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{{Infobox baseball player
'''ボビー・マシューズ'''（'''Robert T. "Bobby" Mathews''', [[1851年]][[11月21日]] - [[1898年]][[4月17日]]）は、19世紀に活躍した[[アメリカ合衆国|アメリカ]]・[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ]]の野球選手。ポジションは[[投手]]。[[メリーランド州]]ボルチモア生まれ。右投げ右打ち。アメリカのプロ野球リーグ史上最初の勝利投手で、通算297勝を挙げた草創期の代表的な投手の一人。
|選手名 = ボビー・マシューズ
|英語表記 = Bobby Mathews
|所属球団 =
|背番号 =
|選手写真ファイル名 = Bobby Mathews.jpg
|写真サイズ =
|写真のコメント =
|国籍 = {{USA1896}}
|出身地 = {{USA1851}}<br />[[メリーランド州]][[ボルティモア]]
|生年月日 = [[1851年]][[11月21日]]
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1851|11|21|1898|4|17}}
|身長 = {{フィートとcm (身長用変換)|5|5.5}}
|体重 = {{ポンドとkg (体重用変換)|140}}
|利き腕 = 右
|打席 = 右
|守備位置 = [[投手]]
|プロ入り年度 =
|ドラフト順位 =
|初出場 = [[1871年]][[5月4日]]
|最終出場 = [[1887年]][[10月10日]]
|年俸 =
|経歴 =
選手歴：
* [[ボルチモア・メリーランズ]] (1869 - 1870)
* [[フォートウェイン・ケキオンガス]] (1871)
* [[ボルチモア・カナリーズ]] (1872)
* [[ニューヨーク・ミューチュアルズ]] (1873 - 1876)
* [[シンシナティ・レッズ (1876-1880年)|シンシナティ・レッズ]] (1877)
* [[プロビデンス・グレイズ]] (1879 - 1881)
* [[アトランタ・ブレーブス|ボストン・レッドキャップス]] (1881 - 1882)
* [[フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年)|フィラデルフィア・アスレチックス]] (1883 - 1887)
}}
'''ロバート・T・"ボビー"・マシューズ'''（Robert T. "Bobby" Mathews、 [[1851年]][[11月21日]] - [[1898年]][[4月17日]]）は、[[アメリカ合衆国]][[メリーランド州]][[ボルティモア]]出身の[[プロ野球選手]]（[[投手]]）。右投げ右打ち。アメリカのプロ野球リーグ史上最初の勝利投手で、通算297勝を挙げた草創期の代表的な投手の一人。
 
==略 経歴 ==
身長5フィート5インチ、体重140ポンド（約165cm/63.5kg）と非常に小柄だったマシューズは、10代の頃地元ボルチモアの[[ボルチモア・メリーランズ|メリーランド・クラブ]]に所属していた。年代ははっきりしないが、後年1920年に禁止されるまでメジャーリーグの投手たちが投げていた「スピットボール」（ボールに油や軟膏などをつけて投げること）を実戦で使い始めたのはマシューズだとされている。1870年のクラブの解散と翌年の[[全米プロ野球選手協会|ナショナル・アソシエーション]]の創設をきっかけに、インディアナ州の[[フォートウェイン・ケキオンガス]]に入団し、19歳でプロの投手となった。同年のリーグ開幕戦をマシューズは勝利し、アメリカのプロ野球リーグ最初の勝利投手となった。プロ1年目は6勝11敗と勝ち星に恵まれなかったが、この年リーグで4人しか達成できなかった完封勝利を達成した一人になっている。
 
翌1872年以降は登板機会が増え、1872年から1874年にかけてリーグの[[最多奪三振 (MLB)|最多奪三振]]を記録、また1874年にはリーグ最低の防御率2.30と4つの完封勝利を記録するなど、その実力を発揮した。1874年は42勝もしているが、52勝を挙げた[[アルバート・スポルディング]]がいたために最多勝利投手にはなれなかった。次の年、1875年はチームの投手がほぼマシューズ1人だったこともあり、全71試合のうち70試合に登板して69完投、投球回は625回2/3にも達した。この年は29勝を挙げながら、リーグ最多の38敗も記録している。
 
