベースにしながらも、そこに[[オートバイ|バイク]]、[[銃器]]、[[飛空艇]]、[[人造人間|アンドロイド]]、[[ライトセーバー]]、[[戦車]]、[[ハンドヘルドコンピュータ]]、巨大ロボット、近代的軍隊といった近代・未来風ガジェットの導入を図った。[[ファイナルファンタジーシリーズ|『ファイナルファンタジー』]]などの日本製[[コンピュータRPG]]の多くとも共通項を持つこうした「新しいファンタジー」の世界設定を指して、『アルシャード』は「新世紀スタンダード」を標榜した{{efn|「たまに誤解している人がいるらしいんですが、『アルシャード』(以後ALS)は「いわゆる今時のコンシューマーゲームが再現しているような、列車とかロボットとか銃が出てくるファンタジーを、新たなるスタンダードとして提唱するRPGだ」みたいなことを言う人がいる。それを、ウェブサイトで書いてあるのを見つけて、「違う!」って言ったことがあります」「俺はTRPGファンのためのスタンダードを作ったわけですよ。電源ゲームをやっている人たち向けに『ALS』を作ったわけじゃない」[[ゲーマーズ・フィールド編集部]]『ゲーマーズ・フィールド別冊 特集 スタンダードRPGシステム』[[ゲーム・フィールド]]、2007年、6頁「SRS座談会」井上純弌コメントより引用 ISBN 978-4-86224-021-7}}
 
=== アルシャードff ===
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基本的なルール構成はそのままに全てのデータを見直したこのバージョンは、「あらゆる意味で今までの『アルシャード』よりも優れている」という意味で「[[演奏記号|フォルティッシモ]](より強く)」というタイトルがつけられた。
 
今までゲームを買ってきたユーザーに、もう一度ほぼ同じ内容のものを買わせるというのは商業的な難しさがあると言えるが、『D&D』の[[ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版|第3.5版]]への版上げのような先例もあり、決断がなされた。実際にはほとんどのデータはバランスよく見直されていて、全く新しい追加要素もふんだんにあるため、ユーザーはこの判断を比較的好意的に受け入れているようである。
 
[[2007年]]11月の時点で、ルール第一版の要素のほぼ全てが『ff』(及び『アルシャードガイアRPG』)のサプリメントにより再現可能となっている。F.E.A.R.は公式サイトにて、まだサプリメントをそろえていないユーザーのために、初代のデータを『ff』にコンバートするためのデータを無料で公開している(ただし、あくまで最低限のコンバートをしただけであって、『ff』や『ガイア』のサプリメントに掲載されているルール第一版のアップデートデータとはゲームバランスが全く異なっている)。
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『ff』との互換性は高く、双方のクラスやデータを混ぜて遊ぶことが可能となっている。この共通システムは『ガイア』発売時に「スタンダードRPGシステム」と名付けられた。
 
『ガイア』もまた「スタンダード現代魔法ファンタジー」を謡い、ファンタジー以上に保守的であったTRPGの「現代もの」というジャンルに風穴を開けるべき様々な要素の導入を行っている。「[[魔法]]や[[超能力]]や[[剣術]]の使い手が現代の闇に潜む[[怪物|魑魅魍魎]]を狩る退魔もの」という旧来からのスタンダードな現代伝奇や[[ロー・ファンタジー]]のコンセプトを受け継ぎつつも、「[[魔法少女|戦闘魔法少女]]」や「[[聖闘士星矢|装着ヒーロー]]」などのSFアニメ的ガジェットや、[[パラレルワールド]]や[[タイムトラベル]]が強くからむ「[[セカイ系]]」の世界観などの、近年の[[ライトノベル]]や[[ノベルゲーム]]などによく見られるような「新しい伝奇SF」の流れをふんだんに取り入れており、これを井上は「スタンダード現代魔法ファンタジー」と名付けた。
 
