削除された内容 追加された内容
+{{Normdaten}}
m 外部リンクの修正 http:// -> web.archive.org (sankei.jp.msn.com) (Botによる編集)
(28人の利用者による、間の43版が非表示)
3行目:
|画像 = [[File:Osaka Municipal Fire Department Headquarters.jpg|250px]]<br/>消防局本部庁舎([[西区 (大阪市)|西区]]九条南)
|設置日 = 1948年3月
|管轄区域 = [[大阪市]]内24区
|管轄面積 = 222.30km<sup>2</sup>
|職員定数 = 3,570人
11行目:
|分遣所数 = なし
|所在地郵便番号 = 550-8566
|所在地 = [[大阪府]]大阪市西区九条南1-一丁目12-54<br />{{Maplink2|frame=yes|plain=yes|frame-align=center|type=point|zoom=14}}
| 緯度度 = 34 | 緯度分 = 40 | 緯度秒 = 12.4 | N(北緯)及びS(南緯) = N
| 経度度 = 135 |経度分 = 28 | 経度秒 = 25.4 | E(東経)及びW(西経) = E
17行目:
|リンク = [https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/ 大阪市消防局]
}}
'''大阪市消防局'''(おおさかししょうぼうきょく、Osaka Municipal Fire Department)Department)は、[[大阪市]]([[大阪市役所]])の消防部局([[消防本部]])。
 
日本では[[東京消防庁]]に次ぐ規模<ref>人口規模は横浜市に劣るものの、[[消防団]]が設置されていないため、職員数は[[横浜市消防局]]を上回る。</ref>で、装備も人員も充実している。[[消防大学校]]にも講師を送り込んでいる。
 
規模が大きいため、日頃から周辺市や[[兵庫県]]への出動はもちろん、大規模災害時には[[緊急消防援助隊]]として大阪府外や[[国際消防救助隊]]([[国際緊急援助隊]]の一員)として日本国外へ派遣される場合もある。[[阪神・淡路大震災]]でも活躍しており、活動記録は専門書として出版されている<ref>『阪神・淡路大震災 大阪市消防活動記録』(平成8年1月発行、編集/著作:大阪市消防局、発行:(財)大阪市消防振興協会)</ref>。2011年3月11日に発生した三陸沖を震源とする[[東北地方太平洋沖地震]]に伴う[[東日本大震災]]にも、[[緊急消防援助隊]]大阪府隊として指揮支援隊はもちろんのこと多数の消火・救助・救急部隊を発災日から被災地に派遣した。
 
近年は[[国際協力機構]](JICA)(JICA)からの研修生も多数受け入れ、世界中に日本式近代消防戦術を広める国際的にも重要な役割を担っている。
 
== 沿革 ==
* [[1948年]]([[昭和]]23年)3)3月:自治体消防として発足する。
* [[2008年]](平成20年)3)3月:旧庁舎(西区新町1丁目26番3号)の老朽化に伴い、大阪市交通局(現・[[大阪市高速電気軌道]])旧庁舎があった場所(西区九条南1丁目12番54号)に新庁舎(西消防署併設、大阪市交通局新庁舎に隣接)を建設して移転する。
 
== 組織 ==
* 本部
** 総務部 : 総務担当、人事厚生担当、施設担当
** 企画部:企画課、人事課、高度専門教育訓練センター
** 予防部 : 予防担当、設備保安担当
** 予防部 : 予防課、規制課
** 警防部 : 警防担当、方面隊、[[消防防災ヘリコプター|航空隊]]、情報通信担当、指令担当、救急担当
** 警防部 : 警防課、司令課
** [[消防学校|高度専門教育訓練センター]]
** 救急部:救急課
* [[消防署]]: 25消防署・64出張所
 
44 ⟶ 45行目:
 
※括弧は、常備車と予備車の数。
* [[日本の消防車|消防車]]:205台(50(50)
* [[日本の救急車|救急車]]:65:69(15(15)
* その他の消防車両:35:35(42(42)
* 消防車両以外の車両:(52:(52)
* [[消防艇]]:2艇
* 消防救助艇:1艇
* [[消防ヘリコプター]]:2機
** 合計458台(159(159)
{{main|日本の消防車}}
 
'''消防ポンプ車'''
* [[消防ポンプ車]](P):0(P):0(2(0)
* タンク車(T):0(T):0(1(1) - 一般的なI-B型と同じだが配備数は極めて少ない。
* 小型タンク車(ST)(ST)<ref>"SmallTank"の略。</ref>:141:106(35(35) - 大阪市消防局の主力車輌。狭隘路が非常に多い市内の実情に合わせた、小型車両でも資機材が多く積載できる大阪市の独自仕様の代表例。吸管の巻き方・艤装等は他の本部に類が無く通称「大消仕様」と呼ばれる。地元企業である[[小川ポンプ工業]]艤装の車両が多く、シャーシにはホイールベースの短い[[三菱ふそう・キャンター#4.E4.BB.A3.E7.9B.AE FE1.E3.83.BB2.EF.BC.881978-1985.E5.B9.B4.EF.BC.89|三菱・キャンター]]や[[日野・デュトロ]]が選定される。
** 尚、2017年度(平成29年度)以降導入のST車は[[日野・デュトロ#2代目(2t積系2011年-/1.E4.BB.A3.E7.9B.AE.EF.BC.882011.E5.B9.B45t積系2021年-.EF.BC.89|後者]]のハイルーフ仕様になる模様であり、[[2017年]](平成29年)初頭(2016年度/平成28年度)には[[梯子|三連梯子]]装備の実車(ST106等)と、そうでない実車(ST119等)が9つの署所に配備されている(ハイルーフはベルリング製、車両は従来通り[[小川ポンプ工業|小川ポンプ]]製)
*中型タンク車(MT):8(MT):8-
 
'''救助車''' : 「救助隊」が運用する救助車と「[[大阪市消防局#特別救助隊(AR(AR・BR・CR)・DR)|特別救助隊(AR(AR・BR・CR)CR)]]」及び「[[大阪市消防局#本部特別高度救助隊(ASR)(ASR)|本部特別高度救助隊(ASR)(ASR)]]」が運用する[[救助工作車]]の2種類となっている。
*救助車(R):26(R):16(9(9))- 小型水槽付ポンプ車または水槽付ポンプ車に救助資機材とフロントウインチを搭載した車両で外観はポンプ付き救助車である<ref>[https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000048993.html 消防車のいろいろ(大阪市消防局)救助車(R)]</ref>。
 
