「酵素栄養学」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
関連性の薄い記述の削除。脚注の追加 |
m Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加 |
||
(34人の利用者による、間の40版が非表示) | |||
1行目:
{{宣伝|date=2023-6}}
{{正確性|date=2019-9}}<!--ノートを参照-->
==
アメリカでは、テキサス州ヒューストンにてディッキー・フュラー博士が酵素を用いた診療を行っている<ref>{{Cite book |和書 |author=ディッキー・フュラー |translator=竹内 進一郎 |year=2011 |origyear= |title=病気を癒し、老化を防ぐ 酵素の治癒力 |publisher=現代書林 |isbn=978-4774513393 }}</ref>。
==一般的な生理学・分子生物学等との矛盾点==▼
一般には消化酵素剤は医薬品として、体内の消化酵素不足による消化器・皮膚、血流といった症状の改善を目的とする<ref>{{Cite web|和書|date= |url=https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf82c0.html |title=消化酵素製剤解説 処方薬辞典 |publisher=日経メディカル |accessdate=2018-07-26}}</ref>。日本では、東京都老人総合研究所の柴田博らによって、老齢者が市販の消化酵素のサプリメントを利用することによって、血清[[アルブミン]]や[[HDLコレステロール]]が上昇したことが確認された<ref>柴田博、熊谷修ほか「市販の消化剤を用いて虚弱高齢者の栄養状態を改善する試み」『老年医学』37(9)、1999年、1355-9頁。[https://web.archive.org/web/20131204095003/https://www.amano-enzyme.co.jp/pdf/wave_e/vol7/vol7_topic.pdf 英文の文書]</ref>。
ライト州立大学医学部生化学科のプロチャスカらが医学文献の調査を行ったところ、食品中の酵素が食品の消化を助け栄養価を増加させる可能性を示す証拠が、穀物、乳製品、豆や種子、肉類の検索対象において得られた<ref name="pmid7935080">{{cite journal |vauthors=Prochaska LJ, Piekutowski WV |title=On the synergistic effects of enzymes in food with enzymes in the human body. A literature survey and analytical report |journal=Med. Hypotheses |volume=42 |issue=6 |pages=355–62 |date=June 1994 |pmid=7935080 |doi=10.1016/0306-9877(94)90152-X |url=}}</ref>。一例では乳糖を分解する酵素の[[乳糖不耐症|ラクターゼ欠乏者]]では、ヨーグルト中の乳糖は牛乳中の乳糖よりもよく吸収されており、乳酸菌が作るラクターゼが原因とみられている<ref name="pmid6417539">{{cite journal |vauthors=Kolars JC, Levitt MD, Aouji M, Savaiano DA |title=Yogurt--an autodigesting source of lactose |journal=N. Engl. J. Med. |volume=310 |issue=1 |pages=1–3 |date=January 1984 |pmid=6417539 |doi=10.1056/NEJM198401053100101 |url=}}</ref>。
「潜在酵素」に該当する事実は発見されていないということである。アメリカでは2003年に[[アメリカ食品医薬品局|FDA]]は、糖尿病や高血圧を治すと宣伝した、消化酵素のサプリメントの販売者に対し警告を行った<!--消化酵素欠乏症は難病などあるようなので不適切な出典--><ref>{{Cite web |author=Stephen Barrett |date=2003-03-11 |url=http://www.quackwatch.com/01QuackeryRelatedTopics/PhonyAds/mp.html |title="Enzyme Deficiency" |work=Quackwatch |accessdate=2013-10-02 }}</ref>。
<!--信頼できる情報源ですか?
Beyond Vegというサイトの指摘では、1985年のハウエルの著書では、引用された科学文献のほとんどが20世紀前半の研究であるといった問題点があると指摘されている<ref name="BeyondVeg">{{Cite web |author= |date= |url=http://www.beyondveg.com/tu-j-l/raw-cooked/raw-cooked-2b.shtml#enzymes
|title=Do 'Food Enzymes' Enhance Digestive Efficiency, Longevity? |work=Beyond Vegetarianism |publisher= |accessdate=2013-10-02 }}</ref>。Beyond Vegというサイトでは、酵素が活性を発揮するためには、[[水素イオン指数|pH]]や温度、反応溶液の塩濃度等の条件が厳密に定められており、[[強酸性]]の胃の中では、食物自身の持つ酵素は大部分が速やかに[[変性]]してしまうと主張している<ref name="BeyondVeg" />。-->
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
==
{{観点|date=2021年3月|section=1}}
* {{Cite book|和書 |author=エドワード・ハウエル
* {{Cite book|和書 |author=エドワード・ハウエル
* {{Cite book|和書 |author=エドワード・ハウエル |translator=今村光一 |title=医者も知らない酵素の力 |origyear=1994 |edition=改版 |year=2009
|publisher=中央アート出版社 |isbn=978-4-8136-0535-5 }}(原著 ''FOOD ENZYMES FOR HEALTH & LONGEVITY'', 1994)
オメガ脂肪酸
*[[疑似科学]]
▲*[[ローフード]]
▲*エドワード・ハウエル『キラーフード-あなたの寿命は「酵素」で決まる』川喜田昭雄監訳、瀬野川知子訳、現代書林1999年。ISBN 978-4774500973。(原著''ENZYME NUTRITION'', 1985)
▲*エドワード・ハウエル『食物酵素のBaka力-病気を防ぎ・治す。健康・長寿も思いのまま』 今村光一訳、ヘルス・ビジネス・マガジン社、2002年。(原著 ''FOOD ENZYMES FOR HEALTH & LONGEVITY'', 1994)
{{DEFAULTSORT:こうそえいようかく}}
[[Category:栄養学]]
[[Category:酵素]]
[[Category:疑似科学]]
|