「オー・カナダ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
WikitanvirBot (会話 | 投稿記録) m r2.7.1) (ロボットによる 変更: ar:يا كندا |
m 外部リンクの修正 http:// -> web.archive.org (www.yomiuri.co.jp) (Botによる編集) |
||
(37人の利用者による、間の47版が非表示) | |||
1行目:
{{Infobox anthem
|題名=
|翻字=
|和訳例=オー・カナダ
13行目:
|別名2=
|別名2和訳=
|作詞者=
|作詞時期=
|作曲者=
|作曲時期=[[1935年]]
|採用時期=[[1880年]](事実上)<br />[[1980年]](法律上)
|採用終了=
|試聴="O Canada",
|試聴タイトル=オー・カナダ(演奏のみ)
}}
'''オー・カナダ'''({{lang-en|''O Canada''}}、{{lang-fr|Ô Canada}}、{{lang-iu|ᐆ ᑲᓇᑕ!}})は、[[カナダ]]の[[国歌]]。[[1880年]][[6月24日]]、[[ケベック]]の建国記念日の式典に向け愛国歌として{{仮リンク|カリサ・ラヴァレー|fr|Calixa Lavallée|en|Calixa Lavallée}}([[ケベック州]]の[[作曲家]])が[[作曲]]、{{仮リンク|アドルフ=バジル・ルーチエ|label=アドルフ=バジル・ルーチエ卿|fr|Adolphe-Basile Routhier|en|Adolphe-Basile Routhier}}(ケベック州の[[判事]])が[[フランス語]]で[[作詞]]、式典で初めて歌われた。[[英語]]の訳詞は[[1906年]]までは無く、2年後の[[1908年]]に現行の歌詞の元となるものが{{仮リンク|ロバート・スタンリー・ウィア|en|Robert Stanley Weir}}(ケベック州の[[法律家]])によって書かれた。
[[1968年]]には、上下院特別合同委員会の勧告により、英語版の歌詞が若干変更されたが、[[フランス語]]版の歌詞は変更されていない。この曲の「カナダ人」は[[フランス系カナダ人]]をしめ
また、[[
▲この曲の「カナダ人」は[[フランス系カナダ人]]をしめすことであり、フランス系カナダ人を象徴する曲であったが、「カナダ」という単語が今のカナダ連邦を意味する単語に変わり、1世紀後[[1980年]][[7月1日]]、「[[カナダの日]]」の祝典に国歌として際し、法制化された。
▲また、[[:en:Vice Regal Salute|Vice Regal Salute]]<!--和訳不明-->として、カナダの[[王室歌]]である『[[女王陛下万歳]]』の冒頭6[[小節]]とオー・カナダの冒頭4[[小節]]、末尾4[[小節]]を利用して[[編曲]]された。
{{Multi-listen start}}
{{Multi-listen item|filename=O Canada English Weir 1928.ogg|title=オー・カナダ |description= (歌唱つき) |format=[[OGG]] }}
{{Multi-listen end}}
== 歌詞に対する議論 ==
ウィアによって英語の歌詞が作られたのはオリジナルから26年後の[[1908年]]のことだが、当時は''sons''という単語は含まれておらず、やや古風な'''''thou dost in us''' command''「我ら
その後[[第一次世界大戦]]の影響からか'''''thou dost in us''' command''を'''''in all thy sons''' command''に改め、宗教的な言い回しになったとされる<ref>[http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2010-03-05 国歌「オー・カナダ」の歌詞変更を検討]日本deカナダ史</ref>。
[[2010年]]、[[バンクーバーオリンピック]]で国歌が度々演奏されたが、同国が金メダルを取った14種目のうち6種目は女性選手であった。[[カルガリー大学]]の[[リズベス・ドナルドソン]]名誉教授が「女性たちが名誉ある表彰台で'''''in all thy sons''' command''と歌うのは目に余る」といったメールを[[スティーヴン・ハーパー]]首相宛に送ったところ首相も同感し国歌修正案を国会に提出。しかし国民から批判が殺到したためすぐさま撤回した<ref>[https://web.archive.org/web/20100311053051/http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100308-OYT1T00960.htm カナダの国歌が男女差別的?五輪余波かも]</ref>。