=== アルシャードトライデント ===
{{See also|アルシャードトライデント}}
ゲームそのものではないが便宜上特に項目を設ける。<br />
ルール第一版リリースから8年、『アルシャードガイアRPG』公開からも4年が経過した『アルシャード』の新たな展開として、ゲームデザイナーの井上純弌、『ガイア』共同デザイナーの菊池たけし、プロデューサーである鈴吹太郎の発案で[[2010年]]9月より始まった『アルシャードff』と『ガイア』のクロスオーバー企画のプロジェクト名。[[ゲームマスター]]('''GM '''。リプレイライターも兼ねる)を異にする3本のリプレイシリーズ、リプレイと連動するサプリメント群、読者投稿企画から構成される。
 
ルール第一版リリースから8年、『アルシャードガイアRPG』公開からも4年が経過した『アルシャード』の新たな展開として、ゲームデザイナーの井上純弌、『ガイア』共同デザイナーの菊池たけし、プロデューサーである鈴吹太郎の発案で[[2010年]]9月より始まった『アルシャードff』と『ガイア』の[[クロスオーバー作品|クロスオーバー]]企画のプロジェクト名。[[ゲームマスター]]('''GM '''。リプレイライターも兼ねる)を異にする3本のリプレイシリーズ、リプレイと連動するサプリメント群、読者投稿企画から構成される。

『トライデント』は、『ff』および『ガイア』を遊びつくして高レベルにまで成長したキャラクターのために新しい冒険の舞台を提供する、ということが主目的におかれた企画であり、『アルシャード』の世界に「大ラグナロク」なる宇宙規模の危機が訪れつつあるという設定が追加されている。『トライデント』に関する製品群は全てが「大ラグナロクを乗り越えるための壮大で神話的な冒険」を扱っており、サプリメント群ではサクセサー以上にまで成長した高レベルキャラクターのための舞台設定とゲームデータが飛躍的に増加されている。この企画によって出版されているリプレイ群は神話的冒険にふさわしい高レベル向けセッションの実例の紹介として、それまでのアルシャードのリプレイよりも高いレベルが指向されている<ref>{{efn|リプレイ3シリーズのキャラクターレベルは、第1巻が17、第2巻が27、全体の最終巻に当たる『創世! 真ラグナロク!!』が100となっている。</ref>}}。なお、この企画の終了をもって『ff』および『ガイア』の商品展開は終息し、ルール第二版『セイヴァー』に移行することになっているした
 
=== アルシャードセイヴァーRPG ===
{{See also|アルシャードセイヴァーRPG}}
『アルシャード』シリーズにおける正式なルール第二版。
 
ルール1.5版として規定された『ff』『ガイア』とは異なり、根本的な面からゲームバランスを見直している。トで扱われることになっている。
 
== システム ==
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[[行為判定]]は[[行為判定#上方判定|上方判定]]に属する。使用されるランダマイザーは六面体ダイス二つ(以後2d6と表記)である。
 
「2d6+能力値」で得た数値が行為判定の目標値以上ならば判定は成功とみなされる。なお、2d6で出た出目が12ならば[[行為判定#クリティカル|クリティカル]]が発生し、最終的な達成値に関わらず行為判定は自動成功する。逆に、出目が2ならば[[行為判定#ファンブル|ファンブル]]が発生して自動失敗の効果となる。
逆に出目が2ならば[[行為判定#ファンブル|ファンブル]]が発生し自動失敗の効果となる。
 
=== シナリオの進行 ===
シナリオの進行には[[シーン制]]が採用されている。また、1回のセッションはオープニング、ミドル、クライマックス、エンディングの4つのフェイズに分けられ、1回のセッションで1本のシナリオを確実に消化することを目指す仕組みになっている
また、1回のセッションはオープニング、ミドル、クライマックス、エンディングの4つのフェイズに分けられ、1回のセッションで1本のシナリオを確実に消化することを目指す仕組みになっている
 
==== クエスト ====
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==== シャードとクエスター ====
『アルシャード』シリーズでは、PCは「クエスター」とも呼ばれる。いわゆる冒険者の位置付けだが、「シャード」と呼ばれる神秘的物体を所持しており、ゲーム中でPCに与えられるクエストは、シャードがクエスターにもたらす試練という設定になっており<ref>{{efn|ゲーム進行上は、クエストはGMから、シナリオの目的として与えられる。</ref>}}、クエスターはクエスト達成を重ねることで経験点をため、グランドクエスト【アスガルドに至る】の達成を目指す。
 
