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|国籍={{JPN}}
|本社郵便番号=651-0087
|本社所在地=[[兵庫県]][[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]][[御幸通 (神戸市)|御幸通]]八丁目1番6号
|本店郵便番号=
|本店所在地=
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|SWIFTコード=
|事業内容=[[不動産賃貸業|不動産賃貸業務]]
|代表者=[[佐藤廣士 (実業家)|佐藤廣士]]([[代表取締役]][[社長]])
|資本金=30億円
|発行済株式総数=600万6000
|売上高=連結:53億3,550万1千円<br />単独:35億2,554万9千円<br />(2008年3月期)
|営業利益=連結:8億2,918万3千円<br />単独:7億1,135万2千円<br />(2008年3月期)
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|会計監査人=
|所有者=
|主要株主=[[兵庫県]] 25.0100%<br />[[神戸市]] 2524.0193%<br />[[竹中工務店|(株)竹中工務店]] 5.8381%<br />(2008(2021年3月31日現在)
|主要部門=
|主要子会社=
|関係する人物=
|外部リンク=httphttps://www.kih.co.jp/
|特記事項=
}}
'''神戸国際会館'''(こうべこくさいかいかん、英語名称:Kobe International House)は、[[兵庫県]][[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]]の[[三宮]]にある大型複合施設の名称である。[[第三セクター]]の'''株式会社神戸国際会館'''が運営を行っている。
 
== 概要歴史 ==
=== 初代神戸国際会館(1956年 - 1995年) ===
[[1956年]]、[[連合国軍最高司令官総司令部|進駐軍]]イーストキャンプ跡の遊休地に、当時最新鋭の設備をそなえた[[コンサートホール]]として開館。神戸国際会館大ホール、[[映画館]](国際[[松竹]]・国際[[日活|にっかつ]])のほか、神戸国際ホテルという名で開館当時から[[1982年]]12月まで宿泊事業も行っていた<ref name="Minato">{{Cite web|url=http://www.cinema-st.com/road/r109.html|title=神戸国際松竹|publisher=港町キネマ通り|date=2013-08|accessdate=2014-04-27}}</ref>。
1956年(昭和31年)、[[連合国軍最高司令官総司令部|進駐軍]]イーストキャンプ跡の遊休地に、当時最新鋭の設備をそなえた[[コンサートホール]]として初代神戸国際会館が開館した。神戸国際会館大ホール、[[映画館]](国際[[松竹]]・国際[[日活|にっかつ]])のほか、神戸国際ホテルという名で開館当時から[[1982年]]12月まで宿泊事業も行っていた<ref name="Minato">{{Cite web|和書|url=http://www.cinema-st.com/road/r109.html|title=神戸国際松竹|publisher=港町キネマ通り|date=2013-08|accessdate=2014-04-27}}</ref>。地上8階、地下1階建て(延べ床面積約25,500m<sup>2</sup>)で、会館内には1900人収容のホールがあった<ref name="nikkei-np-1982-12-01"/>。
 
[[1973年]](昭和48年)1月には[[そごう]]と合弁で「株式会社ケイ・エスビル」を設立した<ref name="company">[https://www.kih.co.jp/company 会社概要]</ref><ref group="注釈">2017年に[[セブン&アイ・ホールディングス]]([[そごう・西武]])から[[エイチ・ツー・オー リテイリング]]にそごう神戸店が経営移管されて以降、エイチ・ツー・オー リテイリングとの合弁になっている。</ref>。神戸店新館(1985年開業のフラワーロード側を除く)を共同運営するためであった。
[[1995年]]に発生した[[阪神・淡路大震災]]で全壊したために建て替えられ、[[1999年]]に現在の建物でオープンした。商業ゾーン(B2F - 12F)と高さ116mの[[オフィス]]棟(13F - 22F)で構成される。建物の頂点には塔屋があり、震災犠牲者の鎮魂を祈る灯りのモニュメントとなっている。
 