ナショナルリーグ参加後、1878年から数年は怪我のためか登板した試合が減った時期があったが、30代になった1883年に[[フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年)|フィラデルフィア・アスレチックス]](現在の[[オークランド・アスレチックス]]及び、[[フィラデルフィア・アスレチックス (1860-1876年)|1860年設立の同名球団]]とは別)に移籍してからは3年連続で30勝を挙げる活躍をしている。アスレチックスには[[1887年]]まで在籍し、同年現役を引退。36歳まで投げるという当時としては息の長い選手で、通算の勝ち星は297勝に及ぶ。
 
引退後は1890年、1891年を中心に審判員として野球に関わっていた。マシューズが審判を勤務めた試合は、計147試合（一部記録不明）に及ぶ。[[1898年]]に生まれ故郷のボルチモアで死去。46歳の若さだった。
 
==所属球団 詳細情報 ==
=== 年度別投手成績 ===
*[[フォートウェイン・ケキオンガス]] (1871年)
{|{{投手成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
*[[ボルチモア・カナリーズ]]（1872年）
|-
*[[ニューヨーク・ミューチュアルズ]] (1873-1876年)
|style="text-align:center;"|{{by2|1871}}
*[[シンシナティ・レッズ (1876-1880年)|シンシナティ・レッズ]]（1877年）※現存球団とは別
|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[フォートウェイン・ケキオンガス|KEK]]
*[[プロビデンス・グレイズ]]（1879-1881年）
|19||19||19||1||--||6||11||0||--||.353||876||169.0||261||5||21||--||--||17||15||2||243||97||5.17||1.67
*[[アトランタ・ブレーブス|ボストン・レッドキャップス]]（1881-1882年）
|-
*[[フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年)|フィラデルフィア・アスレチックス]]（1883-1887年）
|style="text-align:center;"|{{by2|1872}}
|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[ボルチモア・カナリーズ|BAL]]
|49||47||39||0||--||25||18||0||--||.581||1922||406.0||480||3||'''52'''||--||--||'''57'''||25||0||356||144||3.19||1.31
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1873}}
|rowspan="4" style="text-align:center;"|[[ニューヨーク・ミューチュアルズ|NYU]]
|52||52||47||2||--||29||23||0||--||.558||2008||443.0||489||5||'''62'''||--||--||'''79'''||'''23'''||0||348||127||2.58||1.24
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1874}}
|65||65||62||'''4'''||--||42||22||0||--||.656||2543||578.0||652||3||41||--||--||'''101'''||'''32'''||0||371||122||1.90||1.20
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1875}}
|70||'''70'''||'''69'''||3||--||29||'''38'''||0||--||.433||'''2759'''||'''625.2'''||'''711'''||4||20||--||--||75||'''28'''||0||421||'''173'''||2.49||1.17
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1876}}
|56||56||55||2||--||21||34||0||--||.382||2327||516.0||'''693'''||'''8'''||24||--||--||37||3||0||395||'''164'''||2.86||1.39
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1877}}
|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[シンシナティ・レッズ (1876-1880年)|CIN]]
|15||15||13||0||--||3||12||0||--||.200||631||129.1||208||0||17||--||--||9||10||0||132||58||4.04||1.74
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1879}}
|rowspan="2" style="text-align:center;"|[[プロビデンス・グレイズ|PRO]]
|27||25||15||1||--||12||6||'''1'''||--||.667||779||189.0||194||4||26||--||--||90||17||0||85||48||2.29||1.16
|-
|rowspan="2" style="text-align:center;"|{{by2|1881}}
|14||14||10||1||--||4||8||0||--||.333||473||102.1||121||2||21||--||--||28||9||0||81||36||3.17||1.39
|-
|rowspan="3" style="text-align:center;"|[[アトランタ・ブレーブス|BSN]]
|5||1||1||0||--||1||0||2||--||1.000||103||23.0||22||0||11||--||--||5||2||0||11||6||2.35||1.44
|-
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align:center;"|'81計
|19||15||11||1||--||5||8||'''2'''||--||.385||576||125.1||143||2||32||--||--||33||11||0||92||42||3.02||1.40
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1882}}
|34||32||31||0||--||19||15||0||--||.559||1220||285.0||278||5||22||--||--||153||13||0||151||91||2.87||1.05
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1883}}
|rowspan="5" style="text-align:center;"|[[フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年)|PHA]]
|44||44||41||1||--||30||13||0||--||.698||1609||381.0||396||11||31||--||--||203||11||0||224||104||2.46||1.12
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1884}}
|49||49||48||3||--||30||18||0||--||.625||1788||430.2||401||10||49||--||12||286||23||0||238||159||3.32||1.05
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1885}}
|48||48||46||2||--||30||17||0||--||.638||1766||422.1||394||3||57||--||20||286||19||1||229||114||2.43||1.07
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1886}}
|24||24||22||0||--||13||9||0||--||.591||913||197.2||226||3||53||--||13||93||21||0||148||87||3.96||1.41
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1887}}
|7||7||7||0||--||3||4||0||--||.429||280||58.0||75||4||25||--||3||9||2||0||64||43||6.67||1.72
|-
!colspan="2"|通算：15年
|578||568||525||20||--||297||248||3||--||.545||21997||4956.0||5601||70||532||--||48||1528||253||3||3497||1573||2.86||1.24
|}
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高
 
