「魔界戦記ディスガイア5」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加
 
(28人の利用者による、間の45版が非表示)
1行目:
{{Pathnav|frame=1|魔界戦記ディスガイアシリーズ}}
{{コンピュータゲーム
| Title = 魔界戦記ディスガイア5
| Genre = [[シミュレーションロールプレイングゲーム|史上最凶のシミュレーションRPG]]
| Plat = [[PlayStation 4]]<br />[[Nintendo Switch]]<br />[[Microsoft Windows]]([[Steam]])
| Dev = [[日本一ソフトウェア]]
| Pub = {{flagicon|JPN}}[[画像:Map {{flagicon|US}}projection-Eckert {{flagiconIV.png|26px|EU}}世界]] 日本一ソフトウェア<br />{{flagicon|TWN}} [[ソニー・インタラクティブエンタテインメント|SCET]](PS4)、[[セガホールディングス|世雅育楽]](Switch)<br />{{flagicon|HK}} [[ソニー・インタラクティブエンタテインメント|SCEH]](PS4)、[[任天堂|任天堂香港]](Switch)
|director producer = 新川宗平
| artist = [[原田たけひと]](キャラクターデザイン)
| composer = [[佐藤天平]]
| series = [[ディスガイアシリーズ]]
| Play = 1人
| Media = [PS4] [[BD-ROM]]<br />[Switch] Switchカード<br />[共通] ダウンロード販売
| Date = [PS4]<br />{{Flagicon|JPN}} [[2015年]][[3月26日]]<br />{{flagicon|TWN}} {{flagicon|HK}} 2015年[[9月17日]]<br />{{Flagicon|USA}} 2015年[[10月6日]]<br />{{Flagicon|EU}} 2015年[[10月16日]]<br />[Switch]<br />{{Flagicon|JPN}} {{flagicon|HK}} [[2017年]][[3月3日]]<br />{{Flagicon|USA}} 2017年[[5月23日]]<br />{{Flagicon|EU}} 2017年[[5月26日]]<br />{{flagicon|TWN}} 2017年[[12月1日]]<br />[Win]<br />[[File:Steam icon logo.svg|26px|link=Steam|Steam]] [[2018年]][[10月23日]]
| Rating = {{CERO-B}}<br />{{ESRB-T}}<br />{{PEGI-12}}
| ContentsIcon = [PS4]セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他<ref>PS4版公式サイトより。Switch版公式サイトには記載なし。</ref>
| Sale = [PS4]<br />{{Flagicon|JPN}} 約6万本(出荷本数、2015年時点)<ref name="fami20160201">{{Cite web|和書|date=2016-02-01 |url=httphttps://www.famitsu.com/news/201602/01097439.html |title=個性的な新規IP(知的財産)に挑戦し続ける……日本一ソフトウェア 代表取締役社長・新川宗平氏インタビュー【ゲームメーカー新時代戦略】(1/2) |publisher=ファミ通.com|accessdate=2016-03-13}}</ref><br />{{Flagicon[[画像:Map projection-Eckert IV.png|World}}26px|世界]](日本除く) 約11.2万本(出荷本数、2015年時点)<ref name="fami20160201" /><br />[Switch]<br />[[画像:Map projection-Eckert IV.png|26px|世界]] 20万本(出荷本数、2018年1月12日時点)<ref>{{Cite web|和書|url=https://nippon1.co.jp/news/pdf/2018/20180112.pdf|format=PDF|title=Nintendo Switch 専用ソフト『魔界戦記ディスガイア5』世界累計出荷本数 20 万本突破のお知らせ|publisher=株式会社日本一ソフトウェア|date=2018-1-12|accessdate=2018-2-26}}</ref>
| etc =
}}
『'''魔界戦記ディスガイア5'''』(まかいせんきディスガイアファイブ)は、[[日本一ソフトウェア]]によって開発、販売されたゲームソフト。[[ディスガイアシリーズ]]のナンバリング第5作。
 
[[2015年]][[3月26日]]に[[PlayStation 4]]用ソフトとして発売された。その後移植版が[[2017年]][[3月3日]]に[[Nintendo Switch]]版がSwitchの[[ローンチタイトル]]として、[[2018年]][[10月23日]]に[[Microsoft Windows]]版が[[Steam]]にて、それぞれ発売された。
 
== 概要 ==
魔界を舞台にしたシミュレーションRPG・ディスガイアシリーズの第5作目<ref>{{Cite web|url=http://au.ign.com/articles/2014/09/01/disgaea-5-announced-coming-to-playstation-4|title=Disgaea 5 Announced, Coming to PlayStation 4|publisher=IGN|accessdate=2015-03-07|date=2014-09-01}}</ref>。本作はシリーズ初のPS4用タイトルかつ、[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|{{CERO]]レーティング:[[CEROレーティング12才以上対象ソフトの一覧|B(12才以上対象)]]-B}}となる。
 