*[[救助工作車]](AR・BR・CR・ASR):Ⅲ:12台 - Ⅲ型<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000050542.html 救助工作車Ⅲ型]</ref>とIV型<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000048993.html 救助工作車Ⅳ型]</ref>が配置されているおり、内訳はAR1台・BR6台・CR4台・ASR1台。[[阪神・淡路大震災]]後の組織改編に伴い、市内東西南北の各方面に創設された特別救助隊の車輌として、A・B・C救助隊車輌の部類に分けて配備された。 車種はAR(AirAR(Air Rescue:航空救助隊)CR(ChemicalCR(Chemical Related Rescue:化学災害救助隊)全車、そしてBR(BigBR(Big Scale Disaster Rescue:大規模災害救助隊)4)6隊中24隊はIV型、残るBR2隊とASRはⅢ型<ref>かってはII型も配備されていたが、現在は全車引退済である。</ref>である。これは大阪市内には狭隘な地区が多数ある事から、大型車では直近部署出来ず迅速な救助活動に支障をきたす場合があるためである。ただし、IV型は本来は2台1組で運用されるが、大阪市では各署に1台ずつの配備のために[[救助資機材]]を全て積む事が出来ず、事案に合わせて機材を積み替えたりしている。 なお、退役予定だったII型救助工作車が、[[東日本大震災]]で所属車両のほとんどを喪失した[[岩手県]]の[[釜石大槌地区行政事務組合|釜石大槌地区行政事務組合消防本部]]に無償譲渡された。
'''はしご車'''
* [[梯子車]](L):27(L):27台 - 水上署を除く市内各24消防署に1台ずつと東住吉署矢田出張所・浪速署浪速出張所・住之江署南港出張所に配備されている。最大級である50m級が中央署・北署に、15m級が東住吉署矢田出張所に配備されている。A-2級ポンプを搭載している車両もある。
* 高所活動車(LT):3(LT):3台 - 2010年度(平成22年度)に2台([[日野・デュトロ]])、2013年度(平成25年度)に1台([[いすゞ・エルフ]])をそれぞれ導入、中央署上町出張所・阿倍野署・北署に配備。入り組んだ路地に中高層建物が多数点在している大阪市内において、従来の梯子車では進入できなかった災害点にも直近部署可能である<ref>梅田出張所では大型はしご車→15m級はしご車→本車と段階的に小型化した。</ref>。特徴として伸縮水路管が搭載されている他、阿倍野署と北署配備の車輌は照明装置も搭載され、照明塔車としての役割も果たす事が出来る。
:なお、かっては空中放水車(S:一般的には[[高所作業車]]・[[スノーケル車]])も配備されていた<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000240300.html 平成24年消防年報]の『警防機械の現況』を最後に記載が無い。</ref>。
'''化学車'''
* [[化学車]](C):6(C):6 - 一般的に4tベースの化学車が知られているが、大阪市消防局では4tベースの車輌は1台しかなく、大型化学車が多数である。市内でも化学系・製鉄関連工業地区が特に多い此花区や大正区に重点的に配備されており、特に此花署の化学車は自走放水砲を搭載している。
* 原液搬送車(AT):3(AT):3
 
'''救援車'''
[[画像:20070513_大阪 大阪市_西 震災工作.JPG|thumb|200px|right|震災工作車(引退済み)]]
* 救助支援車(SR):4(SR):4台 - 浪速署・署・北署・天王寺署元町出張所に配備されている。排煙高発泡車と空気充填車の機能を併せ持つ車両。
* 救助器材車(RE):5RE):8(3(5) - 後部ハッチをもつ[[マイクロバス]]型の人員輸送と資機材搬送の用途を兼ねた災害対応多目的車。近年は[[トヨタ自動車|トヨタ]]・[[トヨタ・ハイエース|ハイエース]]ベースの器材車も配備されている。
:水上署・都島署配備の車輌はマイクロバス型([[日産自動車|日産]]・[[日産・シビリアン|シビリアン]])で[[水難救助隊]](DR:Diving(DR:Diving Rescue)Rescue)の専任車輌として運用。車輌サイドのOSAKA SUPER RESCUEの標記で他のREと区別している。
* 救助活動車(RW):6RW):6台 - 阪神・淡路大震災を教訓に、[[1996年]](平成8年)[[8月12日]]に西署に配備。そのため震災工作車という別名がある。 1台目は悪路の走破性に優れるメルセデス・[[ベンツ]]社の[[ウニモグ]]をベースに製作された。障害物排除を目的に製作されスクラップグラップル付3t[[クレーン]]・油圧ブレーカー付バックホウ・放置車輌を移動する為の[[レッカー]]装置を搭載、また前後に5t引ウインチ・[[メタルハライド]]投光器を1機・ハロゲン投光器2機も備えた万能車輌。平時は阿倍野署に配備され乗り換え運用を行っていた。[[緊急消防援助隊]]登録車輌として登録されており近畿ブロックの合同訓練等ではよく見られる1台でもあった。この車両は2013年(平成25年)をもって退役し、入れ替わりに[[総務省消防庁]]から重機(遠隔操作が可能な[[ショベルカー]])及び搬送車が貸与された。
:残りの3台も[[総務省]][[消防庁]]からの貸与車輌であり[[東京消防庁]]・[[札幌市消防局]]・[[名古屋市消防局]]・[[福岡市消防局]]の4本部にも貸与されている[[ウォーターカッター]]車・[[送風機|大型ブロアー]]車・[[大型除染システム]]車・[[特殊災害対策車]]の4台と同型である。配備先は[[ウォーターカッター]]車が阿倍野署・大型ブロアー車が住之江署・大型除染システム車が淀川署・特殊災害対策車が西署。
'''特殊車'''
* 補給車(SC):4台 -[[東京消防庁]]で採用されている補給車に類似する [[日産・シビリアン]]の車輌で本局に配置。第二出場以降で出場する。もう1台は[[総務省]][[消防庁]]からの貸与車輌で全国の[[政令指定都市|政令市]]消防本部に貸与された燃料補給車と同型である。
 
* 大型水陸両用車:[[岡崎市消防本部]]に配備されている全地形対応車両『[[レッドサラマンダー]]』と同構造の車両が2022年4月に総務省消防庁より無償貸与され、緊急消防援助隊登録車輌として住之江消防署に配備された。国内で2両体制となった<ref>{{Cite web|和書|title=陸を乗り越え、水上を駆け抜ける!大型水陸両用車、愛称レッドヒッポをご紹介! |url=https://www.city.osaka.lg.jp/shobo_suminoe/page/0000566088.html |website=大阪市 |access-date=2022-06-01 |language=ja}}</ref>。愛称『レッドヒッポ』
[[ファイル:大阪市消防局 救急車A385 20160313.jpg|thumb|救急車(浪速消防署恵比寿出張所配備のA385、[[トヨタ・ハイメディック#3.E4.BB.A3.E7.9B.AE.EF.BC.882006.E5.B9.B4-.EF.BC.89 TRH221S.E3.83.BB226S|トヨタ3代目ハイメディック4型]])|代替文=]]'''救急車'''
 
