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{{Infobox animanga/Header
|タイトル=キディ・ガーランド
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|監督=[[後藤圭二]]
|シリーズ構成=[[きむらひでふみ]]
|脚本=きむらひでふみ
|キャラクターデザイン=[[門之園恵美]]
|メカニックデザイン=[[海老川兼武]](メイン)<br />川原智弘(サブ)
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|巻数=全2巻
|話数=13話
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|ウィキポータル=[[Portal:アニメ|アニメ]]・[[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:ラジオ|ラジオ]]
}}
『'''キディ・ガーランド'''』('''KIDDY GiRL-AND''')は、[[日本]]の[[テレビアニメ]]。『[[キディ・グレイド]]』の続編にあたる。[[2009年]]10月から[[2010年]]3月まで、[[全国独立放送協議会|独立UHF局]]などで放送された。[[ハイビジョン|ハイビジョン制作]]。
 
また、漫画版『'''[[#キディ・ガーランドぴゅあ|キディ・ガーランドぴゅあ]]'''』(以降、『ぴゅあ』と表記)が、『[[月刊コンプエース]]』2009年5月号から2010年6月号まで連載していた。またテレビアニメ本編をノベライズしつつ別視点も描いた小説版も角川スニーカー文庫より全2巻が発売されている。
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そんな中、ノーヴルズの復権を謳う政治結社「Gソサエティ」が行動を開始し、GTOの記念式典に現れ自作自演によってGTOの信用を貶め業務停止へと追い込む。そのリーダーは、かつてたった一人でGOTTを疲弊させた、時間凍結事件の首謀者ガクトエルだった。
 
