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また[[水酸化カルシウム]]の場合は、水酸化カルシウムの当量に相当する酸が中和すると正塩を生成する。
: <chem>Ca(OH)2 + 2 HCl -> CaCl2 + 2 H2O</chem>
 
== 塩について(上記の"分類"を高校レベルに言い換えたもの) ==
塩(えん)とは、「酸」に含まれている1つ以上の水素イオンを、ほかの陽イオン(金属イオンやアンモニウムイオン)で置き換えたものの総称である。
 
たとえば塩酸(HCl)と水酸化ナトリウム(NaOH)からは、塩化ナトリウム(NaCl)という物質と水(H<sub>2</sub>O)ができる。
 
塩酸にあった水素イオン(H<sup>+</sup>)が、ナトリウムイオン(Na<sup>+</sup>)と置き換えられている。 ※1
 
この化学式は、見覚えのある人も多いのではないだろうか。
 
さらに塩(えん)は、正塩(せいえん)、酸性塩、塩基性塩の3つに分類することができる。
 
* 正塩:化学構造の中に水素イオン(H<sup>+</sup>)や水酸化イオン(OH<sup>–</sup>)を含まない塩で、酸性でもアルカリ性でもない
* 酸性塩:化学構造の中に水素イオン(H<sup>+</sup>)を含む塩で、強い酸性を示す
* 塩基性塩:化学構造の中に水酸化イオン(OH<sup>–</sup>)を含む塩で、強いアルカリ性を示す
 
 
 
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: <chem>2NH4Cl + Ca(OH)2 -> CaCl2 + 2NH3 + 2H2O</chem>
 
[[相転移#物理学的性質|揮発性]]の酸に[[不揮発性]]の酸を加え加熱すると揮発性の酸が遊離する。これは[[塩化水素]]の発生などに使われる。
 
ただし、以下に示す反応は、揮発性の酸遊離反応として知られているが、加熱せずとも盛んに塩化水素が発生し、実際には弱酸の遊離反応である。<ref>{{Cite book|和書|title=化学の新研究 改訂版|date=2019年1月10日|publisher=三省堂|page=402|last=卜部}}</ref>