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|名称 = ナナカマド
|色 = lightgreen
|画像= [[画像:Nanakamado tree.jpg|250px300px]]
|画像キャプション = ナナカマド
|分類体系=[[APG IV]]
|界 = [[植物界]] [[:w:Plantae|Plantae]]
|門階級なし = [[被子植物]] {{Snamesname||AngiospermsPlantae}}
|階級なし = [[真正双葉類植物]] {{Snamelang|en|Eudicots[[:en:Angiosperms|angiosperms]]}}
|綱階級なし = [[バラ真正双子葉類]] {{Snamelang|en|Rosids[[:en:eudicots|eudicots]]}}
|下綱階級なし = [[バラ]] {{lang|en|[[:wen:RosalesRosids|Rosalesrosids]]}}
| = [[バラ]] [[:w:Rosaceae{{sname|Rosaceae]]|Rosales}}
|科 = [[バラ科]] {{sname||Rosaceae}}
|属 = [[ナナカマド属]] ''[[:w:Sorbus|Sorbus]]''
| = '''[[ナナカマド'''属]] ''{{snamei||Sorbus commixta''}}
|学名 = '''ナナカマド''' {{snamei||Sorbus commixta''}}
|学名 = {{snamei|Sorbus commixta}} {{AU|[[:es:Johan Teodor Hedlund|Hedl.]]}} {{small|([[1901年|1901]])}}<ref name="leaf"/><ref name="YList">{{YList|id=4442|taxon=Sorbus commixta Hedl. ナナカマド(標準)|accessdate=2023-09-13}}</ref>
|シノニム =
* {{Snamei|Sorbus commixta}} {{AU|Hedl.}} var. {{Snamei|sachalinensis}} {{AU|Koidz.}} {{small|([[1917年|1917]])}}<ref name="YList_29854">{{YList|id=29854|taxon=Sorbus commixta Hedl. var. sachalinensis Koidz. ナナカマド(シノニム)|accessdate=2023-09-13}}</ref>
* {{Snamei|Sorbus americana}} {{AU|Marshall}} subsp. {{Snamei|japonica}} ({{AU|Maxim.}}) {{AU|Kitam.}} {{small|([[1974年|1974]])}}<ref name="YList_19025">{{YList|id=19025|taxon=Sorbus americana Marshall subsp. japonica (Maxim.) Kitam. ナナカマド(シノニム)|accessdate=2023-09-13}}</ref>
|和名 = ナナカマド
|英名 = {{lang|en|Japanese Rowan}}
|下位分類名 = [[変種]]
|下位分類 =
* {{sname|var. ''commixta''}} ナナカマド
* {{sname|var. ''rufoferruginea''}} サビバナナカマド
* {{sname|var. ''wilfordii''}} ツシマナナカマド
}}
'''ナナカマド'''(七竈<ref name="scan">[[#scan|林 2020, p.310]]</ref><ref name="color">[[#color|林 1985, p.338]]</ref><ref name="kanken-7">[[#kanken|日本漢字能力検定協会2014, p.645]]</ref>・花楸樹<ref name="kanken">[[#kanken|日本漢字能力検定協会2014, p.142]]</ref>[[学名;'']]: {{snamei|Sorbus commixta''}})は、[[バラ科]]の[[落葉高木]]・[[落葉高木|高木]]<ref name="scan"/><ref name="leaf"/>。別名では、オオナナカマド<ref name="YList"/>、エゾナナカマド<ref name="YList"/>、ヤマナンテン{{sfn|亀田龍吉|2014|p=34}}ともよばれる。赤く染まる[[紅葉]]や[[果実]]が美しいので、[[北海道]]や[[東北地方]]では[[街路樹]]や公園樹としてよく植えられている<ref name="scan"/>。材はかたく、[[備長炭]]の代用になる。
 
==特徴 名称 ==
「ナナカマド」という和名は、異説がいくつかある{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
[[北海道]]、[[本州]]、[[四国]]、[[九州]]の山地~亜高山帯に分布する。
#よく知られるのは、「大変燃えにくく、7度[[竃|竃(かまど)]]にくべても燃え残る」ということから付けられたという説が広く流布している<ref name="ishikari" /><ref name="garden">[[#garden|川原田 2006, p.158]]</ref><ref name="bark"/><ref name="kanken-7"/><ref>[[#kanji|加納 2007, p.138]]</ref>{{sfn|田中潔|2011|p=46}}{{Sfn|新村|2008}}{{sfn|亀田龍吉|2014|p=34}}。
#「7度または7日間竃で焼くと良質の[[炭]]になる」という説もある<ref name="bark"/>{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
#「この材で作った[[食器]]は7世代も使えるほど強い」という説もある{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
 
