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{{出典の明記|date=2011年3月}}
{{著作権問題調査依頼}}
{{馬齢旧}}
{{競走馬
| 名 = シリウスシンボリ
|英 = Sirius Symboli<ref name="JBIS">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000147332/|title=シリウスシンボリ|publisher=[[社団法人|公益社団法人]][[日本軽種馬協会]]|website=JBIS-Search|accessdate=2021-09-24}}</ref>
| 性 = [[牡馬|牡]]
| 色画 = [[鹿毛]]no
|性 = [[牡馬|牡]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba">{{Cite web|和書|url=https://db.netkeiba.com/horse/1982103448/|title=シリウスシンボリ|publisher=株式会社ネットドリーマーズ|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-24}}</ref>
| 種 = [[サラブレッド]]
|色 = [[鹿毛]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 生 = [[1982年]][[3月26日]]
|種 = [[サラブレッド]]<ref name="JBIS"/>
| 死 = {{死亡年月日と没馬齢|p=0|1982|3|26|2012|4|8}}
|生 = {{生年月日|p=0|1982|3|26}}<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 父 = [[モガミ]]
|死 = {{死亡年月日と没馬齢|p=0|1982|3|26|2012|4|8}}<ref name="nikkan20120410">{{Cite web|和書|title=シリウスシンボリ、メジロパーマー死す|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20120410-931690.html|website=[[日刊スポーツ]]|date=2012-04-10|accessdate=2021-09-24}}</ref><ref name="Sponichi20120410">{{Cite web|和書|title=３０歳眠るように…８５年ダービー馬シリウスシンボリ死す|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/04/10/kiji/K20120410003013810.html|website=
| 母 = スイートエプソム
[[スポーツニッポン|スポニチ]] Sponichi Annex|date=2012-04-10|accessdate=2021-09-24}}</ref>
| 産 = [[シンボリ牧場]]
|父 = [[モガミ]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 国 = [[日本]]（[[北海道]][[門別町]]）
|母 = スイートエプソム<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 主 = [[和田共弘]]
|母父 = [[パーソロン]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 調 = [[二本柳俊夫]]<br/>→[[畠山重則]]<br/>→二本柳俊夫<br/>→J･ウィンター<br/>→P.L.ビアンコーヌ<br/>→Ｆ・パルメル<br/>→二本柳俊夫
|産 = [[シンボリ牧場]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 績 = 12戦4勝（[[中央競馬]]）<br />14戦0勝（日本国外）
|国 = {{JPN}}（[[北海道]][[門別町]]）<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
| 金 = 1億4310万0300円<br /> +229,000フランス・フラン<br /> +16,500マルク
|主 = [[和田共弘]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/>
|調 = [[二本柳俊夫]]<ref name="JBIS"/><ref name="netkeiba"/><br />→[[畠山重則]]<ref name="ichimaru">市丸（1992）p.112</ref><br />→二本柳俊夫<ref name="nohira2">野平（1986）pp.216-217</ref>{{要出典|範囲=<br />→J･ウィンター<br />→P.L.ビアンコーヌ<br />→Ｆ・パルメル|date=2021年9月}}→二本柳俊夫
|績 = 26戦4勝<ref name="JBIS"/><br />（[[中央競馬]]）12戦4勝<ref name="JBIS"/><br />（[[イギリスの競馬|イギリス]]）1戦0勝<ref name="JBIS"/><br />（[[イタリアの競馬|イタリア]]）1戦0勝<ref name="JBIS"/><br />（[[ドイツの競馬|ドイツ]]）1戦0勝<ref name="JBIS"/><br />（[[フランスの競馬|フランス]]）11戦0勝<ref name="JBIS"/>
|金 = 1億4310万円<ref name="JBIS"/>{{要出典|範囲=<br /> +229,000[[フランス・フラン]]<br /> +16,500[[マルク (通貨)|マルク]]|date=2021年9月}}
|medaltemplates =
{{MedalGI|[[東京優駿]]|1985年}}
}}
 