シャードとは太古の戦争で滅んだ神々の欠片のことである。宝石の形をしている。大量の魔力(マナ)を有しており、所持者に莫大な力を与える。シャードの中には神々の意思の残滓が残っており、所持者を理想郷アスガルドへ導く。
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シャードは誰でも所持できるものではなく、シャード自体が選んだ者にしかその力を貸さない。クエスターはシャードの導き(クエスト)を受け取ることができ、クエスターはクエストに従ってさまざまな冒険を体験することになる。
 
シャードは所持者の運命に干渉することができるため、クエスターは必ず与えられたクエストが示す事件に関わることになる。クエストはクエスターの意志と無関係に与えられるため、シャードは祝福であると同時に呪いであるとも言われる。シャードがなぜクエストをクエスターに与えるのかは謎であり、クエストの内容も千差万別でそこに共通点は見出せない。世界の危機を救うような大掛かりクエストが与えられることもあれば、町内のトラブルを解決するという日常的なクエストが与えられることもある。一説には理想郷アスガルドクエスターを導くための試練(成長の糧)としてクエストが与えられるのだとも言われている。
 
シャードを持つ者は周囲の乱れたマナを調律する力を持つため、奈落にとって変異した生物や器物、または過度なマナによって変異した生物や器物(「クリーチャー」と呼ばれる)を元の状態に戻したりすることもできる。ただし、変異が激しい場合はその限りではない。
 
クエスターは成長を重ねる毎にシャードとの結びつきがより強くなっていき、最終的には次代の神になる者さえいる。具体的には以下のような段階で成長していく。
 
:; サクセサー
:: {{See also|神の贈り物}}
:: シャードが与える重大な試練を乗り越えたクエスターは、神の座を後継する資格を得て「'''サクセサー(継承者)'''」と呼ばれるようになる。サクセサーになった者が持つシャードもまたより明確な意思を持つ存在「'''アルシャード'''」となる。これを「'''シャードのサクセション(継承)'''」という。
:: アルシャードは自らの化身(アバター)を作り出すことができる。アバターは自我を持ち、人型をしていることが多く、クエスターと直接コミュニケーションをとることができる。サクセサーはこのアバターとともに冒険を重ね、アスガルドへの探索を本格的に行うことになる。
:: ルール的には、10レベル以上になったクエスターが「特別なクエスト」をクリアすることでサクセサーになることができる。この「特別なクエスト」はGMの任意で提示されるものであり、通常のクエストよりも難解であることが求められる。
:: サクセサル的には、10レベル以上になったキャラエスターへのが「典として、レベルに応じてパーソナル別なクエストの取得数が増え」をクリアすいうものがある。また、GMはサクセサーになることできる。この「特別なクエスト(パーソナル」はGMの任意で提示されるものであり、通常のクエストを含む)を取得すよりも難解であることが求められ際に加護を追加で与えても良い
: サクセサーになったキャラクターへの特典として、レベルに応じてパーソナルクエストの取得数が増えるというものがある。また、GMはサクセサーがクエスト(パーソナルクエストを含む)を取得する際に加護を追加で与えても良い。
:: サクセサーについては、『アルシャードff』は上級ルールブックである『アール・ヴァル・アルダ フォルティッシモ』、『アルシャードガイアRPG』は『アルシャードガイアRPG上級ルールブック』で規定されている。
:; アインヘリアル
:; アインヘリアル
: {{See also|アルシャードトライデント}}
:: サクセサーが冒険を重ね、後世に神話として語られるほどの偉業をなしとげたとき、彼らは神の戦士「'''アインヘリアル'''」へと進化する。アインヘリアルの活躍の場はもはや一つの世界にとどまらずユグドラシル宇宙全土となる。
:: ルール的には、サクセサーとなった20レベル以上のPCが「偉業クエスト」と呼ばれる試練をシナリオ内で乗り越え、その後に経験点を使って「アインヘリアルクラス」と呼ばれるキャラクタークラスを新たに取得することでアインヘリアルになれる。
:: アインヘリアルになったキャラクターへの特典は、成長時にアインリアルクラスのレベルを上げることができることがある。また、サクセサーが得る追加の加護の代わりにクエストアイテムやワールドアイテムと呼ばれる神話的武具をGMはアインヘリアルに与えることができる。これらのアイテムの中にはサクセサーでも得ることができるものもあるが、アインリアルの方がはるかに選択肢が多い。
:: アインヘリアルは、『アルシャードff』のサプリメント『アインヘリアル』『フリズスキャルヴ』で規定されており、『アルシャードガイアRPG』にも対応している。
:; 次代の神
:: アインヘリアルがさらに冒険を重ねることで、神々の仲間入りを果たすことができる。神となった者は世界にみだりに干渉をすることはなくなり、代わりに自らの力の一部をシャードに変えて新しいクエスターを作り出すことができる。このクエスターが新しいアスガルドの探求者となる。
:: ルール的には、アインヘリアルクラスが10レベル以上になった後に取得可能になる《不死不滅》と《探索者の創造》という二つの特技を取得することで、そのPCは次代の神となる。神となったPCはゲームから引退してNPCとなることが推奨されている。なおアインヘリアルクラスが10レベル以上になっても、この二つの特技を選ばすにPCとして成長させていくことは可能である。
 