テーマは「'''復讐と反逆'''」<ref>{{Cite web|url=http://gematsu.com/2014/09/disgaea-5-will-series-biggest-entry-yet|title=Disgaea 5 will be the series’ biggest entry yet|publisher=Gematsu|accessdate=2015-03-07|date=2014-09-02}}</ref>。魔帝ヴォイドダーク率いる100のロスト軍によって制圧された魔界に住んでいた青年悪魔キリアと5人の魔王が集結し、これに対抗する。
 
PS4パッケージ版は通常版と初回限定版が発売される。初回限定版には[[にいてんご]]フィギュア、設定資料集、2枚組のサウンドトラックCDが付属する。また、[[PlayStation Store]]からのダウンロード販売も行われている。
 
=== Nintendo Switch版 ===
本作以降の2015年内に発売された日本一ソフトウェアのゲームソフト公式サイトに、CEROレーティングのコンテンツアイコンの併記が行われていた<ref>本作以前では、2010年に発売された[[セカンドノベル 〜彼女の夏、15分の記憶〜]]の公式サイトにコンテンツアイコンの併記が行われた。2016年以降は再度行われていない。</ref>。
2017年3月3日にNintendo Switchのローンチタイトルとして発売された<ref name="Switch"/>。
日本一ソフトウェア代表取締役社長の新川宗平は、「初めてのハードのローンチタイトルということもあり、新しいものをいきなり出すのはハードルが高いため、スムーズに移植できる作品として看板タイトルである本作を選んだ」とファミ通とのインタビューの中で述べている<ref name="Switch"/>。
また、新川はもう一つの理由として「本作のVita版を出してほしいという要望を多く受けていたが、Vitaへ移植するにはグレートダウンする必要があった。」<ref group="注" name="Vita">リモートプレイを使えばVitaでも遊ぶことは可能</ref>ことを挙げており、携帯機と据え置き機を兼ねそろえたNintendo Switchに移植することにより、ユーザーにとって有意義なものになるのと同時にニーズを実現できたのではないかと述べている<ref name="Switch">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201701/15124851.html|title=Nintendo Switchへの本気度は!? 『ディスガイア5』をローンチで発売する、日本一ソフトウェアの新川宗平社長を直撃インタビュー!【Nintendo Switch 体験会 2017】|publisher=エンターブレイン|work=ファミ通|accessdate=2018-07-01|date=2017-01-15 |author=世界三大三代川 }}</ref>。
 
Switch版では、PS4版に存在した『[[どこでもいっしょ]]』のキャラクターや特定の雑誌とコラボしたDLCの導入は見送られたものの、それ以外のDLC要素は最初から収録済となっている。また、Switchにはトロフィー機能がないため、その代替として新たに「トロフィー屋」が新設された。ボイスは日本語・英語両対応となっている。それ以外のほとんどの要素は、システム周りの細部の変更を除いてPS4版をそのまま引き継いだものとなっている。
 
=== Microsoft Windows(Steam)版 ===
2018年10月23日にSteamで『'''Disgaea 5 Complete / 魔界戦記ディスガイア5 COMPLETE'''』としてダウンロード販売が開始された。Switch版に準拠した移植だが、ネットワーク機能が全て省略されており、これに伴いマップエディット関連の機能も廃止されている。また、Switch版で追加された「トロフィー屋」は健在だが、同時にSteam実績機能にも対応している。
 