'''シリウスシンボリ'''と（欧字名：{{Lang|en|Sirius Symboli}}、[[1982年]][[3月26日]] - [[2012年]][[4月8日]]）は[[日本]]の[[競走馬]]である、[[種牡馬]]。主な勝ち鞍は、[[1985年]]の[[東京優駿|東京優駿]]（日本ダービー）]]がおもな勝ち鞍。1985年から[[1987年]]にかけて約2年間[[ヨーロッパ]]の競走に出走した。日本での[[主戦騎手]]は[[加藤和宏 (JRA)|加藤和宏]]。
 
※[[馬齢]]は旧表記。
 
== 競走成績馬時代 ==
=== 3歳 ===
[[1984年]][[9月16日]]、[[中山競馬場]]の[[新馬|新馬戦]]でにて[[加藤和宏 (JRA)|加藤和宏]]騎乗でデビュー。出遅れながらも1着になり、デビュー勝ちを収めた。2走目の芙蓉特別は1位入線も[[斜行]]により失格、3走目の[[いちょうステークス|いちょう特別]]は第4コーナーで不利を受けたのが原因で2着と敗れるが、[[東京スポーツ杯2歳ステークス|府中3歳ステークス]]でクビ差で競り勝ち、この年を終えているた。
 
=== 移籍騒動 ===
ところが、馬主の和田共弘は加藤の騎乗方法に不満を覚え、[[岡部幸雄]]への乗り替わりを主張し、調教師の[[二本柳俊夫]]と対立。この対立がのちに大きな騒動と発展する事になる。
 
年が明けると、騎手の乗り代わりの要求を発端として、和田と二本柳の対立が激化した。二本柳はあくまでも弟子の加藤を庇い「不満があるならよその厩舎へ行ってくれ」と主張して話し合いは失敗に終わった。この二本柳の態度に対して憤慨した和田は[[畠山重則]]厩舎へシリウスシンボリを転厩させてしまう。
 
しかし、この和田の行動は二本柳厩舎のスタッフばかりでなく、厩務員組合全体の反発を呼び、遂には調教師会が仲介に乗り出す事態にまで発展した。結局、シリウスシンボリは僅か1週間で二本柳厩舎に戻される事になった<ref>シリウスシンボリのこの騒動の14年後の1999年に、類似の事例が[[テイエムオペラオー]]の菊花賞での騎乗方法に激怒して騎手の乗り代わりを要求したオーナーの[[竹園正継]]と、それに反対した調教師の[[岩元市三]]との間でも発生したが、こちらはこの騒動とは異なり、岩元が話し合いによって竹園を説得した結果、乗り代わり要求を取り下げる形で折れたため、騒動までには至らなかった。</ref>。
 
=== 4歳春 ===
移籍騒動に巻き込まれた[[シリウスシンボリは、結局岡部と#転厩騒動|後述する転厩騒動]]後のコンビで[[若葉ステークス|若葉賞]]を何とかは、[[岡部幸雄]]が騎乗し勝っ利したものの、[[皐月賞]]は移籍騒動の影響で出走できなかった。鞍上が加藤に戻った日本ダービーでは、皐月賞を5馬身差で優勝した[[ミホシンザン]]<ref>シリウスシンボリはダービー後2年間欧州にいた事もあって、ミホシンザンと対戦する機会は1度もなかった。</ref>が骨折で回避した事もあり、[[投票券 (公営競技)#単勝式|単勝]]1番[[人気]]に推された。レースでは荒れた[[馬場状態|重馬場]]で行われ、ほぼ全頭が大外ラチ沿いを回る異例の展開となった中、[[スダホーク]]を3[[着差 (競馬)|馬身差]]で下し優勝した。
 
=== 欧州遠征（4歳秋 - 6歳春） ===
日本ダービーを優勝したシリウスシンボリは[[シンボリルドルフ]]に帯同して海外に遠征する予定であったが、シンボリルドルフが故障により遠征を中止したため、単独で渡欧した。
 