=== 加護 ===
すべてのPCはキャラクタークラスに応じた「加護」と呼ばれる強力な力を持つ。これは『[[トーキョーN◎VA]]』の「神業」や、『[[ブレイド・オブ・アルカナ]]』の「奇跡」などと同様、セッション中の膠着状況を打破する切り札として機能する。基本的にPCだけの持つ能力だが、一部の[[ノンプレイヤーキャラクター|NPC]]も同じ力を有する。「加護」の名称はほとんどが[[北欧神話]]を中心とする神格から取られている。<br />
 
サクセサーが初期状態で保有する加護は3つである。サクセサーに移行すると4つ以上の加護が得られる。
 
=== 戦闘ルール ===
==== ラウンド進行 ====
戦闘が発生したシーンは、ラウンドと呼ばれる単位で時間の経過を管理する。1ラウンドとは「戦闘に参加する全てのキャラクターが最低でも一回の行為判定をすませられるだけの時間」であり、具体的には何秒、何分とは決められていない。しかし、イメージが必要ならば1分として考えるようにガイダンスされている。
 
1ラウンドは以下のプロセスによって構成されている。
 
# セットアッププロセス - ラウンドの冒頭に発生するプロセスで、登場している全てのキャラクターが「未行動」状態になる。<br>また、戦場に新しいキャラクターが登場するタイミングはこのプロセスとなる。
# イニシアチブプロセス - 未行動のキャラクターがいるかどうかを確認するプロセス。複数の未行動キャラクターがいる場合、最も【行動値】が高い者を選択する。
# メインプロセス - イニシアチブプロセスで選択されたキャラクターが実際に行動を行うプロセス。このメインプロセスを終えるとキャラクターは「行動済み」になる。<br>(以後は未行動のキャラクターがいなくなるまでイニシアチブプロセスとメインプロセスが繰り返される)
# クリンナッププロセス - ラウンドの最後に発生するプロセスで、1ラウンドの間持続する能力などはここで解除される。
 
キャラクターの攻撃はメインプロセスで行われる。メインプロセスで行える行動は「マイナーアクション」「メジャーアクション」の二種類であり、実際に攻撃に関連する行為判定を行うのはメジャーアクションである。マイナーアクションは行為判定を伴わない補助的行動(移動や狙いを定める行為など)である。
 
==== 位置 ====
武器の射程や移動距離が実数で表現されているためキャラクターの位置が戦術的な重みを持つタイプの戦闘ルールになっており、トークンや戦術マップを使用した戦闘に対応させやすい。一方で「[[スタンダードRPGシステム#戦闘ルール|エンゲージ]]」の概念が実装されているため、位置をある程度曖昧に表現することもまた可能になっている。ゲームマスターがシナリオの戦闘シチュエーションによって、位置に関する処理を厳密に処理することも曖昧に処理することもどちらにも対応できる自由度の高い運用が可能である。
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リプレイ集『虹の彼方から』に収録されているリプレイ「砂漠の異教神」は、『アルシャードff』におけるシナリオクラフトの導入例である。
 