== システム ==
41 ⟶ 49行目:
;リベンジモード
:各ユニットのにカーソルを合わせた際に出るパラメータの左端には'''リベンジゲージ'''というパラメータが存在する。これは自分や味方が攻撃を受けた時や味方が撃破された時、及び、リベンジモードの敵を撃破した時に溜まり、これが最大まで溜まると'''リベンジモード'''となり、ユニットに電流が流れるようなエフェクトがなされる。この状態のユニットはクリティカル率が100%・特殊技の使用SPが1に固定・被ダメージ25%軽減というメリットを受ける。リベンジモードの敵を倒すと「'''力のかけら'''」という、使用したキャラクターのパラメータを成長させるアイテムを入手できる。
;:;魔奥義
::セラフィーヌや、各面のボスなど魔王クラスのキャラだけがリベンジーモード中にだけ使える特殊能力。その性能はキャラクターごとに異なる。
;魔界効果
51 ⟶ 59行目:
;部隊屋
:部隊リーダーの活躍によって経験値やSPが入手できたり、特定の施設や機能や技を使用・強化するのに必要だったり、会議へ工作できたり、など、部隊に所属させたユニットは所属した部隊によって様々な効果が付与される。部隊の種類やは魔界戦略会議の議題やストーリー進行などで増やす事が出来る。原則としてユニット1つに対し1つの部隊にしか所属できない。
;:;後援部隊
::各部隊には説得済みの捕虜を配置する後援部隊が存在し、配置した捕虜の数によって部隊の機能・能力が上昇する。
;:;部隊総攻撃
::部隊リーダーがリベンジモードの時に1度だけ使える技。部隊に所属する全てユニットを召喚して突撃する。
;捕獲
:敵ユニットを捕虜として捕獲することが出来る。捕獲は戦闘終了時に敵ユニットが投降することがある他に、捕獲部隊が使える「捕獲」コマンドでHPが減った敵を捕獲できる事がある。
;:;説得屋
::捕虜説得部隊が行う。殴る、脅すなどの悪魔的な方法で説得する。「搾り取る」コマンドで手に入る「魔力のエキス」はユニットのステータスを直接上げる事が出来るアイテム。
;魔界調査団
69 ⟶ 77行目:
渇血地獄にてプリニーをこき使い、'''ヴォイドダーク'''配下の'''ロスト軍'''と戦っていた'''セラフィーヌ'''だったが、状況は圧倒的に不利だった。そこに割って入って飯を食い始めた青年、'''キリア'''によってそのロスト軍一個小隊が全滅するのを見たセラフィーヌは彼に惚れ、彼を強引に自分のミニ魔界へ連れて行く。
 
渇血地獄でのいくつかの騒動の後、ヴォイドダークへの手がかりを追って向かった葬霊地獄で出会った'''クリスト'''の提案によりセラフィーヌはロスト軍に対抗する反乱軍を結成することを決意。かつて自分のせいで自分の目の前で'''リーゼロッタ'''を'''ヴォイド'''に殺された事から仲間を作る事を嫌ってる(そして、その事を黙っている)キリアを強引に反乱軍に組み入れた。
 
