「川岸駅」の版間の差分

|文字色 =

|画像 = JR Chuo-Main-Line Kawagishi Station building 2023.jpg

|pxl = 300px300

|画像説明 = 駅舎（2021（2023年712月）

|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=1415|frame-width=300|type=point|marker=rail|coord={{coord|36|1|58.79|N|138|1|19.55|E}}}}

|統計年度 = [[2011年]]

'''川岸駅'''（かわぎしえき）は、[[長野県]][[岡谷市]][[川岸東]]にある、[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）[[中央本線]]の[[鉄道駅|駅]]である<ref name="nagano-zeneki"/>。

[[みどり湖辰野駅|みどり湖]]経由の短絡線ができてからはを終点とする、列車の大半が[[東海旅客鉄道]]（JR東海）が管轄するの[[飯田線]]も乗り入れており、列車の大半が同線からの乗り入れ列車である。

* [[1923年]]（[[大正]]12年）[[10月28日]]：[[鉄道省]]中央本線の新駅として開業新設<ref name="nagano-zeneki"/>。[[旅客及び]]・[[貨物の]]取扱を開始<ref name="停車場">{{Cite book|和書|authoreditor=石野哲（編）|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 ⅡII|publisher=[[JTB]]|yeardate=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|page=192}}</ref>。

* [[1949年]]（[[昭和]]24年）[[6月1日]]：[[日本国有鉄道]]に移管<ref>[[#sone05|歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号]]、25頁</ref>。

* [[1963年]]（[[昭和]]38年）[[2月21日]]：貨物の取扱を廃止{{R|停車場}}。

* [[1987年]]（昭和62年）[[4月1日]]：[[国鉄分割民営化]]により伴い、JR東日本旅客鉄道の駅となる<ref>[[#sone05|歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号]]、27頁</ref>。

* [[2005年]]（[[平成]]17年）[[10月3日]]：簡易型自動券売機を設置。

* [[2014年]]（平成26年）4月1日：[[大都市近郊区間 (JR)#東京近郊区間|東京近郊区間]]に編入される<ref>{{Cite press release|和書|url=https://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200214164402/https://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf|format=PDF|language=日本語|title=Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます|publisher=東日本旅客鉄道|date=2013-11-29|accessdate=2020-03-24|archivedate=2019-02-14}}</ref>。

* [[2019年]]（[[令和]]元年）[[9月12日]]：[[自動券売機]]撤去、[[乗車駅証明書発行機を]]設置。

* [[2021年]]（令和3年）[[8月15日]]：[[令和3年8月の大雨|令和3年8月豪雨]]により、駅前で民家を巻き込む[[土石流]]が発生<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.sankei.com/article/20210815-XX4ZPFWVSVJAFAEO3J3DTTRCVM/ |title=長野土石流　被害の家族、帰省中か　２階窓落ち、泥覆われ |publisher=産経新聞 |date=2021-08-15 |accessdate=2021-08-12}}</ref>。駅構内にも水や土砂が流れ込み終日運休となった<ref>{{Cite web |和書|url=https://raillab.jp/news/article/25420 |title=JR中央本線川岸駅付近で土砂崩れ 長野県内の多くの路線で終日運転見合わせ |publisher=レイルラボ |date=2021-08-15 |accessdate=2021-08-12}}</ref>。

[[島式ホーム]]1面2線を有する[[地上駅]]<ref name="nagano-zeneki"/>。駅舎とホームは[[跨線橋]]で連絡している。跨線橋やホームの上屋など等の柱の部分には、古いレールが利用されている。建替え前は開業当初からの[[木造駅舎があり]]で、待合室部分をそのまま使用しているた。