[[牧野富太郎]]は『牧野日本植物図鑑』で本種の項に以下の通り記している{{Sfn|ref=Makino_1956|牧野日本植物図鑑|p=467}}。
高さ7~10m程度になり、夏には白い[[花]]を咲かせる。[[葉]]は枝先に集まって着き、奇数羽状複葉。秋にはあざやかに[[紅葉]]し、赤い実を成らせる。実は鳥類の食用となる。果実酒にも利用できる。
{{Quotation|材ハ燃エ難ク、竈ニ七度入ルルモ尚燃残ルト言フヨリ此和名ヲ得タリト伝フ。}}
 
ただしこれは現実的には正しくないようで、実際にはナナカマドの薪は良く燃えるとの記述もある。例えば『植物名の由来』で中村浩は以下の通り記している{{Sfn|ref=978-4487795574|中村 1998, p.158}}。
[[北欧]]などで[[魔よけ]]とされているのは、ナナカマド (Japanese Rowan) と同じナナカマド属だが別種の[[セイヨウナナカマド]] (European rowan, Sorbus aucuparia) である。
{{Quotation|わたしは越後の山荘で何度か冬を過ごしたことがあるが、よくナナカマドの薪をたいて暖を取ったものである。この木の材はよく燃えて決して燃え残る事は無い。}}
{{Main|:en:Rowan#Mythology and folklore}}
中村の説によるとナナカマドの木炭は火力が強く、これを作るには7日間炭焼きのかまどに入れておく必要があったため「七日かまど」と呼ばれており、それが詰まってナナカマドになったという<ref name="ishikari" />。鶴田知也は『草木図誌』で同様に事実を経験として述べ、『名前の由来には別の意味がある』可能性を示唆している。
 
植物学者の[[辻井達一]]は著書『日本の樹木』で、「青森、秋田では[[サクラ]]や[[アズキナシ]]のことをナナカマドと呼ぶことがあり、これらは必ずしも燃えにくい樹ではない。そうなるとナナカマドの名は別の由来があるのかもしれない。」と指摘している{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
==語源==
{{正確性|date=2015年7月|実際には燃えやすいとの情報があり燃えにくいという根拠が不明です。また、中村浩「植物の由来 」の記述ですが一般的な説ではないようですし、出典とされた木炭に関する文献を当たりましたが該当する記述はありませんでした}}
「ナナカマド」という和名は、"大変燃えにくく、7度[[竃|竃(かまど)]]に入れても燃えない"ということから付けられたという説が広く流布している。その他に、"7度焼くと良質の[[炭]]になる"という説や、[[食器]]にすると丈夫で壊れにくい事から"竃が7度駄目になるくらいの期間使用できる"という説などもある。
 
地方による別名として、オヤマノサンショウ、ヤマエンジュなどともよばれていて、いずれも葉の形状からついた名とみられている{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。木材としては、カタスギの名でもよばれる{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。種類としては、小葉が大形のものは、エゾナナカマド、あるいはオオバナナカマドとして区別されることがあるが{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}、米倉浩司・梶田忠「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)ではナナカマドと同種(別名)として扱っている<ref name="YList"/>。
===牧野日本植物図鑑の記述===
 
ナナカマド{{efn2|植物分類学上の種としては[[セイヨウナナカマド|オウシュウナナカマド]]({{Snamei|Sorbus aucuparia}})}}は[[英語]]で Rowan(ローワン)とよばれるが、ローワンは元々[[スカンディナヴィア]]地域の言葉で、古くから[[イギリス]]に入って[[ケルト語]]系の名として伝わった{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。[[ケルト人]]は、この堅い樹がなかなか燃えないので「灰にならない樹」として神秘的な存在として見立てたといわれている{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。
千数百種類の植物に学名をつけ{{Sfn|ref=978-4582850178|俵浩三『牧野植物図鑑の謎』|p=10}}「日本の植物学の父」といわれ近代植物分類学の権威である[[牧野富太郎]]が記した『牧野日本植物図鑑』は<ref group="注釈">[[牧野富太郎]]の記事冒頭に青字で強調されて「日本の植物学の父」と書かれている。</ref>1940年に出版された本であるが、講談社の「近代日本の百冊を選ぶ」にも選ばれている。{{Sfn|ref=978-4582850178|俵浩三『牧野植物図鑑の謎』|p=8}}その図鑑のななかまどの項に
:{| class="wikitable" style="width:90%"
|材ハ燃エ難ク、竈ニ七度入ルルモ尚燃残ルト言フヨリ此和名ヲ得タリト伝フ。
|}
と記されている。{{Sfn|ref=Makino_1956|牧野日本植物図鑑|p=467}}
 
学名の[[属名]] {{Snamei|Sorbus}} ([[ナナカマド属]])は、[[ビール]]の一種である Cerevicia に基づくともいわれ、その実から酒が造られたことに由来する{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。
===辞典における記述===
 
