「Proxmox VE (仮想化プラットフォーム)」の版間の差分

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{{Infobox Software
| 名称 = Proxmox VE
| 説明 = オープンソース 仮想化 プラットフォーム
| 開発者 = [http://www.proxmox.com/ Proxmox Server Solutions GmbH]
| 最新版 = {{wikidata|property|preferred|references|edit|Q344376|P348|P548=Q2804309}}
| 最新版 = 7.2
| 最新版発表日 = {{release datewikidata|2022qualifier|05Q344376|04P348|P577}}
| 最新評価版 =
| 最新評価版発表日 =
| Linux系統 = \ [[debian]]<br />&nbsp; \ Proxmox VE
| アーキテクチャ = X86-64 bit [[AMD 仮想化|AMD-V]]
あるいは [[Intel 仮想化テクノロジー|IVT]]
| ライセンス = AGPLv3 (オープンソース)|言語 : 英語、ドイツ語、フランス語、日本語
| 公式サイト = [http://pve.proxmox.com pve.proxmox.com]
}}
 
'''Proxmox VE''' (Proxmox Virtual Environment, PVE)は[[Debian]]ベースの[[オープンソース|Open-Source]]-[[仮想化]]プラットフォームの操作と管理のためのWebインターフェースを持つ[[仮想アプライアンス]]である。基本的には仮想化に特化した[[Linuxディストリビューション]]であるが、それであることを見せずに集中管理環境として使用するシステムとして提供されることに特徴がある。また、管理にWebインターフェースを使用していることからCitrix XenやVMware ESXiの環境に似ている。Proxmox VEのバージョン2.2で、Linuxの2.6.32に基づいて動作する[[Kernel-based Virtual Machine|KVM]]ベースのゲストとLinuxをベースのコンテナ[[OpenVZ]]の両方をサポートしていたが、OpenVZのサポートはProxmox VEのバージョン3.4で終了することがアナウンス<ref>{{Cite web |title=OpenVZ - Proxmox VE |url=https://pve.proxmox.com/wiki/OpenVZ |website=pve.proxmox.com |access-date=2022-12-01}}</ref>され、代わりに[[LXC]]が利用できる<ref>{{Cite web |title=Linux Container - Proxmox VE |url=https://pve.proxmox.com/wiki/Linux_Container |website=pve.proxmox.com |access-date=2022-12-01}}</ref>。ブータブルCD-ROMを使用して、PC(X86-64 bit [[AMD x86仮想化機構#AMD-V|AMD-V]]もしくは[[インテル バーチャライゼーション・テクノロジー|Intel VT]]装備)にインストールできる。Proxmox VEはProxmoxサーバソリューション社(ウィーン、AT)が開発<ref>[http://www.proxmox.com/ Proxmox Server Solutions GmbH (Wien, AT)]</ref>。
 
== ハイパーバイザー ==
 
=== KVM ===
[[完全仮想化]](: KVM(Kernel-based Virtual Machine)は、仮想化機構(Intel VTかAMD-V CPUを必要とする)
備えたx86ハードウエアで実現できる完全仮想化のソリューションである。各々の仮想マシンはネットワークカード、ディスク、グラフィックアダプター、その他の専用の仮想化ハードウエアを持つ。KVMはXENに似ているが、KVM はLinuxの一部であり、Linux標準のスケジューラとメモリ管理を利用する。
KVM( Kernel-based Virtual Machine)は仮想化機構(Intel VTかAMD-V CPU を必要とする)を
また、KVMはWindows 2000, Windows XP, Windows Vista, Windows Server 2003, Windows Server 2008のような Windows オペレーティングシステムを含むOSに適合している。
備えたx86ハードウエアで実現できる、完全仮想化のソリューションである。各々の仮想マシンはネットワークカード、ディスク、グラフィックアダプター、その他の専用の仮想化ハードウエアを持つ。KVMはXENに似ているが、KVM はLinuxの一部であり、Linux標準のスケジューラとメモリ管理を利用する。
KVMはWindows 2000, Windows XP, Windows Vista, Windows Server 2003 や Windows Server 2008のような Windows オペレーティングシステムを含むOSに適合している。
詳細は[[Kernel-based_Virtual_Machine|KVM]]を参照。
 
KVM準仮想化: KVMはI/O のパフォーマンスを向上させるための準仮想化をサポートしている
準仮想化( KVM )
KVM はI/O のパフォーマンスを向上させるための準仮想化をサポート。
詳細は[[Kernel-based_Virtual_Machine|KVM]] を参照。
 
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PVE は Debian ベースなので[[GNOME]]や[[KDE]]などを導入して、ワークステーションにもできる。このようにして、ハイパーバイザーと管理サーバーを兼用してエコシステムを構築可能。
 
また、PVE は[[Computer Cluster |クラスタリング]]機能も持っていて、複数のハイパーバイザーのクラスター構成もでき、[[Distributed Replicated Block Device|DRBD]] を構成することも可能。
 
== 安全性 ==
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== 最近のバージョンアップ ==
=== Proxmox VE 4.0 ===
  Debian version 8.2 のベースに更新<br />
  bash補完のサポート<br />
  IPv6のサポート<br />
  LXCのサポート(OpenVZの廃止)<br />
  細かい改良<br />
  バグフィックス
 
=== Proxmox VE 3.4 ===
  Debian version 7.8 のベースに更新<br />