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IRCAMは、今日、音楽制作と科学研究に特化した公的[[研究機関]]としては世界で最も大きな組織に数えられる。芸術の未来研究と科学技術の[[イノベーション]]が集約する唯一の場といえるこの研究所は、[[2006年]]より[[フランク・マドレーネ]]が所長の座についており、パリの演奏会シーズンを通じ、また音楽祭や、フランス国内外のツアーを通じて、制作、研究、伝播という3つの基本軸を展開している。
 
IRCAMは音楽制作の主要拠点であると共に、国際的な作曲家の創作活動やレジデンスの場でもあり、作曲家に対しては委嘱という手段によって、恵まれた出会いの機会を与えている。[[アーティスト・イン・レジデンス|レジデント・アーティスト]]のプロジェクトは数多く行われており、これらは、複数の分野([[音楽]]、[[ダンス]]、[[映像([[動画]]、[[演劇]]、[[映画]])に及ぶこともある。毎年行われている音楽祭[[アゴラ]]では、こうした創作活動を一般向けに紹介している。
 
IRCAMは音楽と音響の分野において、科学技術のイノベーションの最先端にいる研究センターである。IRCAMの研究は、幅広く国内外の大学や企業と共同して行われ、その範囲は[[音響学]]、[[信号処理]]、[[情報理論]] ([[言語]]、[[リアルタイム]]、[[データベース]]、[[マンマシンインタフェース]])、[[音楽学]]、音楽認知研究に及ぶ。これらの研究は[[メディアアート]]、[[造形]]、[[舞台芸術]]、産業界([[文化産業]]、通信産業、情報産業、[[自動車産業]]、[[交通機関]])にまで応用されている。
 
IRCAMは[[デスクトップミュージック|情報音楽]]の教育の場でもある。世界的な研究者や作曲家の協力によって作曲の研究課程や講習会が行われており、さらに[[パリ第6大学]](UPMC)との共同による修士課程([[音響学]]、[[信号処理]]、応用音楽情報理論)が開設されている。一般人向けのものとしては、[[フランス国民教育省|教育省]]と各[[音楽院]]との綿密な共同によってインタラクティブな教育ソフトの開発が行われている。
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**人文科学(音楽分析、[[認知科学|認知人類学]]、歴史)を領域とするこのチームは、音楽活動、音楽の位置づけ、音楽知識についての経験的音楽論および工学的音楽論を展開している。
 
*音楽における[[リアルタイム]][[インタラクション]]
**[[演奏家]]、[[ダンサー]]または[[俳優]]といった表現者と音楽情報システムとの間における[[リアルタイム]][[インタラクション]]に関するテクノロジーや新たなパラダイムを発展させている。音のパターンや身振りの分析、認識について、またインタラクティブな音響処理についての研究が行われている。
 
*オンラインサービス
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* [[ポンピドゥー・センター]]
* [[電子音楽]]
* [[コンピュータ音楽]]
* [[NeXT]]
* [[Max (ソフトウェア)|Max/MSP]]
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* [http://www.ircam.fr/ 公式サイト]
 
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:いるかむ}}
[[Category:フランスの研究所]]
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[[Category:パリの建築物]]
[[Category:レンゾ・ピアノ]]
[[Category:実験音楽]]