'''特殊車'''
* 補給車(SC):4台 - [[東京消防庁]]で採用されている補給車に類似する [[日産・シビリアン]]の車輌で本局に配置。第二出場以降で出場する。もう1台は[[総務省]][[消防庁]]からの貸与車輌で全国の[[政令指定都市|政令市]]消防本部に貸与された燃料補給車と同型である。
 
'''救急車'''
* [[高規格救急車]](A):67台(16台) - 近年の救急出動件数の増加に伴い、救急隊が大幅に増強された。車両全体に色帯のない真っ白の救急車で知られているが、2003年度(平成15年度)以降に導入された車種には両サイドに反射材のテープ、2004年度(平成16年度)以降に導入された車輌には後部のバックドアのガーニッシュ付近に色帯が貼り付けられた。これらは日中や夜間の視認性の向上が目的とみられる。本来は車輌全体を白の反射材のテープで統一する予定だったが、[[道路運送法]]に抵触することがわかり、リアゲートだけを赤色反射材のテープを貼る方式に変更された。2006年度(平成18年度)以降に更新された車輌は、前面補助警光灯が従来の白熱球からLEDに変更され、「大阪市消防局」の表記位置も、後部のボディ側からスライドドア側に変更された。2020年3月頃より側面に「OSAKA FIRE DEPT.AMBULANCE」の英名表記が追加されている。車両は予備車を含めて全て高規格救急車である。 また車種も予備車を含め全てトヨタ[[ハイメディック]]で統一されている。本部名表記は黒であり、かなりベージックとされる<ref>救急ER24時 イカロス出版 2006年 ISBN 4871498794, 9784871498791</ref>。
[[ファイル:大阪市消防局 救急車A385 20160313.jpg|thumb|救急車(浪速消防署恵比寿出張所配備のA385、[[トヨタ・ハイメディック#3代目|トヨタ3代目ハイメディック4型]])|代替文=]]
:[[ファイル:大阪市消防局 救急車 202004.jpg|サムネイル|追加された英名表記]]基本的に[[日本の救急車]]には赤帯があるが、大阪市消防局は赤帯が後部を除いて入れられていない<ref>以前は後部も含め、真っ白な車体であったが、後続車の視認性向上のため、後部にはいれられるようになった。また全体に反射テープ(白)が貼られており、夜間の視認性などに問題はない。</ref>。理由は諸説あるが[[赤]]は[[大阪弁]]で「だめ」という意味のあかん(=助からない)に繋がり縁起が悪いからともいわれている。ちなみに日本には、赤色以外の帯が入った救急車も存在する。3
* [[高規格救急車]](A):70台(18台)- 近年の救急出動件数の増加に伴い、救急隊が大幅に増強された。車両全体に色帯のない真っ白の救急車で知られているが、2003年度(平成15年度)以降に導入された車種には両サイドに反射材のテープ、2004年度(平成16年度)以降に導入された車輌には後部のバックドアのガーニッシュ付近に色帯が貼り付けられた。これらは日中や夜間の視認性の向上が目的とみられる。本来は車輌全体を白の反射材のテープで統一する予定だったが、[[道路運送法]]に抵触することがわかり、リアゲートだけを赤色反射材のテープを貼る方式に変更された。2006年度(平成18年度)以降に更新された車輌は、前面補助警光灯が従来の白熱球からLEDに変更され、「大阪市消防局」の表記位置も、後部のボディ側からスライドドア側に変更された。2020年3月頃より側面に「OSAKA FIRE DEPT.AMBULANCE」の英名表記が追加されている。車両は予備車を含めて全て高規格救急車である。 また車種は[[日産・パラメディック#3代目(CS8E26型 2018年 - )|3代目日産・パラメディック]]が導入されるまで、予備車を含め全て[[トヨタ・ハイメディック]]で統一されていた時期がある。本部名表記は黒であり、かなりベージックとされる<ref>救急ER24時 イカロス出版 2006年 ISBN 4871498794, 9784871498791</ref>。
:[[ファイル:大阪市消防局 救急車 202004.jpg|サムネイル|追加された英名表記]]基本的に[[日本の救急車]]には赤帯があるが、大阪市消防局は赤帯が後部を除いて入れられていない<ref>以前は後部も含め、真っ白な車体であったが、後続車の視認性向上のため、後部にはいれられるようになった。また全体に反射テープ(白)が貼られており、夜間の視認性などに問題はない。</ref>。理由は諸説あるが[[赤]]は[[大阪弁]]で「だめ」という意味のあかん(=助からない)に繋がり縁起が悪いからともいわれている。ちなみに日本には、赤色以外の帯が入った救急車も存在する。
'''その他の消防車両'''
* 方面隊車:4:5(1(1)
** 高機能指揮支援車(DC):2(DC):2(1(1) - 2008年(平成20年)4月1日から本局直轄の指揮支援及び安全管理の専任隊として救助指揮支援隊(A(A.S.R)R)が西方面隊に発足したが、この部隊は2014年(平成26年)4月より全ての救助活動に対応する本局直轄の本部特別高度救助隊となったために、2015年度(平成27年度)にIII型救助工作車へ更新された。
** 方面隊指揮車(DC):5(DC):5(1(1) - 大阪市消防局では市内を東西南北の4方面に分け方面隊という局直轄の指揮隊を構成している。大阪市消防局の場合、本部指揮車が方面隊指揮車なのである。車種は[[トヨタ・ハイエース]]のハイルーフ車が用いられている。現在は車体横に救助指揮支援隊車輌と同じマーキングが施されている。
[[画像:20080831_大阪 大阪市本局 指揮支援.JPG|thumb|200px|right|高機能指揮支援車(更新され現在は廃車)]]
* 指揮車(CC):26(CC):26(内25台は所轄指揮車) - 本部に1台、市内各署に各1台配備されている。車輌は[[トヨタ・ハイエース]]や[[日産・キャラバン]]のロールーフ車が主に用いられている。[[2008年]](平成20年度)から更新配備された車輌は、それまでのロールーフを廃止してハイルーフ化しているのが特徴である。[[画像:20080901_大阪 大阪市本局 予備指揮支援.JPG|thumb|200px|right|消防局の予備機動指揮支援車(更新され現在は廃車)]]
* 遠距離大量放水システム用搬送車(DB):4(DB):4台 - DBはドラゴンブーストユニットからきている。
倒壊救助ユニットやエアーテントなどの資機材搬送にも使用される。
* 広報車(PI):(30(PI):(31)
* 調査車:(2:(3)
* 救助指導車:(1:(1)
* 災害活動支援車等:(5:(5)
* 無線中継査察:(1:(1)
* 無線中継車:(1台)
'''舟艇・航空機械他'''
* [[消防艇]](FB):2(FB):2隻 [[単胴型]]まいしま・ゆうなぎ(水上署に配備) - 「まいしま」は単胴型消防艇としては国内最大級を誇る。特筆点として救急室が装備されてあり高規格救急医療機器が搭載されている。沿岸船舶からの救急要請や要救助者の救急処置に対応でき、「海の救急車」として傷病者を搬送する事ができる。今後発生が予測される[[東南海地震]]・[[南海地震]]等を踏まえた装備となっている。竣工は[[2000年]](平成12年)[[3月30日]]で建造は[[金川造船]]が担当した。「ゆうなぎ」は市内に多く存在する低い橋の下も通過できるよう起倒式マスト、操舵室の屋根は昇降式を採用。さらにバラストタンクを設けバラスト水の搭載により喫水を4・6メートルから1・4メートルまで下げることができる全国初の消防艇。竣工は[[2012年]]([[平成24年]])5月で建造は[[瀬戸内クラフト]]が担当した。
* 消防救助艇(RB):(RB):ヤマハ AR210 - 2隻 ゆめしま1号(住之江署南港出張所)に配備)ゆめしま2号(都島署東野田出張所)に配備
* [[消防ヘリ]](H):2機 - 航空隊(警防部指令課所属)が大阪市に隣接する[[八尾市]]の南部に位置する[[八尾空港]]に基地を置いている。出場指令が入ると、市内にとどまらず府下全域に出場する。前述のAR・機動指揮支援隊等と連携しており、現場の様子等を撮影し、局の指令情報センターや機動指揮支援車に搭載されたモニターに画像を伝送したりARをピックアップし救助活動を行う他、平時は予防啓発広報の為府内全域を飛行するなど用途は実に多目的である。機種は2機とも[[ユーロコプター|ユーロコプター社]]が製造した[[AS 365 (航空機)|AS365 Nシリーズ]]と[[エアバス・ヘリコプターズ|エアバス・ヘリコプターズ]]社のEC155を使用。運行時間外も非常招集にて24時間対応可能である。
** [[エアバス・ヘリコプタズ|エアバス・ヘリコプター]] [[ASユーロコプター 365EC 155|EC155B1(航空機H155)|AS365N3]] (JA050F) (JA210F)「おおさか」
** ユーロコプター AS365N3 (JA100FAS365N3(JA100F) 「なにわ
* 可搬式ポンプ:736台
 
