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{{出典の明記|date=2014年1月9日 (木) 02:06 (UTC)}}
{{Otheruses|量産される[[核爆弾]]の一種}}
[[Image:W78 MK12A RV Minuteman III bus.jpg|thumb|250px|[[ミニットマン (ミサイル)|ミニットマンIII]]に搭載されている[[W78 (核弾頭)|W78核弾頭]]を搭載したMk.12A再突入体]]
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初期の核兵器は[[核爆弾]]として、[[爆撃機]]から投下する大型のものであった。これらは航空爆弾として核兵器と一体で開発された。しかし、[[1950年代]]後半、[[大陸間弾道ミサイル]]などが開発されると、核爆発装置としての弾頭部(Warhead)と、搭載兵器(運搬手段)の開発が別個に行われるようになった。つまり兵器名と核弾頭の形式番号が明確に分離されるようになったのである。
例を挙げると、広島に投下された原爆の兵器名(Weapon Name)は[[リトルボーイ]](Little Boy)であるが、弾頭の形式番号(warhead designation)は
核弾頭の設計・開発が搭載兵器の開発と分離されたため、核弾頭の設計は少人数で
== 搭載兵器 ==
核弾頭が搭載される[[兵器]]は概ね以下の通り。
; [[核ミサイル]]
: 核弾頭が[[弾道ミサイル]]に搭載される場合は、[[大気圏]]へ再突入する際に生じる空力加熱による高熱から保護するため、[[再突入体]]
; [[核砲弾]]
: 戦術用の核兵器で大口径の[[カノン砲]]から発射される核弾頭を搭載した[[砲弾]]。
; 核地雷
: 敵陸上部隊に対する攻撃のほか、巨大な対戦車壕を瞬時に掘削する兵器で、敵の進行予測地域に前もって敷設される。[[イギリス]]は[[ブルーピーコック|ブルー・ピーコック]]
; [[核爆雷]]
: 主に対潜水艦用に使用される兵器で、そのまま航空機から投下したり[[対潜ミサイル]]の弾頭として運用される。艦船からの投下はしない。
; [[核魚雷]]
: 主に対潜水艦用だが、対潜ミサイルに搭載された核魚雷は副次的な対艦攻撃任務を持つ物がある。
; [[核爆弾]]
: 航空機から投下される[[自由落下爆弾|航空爆弾]]。核兵器の威力は目標への精密な誘導を必要としないことが多い。
== 状況 ==
現在では核保有国の多くが核兵器のモジュール化を行っている。機密とされているため公開されている情報は少ないが、各国の状況は概ね以下の通りである。
2023年6月現在、長崎大学核兵器廃絶研究センターによれば、国別の核弾頭数(退役・解体待ちをふくむ)は、ロシア 5890発、アメリカ 5244発、中国 410発、フランス 290発、イギリス 225発、パキスタン 170発、インド 164発、イスラエル 90発、北朝鮮 40発で、9か国であわせて1万2523発<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S15802160.html|title=(いちからわかる!)核軍縮、進んでいる?:朝日新聞デジタル|accessdate=2023-11-26|publisher=朝日新聞}}</ref>。
=== アメリカ ===
<!--[[Image:en:Image:DavyCrockettBomb.jpgDavyCrockettBomb.jpg|thumb|小型核ロケット弾デービー・クロケット]]-->[[Image:W85_warhead_%28DOE%29.jpg|thumb|W85核弾頭の外観模式図]]
[[リトルボーイ|Mark 1リトルボーイ]]や[[ファットマン|Mark 3ファットマン]]は核爆弾であり、核起爆装置と不可分の構造である。知られている核弾頭で古い物は[[Mark 4 (核爆弾)|W4]]だが[[1951年]]に開発がキャンセルされた。続く[[Mark 5 (核爆弾)|W5]]は海軍の[[レギュラス (ミサイル)|レギュラスI]]や空軍の[[MGM-1 (ミサイル)|マタドール]]といった[[巡航ミサイル]]に搭載されて[[1954年]]から運用された。W5は[[Mark 5 (核爆弾)|Mark 5]]航空爆弾から核爆弾を独立させたもので、92個の[[爆縮レンズ]]からなる最大
=== 旧ソ連/ロシア ===
[[ソビエト連邦|旧ソ連]]で最初の量産型核爆弾はRDS-3Tと、より小型化されたRDS-4である。RDS-6からは熱核弾頭となった。これら核爆弾から多種多様な核弾頭が設計されたと考えられているが、形式番号は詳らかでは無い。[[R-
=== イギリス ===
航空爆弾として開発され、[[1953年]]から配備された
イギリスは核戦力を海軍中心に編成しなおし、その主力に[[ポラリス (ミサイル)|ポラリスA-3]][[潜水艦発射弾道ミサイル]]を搭載した[[レゾリューション級原子力潜水艦]]を据えた。ミサイルは米国製だが弾頭はイギリス製である。ただしその設計はアメリカの[[W58 (核弾頭)|W58]]核弾頭に近似していると言われる。これら弾頭を含むポラリス・ミサイルシステムはChevaline計画で近代化され、1990年代まで運用された。その後はトライデントD-5が導入され、こちらの核弾頭もイギリス製とされている。
=== フランス ===
[[フランス]]では空軍の中距離弾道ミサイルSSBSシリーズにおいて、[[1971年]]に配備されたSSBS S-2ミサイルが核出力
=== その他 ===
[[中華人民共和国|中国]]、[[インド]]([[アグニV
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
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