== 用語 ==
[[キディ・グレイド|前作]]も併せて参照のこと。脚注に無い英語表記は公式サイトでの表記に基いたもの。
=== 組織 ===
; GTO
: 「'''G'''alactic '''T'''rade '''O'''rganization(銀河系貿易監視機関)」の略称。前作のGOTTが解散した後、エクリプスによって再編された機関である。ESメンバーを初め、旧GOTT関係者も多数関わっている。
: 旧GOTT本局ビルと同じく、惑星アイネイアースに存在する本局には中枢機能を受け持つ様々な部署や喫茶室「Touch&Go」が入ったビルの他、広大な裏庭が設けられている。また、本局ビルと空中通路で接続された別棟には、局員用の寝室や数十人サイズの大浴場などを備えた居住区が設けられている。正式に登録できるESメンバーは3組6人と決められている<ref name="novel1">小説版一巻による</ref>。
: 第9話で記念式典をGソサエティに襲撃される。以降、治安上の責任などを追及され事実上の業務停止命令処分を受け、ESメンバーさえも自由に活動できなくなった。第18話には解体命令処分を受けたが、Gソサエティの実態が判明した「輝ける新月事件」以降は、政府機関としての機能を取り戻している<ref name="novel2">小説版二巻による</ref>。
; GOTT
: 「'''G'''alactic '''O'''rganization of '''T'''rade and '''T'''ariffs(銀河通商関税機構)」の略称。時間凍結事件での疲弊を経て解散した。星暦0379年現在、旧本局ビルは放棄されてエネルギー供給を絶たれたことから老朽化が進み、内外装も荒れ果てているが、解体されてはいない。中には誰も居ないはずだが[[亡霊]]騒動が持ち上がっている。
; 宇宙惑星連合
: 正式名称は、銀河系惑星連合政府総体。惑星国家統一集合体でありデュカリオンの件を経てノーヴルズの傀儡から解放された一方、依然として既得権益層に残った元ノーヴルズのものが多くおり、GOTTやGTOを疎んじている者も少なくない。連合治安総局や惑星連合立法統合警務局などの端々の組織では一部の私利私欲を肥やす者達による腐敗化が進み、サフィルやリュビス、トーチやシェイドといった離反者がGソサエティへ参加する理由となった。
: Gソサエティの決起以降は、彼らに与するノーヴルズが奥深くにまでいたため、Gソサエティによる白昼堂々のGTO本局への襲撃を黙認し、GTOが一般人に攻撃したことを理由として組織を解体、Gソサエティに業務を引き継がせる方向へ動いている。
; Gソサエティ(G Society)
: GTOの敵対組織。表の顔は政治結社だが、裏の顔はテロリストや能力者を駆使した各種犯罪を行っている。代表者であるガクトエルがノーヴルズの復権を謳っているため、民主化以降没落したノーヴルズや、政府や財界に残る利害が一致する元ノーヴルズによる支援を受けている。人工惑星エルデメテオールに本拠を構え、そこにはGソサエティに保護されているノーヴルズが生活する西ヨーロッパを彷彿とさせる都市が建設され、さながら君主制国家のような体を為している。しかしながら理念や組織自体がガクトエルの個人的な復讐を遂げるための道具に過ぎず、すべてが虚構のものとなっている。構成員は、前作の小説やサウンドレイヤーで登場したヴァージンヴァイラスの残党も合流し、末端は市民やGTO、GOTTが悪行をしたと信じ込まされ、ノーヴルズやヴァージンヴァイラスの悪行はなかったことになっている。
: 国家承認を惑星連合政府から受け正式な国家として承認され、決起以降はノーヴルズが宇宙惑星連合の奥深くにまで復権したため、GTOに代わって業務を任されるまでに至っている。「輝ける新月事件」後は国家ぐるみの犯罪とされたためGソサエティの市民が罪に問われることとなった<ref name="novel2"/>。
; ノーヴルズ
: ナノマシンを持たない純血の地球人のこと。漢字では『血統族』とも書く。ナノマシンの体内注入を嫌い、かつては突然変異や特殊能力を認めない思想を持ち<ref name="novel2"/>、ナノマシンを注入した庶民をバカにし、自らは誇りを持つ支配階級だったが、星暦0379年現在では、ほぼ全てのノーヴルズがナノマシンを受け入れている。一般階級との融和が進行してはいるものの、デュカリオンの件を棚に上げて復権を狙う一派が少なからず存在していた。
; シオン・メイ財団
: 銀河系の経済界最大手の財閥・産業複合体であり、GTOの25周年記念式典に参加したアーニスが代表を務める。シオン・メイ財団は銀河中にネットワークをもつTV会社を保有している。トップのアーニスがGソサエティに与しており、GTOを貶めGソサエティを称える捏造報道を促しイメージ戦略に一役買っていた。「輝ける新月事件」後、アーニスは処罰され、財団は崩壊した。
; R&C民間福祉事業調整局
: 民間ボランティア団体。ローゼンフェルト財閥とコール財閥が全ての弱者を救う施設として設立した。
 
=== 機械 ===
; ジェネテックビースト(Genetech Beast)
: 獣の姿をした機械生物。星暦0379年現在、テロリストの手に渡ってテロ行為の際に用いられたり、製造元を逃げ出した個体が旧GOTT本局ビルに棲み付いたりするなど、まだ完全解決には至っていない。
 