== 分布・下位分類 ==
以下のように、異口同音に「七度かまどに入れても燃えない」という趣旨の説明をしている。
[[南千島]]を含む<ref name="trees">[[#trees|鈴木 2005, p.299]]</ref>[[北海道]]、[[本州]]、[[四国]]、[[九州]]の[[冷温帯]]の山地帯の上部および[[亜高山帯]]の林地に自生する<ref name="scan"/><ref name="leaf">[[#leaf|馬場 1999, p.238]]</ref>。[[樺太]]<ref name="trees"/>や[[朝鮮半島]]<ref name="trees"/>などアジア東北部に分布<ref name="color"/>{{sfn|平野隆久監修 永岡書店編|1997|p=120}}。山地の[[ミズナラ]]・[[ブナ林]]から亜高山の[[森林限界]]まで普通に分布する<ref name="scan"/>{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。
 
北海道や東北地方では、街路に植栽されているものも多く見かけるが、東京以西の低地では暑すぎるため育たない{{sfn|林将之|2008|p=34}}。
*七度かまどに入れても燃えないという俗説がある。 (広辞苑 第六版、岩波書店、2008年)
*材が燃えにくく、七度かまどに入れても燃え残るというところからの名。 (日本国語大辞典、小学館、1976年)
*七度かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいためこの名があるという。 (大辞林 第3版、三省堂、2006年)
*<七度かまどに入れてもなお燃えない>ということからこの和名がある. (世界大百科事典、平凡社、2007年)
 
本種は以下の3変種に分けられる。それぞれの特徴は[[#形態・生態]]の項参照。
===実際に燃やした結果===
; ナナカマド {{sname|''Sorbus commixta'' var. ''commixta''}}
: 全国に普通に自生<ref name="scan"/>。
; サビナナカマド {{sname|''Sorbus commixta'' var. ''rufoferruginea''}}
: 本州以南の[[東北地方]]から[[近畿]]にかけて時に分布<ref name="scan"/>。葉の裏面に褐色の軟毛がある{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
; ツシマナナカマド {{sname|''Sorbus commixta'' var. ''wilfordii''}}
: [[対馬]]および[[北陸]]から[[山陰]]にかけて低地から分布<ref name="scan"/>。
 
== 形態・生態 ==
実際にはナナカマドの薪は良く燃える。この点、『植物名の由来』で中村浩は
[[落葉広葉樹]]{{sfn|平野隆久監修 永岡書店編|1997|p=120}}。高さ3 - 12[[メートル]] (m) の小高木から高木で<ref name="scan"/>、山地では普通高さ6 - 10&nbsp;m程度だが、15&nbsp;mになるものもある<ref name="color"/><ref name="leaf"/>。高地では小低木となることが多い<ref name="ishikari" />。[[樹皮]]は暗灰褐色をしており、横長の細長い皮目があり滑らかで、[[サクラ]]にやや似る<ref name="scan"/><ref name="color"/>{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。若い樹皮は褐色から淡褐色で、皮目や横すじが目立つ以外は滑らかだが、成長とともに灰褐色となり、老木では縦に浅く裂けるようになる<ref name="bark">[[#bark|梅本 2010, p.132]]</ref>{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。一年枝は紅紫色でつやがある{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。樹形は株立ちで、逆[[箒]]形となり<ref name="bark"/>、高原ではより低く横に広がる傾向がある{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。胸高直径は15 - 30[[センチメートル]] (cm) になる<ref name="leaf"/>。
:{| class="wikitable" style="width:90%"
|わたしは越後の山荘で何度か冬を過ごしたことがあるが、よくナナカマドの薪をたいて暖を取ったものである。この木の材はよく燃えて決して燃え残る事は無い。{{Sfn|ref=978-4487795574|中村浩『植物名の由来』第2版|pp.158}}
|}
と自らの経験を述べている。鶴田知也は『草木図誌』に
:{| class="wikitable" style="width:90%"
|「燃えにくく、かまどに七度入れてもまだ焼け残るというので」その名があるとは、牧野植物図鑑のみならず、広く支持されている説である。しかし事実と合わない。燃えにくいことでは、浜に打ちあげられた木株にもおとらず、たきびに加えるとあぶくをさかんに吹くあわぶきでもそんなことはない。まして、ななかまどなどは問題ではないのである。だから、名は体をあらわさず、ななかまどは何か別の意味があるのではなかろうか。{{Sfn|ref=978-4487721450|鶴田知也『草木図誌』|pp.162-163}}
|}
と記し、ナナカマドが燃えにくいという説は事実ではないとしている。
 