113 ⟶ 118行目:
! bgcolor="#cccccc" |消防署
!住所
!出張所(★(★印は救急隊のある出張所)
|-
| bgcolor="#cccccc" |北消防署
149 ⟶ 154行目:
| bgcolor="#cccccc" |天王寺消防署
|[[天王寺区]][[上本町]]8-5-10
|元町:天王寺区四天王寺1大道2-119-6817
|-
| bgcolor="#cccccc" |浪速消防署
179 ⟶ 184行目:
|新森:旭区新森2-18-15<br />赤川:旭区赤川2-16-5
|-
| bgcolor="#cccccc" |[[城東消防署 (大阪府)|城東消防署]]
|[[城東区]]中央3-4-20
|放出:城東区[[放出|放出西]]1-1-17<br />★中浜:城東区東中浜2-1-19<br />関目:城東区成育4-7-18
218 ⟶ 223行目:
 
== 消防学校 ==
2014年(平成26年)4月1日まで、大阪市消防局には、[[消防吏員]]の教育を行う大阪市[[消防学校]](大阪市消防局消防学校)』)」があった<ref>所在地は、市外の[[東大阪市]]三島2-5-43。</ref>。消防体制強化と[[二重行政]]の解消、大阪消防庁構想のために、2014年(平成26年)4月1日より大阪府立消防学校と統合<ref name="消防学校の統合">[https://web.archive.org/web/20131129164009/http://sankei.jp.msn.com/region/news/131129/osk13112902320002-n1.htm 消防学校の機能統合概要 初任科教育、府に一元化 大阪] - MSN産経ニュース(2013年11月29日付、同日閲覧)</ref>。これにより、大阪市を含めた大阪府全消防本部の初任科教育は[[大東市]]の府立消防学校が担い(名称も変わらず)、旧大阪市消防学校は[[救急救命士]]、[[特別救助隊|救助研修]]等の高等専門教育を担う高度専門教育訓練センターとなった。
 
== 特別救助隊(AR(AR・BR・CR・DR) DR)==
大阪市消防局の[[特別救助隊]]はAR・BR・CR・DRの4種の専門部隊に分かれている<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000332112.html 救助規程運用要綱(平成26年3月31日消防長訓(警)第14号)]</ref><ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo_hirano/page/0000133681.html 平野特別救助隊]</ref>。通常は特別救助隊として他の救助隊と同様に近隣の災害に出場する。
*AR(AirAR(Air Rescue:航空救助隊)は)- [[1998年]](平成10年)に発足。地上からの救出が困難なケースにおいて[[消防ヘリコプター]]に乗り込み航空救助活動を行う。配備先は平野署。
*BR(BigBR(Big Scale Disaster Rescue:大規模災害救助隊)は)- [[1996年]](平成8年)に発足。震災・高圧変電設備災害・[[放射線]]災害・地下災害などの災害に対応している。配備先は北署・中央署・西署・阿倍野署・大正署・城東署。救助工作車III型(西署及び北署)に通常の[[救助資機材]]に加えて[[電磁波人命探査装置]]などの[[高度救助資機材]]や[[放射線防護服]]を備えているほか、N災害([[放射能兵器|放射線災害]])に対応するために隊員も[[放射線取扱主任者]]の資格を保有する。高度救助資機材を有するために単独で[[高度救助隊]]としての活動も可能。
*CR(ChemicalCR(Chemical Related Rescue:化学災害救助隊)は)- [[1997年]](平成9年)に発足。[[化学防護服]]やあらゆる物質を検知する[[ガスクロマトグラフ]]分析装置、除染シャワーなど特殊災害に対応する資機材を保有しておりBC災害(B=(B=[[生物兵器]]・C=[[化学兵器]])に対応する。配備先は此花署・淀川署・東成署・住之江署。陸上自衛隊[[陸上自衛隊化学学校|特殊武器防護隊]]の研修にも参加している。
*DR(DiveDR(Dive Rescue:[[水難救助隊]])は)- [[2005年]](平成17年)に発足、潜水救助活動を必要とする水難救助に対応する。配備先は水上署・都島署。
===救助隊一覧===
{| class="wikitable"
251 ⟶ 256行目:
| 旭救助隊||なし||旭消防署||R75
|-
| 鶴見救助隊||なし||鶴見消防署||R56R70
|-
| 南港救助隊||なし||住之江消防署南港出張所||R85
291 ⟶ 296行目:
|}
 