=== 惑星 ===
アズランティアとグラキエス以外は全て[[テラフォーミング]]済みの[[地球型惑星]]であり、[[軌道エレベータ]]とオービタルリング(作中では「軌道リング」と呼称)が存在する。
; アイネイアース
: 前作に引き続き登場。銀河系中央バルジの一角のウェヌス星系に位置する、恒星ラティウムと伴星ラティーヌスを巡る第五惑星である。第一都市はアンキセス。GTO本局は第二都市コルキアに存在する。
; アズランティア
: 前作の外伝『Pr.』に引き続き登場。ボモウナ星系の惑星である。埋蔵されている稀少力量子物質E-IVは、使い方を誤ればテラフォーミングの失敗による大災害だけでなく、銀河系を崩壊させかねないほどの高エネルギーも秘めていたため、ガクトエルに目を付けられて時間凍結事件の引き金となった。
: 25年前にガクトエルの量子転換攻撃を受けて巨大な銀河爆弾と化しており、時間凍結した以後は電磁波をも跳ね返すために綺麗な鏡のようになり、宇宙の膨張からも切り離されたため、現在ではボモウナ星系から外れて自由行動を行う独立星となっていた。本編終盤にはエルデメテオールによってアイネイアース付近にワープさせられたが、事件解決後はそのまま固定し、恒星ラティウムと伴星ラティーヌスの惑星のようになっている。アズランディアがアイネイアースから新月の晩にも欠けず綺麗に見えることから、本作で描かれたこの事件は「輝ける新月事件」と呼ばれるようになった。
; リーリオ
: 第13話に登場。男子禁制のリゾート惑星で、元はノーヴルズしか入れなかったが、民主化以降は一般庶民も入れるようになった。警備や奉仕は全てコンピュータとその配下のロボット達に一任されていたが、システムの不備から暴走を開始する。ノーヴルズの令嬢達を帰そうとしないため、宇宙惑星連合は誘拐と見なして令嬢達の救出作戦を決行するも、返り討ちに遭う。令嬢に扮した特殊部隊隊員の'''イリス'''(声 - [[田中涼子 (声優)|田中涼子]])だけは単身コンピュータルームへの潜入に成功したが、令嬢達のデータを手作業で消去してはコンピュータにデータを即復旧されてしまう[[いたちごっこ]]に疲れ果てて倒れていたところを、アスクール達に発見される。
; ニエトス
: 第14話に登場。かつて、アスクールが脱出カプセルに乗って漂着した。[[憲兵|軍警察]]の[[独裁者]]の'''ブロンコ'''(声 - [[長嶝高士]])に虐げられる一般市民達の[[ボディーガード|用心棒]]として暮らしていたアスクールは、ここでトゥイードゥルダムの助手として特務に赴いたク・フィーユと出会った。
; グラキエス
: 第16話に登場。一面を雪と氷に覆われており、夜間は特に凍て付く地となる辺境の惑星。シオン・メイ財団の所有下にあり、GTO所管の研究所とそのスタッフのみ存在する。ガクトエルの命により、アスクール達を誘い出すべくGソサエティを見限ってGTOへの[[亡命]]を求めると騙ったサフィルが利用した。
 