[[葉]]は長さ15 - 25&nbsp;cmの奇数[[羽状複葉]]で、長さ3 - 9&nbsp;cmの側[[小葉]]が4 - 7対(または9 - 17枚<ref name="leaf"/>)向かい合ってつく<ref name="scan"/><ref name="color"/>。小葉は披針形または長楕円状披針形で、先は尖り<ref name="color"/>、幅は1 - 2.5&nbsp;cm<ref name="leaf"/>。小葉には細かく鋭い[[鋸歯]]または重鋸歯があり、両面ともほぼ無毛<ref name="scan"/><ref name="color"/><ref name="leaf"/>。小葉の表面は緑色で、裏面は淡緑色<ref name="leaf"/>。変種サビバナナカマド({{sname|''S. commixta'' var. ''rufoferruginea''}})では葉裏の主脈に沿い、に錆色(褐色)の毛が密生する<ref name="scan"/><ref name="color"/>。花序や萼にも褐色の長軟毛が生える<ref name="color"/>。また小葉基部の葉軸上には褐色の毛が生え、これはナナカマド属共通の形質である<ref name="scan"/>。変種ツシマナナカマド({{sname|''S. commixta'' var. ''wilfordii''}})では小葉が4 - 6対と少なくて、形は幅広く短い<ref name="scan"/>。葉序は[[互生]]する<ref name="scan"/>。秋になると[[紅葉]]し、全体が色むらのない濃い赤色で、寒い地方ほど色鮮やかに染まる{{sfn|林将之|2008|p=34}}{{sfn|亀田龍吉|2014|p=34}}。橙色や赤色に紅葉するものが多いが、黄色くなる個体もあり、それぞれに美しく色づく{{sfn|亀田龍吉|2014|p=35}}。
===海外の情報===
 
開花時期は初夏の5 - 7月で{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}、白い[[花]]を多数咲かせる<ref name="color"/>。花は5枚の花弁からなる6 - 10[[ミリメートル]] (mm) の大きさの小花で複散房花序の形をなす<ref name="ishikari">{{Cite web|和書|url=http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/museum/pdf/if0008.pdf|title=石狩の木ナナカマド|publisher=[[石狩市]]|accessdate=2020-02-24}}</ref><ref name="color"/>。雄蕊は20個で、花柱は3 - 4本<ref name="color"/>。
* 英国の Hyndburn Borough Council のサイトは、Rowan を "Burns well. Grade: 3" としている。なお Grade: 3 とは "Good" を意味するので、結局ナナカマドは良く燃える良い薪だと区分している。<ref>[http://www.hyndburnbc.gov.uk/site/scripts/documents_info.php?documentID=467&pageNumber=3 Your Trees - Firewood Guide] Hyndburn Borough Council</ref>
 
果期は9 - 10月{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。[[果実]]は[[ナシ状果]]で{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}、球形で直径5 - 6&nbsp;mm、光沢のある赤い実を実らせる<ref name="color"/>{{sfn|亀田龍吉|2014|p=34}}。実は晩夏から冬まで見られ<ref name="scan"/>、葉が落ちても果実は枝に残り、しばしば黒ずんだ果実が冬場でも残っている<ref name="trees"/>{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。実はとても苦いが、冬の寒さの中で糖度が上がって少しずつ苦味は減少し、[[レンジャク]]や[[アトリ]]、[[ツグミ]]などの鳥類の食料となる{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}<ref name="ishikari" />{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
* Firewood Guide for Wood Burning Stoves and Log Burning Biomass というサイトでは Rowan に関し
:{| class="wikitable" style="width:90%"
|Like all its sister and cousins in the Rose tree family, Rowan makes a good hot fire, which burns slowly.
|-
|参考訳: 他の全てのバラ科の植物と同様、ナナカマドはゆっくり燃える高温の良い火を作る。
|}
としている。<ref>[http://www.blakemoreandchell.co.uk/firewood-guide/ Firewood Guide for Wood Burning Stoves and Log Burning Biomass] Blakemore and Chell</ref>
このように海外ではナナカマドは極めて燃えにくい特殊な木とはされておらず、普通のバラ科の木として良い薪になるとしている。
 
冬芽は枝に側芽が互生し、枝先には仮頂芽がつく{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。冬芽は先端が尖った長卵形で紅紫色の芽鱗2 - 4枚に覆われ、撮むと樹脂によりしばしば粘る<ref name="scan"/>{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。葉痕は三日月形で、紅紫色の葉柄基部が残って突き出し、維管束痕が5個ある{{sfn|鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|2014|p=162}}。
==炭==
{{multiple image
| align = center
| total_width = 1000
| caption1 =紅葉したナナカマドの複葉。
| image1 = ナナカマド (七竈) (Sorbus commixta) -葉 (6225881798).jpg
| caption2 = ナナカマドの樹皮。
| image2 = Sorbus commixta kz13.jpg
| caption3 = ナナカマドの実。
| image3 = Sorbus commixta (Nanakamado) - Flickr - odako1.jpg
}}
 
