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{{出典の明記|date=2019-12-04}}
[[Image:Bjornoya map.png|right|thumb|220px|ビュルネイ島の位置]]
[[Image:Uria lomvia 2.jpg|right|thumb|220px|ビュルネイ島の断崖]]
'''ビュルネイ島''' ((ビュルネイとう、{{lang|no|Bjørnøya}})、または英名で'''ベア島''' ((ベアとう、{{lang|en|Bear Island}}) とは[[北極圏]]の[[バレンツ海]]にある[[ノルウェー]]領の[[島]]である。ノルウェー本土と[[スヴァールバル諸島]]とのおおよそ中間地点に浮かぶ位置し、面積178km²、ノルウェー領の[[島]]{{sup|2}}である。
 
== 歴史 ==
[[1596年]]6月10日に[[オランダ人]]航海士[[ウィレム・バレンツ]]によって発見された。島名は周辺海域に生息する[[ホッキョクグマ]]から名付けられた。[[1603年]][[1604年]]に[[イギリス]]の探検家[[{{仮リンク|スティーブン・ベネット]] (|en|Steven Bennet)}}(Steven Bennet)により調査され[[セイウチ]]の繁殖地として認識され始めた。[[17世紀]]前半にはセイウチやその他の[[海産物]]の狩猟基地として利用され始めた。
 
[[19世紀]]後半になると島の軍事的価値が認識され始める。[[1898年]]と[[1899年]]には[[ドイツ帝国]]の[[探検家]]{{仮リンク|テオドール・ラーナー|en|Theodor Lerner}}が島を訪れ領有権を主張。それに対抗し[[ロシア帝国]]の[[海軍]]は1899年[[7月21日]]に島に旗を掲げた。しかし、両国とも島の[[実効支配]]にはいたらなかった。
 
[[1915年]]にノルウェーによって正式に併合され、スヴァールバル諸島の管轄となる。[[1918年]]から[[1932年]]までは島の[[炭鉱]]を経営していた企業Bjørnøen ASの私有地であった。[[1919年]]には北部にノルウェーの[[ラジオ局]](のちの[[気象台|測候所]])が北部のHerwighamnaに建てられた。[[2002年]]には測候所周辺を除く島全体(7[[海里]]沖合まで)が自然保護区となった。[[2008年]]には保護区を島の12海里沖合まで広げた
 
== 地理 ==
スピッツベルゲン島の南235km、ノルウェーの北397kmに位置する。[[ビュルネイバンク]]上に位置し近海は遠浅の海となっている。面積178km<sup>2</sup>。最高点は南東海岸の{{仮リンク|ミザリー山 (|en|Miseryfjellet) }}(Miseryfjellet)の536m。南部は山がちで{{仮リンク|アンタークティック山|en|Antarcticfjellet}}(Antarcticfjellet){{仮リンク|フーグレ山|en|Fuglefjellet}}(Fuglefjellet){{仮リンク|アルフレッド山|en|Alfredfjellet}}(Alfredfjellet)といった山がある。北部は概して平地であり総面積19km<sup>2</sup>のいくつかの[[淡水湖]]が存在している。島の海岸線は概ね[[海食崖]]であり、接岸が困難となっている。
 
人口は9人。主な停泊地にHerwighamnaなどがある。[[20世紀]]初頭には[[石炭]]採掘などのため民間人が住んでいたが、現在は測候所で働く[[スタッフ]]がいるだけである。
 
== 動植物 ==
ホッキョクグマや[[ホッキョクギツネ]]など野生動物が生息しているが、ホッキョクグマやセイウチは捕獲されほとんどいなくなってしまった。[[オオハシウミガラス]]、[[ミツユビカモメ]]などの[[海鳥]]も島に生息しており、南部には[[北半球]]で最大級の海鳥のコロニーがある。[[コザクラバシガン]]、[[カオジロガン]]、[[コクガン|シロハラネズミガン]]などの[[渡り鳥]]も休憩や採餌のために渡来することがある。周辺の海域は[[タラ]]、[[コダラ]]、[[カラスガレイ]]などの24種の魚類の生息場で、[[北極海]]域の[[クジラ]]と[[アザラシ]]も見られる。[[2002年]]に自然保護区に指定され、2010年に[[ラムサール条約]]登録地となっ<ref>{{Cite web |title=Bear Island {{!}} Ramsar Sites Information Service |url=https://rsis.ramsar.org/ris/1966 |website=rsis.ramsar.org |access-date=2023-04-14 |date=2017-11-15}}</ref>
 
[[植物]]に関しては、[[蘚類]]と[[{{仮リンク|トモシリソウ]]|en|Cochlearia officinalis}}が大半で、[[樹木]]はない。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
{{coord|74|31|N|19|01|E|type:isle|display=title}}
{{North-europe-stub|ひゆるねいとう}}
 
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:ひゆるねいとう}}
[[Category:スヴァールバル諸島]]
[[Category:ノルウェーの島]]
[[Category:ノルウェーのラムサール条約登録地]]
[[Category:北極の島]]
[[Category:バレンツ海]]
{{link FA|sv}}