4歳時は[[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]]8着、[[バーデン大賞]]4着、プランスドランジュ賞6着、[[ロワイヤルオーク賞]]3着に終わった。なお、キングジョージとバーデン大賞までは岡部が騎乗している。
 
5歳時はエドゥヴィユ賞5着、シーシック賞では1番人気に推されたが3着、[[ミラノ大賞典]]5着、ゴントービロン賞4着、[[フォワ賞]]2着、コンセイユドパリ賞4着。[[凱旋門賞]]にも出走したが、[[ダンシングブレーヴ]]の14着に終わっている。
 
6歳時はエドモンブラン賞4着、アルクール賞8着、[[ガネー賞]]7着に終わり、このガネー賞を最後にシリウスシンボリは帰国した。
 
結局、欧州では14戦したが1つも勝てなかった。
 
=== 帰国後（6歳秋 - 7歳） ===
帰国したシリウスシンボリは鞍上を加藤に戻して[[毎日王冠]]で復帰したが8着、[[天皇賞|天皇賞（秋）]]では勝った[[ニッポーテイオー]]から1.7秒も離された9着に終わった。
 
翌年も現役を続行し、夏の[[函館競馬場|函館]]開催から復帰したが、オープン特別の[[青函トンネル]]開通記念2着を経て出走した[[函館記念]]ではレコード勝ちした[[サッカーボーイ]]から1.4秒離された4着に終わった。
続く毎日王冠では、ゲート入り前に[[レジェンドテイオー]]と[[ダイナアクトレス]]を蹴り、レジェンドテイオーを発走除外に追い込む事件を起こし、{{要出典|範囲=レース後に厩務員同士が喧嘩する事態にまで発展した|date=2024年1月}}。ただし、このレースでは[[オグリキャップ]]の2着と好走した。そして、天皇賞（秋）で7着に終わった後に骨折が判明し、現役を引退した。
== 競走成績 ==
以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref>{{Cite web|和書|title=シリウスシンボリの競走成績 {{!}} 競走馬データ|url=https://db.netkeiba.com/horse/result/1982103448/|language=ja|accessdate=2021-12-10}}</ref>(国内競走)及び[[日本調教馬の日本国外への遠征]](国外競走)の情報に基づく。
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;"
! 競走日 !! nowrap| 競馬場 !! 競走名 !! 格 !! 距離（馬場） !! 頭<br />数 !! 枠<br />番 !! 馬<br />番 !! オッズ<br />（人気） !! 着順 !! タイム !! 着差 !! 騎手 !! 斤量<br />[kg] !! 1着馬（2着馬）
|-
| [[1984年|1984.]][[9月16日|{{0}}9.16]]
| [[中山競馬場|中山]]
| [[新馬|3歳新馬]]
|
| 芝1600m（稍）
| 9
| 8
| 8
| {{0|00}}7.4（2人）
| {{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:37.1
| -0.2
| {{0}}[[加藤和宏 (JRA)|加藤和宏]]
| 53
| (タカノミノブ)
|-
| {{0|00.}}[[9月19日|{{000}}9.29]]
| 中山
| [[中央競馬のオープン特別競走#芙蓉ステークス|芙蓉特別]]
| OP
| 芝1600m（良）
| 10
| 3
| 3
| {{0|00}}3.4（1人）
| 10着
|
|
| {{0}}加藤和宏
| 52
| ビンゴチムール
|-
| {{0|00.}}[[10月27日|{{00}}10.27]]
| [[東京競馬場|東京]]
| [[いちょう特別 (曖昧さ回避)|いちょう特別]]
| OP
| 芝1600m（良）
| 9
| 6
| 6
| {{0|00}}2.1（2人）
| {{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:34.8
| {{0|-}}0.0
| {{0}}加藤和宏
| 52
| ロードキルター
|-
| {{0|00.}}[[11月18日|{{00}}11.18]]
| 東京
| 府中3歳S
| OP
| 芝1800m（稍）
| 7
| 4
| 4
| {{0|00}}1.6（1人）
| {{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:50.1
| -0.1
| {{0}}加藤和宏
| 53
| (サクライチモンジ)
|-
| [[1985年|1985.]][[3月30日|{{0}}3.30]]
| 中山
| [[若葉ステークス|若葉賞]]
| OP
| 芝2200m（重）
| 8
| 6
| 6
| {{0|00}}1.5（1人）
| {{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}2:16.2
| -0.3
| {{0}}[[岡部幸雄]]
| 55
| (マロンクシェット)
|-
| {{0|00.}}[[5月26日|{{000}}5.26]]
| 東京
| [[東京優駿]]
| GI
| 芝2400m（重）
| 26
| 6
| 16
| {{0|00}}5.5（1人）
| {{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}2:31.0
| -0.5
| {{0}}加藤和宏
| 57
| ([[スダホーク]])
|-
| {{0|00.}}[[7月27日|{{000}}7.27]]
| [[アスコット競馬場|アスコット]]
| [[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス|KGVI&QES]]
| GI
| 芝2400m（良）
| 12
|
|
|
| 8着
| {{0|R}}2:27.6
|
| {{0}}岡部幸雄
| 54.5
| ペトスキー
|-
| {{0|00.}}[[9月1日|{{000}}9.{{0}}1]]
| [[バーデンバーデン競馬場|バーデンバーデン]]
| [[バーデン大賞|バーデン大賞典]]
| GI
| 芝2400m（不）
| 7
|
|
|
| 4着
| {{0|R}}2:37.8
|
| {{0}}岡部幸雄
| 55
| ゴールドアンドアイボリー