=== その他の用語 ===
; ナノマシン
: キディ・ガーランド、キディ・グレイドの世界では人類に必要不可欠な物質。分子機械とも書かれる。治療用や環境適用など用途は幅広い。ナノミストとして霧状に使えば防護シールドともなるが、ナノマシンを暴走させれば身体を壊すことも可能。
: 環境適用の用途では、各惑星に移り住んだ人類が適応するために、世代を経るごと身体を作り変えようと突然変異を促進するため、身体の構造や容姿が急変することはないが、ローカライズされるようになる。完全に適応してしまうことで地球人のアイデンティティを失ってしまうため、ノーヴルズはナノマシンを受け入れることを嫌っていたが、地球人事件以後は大多数のノーヴルズはナノマシンを受け入れ、もしくは強制的に受け入れさせられた。頑なに拒否した者もおり、薔薇戦争事件へと発展した。一部、Gソサエティに身を寄せることになったものもいる。
; ESメンバー
: 「'''E'''ncounter of '''s'''hadow-work '''member'''」の略。GTOには、元GOTT所属者が多数関わっている。
: Gソサエティでは、ESメンバーに等しい能力者は幹部の地位にあり、「シャドウワーカー(近衛騎士<ref name="novel2"/>)」と呼称されている。
; 地球人事件(ちきゅうじんじけん)
: 本作の50年前である前作『キディ・グレイド』において物語の後半において描写された、ノーヴルズがデュカリオンによって地球ごと外宇宙に移動しようと画策した事件のこと。GOTTのESメンバーにより阻止され、ノーヴルズの権威は失墜、民主化が始まるきっかけとなった。
: Gソサエティの市民には、ノーヴルズが人類を見捨ようとした経緯は一切伝わらず、GOTTがデュカリオンを乗っ取り、ノーヴルズの力を失わせるために破壊したと伝えられており、GTOに対する恨みの原因の一つとなっている<ref name="novel2"/>。
; 黒い太陽事件(くろいたいようじけん)
: アニメではほとんど描かれず、キディ・ガーランドの小説、キディ・グレイドDVD・Blu-ray BOXの特典小説において一部描かれており、本編の背景ともなる局長のエクリプス自ら出動した重大事件。キディ・グレイドの本編でアールヴが太陽方面へ向かう描写があったが、アールヴは太陽をも吸収・同化し核融合反応を暴走させ、地球を攻撃し滅亡寸前に追い込んだ。GOTTはジェネテックフィギュア(分子機械人形)を生体に応用して、アールヴとドヴェルグと同じ特殊能力者、スピリッツとジーン(ジェネヴァ)を生み出し、その二人が身を挺して太陽に突入しアールヴの能力と共鳴・相殺することによって解決した。この成果を元にGEMINI計画が推し進められていく<ref name="novel2"/>。
; 薔薇戦争事件(ばらせんそうじけん)
: キディ・ガーランドの小説<ref name="novel2"/>、キディ・グレイドDVD・Blu-ray BOXの特典小説において一部描かれており、本編の背景ともなる局長のエクリプス自ら出動した重大事件。薔薇の家紋を持つ御三家「ローゼンブルム(薔薇華)」、「ローゼンフェルト(薔薇園)」「ローゼンクロイツ(薔薇十字)」のうち、「ローゼンフェルト」財閥(前作も登場し民主化を推進した)と「ローゼンブルム」財閥が、銀河系の民主化を巡って衝突した事件のこと。両家の資産は銀河系経済の3割に匹敵するといわれ、財閥同志の抗争は些細な意見の相違からはじまって激化し、経済的な摩擦から私兵同士の全面戦争に突入する寸前まで至った。「コール」財閥が仲裁に入ったが、ローゼンブルム財閥による一族集団自決が起こり、抗争は終結した。犠牲者は数千人から数万人といわれている。この事件が招いた混乱から、ノーヴルズに対する規制に緩和措置が取られるようになった<ref name="novel2"/>。
; 時間凍結事件(じかんとうけつじけん)
: 星暦0354年に惑星アズランティアで発生した事件。アズランティアを爆発させることで銀河系の崩壊を目論んだ犯人のガクトエルに対し、エクリプスを初めGOTTのESメンバーが総動員される事態となった上、爆発を食い止めるためにエクレールとリュミエールが全能力を開放し、自身達ごとアズランティアとその宙域の時間を凍結させた。しかし、時間は完全に凍結したわけではなく、25年後の星暦0379年でもごく緩やかに流れ続けている。なお、この事件は公式には記録されていない。
: イヴェール曰く、エクレール達を救出できるわずかな機会が3年ごとに訪れるとのこと。3年ごとに干渉しようとしていたが、Gソサエティに妨害され、多数の艦船人員が損耗した。そのため、エクリプスは後年に力尽きるまで、自身の能力を酷使することとなった。
; ローゼンブルム一族
: 薔薇の家紋を持つ御三家のひとつ。ノーヴルズの一般階級との融和が進む中で唯一、それを拒み続けた一族。当主の頑なな態度から、アスクールとガクトエル以外は一族で集団自決した。人工惑星エルデメテオールを所有し、一族はそこに居住していた。時間凍結事件前後からはエルデメテオールをガクトエルが使用している。
; ローゼンフェルト財閥、コール財閥
: 前作にも登場した、民主化に賛同する融和派であり、今作のアレクシア・コールはコール家の一員。「輝ける新月事件」解決後、Gソサエティに身を寄せていた市民達の減刑酌量に尽力した。ボランティア団体「R&C民間福祉事業調整局」を設立している。
; GEMINI計画
: 「'''G'''ene-tec '''E'''cho '''M'''aterialize '''I'''ntegrated '''N'''eo-human '''I'''ncubation計画」の略称で遺伝子技術共震具象化統合新人材育成計画とも呼ばれ、星暦0354年に提唱された。分子機械人形(ジェネテックドール)の技術を人体細胞に応用し特殊能力者のコピーを生み出す計画。寿命は理論上ほぼ10年とされている。エクレール、リュミエールが凍らせている惑星アズランディアを完全に凍結させるために第4世代までエクリプスの能力クヴァントによってエクレール、リュミエールのコピーが生み出されていたが、第1世代から第3世代まで使命を達せず特務中に命を落としている。なお、第4世代のク・フィーユを生み出したところで、計画の機軸であるエクリプスの寿命が尽きたため計画は途中で凍結している。(&nbsp;)内は生没年、その右は生み出された人物名である。
:* 第一世代(星暦0355年-0358年) - ユーニア&アニエス
:* 第二世代(星暦0360年-0370年) - デュエリー&ディオーニ
:* 第三世代(星暦0366年-0379年) - トリクシー&トロワジェイン
:* 第四世代(星暦0372年-)- カトル・フィーユ
 