カルガリー大学で政治学を教えるトム・フラネガン教授は、この問題を取り上げることはほかの全ての問題を噴出させることになると警告した。
「ひとたび国歌の論争を始めれば、無神論者は“God”を削除せよと主張し、平和主義者は“stand on guard”に異議を唱え、先住民は“native land”とは誰の土地だと言い出して収拾がつかなくなるだろう。」
原詞である[[フランス語]]版は至って性別に中立な歌詞である。上記の該当する箇所はフランス語歌詞では、''Ton front est ceint de fleurons glorieux!''(和訳: 『み前は輝かしい花輪で覆われている。』)であり全く内容が異なる。最後のリフレイン部も英語版は、''O Canada. We stand on guard for thee.''(和訳: おお、カナダよ、我らは汝を守る。)と献身的な歌詞であるのに対して、フランス語歌詞は、''Protégera non foyers et nos droits.''(我らの住まいと権利を保護するであろう。)と祖国への願いが託されている。
[[2016年]]1月、{{仮リンク|モーリル・ベランジェ|en|Mauril Bélanger}}下院議員は、「'''息子'''たち(''in '''all thy sons''' command'')」を「'''私'''たち(''in '''all of us''' command'')」に改める法案を議員立法で提出した<ref name="1908asahi">{{citenews |url=https://digital.asahi.com/articles/ASM7W62Z6M7WUHBI018.html |title=カナダにもALS患者の議員 国歌の歌詞修正に尽力 |date=2019-07-28 |accessdate=2019-08-01 |work=朝日新聞}}</ref>。同年6月に下院を通過、[[2018年]]2月2日に上院で可決し、その場で新しい歌詞となった国歌が斉唱された<ref name="1908asahi" /><ref>{{Wayback |url=http://www.afpbb.com/articles/-/3161023 |title=カナダ上院、国歌の歌詞変更法案を可決 性的区別なくす(AFPBB、2018年2月3日) |date=20181205081113 }}</ref>。
== 歌詞 ==▼
{{Wikisource|en:O Canada|英語版の歌詞}}
{{Wikisource|fr:Ô Canada|フランス語版の歌}}
<!--歌詞の和訳はウィキソースに御願いしたい。-->
[[ナショナルホッケーリーグ|NHL]]の試合にて、[[モントリオール]]では2/3をフランス語で、1/3を英語で、[[オタワ]]では最初の1/3を英語で、次の1/3をフランス語で、最後の1/3を英語で歌う等、英語とフランス語を交ぜて歌う事もある。冒頭と最後をフランス語で、中間を英語で歌う公式歌詞もある。
{{see|:en:O_Canada#Lyrics}}
一方で[[メジャーリーグベースボール]]では、[[トロント・ブルージェイズ]]が現在唯一のカナダ球団であるが、同球団の本拠地[[オンタリオ州]][[トロント]]を含めて、リーグ加盟全球団の本拠地が[[英語圏]]にあることから、英語詞のみが歌われている。非公式ながら、おもに[[ヌナブト準州]]で用いられる[[イヌクティトゥット語]]の歌詞もある。
== 脚註 ==
63 ⟶ 61行目:
== 外部リンク ==
*[http://www.pch.gc.ca/pgm/ceem-cced/symbl/anthem-eng.cfm カナダ政府公式ウェブサイト(英語・仏語)]
*[http://www.pch.gc.ca/pgm/ceem-cced/symbl/anthem-eng.cfm カナダ国歌 英語、フランス語、英仏混合、演奏(MP3)]
*[http://www.
▲*[http://www.canadanet.or.jp/about/faq_anthem.shtml カナダ大使館による日本語訳]
*{{YouTube|IBoItR59REQ|Canadian National Anthem (lyrics) Oh Canada}}{{en icon}}
{{CND-stub}}
{{アメリカの
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:おおかな [[Category:国歌]]
[[Category:1880年
[[Category:カナダの楽曲]]
[[Category:パブリックドメインの音楽]]
|