1980年代には主要株主の神戸市により、中央区雲井通の都市再開発地域([[日本国有鉄道|国鉄]][[三ノ宮駅]]南側、約6,000m<sup>2</sup>)への移転が画策された。そごうが[[神戸阪急#そごう神戸店|神戸店]]増床のため当館の敷地を買収したい旨を市に申し入れたところ、老朽化した当館の建て替えが必要となっていたため、市が応じることになった。同様に主要株主の兵庫県なども賛同した。当時の神戸市助役によると、2000人程度を収容するホールを中心とした7 - 8階建ての建物を構想していた<ref name="nikkei-np-1982-12-01">{{Cite news | title = 神戸市、三ノ宮駅南側に国際会館移転を検討――跡地はそごうに売却へ | newspaper = 日本経済新聞 | publisher = 日本経済新聞社 | page = 10 |date = 1982-12-01 }}</ref>。前段階として、[[1983年]](昭和58年)1月からは前述した神戸国際ホテル跡の6階から8階(合計約3,300m<sup>2</sup>)をそごうに貸し出した。同社によって、6・7階の客室部分は改装して事務室に、8階はそのまま食堂・宴会場として運営された<ref name="nikkei-np-1982-12-11">{{Cite news | title = 神戸国際ホテル閉鎖跡、そごうの進出が内定 | newspaper = 日本経済新聞 | publisher = 日本経済新聞社 | page = 10 |date = 1982-12-11 }}</ref>。
商業ゾーンには、収容人数2,112名(1階1,338席、中2階32席、2階326席、3階326席、立見90席)のコンサートホール「'''こくさいホール'''」と[[シネマコンプレックス]]「'''神戸国際松竹'''」、[[ショッピングセンター]]「'''SOL'''」などが入居している。また、オフィス棟には兵庫県の[[パスポート]]センター「'''兵庫県旅券事務所'''」の本所がある。11Fの屋上庭園は西畠清順氏がプロデュースした「'''そらガーデン'''」になっており、'''SOL'''の地階は三宮地下街の[[さんちか]]と百貨店の[[神戸阪急]]および[[神戸市営地下鉄]][[三宮・花時計前駅]]に直結している。
 
移転跡地は既存の建物を取り壊し、そごうが文化施設を中心とした店舗を建設する予定だった。しかし、阪神・淡路大震災発生までに着工の動きはなく、老朽化した建物はそのまま使用されていた。
こくさいホールは、[[優良ホール100選]]に選ばれている。
=== 2代目神戸国際会館(1999年 - ) ===
1995年(平成7年)1月17日には[[阪神・淡路大震災]]が発生し、神戸国際会館は全壊した。1995年(平成7年)12月から2代目の神戸国際会館が竣工するまでの間、暫定施設として[[神戸ハーバーランド]]のキャナルガーデン(現在の[[umie]])隣に「神戸国際会館ハーバーランドプラザホール」という施設が存在した。この施設は1999年(平成11年)5月に閉館し、跡地は[[アニヴェルセル]]神戸(2021年11月閉館)となった。
 
神戸国際会館は同一地点で建て替えが行われ、1999年(平成11年)5月に竣工した。2代目の神戸国際会館は地上22階建・地下3階建である。商業ゾーン(B2F - 11F)と高さ116mの[[オフィス]]棟(13F - 22F)で構成される。建物の頂点には塔屋があり、震災犠牲者の鎮魂を祈る灯りのモニュメントとなっている。建て替えに合わせて、やはり一部にそごう神戸店の売場(全体面積が約10000m<sup>2</sup>、営業面積約7000m<sup>2</sup>)が入居する計画があった。そごう本館を減築した分を補う構想だったが、人口や売上の減少を理由に1997年に断念している<ref name="nikkei-mj-1997-11-08">{{Cite news | title = 神戸国際会館、テナント入居そごうが断念 | newspaper = 日経流通新聞 | publisher = 日本経済新聞社 | page = 46 |date = 1997-11-08 }}</ref>。しかし、同店やその後継の[[神戸阪急]]と連絡通路で行き来することが可能である。
[[ファイル:Kobe international house01 1024.jpg|thumb|none|200px|南西側]]
[[ファイル:Kobe international house02 1024.jpg|thumb|right|200px|南東側]]
 
そごう神戸店が入居を断念したため、地下2階・地下1階を中心とする商業施設部分は「SOL」として、自社でテナント誘致を行っている。[[2019年]]([[令和]]元年)には開業20周年としてリニューアルオープンした。
== 建設概要 ==
== 建築 ==
*設計:[[日建設計]]
*監理:神戸国際会館、[[神戸すまいまちづくり公社|神戸市都市整備公社]]、[[日建設計]]
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*所在地:〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号
 
<gallery>
== 交通 ==
Kobe international house01 1024.jpg|南西側
*[[西日本旅客鉄道|JR]] [[三ノ宮駅]] 徒歩5分
Kobe international house02 1024.jpg|南東側
*[[阪急電鉄|阪急]] [[三宮駅|神戸三宮駅]] 徒歩6分
</gallery>
*[[阪神電気鉄道|阪神]] 神戸三宮駅 徒歩3分
 