== 登場人物 ==
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=== 主要人物 ===
; アスクール(Ascoeur)<ref name="pure1CharactorData">『ぴゅあ』第1巻巻末の設定資料集より。</ref>
: [[声優|声]] - [[内田彩]]<ref name="メガミマガジン2010/02">『メガミマガジン 2010年2月号』 学習研究社、2009年12月26日発売、171頁、{{ASIN|B0030C5EG0}}</ref>
: [[声優|声]] - [[内田彩]]
: 主人公の1人で、ク・フィーユのパートナー。名前の由来はハート型の意味<ref name="novel1"/>で、数年前に脱出カプセルで漂着した惑星ニエトスで付けられた。
: 見習いのESメンバーで、階級(ランク)はC-。星暦0363年[[8月10日]]生まれ。
: 一年半前、惑星ニエトスにてク・フィーユと共鳴した事でスカウトされ、GTOのESメンバー候補生となりトゥイードゥルディとトゥイードゥルダムを指導教官としていた<ref name="novel1"/>。見習いの第2段階としてク・フィーユとペアを組んでからは「Touch&Go」のウェイトレスとして働いている。
: 惑星ニエトスに来る以前の記憶はないが、元気いっぱいかつ気楽な性格。ただ、早とちりな上に極端に物忘れが激しく、他人に迷惑を掛けることも多いため、「Touch&Go」や寮ではミ・ヌゥルーズによく叱られている。極端に落ち込んだりすると逆に的確に作業をする。「'''はいはーい!'''」「'''ぽっきゅ〜ん。'''」が口癖。好物は[[カボチャ]]の[[カスタードプディング|プリン]]<ref name="anime_2">テレビアニメ第2話より。</ref>。
: 右足太腿には、[[バラ]]の花を模した[[痣]]があり、能力の発動時に光る描写が見られる。
: GTO記念式典襲撃事件以降はク・フィーユやディアと共に、准ESメンバーの地位を与えられる<ref group="注">事件の責任を取らされる形で業務停止命令を受け、ESメンバーは活動ができなくなってしまったため、対Gソサエティ用の緊急避難的措置である。</ref>。
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::第10話からは、トリクシーと同じ空間干渉能力を「'''最期の共鳴'''」現象により<ref name="novel1"/>継承され、「ディストーション・チャクラム」を使用することが可能になった。
; ク・フィーユ(Q‐feuille)<ref name="pure1CharactorData"/>
: 声 - [[喜多丘千陽|合田彩]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
: 主人公の1人で、アスクールのパートナーである黒髪の少女。「カトル・フィーユ(Quatle‐feuille)」が正式名で、ク・フィーユは愛称<ref name="novel1"/>。
: 見習いのESメンバーで、階級はC-。星暦0372年[[9月21日]]生まれ。
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::第10話からは、トロワジェインの時間干渉能力「パーティクレット(Particle-T)」を「'''最期の共鳴'''」と言う現象により継承し、使用することが可能になった。ガクトエルに強化されてからはミストを放つことなく機能させられるようになり、対象物の時間を直接止めている。
; ディア(Di-air)
: 声 - [[幸田夢波|高橋夢波]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
: イヴェールの依頼による子守を経てアスクールとク・フィーユがそのまま預かることとなった、金髪の「ESメンバー見習いの見習い」少女。7歳。言動は舌足らずでそそっかしいが、両親の人物像や所在が不明であるなど、謎が多い。好物は[[ホットミルク]]。
: 第10話以降は、アスクールやク・フィーユと共に准ESメンバーとしての地位を与えられた。能力のランクは階級外(アウター)。
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::唇にキスした相手の特殊能力を一時的に底上げできる能力。
; タマ(T.A.M.A - Trial-type of Assemble-system & Multipurpose Automata)<ref>[http://www.kiddygirl-and.com/database/TAMA.html 公式サイトのキャラクター設定]より。</ref>
: 声 - [[若本規夫]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
: 旧GOTT本局ビルに出没していた「亡霊」の正体。掌サイズの身体は赤い一対の眼が付いた薄緑の楕円形で、柔らかい。迅速な変形能力(周囲から吸着した[[ナノマシン]]によって、姿形を自在に変える)と若干の言語能力(簡単な単語の羅列程度)を持っており、旧本局ビルを調査に訪れたGTOの関係者を惑わせたり撃退していたが、アスクールとク・フィーユに敗れて正体が露呈。その後はGTOへ持ち帰られ、ディアに[[ポシェット]]として扱われるようになった。なお、能力はその後も健在であり、様々な状況で用いられている。
 
