「ワイドレシーバー (アメリカンフットボール)」の版間の差分

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写真の追加、加筆、背番号ルールの変更
→‎背番号: キーショーン・ジョンソンの英語版のリンクを追加させていただきました
 
(他の1人の利用者による、間の2版が非表示)
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レシーバーの主な役割は、[[コーナーバック]]等の守備のマークの隙を突いて、[[クォーターバック]]からのパスをキャッチすることである。プレーによっては1つのキャッチで何十ヤードという距離を前進でき、さらにキャッチしてから走ることで一気に[[タッチダウン]]を狙うこともできる。レシーバーが走るパスルートは事前に決められており、正確なルート取りと俊敏性が求められる。キャッチの際、落球したり地面にボールが触れていたりするとキャッチ不成功となり、プレーは失敗となる。
 
また、ランプレーではレシーバーは味方の走路を開けるためにディフェンダーをブロックする。大抵の場合、ブロックする相手は事前に決められていることが多い。相手のマークによっては、ランプレーからディフェンダーを引き離す目的でパスルートを走ることもある。
 
== 歴史 ==
ワイドレシーバーは、エンドと呼ばれるポジションから発展したものである。元々、エンドはオフェンスラインの[[オフェンシブタックル|オフェンシブタックル(OT)]]のすぐ横でプレーしており、現在では[[タイトエンド|タイトエンド(TE)]]と呼ばれるポジションである。フォワードパスに関するルールでは、エンド(スクリメージラインの両端に位置する)とバックス(スクリメージラインより後ろに位置する)はレシーバーの資格がある。
 
初期のアメリカンフットボールでは、ほとんどのチームがエンドをレシーバーとして使用し、積極的には使われていなかった。攻撃陣形の両端であり、オフェンスラインの隣に位置するエンドは、多くのディフェンダーがいる中で激しいヒットに巻き込まれることが多かったからである。1930年代になると、一部のチームは、一方のエンドをサイドライン近くに大きく移動させ、ディフェンダーをフィールドの中心から遠ざけることでランプレーへ絡みにくくし、パスプレーでレシーバーをよりフリーにさせることで、フィールドを広げることを試みていた。当時「スプリットエンド」と呼ばれたこのポジションが、今日のワイドレシーバーの原型となった。
 
== タイプ ==
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== 背番号 ==
{{main|背番号#アメリカンフットボール}}
ワイドレシーバーの番号は[[1973年のNFL|1973年]]に'''80''' - '''89'''と規定されたが、[[1996年のNFL|1996年]]、'''80'''番台に空きがなくなった[[ニューヨーク・ジェッツ]]に入団した[[{{仮リンク|キーショーン・ジョンソン]]|en|Keyshawn Johnson}}は、'''19'''番の使用を求め、彼の主張は認められた。その後、[[2004年のNFL|2004年]]、空きがあってもワイドレシーバーが'''10''' - '''19'''番を使用することが正式に認められた<ref>[http://football.about.com/cs/football101/a/bl_numbersystem.htm Football 101 - Uniform Numbering System]</ref>。[[2021]]年に、ルール変更によって使用できる番号が多くなり、ワイドレシーバーは'''1''' - '''49'''と'''80''' - '''89'''番を使用できるようになった。
 
== 脚注 ==