「ヴィタントニオ・リウッツィ」の版間の差分

image-size = 200px220px|

フルネーム = ヴィタントニオ・リウッツィ |

愛称 = トニオ |

出身地 = [[プッリャ州]][[バーリ県]]{{ITA}}・[[ロコロトンド]] |

出走回数 = 81 (80スタート) |

タイトル = 0 |

初戦 = {{F1|2005}}[[2005年サンマリノグランプリ|2005年サンマリノGP]] |

最終戦 = {{F1|2011}}[[2011年ブラジルグランプリ|2011年ブラジルGP]] |

愛称は｢'''トニオ'''｣。[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の[[F1グランプリ]]中継において（特に[[塩原恒夫]]と[[竹下陽平]]アナ）、｢'''リヴィッツィ'''｣と呼ばれることがあった。フジテレビF1中継でのニックネームは「'''崖っぷちファイター'''」「'''元祖イタリアの神童'''」。[[テレビ朝日]]の[[フォーミュラE]]中継では「'''リウッチー'''」とも呼称される。

[[1991年]]からカートを始め、[[2001年]]に[[世界カート選手権]]を制する。[[2002年]]には[[ドイツ]][[フォーミュラ3|F3]]、[[フォーミュラ・ルノー]]、[[ワールドシリーズ・バイ・ニッサン]]に参戦。タイトル獲得はならなかったが、同年暮に[[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]のテストに参加する。翌[[2003年]]には国際[[フォーミュラ3000|F3000]]にクラスアップし、ベストルーキーの称号を獲得。[[2004年]]に7勝しチャンピオンとなる。

[[2005年]]は[[クリスチャン・クリエン]]とシートをシェアする形で[[レッドブル・レーシング|レッドブル]]と契約。第4戦サンマリノGPにデビューし、[[B・A・R]]の二台の失格による繰上げではあったが、デビュー戦で8位入賞を果たした。その後の4戦に出場し、以後は当初の予定ではクリエンと半分ずつの参戦といわれていたが、レギュレーション(前戦に出場していないドライバーは予選の出走順が1番目となり、好タイムが出しにくい)の関係から、コンストラクターズ・ポイントを重視するチームの方針で出場機会をクリエンに譲ることとなった。

[[2006年]]は、レッドブルが[[ミナルディ]]を買収して結成した[[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]よりフル参戦を開始した。アメリカグランプリではトロ・ロッソにとって唯一となる貴重な1ポイントを獲得した。

[[2007年]]はトロ･ロッソに残留。チームメイトの[[スコット・スピード]]を上回る成績を残すが、シーズン中盤よりスピードに代わりチームに加入した[[セバスチャン・ベッテル]]が目覚ましい活躍を見せ、シーズン終盤にチームは翌年のレースドライバーとしてベッテルと[[セバスチャン・ボーデ]]と契約したことを発表。リウッツィは来季のシートを失うこととなり、ウィリアムズと交渉するもシートを獲得できず、シーズンオフに[[カタロニア・サーキット|バルセロナ]]と[[ヘレス・サーキット|ヘレス]]で[[フォース・インディア]]のF1マシンをドライブした。2008年1月10日にフォース・インディアのテストドライバーとなることが発表された。

[[2008年]]はテスト兼リザーブドライバーとして活動し、シーズン開幕前のバルセロナでのテストなどでドライブするも、レースに出場することはなかった。

[[2009年]]も引き続きテスト兼リザーブドライバーを務めていたが、レギュラードライバーの[[ジャンカルロ・フィジケラ]]がシーズン終盤の[[2009年イタリアグランプリ|イタリアグランプリ]]を前に[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]へと移籍し、空いたシートを得たリウッツィは2年ぶりのレース出場を果たした。同レースではシーズン中のテストができない制約ながら予選7番手を記録するを決勝でも一時は4位まで浮上したが、ギアボックスのトラブルにより惜しくもリタイアしとなった。

[[2010年]]はフォース・インディアのレギュラードライバーとしてF1に参戦。開幕戦のバーレーングランプリで9位に入り、2007年中国グランプリ以来3年ぶりの入賞を果たした。第8戦のカナダグランプリでは予選で自身の予選最高位を更新する6位に入り、決勝では1周目に接触し遅れたため後方から追い上げるレースになったが9位に入賞した。第17戦韓国グランプリでは予選は18位にとどまったものの、雨の中でのレースとなった決勝では大きく順位を上げ自己最高に並ぶ6位に入賞した。当初は翌シーズンも含んだ契約をチームと交わしていたが、テストドライバーである[[ポール・ディ・レスタ]]の昇格をチームが望んだため、シートを失った。

[[2011年]]シーズン前のバルセロナ合同テストで[[ヒスパニア・レーシング・F1チーム|HRT]]からテストに参加し、3月9日にHRTの正ドライバーの就任が発表された<ref>{{citenews | url = http://f1-gate.com/hispania/f1_11033.html| title = ヒスパニア・レーシング、ヴィタントニオ・リウッツィの起用を発表| publisher = F1 Gate.com|date = 2011-03-09|accessdate = 2011-03-10}}</ref>。シーズンを通して苦戦を強いられるが、リウッツィがカナダグランプリで13位に入ったことにより、HRTは[[ヴァージン・レーシング]]を抜いてコンストラクターズ選手権で11位を得た。開幕当初、チームメイトは[[ナレイン・カーティケヤン]]であったが、シーズン中盤からは[[ダニエル・リチャカルド]]と交代となった。なお、リウッツィ自身は全戦参戦の契約であったが、インドグランプリではカーティケヤンにシートを譲り、出場しなかった。地元[[2011年イタリアグランプリ|イタリアグランプリ]]ではスタート直後のホームストレートでコース外にタイヤをひっかけマシンのコントロールを失ったまま1コーナーに進入してしまい、多重クラッシュを引き起こしてしまった。10月には[[V8スーパーカー]]・ゴールドコースト600に出場した。