=== GTO / GOTT ===
; イヴェール(Hiver)
: 声 - [[水橋かおり]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
: GTO本局局長の女性。ESメンバーを初め、GTO局員を取り仕切る。能力は任意の場所に空間を越えて移動できるインサイドであり、ランクはSクラス。基本的には優しい性格である。
: 正体は前作に登場したメルクルディ(ファイルスプリッツ)。時間凍結事件の後に姿と名を変えてイヴェールとなり<ref name="anime12">第12話より。</ref>、エクリプスの最期を看取って彼女の遺志を継ぎ、2代目局長に就いた<ref name="anime14"/>。
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; アリサ(Alisa)
: 声 - [[相沢舞]]
: GTO本局の受付嬢。本名はアレクシア・コール<ref name="#25">DVD4巻のブックレットより。</ref>で前作に登場したリキッド・コールの血を引くコール財閥の令嬢である。無類の[[ボーイズラブ]]好きかつ明け透けな性格をしており、受付カウンター下にもその手の本を平然と持ち込むほど。本人曰く「肩が凝る」ほどの[[巨乳]]であり、ミ・ヌゥルーズには「[[ホルスタイン]]」とまで称されている。
; ベル(Belle)
: 声 - [[堀川千華]]
: GTO本局の受付嬢。本名はベルエール<ref>DVD4巻のブックレットより。< name="#25"/ref>。アリサとペアを組んでいる。アリサに比べると冷静な性格をしており、いわゆるツッコミ役。バストサイズはそこそこあるものの、アリサには遠く及ばないため、水泳や入浴の際には見せびらかす彼女に苛立つこともある。
; エクレール(Eclair)、リュミエール(Lumiere)
: 声 - [[永田亮子]](エクレール)、[[平野綾]](リュミエール)
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== スタッフ ==
<!--[[PJ:ANIME]]においてスタッフ記述の削減が合意されたため、記述を削減しています。以下以外に特記すべきスタッフが存在する場合は、ノートで提起してください。-->
* 原作 - [[gimik|gímik]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
* 企画 - 安田猛、嵐智史、酒匂暢彦、太布尚弘、佐藤道明
* 企画プロデューサー - [[伊藤敦 (プロデューサー)|伊藤敦]]
* 監督 - [[後藤圭二]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
* シリーズ構成・脚本 - [[きむらひでふみ]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
* メインキャラクターデザイン、総作画監督 - [[門之園恵美]]
* メカニカルデザイン - [[海老川兼武]](メイン)、川原智弘(サブ)
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* 音楽 - [[上松範康]]
* 音響監督 - [[佐藤順一]]
* アニメーション制作 - [[サテライト (アニメ制作会社)|サテライト]]{{R|メガミマガジン2010/02}}
* 製作協力 - 角川メディアハウス、角川書店
* 製作 - GTO {{R|メガミマガジン2010/02}}(角川書店、[[角川映画 (企業)|角川映画]]、[[ランティス]]、[[クロックワークス]]、サテライト)
 
