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}}
'''トレチノイン'''({{lang-en|Tretinoin}})は、[[ビタミンA誘導体]]の一種であり、二重結合がすべて[[トランス (化学)|トランス]]型をとった[[レチノイン酸]](オール・トランス[[異性体]])である。別名'''オールトランスレチノイン酸''' ('''ATRA''')<ref name="HPR2018"/>。[[急性骨髄性白血病#M3|急性前骨髄性白血病]]の治療薬としての内服薬'''ベサノイド'''。トレチノインの外用薬は、日本国外で[[尋常性痤瘡]](ニキビ)や[[光老化]]に承認された医薬品である。
 
外用薬では塗布部位の痒み、紅斑、熱感、皮むけが起こりやすく<ref name="pmid18046911"/>、第三世代の合成レチノイドである[[アダパレン]](商品名ディフェリン)では受容体への選択性によって、使用中止につながりやすいこの副作用を改良している<ref name="pmid15261173"/>。日本ではトコフェロールと結合した医薬品成分[[トレチノイントコフェリル]](オルセノン軟膏)は、[[褥瘡]]、皮膚[[潰瘍]]に適応を持つ。
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==内用薬==
スイスの[[エフ・ホフマン・ラ・ロシュ|ロシュ]]社が1960年代にビタミンAからスクリーニング・合成を行い、内用薬を開発している。その過程の臨床試験において、[[ラット]]実験で[[催奇性]]が確認されている。
 
かつて治療薬が不在であった[[急性前骨髄球性白血病]]の第一治療薬として ATRA が開発された。商品名'''ベサノイド'''(Vesanoid)。国内ではベサノイドが[[希少疾病用医薬品]]として1995年に承認され、日本ロシュ(現:[[中外製薬]])が輸入販売を行っている。催奇性をはじめとする警告があるため[[劇薬]]指定である。