|-
| {{0|00.}}[[9月15日|{{000}}9.15]]
| [[パリロンシャン競馬場|ロンシャン]]
| プランスドランジュ賞
|
| 芝2000m（重）
| 6
|
|
|
| 6着
| {{0|R}}2:12.0
|
| A.レグリ
| 58
| ロミルドカリエロ
|-
| {{0|00.}}[[10月27日|{{00}}10.27]]
| ロンシャン
| [[ロイヤルオーク賞]]
| GI
| 芝3100m（良）
| 12
|
|
|
| {{color|green|3着}}
| {{0|R}}3:22.7
|
| G.モス
| 56
| メルセイ
|-
| [[1986年|1986.]][[4月20日|{{0}}4.20]]
| ロンシャン
| エドウビル賞
| GIII
| 芝2400m（不）
| 6
|
| 1
|
| 5着
| {{0|R}}2:57.6
|
| G.モス
| 58
| ベビーターク
|-
| {{0|00.}}[[5月6日|{{000}}5.{{0}}6]]
| ロンシャン
| シーシック賞
|
| 芝2000m（稍）
| 5
|
| 1
|
| {{color|green|3着}}
| {{0|R}}2:17.1
|
| G.モス
| 55
| ティルト
|-
| {{0|00.}}[[6月8日|{{000}}6.{{0}}8]]
| [[サンシーロ競馬場|サンシーロ]]
| [[ミラノ大賞典]]
| GI
| 芝2400m（稍）
| 9
|
| 1
|
| 5着
| {{0|R}}2:29.3
|
| G.モス
| 60
| トミーウェイ
|-
| {{0|00.}}[[8月16日|{{000}}8.16]]
| ロンシャン
| ゴントー・ビロン賞
| GIII
| 芝2000m（良）
| 10
|
| 1
|
| 4着
| {{0|R}}2:06.5
|
| A.レグリ
| 54.5
| オーバーザオーシャン
|-
| {{0|00.}}[[9月14日|{{000}}9.14]]
| ロンシャン
| [[フォワ賞]]
| GIII
| 芝2400m（稍）
| 6
|
| 1
|
| {{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}2:38.7
|
| M.フィリッペロン
| 56
| メルセイ
|-
| {{0|00.}}[[10月5日|{{00}}10.{{0}}5]]
| ロンシャン
| [[凱旋門賞]]
| GI
| 芝2400m（良）
| 15
|
| 1
|
| 14着
| {{0|R}}2:27.7
|
| M.フィリッペロン
| 59
| [[ダンシングブレーヴ]]
|-
| {{0|00.}}[[10月19日|{{00}}10.19]]
| ロンシャン
| コンセイユ・ド・パリ賞
| GII
| 芝2400m（稍）
| 10
|
| 1
|
| 4着
| {{0|R}}2:35.1
|
| M.フィリッペロン
| 57
| アルタイアン
|-
| [[1987年|1987.]][[3月28日|{{0}}3.28]]
| [[サンクルー競馬場|サンクルー]]
| エドモンブラン賞
| GIII
| 芝1600m（不）
| 11
|
| 1
|
| 4着
| {{0|R}}1:53.7
|
| M.フィリッペロン
| 56
| ハイエストオナー
|-
| {{0|00.}}[[4月12日|{{000}}4.12]]
| ロンシャン
| [[ダルクール賞]]
| GII
| 芝2000m（稍）
| 13
|
| 1
|
| 8着
| {{0|R}}2:08.1
|
| M.フィリッペロン
| 56
| グランパブラ
|-
| {{0|00.}}[[5月5日|{{000}}5.{{0}}2]]
| ロンシャン
| [[ガネー賞]]
| GI
| 芝2100m（良）
| 10
|
| 1
|
| 7着
| {{0|R}}2:15.1
|
| M.フィリッペロン
| 58
| トリプティク
|-
| {{0|00.}}[[10月11日|{{00}}10.11]]
| 東京
| [[毎日王冠]]
| GII
| 芝1800m（良）
| 12
| 1
| 1
| {{0|00}}6.0（3人）
| 8着
| {{0|R}}1:47.0
| {{0}}0.9
| {{0}}加藤和宏
| 59
| ダイナアクトレス
|-
| {{0|00.}}[[11月1日|{{00}}11.{{0}}1]]
| 東京
| [[天皇賞・秋]]
| GI
| 芝2000m（重）
| 14
| 4
| 5
| {{0|00}}7.5（5人）
| 9着
| {{0|R}}2:01.4
| {{0|-}}1.7
| {{0}}加藤和宏
| 58
| ニッポーテイオー
|-
| [[1988年|1988.]][[8月7日|{{0}}8.{{0}}7]]
| [[函館競馬場|函館]]
| 青函トンネル開通記念
|
| 芝1800m（良）
| 8
| 3
| 3
| {{0|00}}4.9（3人）
| {{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:46.3
| {{0|-}}0.3
| {{0}}加藤和宏
| 58
| ボールドノースマン
|-
| {{0|00.}}[[8月21日|{{000}}8.21]]
| 函館
| [[函館記念]]
| GIII
| 芝2000m（良）
| 14
| 3
| 4
| {{0|00}}4.6（2人）
| 4着
| {{0|R}}1:59.0
| {{0|-}}1.2
| {{0}}加藤和宏
| 59
| サッカーボーイ
|-
| {{0|00.}}[[10月9日|{{00}}10.{{0}}9]]
| 東京
| 毎日王冠
| GII
| 芝1800m（稍）
| 11
| 5
| 7
| {{0|00}}11.1（4人）
| {{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:49.4
| {{0|-}}0.2
| {{0}}加藤和宏
| 59
| [[オグリキャップ]]
|-
| {{0|00.}}[[10月30日|{{00}}10.30]]
| 東京
| 天皇賞・秋
| GI
| 芝2000m（良）
| 13
| 7
| 10
| {{0|00}}14.2（5人）
| 7着
| {{0|R}}2:00.3
| {{0|-}}1.5
| {{0}}加藤和宏
| 58
| [[タマモクロス]]
|-
|}
 