== 主題歌 ==
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|#22||流れ始める時間||今掛勇||祝浩司||織岐一寛、北條直明<br/>杉藤さゆり||rowspan="2"|月と太陽||3月18日
|-
|#23||とまらない想い||colspan="2" style="text-align:center"|[[玉川達文|伊藤達文]]||藤本さとる||3月25日
|-
|#24||いつまでも一緒!||colspan="2" style="text-align:center"|後藤圭二||谷川亮介、杉村友和<br/>海堂浩幸、片岡英之||太陽と月||4月1日
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== 関連商品 ==
=== キディ・ガーランドぴゅあ ===
『[[月刊コンプエース]]』[[2009年]]5月号より - 2010年6月号まで連載された。テレビアニメ本編の前日談と[[外伝|サイドストーリー]]を描く。作画は[[緋賀ゆかり]]が担当。なお緋賀ゆかりは企画段階から携わっていたと自身で2巻のあとがきで書いている。第1巻第2巻とも共に巻末にアニメの設定資料きであり、第1巻には監督の後藤圭二、キャラクターデザインの門之園恵美、脚本のきむらひでふみ、第2巻にはアスクール役の内田、ク・フィーユ役の合田、ディア役の高橋夢波、ミ・ヌゥルーズ役の白石のイラストメッセージが巻末に掲載されている。
 
前日談部分にはヒロインのアスクールやク・フィーユとその関係者に加え、リトゥーシャやパウークなどがテレビアニメ本編に先駆けて登場している。アニメ本編や小説より軽いノリで話が進行している。
 
:* 第21巻 - [[カドカワコミックス|カドカワコミックスエース [[2010年]] 2009年[[49月26日]]初版 ISBN 978-4-04-715425715298-4
; 単行本
:* 第12巻 - [[カドカワコミックス|カドカワコミックスエース [[2010年]] 2009年[[94月26日]]初版 ISBN 978-4-04-715298715425-4
:* 第2巻 - カドカワコミックスエース [[2010年]][[4月26日]]初版 ISBN 978-4-04-715425-4
 
=== 小説 ===
[[角川スニーカー文庫]]より発売。原作は[[gimik]]、著者はテレビアニメ本編でシリーズ構成や脚本を担当している[[きむらひでふみ]]、表紙イラストはそのメインキャラクターデザインを担当している[[門之園恵美]]が務め、本文イラストは著者であるきむらひでふみが担当する。内容はテレビアニメ本編に基づいており、アニメのアスクール視点とは違いク・フィーユやGTOのメンバー視点で描いており、一部の描写はアニメから削っているものの、アニメ本編で描けなかった前日談、伏線や描写が数多くを盛り込まれている。第1巻は1話から - 第15話まで、第2巻は16話から最終 - 第24までそれぞれ描いている。
* 第1巻『L<sup>3</sup> Legacy Little Lady』 - 2010年[[3月1日]]発売 ISBN 978-4-04-428604-0
* 第2巻『M<sup>3</sup> My Moveless Memory』 - 2010年[[5月1日]]発売 ISBN 978-4-04-428605-7
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=== DVD / Blu-ray Disc ===
DVD版は初回限定版も通常版も[[2010年]][[2月5日]]より、毎月第2金曜と最終金曜に発売。全12巻。Blu-ray Disc(BD)版は初回限定版のみ発売で、2010年[[3月26日]]より毎月最終金曜日に発売。全8巻。どちらも発売元は[[角川書店]]、販売元は[[ムービック]]。レンタルDVD版は2010年1月より毎月最終金曜にリリース。こちらは発売元角川書店、販売元はクロックワークス。全12巻。
 