== スタンダードRPGシステム(SRS) ==
{{See|スタンダードRPGシステム}}
 
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== キャラクタークラスと加護 ==
:各クラスの持つ加護については、クラス名の後ろに括弧で示した。その実際の神話・伝承については、リンク先を参照のこと。上級クラス、アインヘリアルクラスには加護は存在しない。
=== ff・ガイア共通のクラス ===
* 基本クラス
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** スカウト([[ヘイムダル]]) - シーフというよりはどちらかというと軽戦士
** ブラックマジシャン([[オーディン]]) - 黒魔術師。攻撃魔法の専門家
** ホワイトメイジ([[イズン|イドゥン]]) - 白魔術師。回復・防御魔法のエキスパート
* サブクラス
** エージェント([[エーギル]]) - 企業や組織の工作員。組織から特殊武装などを支給され、組織の利益のために戦う。『ff』では、ゼネラルマテリアル社、ヨルムンガルド社、ヴァナヘイム社、『ガイア』では、フューネラルコンダクター社、魔術師連盟、ミリタリーのデータが提供されている。
212 ⟶ 217行目:
** バトルマスター - 偉業をこなして神の戦士に昇格したファイター
** ストライダー - 偉業をこなして神の戦士に昇格したスカウト
** [[ウォーロック]] - 偉業をこなして神の戦士に昇格したブラックマジシャン
** ガーディアン - 偉業をこなして神の戦士に昇格したホワイトメイジ
 
235 ⟶ 240行目:
** ブライト・ナイト([[シャヘル]]) - アームドギアと呼ばれる巨大人型機動兵器のパイロット
** ミッショナール([[イズン|イドゥン]]) - 真帝国教会の巡回伝道師や[[従軍神父]]。宗教プロパガンダや教会の諜報活動に従事する
* 異種族クラス<ref>{{efn|ルール第一版ではキャラクターメイキングにしか取得できず、マルチクラスもできなかったが、『ff』ではサブクラスと同じ扱いとなっている。</ref>}}
** アルフ([[フレイ]]) - かつて神をも作ったという古代種族。レーザーソードに代表される遺失テクノロジを操る。ほとんどのアルフはウートガルドという異世界に移り住んだが、ミッドガルド大陸や他の異世界で活動するアルフも存在する
** ヴァーハナ([[ブラギ]]) -リスやネズミに似た愛らしい外見を持つが、実はアルフによって作られた生体コンピュータ。ほとんどのヴァーハナはミッドガルド上空を浮遊する島シュメルに住み、その番人となっている
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=== 『アルシャードガイア』固有のクラス ===
* サブクラス
** アーティスト([[ムーサ|ミューズ]]) - ミュージックデバイスという楽器を操り、音楽により魔法を使う
** アルケミスト([[ヘル]]) - 機械仕掛けの魔法杖チャンバースタッフを操り、魔法を強化する
** オーヴァーランダー([[摩利支天|マリーシ]]) -  異世界を行き来する世界間移動者。他の世界の力や特徴を有する
** ガンスリンガー([[フレイヤ]]) - 銃器のエキスパート。さまざまな銃を用いた戦闘技術を習得している
** サイキック([[ニョルズ|ニョルド]]) - 念動力や透視能力などを扱う超能力者
** サモナー([[ブラギ]]) - カードや呪符による召喚魔法を扱う符術師。サジッタ社の[[トレーディングカードゲーム]]から力に目覚める者もいる
** ソードマスター([[タケミカヅチ]]) - 魔器と呼ばれる魔法の武器の使い手。剣や杖など魔器自身をキャラクターとすることもできる
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=== その他の加護 ===
* [[スィン]] - シャードのサクセションなどで得られる加護
* [[スノトラ]] - シャードのサクセションなどで得られる加護
* [[ソール]] - 『アルシャード』(ルール第一版)付属シナリオのオリジナル加護
* フリッガ - 『アルシャードSSS Vol.1 魔獣兵団』のオリジナル加護
* [[アンラ・マンユ|アーリマン]] - 『アルシャードSSS Vol.7 禁断の叡智』のオリジナル加護
* [[アフラ・マズダー|アフラマズタ]] - 『アルシャードSSS Vol.7 禁断の叡智』のオリジナル加護
* ティターニア - 『アルシャードSSS Vol.9 契約と代償』のオリジナル加護
* 精霊王 - 『アルシャードSSS Vol.9 契約と代償』のオリジナル加護
* [[ロキ]] - 『アルシャードff』シナリオ集『オーバー・ザ・レインボー』のオリジナル加護
* [[モイラ (ギリシア神話)|モイライ]] - 『アルシャードff』サプリメント『ウィンカスター・フォーチュンサービス』のハンドアウトテンプレートで得られる加護
* [[巫女の予言|ヴェルスパ]] - 『アルシャードff』サプリメント『ウィンカスター・フォーチュンサービス』のハンドアウトテンプレートで得られる加護
* [[ヘーラクレース|ヘラクレス]]  - 『アルシャードガイアRPG』サプリメント『エブリディマジック』のハンドアウトテンプレートで得られる加護
* [[レア|レイア]]  - 『アルシャードガイアRPG』サプリメント『エブリディマジック』のハンドアウトテンプレートで得られる加護
* [[クロノス]] - リプレイ「悠久の地平」のオリジナル加護
* [[パンドーラー|パンドラ]] - リプレイ「腐食都市」及び「神の贈り物」のオリジナル加護
* [[アレクサンドロス3世|アレクサンドロス]] - リプレイ「襲来! コスモマケドニア!!」のオリジナル加護
* [[デウス・エクス・マキナ]] - リプレイ「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」のオリジナル加護
* [[アポローン|アポロン]] - 『アルシャードガイアRPG』サプリメント『ラグナロク』付属シナリオのオリジナル加護
 