== 種牡馬時代 ==
続く毎日王冠では、ゲート入り前に[[レジェンドテイオー]]と[[ダイナアクトレス]]を蹴り、レジェンドテイオーを発走除外に追い込む事件を起こし、レース後に厩務員同士が喧嘩する事態にまで発展した。ただし、このレースでは[[オグリキャップ]]の2着と好走した。
現役引退後は[[ブリーダーズ・スタリオン・ステーション]]にて[[種牡馬]]になり、[[京都4歳特別]]2着のオーシャンカレント等を送り出した<ref name="furusato">{{Cite web|和書|title=馬産地ニュース/シリウスシンボリが死亡|url=https://uma-furusato.com/news/67383.html|website=
競走馬のふるさと案内所|date=2012-04-10|accessdate=2021-09-24}}</ref>。[[1996年]]を最後に種牡馬を引退し、当時の[[種牡馬#シンジケート|シンジケート]]会の会長であった沖田正憲氏に引き取られ、[[北海道]][[日高町 (北海道)|日高町]]の沖田牧場に移り余生を過ごした<ref name="furusato"/>。[[2012年]][[4月8日]]午後10時、[[老衰]]のため30歳で死亡した<ref name="nikkan20120410"/><ref name="Sponichi20120410"/><ref name="furusato"/>。
 