*[[神戸市営地下鉄西神・山手線]] 三宮駅 徒歩7分
== 施設 ==
*[[神戸市営地下鉄海岸線]] [[三宮・花時計前駅]] 徒歩1分
商業ゾーンには、収容人数2,112名(1階1,338席、中2階32席、2階326席、3階326席、立見90席)のコンサートホール「こくさいホール」と[[映画館]]「[[キノフィルムズ#映画館の開設|kino cinéma(キノシネマ)神戸国際]]」(「神戸国際松竹」の跡施設)、[[ショッピングセンター]]「SOL」などが入居している。
*[[神戸新交通ポートアイランド線|ポートライナー]] 三宮駅 徒歩5分
 
こくさいホールは、[[優良ホール100選]]に選ばれている。また、3階には兵庫県の[[パスポート]]センター「兵庫県旅券事務所」の本所がある。11Fの屋上庭園は園芸家の[[西畠清順]]がプロデュースした「そらガーデン」になっており、SOLの地階は三宮地下街の[[さんちか]]と百貨店の[[神戸阪急]]および[[神戸市営地下鉄]][[三宮・花時計前駅]]に直結している。
 
== 神戸国際松竹 ==
{{ホール概要
|名称 = 神戸国際松竹<br />Kobe Kokusai Shochiku
|画像 = [[File:RZ Kobe Kokusai Shochiku entrance 2021-09.jpg|280px]]
|画像 = no<!--noと記入すれば画像提供依頼から外せます-->
|通称 = 国際松竹
|正式名称 = 神戸国際松竹
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|開館日 = 29
|開館公演 =
|閉館年 = <!--閉鎖されたホールのみに使用-->2022
|閉館月 = <!--同-->3
|閉館日 = <!--同-->17
|終公演 = <!--同。分かっている場合は記入-->
|収容人数 = (4スクリーン)516
|客席 =
107 ⟶ 112行目:
|特記事項 =
}}
'''神戸国際松竹'''(こうべこくさいしょうちく)は、神戸国際会館の11階にて[[松竹マルチプレックスシアターズ]] (SMT) が経営・運営してい[[映画館]]<ref name="kobe-np202112">{{Cite web|和書|title=映画館「神戸国際松竹」来年3月17日で閉館|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202112/0014884451.shtml|website=神戸新聞|accessdate=2021-12-06|language=ja}}</ref>。2011年2月28日までは[[松竹]]の直営だったが、同年3月1日よりSMTへと経営移管された。
 
=== 神戸国際松竹の歴史 ===
前述の通りかつては「国際松竹」と「国際にっかつ」の2館体制であった。特に「にっかつ」は館名の通り[[日活]]系の映画館だったが、日活が[[日活ロマンポルノ|ロマンポルノ]]路線に移行したのを機に松竹邦画系のロードショー館へとシフトしていった<ref name="Minato" />。
前述の通りかつては「'''国際松竹'''」と「'''国際にっかつ'''」の2館体制であった。特に「にっかつ」は館名の通り[[日活]]系の映画館だったが、日活が[[日活ロマンポルノ|ロマンポルノ]]路線に移行したのを機に松竹邦画系のロードショー館へとシフトしていった<ref name="Minato" />。
 
1995年の震災により休館し、1999年4月29日に現在の4スクリーンの映画館「'''神戸国際松竹'''」として再オープン。改築期間中は[[センタープラザ#三宮シネフェニックス|三宮シネフェニックス]](1995年12月23日オープン、2011年5月8日閉館)と[[ビッグ映劇]](1999年4月18日閉館)が神戸市内における松竹・[[東急レクリエーション|東急系]]作品上映の代替機能を請け負っていた。
 
賃貸借契約の満了により、2022年(令和4年)3月17日をもって神戸国際松竹は閉館した<ref name="kobe-np202112" />。閉館後については[[キノシネマ]]が上映施設を引き継ぎ、同年4月1日より「'''kino cinéma(キノシネマ)神戸国際'''」を開館することが決まった<ref name="kobe-np202112" />。
=== データ ===
 
=== 神戸国際松竹のスクリーン ===
*スクリーン1:120席(以前は148席)
*スクリーン2:152席(以前は204席)
119 ⟶ 127行目:
*スクリーン4:145席(以前は203席)
 