== 製品既発書籍一覧 ==
=== アルシャード (初代) ===
* アルシャード (基本ルールブック)  ISBN 4-7577-0951-X
* アール・ヴァル・アルダ (上級ルールブック)  ISBN 4-907792-40-9
* クイーン・オブ・グレイス (帝国ソースブック)  ISBN 4-907792-44-1
* オン・ユア・マインド (プレイングガイダンス集。リプレイ二本とGM向けガイド)  ISBN 4-907792-48-4
* ブライト・ナイト (キャンペーンシナリオ集。剣と魔法と巨大ロボットの物語)  ISBN 4-907792-57-3
* アメージング・ワールド (ワールドデータブック。ユーザーからの投稿を元にしている)  ISBN 4-907792-61-1
* ティル・ナ・ノグ (ワールドデータブック。『アメージング・ワールド』の増補。異世界の設定も扱う)  ISBN 4-907792-70-0
* フライハイ  漂流学園 (キャンペーンシナリオ集。地球からミッドガルドに転移してきた学生たちの冒険)  ISBN 4-907792-83-2
* アルシャードSSS vol.1~17 (1〜17(短編シナリオ集)
 
=== アルシャードff ===
* [http://www.fear.co.jp/information/alsff_info.htm アルシャードff] (基本ルールブック。旧版『アルシャード』の増補、再編集)  ISBN 4-7577-2382-2
* [http://www.fear.co.jp/information/avaff_info.htm アール・ヴァル・アルダff] (上級ルールブック。旧版『アール・ヴァル・アルダ』の増補、再編集)  ISBN 4-907792-92-1
* [http://www.fear.co.jp/information/otr_info.htm オーバー・ザ・レインボー] (キャンペーンシナリオ集。『オズの魔法使い』をオマージュした旅の物語)  ISBN 4-907792-95-6
* [http://www.fear.co.jp/information/wah_info.htm ヴァーレスライヒ] (真帝国ソースブック。旧版『クイーン・オブ・グレイス』の増補、再編集)  ISBN 4-907792-97-2
* [http://www.fear.co.jp/information/win_info.htm ウィンカスター・フォーチュンサービス] (GMアクセサリー集。冒険のホームタウン「ウィンカスター」のガイドブック。シナリオクラフト対応)  ISBN 4-86224-003-8
* [http://www.fear.co.jp/information/brkf_info.htm ブライト・ナイトff] (キャンペーンシナリオ集。真帝国の特殊部隊の冒険を扱う。旧版『ブライト・ナイト』と[[クロスオーバー作品|クロスオーバー]]をしている)  ISBN 4-86224-005-4
* [http://www.fear.co.jp/information/mid_info.htm ミッドガルド] (ミッドガルド全体のワールドガイド。旧版『アメージング・ワールド』『ティル・ナ・ノグ』のミッドガルド関係分の増補、再編集)  ISBN 4-86224-009-7
* [http://www.fear.co.jp/information/ein_info.htm アインヘリアル] (高レベル&上級クラス追加データ集。『アルシャードガイア』にも対応)  ISBN 978-4-86224-024-8
* [http://www.fear.co.jp/information/jormungandr_info.htm ヨルムンガルド] (コンセプトシナリオ集。短編シナリオ4本収録)ISBN) ISBN 978-4-86224-027-9