== エピソード ==
そして、天皇賞（秋）で7着に終わった後に骨折が判明し、現役を引退した。
=== 転厩騒動 ===
加藤がシリウスシンボリと1985年のクラシック戦線に臨む際、同馬の馬主である[[和田共弘]]が二本柳に対し、騎手を岡部に替えるよう要求したことに端を発する騒動。シリウスシンボリは3歳時に4戦2勝の成績であったが、敗れた2戦は1位入線も斜行・進路妨害により失格、スタートの出遅れから追い込み届かず2着という内容だった。
 
和田は「加藤はシリウスに乗って一度ならず二度までもミスを犯している。降ろすのが当然だ。競馬というのは強い馬に最高のジョッキーを乗せるのが本来の姿だ。それがファンへの信頼にもつながる。いま日本で最高のジョッキーは岡部だ。だから私は岡部を乗せたい<ref name="nohira2">野平（1986）pp.216-217</ref>」と二本柳に迫り、対する二本柳は「加藤が岡部に比べて一枚も二枚も見劣るということは断じてないのだから、加藤を乗せる。デビュー前からゲート難のあったシリウスを一生懸命に矯正して一人前にした加藤の苦労はどうなるんだ」と反発した<ref name="nohira2" />。和田はシリウスを[[畠山重則]]厩舎へ転厩させるが、これが同馬の日常の世話を続けた[[厩務員]]に対しても酷薄な仕打ちであるとして、厩務員[[組合]]が和田を糾弾する事態となった<ref name="ichimaru">市丸（1992）p.112</ref>。折衝の末にシリウスは二本柳厩舎に戻り、「4歳初戦の若葉賞は岡部、日本ダービー前哨戦の[[NHK杯 (競馬)|NHK杯]]から加藤」という妥協案で合意した<ref name="nohira2" />。
== 引退後 ==
引退後は[[種牡馬]]になったが、[[京都4歳特別]]2着のオーシャンカレントや[[北斗盃]]優勝のベストファーザーが出た程度で活躍馬は出せなかった。[[1994年]]11月に[[北海道]][[日高町 (北海道)|日高町]]の沖田牧場に移り、[[1997年]]の種牡馬引退後は[[軽種馬育成調教センター]]の助成を受け、同牧場で[[功労馬]]として余生を過ごした。[[2012年]][[4月8日]]午後10時、[[老衰]]のため30歳で死亡した。
 