== 本部特別高度救助隊(ASR)(ASR) ==
特殊災害機動部隊(スーパーレスキュー:AR・BR・CR・DR)DR)を効果的に運用する目的で2008年(平成20年)4月1日、西方面隊に各救助隊を統括指揮する本局のコマンドレスキュー部隊である救助指揮支援隊(略称・ASR)』ASR)」が創設された。
 
後の2014年(平成26年)4月に救助体制の強化のため、救助指揮支援隊が大規模災害や特殊災害などに対応するために、本局直轄の[[特別高度救助隊]]である本部特別高度救助隊(通称:Advanced:Advanced Super Rescue=ASR)』ASR)」となった<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000332107.html 大阪市市政 大阪市消防局救助規程]</ref>。
 
大阪市消防局の[[特別高度救助隊]]は消防局警防部警防課に置かれ、2小隊14名により編成されている。救助指揮支援隊が安全管理や指揮支援活動を目的としていたのに対し、都市災害・[[水難救助]]・[[NBC災害]]・航空救助などAR・BR・CR・DR全ての救助活動を目的とし直接救助活動を行う部隊であり、大阪市全域の災害に出場する他、各救助隊の指導や大規模災害時には[[緊急消防援助隊]]大阪府隊の先遣隊として被災入りし活動する役割を担う。同部隊の隊員は他の救助隊員と見分けがつくようにヘルメットが青色であることが特徴である。
300 ⟶ 305行目:
なお、本部特別高度救助隊が発足する前は、大規模災害や特殊災害の状況に応じてAR・BR・CRに人員や機材を増強して特殊災害機動部隊を編成し大阪市の特別高度救助隊としていた。
 
== セーフティーネット・レスキュー(STR)(STR) ==
大阪市消防局では住宅内事故の発生件数が多い行政区や、市内の外縁部で救助隊の到着に時間を要する地域に、通常、消火隊として運用している小型タンク車(ST)(ST)に救助活動に対応できるバスケット担架(一部非積載)・三連梯子等の資器材を積載し、住宅内事故に必要な知識及び技術を習得させた隊員で構成された住宅内事故に対応する小隊(STR=Safety(STR=Safety Net Small Tank Rescue)Rescue)2017年(平成29年10)10月から4隊、2018年(平成30年10)10月から4隊の計8隊の運用を開始し、。2019年(令和元年 10)101日にはさらに4隊、2023年(令和5年)10月に2隊を増隊し、現在は1214隊の運用を開始し現場への到着時間の短縮や活動の迅速性を高める等、より一層の救助体制の強化を図ることが目的としている。※(住宅内事故とは、住宅内の廊下で転倒する等の日常生活における事故により、自力では外に出ることができない、また、独居の高齢者家族と連絡が取れないといった緊急を要する安否確認等)
 
(※)「住宅内事故」とは、住宅内の廊下で転倒する等の日常生活における事故により、自力では外に出ることができない、また、独居の高齢者家族と連絡が取れないといった緊急を要する安否確認等を示す。
=== セーフティーネット・レスキュー(指定消火隊)一覧 ===
 
=== セーフティーネット・レスキュー(指定消火隊)一覧 ===
{| class="wikitable"
!運用開始時期
!配置署所
!コールサイン
!備考
|-
| rowspan="4" |平成29年10月
|西成消防署 海道出張所
|STR160
|
|-
|平野消防署 加美出張所
|STR190
|
|-
|淀川消防署 加島出張所
|STR214
|
|-
|東淀川消防署 井高野出張所
|STR244
|
|-
| rowspan="4" |平成30年10月
|此花消防署 桜島出張所
|STR43
|
|-
|大正消防署 鶴町出張所
|STR106
|
|-
|住吉消防署 苅田出張所
|STR175
|
|-
|旭消防署 新森出張所
|STR186
|
|-
| rowspan="4" |令和元年10月
|住之江消防署 平林出張所
|STR116
|
|-
|平野消防署 長吉出張所
|STR299
|
|-
|東淀川消防署 西淡路出張所
|STR172
|
|-
|西淀川消防署 佃出張所
|STR266
|
|-
| rowspan="2" |令和5年10月
|東成消防署 深江出張所
|STR78
|バスケット担架 非積載
|-
|東住吉消防署 矢田出張所
|STR176
|バスケット担架 非積載
|}
 
==救急隊==
[[画像File:20070804_大阪 大阪市中央 救急The frontview of Nissan PARAMEDIC (3BF-CS8E26) used as an OSAKA FIRE DEPT. AMBULANCE.JPGjpg|thumb|200px230px|right|大阪市消防局の高規格救急車の一例(中央都島消防署配備・都島第一救急隊A355、[[トヨタ日産ハイパラメディック#3.E4.BB.A3.E7.9B.AE.EF.BC.882006.E5.B9.B4代目(CS8E26型 2018年 -.EF.BC.89 TRH221S.E3.83.BB226S|トヨタ3代目ハイ日産・パラメディック]]初期型)]]
[[File:Threec110901.jpg|thumb|大阪市消防局の感染防止衣 イラスト]]
大阪市消防局では消防局直轄救急隊1隊及び25消防署と、25出張所に計6472隊の[[救急隊]]を配置している(救急隊一覧も参照)。全隊[[救急救命士]]が所属する<ref name="H25">H25年大阪市救急年報 救急体制の現況</ref>。また全隊高規格救急車を運用している。
※2020年度内に5隊を増隊 計69隊
消防署には最低1隊は必ず配置され、署によっては第2救急隊や予備車が配置されている。また、救急隊のある出張所<ref>此花・港・大正・天王寺・西淀川・東成・旭各署は本署のみ配置、水上署は出張所が無い。</ref>は基本的に1隊配置だが西成署海道出張所のみ2隊配置である。
 
資機材は[[法令]]で定められた「救急隊が備えるべき資機材」を備えている。服装は法令通り、救急服が[[被服]]である<ref name=e-gov>[https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detaildocument?lawIdlawid=322AC0000000226&openerCode=1 消防組織法] - [[e-Gov法令検索]]</ref>が、基本的にはその上に[[感染防止衣]]を着用する。感染防止衣は洗って[[再利用]]できるタイプである<ref>{{Cite tweet|author=大阪市消防局北消防署マスコットめいちゃん|user=kita_meichan |number=458169694420082689 |title=めいちゃん on Twitter|date=2014-04-21|accessdate=2016-01-22}}</ref>。
 
[[隊長]]は[[消防司令補]]が就くことが多い<ref name=e-gov />。 隊員のうち最低1人は救急救命士である。また女性隊員も多い。隊は3人編成である。
362 ⟶ 390行目:
===隊名について ===
==== 1.署所に1隊のみ配置の場合 ====
署所名+救急隊』(」(例:東淀川救急隊)。
:ただし浪速署のみ管内に浪速出張所が存在するため「浪速本署救急隊」「浪速出張所救急隊」と呼び分けている。
 