* [http://fear.co.jp/information/atw_info.htm アラウンド・ザ・ワールド] (キャンペーンシナリオ集。ミッドガルド大陸一周レースを扱う)  ISBN 978-4-86224-031-6
* [http://www.fear.co.jp/information/alf_hl_info.htm フリズスキャルヴ] (『アインヘリアル』を増補する高レベル用サプリメント。高レベルアイテム、高レベルエネミー、高レベルキャラクター向け所属組織などを紹介。フォーカスシステム対応。『アルシャードガイア』にも対応)  ISBN 978-4-86224-041-5
* [http://www.fear.co.jp/information/alfprls_info.htm パラダイスロスト] (『トライデント』連動シナリオ集。大ラグナロク初期のミッドガルドでの4つの冒険)  ISBN 978-4-86224-065-1
 
=== アルシャードガイア ===
* [http://www.fear.co.jp/information/gaia/gaia_info.htm アルシャードガイアRPGルールブック] (基本ルールブック)  ISBN 4-7577-2898-0
* [http://www.fear.co.jp/information/algad_info.htm アルシャードガイアRPG上級ルールブック] (上級ルールブック)  ISBN 4-7577-3057-8
* [http://www.fear.co.jp/information/lre_info.htm ロストレクイエム] (キャンペーンシナリオ集)  ISBN 4-7577-3075-6
* [http://www.fear.co.jp/information/em_info.htm エブリディマジック] (GMアクセサリー集。ブルースフィアのクエスターの支援組織についてのガイドブック。シナリオクラフト対応)  ISBN 978-4-7577-3480-7
* [http://www.fear.co.jp/information/gdm_info.htm グレートディメンジョン] (世界間渡航者の背景を掘り下げるサプリメント。旧版『ティル・ナ・ノグ』のユグドラシル宇宙関係部分、同『フライハイ』の漂流学園セッティング部分の増補、再編集。『アルシャードff』他SRS対応ゲーム導入ガイダンス)  ISBN 4-86224-022-4
* [http://fear.co.jp/information/darm_info.htm ダークマジック] (シナリオ集。文庫形式で短編が4本掲載) ISBN 978-4-7577-4067-9
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_bls_info.htm ブルースフィア] (ブルースフィア全体のワールドガイド)  ISBN 978-4-04-726236-2
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_lfw_info.htm リーフワールド] (『トライデント』連動サプリメント。ユグドラシル宇宙を渡り歩く冒険を扱うガイドブック)  ISBN 978-4-04-726904-0
* [http://www.fear.co.jp/information/algrg_info.htm ラグナロク]  (『トライデント』連動サプリメント。イデアを収集する冒険を扱うガイドブック。異世界人の宿場街「縁栄町」の紹介)ISBN) ISBN 978-4-04-727409-9
 