==通算= 打撃成績 ===
*通算成績：623試合、2487打数504安打、本塁打1、打点162、打率.203
===投手成績===
数字の後の"*"は、記録不明箇所があることを示す。
 
=== 獲得タイトル・記録 ===
{| class="wikitable" style="margin:0 0 0.5em 1.5em;text-align: center;"
*[[最優秀防御率 (MLB)|最優秀防御率]]：1回 (1874年)
|-!
*[[最多奪三振 (MLB)|最多奪三振]]：3回 (1872,1873,1874年)
![[登板|登<br/>板]]
* [[最多セーブ投手 (MLB)|最多セーブ投手]]：2回（1879年、1881年）
![[先発|先<br/>発]]
![[投球回|投<br/>球<br/>回]]
![[勝利投手|勝<br/>利]]
![[完封|完<br/>封]]
![[敗戦投手|敗<br/>戦]]
![[セーブ|救<br/>援]]
![[奪三振|奪<br/>三<br/>振]]
![[被安打|被<br/>安<br/>打]]
![[被本塁打|被<br/>本<br/>塁<br/>打]]
![[四球|与<br/>四<br/>球]]
![[死球|与<br/>死<br/>球]]
![[暴投|暴<br/>投]]
![[自責点|自<br/>責<br/>点]]
![[防御率]]
|-!
|578||568||4956.3||'''297'''||19||'''248'''||3||1366||5591||69||533||48*||94*||1591||'''2.89'''
|}
 
===獲得タイトル・記録===
*[[最優秀防御率]]：1回 (1874年)
*[[最多奪三振]]：3回 (1872,1873,1874年)
*通算[[完投]]数：'''525'''（歴代6位）
 
===打撃成績= 関連項目 ==
* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧 M]]
*通算成績：623試合、2487打数504安打、本塁打1、打点162、打率.203
 
== 外部リンク ==
<!--==特筆・エピソード==-->
*{{MLBstats|mlb=118419|br=m/mathebo01|fangraphs=1008234}}
 
==出典・外部リンク==
*[http://www.baseball-reference.com/m/mathebo01.shtml 通算成績 (Baseball Reference)]
*[http://retrosheet.org/boxesetc/M/Pmathb101.htm Retrosheet]
 
{{ナショナル・アソシエーション最多奪三振}}
{{DEFAULTSORT:ましゆす ほひい}}
{{1879 プロビデンス・グレイズ}}
{{1883 フィラデルフィア・アスレチックス}}
{{フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年) 開幕投手}}
{{baseball-biography-stub}}
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:ましゆうす ほひい}}
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
[[Category:メリーランド州19世紀の人物野球選手]]
[[Category:プロビデンス・グレイズの選手]]
[[Category:シンシナティ・レッズの選手]]
[[Category:アトランタ・ブレーブスの選手]]
[[Category:フィラデルフィア・アスレチックス (1882-1890年) の選手]]
[[Category:ボルチモア出身の人物]]
[[Category:1851年生]]
[[Category:1898年没]]
{{baseball-biography-stub}}
 
[[en:Bobby Mathews]]
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