==== 2.1つの署所に2隊配置されている場合 ====
署所名+第1 or 第2+救急隊』(」(例:城東第1救急隊、城東第2救急隊)。
 
===救急隊一覧 ===
{| class="wikitable"
|-
! 隊名 !!配置署所 !! コールサイン
!隊名
!配置署所
|-
|本部第1救急隊
|消防局九条庁舎
|A12
|本部指導第1救急隊
|消防局本部
|-
|A13
|本部第2救急隊
|本部機動第1救急隊
|消防局九条庁舎
|A13
|-
|A14
| 北救急隊 || 北消防署|| A351
|本部指導第2救急隊
|消防局九条庁舎
|-
|A15
| 南森町救急隊 || 北消防署南森町出張所 ||A382
|本部機動第2救急隊
|福島消防署上福島出張所
|-
| A235
| 浮田救急隊 || 北消防署浮田出張所 || A295
|旭第2救急隊
|旭消防署
|-
|A236
| 大淀町救急隊 || 北消防署大淀町出張所 || A397
|浪速本署第2救急隊
|浪速消防署
|-
|A237
| 都島第1救急隊 || 都島消防署 || A355
|大和田救急隊
|西淀川消防署大和田出張所
|-
| A238
| 都島第2救急隊 || 都島消防署 || A805
|西成第2救急隊
|西成消防署
|-
| A239
| 東野田救急隊|| 都島消防署東野田出張所 || A383
|東成第2救急隊
|東成消防署
|-
| A270
| 福島救急隊 || 福島消防署 || A352
|淀川第2救急隊
|淀川消防署
|-
| A274
| 海老江救急隊 || 福島消防署海老江出張所 || A367
|此花第2救急隊
|此花消防署
|-
| A275
| 此花第1救急隊 || 此花消防署 || A357
|城東第2救急隊
|城東消防署
|-
| A280
| 此花第2救急隊 || 此花消防署 || A274
|津守救急隊
|西成消防署津守出張所
|-
| A281
| 中央救急隊 || 中央消防署 || A353
|杭全救急隊
|東住吉消防署杭全出張所
|-
| A283
| 道頓堀救急隊|| 中央消防署道頓堀出張所 || A388
|西九条救急隊
|此花消防署西九条出張所
|-
| A287
| 上町救急隊|| 中央消防署上町出張所 || A395
|平野第2救急隊
|平野消防署
|-
| A292
| 西救急隊 || 西消防署 || A350
|新町救急隊
|西消防署新町出張所
|-
| A294
| 江戸堀救急隊 || 西消防署江戸堀出張所 || A394
|鶴見第2救急隊
|鶴見消防署
|-
| A295
| 新町救急隊 || 西消防署新町出張所 || A292
|浮田救急隊
|北消防署浮田出張所
|-
| A296
| 港救急隊 || 港消防署 || A358
|天王寺第2救急隊
|天王寺消防署
|-
| A297
|大正救急隊 || 大正消防署 || A368
|住吉第2救急隊
|住吉消防署
|-
| A298
| 天王寺第1救急隊 || 天王寺消防署 || A371
|喜連救急隊
|平野消防署喜連出張所
|-
| A299
| 天王寺第2救急隊 || 天王寺消防署 || A806
|南森町第2救急隊
|北消防署南森町出張所
|-
| A350
| 浪速本署第1救急隊 || 浪速消防署 || A365
|西救急隊
|西消防署
|-
| A351
|浪速本署第2救急隊
|北救急隊
|浪速消防署
|北消防署
|A236
|-
| A352
| 恵美須救急隊 || 浪速消防署恵美須出張所 || A385
|福島救急隊
|福島消防署
|-
| A353
| 浪速出張所救急隊 || 浪速消防署浪速出張所 || A362
|中央救急隊
|中央消防署
|-
| A354
| 西淀川救急隊 || 西淀川消防署 || A359
|水上救急隊
|水上消防署
|-
|A355
|大和田救急隊
|都島第1救急隊
|西淀川消防署大和田出張所
|都島消防署
|A237
|-
| A356
| 淀川第1救急隊 || 淀川消防署 || A373
|住之江第1救急隊
|住之江消防署
|-
| A357
| 淀川第2救急隊 || 淀川消防署 || A803
|此花第1救急隊
|此花消防署
|-
| A358
| 加島救急隊 || 淀川消防署加島出張所 || A389
|港救急隊
|港消防署
|-
|A359
| 東淀川救急隊 || 東淀川消防署 || A378
|西淀川救急隊
|西淀川消防署
|-
| A360
| 小松救急隊 || 東淀川消防署小松出張所 || A398
|旭第1救急隊
|旭消防署
|-
| A361
| 西淡路救急隊 || 東淀川消防署西淡路出張所 || A381
|阿倍野第2救急隊
|阿倍野消防署
|-
| A362
| 東成救急隊 || 東成消防署 || A370
|浪速出張所救急隊
|浪速消防署浪速出張所
|-
| A363
| 生野救急隊 || 生野消防署 || A372
|西成第1救急隊
|西成消防署
|-
| A364
|中川救急隊 || 生野消防署中川出張所 || A390
|東住吉第1救急隊
|東住吉消防署
|-
| A365
| 巽救急隊 || 生野消防署巽出張所 || A399
|浪速本署第1救急隊
|浪速消防署
|-
| A366
| 旭第1救急隊 || 旭消防署 || A360
|住吉第1救急隊
|住吉消防署
|-
| A367
|旭第2救急隊
|海老江救急隊
|旭消防署
|福島消防署海老江出張所
|A235
|-
| A368
| 城東第1救急隊 || 城東消防署 || A380
|大正救急隊
|大正消防署
|-
| A369
| 城東第2救急隊 || 城東消防署 || A275
|海道第2救急隊
|西成消防署海道出張所
|-
| A370
| 中浜救急隊 || 城東消防署中浜出張所 || A392
|東成救急隊
|東成消防署
|-
| A371
| 鶴見第1救急隊 || 鶴見消防署 || A377
|天王寺第1救急隊
|天王寺消防署
|-
|A372
| 鶴見第2救急隊 || 鶴見消防署 || A294
|生野救急隊
|生野消防署
|-
| A373
| 阿倍野第1救急隊 || 阿倍野消防署 || A396
|淀川第1救急隊
|淀川消防署
|-
| A375
| 阿倍野第2救急隊 || 阿倍野消防署 || A361
|海道第1救急隊
|西成消防署海道出張所
|-
| A376
| 阪南救急隊 || 阿倍野消防署阪南出張所 || A393
|南港救急隊
|住之江消防署南港出張所
|-
| A377
| 住之江第1救急隊 || 住之江消防署 || A356
|鶴見第1救急隊
|鶴見消防署
|-
| A378
| 住之江第2救急隊 || 住之江消防署 || A802
|東淀川救急隊
|東淀川消防署
|-
| A379
| 南港救急隊 || 住之江消防署南港出張所 || A376
|長吉救急隊
|平野消防署長吉出張所
|-
| A380
| 住吉第1救急隊 || 住吉消防署 || A366
|城東第1救急隊
|城東消防署
|-
| A381
| 住吉第2救急隊 || 住吉消防署 || A297
|西淡路救急隊
|東淀川消防署西淡路出張所
|-
| A382
| 苅田救急隊 || 住吉消防署苅田出張所 || A387
|南森町第1救急隊
|北消防署南森町出張所
|-
| A383
| 東住吉第1救急隊 || 東住吉消防署 || A364
|東野田救急隊
|都島消防署東野田出張所
|-
| A385
|恵美須救急隊
|浪速消防署恵美須出張所
|-
| A386
|平野第1救急隊
|平野消防署
|-
| A387
|苅田救急隊
|住吉消防署苅田出張所
|-
| A388
|道頓堀救急隊
|中央消防署道頓堀出張所
|-
| A389
|加島救急隊
|淀川消防署加島出張所
|-
| A390
| 東住吉第2救急隊 || 東住吉消防署 || A804
|中川救急隊
|生野消防署中川出張所
|-
| A392
| 杭全救急隊 || 東住吉消防署杭全出張所 || A281
|中浜救急隊
|城東消防署中浜出張所
|-
| A393
| 平野第1救急隊 || 平野消防署 || A386
|阪南救急隊
|阿倍野消防署阪南出張所
|-
| A394
| 平野第2救急隊 || 平野消防署 || A287
|江戸堀救急隊
|西消防署江戸堀出張所
|-
| A395
| 長吉救急隊 || 平野消防署長吉出張所 || A379
|上町救急隊
|中央消防署上町出張所
|-
| A396
| 喜連救急隊 || 平野消防署喜連出張所 || A298
|阿倍野第1救急隊
|阿倍野消防署
|-
| A397
| 西成第1救急隊 || 西成消防署 || A363
|大淀町救急隊
|北消防署大淀町出張所
|-
| A398
| 西成第2救急隊 || 西成消防署 || A238
|小松救急隊
|東淀川消防署小松出張所
|-
| A399
| 海道第1救急隊 || 西成消防署海道出張所 || A375
|巽救急隊
|生野消防署巽出張所
|-
| A802
| 海道第2救急隊 || 西成消防署海道出張所 || A369
|住之江第2救急隊
|住之江消防署
|-
| A804
| 津守救急隊 || 西成消防署津守出張所 || A280
|東住吉第2救急隊
|東住吉消防署
|-
| A805
| 水上救急隊 || 水上消防署 || A354
|都島第2救急隊
|都島消防署
|}
 