== 利用 ==
中村浩は『植物名の由来』で
実や紅葉が美しく、北海道などの北国では[[庭木]]や[[街路樹]]、[[公園樹]]として植栽され、[[花材]]としても用いられる<ref name="color"/><ref name="trees" />{{sfn|平野隆久監修 永岡書店編|1997|p=120}}{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。ナナカマドは、花が小さいが穂になって美しいところ、花後の果実の色彩が赤くて美しく冬まで及ぶこと、その実が小鳥の食糧になること、羽状複葉の葉が適度な大きさで形が好まれることなどが、街路樹や庭園樹として人気を呼んでいる{{sfn|辻井達一|1995|pp=199&ndash;200}}。樹はあまり大きくならないので扱いやすく、街路樹では2、3本寄せ植えにしてボリューム感を出すように工夫しているところもある{{sfn|辻井達一|1995|p=200}}。一方、やや病害虫にかかりやすいことや、寿命がそれほど長くないため、いずれは植え替えが必要になることが短所となる{{sfn|辻井達一|1995|p=200}}。
:{| class="wikitable" style="width:90%"
|この[[備長炭|備長]]のことを記した古書<ref group="注釈">出典には古書としか書かれていないため書名は不明。</ref>には、”備長は木炭の中の上物なり。紫珠及び花鍬樹を極上品とす”という記述がある。
|}
と述べている。花鍬樹とはナナカマドのことである。<!-- (データが無く事実かどうか疑わしいのでコメントアウト) 備長炭の材料として火力も強く火持ちも良いので作られた炭は極上品とされている。 -->{{Sfn|ref=978-4487795574|中村浩『植物名の由来』第2版|pp.159-160}}
 
材は褐色で堅く細工物に適しており<ref name="ishikari" />、[[ろくろ]]細工の材、[[彫刻]]材としても優良である{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。生木は非常に燃えにくいため薪材に向かないことが知られており、北海道の[[アイヌ]]もナナカマドが燃えにくいことを利用して、薪木の台として用いたといわれる{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。樹皮は染料にする{{sfn|平野隆久監修 永岡書店編|1997|p=120}}。
==利用==
 
果実は果実酒にも利用できる。かたい材は備長炭の代用として優れている。生の果実中に存在する[[ソルビン酸]]はナナカマドの学名より取られた。現在は合成したものが保存料として使用される。<ref>[https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/hozonryo.html 用途別 主な食品添加物 保存料] 東京都福祉保健局</ref>
北海道では果実を用いてジャムやマーマレードなどの製造がおこなわれている。<ref> [http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/13415/1/28_p19-23.pdf ナナカマド果実の苦味物質について] 北海道大学農学部農場研究報告</ref> <!-- 本当に鵜塩梅されているのか情報をお持ちの方は記載願います -->
 
=== 食用 ===
生の果実中に存在する[[ソルビン酸]]はナナカマドの学名より取られた。現在は合成したものが保存料として使用される。<ref>[http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/shokuten/hozonryo.html 用途別 主な食品添加物 保存料] 東京都福祉保健局</ref>
果実は、苦みがあるので生食には向かないが、加工して食用に利用できる{{sfn|篠原準八|2008|p=78}}。砂糖と一緒に焼酎に漬け込み、3か月以上寝かせれば[[果実酒]]になる{{sfn|篠原準八|2008|p=78}}。ナナカマド酒は、淡い琥珀色で、個性的な風味で軽い苦みがある{{sfn|篠原準八|2008|p=78}}。時が多くとれれば、[[ジャム]]に加工できる{{sfn|篠原準八|2008|p=78}}。日本では実を食用に利用することはごく近年のことであるが、実にも甘いものと、そうでないものがあるとされる{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。
 
セイーロッパではかなり広く、古くからジャムや果実酒にしている{{sfn|篠原準八|2008|p=78}}{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。オシュウ(ヨーロッパ)ナナカマドの生果実にはパラソルビン酸が 0.4%-0.7% 含まれるが、加熱処理や乾燥でソルビン酸に変わる<ref group="注">[[:en:Rowan#Uses]]に "The raw fruit also contain parasorbic acid (about 0.4% - 0.7% in the European rowan)" とあり、出典として [http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1046/j.1365-2745.2000.00502.x/full Sorbus aucuparia L.] が挙げられている。なお、Japanese rowan に関する言及は無かった。</ref>「健康食品の安全性・有効性情報」のサイトではヨーロッパナナカマドの新鮮な果実を過剰に摂取することに注意を喚起している<ref>[http://{{hfnet.nih.go.jp/contents/detail2105.html 「健康食品」の安全性・有効性情報] 国立健康・栄養研究所|2105|ヨーロッパナナカマド、オウシュウナナカマド}}</ref><ref group="注">こちらも、日本のナナカマドに関しては言及していない。</ref>。1993年に北海道大学で果実を用いてジャムやマーマレードなどの商品化の研究が行われた<ref>{{Cite journal|和書 |author=佐藤博二 |title=ナナカマド果実の苦味物質について |journal=北海道大学農学部農場研究報告 |ISSN=03856445 |publisher=北海道大学農学部附属農場 |year=1993 |month=mar |issue=28 |pages=19-23 |naid=110000309379 |url=https://hdl.handle.net/2115/13415}}</ref>。<!-- 本当に鵜塩梅されているのか情報をお持ちの方は記載願います -->
 