[[岡谷駅]]管理の[[無人駅]]で、出札口や荷物窓口だった部分は板打ちされていある。[[無人駅#乗車駅証明書発行機|乗車駅証明書発行機]]が設置されている。

|style="text-align:center;"|下り

|[[辰野駅|辰野]]方面<ref name="stations/522">{{Cite web|和書|url=https://www.jreast.co.jp/estation/stations/522.html|title=駅構内図（川岸駅）|publisher=東日本旅客鉄道|accessdate=2021-07-06}}</ref>

|style="text-align:center;"|上り

JR Chuo-Main-Line Kawagishi Station Waiting roombuilding.jpg|待合室建替え前の駅舎（2021年7月）

いずれも1日平均の乗車人数である。

駅舎は[[天竜川]]の左岸（東岸）にある。[[谷]]の底に位置し東側には[[赤石山脈|南アルプス]]の山地が川に迫っており左岸側は平地は少ない。駅前を[[長野県道14号下諏訪辰野線]]が線路に並行して通過しており、一段高い所を[[中央自動車道]]が通過している。駅前の民家や商店は鉄道や県道に沿うように細長く並んでいる。かつての川岸村役場跡地など川岸の中心となる川岸集落は駅から見て川の右岸側にあり北西に約1㎞ km離れている。現在の[[岡谷市役所]]川岸支所は村役場のあった位置より若干近くなった。また、駅北東で天竜川左岸側の鮎沢集落、南東の駒沢集落、さらに南の駒沢新田（荻山新田）集落、対岸の夏明集落なども駅の徒歩圏になる。右岸左岸共に宅地や商店で無い所の内となっており、低地が水田、少し高い所や斜面は畑になっているところが多い。

川が近いこともあり駅周辺はたびたび度々浸水する被害が出ている。土砂災害は比較的少ない地区であったとされるが、[[平成18年7月豪雨|2006年（平成18年）7月の豪雨]]では駒沢集落裏手の沢ほか他、市内各地で[[土石流]]が発生し、駒沢のものは集落を超えて中央本線の線路まで土砂が流出した<ref>[https://www.pref.nagano.lg.jp/sabo/manabu/pamphlet-dosyajirei.html 土石流が街を襲った平成18年7月豪雨長野県土砂災害の記録]. 長野県建設部砂防課. 2022年9月10日閲覧</ref><ref>[https://www.pref.nagano.lg.jp/sabo/manabu/pamphlet-dosyajirei.html 平成18年7月豪雨災害復興誌] 長野県建設部砂防課. 2022年9月10日閲覧</ref>。この災害を受けて[[砂防ダム]]が建設されたほか[[ハザードマップ]]が見直され、駅東側の一部が[[土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律|土砂災害防止法]]第6条に基づく土砂災害警戒区域に指定され、一部はさらに厳しい特別警戒区域（同法第8条）に加えられた。2021年（令和3年）[[8月]]には駅のすぐ東側の沢でも土石流が発生している。

駅の南東側の中央自動車道上に[[川岸バスストップ]]（中央道川岸バス停）があり、[[高速バス|高速路線バス]]を利用可能である<ref name="nagano-zeneki"/>。停車路線は[[中央高速バス]]の[[バスタ新宿]] - [[飯田市|飯田]]線、バスタ新宿 - [[駒ヶ根市|駒ヶ根]]線の一部の便と[[みすずハイウェイバス]]の[[長野市|長野]] - 飯田線の3系統。また、駅前停留所から岡谷市民バス（愛称：[[シルキーバス|岡谷市民バス]]）という呼ばれる[[路線バス]]が運転行されており、行先と経由地の違いから川岸線と川岸橋原線の2系統がある。両系統とも共北は岡谷駅市民病院前まで行く。南側は川岸線が県道沿いに辰野町との境まで、川岸橋原線は駅対岸の沢集落までである。

* [[岡谷市役所]]川岸支所

{{Reflist|2}}

* {{Cite journal book|和書|author=[[曽根悟]]（監修） |journaltitle=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR |editor=朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）|others=[[曽根悟]] 監修|publisher=[[朝日新聞出版]] |issue=5 中央本線|date=2009-08-09|ref=sone05}}

{{commonscat|Kawagishi Station}}

{{中央線快速・中央東線|mode=3}}