527 ⟶ 703行目:
* [[福知山線脱線事故]]のさい、数多くの周辺市の消防が[[緊急消防援助隊]]として尼崎の現場へ出動したが、このうち最も多く出動したのが大阪市消防局であった。
*[[1995年]]1月の[[阪神・淡路大震災]]でも応援出場した。
*[[2024年]]1月4日に石川県輪島市に派遣されていた大阪市消防局の[[特別高度救助隊]]等が発生から72時間後に家屋の下敷きになっていた女性を救出したと発表した<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/d82cfd86bc4f4cddb75c2ccf2e773db5a10b8190 発生72時間後に女性救出 能登半島地震で派遣の大阪市消防局]</ref><ref>[https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20230101notohanntoujishinn16.pdf 令和6年能登半島地震による被害及び消防機関等の対応状況(第16報)]</ref>。
 
*[[緊急消防援助隊]]として出場した主な災害<ref>[http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/kinkyu/katsudojokyo.html 緊急消防援助隊の主な活動状況]</ref><ref>[http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=R102&ac2=R10207&Page=hpd_view 緊急消防援助隊の出動事例]</ref>
536 ⟶ 713行目:
**2005年4月:[[JR福知山線脱線事故]]
**2005年1月:奈良県吉野郡上北山村土砂崩れによる車両埋没事故
**2007年3月:[[能登半島地震 (2007年)|能登半島地震]]
**2011年3月:[[東北地方太平洋沖地震]]に伴う[[東日本大震災]](東北地方での捜索・救助・救急活動)
**2011年3月:[[福島第一原子力発電所事故]]([[使用済み核燃料]]プールへの放水活動)
544 ⟶ 721行目:
**2018年6月:[[大阪府北部地震]]
**2018年7月:[[平成30年7月豪雨]]による水害(西日本豪雨)
**2024年1月:[[令和6年能登半島地震]]
*[[国際消防救助隊]]([[国際緊急援助隊]])として出場した主な災害<ref>[http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=R102&ac2=R10206&ac3=825&Page=hpd_view 過去の国際緊急援助活動実績]</ref>
**1991年4月:バングラデシュ人民共和国サイクロン
570 ⟶ 748行目:
=== 職員による不祥事 ===
 