=== 炭 ===
==市町村の木に指定する自治体==
生材は燃えにくいが、乾燥させると燃料として優れている{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。この材で作られた炭は火力も強く火持ちも良いので、極上品とされている{{sfn|田中潔|2011|p=46}}{{sfn|亀田龍吉|2014|p=34}}。ナナカマドで作られた堅炭は、[[備長炭]]の代用としてウナギの蒲焼きに珍重される{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
*北海道 - [[旭川市]]、[[江別市]]、[[紋別市]]、[[士別市]]、[[苫小牧市]]、[[三笠市]]、[[室蘭市]]、[[稚内市]]、[[砂川市]]、[[洞爺湖町]]、[[岩内町]]、[[浦幌町]]、[[枝幸町]]、[[興部町]]、[[鹿部町]]、[[清水町 (北海道)|清水町]]、[[標津町]]、[[白老町]]、[[白糠町]]、[[鷹栖町]]、[[苫前町]] 、[[幌加内町]] 、[[比布町]]、[[大空町]]、[[利尻富士町]]、[[羅臼町]]
*[[青森県]] - [[田子町]]
*[[秋田県]] - [[鹿角市]]
*[[山形県]] - [[山形市]]
*[[福島県]] - [[猪苗代町]]
 
中村浩は『植物名の由来』で
<gallery>
:{| class="wikitable" style="width:90%"
画像:Nanakamadoflower.JPG|ナナカマドの花
|この[[備長炭|備長]]のことを記した古書<ref group="注">出典には古書としか書かれていないため書名は不明。</ref>には、“備長は木炭の中の上物なり。紫珠及び花鍬樹を極上品とす”という記述がある。
画像:Nanakamado_rowanberry.jpg|ナナカマドの実
|}
</gallery>
と述べている{{Sfn|ref=978-4487795574|中村 1998, pp.159-160}}。花鍬樹とはナナカマドを指す漢名である<ref name="kanken"/>。
 
==脚注 栽培 ==
植え付けや勢姿[[剪定]]は1 - 3月に行われる<ref name="garden"/>。[[カミキリムシ]]の食害を受ける<ref name="garden"/>。完熟前に採り播きし、[[実生]]にて増やされる<ref name="garden"/>。
===参考資料===
 
== 伝承・文化 ==
* {{Cite book
{{Main|en:Rowan#Mythology and folklore}}
|和書
[[北欧]]などで[[魔よけ]]とされているのは、ナナカマドと同じナナカマド属だが別種の[[セイヨウナナカマド|オウシュウナナカマド]] ({{lang|en|European rowan}}, {{snamei||Sorbus aucuparia}} {{AU|L.}}) である。生木は燃えにくいことから「火除けの木」や「落雷除けの木」として縁起木とされる<ref name="bark"/>。
|author=中村浩
|date=1998年9月16日
|edition=第2版
|title=植物名の由来
|publisher=東京書籍
|location=東京
|isbn=978-4487795574
|ref=978-4487795574
}}
 
ナナカマドの[[花言葉]]は、「慎重」である{{sfn|田中潔|2011|p=46}}。
* {{Cite book
|和書
|author=鶴田知也
|date=1979年10月1日
|title=草木図誌
|publisher=東京書籍
|location=東京
|isbn=978-4487721450
|ref=978-4487721450
}}
 
