「松岡享子」の版間の差分

1935年、[[兵庫県]][[神戸市]]に生まれた。父は神戸の汽船会社に勤務、母は専業主婦をしており、両親ともに[[和歌山県]]出身であった。また、8歳年上の姉がいる<ref>{{Cite web |和書|title=連載「"不実な美女"たち──女性翻訳家の人生をたずねて」vol.4 松岡享子さんに聞く（１） |url=https://www.kotensinyaku.jp/column/2017/06/006667/ |website=光文社古典新訳文庫 |accessdate=2022-02-10 |language=ja}}</ref>。[[神戸市立山手小学校|山手小学校]]、 [[粉河町#教育|粉河小学校]]、[[神戸市立垂水小学校|垂水小学校]]、[[神戸市立歌敷山中学校|霞ヶ丘中学校]]、[[兵庫県立星陵高等学校]]を経て、[[兵庫県立神戸高等学校]]を卒業。1957年、[[神戸女学院大学]][[文学部]][[英文学|英文学科]]を卒業。1960年、[[慶應義塾大学文学部]][[図書館学|図書館学科]]を卒業。慶應義塾大学図書館学科の図書室で働いた後、渡米し[[ウェスタンミシガン大学|ウェスタン・ミシガン大学]][[大学院]]で児童図書館学を学び、1963年に[[修士課程]]を修了した。[[メリーランド州]]・[[ボルチモア|ボルティモア市]]の[[公共図書館]]で児童図書館員として勤めた後、1963年の秋に帰国し[[福音館書店]]でアルバイトをする。この頃、[[瀬田貞二]]、[[石井桃子]]、[[土屋滋子]]らと知り合う。1964年の春から[[大阪市立中央図書館]]の小中学生室に勤務した。

1966年に退職して東京の実家に戻る。その後、1967年に自宅で[[家庭文庫]]「松の実文庫」をひらいて<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.tcl.or.jp/about2.html|title=沿革・あゆみ｜東京子ども図書館とは|publisher=東京子ども図書館|accessdate=2017-1-27|rel=harv}}</ref>、子どもたちに接しながら、児童文学の研究、翻訳、創作に従事する。[[1974年]]、[[石井桃子]]らとともに、[[財団法人]][[東京子ども図書館]]を設立し、設立時より40年以上に渡って理事長を務めたが、2015年6月任期満了をもって退任し、終身名誉理事長<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.tcl.or.jp/pdf/normal/letter.pdf|title=理事長交代に伴うお知らせとご挨拶|publisher=東京子ども図書館|year=2015|accessdate=2017-1-27|rel=harv}}</ref>。