遠征先の魔界の魔王を仲間に引き入れつつ、キリア一行が各自抱えた問題を解決しながら一行はヴォイドダークと戦い、最終的に彼を撃破する。その時、ヴォイドから彼の行いがリーゼロッタを生き返らせるために必要な魔奥義と魔力を集めるためだったと伝えられる。後を託されたキリアはヴォイドの負の記憶や感情(ヴォイドのダーク)が入り込んだせいで暴走したリーゼロッタを止め、リーゼロッタは無事に復活。こうして一連の騒乱は幕を下ろした。
79 ⟶ 87行目:
;キリア
:声 - [[宮野真守]]
:本作の主人公。魔帝ヴォイドダークに復讐を誓う魔族の青年。過去に起きた悲劇ゆえに仲間作りは嫌い。普段は他人を突き放すような印象で口数が少なく、物静かな態度である。一方で暴走するウサリアを傷だらけになって止めようとしたりプリニーたちの賄いを作ってやるなど面倒見が良くお人好しな性分でもある。ストーリーが進むに経て少しずつ周囲の者に心を開くようになっていく他、個性的な面々の中では数少ない常識人でもあるため、苦労人な一面も見られるようになる。
:食べることが大好きで、気まぐれに状況や場所関係なく[[胡坐]]をかいて食事をし出すが、これは彼がエネルギー消費が激しい体質である事も理由であり、いわゆる「痩せの大食い」である。その量はストーリーが進むごとに多くなっているらしく、中盤では数人分の食事を3分で食べていた。そのため、彼が来てからのセラフィーヌのミニ魔界の食糧備蓄事情は逼迫している模様。好物は1000年を生きたロードドラゴンの胸肉とその卵で作った「ふんわり昇竜[[親子丼]]」や、絶滅危惧種を食材にした「絶滅危惧[[チャーシュー]][[ラーメン|麺]]」など、セラフィーヌが聞いたことも無く、クリストも文献でしか見た事が無い高級食材や希少食材を使ったB級グルメであり、その食材の採取(溶岩の中で卵を採取、など)や調理は自分でやっている。料理の腕前は自慢なようで、自作の料理の味が不味いと言われると静かに凹む。ローディング画面ではロード進捗に応じて右下で[[丼]]を積み重ねながら食べている。セラフィーヌの都合のいい解釈や妄想、銃乱射には参っている様子。
:かつては'''暴虐の魔王キリディア'''と呼ばれた実力を持つ。その頃の名残である「[[破壊衝動]]」が彼の中で彼に復讐を語り続けるもう一人の彼らしき存在として存在し、時折その存在と心の中で言い争うことがある。先述の大食いはこの破壊衝動を抑えるためであったが、中盤でついにこの小手先の姑息療法では押さえきれなくなり、終盤の冒頭でセラフィーヌが敵の攻撃で倒れたのがきっかけで暴走し、倒れてしまう。その後、守る対象を「仲間たち」(つまりセラフィーヌら反乱軍を含める)と解釈し、過去の自分を拒絶し押さえ込むのではなく受け入れてさらけ出す事で破壊衝動をコントロールすることに成功し、ブラッディスとの最終決戦でゴルディオンが制御できなかった超魔流の究極奥義を習得するに至る。
:出自は魔界のなかでもクズの掃き溜めと言われる氷血地獄の[[スラム]]出身で、生きるために毎日が戦いと裏切りの連続の修羅の世界で最強魔王と言われた「暴虐の魔王」となったが、同時に孤独の境地に陥った。そんな時にゴルディオンに戦いを挑んで初めての敗北を味わい、無理矢理彼の弟子にされてしまい、ヴォイドとリーゼロッタと一つ屋根の下で暮らす羽目になった(暴虐の王が歴史から突如として消えたのはこのため)。その後はゴルディオンに勝つために弟子になったふりをしていたが、彼やリーゼロッタとの関わり合いの中で家族や無償の愛というものを知る。結局、ここで超魔流の極意や最終奥義を習得する事は出来なかったが、ゴルディオンからはその潜在魔力を買われていた。しかし、ゴルディオンが自分の跡目をキリアに継がせるとしたためヴォイドが出奔。その後、復讐に囚われたヴォイドが彼を襲った際にリーゼロッタが庇って死亡した事で独り放浪の身となった。
158 ⟶ 167行目:
;絢爛魔界
:巨万の富を誇るゴージャスな世界。灼熱魔界とはセラフィーヌの曽祖々々々々々々々父の代から犬猿の仲。
:セラフィーヌの父がヴォイドダーク対策の地下シェルターに全財産を注ぎ込んだため、終盤で財政破綻。地上に一行が来た時にはセラフィーヌの命令で[[書割|書き割り]]で誤魔化そうとした。ちなみにこの地下シェルターはセラフィーヌのミニ魔界とドッキングして戦艦としても使える。全てが終わった後、セラフィーヌの手腕によって元の栄華を取り戻した。
;兎兎魔界(ととまかい)
:平和主義の悪魔たちが集まる世界。ウサ忍法なる忍法が伝わっている。ここの住人はプリニーも含めて主従ではなく家族のような関係を持ち、語尾に「ピョン」を付ける。ここのプリニーは他所とは違い黄色である。
166 ⟶ 175行目:
 
== 主題歌 ==
全作詞 - いでみどり / 全作曲・編曲 - [[佐藤天平]]
;オープニング
 
;Kill Real
; オープニングテーマ「Kill Real」
:作詞:いでみどり
: - [[宮野真守]]
:作編曲:佐藤天平
; エンディングテーマ「Lieze Lullaby」
:歌:宮野真守
: - 須藤亜美
;エンディング
; 挿入歌「Lieze Lullaby Love」
: 歌 - [[愛美]]
:作詞:いでみどり
:作編曲:佐藤天平
:歌:須藤亜美
 
== コラボレーション ==
181 ⟶ 188行目:
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<references group="注"/>
=== 出典 ===
{{Reflist}}
<!--出典の参考文献としてしていないため、コメントアウト--
== 関連文献 ==
{{Cite book|和書|author=電撃攻略本編集部|title=魔界戦記ディスガイア5 ザ・コンプリートガイド|date=|year=|accessdate=|publisher=|isbn=4048650793}}
-->
 
== 外部リンク ==
*[httphttps://disgaea.jp/5/ 魔界戦記ディスガイア5 公式サイト] - ページ内からPS4版またはSwitch版サイトへのアクセスが可能
*{{YouTube|p=PLlmWs9vbRAGKUARMwfrKxF4IeJxzf5uW1}}
*{{YouTube|c=UCVYJE2rVkiTNb_4kQVxfi8w}}
 
{{魔界戦記ディスガイアシリーズ}}
 
{{Video-game-stub}}
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:まかいせんきていすかいあ5}}
[[Category:魔界戦記ディスガイア|5]]
195 ⟶ 215行目:
[[Category:シミュレーションRPG]]
[[Category:復讐を題材としたコンピュータゲーム]]
[[Category:悪魔を題材としたコンピュータゲーム]]
[[Category:戦争を題材とした作品]]
[[Category:ファミ通クロスレビューゴールド殿堂入りソフト]]
 
{{Video-game-stub}}