== シンボル ==
* {{Cite book
ナナカマドを市町村の木と定めている都道府県は、北海道で最も数が多く人気があり、本州以南では少なくなる{{sfn|辻井達一|1995|p=199}}。
|和書
{| class="wikitable"
|author=牧野富太郎
|-
|date=1956年3月20日 (初版は1940年9月29日)
!道県
|title=牧野日本植物図鑑 増補版
!支庁
|publisher=北隆館
!ナナカマドを指定する各市町村
|location=東京
!備考
|ref=Makino_1956
|-
}}
|rowspan="12"|[[北海道]]
|[[宗谷総合振興局]]
|[[猿払村]]、[[稚内市]]、[[利尻富士町]]、[[枝幸町]]
|稚内市は[[サクラ]]、利尻富士町・枝幸町は[[エゾマツ]]も指定している
|-
|[[留萌振興局]]
|[[初山別村]]、[[苫前町]]、[[増毛町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[上川総合振興局]]
|[[幌加内町]]、[[鷹栖町]]、[[比布町]]、[[旭川市]]、[[士別市]]
|士別市は[[アカエゾマツ]]も指定している
|-
|[[オホーツク総合振興局]]
|[[興部町]]、[[紋別市]]、[[大空町]]
|大空町は[[シラカンバ|シラカバ]]も指定している
|-
|[[後志総合振興局]]
|[[岩内町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[石狩振興局]]
| [[新篠津村]]、[[江別市]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[空知総合振興局]]
|[[妹背牛町]]、[[砂川市]]、[[歌志内市]]、[[奈井江町]]、[[三笠市]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[十勝総合振興局]]
|[[清水町 (北海道)|清水町]]、[[浦幌町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[釧路総合振興局]]
|[[白糠町]]、[[釧路市]]
|釧路市は[[ハシドイ]]と[[オオヤマザクラ|エゾヤマザクラ]]も指定している
|-
|[[渡島総合振興局]]
|[[鹿部町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[胆振総合振興局]]
|[[室蘭市]]、[[白老町]]、[[苫小牧市]]、[[洞爺湖町]]
|洞爺湖町はサクラも指定している
|-
|[[根室振興局]]
|[[標津町]]、[[羅臼町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[青森県]]
|三八地域県民局
|[[田子町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[秋田県]]
|鹿角地域振興局
|[[鹿角市]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[山形県]]
|[[村山総合支庁]]
|[[山形市]]
|style="text-align:center"|-
|-
|[[福島県]]
|会津地方振興局
|[[猪苗代町]]
|style="text-align:center"|-
|-
|}
 
*ナナカマドをシンボルに指定している[[行政区]]
* {{Cite book
北海道 ‐ [[白石区]](札幌市)
|和書
*ナナカマドをシンボルに指定していた廃止等市町村
|author=俵浩三
北海道 ‐ [[門別町]]、[[音別町]]、[[常呂町]]、[[虻田町]]、石狩町<ref>[http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/museum/if0008.html 「石狩ファイル」(0008-01 石狩の木・ナナカマド)] 石狩市(2020年10月9日閲覧)</ref>([[石狩市]]への市制施行前)
|date=1999年9月21日
|title=牧野植物図鑑の謎
|publisher=平凡社
|location=東京
|isbn=978-4582850178
|ref=978-4582850178
}}
 
青森県 ‐ [[十和田湖町]]
 
[[新潟県]] ‐ [[妙高村 (新潟県中頸城郡2005年)|妙高村]]
 
== 近縁種 ==
;[[ナンキンナナカマド]] {{Snamei|Sorbus gracilis}}<!-- (Siebold et Zucc.) K.Koch-->:灌木性で本州以南に分布{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
;[[タカネナナカマド]] {{Snamei|Sorbus sambucifolia}}<!-- (Cham. et Schltdl.) M.Roem.-->:灌木性で高山帯に分布{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
;ミヤマナナカマド {{Snamei|Sorbus sambucifolia}}<!-- (Cham. et Schltdl.) M.Roem.--> var. {{Snamei|pseudogracilis}}<!-- C.K.Schneid.-->:タカネナナカマドの変種{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
;[[ウラジロナナカマド]] {{Snamei|Sorbus matsumurana}}<!-- (Makino) Koehne-->:全体として小形で、葉の裏面が白い{{sfn|辻井達一|1995|p=201}}。
;[[セイヨウナナカマド|オウシュウナナカマド]] {{Snamei|Sorbus aucuparia}}<!-- L.-->:ヨーロッパに分布する。別名、ヨーロッパナナカマド{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}、セイヨウナナカマド。
;[[アメリカナナカマド]] {{Snamei|Sorbus americana}}<!-- Marshall-->:アメリカに分布する{{sfn|辻井達一|1995|p=202}}。
 
==脚注==
{{脚注ヘルプ}}
===注釈===
{{Reflist|group="注"}}
===出典===
{{Reflist}}
===注釈===
{{Reflist|group="注釈"}}
 