=== リプレイ ===
==== ルール第一版 ====
* [http://www.fear.co.jp/information/odin_info.htm オーディンの槍]<ref>{{efn|内容は『アルシャードff』にほぼ沿って修正されている。</ref> }} ISBN 4-7577-2361-X
* [http://www.fear.co.jp/information/als_ryk_info.htm 悠久の地平]  ISBN 978-4-04-727099-2
==== アルシャードff ====
* [http://www.fear.co.jp/information/afto_info.htm 時計仕掛けの破壊神]  ISBN 978-4-7577-4553-7
==== アルシャードガイア ====
* [http://www.fear.co.jp/information/mirai/mirai_info.htm 明日(みらい)へのプロファイル]  ISBN 4-7577-2916-2
* [http://www.fear.co.jp/information/kami_info.htm 神の贈り物]  ISBN 978-4-7577-3510-1
* [http://www.fear.co.jp/information/kmng_info.htm 神薙ぐ御剣]  ISBN 4-7577-3687-8
* [http://fear.co.jp/information/ymcon.htm 希望(ゆめ)へのコンタクト]  ISBN 978-4-7577-4232-1
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_kms_info.htm 君といるセカイ]  ISBN 978-4-04-726144-0
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_trpg_info.htm 本当のRPG]  ISBN 978-4-04-727793-9
 
==== アルシャードトライデント ====
* [http://www.fear.co.jp/information/als_rtr_info.htm 襲来! コスモマケドニア!!]  ISBN 978-4-04-726778-7
* [http://www.fear.co.jp/information/aff_ten_info.htm 天使がくれた世界滅亡]  ISBN 978-4-04-726966-8
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_bmo_info.htm 美少女★女神と黄金の林檎]  ISBN 978-4-04-727140-1
* [http://www.fear.co.jp/information/als_rbg_info.htm 爆誕! ゴッドウォリアーズ!!]  ISBN 978-4-04-727336-8
* [http://www.fear.co.jp/information/alf_r2mm_info.htm 魔女が望んだ未来消失]  ISBN 978-4-04-727527-0
* [http://www.fear.co.jp/information/alg_bda_info.htm 美少女★女神と伝説の愛天使]  ISBN 978-4-04-727722-9
* [http://www.fear.co.jp/information/als_rssr_info.htm 創世! 真ラグナロク!!]  ISBN 978-4-04-727992-6
 
==== その他 ====
* [http://www.fear.co.jp/information/alf_rnj_info.htm 虹の彼方から]<ref>{{efn|収録リプレイのうち表題作は『アルシャードガイアRPG』、「砂漠の異教神」は『アルシャードff』に準拠。</ref> }} ISBN 978-4-04-726906-4
 
==== 未書籍化リプレイ ====
* 古城の秘密
:** ルール第一版に準拠。『オン・ユア・マインド』に収録。GM・挿絵はルール第一版のディベロップメントにも携わった漫画家の金澤尚子。リプレイ執筆は田中信二。
* The Broken Sword
:** 『アルシャードff』に準拠。『ゲーマーズ・フィールド別冊』Vol.11(2006年4月刊)に収録。GMは鈴吹太郎。リプレイ執筆は久保田悠羅。挿絵はすがのたすく。『ff』環境初の高レベルリプレイ。「プレイヤーキャラクターを作成してからシナリオを作成する」「加護をカード形式にして明かす」など実験的な試みが行われた<ref>{{efn|このうち「プレイヤーキャラクターを作成してからシナリオを作成する」手法は、『ガイア』リプレイでは後に「翼の折れた愛と青春」でも一部取り入れられている<ref>『本当のRPG』p219。</ref>。}}
* 紅き世界より来る者
:** 『アルシャードガイアRPG』に準拠。『ゲーマーズ・フィールド別冊』Vol.13(2007年3月刊)に収録。GM・リプレイ執筆は伊藤和幸。挿絵はすがのたすく。サプリメント『エブリデイマジック』で導入されたシナリオクラフトの運用例示を兼ねる。
 
== ==
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<references />
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.fear.co.jp/ FEARonline]
* [http://www.fear.co.jp/alshardold_als/index.htm アルシャードff公式サイト]
* [http://www.fear.co.jp/gaia/index.htm アルシャードガイア公式サイト]
* [http://www.fear.co.jp/srs/index.htm スタンダードRPGシステム公式サイト]
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