「王将 (戯曲)」の版間の差分
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『'''王将'''』（おうしょう）は、[[北條秀司]]作の[[戯曲]]。三部構成となっている。[[新国劇]]のために書き下ろされた。[[大阪]]在住の将棋棋士・[[坂田三吉]]の生涯を描く。
新国劇版の主演はいずれも[[辰巳柳太郎]]。『王将』の企画はそもそも、[[辰巳柳太郎]]が主演の前提で、辰巳から北條にもちこまれたものだった<ref>北條秀司『演劇雑記帳』（読売新聞社）P.88</ref>。[[北條秀司]]は演出も担当していた<ref>『北條秀司劇作史』（日本放送出版協会）</ref>。また、三部まとめて上演された際は「王将 一代」と題されていた<ref>『北條秀司劇作史』（日本放送出版協会）P.128</ref>。
舞台では他に[[緒形拳]]、[[植木等]]、[[笑福亭鶴瓶]]、[[板尾創路]]、[[笠原章]]、[[福田転球]]らが坂田を演じている。辰巳柳太郎版の『王将』で、少女時代の[[戸川純]]が坂田の娘役を演じたこともある。
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*坂田三吉の、[[関根金次郎]]との初対戦から、関根の名人襲位（1921年（大正10年））、同年の坂田の妻・小春の死までを描く。
*主要登場人物
**坂田三吉、小春（妻）、玉江（長女）、義夫（長男）、新吉（友達）、菊岡博士（
==第二部==
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*坂田三吉の、関西名人襲位（史実では1925年（大正14年））から、[[木村義雄 (棋士)|木村義雄]]、[[花田長太郎]]との対決（史実では昭和12年（1937年））までを描く。
*主要登場人物
**坂田三吉、まさ（後妻）、玉江（長女）、君子（次女）、松島（弟子）、森川（弟子）、宮田（後援者）、岡野（後援者）、白川（後援者）、金杉子爵（後援会長）、菊岡博士（
==第三部==
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*第二期名人戦リーグの最中で、関が原周辺の鉄道事故のため、[[東海道本線]]がとまっている大垣駅から話がはじまり、三吉の死去までを描く。
*坂田の実人生とは異なる内容となっている（「第三部はほぼ私の創作である」<ref>『王将』角川文庫 P.180 作者あとがき</ref>）。
*1951年、『王将・終編』『霧の音』で北條秀司は毎日演劇賞を受賞した<REF>北條秀司『演劇雑記帳』（読売新聞社）P.98</REF>。
*主要登場人物
**坂田三吉、玉江（長女）、君子（次女）、将一（孫）、宮田（後援者）、森川（弟子）、木村名人、菊岡博士（
== 書籍 ==
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*王将 - NHK 1961/09/10 演出：[[井上博]]、脚本：[[北条秀司]]、出演：[[森繁久弥]]、[[森光子]]、[[高森和子]]、[[河津清三郎]]
*王将 - KTV 1980/01/06 ～ 1980/01/13 演出：[[山本隆則]]、企画：[[澤田隆治]]、プロデューサ：澤田隆治、[[村上健治]](KTV)、脚本：[[山本隆則]]、主題歌（テーマ音楽）：[[深町純]]、出演：[[森繁久彌]]、[[曾我廼家鶴蝶]]（[[曽我廼家明蝶]]）、[[赤木春恵]]
*新王将 - NHK 1992/05/16 演出：[[大森青児]]、監修・[[内藤國雄]]、原作：献・北條秀司・作「王将」、[[織田作之助]]・作「聴雨」、[[中村浩 (国文学者)|中村浩]]・作「棋神」、脚本：[[市川森一]]、出演：[[間寛平]]、[[竹下景子]]、[[那須佐代子]]、[[三浦友和]]、[[石橋保]]、[[東千代之介]]
== 脚注 ==
{{Reflist}}
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{{Pref-stub|pref=大阪府}}
{{デフォルトソート:おうしよう}}
[[Category:日本の戯曲]]
[[Category:1940年代の戯曲]]
[[Category:1947年の舞台作品]]
[[Category:日本の伝記]]
[[Category:将棋を題材とした作品]]
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▲[[Category:昭和時代を舞台とした作品]]
▲[[Category:大阪市を舞台とした作品]]
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