== 参考文献 ==
===外部リンク===
* {{Cite book|和書|author=梅本浩史|date=2010-03-10|title=樹皮ハンディ図鑑|publisher=[[永岡書店]]|isbn=978-4-522-42665-4|page=132|ref=bark}}
*[http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000056365 レファレンス事例詳細] (国立国会図書館)
* {{cite book|和書|author=加納喜光|authorlink=加納喜光|title=動植物の漢字がわかる本|publisher=[[山海堂 (出版社)|山海堂]]|date=2007-1-10|page=138|isbn=9784381022004|ref=kanji}}
*[http://www.makino.or.jp/zukan-archive/coma1.php?no1=1399 ななかまど] 『牧野日本植物図鑑』 1940年版 (高知県立牧野植物園)
* {{Cite book|和書|author =亀田龍吉|title =落ち葉の呼び名事典|date =2014-10-05|publisher =[[世界文化社]]|isbn =978-4-418-14424-2|pages=34 - 35|ref=harv}}
* {{cite book|和書|author=川原田邦彦|title=花色・仲間・落葉・常緑で引ける 庭木・植木図鑑|publisher=[[日本文芸社]]|date=2006-04-28|page=148|isbn=4537204389|ref=garden}}
* {{cite book|和書|author=日本漢字能力検定協会|authorlink=日本漢字能力検定協会|title=漢検漢字辞典|publisher=[[日本漢字能力検定協会]]|edition=第二版|date=2014-11-1|pages=142,645|isbn=978-4-89096-305-8|ref=kanken}}
* {{Cite book|和書|author=篠原準八|title=食べごろ 摘み草図鑑:採取時期・採取部位・調理方法がわかる|publisher=[[講談社]]|date=2008-10-08|isbn=978-4-06-214355-4|pages=78|ref=harv}}
* {{cite book|和書|author=鈴木庸夫|title=葉 実 樹皮で確実にわかる 樹木図鑑|publisher=[[日本文芸社]]|date=2005|pages=|isbn=4537203544|ref=trees}}
* {{Cite book|和書|author =鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|title =樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種|date=2014-10-10|publisher =[[誠文堂新光社]]|series=ネイチャーウォチングガイドブック|isbn=978-4-416-61438-9|page =162|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author =田中潔|title =知っておきたい100の木:日本の暮らしを支える樹木たち|date=2011-07-31|publisher =[[主婦の友社]]|series=主婦の友ベストBOOKS|isbn=978-4-07-278497-6|page =46|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author=俵浩三|date=1999-09-21|title=牧野植物図鑑の謎|publisher=[[平凡社]]|location=東京|isbn=978-4582850178|ref=978-4582850178}}
* {{Cite book|和書|author =[[辻井達一]]|title =日本の樹木|date =1995-04-25|publisher =[[中央公論社]]|series =中公新書|isbn =4-12-101238-0|pages =199 - 202|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author=鶴田知也|date=1979-10-01|title=草木図誌|publisher=[[東京書籍]]|location=東京|isbn=978-4487721450|ref=978-4487721450}}
* {{cite book|和書|author=新村出|authorlink=新村出|title=[[広辞苑]] 第六版|publisher=[[岩波書店]]|edition=第6版|date=2008-01-11|page=1237|isbn=9784000801218|ref={{SfnRef|新村|2008}} }}
* {{Cite book|和書|author=中村浩|date=1998-09-16|edition=第2版|title=植物名の由来|publisher=東京書籍|location=東京|isbn=978-4487795574|ref=978-4487795574}}
* {{cite book|和書|author=馬場多久男|title=葉でわかる樹木|publisher=[[信濃毎日新聞社]]|date=1999-12-10|pages=84,238|isbn=478409850X|ref=leaf}}
* {{Cite book|和書|author=林将之|title=紅葉ハンドブック|publisher=[[文一総合出版]]|date=2008-09-27|page=|ISBN=978-4-8299-0187-8|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author=林将之|date=2020-01-05|title=山溪ハンディ図鑑14 増補改訂 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類|publisher=[[山と溪谷社]]|isbn=978-4-635-07044-7|ref=scan}}
* {{cite book|和書|author=林弥栄|date=1985-09-01|title=山溪カラー名鑑 日本の樹木|publisher=[[山と溪谷社]]|page=338|isbn=4-635-09017-5|ref=color}}
* {{Cite book|和書|author =平野隆久監修 永岡書店編|title =樹木ガイドブック|date=1997-05-10|publisher =[[永岡書店]]|isbn=4-522-21557-6|page =120|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|author=牧野富太郎|authorlink=牧野富太郎|date=1956-03-20|title=牧野日本植物図鑑 増補版|publisher=[[北隆館]]|location=東京|ref=Makino_1956}}(初版は1940年9月29日)
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Sorbus commixta|ナナカマド}}
{{wikispecies|Sorbus commixta|ナナカマド}}
* [[木の一覧]]
* [[タカネナナカマド]]
* [[ウラジロナナカマド]]
* [[佐上信一]]
* [[希少糖]]
* [[ソルビトール]]
 
== 外部リンク ==
{{Commonscat|Sorbus commixta|ナナカマド}}
{{wikispecies|Sorbus commixta|ナナカマド}}
* {{CRD|1000056365|ナナカマドは七回くべても燃えないというが、炭にしたとき良いものになるという。その根拠となるものはあるか。|相模原市立橋本図書館}}
* [https://web.archive.org/web/20150927135928/http://www.makino.or.jp/zukan-archive/coma1.php?no1=1399 ななかまど] 『牧野日本植物図鑑』 1940年版 - 高知県立牧野植物園(アーカイブ)
 
{{DEFAULTSORT:ななかまと}}
[[Category:バラナシ亜科]]
[[Category:紅葉]]
[[Category:魔よけ]]
{{Plant-stub}}