BD版のみに、設定ギャラリーが収録される。DVD限定版のみに、ビジュアル[[サウンドトラック]](解説付きのサウンドトラック)、ラジオのミニドラマ(再編集版)、そして『GTO喫茶室出張デリバリー番外編スペシャル』(1(第1巻 -4巻のみ、ラジオキャストとスタッフとのカート対決番組)を収録した特典ディスクが付属する(BD版や通常版には付属しない)。またDVD限定版・通常版のみの共通特典として、本編ディスクの特典映像にオープニングやエンディング、挿入歌などのレコーディング風景も収録されている。
 
DVD通常版・DVD初回限定版とBD版の共通特典としてブックレットやCM、PV集のほか、キャストが各地の[[アニメイト]]において[[2009年]]11月から2010年1月にかけて行ったイベント『GTO喫茶室出張デリバリー』の様子を収録。また全巻購入特典として、DVD初回限定版には門之園恵美描きろしのBOX、BD版には後藤圭二描きろしのBOX。
BD版のみに、設定ギャラリーが収録される。DVD限定版のみに、ビジュアル[[サウンドトラック]](解説付きのサウンドトラック)、ラジオのミニドラマ(再編集版)、そして『GTO喫茶室出張デリバリー番外編スペシャル』(1-4巻のみ、ラジオキャストとスタッフとのカート対決番組)を収録した特典ディスクが付属する(BD版や通常版には付属しない)。またDVD限定版・通常版のみの共通特典として、本編ディスクの特典映像にオープニングやエンディング、挿入歌などのレコーディング風景も収録されている。
 
ジャケット画はDVD初回限定版をキャラクターデザインの[[門之園恵美]]、BD版を監督の[[後藤圭二]]、DVD通常版とレンタル版を『キディ・ガーランドぴゅあ』作画の[[緋賀ゆかり]]それぞれ担当する。
DVD通常版・DVD初回限定版とBD版の共通特典としてブックレットやCM、PV集のほか、キャストが各地の[[アニメイト]]において[[2009年]]11月から2010年1月にかけて行ったイベント『GTO喫茶室出張デリバリー』の様子を収録。また、全巻購入特典として、DVD初回限定版には、門之園恵美描きおろしのBOX、BD版には、後藤圭二描きおろしのBOX。
 
ジャケット画は、DVD初回限定版をキャラクターデザインの[[門之園恵美]]、BD版を監督の[[後藤圭二]]、DVD通常版とレンタル版を『キディ・ガーランドぴゅあ』作画の[[緋賀ゆかり]]が担当する。
; DVD版
:* 第1巻 - 2010年2月5日発売(第1話、第2話収録)
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:* 第12巻 - 2010年[[7月16日]]発売(第23話、第24話収録)
; Blu-ray Disc版
:* 第1巻 - 2010年[[4月16日]]発売(第1話 - 第3話収録)
:* 第2巻 - 2010年[[4月30日]]発売(第4話 - 第6話収録)
:* 第3巻 - 2010年[[5月28日]]発売(第7話 - 第9話収録)
:* 第4巻 - 2010年[[6月25日]]発売(第10話 - 第12話収録)
:* 第5巻 - 2010年[[7月30日]]発売(第13話 - 第15話収録)
:* 第6巻 - 2010年[[8月27日]]発売(第16話 - 第18話収録)