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== 「作品」 ==
現在「[[ナイト#作品|作品]]」の節にリストアップされている作品の中には、[[騎士]]の記事に移した方が適切な作品がいくつか見受けられるように思います。--[[特別:投稿記録/2407:C800:6F11:101:1FF5:1F05:A4DD:1EA8|2407:C800:6F11:101:1FF5:1F05:A4DD:1EA8]] 2023年3月26日 (日) 05:54 (UTC)
 
== 国際法 ==
 
「[[国際法|現代国際法]]は、貴族称号またはナイトを授与する主体(''{{lang-la-short|fons honorum}}'')は[[主権]]を有する必要があると定めており、ナイトの授与を行えるのは[[国家|主権国家]]、[[教皇|ローマ教皇]]、[[君主]]に限られる{{refnest|{{Cite journal|title=The principles of international law governing the Sovereign authority for the creation and administration of Orders of Chivalry|url=https://eds.s.ebscohost.com/eds/detail/detail?vid=1&sid=3a85b289-633f-4269-a946-529918bfe2ef@redis&bdata=JnNpdGU9ZWRzLWxpdmUmc2NvcGU9c2l0ZQ==#AN=edsoai.ocn704873776&db=edsoai|publisher=Genealogical Society of Ireland|language=en|database= OAIster®|id=edsoai.ocn704873776|oclc=704874347}}<ref name=":0">{{Cite journal|first=Noel |last=Cox|year=2009|title=The principles of international law governing the Sovereign authority for the creation and administration of Orders of Chivalry |journal=Essays Presented to Liam Mac Alasdair, FGSI|volume=|page=15-25|language=en}}</ref>原典はRory Stanley (ed.) ''Féil-Scríbhinn Liam Mhic Alasdair'' の章。}}。」という記述が追加されていますが、削除させていただきました。
 
私の知る限り、現代国際法(公法)にはそのような原則(慣習法や実定法、あるいはソフトローを含めても)はありません。
 
この記述を復活される方にお願いしたいのですが、fons honorumについて、確立した国際法の原則があるのでしたら、その法源をお示しいただきたいです。
 
大昔(中世)には、fons honorumを有するのは教会(教会)なのか、あるいは帝国(皇帝)なのか、民間にもその権限があるのかという論争がありました。13世紀以降徐々に国家がそれを独占する傾向に向かったようですが、現在にいたるまで、それは国際法として確立していません。
 
いまでも、教会による叙勲や叙任と並行して、国家もそれを行っていますが、これは、それぞれ内部で自律的に規律されていて、国際法上の秩序に基づくものではありません。
 
たとえばフランスやドイツなど貴族制を廃止した国をみるとわかると思いますが、貴族の称号ないし地位の世襲が国家や教会の関与なくいまだに行われ、フランスであればそれを民間団体がそれを登録し、ドイツにおいてはパスポートや身分を公証する文書の名前に爵位や貴族の称号が併記されるということが現在も行われています。他方、隣国オーストリアでは憲法でそのような氏名の使用が禁止されています。少なくとも欧州においては、貴族の称号というのは、それぞれの地域・法域における個人の権利(氏名権)の一部ととらえる傾向があるようで、国際公法で規律するということにはなっていません。(国際私法に関する欧州司法裁判所の裁判例で、オーストリア人がドイツで貴族と結婚し、ドイツで貴族の称号を含む氏(surname)に変更したところ、本国オーストラリアでその氏の変更の登録を拒否されたという事件があります。([https://curia.europa.eu/juris/liste.jsf?num=C-208/09 <nowiki>Case C-208/09 Sayn-Wittgenstein [2010] ECR I-13693</nowiki>])
 
また、カトリック教会内部についても、ナイトの称号は教皇庁や教皇の関与なく、修道会や信徒の組織が独自に与えることが行われることがあります。換言すると、とくにヨーロッパにおいては、貴族の称号というのは(国際法秩序とは無縁な)地域の慣習として存在しており、国家や教会の存在を抜きに現在でも存続しています。
 
--[[利用者:Hijiri|ひじり]]([[利用者‐会話:Hijiri|会話]]) 2024年3月29日 (金) 02:37 (UTC)
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