岡部が騎乗したシリウスは若葉賞を快勝したが、加藤で臨むはずだったNHK杯は脚部不安で回避となり、日本ダービーへは直行となった<ref name="nohira2" />。加藤はこの日本ダービーで冷静な騎乗を見せ<ref>野平（1986）pp.218-219</ref>、騒動を振り払っての優勝を果たした。競走後のインタビューでは自らの好む映画『[[ロッキー2]]』の主人公に倣い、観客の面前で妻の名を叫んだ<ref>木村（1994）p.268</ref>。和田は風邪を理由として競馬場に姿を見せず<ref name="ichimaru" />、競走後には「加藤のスパートは早すぎた」「ゴール後にガッツポーズをしたのは安全面へのプロ意識に欠ける」といったコメントを出した<ref>野平（1986）p.220</ref>。
== 血統表 ==
{{競走馬血統表|
|name = シリウスシンボリ
|ref1 = <ref name="JBIS-pedigree" />
|inf = （[[リファール系]] / Native Dancer5×4=9.38%）
|mlin = [[リファール系]]
|ref2 = <ref name="netkeiba-pedigree" />
|FN = [[13号族|13-e]]
|ref3 = <ref name="JBIS-pedigree" />
|inbr = Native Dancer 4×5
|ref4 = <ref name="JBIS-pedigree" />
|f = *[[モガミ]]<br />Mogami<br />1976 青鹿毛
|ff = [[リファール|Lyphard]]<br />1969 鹿毛
67 ⟶ 496行目:
|ffff = [[ニアークティック|Nearctic]]
|fffm = [[ナタルマ|Natalma]]
|ffm = [[グーフド|Goofed]]
|ffmf = [[コートマーシャル|Court Martial]]
|ffmm = Barra
|fm = *ノーラック<br />No Luck<br />1968 黒鹿毛
80 ⟶ 509行目:
|mf = *[[パーソロン]]<br />Partholon<br />1960 鹿毛
|mff = Milesian
|mfff = [[マイバブー|My Babu]]
|mffm = Oatflake
|mfm = Paleo
|mfmf = [[ファリス (競走馬)|Pharis]]
|mfmm = Calonice
|mm = *シレトコ<br />Shiretoko<br />1970 栗毛
91 ⟶ 520行目:
|mmm = Pochette
|mmmf = Worden
|mmmm = Diplomatic Bag [[ファミリーナンバー|F-No.13-e]]
}}
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
=== 注釈 ===
<references group="注釈" />
 
=== 出典 ===
{{Reflist|2|refs=
<ref name="JBIS-pedigree">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000147332/pedigree/ |title=血統情報：5代血統表｜シリウスシンボリ|work=JBISサーチ|publisher=公益財団法人日本軽種馬協会|accessdate=2021年9月24日}}</ref>
<ref name="netkeiba-pedigree">{{Cite web|和書|url=https://db.netkeiba.com/horse/ped/1982103448/ |title=シリウスシンボリの血統表 <nowiki>|</nowiki> 競走馬データ|publisher=netkeiba.com|accessdate=2021年9月24日}}</ref>
}}
 
== 参考文献 ==
*{{Cite |和書 | author = [[野平祐二]]、芹沢邦雄 | title = 名騎手たちの秘密 - 野平祐二の実戦的騎乗論 | date = 1986 | publisher = [[中央競馬ピーアール・センター]] | isbn = 4924426172 }}
*{{Cite |和書 | author = [[市丸博司]] | title = サラブレッド怪物伝説 | date = 1994 | publisher = [[廣済堂出版]] | isbn = 4331652025 }}
*{{Cite |和書 | author = 木村幸治 | title = 馬の王、騎手の詩 | date = 1994 | publisher = [[宝島社]] | isbn = 4796608729 }}
 
== 外部リンク ==
* {{競走馬成績|netkeiba=1982103448|yahoo=1982103448|jbis=0000147332|racingpost=}}
* {{競走馬のふるさと案内所|0000147332|シリウスシンボリ}}
* {{Meiba.jp|1205|シリウスシンボリ}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}
 
{{東京優駿勝ち馬}}
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