<gallery>
== 参考 ==
RZ Kobe Kokusai Shochiku seats 2021-09 (3).jpg|ホール内
1995年12月から、現在の神戸国際会館が竣工するまでの暫定施設として[[神戸ハーバーランド]]のキャナルガーデン(現在のumie)隣に「'''神戸国際会館ハーバーランドプラザホール'''」という施設が存在した。1999年5月に閉館し、跡地は[[アニヴェルセル神戸]]になっている。
RZ Kobe Kokusai Shochiku seats 2021-09 (2).jpg|座席
RZ Kobe Kokusai Shochiku 2021-09 (1).jpg|売店
</gallery>
 
== テナント ==
;神戸国際会館SOL
{{div col|2}}
*アタオランド
*アロマシェイク
*イチヨンプラス
*維新號 點心茶室
*イア パピヨネ
*ヴォート フォー シサム バイ フェアトレード
*オ フェット
*オリーブマノン
*カトルフィーユ
*喫茶サン
*神戸スパイス
*コレットギフト
*じばさんele
*[[スターバックスコーヒー]]
*Zoff
*生活の木
*千代治のくつ下
*つえ姫
*T.C/タイムレスコンフォート
*トゥーストゥース・ガーデンレストラン
*TRUSS103
*ドラコラブ
*ナチュラルキッチン アンド
*ネイルズユニーク
*ビアズリー
*[[ビゴ|ビゴの店]]
*ビューティーアイラッシュ
*ビューティーフェイス
*フラワーボックス
*フランクリンズ
*フロマ/ヨーキーズベーカリー
*ポータルクエスト
*マーコート
*マザームーンカフェ
*リーフ
*リヴドロワ
*ル・グラン・トレゾワ
*ルピシア
{{div col end}}
; 神戸国際会館SOL三番街
*ル・ノーブル
*ギャラリーハウス
*真夜中市場
*山田写真館
 
== 交通アクセス ==
*[[西日本旅客鉄道|JR]] [[三ノ宮駅]] 徒歩5分
*[[阪急電鉄|阪急]] [[三宮駅|神戸三宮駅]] 徒歩6分
*[[阪神電気鉄道|阪神]] 神戸三宮駅 徒歩3分<ref group="注釈">1935年(昭和10年)まで、現在の神戸国際会館付近に[[滝道駅|滝道駅(滝道停留場)]]があり、阪神本線と[[神戸市電]]が乗り入れていた。当時の阪神本線は地上を走っており、三宮駅は現在のJR三ノ宮駅付近にあった。</ref>
*[[神戸市営地下鉄西神・山手線]] 三宮駅 徒歩7分
*[[神戸市営地下鉄海岸線]] [[三宮・花時計前駅]] 徒歩1分
*[[神戸新交通ポートアイランド線|ポートライナー]] 三宮駅 徒歩5分
 
== 関連項目 ==
* [[神戸阪急]] - 下記の神戸阪急ビルに入居していた[[阪急百貨店]]神戸支店(三宮阪急)とは別である。
* 震災前の三宮の3会館
** 阪急会館([[神戸三宮阪急ビル#神戸阪急ビル|神戸阪急ビル]]東館)
** 新聞会館([[ミント神戸#神戸新聞会館|神戸新聞会館]])
** 国際会館(神戸国際会館)
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
{{Commons|Category:Kobe International House}}
*[httphttps://www.kih.co.jp/ 神戸国際会館オフィシャル公式サイト]
**[http://www.kih.co.jp/kokusaihall/ こくさいホール]
**[http://www.kobe-sol.jp/ SOL]
*[https://www.smt-cinema.com/site/kobe/ 神戸国際松竹](松竹マルチプレックスシアターズによる劇場案内)
 
{{coor title dmscoord|34|41|32|N|135|11|45|E|region:JP-28|display=title}}
{{松竹}}
 
{{Normdaten}}
{{Architecture-stub}}
{{デフォルトソート:こうへこくさいかいかん}}
 
[[Category:兵庫県のコンサート会場]]
[[Category:兵庫県の超高層ビル]]
[[Category:兵庫県の劇場]]
[[Category:神戸市中央区の企業]]
[[Category:神戸市のホール]]
[[Category:三宮]]
[[Category:松竹神戸市中央区映画館ホール]]
[[Category:神戸市中央区の建築物]]
[[Category:1954年設立の企業]]
[[Category:1956年開業の施設]]
[[Category:1999年竣工の日本の建築物]]
[[Category:高さ100m以上150m未満の日本の超高層ビル]]
[[Category:優良建築物等整備事業]]
[[Category:そごうの歴史]]
[[Category:エイチ・ツー・オー リテイリング]]