* [[2004年]] - [[西宮神社]]の「福男選び」において、署員が一番福となったが、後日この男性が同僚とともに他の参加者を妨害したことがマスコミやインターネット上で話題になり、一番福を返上する騒動になった<ref>{{Cite web|和書|title=ゲン担ぎで何もそこまで……福男選びレースで起きた妨害事件とは? |url=https://www.excite.co.jp/news/article/E1484540978835/ |website=エキサイトニュース |access-date=2022-11-15 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=あの日の朝焼け 平成16年 開門神事福男選び |url=http://leepi.milkcafe.to/anohinoasayake/h16.htm |website=leepi.milkcafe.to |access-date=2022-11-15}}</ref>。
* [[2017年]]11月3日 - 男性救急隊員が無免許状態(失効)のまま約5ヶ月間にわたり83回、[[救急車]]を運転していたことが判明<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_003_20171103008.html|title=ABC WEBNEWS|【大阪】消防士「無免許」で救急車運転|publisher=[[ABCテレビ]]|date=2017-11-03|accessdate=2017-11-11}}{{リンク切れ|date=2020-09-20}}</ref>。
* [[2017年]]11月3日 - 男性救急隊員が無免許状態(失効)のまま約5ヶ月間にわたり83回、[[救急車]]を運転していたことが判明<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_003_20171103008.html|title=ABC WEBNEWS|【大阪】消防士「無免許」で救急車運転|publisher=[[朝日放送テレビ|ABCテレビ]]|date=2017-11-03|accessdate=2017-11-11}}{{リンク切れ|date=2020-09-20}}</ref>。
* [[2018年]]2月26日 - [[大正消防署]]の男性消防士(23歳)が、休暇中だった2018年2月2日、滞在していた[[那覇市]]の飲食店内のトイレで、所持していた[[大麻]]を使用したという。消防士は店側の通報で駆けつけた[[沖縄県警察|沖縄県警]][[那覇警察署]]員から[[大麻取締法]]違反容疑で事情聴取を受け、[[容疑]]を認めた。2月29日、本消防局は、男性消防士を[[懲戒免職]]処分とした<ref>{{Cite web|url=https://www.sankei.com/west/news/180226/wst1802260023-n1.html|title=大阪市23歳の消防士が大麻、懲戒免 旅先の沖縄で使用「1年前から」|accessdate=2020年8月12日|publisher=産経新聞 2018.2.26 11:10}}</ref>。
* [[20192018年]]822926日 - 高度専門教育訓練センター[[大正消防署]]男性消防士(21(23歳)が、2019年休暇中だった20186212日、大阪滞在していた[[那覇]]の飲食店で飲酒後、自宅最寄り駅近くの駐車場から自家用車を運転内にて所持、同日22時40分頃、大阪府ていた[[貝塚市大麻]]木積1999先路上において、電柱に衝突する事故起こ使用、そたという。消防士は店側後の警察による捜査の結果、[[道路交法]]違反(報で駆けつけた[[酒気帯び運転那覇警察署|沖縄県那覇警察署]]等)と認め員かれ、2019年7月9日に[[送致大麻取締法]]され違反容疑で事情聴取を受け2019年8月9日に[[岸和田簡易裁判所容疑]]より[[略式命令]]処分受け認めとし、8。2月29日、本消防は、男性消防士を[[懲戒免職]]処分とした。また、管理監督責任を問い、高度専門教育訓練センター所長を[[厳重注意]]の処分とした<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.citysankei.osaka.lg.jpcom/hodoshiryowest/shobonews/0000479152180226/wst1802260023-n1.html|title=報道発表資料 大阪市23歳の消防局職員の士が大麻、懲戒処分について免 旅先の沖縄で使用「1年前から」|accessdate=2020年8月12日|publisher=大阪市消防局企画部企画課(服務指導)産経新聞 2018.2.26 11:10}}</ref>。
* 2018年8月31日 - 大阪市消防局の男性[[消防士長]]2人が、6月に女子高生2人を[[カラオケボックス]]に連れ込んだとして、府[[青少年健全育成条例]]違反の疑いで書類送検された。8月31日、市消防局は、男性消防士長2人を[[停職]](3ヵ月)の[[懲戒処分]]とした<ref>{{Cite web|url=https://www.sankei.com/west/news/180831/wst1808310048-n1.html|title=大阪市職員、酒気帯び運転疑いで赤切符 停職9カ月|accessdate=2020年8月12日|publisher=産経新聞 2018.8.31 11:50}}</ref>。
* 2019年10月29日 - [[鶴見消防署]]の男性消防士(23歳)が、5月22日午後10時40分ごろ、[[大東市]]内の路上で[[タクシー]]を降りる際、乗車料金2,920円を支払わずに立ち去ろうとし、追い掛けてきた運転手(80代)を殴打。[[肋骨]]を折る[[重傷]]を負わせて逃げ、支払いを免れた疑い。[[大阪府警察|大阪府警]][[四條畷警察署]]は10月29日、男性消防士を[[強盗致傷罪|強盗致傷]]容疑で逮捕した。男性消防士は「覚えてない」と供述しているという<ref>{{Cite web|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102900554&g=soc|title=大阪市消防局職員を逮捕=タクシーで強盗致傷容疑-府警|accessdate=2020年8月12日|publisher=時事通信 2019年10月29日12時17分}}</ref>。11月19日、[[大阪地方検察庁]]から、傷害被疑事件として[[不起訴処分]]とされる。12月26日、本消防局は、男性消防士を停職(3ヵ月)の懲戒処分とした。また、管理監督責任を問い、鶴見消防署長を厳重注意処分とした<ref>{{Cite web|url=https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000488333.html|title=報道発表資料 消防局職員の懲戒処分について|accessdate=2020年8月12日|publisher=大阪市消防局企画部企画課(服務指導)}}</ref>。
* [[2020年]]1月28日 - [[此花消防署]]の[[消防士長]]が、[[2019年]]11月20日8時50分頃、[[石川県]][[加賀市]]内の[[宿泊施設]]において、女性浴場の脱衣場にいた女性2名を携帯電話で[[盗撮]]したものとして、石川県迷惑行為等防止条例違反の疑いで、同日、[[石川県警察|石川県警]][[大聖寺警察署]]に逮捕されるとともに、当該宿泊施設の女性浴場脱衣場への[[建造物侵入]]の疑いで、12月1日に[[再逮捕]]されたことをうけ、本消防庁は、2020年1月28日、消防士長を停職(6ヵ月)の懲戒処分とした。また、管理監督責任を問い、此花消防署署長を厳重注意の処分とした<ref>{{Cite web|url=https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000491552.html|title=報道発表資料 消防局職員の懲戒処分について|accessdate=2020年8月12日|publisher=大阪市消防局企画部企画課(服務指導)}}</ref>。
 
=== 市保健局へ注意 ===
 
* 2020年 - 大阪市が新型コロナウィルス対策用に寄付を募った[[レインコート]]・[[雨合羽]]約33万枚(本来、の保管状態が市火災予防条例に違反<ref>大阪市の場合、それらは条例で「[[指定可燃物]]」と定められ、燃えやすい合成樹脂類を1ヶ所に3トン以上保管する場合は、消防当局への届け出を義務付けている)を、市は無届けで[[大阪市役所|市役所]]本庁舎の玄関ホールで保管していた。市消防局は市火災予防条例に違反</ref>している疑いがあるとして、同年6月、担当する大阪市保健局へ注意を行った<ref>{{Citenews|title=大阪市、善意の雨がっぱでうっかり市条例違反か 大量保管、消防に無届け|url=https://mainichi.jp/articles/20200625/k00/00m/040/206000c|newspaper=毎日新聞|date=2020-06-25|accessdate=2020-06-26}}</ref><ref>{{Citenews|title=大阪市役所の雨がっぱ保管、条例違反の恐れ 消防が指導|url=https://www.asahi.com/articles/ASN6V6GVLN6VPTIL01Z.html|newspaper=朝日新聞DIGITAL|date=2020-06-26|accessdate=2020-06-27}}</ref>。
 
== 脚注 ==
593 ⟶ 768行目:
** [https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000018935.html 消防署一覧]
* {{Facebook|OMFD.119|大阪市消防局}}
 
*[https://www.fdma.go.jp/relocation/josei_shokuin/previous/honbusaerch/270008_osaka/63301.html 大阪市消防局] (総務省消防庁)
 
 
604 ⟶ 781行目:
[[Category:大阪市|しようほうきよく]]
[[Category:政令指定都市の消防局]]
[[Category:大阪市西区の建築物]]