[[2012年]]もHRTとの契約は存在していたが、2011年7月にHRTはテサン・キャピタルに売却されており<ref>{{citenews | url = http://f1-gate.com/hrt/f1_12225.html| title = ヒスパニア・レーシング、テサン・キャピタルへの株式売却を発表| publisher = F1 Gate.com|date = 2011-07-05|accessdate = 2012-02-03}}</ref>、その契約は前オーナーと結んだものであった。新オーナーは契約を履行しなかったためレースシートを失い、サードドライバーに回ることになった<ref>{{cite news|url =http://f1-gate.com/liuzzi/f1_14882.html|title =ヴィタントニオ・リウッツィ 「僕はHRTのサードドライバー」|publisher=F1-Gate.com| date = 2012-4-8| accessdate = 2012-4-8}}</ref>。この年は並行して[http://www.superstarsworld.com/Superstars-Series/it-Homepage.aspx スーパースターズシリーズ]に参戦し、シーズン2位であった<ref>[http://www.superstarsworld.com/App_Themes/Archivio-Risultati/2012-sst-international-series-standing.pdf 2012 International Series Standing] </ref>。

[[2012年のFIA 世界耐久選手権|2012年]][[FIA 世界耐久選手権|WEC]]第4戦より、[[ロータス・カーズ|ロータス]]から参戦。[[2013年のFIA 世界耐久選手権|2013年]]はフル参戦となる。なお、[[ジェームズ・ロシター]]はチームメイトであった。

[[2014年]]は、日本の[[SUPER GT]]に[[ARTA]]から、[[スーパーフォーミュラ]]に[[リアル (企業)|HPリアルレーシング]]から1年のみ参戦する。元F1経験者と言うこともあり大いに期待されていたが、年間通してホンダエンジン勢が劣勢だったこともあり、最高成績は8位に終わった。

愛妻フランチェスカの実弟は、同じく現在日本で活動するレーシングドライバーの[[アンドレア・カルダレッリ]]。幼い頃からの知り合いで、リウッツィにとってカルダレッリは「弟みたいな感じだね。彼のキャリアについても相談に乗ったりしているんだ」とのこと。2011年11月には、カルダレッリの応援のためにわざわざ来日して[[ツインリンクもてぎ]]で開催された[[フォーミュラ・ニッポン]]戦に訪れた<ref>[httphttps://www.as-web.jp/newspast/info.php?c_id=1&no=37462%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%83%e3%83%84%e3%82%a3%e3%80%81f%e3%83%8b%e3%83%83%e3%83%9d%e3%83%b3%e6%9c%80%e7%b5%82%e6%88%a6%e3%82%82%e3%81%a6%e3%81%8e%e3%82%92%e8%a8%aa%e5%95%8f リウッツィ、Fニッポン最終戦もてぎを訪問] - オートスポーツweb　2011年11月5日閲覧</ref>。

カート時代より日本が好きで、よく旅行に来ていたという<ref>{{cite news|url =httphttps://www.as-web.jp/newspast/info.php?c_id=8&no=54385%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%83%e3%83%84%e3%82%a3%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%a7%e3%81%ae%e6%88%a6%e3%81%84%e3%81%af%e5%a4%a7%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%80%8d|title =リウッツィ「日本での戦いは大きなチャレンジ」|publisher=オートスポーツweb| date = 2014-2-10| accessdate = 2014-9-6}}</ref>。[[東日本大震災]]に際しては、メッセージを送った<ref>{{cite news|url =http://f1-gate.com/liuzzi/f1_11135.html|title =ヴィタントニオ・リウッツィ 「日本のために世界がひとつになるとき」」|publisher=F1-Gate.com| date = 2011-3-19| accessdate = 2014-9-6}}</ref>だけでなく、特製のヘルメットをオークションに出品し寄付をする<ref>{{cite news|url =http://f1-gate.com/liuzzi/f1_13107.html|title =ヴィタントニオ・リウッツィ、F1日本GP特別ヘルメット|publisher=F1-Gate.com| date = 2011-10-7| accessdate = 2014-9-6}}</ref>など、渡日以前より日本に関わりのあるドライバーでもある。

===国際F3000 フォーミュラ ===

! 所属チーム

==== F1 ====

|bgcolor="#CFCFFF"| [[2009年日本グランプリ (4輪)|JPN]]<br /><small>14</small>

! NC <br>(22)位)

|bgcolor="#EFCFFF"| [[2010年日本グランプリ (4輪)|JPN]] <br/><small>Ret</small>

! rowspan="2" | [[コデワ|ロータス]]

! 59位

! 3

! [[ロータス・T128 (ル・マン・プロトタイプ)|ロータス・T128]]

|bgcolor="#EFCFFF"|[[ブリチャーラム・ユナイテッドン・インターナショナルサーキット|BURCHA]]<br /><small>Ret</small>

! 16位

! 14

{{DEFAULTSORT:りうつつい ひういたんとにお}}