「松山ホステス殺害事件」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
タグ: 取り消し |
m Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加 |
||
(21人の利用者による、間の23版が非表示) | |||
1行目:
{{出典の明記|date=2014年8月5日 (火) 01:21 (UTC)}}
{{参照方法|date=2014年8月5日 (火) 01:21 (UTC)}}
'''松山ホステス殺害事件'''(まつやまホステスさつがいじけん)は、[[1982年]]8月に[[愛媛県]][[松山市]]で発生した[[福田和子]]による[[殺人事件]]である。
== 概要 ==
1982年[[8月19日]]に[[愛媛県]][[松山市]]の[[マンション]]で[[ホステス]](当時31歳)が元同僚のホステスであった[[福田和子]](当時34歳)に殺害され<ref>{{Cite web|和書|url=https://wjn.jp/sp/article/detail/3914583/|title=福田和子~松山ホステス殺害事件|publisher=週刊実話|date=2019-05-11|accessdate=2020-07-28}}</ref>、福田和子とその夫がマンションから家財道具を運び去って[[逃亡]]。家財一式が奪われたうえに、女性の[[遺体]]が松山市内の山中に遺棄された[[強盗殺人]]及び[[死体遺棄]]事件である。
福田和子と夫が松山に向かったのは、[[被害者]]の女性とは別の知人と会うためだったが知人は不在であった。
この事件で注目されたのが、[[犯人]]の福田和子が[[整形手術]]を受けたうえで当時の[[殺人罪 (日本)|強盗殺人罪]]の[[公訴時効]]である15年(延長を経て、現在は無期限)直前まで[[逮捕]]されず逃亡したことであり、[[マスメディア|マスコミ]][[報道]]を見た市民による通報で逮捕されるとの劇的な幕切れを迎えたことであった。
事件当時、和子には夫と4人の子がいた。
殺害後、夫は和子に[[自首]]を勧めたが和子はこれを拒み、
犯行4日後、和子は[[松山駅 (愛媛県)|松山駅]]から[[いしづち (列車)#予讃線優等列車沿革|急行列車]]と[[宇高連絡船]]で[[本州]]に逃亡、15年にも及ぶ当て所ない逃亡生活を始める。当初の逃走資金は60万円ほどであった。夫は[[死体遺棄]]の[[共犯]]で逮捕され、有罪判決を受けた。
和子は早速、金沢市内で求職するも34歳という年齢から[[飲食店]]関係に採用されなかったが、不採用であったスナックに飲みに行き情の深い経営者に採用された。採用2日後、整形手術を受けるため上京した後、店に戻り、そこで
3年後、[[指名手配]]書が全国に貼られ、和菓子屋の家族も和子の素性を疑い始め通報、店の知人の通夜の手伝い中に[[金沢中警察署]]員が斎場に急行したが、それを察知した和子は[[自転車]]で逃走し、[[名古屋市]]に向かう。市内の[[ラブホテル]]で住み込みの客室係として採用される。しかし、たまたま名古屋市の[[緑警察署 (愛知県)|緑警察署]]に[[運転免許証]]の更新に行った同僚が指名手配写真を見て、和子に自首を勧めたため逃亡、市内の別のラブホテルの[[面接]]を受けたが、その際
公訴時効まで
公訴時効直前の大々的な[[テレビ]]の特別番組が、和子が行きつけにしていた福井市内の[[おでん]]屋の常連客の目に留まり、店に立ち寄った和子の指紋のついた[[ビール]]瓶とグラスと[[マラカス]]が回収され、その後店を出たところで[[逮捕]]された。身柄は[[福井駅 (福井県)|福井駅]]から[[岡山駅]]まで鉄道、岡山駅からは自動車で松山東警察署に移送された。▼
▲公訴時効直前の大々的な[[テレビ]]の特別番組が、和子が行きつけにしていた福井市内の[[おでん]]屋の常連客の目に留まり、店に立ち寄った和子の指紋のついた[[ビール]]瓶が回収され、その後店を出たところで[[逮捕]]された。身柄は[[福井駅 (福井県)|福井駅]]から[[岡山駅]]まで鉄道、岡山駅からは自動車で松山東警察署に移送された。
== 関連書籍 ==
54 ⟶ 44行目:
: 演出 - 福本義人
* 実録ドラマスペシャル 女の犯罪ミステリー 『[[福田和子 整形逃亡15年]]』 ([[テレビ朝日]]・[[東映]]制作、[[2016年]]3月16日放送)
: 雑誌社の新人記者の夏希は、編集長の勝矢に命じられ、30年以上前に起きた松山ホステス殺害事件の犯人・福田和子を取材する事になり、その足跡をたどる旅へ出る。
: 出演者 - [[寺島しのぶ]](福田和子)、[[松岡茉優]](如月夏希)、[[安田顕]](勝矢真司)、[[滝藤賢一]]、[[キムラ緑子]]、[[中村倫也 (俳優)|中村倫也]]、[[眞島秀和]]、[[杉本哲太]]、[[木村佳乃]]、[[芦川よしみ]]、[[比留間由哲]]、[[石住昭彦]]、[[萬雅之]]、[[三谷昌登]]、[[兵頭有紀]]、[[松島紫代]]、[[谷口高史]]ほか
=== 映画 ===
*『kamome/[[カモメ]]』(監督
*『[[顔 (2000年の映画)|顔]]』([[2000年]]、[[松竹]]、監督
: 福田和子の事件にヒントを得ている。
=== 小説 ===
81 ⟶ 67行目:
== 関連事件 ==
* [[松山刑務所事件]] - 福田和子が服役中に被害者となった事件。服役中の暴力団員が看守を買収、暴力団員や看守が女性囚人に性的暴行などを行った。福田が自首せず逃亡を決意した遠因とされる。
* [[西口彰事件]] - 殺人容疑で指名手配され、逃亡先で殺人を繰り返した。
* [[品川同性愛者殺害事件]] - 被疑者の女が逃亡中に11の偽名を使って4人の男性を手玉にとって生計を立てたと言われ「第2の福田和子」と呼ばれた。
* [[リンゼイ・アン・ホーカー
== 関連項目 ==
92 ⟶ 79行目:
* [[指名手配]]
* [[捜査特別報奨金制度]]
== 外部リンク ==
* {{YouTube|Yds-sFveZ9k|【現場から、】平成の記憶、初の懸賞金 7つの顔を持つ女}}
{{Crime-stub}}
|